JP2003254843A - 6軸力センサ - Google Patents

6軸力センサ

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JP2003254843A JP2002059447A JP2002059447A JP2003254843A JP 2003254843 A JP2003254843 A JP 2003254843A JP 2002059447 A JP2002059447 A JP 2002059447A JP 2002059447 A JP2002059447 A JP 2002059447A JP 2003254843 A JP2003254843 A JP 2003254843A
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祐輔 平林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 他軸干渉の問題を抑制し、測定可能な軸力の
レベルを飛躍的に高め、応用範囲を拡大し、実用化に寄
与する6軸力センサを提供する。 【解決手段】 半導体基板を利用して形成され、かつ少
なくとも外力を受ける作用部21およびこの作用部を支
持する支持部22を有する6軸力センサチップ11と、
当該6軸力センサチップの周囲に配置され、外力が加わ
る外力印加板34、6軸力センサチップを支持する台座
部12、外力印加板を台座部に固定する外力緩衝機構
(31,32,33)、外力伝達機構である連結ロッド
17から成る構造体を備える。外力印加板34と作用部
21が連結ロッド17で連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は6軸力センサに関
し、特に、半導体製造プロセス技術を利用して基板上に
形成される所定配置パターンの複数の歪み抵抗素子を有
し、ロボット等の力覚センサとして利用可能な6軸力セ
ンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、工作用作業機械や、ロボット等の
自動機械では、その作業上または動作上で、作業対象物
に対して力を加える作業を行ったり、外界から力の作用
を受けたりする状態が発生する。このような場合、作業
機械やロボット等では、自身に加わる外部からの力やモ
ーメントを検出して、当該力やモーメントに対応した制
御を行うことが必要となる。力やモーメントに対応する
制御を適切に行うためには、外部から加わる力とモーメ
ントを正確に検出することが必要となる。
【0003】そこで従来から力覚センサやマンマシンイ
ンタフェースとして用いられる各種の多軸力センサが提
案されている。通常、力センサは、検出方式の観点で大
別すると、力に比例した変形量を検出する弾性式力セン
サと、既知の力との釣り合わせによって力を測定する力
平衡型力センサとに分けることができる。また力センサ
は、原理的な構造として、外力に応じて弾性変形する起
歪体の部分に複数の歪み抵抗素子を設けた構造を有す
る。この構造によれば、多軸力センサの起歪体部分に外
力が加わると、起歪体部分の変形の程度に応じた電気信
号が複数の歪み抵抗素子から出力される。これらの電気
信号に基づいて起歪体部分に加わった2成分以上の力等
を検出することができる。
【0004】上記多軸力センサとしては6軸力センサが
代表的なものである。6軸力センサは上記弾性式力セン
サの一種であって、起歪体部分に複数の歪み抵抗素子を
備えている。6軸力センサは、外力を、直交座標系の3
軸(X軸、Y軸、Z軸)の各軸方向の軸応力成分(力:
Fx,Fy,Fz)と、各軸方向のトルク成分(モーメ
ント:Mx,My,Mz)に分け、6軸成分として検出
するものである。
【0005】多軸力センサの第1の従来例として特公昭
63−61609号公報(平成63年11月29日公
告)に開示される「多分力ロードセル」を挙げる。この
文献は6軸力センサを開示している。この6軸力センサ
は、三次元構造の起歪体に複数の歪みゲージを貼付した
構成を有している。歪みゲージを起歪体に貼付する構造
では、小型化が制限され、製作再現性が悪く、製品間に
バラツキが生じ、さらに繰返し衝撃のストレスおよび熱
ストレス等に起因して貼付層が剥がれる等の問題が生じ
る。
【0006】多軸力センサの第2の従来例として、さら
に特許第2746298号公報(平成10年5月6日発
行)に開示される「ニ成分以上の力検出装置」を挙げ
る。この文献に開示された多軸力センサでは、半導体製
造プロセスを利用して半導体基板の上に複数の歪み抵抗
素子を作り、起歪体部分に歪みゲージ要素を一体的に組
み付ける構成としている。これにより、上記第1の従来
の多軸力センサの問題を解消し、製作工程の精度を高
め、製作の再現性を良好にし、多軸力センサの小型化を
可能にしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記第2の従来の多軸
力センサは、直交する3軸の各々について力またはモー
メントを検出しようとするとき、基板全体が等方的に歪
むという特性を構造的に有しており、さらに基板上にお
ける複数の歪み抵抗素子の配置が不適切であり、起歪体
部分に加わる外力の各成分を精度よく分離できないとい
う不具合を有していた。6軸力センサにおいて、例えば
Fxの軸応力成分のみが生じるように外力が加えられた
ときに、Fx以外の本来的に0になる他の成分に関して
応力が発生する出力が生じると問題である。6軸力セン
サ等において、起歪体部分に加わる外力の各成分(力お
よびモーメント)を精度よく分離できないという問題は
「他軸干渉」の問題として問題視されている。他軸干渉
の問題は、6軸力センサの実用化の観点で無視すること
ができない問題である。
【0008】ここで6軸力センサの他軸干渉の問題につ
いて説明を加える。6軸力センサでは、前述の通り、X
軸、Y軸、Z軸の各について、力Fx,Fy,Fzとモ
ーメントMx,My,Mzを検出する。6軸力センサ
は、起歪体部分に設けられた歪み抵抗素子の抵抗変化を
利用しかつ外部演算部に基づき6つの信号Sig1〜Sig
6を出力する。これらの6つの出力信号Sig1〜Sig6
は、6軸成分Fx,Fy,Fz,Mx,My,Mzと、
単一の軸成分のみを外力として与えた入力に対する各信
号の大きさを(電気的変化率)を予め求めることによっ
て得られる6×6の行列要素を用いて関係付けられる。
この行列要素を求めておけば、その逆行列を算出するこ
とにより、6軸成分Fx,Fy,Fz,Mx,My,M
zを逆行列を用いて6つの出力信号Sig1〜Sig6で求
めることができる。6軸成分の各々は出力信号Sig1〜
Sig6の関数となる。6軸力センサで高精度の測定を行
うためには、6つの出力信号の各々が正確に検出される
ことが要求される。ノイズの重畳で1つの出力信号に変
動が生じると、相互関係に係る行列要素により基本的に
6軸成分のすべての測定に支障が生じる。例えば出力信
号Sig1のみにノイズが重畳した場合、それ以外の出力
信号にノイズが重畳されなくとも、6軸成分のすべてに
その影響が生じる。そこで、理想的に、出力信号Sig1
が軸成分Fxのみに反映し、出力信号Sig2が軸成分F
yのみに反映するごとく、上記の6×6の行列要素の非
対角成分が0であることが望まれる。非対角成分が0で
あると、外乱ノイズに対して改善された6軸成分を測定
することが可能となる。
【0009】そこで本発明者らは、上記の観点で従来の
上記多軸力センサの不具合を解決するために新しい構成
を有する6軸力センサを提案した(特願2002−53
34号、平成14年1月11日出願)。この6軸力セン
サは、同様に半導体製造プロセスを利用して半導体基板
上に複数の歪み抵抗素子を作り、起歪体部分に歪みゲー
ジを一体的に組み付ける構成であって、さらに全体的な
形態はその平面形状がほぼ正方形である平板状部材で形
成される。この6軸力センサでは、周囲部分が支持部と
なり、中央部分に平面形状がほぼ正方形の作用部を有
し、正方形の作用部の4つの辺の各々と周囲部の対応部
分との間はT字型連結部で連結されている。そして、上
記構成を有する平板状の6軸力センサにおいて、正方形
の作用部の各辺と、対応するT字型連結部との間の境界
部に所定数の歪み抵抗素子を設けている。この6軸力セ
ンサでは、作用部の各辺とT字型連結部との間の境界部
が最も歪みが起きる箇所になっている。上記6軸力セン
サでは、起歪体部分の形態を改良し、複数の歪み抵抗素
子の配置パターンを最適化することにより「他軸干渉」
の問題を解決している。
【0010】上記の本発明者らが提案した6軸力センサ
では、半導体基板自体が起歪体としての機能を有するの
で、半導体基板の本来的に有する強度によって測定可能
な力の範囲が制限される。実用化の観点では、かかる制
限が生じないように工夫し、その測定レンジを高めて使
用範囲を広げることが要望される。
【0011】本発明の目的は、上記課題を解決するもの
であり、他軸干渉が抑制され、測定可能な力のレベルを
飛躍的に高め、応用範囲を拡大し、実用化に寄与する6
軸力センサを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る6軸力セン
サは、上記目的を達成するために、次の通り構成され
る。
【0013】第1の本発明に係る6軸力センサ(請求項
1に対応)は、半導体基板を利用して形成され、かつ少
なくとも外力を受ける作用部およびこの作用部を支持す
る支持部を有する6軸力センサチップと、当該6軸力セ
ンサチップの周囲に配置され、外力が加わる外力印加
部、6軸力センサチップを支持する台座部、外力印加部
を台座部に固定する外力緩衝機構、外力伝達機構から成
る構造体を備えており、さらに、外力印加部と作用部が
外力伝達機構で連結されるように構成されている。
【0014】第2の本発明に係る6軸力センサ(請求項
2に対応)は、上記の第1の構成において、好ましく
は、上記6軸力センサチップは、作用部と支持部を連結
する4本の連結部と、変形が起きる部分に半導体製造プ
ロセスで作られた複数の歪み抵抗素子とを備える。
【0015】第3の本発明に係る6軸力センサ(請求項
3に対応)は、上記の各構成において、さらに好ましく
は、6軸力センサチップと台座部の間には絶縁部材が設
けられることで特徴づけられる。
【0016】
【作用】本発明に係る6軸力センサによれば、先に本発
明者らが特願2002−5334号によって提案した6
軸力センサに対して緩衝機能を有する構造体(筐体)を
付設することにより、外力を減衰させた状態でその作用
部に与えることが可能となる。その結果、半導体基板を
利用し半導体製造プロセス技術(または半導体成膜プロ
セス技術)を適用して作られた6軸力センサにおいて検
出できる力の範囲を大きくすることができ、ダイナミッ
クレンジの大きな6軸力センサを実現することができ
る。センサチップと構造体を組み合せても、本来センサ
チップの有している「他軸干渉」の少ないという特性は
保持され、さらに検出可能な力範囲が増大されるという
特性が付加される。また6軸力センサチップと台座部の
間に絶縁部材が設けられることにより、台座部からセン
サチップに対して電気的ノイズが与えられるのを防止す
ることが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を添付図面に基づいて説明する。
【0018】実施形態で説明される構成、形状、大きさ
および配置関係については本発明が理解・実施できる程
度に概略的に示したものにすぎず、また数値および各構
成要素の組成(材質)については例示にすぎない。従っ
て本発明は、以下に説明される実施形態に限定されるも
のではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範
囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができ
る。
【0019】図1は本発明に係る6軸力センサを概念的
に示した側面図である。11は6軸力センサ機能を有す
るセンサチップである。センサチップ11は半導体基板
で形成されている。センサチップ11は、後述するごと
く、外力を受ける中央部の作用部と、この作用部を支持
する支持部と、作用部と支持部を連結する連結部を有す
る。センサチップ11は台座部12の上に絶縁部材13
を介して取り付けられる。センサチップ11の支持部が
台座部12に固定されている。台座部12に対して複数
の緩衝支柱14を介して外力印加部15が取り付けられ
る。外力印加部15は板状部材であり、センサチップ1
1の上側に配置される。複数の緩衝支柱14は緩衝機構
としての機能を有する。外力印加部15とセンサチップ
11の作用部との間は絶縁部材16を介して連結ロッド
17で連結されている。なお、センサチップ11のデバ
イスが形成された表面側は絶縁性の保護膜で覆われてい
るので、絶縁部材16を省略することもできる。6軸力
センサ機能を有するセンサチップ11に対して、上記の
台座部12と複数の緩衝支柱14と外力印加部15から
成る構造体は筐体(ケース)を形成している。この筐体
は、その緩衝機構に基づいて、外力を減衰させてセンサ
チップ11の作用部に与える機能を有している。
【0020】上記の構成において、台座部12と外力印
加部15は高い強度を有する部材で作られている。未知
の外力(荷重)Fは外力印加部15に加わる。外力Fを
受けた外力印加部15は外力に応じてその位置や姿勢が
変化する。外力印加部15の位置や姿勢の変化は、台座
部12との間に設けられた緩衝支柱14の緩衝作用で制
限を受けながら生じる。外力印加部15にて生じた位置
や姿勢の変化は連結ロッド16を経由してセンサチップ
11の作用部に伝達される。センサチップ11の作用部
には緩衝支柱14で制限された力(モーメント)が加わ
る。外力印加部15に外力が入力にされたときには、緩
衝支柱14に基づく緩衝機構によって減衰された力がセ
ンサチップ11の作用部に与えられる。従って、半導体
センサ素子として作られたセンサチップ11に直接に入
力されるとセンサチップ11が破壊するような外力の場
合でも、上記筐体に基づく緩衝機構により、センサチッ
プ11の破壊を防ぐことができる。他方、センサチップ
単体では検出可能な力のレベルがその材質的な面から小
さい範囲に制限されていたものが、緩衝機構を備えた上
記筐体を付設することによって、検出可能な力の範囲を
大きくすることができる。
【0021】6軸力センサ機能を有するセンサチップ1
1における起歪体部分の歪みの減衰率は、6軸成分のそ
れぞれで異なり、さらに筐体の緩衝機構の構造に依存す
る。従って、例えば6軸力センサであるセンサチップ1
1の感度をそれぞれの成分ごとに調整したいという場合
にも、筐体の構造を調整目的に一致するように最適化す
ることにより、センサチップ11と緩衝機構を備えた筐
体とから成る6軸力センサを所望の特性に調整すること
ができる。
【0022】また上記の絶縁部材13,16は、センサ
チップ11からの出力される信号にノイズがのるを防止
するために設けられている。
【0023】次に図2と図3を参照してセンサチップ1
1の具体的構造と検出原理について説明する。図2はセ
ンサチップ11の斜視図を示し、図3はその平面図を示
す。センサチップ11は、半導体基板を利用し、半導体
製造プロセス技術(フォトリソグラフィ、レジストパタ
ーン、イオン注入、P−CVD、スパッタリング、RI
E等)を適用して形成される半導体センサ素子である。
センサチップ11の平面形状は好ましくは正方形であ
り、平板状の形態を有している。センサチップ11の平
面形状を示した図3において、センサチップ11は、中
央部に位置するほぼ正方形の形状をした作用部21と、
この作用部21を囲むような位置にある正方形リング形
状の支持部22と、作用部21と支持部22の間に位置
して四辺の各部分に対応して両者を連結するT字形状の
4つの連結部23A,23B,23C,23Dとから構
成されている。4つの連結部23A〜23Dの各々は、
T字梁となっており、橋梁部と弾性部を有する。上記の
ごとく、作用部21は連結ロッド17によって外力印加
部15に連結され、支持部22は台座部12に固定され
ている。T字形状の4つの連結部23A〜23Dの各々
は、作用部21に接続される境界部における、好ましく
は、一方の面(表面24)に3つの歪み抵抗素子(Sxa1,
Sxa2,Sxa3),(Sxb1,Sxb2,Sxb3),(Sya1,Sya2,Sya3),(Syb
1,Syb2,Syb3)が配置されている。
【0024】図2と図3では、センサチップ11に対し
て、図示される通り、直交されるX軸、Y軸、Z軸が示
されている。図2ではセンサチップ11における上、
下、右、左が便宜的に定められている。図3では横軸が
X軸、縦軸がY軸として示されている。さらに図2で
は、各軸に係る力およびモーメントが矢印と符号で示さ
れている。直交座標系の3軸(X軸、Y軸、Z軸)に関
して、X軸方向の力をFxとし、Y軸方向の力をFyと
し、Z軸方向の力をFzとし、またX軸に対して回転方
向に与えられるモーメントをMxとし、Y軸に対して回
転方向に与えられるモーメントをMyとし、Y軸に対し
て回転方向に与えられるモーメントをMzとする。
【0025】上記の6軸成分(軸力)、すなわちFx
[N],Fy[N],Fz[N],Mx[N・cm],
My[N・cm],Mz[N・cm]が単体のセンサチ
ップ11に印加された場合に、これらの6軸成分とセン
サチップ11に基づく検出信号との関係は次の通りであ
る。
【0026】6軸力センサは、実際の構成としては、上
記のセンサチップ11と、センサチップ11の12個の
歪み抵抗素子のそれぞれから得られる抵抗変化率に係る
信号を演算する外部の測定機器とから成り、6軸力セン
サ装置として構成される。外部の測定機器の演算を経て
6軸力センサから最終的に出力される信号は6つの信号
Sig1,Sig2,Sig3,Sig4,Sig5,Sig6であ
る。センサチップ11の12個の歪み抵抗素子のそれぞ
れから得られる抵抗変化率の値を、R'Sxa1,R'Sxa2,R'Sx
a3,R'Sxb1,R'Sxb2,R'Sxb3,R'Sya1,R'Sya2,R'Sya3,R'Syb
1,R'Syb2,R'Syb3と表現すると、上記の6つの信号Sig
1,Sig2,Sig3,Sig4,Sig5,Sig6は下記の
式に基づいて決められる。
【0027】
【数1】 Sig1=((R'Sya1-R'Sya3)+(R'Syb3-R'Syb1))/4 Sig2=((R'Sxa3-R'Sxa1)+(R'Sxb1-R'Sxb3))/4 Sig3=(R'Sxa2+R'Sya2+R'Sxb2+R'Syb2)/4 Sig4=(R'Sya2-R'Syb2)/2 Sig5=(R'Sxb2-R'Sxa2)/2 Sig6=((R'Sxa3-R'Sxa1)+(R'Sya3-R'Sya1)+(R'Sxb3-
R'Sxb1)+(R'Syb3-R'Syb1))/8
【0028】12個の歪み抵抗素子での各々の抵抗変化
率の変化の量に基づいて上記式に従って決まる6軸力セ
ンサの6つの出力信号Sig1,Sig2,Sig3,Sig
4,Sig5,Sig6と、センサチップ11に印加される
6つの軸力Fx,Fy,Fz,Mx,My,Mzとは、
特定成分の軸力に対する6軸力センサの出力信号を求め
て両者の関係を実験的に求めると、図4に示される行列
で関係付けられる。
【0029】図4に示される行列に基づいて逆行列計算
を行って6つの軸成分を算出すると、次式のごとくな
る。
【0030】
【数2】
【0031】上記のごとく、6軸力センサの6つの出力
信号と検出される6軸成分との関係を行列要素としてと
らえたときに、対角要素が支配的となっており、他軸干
渉の問題が発生する可能性は抑えられていることがわか
る。
【0032】ここで、図5〜図10を参照してセンサチ
ップ11の代表的な軸力(力、モーメント)と変形例に
ついて具体的に説明する。各図において(a)はセンサ
チップ11の変形状態を示す表面側の平面図を示し、
(b)はセンサチップ11の作用部21の変位または変
形の状態を示す縦断面図である。
【0033】図5では、センサチップ11の作用部21
に−FyがY軸に沿って図中上から下に向かって印加さ
れている。このため、連結部23B,23Dと作用部2
1との間の各接続部に歪みが生じ、また連結部23A,
23Cと作用部21との間の各接続部では各連結部の弾
性部に−Fyが吸収され、歪みの発生が抑制される。こ
のとき、歪み抵抗素子に関して、Sxa3とSxb1では圧縮に
よる歪みが発生して抵抗値が減少し、Sxa1とSxb3では引
っ張りによる歪みが発生して抵抗値が増加し、Sya1〜Sy
a3とSyb1〜Syb3の抵抗値の変化は極めて小さい。
【0034】図6では、センサチップ11の作用部21
にFxがX軸に沿って図中左から右に向かって印加され
ている。このため、連結部23A,23Cと作用部21
との間の各接続部に歪みが生じ、また連結部23B,2
3Dと作用部21との間の各接続部では各連結部の弾性
部にFxが吸収され、歪みの発生が抑制される。このと
き、歪み抵抗素子に関して、Sya3とSyb1では圧縮による
歪みが発生して抵抗値が減少し、Sya1とSyb3では引っ張
りによる歪みが発生して抵抗値が増加し、Sxa1〜Sxa3と
Sxb1〜Sxb3の抵抗値の変化は極めて小さい。
【0035】図7では、センサチップ11の作用部21
に−FzがZ軸(紙面に垂直)に沿って印加されてい
る。このため、連結部23A〜23Dと作用部21との
間の各接続部に歪みが生じる。このとき、すべての歪み
抵抗素子において一様な圧縮による歪みが発生して抵抗
値が減少する。
【0036】図8では、センサチップ11の作用部21
にMyがY軸の周りに矢印の向きに印加されている。こ
のため、連結部23B,23Dと作用部21との間の各
接続部に歪みが生じ、また連結部23A,23Cと作用
部21との間の各接続部では各連結部の弾性部にMyが
吸収され、歪みの発生が抑制される。このとき、歪み抵
抗素子に関して、Sxa1〜Sxa3では圧縮による歪みが発生
して抵抗値が減少し、Sxb1〜Sxb3では引っ張りによる歪
みが発生して抵抗値が増加し、Sya1〜Sya3とSyb1〜S
yb3の抵抗値の変化は極めて小さい。
【0037】図9では、センサチップ11の作用部21
にMxがX軸の周りに矢印の向きに印加されている。こ
のため、連結部23A,23Cと作用部21との間の各
接続部に歪みが生じ、また連結部23B,23Dと作用
部21との間の各接続部では各連結部の弾性部にMxが
吸収され、歪みの発生が抑制される。このとき、歪み抵
抗素子に関して、Syb1〜Syb3では圧縮による歪みが発生
して抵抗値が減少し、Sya1〜Sya3では引っ張りによる歪
みが発生して抵抗値が増加し、Sxa1〜Sxa3とSxb1〜Sxb3
の抵抗値の変化は極めて小さい。
【0038】図10では、センサチップ11の作用部2
1にMzがZ軸の周りに矢印(反時計)の向きに印加さ
れている。このため、連結部23A〜23Dと作用部2
1との間の各接続部に歪みが生じる。このとき、歪み抵
抗素子に関して、Sya1,Sxb1,Syb1,Sxa1では圧縮による
歪みが発生して抵抗値が減少し、Sya3,Sxb3,Syb3,Sxa3
では引っ張りによる歪みが発生して抵抗値が増加する。
【0039】上記のごとく6軸力センサ素子としてのセ
ンサチップ11は、他軸干渉が抑制され、ノイズに強
く、かつ検出特性の再現性に優れている。他面におい
て、上記の6つの出力信号の各々は作用部21に印加さ
れる外力に応じて歪みが大きくなると、当該歪みに比例
して大きくなり、それ或る限界値に至ると素子は破壊さ
れる。従ってセンサチップ11の作用部21に直接に外
力が印加する場合には、相対的に小さい外力でセンサチ
ップ11が破壊されることになる。そこで、以上の検出
特性を有するセンサチップ11に対して、図1に示した
前述の緩衝構造を有した筐体が付設される。センサチッ
プ11と筐体から成る6軸力センサの強度が高められ、
6軸力センサの検出可能な外力の範囲が拡大される。
【0040】次に、図11〜図13を参照して、本発明
に係る6軸力センサの第1実施形態を説明する。この実
施形態によって具体的構成が示される。図11〜図13
において図1で説明した要素と実質的に同じ要素には同
一の符号を付している。
【0041】センサチップ11は、台座部12の上に、
その支持部22が固定されることにより取り付けられて
いる。センサチップ11は台座部12の中央位置で所望
の高さに配置されている。台座部12には、その四隅に
4本の支持ロッド31が立てられ、4本の支持ロッド3
1に支持されて正方形リング形状の板状フレーム部材3
2が取り付けられる。各支持ロッド31は正方形リング
形状の板状フレーム部材32の4つの角部に固定され
る。板状フレーム部材32は例えばアルミニウム板材で
形成されている。正方形リング形状の板状フレーム部材
32の各辺に相当する部分の中間位置に中間支持ロッド
33が立てられている。4本の中間支持ロッド33によ
って外力印加板34が支持される。外力印加板34は例
えばアルミニムで形成された板材である。外力印加板3
4の中央位置とセンサチップ11の作用部21とが連結
ロッド17で連結されている。外力印加板34に加わっ
た外力は、連結ロッド17を介してセンサチップ11の
作用部21に間接的に伝達される。また外力印加板34
は、4本の支持ロッド31と板状フレーム部材32と4
本の中間支持ロッド33で形成される緩衝機構で支持さ
れている。この緩衝機構によって連結ロッド17を介し
てセンサチップ11に伝達される外力が減衰される。
【0042】図12は、センサチップ11と外力印加板
34と緩衝機構の関係を下方から見た図である。図12
では見やすくするため台座部の図示を省略している。図
13は、センサチップ11と緩衝機構の関係を上方から
見た図である。図13では外力印加板34の図示を省略
している。緩衝機構の支持ロッド31や中間支持ロッド
33は円柱状の部材である。また連結ロッド17も円柱
状の部材であり、接着材によってセンサチップ11の作
用部21と結合されている。なおセンサチップ11との
間の電気的分離を行うために、台座部12との間には絶
縁部材が介設される。
【0043】上記の構成を有する6軸力センサによれ
ば、緩衝機構を梁構造で作ったため、Fz,Mx,My
の検出感度を高くすることができる。
【0044】図11に示した緩衝機構を備えた6軸力セ
ンサについて、前述したセンサチップ11の場合の手法
と同様な手法で、6つの軸成分に対する出力信号Sig1
〜Sig6の関係を求めたところ、次式のごとくなった。
【0045】
【数3】
【0046】センサチップ11に対して図11に示す筐
体(緩衝機構)を付設することによって、外力を減衰さ
せ、センサチップ11に生じる歪み量を減少させること
ができる。従って、センサチップ単体の場合に比較して
係数が大きくなっている。数3に関して行列要素として
とらえたとき、センサチップ単体における行列と同じよ
うに、対角要素が大きく、非対角要素が対角要素より大
幅に小さいかあるいはゼロであること、他軸干渉を抑制
する効果が維持されている。さらに対角要素に着目する
と、FxとFyについては係数が10倍強に増加してお
り、検出可能な外力がほぼ10倍程度に増加している。
さらにMx,Myについては係数が100強担っている
ので、検出可能な外力の範囲もほぼ100倍程度に増加
している。なお緩衝機構の構造を最適化することによ
り、係数の大きさを制御できるので、所望の6軸力セン
サの特性(例えばFzに対する耐荷重を高める等)を実
現することができる。
【0047】図14は、第1実施形態に係る6軸力セン
サの測定特性例(a)とセンサチップ単独の測定特性例
(b)の比較を示す。図14で、各グラフの座標系の横
軸は印加荷重Fz[N]を示し、縦軸は抵抗変化率を示
す。図14で明らかなように本実施形態に係る6軸力セ
ンサはセンサチップ単独の場合に比較して定格荷重が約
10倍に増大している。従って6軸力センサとしての測
定範囲が約10倍に高められ、耐荷重の性能が向上して
いる。
【0048】次に図15を参照して本発明に係る6軸力
センサの第2実施形態を説明する。図15において前述
の第1実施形態で説明した要素と実質的に同一の要素に
は同一の符号を付している。この実施形態による6軸力
センサでは干渉機構として4つのコイルバネ41が用い
られている。平面形状が正方形である外力印加板34に
は下面の四隅にロッド42が取り付けられ、これらのロ
ッド42と台座部12の四隅に取り付けたロッド31と
の間にコイルバネ41が固定されている。ロッド31,
42とコイルバネ41で緩衝機構部の機能を有する支柱
が形成されている。その他の構成は第1実施形態と同じ
である。本実施形態による6軸力センサでも第1実施形
態と同様な作用・効果が発揮される。
【0049】次に図16を参照して本発明に係る6軸力
センサの第3実施形態を説明する。図16において前述
の第1実施形態で説明した要素と実質的に同一の要素に
は同一の符号を付している。この実施形態による6軸力
センサでは、円板状の外力印加部51がセンサチップ1
1の上方に配置され、この外力印加部51を、4箇所
で、連結された垂直と水平の2本の棒状部材52,53
で支持する構造を有する。4箇所の棒状部材ユニットに
よって緩衝機構部が形成される。この構成によれば、外
力印加部51が配置された同じ平面に水平の棒状部材5
3による梁が形成されるという特徴を有する。その他の
構成は第1実施形態の場合と同じである。本実施形態に
よる6軸力センサでも第1実施形態と同様な作用・効果
が発揮される。
【0050】次に図17を参照して本発明に係る6軸力
センサの第4実施形態を説明する。図17において前述
の第実施形態で説明した要素と実質的に同一の要素には
同一の符号を付している。この実施形態による6軸力セ
ンサでは、円板状の外力印加部51がセンサチップ11
の上方に配置される。さらに平面形状が正方形の台座部
12の四隅に柱61が設けられ、4本の柱61の間に支
持フレーム62を掛け渡し、4つの支持フレーム62と
外力印加部51の間に4本の支持フレーム63を設けて
外力印加部51を支持するようにしている。支持フレー
ム62,63によって梁が形成され、緩衝機構部が形成
されている。その他の構成は第1実施形態と同じであ
る。この構成によれば、外力印加部51が配置された同
じ平面に水平の支持フレーム62,63による梁が形成
されるという特徴を有する。本実施形態による6軸力セ
ンサでも第1実施形態と同様な作用・効果が発揮され
る。
【0051】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明によ
れば、次のような効果を奏する。
【0052】請求項1に係る本発明によれば、半導体基
板を利用して作られたセンサチップに対して外力印加部
と台座部と外力緩衝機構と外力伝達機構から成る構造体
を付設して外力が減衰されてセンサチップに加わるよう
に構成したため、6軸力センサにおいて他軸干渉の問題
を抑制しながら、耐荷重性能を高め、ダイナミックレン
ジを高め、測定可能な外力の範囲を拡大し、実用性を高
めることができる。さらに6軸力センサ用の緩衝機構と
して構造簡素なものが実現され、かつ当該構造を最適化
することで耐荷重性を調整することができる。さらに外
乱ノイズに強く、検出性能の再現性が高く、性能にバラ
ツキを生じることなく製作することができ、様々な力範
囲に対して最適な6軸力センサを製作することができる
【0053】請求項2に係る本発明によれば、6軸力セ
ンサチップは、4本の連結部と所定の配置パターンの複
数の歪み抵抗素子とを備えるため、前述の他軸干渉を可
能な限り抑制できる検出性能を有する。
【0054】請求項3に係る本発明によれば、6軸力セ
ンサチップと台座部の間に絶縁部材を介設するようにし
たため、緩衝機構を備えた構造体からセンサチップへ電
気的ノイズが与えられるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る6軸力センサを概念的に示した側
面図である。
【図2】本実施形態に係るセンサチップの斜視図であ
る。
【図3】本実施形態に係るセンサチップの平面図であ
る。
【図4】出力信号Sig1〜Sig6と軸力Fx,Fy,F
z,Mx,My,Mzとを関係付ける行列を示す図であ
る。
【図5】センサチップの作用部に−FyがY軸に沿って
印加されたときの変形状態を示す図である。
【図6】センサチップの作用部にFxがX軸に沿って印
加されたときの変形状態を示す図である。
【図7】センサチップの作用部に−FzがZ軸に沿って
印加されたときの変形状態を示す図である。
【図8】センサチップの作用部にMyがY軸の周りに印
加されたときの変形状態を示す図である。
【図9】センサチップの作用部にMxがX軸の周りに印
加されたときの変形状態を示す図である。
【図10】センサチップの作用部にMzがZ軸の周りに
印加されたときの変形状態を示す図である。
【図11】本発明に係る6軸力センサの第1実施形態を
示す斜視図である。
【図12】第1実施形態に係る6軸力センサの板状フレ
ーム部材とセンサチップと外力印加部の位置関係を示す
下方斜視図である。
【図13】第1実施形態に係る6軸力センサの板状フレ
ーム部材とセンサチップの位置関係を示す上方斜視図で
ある。
【図14】第1実施形態に係る6軸力センサの測定特性
例(A)とセンサチップ単独の測定特性例(B)の比較
を示すグラフである。
【図15】本発明に係る6軸力センサの第2実施形態を
示す斜視図である。
【図16】本発明に係る6軸力センサの第3実施形態を
示す斜視図である。
【図17】本発明に係る6軸力センサの第4実施形態を
示す斜視図である。
【符号の説明】 11 センサチップ 12 台座部 13,16 絶縁部材 14 緩衝支柱 15 外力印加部 17 連結ロッド 21 作用部 22 支持部 23A〜24D 連結部 31 支持ロッド 32 板状フレーム部材 33 中間支持ロッド 34 外力印加板
フロントページの続き Fターム(参考) 2F051 AA10 AB09 BA07 DA03 DB03 3C007 KS33 KV00 KV06 KW03 KW05 4M112 AA04 BA01 CA21 CA22 CA24 CA27 DA03 DA06 DA09 DA10 DA15 FA01 FA07 FA20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板で形成され、外力を受ける作
    用部とこの作用部を支持する支持部を少なくとも有する
    6軸力センサチップと、 前記6軸力センサチップの周囲に配置され、前記外力が
    加わる外力印加部と、前記6軸力センサチップを支持す
    る台座部と、前記外力印加部を前記台座部に固定する外
    力緩衝機構と、外力伝達機構とから成る構造体を備え、 前記外力印加部と前記作用部が前記外力伝達機構で連結
    されていることを特徴とする6軸力センサ。
  2. 【請求項2】 前記6軸力センサチップは、前記作用部
    と前記指示部を連結する4本の連結部と、変形が起きる
    部分に半導体製造プロセスで作られた複数の歪み抵抗素
    子とを備えることを特徴とする請求項1記載の6軸力セ
    ンサ。
  3. 【請求項3】 前記6軸力センサチップと前記台座部の
    間には絶縁部材が設けられることを特徴とする請求項1
    または2記載の6軸力センサ。
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