JP2003254482A - 細径配管接続用コネクタ - Google Patents

細径配管接続用コネクタ

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタ本体と配管の接続状態の適否を目視
により明確に確認可能で、かつコネクタ本体からの配管
の抜けを防止可能な細径配管接続用コネクタを得る。ま
た、このコネクタを、単純な構造で廉価に提供する。 【解決手段】 先端側に軟弾性チューブ6を連結する連
結筒7を設け、環状膨出部2を設けた配管3の挿入部1
0を後端側に設けるとともに先端から後端まで連通して
コネクタ本体1を形成する。前記配管3の環状膨出部2
を先端面18に係合する係合爪17を挿入部10内に配
置する。また、係合爪17の両側に設けた挿入窓20を
介して挿入部10内に挿入し、配管3の両側に配置さ
れ、環状膨出部2の外径よりも小さな間隔で設けたコ字
型の接続確認部材21を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車、各種機械、装
置、その他に給油、給気の供給路として配設される管
径、40mm程度以下の比較的細径からなる金属製又は
樹脂製の配管を接続するための細径配管接続用コネクタ
に係るもので、コネクタ本体と配管との接続が良好に行
われているか否かの確認を明確に行うものである。
【0002】
【従来の技術】従来、細径配管接続用のコネクタとし
て、本出願人の提案した特開平1−224593号公報
記載の発明の如きタイプの製品が多く使用されている。
この従来製品のコネクタ本体は、配管の挿入部内に一対
のテーパー状の係合爪を接続配置している。そして、コ
ネクタ本体の挿入部内に配管を挿入し、係合爪の先端面
を配管の環状膨出部の背面に係合する事により、コネク
タ本体と配管とを接続している。
【0003】そして、上記コネクタ本体と配管との接続
が良好に行われているか否かの確認を行うため、コネク
タ本体の外周に、U字型の接続確認部材を装着してい
る。この接続確認部材は、U字の両先端内周に係合突起
を設けており、コネクタ本体への配管の未接続状態で
は、接続確認部材を人手で容易には取り外せないものと
なっている。
【0004】そして、コネクタ本体の挿入部に配管を挿
入し、係合爪の先端面を配管の環状膨出部に係合して、
コネクタ本体と配管との接続が良好に行われると、コネ
クタ本体外周に装着した接続確認部材を、人手で容易に
引き抜く事ができる。しかし、コネクタ本体と配管との
接続が不完全な場合は、接続確認部材をコネクタ本体か
ら容易には引き抜く事ができない。従って、この接続確
認部材の引き抜きができるか否かで、作業者は配管とコ
ネクタ本体との接続の良・不良を確認する事ができた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来品の接続確認部材は、自動車の組み付けラインで配管
の接続確認を行った後、コネクタ本体から引き抜いた接
続確認部材を回収する手間が掛かり、作業効率に影響を
及ぼすとともに、車体内に落下し、装置の故障や雑音の
発生等の不具合を生じる事もあった。また、使用済みの
接続確認部材は、品質上リサイクルには不適であるた
め、破棄するしかなく、コスト高となるとともに環境保
護上の問題があった。また、接続確認部材は、前述の如
く、簡単には外せないものであるが、コネクタ本体の運
搬・保管時等に、強い衝撃を受けると、接続確認部材は
コネクタ本体からの脱落や破損を生じる事があり、接続
確認作業ができなくなる虞もあった。また、本従来例の
接続確認部材は、配管とコネクタ本体との接続確認を行
うのみで、配管の抜け防止効果はなかった。
【0006】この配管の抜け防止効果を有するものとし
て、特開平11−6591号公報記載の従来発明では、
樹脂被膜を施した金属製配管の先端付近2ヶ所に環状膨
出部を設けている。そして、第1従来例と同様に、配管
をコネクタ本体に挿入し、配管の先端側の第1環状膨出
部の背面に、コネクタ本体の係合爪の先端面を係合し
て、配管とコネクタ本体とを接続していた。
【0007】この配管の接続完了後に、コネクタ本体と
配管との接続部分に、側面から断面U字型の接続確認部
材を装着し、接続確認及び抜け防止を可能としていた。
この接続確認部材は、軸方向の両側に、コネクタ本体外
周及び配管外周に各々配置する係合凹面を設けて、一対
の壁面を形成している。そして、接続確認部材を、配管
及びコネクタ本体の接続部分の側面から軸芯方向に押圧
して、一方の壁面をコネクタ本体のフランジに係合し、
他方の壁面を、配管の第2環状膨出部の背面に係合する
事により、接続確認部材を固定する。
【0008】そして、コネクタ本体と配管との接続が確
実に行われていれば、接続確認部材の一対の壁面間の寸
法と、コネクタ本体のフランジと配管の第2環状膨出部
間の寸法が同一で、接続確認部材を何ら支障なく装着で
きる。しかし、コネクタ本体と配管との接続が不完全で
あると、接続確認部材の他方の壁面が第2環状膨出部に
突き当たるため、接続確認部材を装着する事ができな
い。従って、第2従来例でも、接続確認部材の装着が可
能か否かで、コネクタ本体と配管の接続良・不良を確認
可能であった。
【0009】更に、第2従来例では、コネクタ本体に接
続した配管に、何等かの抜け力が作用すると、第2環状
膨出部の背面がクリップ部材の他方の壁面内周に突き当
たり、配管の抜けが防止される。従って、第2従来例の
クリップ部材は、接続確認機能だけでなく、配管の抜け
防止機能も有していた。勿論、コネクタ本体の係合爪と
配管の第1環状膨出部との係合によっても、配管の抜け
が防止されるので、配管の抜け防止効果が高い製品が得
られていた。
【0010】しかしながら、環状膨出部は、製造の際に
樹脂被膜等がダメージを受ける場合があり、第2従来例
では、2つの環状膨出部を設けているので、ダメージを
受ける確率が高い。特に、コネクタ本体内部に挿入され
る第1環状膨出部に比べて、第2環状膨出部は接続確認
部材の外部に露出しているので、外気の影響を受け易
く、防錆上の問題が生じる可能性があった。更に、配管
に環状膨出部を2つ設けたり、コネクタ本体のフランジ
と配管の第2環状膨出部との距離に対応して接続確認部
材を形成する事は、厳密な寸法合わせや高度な製作技術
が必要であり、コスト高となっていた。
【0011】本発明は上述の如き課題を解決しようとす
るものであって、コネクタ本体と配管の接続状態の適否
を目視により明確に確認可能であり、かつコネクタ本体
からの配管の抜けを防止可能な細径配管接続用コネクタ
を得る事を目的とするものである。また、このようなコ
ネクタを、単純な構造で廉価に提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の如き課題
を解決するため、先端側に軟弾性チューブを連結する連
結筒を設け、環状膨出部を設けた配管の挿入部を後端側
に設けるとともに先端から後端まで連通したコネクタ本
体と、前記配管の環状膨出部を先端面に係合するととも
にコネクタ本体の挿入部内に配置した係合爪と、この係
合爪の両側に臨ませて形成した挿入窓を介して挿入部内
に挿入した状態で配管の両側に配置されるとともに環状
膨出部の外径よりも小さな間隔で設けたコ字型の接続確
認部材とから成るものである。
【0013】また、コネクタ本体の挿入部の外周には、
コネクタ本体の挿入窓と連通する挿入口を設けたキャッ
プ部材を装着し、このキャップ部材の挿入口に、接続確
認部材を挿入可能としても良い。
【0014】また、キャップ部材の挿入口は、接続確認
部材の先端により破断可能な脆弱部によって被覆し、こ
の脆弱部の破断により開口可能としても良い。
【0015】また、接続確認部材は、一対の挿入壁を、
コネクタ本体の後端部から係合爪の先端に至る長さと
し、該後端部から挿入部内に挿入して係合爪を外方に変
形させ、配管の環状膨出部への係合爪の係合を解除可能
としても良い。
【0016】また、接続確認部材は、キャップ部材又は
コネクタ本体に接続体を介して湾曲可能に接続しても良
い。
【0017】
【作用】本発明は、上述の如く構成したものであるか
ら、細径配管接続用コネクタと配管とを接続するには、
コネクタ本体の後端の開口部から、挿入部内に配管の先
端を挿入する。この挿入により、挿入部内に配置した係
合爪の内面に、配管外周の環状膨出部が突き当たるが、
この環状膨出部が係合爪を内面側から外方に押圧して変
形させるので、挿入経路が拡開し、配管の挿入を円滑に
続行できる。そして、挿入部内への配管の挿入が完了
し、環状膨出部が係合爪の先端面側に移動すると、外方
に弾性変形していた係合爪が軸芯方向に復元し、先端面
を環状膨出部の背面に係合する。この係合により、コネ
クタ本体の挿入部内に配管が固定され、抜け方向への移
動が阻止されて、コネクタ本体と配管の接続が完了す
る。
【0018】次に、このコネクタ本体と配管の接続状態
で、係合爪の両側に臨ませて形成した挿入窓を介して、
挿入部内に接続確認部材を挿入し、接続確認を行う。も
し、コネクタ本体と配管の接続が良好に行われていれ
ば、接続確認部材を何ら支障なく挿入部内に挿入し、接
続確認部材を配管の両側に配置する事ができる。しか
し、係合爪と環状膨出部との係合が不完全で、コネクタ
本体と配管とが接続不良を生じていれば、環状膨出部の
外形よりも小さな間隔で設けた接続確認部材が、環状膨
出部に突き当たり、挿入部内への接続確認部材の挿入が
阻止される。このように、コネクタ本体の挿入部内への
接続確認部材の挿入が可能か否かで、コネクタ本体と配
管との接続良・不良を明確に目視する事ができ、信頼性
の高い接続確認が行える。
【0019】また、本発明の接続確認部材は、接続確認
機能だけでなく、配管の抜け防止機能も有している。即
ち、配管に何等かの引き抜き力が加えられた場合には、
配管の環状膨出部が係合爪の先端面に突き当たり、抜け
を防止するものであるが、本発明では更に、環状膨出部
が接続確認部材にも突き当たるので、より高い配管の抜
け防止効果が得られるものである。
【0020】また、コネクタ本体は、運搬時や保管時
に、接続確認部材挿入用の挿入窓や、配管挿入用の開口
部から、挿入部内に塵埃やゴミが侵入する可能性があ
る。すると、配管の接続の際に、塵埃やゴミが係合爪と
環状膨出部及び配管との接触部に侵入し、配管の樹脂被
膜等の表面処理層を摩耗させ、防錆効果を低下させる事
があった。更には、コネクタ本体内周面にシールリング
部材等を配置した場合、これらと配管との間に塵埃やゴ
ミが介在して、シール性を阻害する虞もあった。また、
コネクタ本体に侵入した塵埃やゴミが、配管接続後に内
部を流れる流体によって下流側配管部品に移動して、閉
塞やカジリによる機能障害を起こす事も考えられる。こ
のような不具合を防止するため、コネクタ本体は、挿入
部の外周に、挿入窓や開口部を被覆可能なキャップ部材
を装着しても良い。
【0021】このキャップ部材は、コネクタ本体の挿入
窓と連通する挿入口を設ければ、キャップ部材を装着し
た状態で、挿入口を介して挿入窓に接続確認部材を挿入
して、接続確認を行う事ができる。また、キャップ部材
を取り外す必要がなく、配管の接続後も引き続きキャッ
プ部材を装着して使用する事ができ、コネクタ本体内へ
の塵埃やゴミの侵入を防ぐ事ができる。
【0022】また、確認部材を挿入する挿入口は、キャ
ップ部材に予め開口しておけば、製造が容易で接続確認
部材の挿入作業も簡単に行う事ができる。また、挿入口
は、予め開口するのではなく、接続確認部材の先端によ
り破断可能な脆弱部によって被覆し、この脆弱部の破断
により挿入口を開口可能としても良い。このような構造
では、脆弱部の製作の手間や、接続確認部材による脆弱
部の破断の手間があるが、コネクタ本体の未使用時は、
挿入口が開口していないので、キャップ部材の防塵効果
が高く、運搬・保管時のコネクタ本体への塵埃やゴミの
侵入を確実に防止する事ができる。
【0023】また、コネクタ本体から配管を離脱するに
は、接続確認部材をコネクタ本体から取り出した後、コ
ネクタ本体の開口部を介して適宜のリリース部材を挿入
部内に挿入する。そして、このリリース部材を、係合爪
と配管との間に挿入して係合爪を外方に変形させ、環状
膨出部と係合爪との係合を解除する事により、コネクタ
本体から配管を抜き出すものである。このリリース部材
としての機能を接続確認部材に持たせて形成しても良
く、それにはコネクタ本体の後端部から係合爪の先端に
至る長さで一対の挿入壁を形成する。この挿入壁を、該
後端部から挿入部内に挿入して係合爪を外方に変形し、
配管の環状膨出部への係合爪の係合を解除可能とする。
このような構造とすれば、接続確認部材は、配管の接続
確認及び配管の抜け防止だけでなく、更に配管のリリー
ス部材としての使用が可能な機能的な製品となる。
【0024】また、接続確認部材は、単体で形成しても
良いが、キャップ部材又はコネクタ本体に接続体により
湾曲可能に接続すれば、運搬時の接続確認部材の紛失等
を防ぐ事ができるし、接続確認部材の装着も手軽に行え
る。また、配管の使用中に、振動その他で接続確認部材
が挿入窓から離脱しても、車体内等に不用意に落下する
事がなく、部品の紛失を防ぎ、装置の故障等の原因とな
る事がない。
【0025】
【実施例】本発明の一実施例を、図1〜図9に於いて詳
細に説明すれば、(1)はコネクタ本体で、先端付近に環
状膨出部(2)を設けた金属製、硬質樹脂製等の配管(3)
を接続可能としている。この配管(3)の環状膨出部(2)
は、コネクタ本体(1)への挿入側をテーパー壁(4)と
し、背面側の壁面を垂直壁(5)としている。また、コネ
クタ本体(1)は、先端側に軟弾性チューブ(6)を連結す
る連結筒(7)を設け、この連結筒(7)内に流体の流通路
(8)を設けている。更に、コネクタ本体(1)の後端側に
は、連結筒(7)よりも径大で配管(3)を接続可能な挿入
部(10)を、前記流通路(8)と連通可能に形成してい
る。
【0026】また、挿入部(10)は、配管(3)の先端を
挿入係合する径小部(11)と、環状膨出部(2)を配置可
能な径大部(12)とで構成している。そして、径小部
(11)には、ゴム、樹脂等で形成したシールリング部材
(14)と筒状のブッシュ部材(15)とを内装し、コネク
タ本体(1)の流通路(8)と配管(3)内部とのシール性を
高めている。また、径大部(12)には、外周に2個の開
口窓(16)を対向して設け、各開口窓(16)の後端側か
ら挿入部(10)の内部方向に、係合爪(17)をテーパー
状に突出形成している。この係合爪(17)は、外方に弾
性変形可能で、挿入部(10)内に配置した先端面(18)
に、配管(3)の環状膨出部(2)の垂直壁(5)を係合可能
としている。
【0027】また、径大部(12)は、一対の係合爪(1
7)の両側に臨ませて、軸方向に挿入窓(20)を開口
し、この挿入窓(20)を介して挿入部(10)内に、配管
(3)の接続良・不良を確認するための接続確認部材(2
1)を挿入可能としている。本実施例では、接続確認部
材(21)は、図1に示す如く、挿入窓(20)を介して挿
入部(10)内に挿入し配管(3)の両側に配置可能な一対
の挿入壁(22)と、この一対の挿入壁(22)の後端を連
結する連結壁(23)とでコ字型に構成している。また、
一対の挿入壁(22)は、環状膨出部(2)の外径よりも径
小であるが配管(3)の両側に配置可能な間隔で設け、一
方の係合爪(17)側の挿入窓(20)から挿入部(10)内
に挿入し、先端を他方の係合爪(17)側の挿入窓(20)
に係合可能な形成長さとし、挿入部(10)内での挿入壁
(22)の配置安定性と衝撃に対する強度を高めている。
また、連結壁(23)は、図1に示す如く、一端部をテー
パー状に切り欠いて、ドライバーなどの差込部(19)を
設け、コネクタ本体(1)からの接続確認部材(21)の取
り外しを容易としている。
【0028】また、本実施例では、コネクタ本体(1)に
防塵用のキャップ部材(26)を装着している。このキャ
ップ部材(26)は、透明又は半透明な合成樹脂等で形成
し、コネクタ本体(1)の挿入部(10)外周を被覆する円
筒部(24)と、配管(3)を挿入する開口部(13)を被覆
する底部(25)とから成り、開口部(13)、挿入窓(2
0)、開口窓(16)等から、挿入部(10)内に塵埃やゴ
ミが侵入するのを防止可能としている。そして、円筒部
(24)には、コネクタ本体(1)の一方の挿入窓(20)と
連通する挿入口(27)を設け、この挿入口(27)を介し
て、挿入壁(22)を挿入窓(20)及び挿入部(10)内に
挿入可能としている。
【0029】また、本実施例では、挿入口(27)は予め
開口するのではなく、図1、図6、図7に示す如く、挿
入口(27)形成予定部を肉薄に形成して一対の脆弱部
(28)を設け、この脆弱部(28)を一対の挿入壁(22)
の先端にて破断する事により挿入口(27)を開口可能と
している。従って、コネクタ本体(1)の運搬・保管時
は、挿入口(27)からの塵埃・ゴミの侵入の心配がない
ものとなる。また、挿入口(27)への挿入壁(22)の挿
入を容易とするために、円筒部(24)には、図1に示す
如く、両側の脆弱部(28)に臨ませてコ字型のガイド壁
(30)を配置している。このガイド壁(30)を設ける事
により、コネクタ本体(1)への装着後は、接続確認部材
(21)を衝撃から保護して脱落を防ぐ効果も得られる。
本実施例では更に、ガイド壁(30)の脆弱部(28)側の
内面に、図7に示す如く、係合凹溝(31)を設け、この
係合凹溝(31)に、挿入壁(22)の係合突条(32)を係
合可能とし、コネクタ本体(1)と接続確認部材(21)と
の分離を防いでいる。
【0030】また、キャップ部材(26)の底部(25)
は、配管(3)を挿入可能とするが、底部(25)に、中心
から放射状に複数の切れ目を入れておけば、配管(3)の
非挿入時は、底部(25)が開口せず、塵埃・ゴミの侵入
を防ぐ事ができる。そして、配管(3)の挿入時は、放射
状の切れ目を押し広げる事により底部(25)が開口し、
キャップ部材(26)を取り外す事なく、コネクタ本体
(1)の挿入部(10)内に配管(3)を挿入可能となる。
【0031】そして、本実施例では、前記キャップ部材
(26)と接続確認部材(21)を、湾曲可能な接続体(3
6)を介して接続し、接続確認部材(21)の紛失や車体
内等への落下を防ぐとともに、組み立て部品の点数を少
なくしている。
【0032】上述の如く形成したコネクタ本体(1)と配
管(3)とを接続するには、キャップ部材(26)の装着状
態で、まず配管(3)を、コネクタ本体(1)の開口部(1
3)を介して挿入部(10)内に挿入する。この挿入によ
り、配管(3)の環状膨出部(2)が係合爪(17)に突き当
たるが、挿入作業の続行により、環状膨出部(2)が係合
爪(17)内面を通過しながら係合爪(17)を外方に弾性
変形させるので、挿入経路が拡開し、環状膨出部(2)を
係合爪(17)の先端面(18)側に移動させる事ができ
る。
【0033】このように環状膨出部(2)が係合爪(17)
の先端面(18)側に移動すると、配管(3)の先端が径小
部(11)内に挿入され、シールリング部材(14)が配管
(3)外周に密着して、良好なシール性が保たれる。ま
た、径大部(12)では、外方に弾性変形していた係合爪
(17)が軸心方向に復元し、図5に示す如く、環状膨出
部(2)の垂直壁(5)に係合爪(17)の先端面(18)が係
合する。この係合により、配管(3)が挿入部(10)内に
固定され、コネクタ本体(1)と配管(3)との接続が完了
する。
【0034】次に、接続確認部材(21)により、コネク
タ本体(1)と配管(3)の接続状態の良・不良を確認す
る。この接続確認は、キャップ部材(26)の装着状態で
行う事ができ、接続確認部材(21)の挿入壁(22)の先
端で、キャップ部材(26)の脆弱部(28)を破断して挿
入口(27)を開口する。そして、この挿入口(27)と、
コネクタ本体(1)の一方の係合爪(17)両側に臨ませて
形成した挿入窓(20)を介して、挿入部(10)内に挿入
壁(22)を挿入する。
【0035】この挿入の際、コネクタ本体(1)と配管
(3)の接続が良好に行われていれば、図2〜図4に示す
如く、接続確認部材(21)は何ら支障なく挿入部(10)
内に挿入され、挿入壁(22)の端面を環状膨出部(2)の
垂直壁(5)に臨ませて、配管(3)の両側に配置する事が
できる。また、本実施例では、挿入壁(22)を、一方の
挿入窓(20)から挿入し、先端を他方の挿入窓(20)に
係合するので、挿入壁(22)の傾斜やがたつきを防い
で、安定性が高まるとともに、衝撃に対する強度にも優
れたものとなる。そして、挿入壁(22)の挿入が完了す
ると、図4に示す如く、キャップ部材(26)のガイド壁
(30)に凹設した係合凹溝(31)に、挿入壁(22)の係
合突条(32)が係合して、接続確認部材(21)が固定さ
れるとともに、接続確認部材(21)の端面に環状膨出部
(2)の垂直壁(5)が突き当たるので、配管(3)使用時の
接続確認部材(21)の不用意な脱落を防ぐ事ができる。
【0036】ところが、コネクタ本体(1)と配管(3)と
が接続不良を生じている場合は、環状膨出部(2)の外形
よりも小さな間隔で設けた挿入壁(22)が、図8、図9
に示す如く、環状膨出部(2)に突き当たるので、挿入部
(10)内への挿入が不可能となる。従って、作業者は、
接続確認部材(21)の挿入が可能か否かで、コネクタ本
体(1)と配管(3)との接続良、不良を明確に目視する事
ができ、信頼性の高い接続確認が可能となる。また、キ
ャップ部材(26)を取り外す必要がないから、接続確認
作業も容易であるし、コネクタ本体(1)と配管(3)との
接続後の防塵性も良好に保たれるものとなる。この防塵
効果により、環状膨出部(2)と係合爪(17)の接触部
や、シールリング部材(14)及びブッシュ部材(15)と
配管(3)との接触部、及び配管(3)を流動する流体内に
防塵・ゴミが侵入しにくいものとなり、配管(3)の摩耗
やシール性の低下を良好に防止して、配管(3)内の円滑
な流体の流動が可能となる。
【0037】また、本発明の接続確認部材(21)は、接
続確認を行うだけでなく、配管(3)の抜けを防止する事
ができる。即ち、配管(3)に引き抜き力が加えられる
と、環状膨出部(2)の垂直壁(5)が係合爪(17)の先端
面(18)に突き当たって抜けを阻止されるだけでなく、
更に、環状膨出部(2)の垂直壁(5)が接続確認部材(2
1)の挿入壁(22)の端面に突き当たる。従って、配管
(3)の抜けが二重に防止され、優れた配管(3)の接続構
造がえられるものとなる。
【0038】以下、他の異なる実施例について説明す
る。まず、上記第1実施例では、コネクタ本体(1)に挿
入窓(20)を対向して二対設け、一方の挿入窓(20)か
ら挿入部(10)に挿入壁(22)を挿入し、この挿入壁
(22)の先端を他方の挿入窓(20)に係合している。こ
れに対して、図10、図11に示す第2実施例では、挿
入壁(22)を第1実施例のほぼ半分の形成長さとし、挿
入壁(22)を挿入する挿入窓(20)も一対のみ設けてい
る。
【0039】また、第1実施例では、接続確認部材(2
1)は、図5〜図7に示す如く、接続確認前には、挿入
壁(22)を挿入部(10)に挿入する事はないが、第2実
施例の接続確認部材(21)では、挿入壁(22)の先端
を、挿入口(27)及び挿入窓(20)を介して、図11に
示す如く、挿入部(10)内に予め挿入している。また、
第2実施例でも、挿入壁(22)の係合突条(32)を、キ
ャップ部材(26)のガイド壁(30)に設けた係合凹溝
(31)に係合可能としているが、接続確認前は、係合突
条(32)と係合凹溝(31)とを係合せず、挿入壁(22)
が自在に上下動可能となるようにしている。
【0040】上記第2実施例のコネクタ本体(1)に、配
管(3)を挿入すると、図11に示す如く、挿入部(10)
内に配置した挿入壁(22)に、環状膨出部(2)のテーパ
ー壁(4)が突き当たる。しかし、挿入壁(22)は短尺
で、自在に上下動可能なので、環状膨出部(2)のテーパ
ー壁(4)に挿入壁(22)が外方に押圧移動され、挿入壁
(22)に邪魔される事なく、配管(3)を挿入部(10)に
挿入し、環状膨出部(2)の垂直壁(5)に係合爪(17)の
先端面(18)を係合させる事ができる。
【0041】そして、配管(3)の接続が完了したら、接
続確認を行うが、接続確認部材(21)を予め挿入部(1
0)内に仮挿入しているから、作業者は連結壁(23)を
軸芯方向に押圧して、係合突条(32)と係合凹部(31)
とを係合させるだけで作業が完了する。第2実施例の場
合も、コネクタ本体(1)と配管(3)との接続が良好に行
われていれば、接続確認部材(21)は、配管(3)の環状
膨出部(2)を設けていない部分の両側に配置され、装着
が何ら支障なく行えるが、接続不良を生じていれば、接
続確認部材(21)は環状膨出部(2)に突き当たり、装着
が行えないから、作業者はコネクタ本体(1)と配管(3)
との接続不良を容易に確認できる。
【0042】このように、第2実施例に於いても、信頼
性の高い接続確認が可能であるし、第1実施例に比べ
て、接続確認部材(21)の材料や挿入窓(20)の形成の
手間を省いて、低コストな製品が得られる。また、第1
実施例の挿入壁(22)に比べて強度は劣るものの、第2
実施例に於いても、配管(3)に抜け力が作用した場合に
は、環状膨出部(2)が挿入壁(22)に突き当たるので、
配管(3)の抜け防止効果も有するものとなる。
【0043】また、キャップ部材(26)に設ける挿入口
(27)は、第1実施例の如く、脆弱部(28)を設ける方
式でも良いが、製造時に開口形成しても良く、コネクタ
本体(1)の製造や接続確認作業が容易となる。また、挿
入壁(22)を予め挿入部(10)内に挿入しているので、
挿入口(27)からの塵埃・ゴミの侵入も防げる。
【0044】また、上記第1、第2実施例では、使用す
る接続確認部材(21)は一個のみであるが、第3実施例
では、図12、図13に示す如く、接続確認部材(21)
を2個設けている。そして、各々の接続確認部材(21)
を、キャップ部材(26)及びコネクタ本体(1)に、対向
して設けた開口部(13)と挿入窓(20)の一方及び他方
から、挿入部(10)内に挿入可能としている。また、第
3実施例でも、第2実施例と同様に、2個の接続確認部
材(21)を予め挿入部(10)内に挿入している。そし
て、各接続確認部材(21)は、コネクタ本体(1)外周に
装着した接続リング(37)に、接続体(36)として、付
勢体(38)を介して連結している。この付勢体(38)
は、挿入部(10)内に挿入した接続確認部材(21)を、
常に挿入部(10)の内部方向に付勢し、挿入壁(22)の
先端を互いに突き当てている。また、一対の付勢体(3
8)及び接続リング(37)により、コネクタ本体(1)か
らの2つの接続確認部材(21)の離脱を防いでいる。
【0045】上記第3実施例に於いて、コネクタ本体
(1)の挿入部(10)内に配管(3)を挿入すると、環状膨
出部(2)が2つの挿入壁(22)に突き当たるが、挿入を
続行すると環状膨出部(2)のテーパー壁(4)により各挿
入壁(22)が外方に押圧され、付勢体(38)の付勢力に
抗して挿入壁(22)が離脱方向に移動するので、図13
に示す如く、何ら支障なく配管(3)の挿入を続行して、
挿入壁(22)よりも先端側に環状膨出部(2)を移動させ
る事ができる。また、コネクタ本体(1)と配管(3)の接
続が完了すると、付勢体(38)の復元力により、挿入壁
(22)が軸芯方向に復元移動する。
【0046】そして、コネクタ本体(1)への配管(3)の
接続が良好に行われていれば、図12に示す如く、双方
の挿入壁(22)が確実に挿入部(10)内に挿入され、互
いの先端を再び突き当てる。しかし、配管(3)の接続が
不完全であれば、挿入壁(22)が環状膨出部(2)に突き
当たり、挿入部(10)から外方に突出した状態となる。
従って、作業者は、配管(3)の接続良・不良を、明確に
目視する事ができる。また、第1、第2実施例に比べ
て、接続リング(37)や付勢体(38)の製造の手間やコ
ストはかかるが、コネクタ本体(1)への配管(3)の接続
を行うだけで、接続確認作業も行う事ができ、作業者の
手間を省く事ができる。また、配管(3)に抜け力が作用
した場合には、環状膨出部(2)の垂直壁(5)が2つの挿
入壁(22)に突き当たり、その接触面積も多いので、高
い抜け防止効果が得られる。
【0047】また、上記第1〜第3実施例の接続確認部
材(21)は、配管(3)の接続確認機能、及び抜け防止機
能を有するものであるが、図14〜図16に示す第4実
施例では更に、接続確認部材(21)に配管(3)のリリー
ス機能も持たせている。その構造は、接続確認部材(2
1)の一対の挿入壁(22)を、コネクタ本体(1)の開口
部(13)から挿入部(10)内に挿入可能に、挿入壁(2
2)の外周面を、図15に示す如く、円弧状に形成し、
その挿入の際に挿入壁(22)の先端が、図16に示す如
く、係合爪(17)の先端面(18)に到達可能な形成長さ
とする。
【0048】また、第1〜第3実施例では、挿入壁(2
2)を連結壁(23)にて連結しているが、第4実施例で
は、配管(3)の接続状態での挿入を妨げないように、挿
入壁(22)を三日月型の連結体(40)にて分離不能に連
結している。また、この連結体(40)は、コネクタ本体
(1)外周に装着した接続リング(37)に、湾曲可能な接
続体(36)にて連結し、この接続体(36)は、長尺な挿
入壁(22)を開口部(13)から容易に挿入部(10)内に
挿入可能なように、長尺に形成している。尚、接続確認
部材(21)は、接続体(36)を介してキャップ部材(2
6)に接続するものであっても良いが、接続リング(3
7)を用いる事により、使用目的に応じて接続確認部材
(21)を任意の位置に回転させる事ができる。
【0049】上記第4実施例では、コネクタ本体(1)へ
の配管(3)の非接続時は、第1実施例と同様に、接続確
認部材(21)をコネクタ本体(1)に挿入する事はなく、
コネクタ本体(1)への配管(3)の接続が完了した後に、
挿入作業を行う。また、長尺な挿入壁(22)を挿入可能
とするため、キャップ部材(26)及びコネクタ本体(1)
には、対向して二対の挿入口(27)及び挿入窓(20)を
設けている。そして、コネクタ本体(1)と配管(3)との
接続が良好であれば、挿入壁(22)の挿入は何ら支障な
く行えるし、接続不良であれば、挿入壁(22)が環状膨
出部(2)に突き当たり、挿入ができなくなるので、作業
者は明確に接続確認を行う事ができる。また、挿入壁
(22)を、二対の挿入口(27)と挿入窓(20)に係合し
ているので、環状膨出部(2)の突当てに対する接続確認
部材(21)の安定性と強度が高く、配管(3)の抜け防止
効果にも優れたものとなる。
【0050】次に、第4実施例の接続確認部材(21)を
使用して、コネクタ本体(1)から配管(3)を離脱するに
は、まず、挿入部(10)内から挿入壁(22)を抜き取
る。次に、挿入壁(22)を円周方向に90度回転させて
係合爪(17)と平行に配置した後、挿入壁(22)をコネ
クタ本体(1)の開口部(13)側に移動して、この開口部
(13)を介して挿入壁(22)を挿入部(10)内に挿入す
る。そして、挿入壁(22)を、コネクタ本体(1)の2つ
の係合爪(17)内面に沿って移動すると、図16に示す
如く、係合爪(17)が外方に弾性変形し、係合爪(17)
と環状膨出部(2)との係合が解除される。従って、作業
者はコネクタ本体(1)から配管(3)を容易に抜き出す事
ができる。
【0051】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成したものである
から、コネクタ本体と配管との接続良・不良の確認を、
コネクタ本体への接続確認部材の装着可・不可により明
確に目視する事ができ、信頼性の高い接続確認が可能と
なる。また、接続確認だけでなく、配管の不用意な抜け
も防止可能であるから、配管の接続構造の耐久性が向上
し、配管内の円滑な流体の流動が可能となる。また、配
管に2つの環状膨出部を設ける等の手間を必要とせず、
配管の劣化による装置の故障等も防ぐ事ができる。更
に、接続確認部材を単純な構造で容易に製造する事がで
き、高性能であるだけでなく低コストな細径配管用コネ
クタを得る事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のコネクタ本体の分解斜視
図。
【図2】コネクタ本体への接続確認部材の挿入状態を示
す断面図。
【図3】図2の一部切り欠き平面図。
【図4】図2のA−A線断面図。
【図5】配管の接続が完了し、接続確認部材の未挿入状
態の断面図。
【図6】図5の一部切り欠き平面図。
【図7】図5のB−B線断面図。
【図8】配管の接続不良のため、接続確認部材が環状膨
出部に突き当たった状態を示す断面図。
【図9】図8のC−C線断面図。
【図10】本発明の第2実施例で、接続確認部材の挿入
状態を示す断面図。
【図11】コネクタ本体への配管の挿入過程を示す断面
図。
【図12】本発明の第3実施例で、接続確認部材の挿入
状態を示す断面図。
【図13】コネクタ本体への配管の挿入過程を示す断面
図。
【図14】本発明の第4実施例で、接続確認部材の挿入
状態を示す断面図。
【図15】図14の一部切り欠き平面図。
【図16】第4実施例の接続確認部材を配管のリリーサ
ーとして使用した状態の断面図。
【符号の説明】 1 コネクタ本体 2 環状膨出部 3 配管 6 軟弾性チューブ 7 連結筒 10 挿入部 17 係合爪 18 先端面 20 挿入窓 21 接続確認部材 22 挿入壁 26 キャップ部材 27 挿入口 28 脆弱部 36 接続体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端側に軟弾性チューブを連結する連結
    筒を設け、環状膨出部を設けた配管の挿入部を後端側に
    設けるとともに先端から後端まで連通したコネクタ本体
    と、前記配管の環状膨出部を先端面に係合するとともに
    コネクタ本体の挿入部内に配置した係合爪と、この係合
    爪の両側に臨ませて形成した挿入窓を介して挿入部内に
    挿入した状態で配管の両側に配置されるとともに環状膨
    出部の外径よりも小さな間隔で設けたコ字型の接続確認
    部材とから成る事を特徴とする細径配管接続用コネク
    タ。
  2. 【請求項2】 コネクタ本体の挿入部の外周には、コネ
    クタ本体の挿入窓と連通する挿入口を設けたキャップ部
    材を装着し、このキャップ部材の挿入口に、接続確認部
    材を挿入可能とした事を特徴とする請求項1の細径配管
    接続用コネクタ。
  3. 【請求項3】 キャップ部材の挿入口は、接続確認部材
    の先端により破断可能な脆弱部によって被覆し、この脆
    弱部の破断により開口可能とした事を特徴とする請求項
    2の細径配管接続用コネクタ。
  4. 【請求項4】 接続確認部材は、一対の挿入壁を、コネ
    クタ本体の後端部から係合爪の先端に至る長さとし、該
    後端部から挿入部内に挿入して係合爪を外方に変形さ
    せ、配管の環状膨出部への係合爪の係合を解除可能とし
    た事を特徴とする請求項1の細径配管接続用コネクタ。
  5. 【請求項5】 接続確認部材は、キャップ部材又はコネ
    クタ本体に接続体を介して湾曲可能に接続した事を特徴
    とする請求項1、2、3又は4の細径配管接続用コネク
    タ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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