JP2003254935A - ガルバニ電池式酸素分析計 - Google Patents

ガルバニ電池式酸素分析計

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JP2003254935A
JP2003254935A JP2002060536A JP2002060536A JP2003254935A JP 2003254935 A JP2003254935 A JP 2003254935A JP 2002060536 A JP2002060536 A JP 2002060536A JP 2002060536 A JP2002060536 A JP 2002060536A JP 2003254935 A JP2003254935 A JP 2003254935A
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JP
Japan
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gas
cell
type oxygen
oxygen analyzer
galvanic cell
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Application number
JP2002060536A
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English (en)
Inventor
Takuji Ikuta
卓司 生田
Junji Kato
純治 加藤
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Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期にわたって安定して測定を行うことので
きるガルバニ電池式酸素分析計を提供すること。 【解決手段】 センサボディ2の一端にサンプルガスS
Gが供給されるセル11を備えたガルバニ電池式酸素分
析計において、前記セル11の入口および出口側に開閉
手段14,15を設け、非測定時には、不活性ガスGを
前記セル11内に導入し、当該セル11内に前記不活性
ガスGを充満させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、ガルバニ電池式
酸素分析計に関する。 【0002】 【従来の技術】例えば産業用あるいは医療用など各種の
ガス中に含まれる酸素の濃度を測定する酸素分析計の一
つに、ガルバニ電池式酸素分析計がある。図2は、前記
ガルバニ電池式酸素分析計1の要部を模式的に示す図
で、合成樹脂など適宜の材料よりなる筒状のセンサボデ
ィ2の先端に測定対象ガスである酸素のみを透過させる
隔膜(例えばフッ素樹脂などの高分子膜)3が設けられ
ている。そして、この隔膜3によってセンサボディ2内
に形成された室4にはKOH溶液よりなる電解液5が充
填されるとともに、この電解液5に浸漬されるようにし
てアノード6およびカソード7が設けられている。8は
図示していない本体側に設けられる測定回路で、リード
線9,10を介してカソード6およびアノード7と接続
されている。また、11は隔膜3を介してセンサボディ
2の先端側に設けられる流通型のセルで、一端にサンプ
ルガスSGの導入口11aが形成され、他端にサンプル
ガスSGの導出口11bが形成されている。 【0003】上記構成のガルバニ電池式酸素分析計を用
いて、ガス中の酸素を測定するには、サンプルガスSG
を導入口11aを経てセル11に供給する。サンプルガ
スSG中の酸素は、隔膜3を経て室4内に入り、カソー
ド6に達する。そして、このカソード6において、酸素
は下記(1)式に示す反応により水素イオン(OH-
に還元される。 O2 +2H2 O+4e- →4OH- ……(1) 【0004】上記反応による電流は、測定回路8によっ
て検出され、その出力は図示していない演算部に入力さ
れ、ここで適宜演算処理することにより、サンプルガス
SG中の酸素の濃度が得られる。なお、アノード7にお
いては、下記(2)式に示す反応が行われる。 Pb+2OH- →PbO+2H2 O+2e- ……(2) 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上述のように、ガルバ
ニ電池式酸素分析計においては、比較的構成が簡単であ
りながらも、サンプルガスSG中の酸素濃度を高精度に
測定することができるが、電池であるため、寿命が短い
といった欠点がある。すなわち、研究用のガルバニ電池
式酸素分析計においては、昼間使用され夜間は使用しな
いというケースが多々ある。また、ポータブルタイプの
ガルバニ電池式酸素分析計においては、現地で測定を行
い、それ以外は輸送されることが多い。前記夜間や輸送
中においては、装置全体の電源を切っていることが多
い。 【0006】しかしながら、ガルバニ電池式酸素分析計
においては、上述のように、非使用時や電源オフとなっ
ているときにおいても、大気雰囲気となるため、酸素の
存在によって起電力が発生し、したがって、非使用時や
電源オフとなっているときにもかかわらず、ガルバニ電
池の寿命が短くなっていたのである。 【0007】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、その目的は、長期にわたって安定して測定を
行うことのできるガルバニ電池式酸素分析計を提供する
ことである。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、センサボディの一端にサンプルガスが
供給されるセルを備えたガルバニ電池式酸素分析計にお
いて、前記セルの入口および出口側に開閉手段を設け、
非測定時には、不活性ガスを前記セル内に導入し、当該
セル内に前記不活性ガスを充満させるようにしている。 【0009】上記ガルバニ電池式酸素分析計において
は、非測定時または電源オフ時には、隔膜に臨むセル内
に不活性ガスが充満し酸素が存在しないので、起電力が
発生せず、ガルバニ電池が徒に消費されることがない。
したがって、ガルバニ電池式酸素分析計の寿命が長くな
る。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、この発明の詳細を、図を参
照しながら説明する。図1(A),(B),(C)は、
この発明の実施の形態を示すもので、この図において、
図2に示す符号と同じ符号は同一物であり、その詳細な
説明は省略する。この図において、12はガルバニ電池
式酸素分析計1のセル11のガス導入口11aに接続さ
れるガス導入管、13はセル11のガス導出口11bに
接続されるガス導出管で、これらのガス導入管12、ガ
ス導出管13は、詳細には図示してないが、例えばねじ
式の継手部材によってガス導入口11a、ガス導出口1
1bに対して分離自在に接続できるように構成されてい
る。 【0011】14,15はガス導入管12,13にそれ
ぞれ設けられるシャットオフ機能を有する開閉弁で、例
えば二方電磁弁よりなる。そして、ガス導入管12の開
閉弁14より上流側には、サンプルガスSGの供給路
(図示していない)が接続され、ガス導出管13の下流
側には吸引ポンプ(図示していない)が設けられ、その
下流側は、適宜のガス排気装置(図示していない)に接
続される。また、16はガス導入口11aと開閉弁14
との間の点17においてガス導入管12に接続される不
活性ガス供給管で、この不活性ガス供給管16には、開
閉弁18を介して不活性ガスボンベ19が設けられてい
る。そして、開閉弁18はシャットオフ機能を有してお
り、例えば二方電磁弁よりなる。また、不活性ガスボン
ベ19内には、例えば窒素ガスが収容されている。 【0012】なお、前記開閉弁14,15,18の開閉
は、装置全体を制御するとともに濃度演算を行う例えば
パソコン(図示していない)からの指令に基づいて、例
えばシーケンス制御されるようにしてある。 【0013】上記ガルバニ電池式酸素分析計1の作動に
ついて説明する。まず、サンプルガスSGにおける酸素
濃度を測定する場合には、図1(A)に示すように、ガ
ス導入管12およびガス導出管13における開閉弁1
4,15を開く一方、不活性ガス供給管16における開
閉弁18を閉じる。この状態において、サンプルガスS
Gをガス導入管12に供給すると、このサンプルガスS
Gは、開閉弁14、ガス導入管12およびガス導入口1
1aを経てセル11内に入り、ガス導出口11b、開閉
弁15およびガス導出管13を経て排出される。そし
て、セル11内に入ったサンプルガスSG中に含まれる
酸素は、隔膜3(図2参照)を経て室4内に入り、前記
段落番号0002,0003に記載されるようにして、
酸素濃度が測定される。 【0014】次に、ガルバニ電池式酸素分析計1による
測定が終了したときや電源がオフである非測定時におい
ては、まず、図1(B)に示すように、開閉弁14,1
5を閉じる一方、開閉弁15を開いたままで開閉弁18
を開くと、不活性ガスボンベ19からの窒素ガスGが不
活性ガス供給管16、開閉弁18、ガス導入管12およ
びガス導入口11aを経てセル11内に入る。このと
き、開閉弁14が閉じられているので、前記セル11内
に導入された窒素ガスGは、セル11内を充填する。こ
のセル11内に窒素ガスGが充満した状態においては、
ガルバニ電池式酸素分析計1の出力はゼロであるので、
前記出力がゼロになると同時に開閉弁15,18を閉
じ、図1(C)に示すような状態にする。この図1
(C)に示す状態においては、セル11内は窒素ガスG
で満たされており、また、外部から他のガスがセル11
内に侵入することがないので、隔膜3を通して酸素分子
が室4内に入ることがない。したがって、起電力が発生
することがないので、ガルバニ電池が消耗することがな
く、ガルバニ電池式酸素分析計1がそれだけ長寿命とな
る。仮に、1日8時間だけ測定を行うものとした場合、
計算上、従来においては、寿命が1年程度であったもの
が3年程度に延び、ガルバニ電池式酸素分析計1の寿命
が大幅に延びる。 【0015】なお、開閉弁14および接続点17をセル
11のガス導入口11aにできるだけ近づけるととも
に、開閉弁15をセル11のガス導入口11bにできる
だけ近づけるようにすることにより、前記セル11を窒
素ガスGで充満させる場合、窒素ガスGの使用量を少な
くすることができる。 【0016】また、上述のように、セル11内に充填さ
れる不活性ガスGとして窒素ガスを用いる場合、その窒
素ガス充填時にガルバニ電池式酸素分析計1のゼロ校正
を行うことができる。つまり、この発明によれば、ガル
バニ電池式酸素分析計1の非使用時において、余分な起
電力の発生を効果的に防止することができるとともに、
ゼロ校正をも行うことができる。 【0017】この発明は、上述の実施の形態に限られる
ものではなく、種々に変形して実施することができ、例
えば、開閉弁14,15,18の開閉操作を手動で行う
ようにしてもよく、また、コックなど他の開閉手段を用
いてもよい。 【0018】そして、起電力を生じさせない不活性ガス
としては、窒素ガス以外のものを用いてもよい。 【0019】 【発明の効果】以上説明したように、この発明におい
は、センサボディの一端にサンプルガスが供給されるセ
ルを備えたガルバニ電池式酸素分析計において、前記セ
ルの入口および出口側に開閉手段を設け、非測定時に
は、不活性ガスを前記セル内に導入し、当該セル内に前
記不活性ガスを充満させるようにしているので、非測定
時に、無用な起電力の発生を確実に防止することがで
き、ガルバニ電池が徒に消費されることがない。したが
って、ガルバニ電池式酸素分析計として長期にわたって
安定して測定を行うことのできるものが得られる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明のガルバニ電池式酸素分析計の一例を
概略的に示す図である。 【図2】ガルバニ電池式酸素分析計の要部の構成を模式
的に示す図である。 【符号の説明】 1…ガルバニ電池式酸素分析計、2…センサボディ、1
1…セル、14,15…開閉手段、SG…サンプルガ
ス、G…不活性ガス。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 センサボディの一端にサンプルガスが供
    給されるセルを備えたガルバニ電池式酸素分析計におい
    て、前記セルの入口および出口側に開閉手段を設け、非
    測定時には、不活性ガスを前記セル内に導入し、当該セ
    ル内に前記不活性ガスを充満させるようにしたことを特
    徴とするガルバニ電池式酸素分析計。
JP2002060536A 2002-03-06 2002-03-06 ガルバニ電池式酸素分析計 Pending JP2003254935A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4835436B2 (ja) * 2005-07-05 2011-12-14 株式会社Gsユアサ 電気化学式ガスセンサおよびその製造法
CN113295755A (zh) * 2021-05-18 2021-08-24 中国科学院合肥物质科学研究院 一种采样式快速原电池氧气传感器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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