JP2003253605A - 透水性塗床層の形成方法 - Google Patents
透水性塗床層の形成方法Info
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Abstract
法を提供する。 【解決手段】樹脂及び骨材を含む透水性塗床材によって
形成された透水性塗床層に、固形分が50重量%以下で
あって該固形分中のシリコン成分量がSiO2換算で
0.5〜50重量%である樹脂液を浸透させ、さらに硬
化させる。樹脂液における樹脂成分としては、溶解型樹
脂が好適である。
Description
透水性塗床層の形成方法に関するものである。
こと、あるいは雨水を地中に還元すること等を目的とし
て用いられている。従来、透水性塗床材としては、例え
ば、特開平8−92909号公報に記載のもののよう
に、粒子径が大きな骨材(通常数ミリ〜十数ミリ)を少
量の樹脂で結合させたタイプのものがよく用いられてい
る。このようなタイプの透水性塗床材は、骨材粒子どう
しの間に空隙を形成させることによって透水性を付与し
ているものである。
透水性塗床材においては、上述のように骨材間の空隙に
よって透水性を付与させるため、樹脂の量は骨材粒子ど
うしが接着し得る程度(いわゆる点接着の状態)に抑制
されている。このため、骨材に対する樹脂量が必ずしも
十分とは言えず、塗床層に汚れが付着すると、骨材にそ
の汚染物質が染み込んでしまうおそれがある。特開平6
−207401号公報では、透水性舗装材の表面にポリ
ウレタン樹脂を塗布することによって舗装材の塗膜物性
を高めることが記載されている。しかしながら、該公報
の舗装材は、その表面の一部にのみポリウレタン樹脂が
存在するものであり、上述のような骨材汚染の問題を解
決することはできない。本発明は、このような問題点に
鑑みなされたもので、耐汚染性に優れた透水性塗床層が
形成可能な方法を得ることを目的とするものである。
ため、本発明者は鋭意検討を行い、透水性塗床層に対
し、シリコン成分を含有する特定の樹脂液を浸透、硬化
させる方法を見出し、本発明を完成した。
のである。 1.樹脂及び骨材を含む透水性塗床材によって形成され
た透水性塗床層に、固形分が50重量%以下であって該
固形分中のシリコン成分量がSiO2換算で0.5〜5
0重量%である樹脂液を浸透させ、さらに硬化させるこ
とを特徴とする透水性塗床層の形成方法。 2.樹脂液における樹脂成分が、溶解型樹脂であること
を特徴とする1.に記載の透水性塗床層の形成方法。 3.透水性塗床材が、(A)硬化被膜の水に対する接触
角が70度以下である親水性反応硬化型樹脂、及び
(C)平均粒子径50〜1000μmの骨材を含有し、
単位体積当たりの骨材比率が55〜80体積%の被膜を
形成するものであることを特徴とする1.または2.に
記載の透水性塗床層の形成方法。 4.(A)成分が、(a)主剤及び(b)硬化剤からな
る2液反応硬化型樹脂であり、これらの少なくとも一方
が水溶性化合物または水分散性化合物であることを特徴
とする3.に記載の塗床層の形成方法。 5.(a)成分が自己乳化型エポキシ樹脂、(b)成分
が自己乳化型ポリアミン化合物であることを特徴とする
4.に記載の塗床層の形成方法。
ともに詳細に説明する。
スポーツ施設、屋上、ベランダ、通路等の透水性が必要
とされる床面に適用することができる。また、インター
ロッキング、ポーラスコンクリート等の既存の透水性床
面を改修、改装する目的で用いることもできる。床面の
具体的な材質としては、例えば、硬質の土面や石面、コ
ンクリート、モルタル、アスファルト、樹脂モルタル等
が挙げられる。
に応じ下地の整備、補修、処理等を行った後、樹脂及び
骨材を含む透水性塗床材を塗付することにより透水性塗
床層を形成させる。
材に使用可能なものであれば、溶剤系、無溶剤系、水系
のいずれの形態であってもよい。樹脂の種類としては、
例えば、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、
ポリエステル樹脂、液状ゴム樹脂等が挙げられる。
然品、人工品の各種骨材を使用することができる。具体
的に、骨材としては、例えば、珪砂、砂利、ガラスビー
ズ、樹脂ビーズ、金属粒、あるいは岩石、ガラス、陶磁
器、焼結体、コンクリート、モルタル、プラスチック、
ゴム等の破砕品等が挙げられる。本発明では、このよう
な骨材に着色を施したものを使用することもできる。様
々な色の骨材を適宜混合することにより、意匠性を高め
ることができる。
用可能な添加剤、例えば、体質顔料、繊維、紫外線吸収
剤、酸化防止剤、防腐剤、防黴剤、防藻剤、消泡剤、増
粘剤等を使用することもできる。
(A)硬化被膜の水に対する接触角が70度以下である
親水性反応硬化型樹脂(以下「(A)成分」という)、
及び、(C)平均粒子径50〜1000μmの骨材(以
下「(C)成分」という)を含有し、単位体積当たりの
骨材比率が55〜80体積%の被膜を形成するものを使
用することが望ましい。このような透水性塗床材を使用
することにより、平滑性が高く、十分な強度及び付着性
を有する透水性塗床層を形成することができる。
はたらくとともに、塗床層に透水性を付与するために重
要な役割を果たす成分である。(A)成分によって形成
される被膜は、硬化被膜の水に対する接触角が70度以
下、好ましくは65度以下であることが必要である。
(A)成分の被膜がこのような親水性を有さない場合
は、透水機能を発揮させることが困難となる。なお、本
発明における「硬化被膜の水に対する接触角」は、樹脂
をアルミニウム板に0.125mmの厚みで塗付し、温
度20℃、相対湿度65%雰囲気下にて72時間乾燥さ
せた後に、接触角計で測定される値である。(A)成分
は、反応硬化性を有するものであり、1液タイプ、2液
タイプのいずれも使用することができるが、強度、付着
性等を考慮すると2液タイプのほうが好ましい。(A)
成分が反応硬化性を有さない場合は、強度、付着性、耐
摩耗性等において十分な物性を得ることができない。
「(a)成分」という)、及び(b)硬化剤(以下
「(b)成分」という)からなる2液反応硬化型樹脂
で、これらの少なくとも一方が水溶性化合物または水分
散性化合物であることが望ましい。このような態様で
は、(a)成分と(b)成分とを混合することで、これ
らの一方が疎水性であっても、親水性を高くすることが
可能となる。また、このような樹脂を用いると、塗床材
を水によって希釈することが可能となり、環境面におい
ても好ましいものとなる。水分散性化合物としては、エ
マルション型化合物、強制乳化型化合物、自己乳化型化
合物等があげられる。形成される塗床材層の耐水性等を
考慮すると、自己乳化型化合物が好適に用いられる。
は、例えば、エポキシ−アミン、ポリオール−イソシア
ネート、カルボキシル−エポキシ、カルボキシル−金属
イオン、カルボキシル−カルボジイミド、カルボキシル
−オキサゾリン、カルボニル−ヒドラジド等があげられ
る。このうち、エポキシ−アミン、ポリオール−イソシ
アネート等の組み合わせが好適に用いられる。
ノールA型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、
ビスフェノールF型エポキシ樹脂、臭素化エポキシ樹
脂、環式脂肪族エポキシ樹脂等、あるいはこれらをポリ
エステル樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂等で変性
したもの等をあげることができる。
肪族ポリアミン、脂環式ポリアミン、芳香族ポリアミ
ン、ポリアミド、ポリアミドアミン、複素環状アミンな
ど、またはこれらの変性物などが使用できる。
ルポリオール、ポリエステルポリオール、アクリルポリ
オール、フェノールレジンポリオール、エポキシポリオ
ール、ポリブタジエンポリオール、ポリイソプレンポリ
オール、ポリエステル−ポリエーテルポリオール、ウレ
ア分散ポリオール、カーボネートポリオール等があげら
れる。
ンジイソシアネート(TDI)、4,4−ジフェニルメ
タンジイソシアネート(pure−MDI)、ポリメリ
ックMDI、キシリレンジイソシアネート(XDI)、
ヘキサメチレンジイソシアネート(HMDI)、イソホ
ロンジイソシアネート(IPDI)、水添XDI、水添
MDI等のイソシアネートモノマーをアロハネート、ビ
ウレット、2量化(ウレチジオン)、3量化(イソシア
ヌレート)、アダクト化、カルボジイミド反応等によ
り、誘導体化したもの、及びそれらの混合物等を使用す
ることができる。
れぞれの反応性官能基の当量比が100:10〜400
となるように配合されることが望ましい。
性、耐摩耗性等が得られることから、特に、(a)成分
が自己乳化型エポキシ樹脂、(b)成分が自己乳化型ポ
リアミン化合物であることが望ましい。
1000μm、好ましくは100〜800μm、さらに
好ましくは200〜600μmの骨材を使用する。さら
に、(C)成分と(A)成分との混合比率については、
形成される被膜における単位体積当たりの骨材比率が5
5〜80体積%、好ましくは60〜75体積%となるよ
うに設定する。このように、特定粒子径の(C)成分を
特定比率で(A)成分と混合することにより、平滑性が
高く、十分な強度及び付着性を有する透水性塗床層を形
成することが可能となる。また、少量の着色顔料を混合
することによって、被膜全体を着色することも可能とな
る。(C)成分の平均粒子径が小さい場合は透水性が低
下し、また作業性も低下する傾向となる。(C)成分の
平均粒子径が大きい場合は平滑性の高い床面を形成する
ことができず、膜厚を薄くすることも困難となる。形成
被膜における骨材比率が小さい場合は透水性が不十分と
なり、また床面が滑りやすくなる傾向となる。骨材比率
が大きい場合は、骨材が取れやすくなる等被膜の強度が
不十分となりやすく、また下地への付着性が低下した
り、作業性が低下したりする傾向となる。
骨材比率」は、下記式にて理論的に算出される値であ
り、空隙は除外されるものである。
には、例えば、コテ、レーキ、スプレー等の塗装器具を
用いることができる。透水性塗床層の乾燥膜厚は通常1
mm〜30mmである。特に、透水性塗床材として上述
のような(A)成分及び(C)成分を含むものを使用し
た場合は、1〜4mmの薄膜とすることができる。透水
性塗床材を塗付した後の硬化は、通常常温にて行えばよ
いが、加熱することも可能である。
形成された透水性塗床層に対し、固形分が50重量%以
下であって該固形分中のシリコン成分量がSiO2換算
で0.5〜50重量%である樹脂液を浸透させる。本発
明における樹脂液は、シリコン成分を含有する樹脂成分
を必須成分とするものであり、このシリコン成分は、反
応性シリル基含有化合物に由来する成分である。ここで
言う反応性シリル基としては、珪素原子にアルコキシル
基、フェノキシ基、メルカプト基、アミノ基、ハロゲン
等が結合したものである。特に本発明では、珪素原子に
アルコキシル基が結合したアルコキシシリル基が好適で
ある。このような樹脂成分は、水に対する接触角が70
度以下の被膜を形成することが可能である。仮に、硬化
直後における接触角が70度を超える場合であっても、
大気中の水分や降雨等で供給される水と接触することで
反応が進行し、接触角を70度以下に低下させることが
できる。
る方法としては、特に限定されず各種の方法を採用する
ことができるが、例えば、 反応性シリル基含有ビニル系単量体を重合する方法、 反応性シリル基含有ビニル系単量体、水酸基含有ビニ
ル系単量体、カルボキシル基含有ビニル系単量体から選
ばれる少なくとも1種以上の単量体を重合した後に、シ
ラン化合物を反応させる方法、 樹脂中の官能基と、該官能基と反応可能な官能基を有
するカップリング剤を反応させる方法、 樹脂中の官能基と、該官能基と反応可能な官能基を有
するカップリング剤を反応させた後に、シラン化合物を
反応させる方法、 等が挙げられる。
系単量体は、反応性シリル基と重合性二重結合を含有す
る化合物であり、例えば、ビニルトリメトキシシラン、
ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリ−n−ブトキシ
シラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラ
ン、アリルトリメトキシシラン、トリメトキシシリルエ
チルビニルエーテル、トリエトキシシリルエチルビニル
エーテル、トリメトキシシリルプロピルビニルエーテ
ル、トリエトキシシリルプロピルビニルエーテル、γ−
(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリエト
キシシラン、γ−(メタ)アクリロイルオキシプロピル
メチルジメトキシシラン、ビニルメチルジメトキシシラ
ン、メチルジメトキシシリルエチルビニルエーテル、メ
チルジメトキシシリルプロピルビニルエーテル等があげ
られ、これらの1種または2種以上を使用することがで
きる。
ては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒ
ドロキシエチルビニルエーテル等が挙げられる。にお
けるカルボキシル基含有ビニル系単量体としては、例え
ば、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フ
マル酸、イタコン酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸
等が挙げられる。
応性シリル基を一分子中に2個以上有するものが用いら
れ、例えば、テトラエトキシシラン、テトラメトキシシ
ラン、テトラブトキシシラン等の4官能アルコキシシラ
ン類;メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシ
シラン、メチルトリブトキシシラン、エチルトリメトキ
シシラン、エチルトリエトキシシラン、エチルトリブト
キシシラン、プロピルトリメトキシシラン、プロピルト
リエトキシシラン、ブチルトリメトキシシラン、ブチル
トリエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、フ
ェニルトリエトキシシラン、フェニルトリブトキシシラ
ン等の3官能アルコキシシラン類;ジメチルジメトキシ
シラン、ジメチルジエトキシシラン、ジメチルジブトキ
シシラン、ジエチルジメトキシシラン、ジエチルジエト
キシシラン、ジプロピルジメトキシシラン、ジプロピル
ジエトキシシラン、ジブチルジメトキシシラン、ジブチ
ルジエトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、ジ
フェニルジエトキシシラン、ジフェニルジブトキシシラ
ン、メチルフェニルジメトキシシラン、メチルフェニル
ジエトキシシラン等の2官能アルコキシシラン類;テト
ラクロロシラン、メチルトリクロロシラン、エチルトリ
クロロシラン、プロピルトリクロロシラン、フェニルト
リクロロシラン、ビニルトリクロロシラン、ジメチルジ
クロロシラン、ジエチルジクロロシラン、ジフェニルジ
クロロシラン、メチルフェニルジクロロシラン等のクロ
ロシラン類;テトラアセトキシシラン、メチルトリアセ
トキシシラン、フェニルトリアセトキシシラン、ジメチ
ルジアセトキシシラン、ジフェニルジアセトキシシラン
等のアセトキシシラン類などがあげられ、これらの1種
または2種以上を使用することができる。また、反応性
シリル基を一分子中に1個有する化合物を併用すること
もできる。
は、水酸基とイソシアネート基、アミノ基とイソシアネ
ート基、カルボキシル基とエポキシ基、アミノ基とエポ
キシ基、アルコキシシリル基どうし等があげられる。カ
ップリング剤は、例えば、一分子中に、少なくとも1個
以上の反応性シリル基とそのほかの置換基を有する化合
物であり、具体的には、β−(3、4エポキシシクロヘ
キシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシ
プロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプ
ロピルトリエトキシシラン、N−(β−アミノエチル)
−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−
(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキ
シシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ
−アミノプロピルトリエトキシシラン、イソシアネート
官能性シランなどがあげられ、これらの1種または2種
以上を使用することができる。
な単量体としては、特に限定されないが、アクリル系単
量体が好適である。アクリル系単量体としては、例え
ば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アク
リレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、i−ブチ
ル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)
アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレートな
どのアルキル基含有(メタ)アクリル系単量体;2−ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレートなどの水酸基含有
(メタ)アクリル系単量体;(メタ)アクリル酸などの
エチレン性不飽和カルボン酸;ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メ
タ)アクリレートなどのアミノ基含有(メタ)アクリル
系単量体;(メタ)アクリルアミド、エチル(メタ)ア
クリルアミドなどのアミド含有(メタ)アクリル系単量
体;アクリロニトリルなどのニトリル基含有(メタ)ア
クリル系単量体;グリシジル(メタ)アクリレートなど
のエポキシ基含有(メタ)アクリル系単量体等があげら
れる。
の単量体の他に、例えば、スチレン、メチルスチレン、
クロロスチレン、ビニルトルエンなどの芳香族炭化水素
系ビニル単量体;マレイン酸、イタコン酸、クロトン
酸、フマル酸、シトラコン酸などのα,β−エチレン性
不飽和カルボン酸;スチレンスルホン酸、ビニルスルホ
ン酸などのスルホン酸含有ビニル単量体;無水マレイン
酸、無水イタコン酸などの酸無水物;塩化ビニル、塩化
ビニリデン、クロロプレンなどの塩素含有単量体;ヒド
ロキシエチルビニルエーテル、ヒドロキシプロピルビニ
ルエーテルなどの水酸基含有アルキルビニルエーテル;
エチレングリコールモノアリルエーテル、プロピレング
リコールモノアリルエーテル、ジエチレングリコールモ
ノアリルエーテルなどのアルキレングリコールモノアリ
ルエーテル;エチレン、プロピレン、イソブチレンなど
のα−オレフィン;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、
酪酸ビニル、ピバリン酸ビニルなどのビニルエステル;
メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、ブチル
ビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテルなどの
ビニルエーテル;エチルアリルエーテル、ブチルアリル
エーテルなどのアリルエーテル等を用いることができ
る。また、エチレン性不飽和二重結合含有紫外線吸収
剤、エチレン性不飽和二重結合含有光安定剤等を用いる
こともできる。
(A)成分の固形分中にSiO2換算で0.5〜50重
量%、好ましくは0.5〜30重量%、さらに好ましく
は1〜20重量%である。シリコン成分量がこのような
範囲であることにより、十分な耐汚染性を有する透水性
塗床層が形成される。樹脂成分のシリコン成分が少ない
場合は、汚染物質が付着しやすくなる。また経時的に微
細な割れが発生し、そこから汚染物質が染み込むおそれ
がある。樹脂成分のシリコン成分が多い場合は、被膜形
成後早期に割れが発生するおそれがある。
もつ化合物を、完全に加水分解した後に、900℃で焼
成した際にシリカ(SiO2)となって残る重量分にて
表したものである。一般に、アルコキシシランやシリケ
ート等は、水と反応して加水分解反応が起こりシラノー
ルとなり、さらにシラノールどうしやシラノールとアル
コキシにより縮合反応を起こす性質を持っている。この
反応を究極まで行うと、シリカ(SiO2)となる。こ
れらの反応は一般式、RO(Si(OR)2O)nR+
(n+1)H2O→nSiO2+(2n+2)ROHと
いう反応式で表されるが、この反応式をもとに残るシリ
カ成分の量を換算したものである。
分以外に溶媒が含まれる。溶媒としては、樹脂成分を溶
解及び/または分散可能なものであれば、特に限定され
ず、水、水溶性溶剤、非水溶性溶剤、あるいはこれらの
混合物を使用することができる。具体的に、水溶性溶剤
としては、例えば、メタノール、エタノール、n−プロ
パノール、イソプロピルアルコール、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、エチレングリコールモノメ
チルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテ
ル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレ
ングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコ
ールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメ
チルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエー
テル、Nメチルピロリドン等が挙げられる。非水溶性溶
剤としては、例えば、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸n
−プロピル、酢酸イソプロピル、アセトン、メチルエチ
ルケトン、メチルイソブチルケトン、ミネラルスピリッ
ト、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、イソパラフ
ィン、シクロヘキサノン等が挙げられる。
を損わない限り、上述の成分以外として、例えば、顔
料、艶消し剤、増粘剤、レベリング剤、湿潤剤、触媒、
可塑剤、防腐剤、防黴剤、防藻剤、抗菌剤、界面活性
剤、消泡剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤等を混合するこ
ともできる。
を塗付することによって、樹脂液を透水性塗床層に浸透
させることができる。この際、樹脂液を透水性塗床層に
十分浸透させるため、樹脂液の固形分は50重量%以
下、望ましくは40重量%以下に設定する。樹脂液の固
形分は、上述の溶媒を用いて調整することができる。固
形分が50重量%より大きい場合は、透水性塗床層の透
水性が損われるおそれがある。固形分の下限は特に限定
されないが、固形分が小さすぎると、塗付量や塗付回数
を増やさなければ耐汚染性の効果が発揮できない点で不
利である。固形分の好適な範囲は5〜40重量%、さら
に好ましくは10〜35重量%である。なお、本発明に
おける固形分は、JIS K5407の「4.加熱残
分」によって求められる値である。さらに、樹脂液の浸
透性を高めるためには、樹脂液における樹脂成分として
溶解型樹脂を使用することが望ましい。溶解型樹脂は、
溶媒に樹脂成分が溶解した形態であり、比較的小さな分
子量を有するものである。具体的にその重量平均分子量
は70000以下、さらには3000〜30000であ
ることが望ましい。
は、例えば、ローラー、刷毛、スプレー等の塗装器具を
使用することができる。樹脂液の使用量は透水性塗床層
の乾燥膜厚に応じて適宜設定すればよい。透水性塗床層
の乾燥膜厚が1〜4mmである場合は、樹脂液の使用量
は概ね0.05〜0.5kg/m2である。樹脂液を透
水性塗床層に浸透させた後の硬化は、通常常温にて行え
ばよいが、加熱することも可能である。
徴をより明確にする。
て塗床材を製造した。 ・樹脂1:液状エポキシ樹脂(ビスフェノールA型、エ
ポキシ当量190、平均分子量380、固形分100重
量%) ・樹脂2:自己乳化形液状エポキシ樹脂(ビスフェノー
ルA型、エポキシ当量215、平均分子量370、固形
分100重量%) ・樹脂3:自己乳化形脂肪族ポリアミン水溶液(活性水
素当量200、固形分50重量%) ・樹脂4:変性芳香族ポリアミン(活性水素当量11
4、固形分100重量%) ・骨材1:珪砂(平均粒子径30μm) ・骨材2:珪砂(平均粒子径300μm) ・骨材3:珪砂(平均粒子径2500μm)
したもの(混合重量比2:3)を用いた。この樹脂をア
ルミニウム板に0.125mmの厚みで塗付し、温度2
0℃、相対湿度65%雰囲気下(以下、標準状態とい
う)にて72時間乾燥させた後、硬化被膜の水に対する
接触角を接触角計「CA−DT」(協和界面科学社製)
で測定したところ、その接触角は60度であった。樹脂
2と樹脂3との混合物に対し、骨材2を、被膜の単位体
積当たりの骨材比率が68体積%となるように混合し
て、塗床材1を得た。この塗床材1について下記の方法
にて透水性試験を行ったところ、優れた透水性を示し
た。
3.0mmとなるように塗床材を塗付し、標準状態にお
いて7日間養生したものを試験体とした。作製した試験
体にスポイドで水を約10mlスポットした後、経時的
にその状態を観察した。評価は、1時間後に水がなくな
ったものを○、1〜6時間後に水がなくなったものを
△、6時間後に水が残っているものを×、とした。
床材1と同様に塗床材を製造して試験を行った。このう
ち、塗床材5及び6については透水性に劣る結果となっ
た。
て樹脂液を製造した。 ・樹脂5:溶剤可溶形アクリルシリコン樹脂(固形分中
のシリコン成分量(SiO2換算)1.5重量%、重量
平均分子量20000、固形分52重量%、溶媒:トル
エン・キシレン・メタノール) ・樹脂6:水溶性アクリルシリコン樹脂(固形分中のシ
リコン成分量(SiO2換算)16重量%、重量平均分
子量25000、固形分33重量%、溶媒:水・エチレ
ングリコールモノブチルエーテル) ・樹脂7:アクリルシリコン樹脂エマルション(固形分
中のシリコン成分量(SiO2換算)0.3重量%、重
量平均分子量100000、固形分41重量%、溶媒:
水・メタノール) ・樹脂8:アクリルシリコン樹脂エマルション(固形分
中のシリコン成分量(SiO2換算)28重量%、重量
平均分子量110000、固形分35重量%、溶媒:
水) ・樹脂9:溶剤可溶形アクリルポリオール樹脂(固形分
中のシリコン成分量(SiO2換算)0重量%、重量平
均分子量60000、固形分50重量%、溶媒:トルエ
ン・酢酸ブチル) ・樹脂10:アクリル樹脂エマルション(固形分中のシ
リコン成分量(SiO2換算)0重量%、重量平均分子
量100000、固形分50重量%、溶媒:水) ・硬化剤1:ジブチルスズジラウレート溶液(固形分5
重量%、溶媒:キシレン) ・硬化剤2:水溶性エポキシ樹脂(固形分100重量
%) ・硬化剤3:ヘキサメチレンジイソシアネート(固形分
100重量%) ・溶剤1:トルエン・キシレン混合物 ・溶剤2:エチレングリコール・メタノール・エチレン
グリコールモノブチルエーテル混合物
ことにより、樹脂液1を製造した。この樹脂液1の固形
分は35重量%であった。樹脂液2〜8 表2に示す比率で各原料を混合することにより、樹脂液
2〜8を製造した。
レート板に、乾燥膜厚が2mmとなるように塗床材1を
コテ塗りし、標準状態で24時間後、樹脂液1を0.3
kg/m2の塗付量でローラー塗りすることにより塗床
層に浸透させ、さらに標準状態にて7日間乾燥硬化させ
たものを試験体とした。作製した試験体について下記の
方法にて試験を行った。
0mlスポットした後、経時的にその状態を観察した。
評価は、1時間後に水がなくなったものを○、1〜6時
間後に水がなくなったものを△、6時間後に水が残って
いるものを×、とした。
後、直ちに水にて洗浄し乾燥した。このときの汚染の程
度を試験前の試験体と比較した。評価は、汚染材料によ
る汚染が認められないものを○、汚染材料による汚染が
僅かに認められるものを△、汚染材料による汚染が明ら
かに認められるものを×、とした。なお、汚染材料とし
てはコーヒーを用いた。
た後、80℃の恒温器にて24時間放置した。恒温器か
ら取り出した試験体を放冷した後、20℃の水に3時間
浸漬し、次いで標準状態にて3時間放置した。このとき
の汚染の程度を試験前の試験体と比較した。評価は、汚
染材料による汚染が認められないものを○、汚染材料に
よる汚染が僅かに認められるものを△、汚染材料による
汚染が明らかに認められるものを×、とした。なお、汚
染材料としてはコーヒーを用いた。
て置き、塗面より30cmの高さから1kgの鉄球を落
下させ、被膜の状態の変化を目視にて観察した。このと
き塗面に異常が認められないものを○、異常(骨材の離
脱、被膜の割れ、剥離等)が認められるものを×、とし
て評価を行った。
は、平滑な仕上りとなるものを○、やや平滑性に欠けた
仕上りとなるものを△、明らかに凹凸が認められるもの
を×、とした。
ずれの試験においても優れた結果を得ることができた。
すような塗床材と樹脂液を使用した以外は、実施例1と
同様にして試験を行った。試験結果を表3に示す。
性塗床層を形成することができる。
Claims (5)
- 【請求項1】 樹脂及び骨材を含む透水性塗床材によっ
て形成された透水性塗床層に、固形分が50重量%以下
であって該固形分中のシリコン成分量がSiO2換算で
0.5〜50重量%である樹脂液を浸透させ、さらに硬
化させることを特徴とする透水性塗床層の形成方法。 - 【請求項2】 樹脂液における樹脂成分が、溶解型樹脂
であることを特徴とする請求項1に記載の透水性塗床層
の形成方法。 - 【請求項3】 透水性塗床材が、 (A)硬化被膜の水に対する接触角が70度以下である
親水性反応硬化型樹脂、及び(C)平均粒子径50〜1
000μmの骨材を含有し、単位体積当たりの骨材比率
が55〜80体積%の被膜を形成するものであることを
特徴とする請求項1または2に記載の透水性塗床層の形
成方法。 - 【請求項4】 (A)成分が、(a)主剤及び(b)硬
化剤からなる2液反応硬化型樹脂であり、これらの少な
くとも一方が水溶性化合物または水分散性化合物である
ことを特徴とする請求項3に記載の塗床層の形成方法。 - 【請求項5】 (a)成分が自己乳化型エポキシ樹脂、
(b)成分が自己乳化型ポリアミン化合物であることを
特徴とする請求項4に記載の塗床層の形成方法。
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JP2006214096A (ja) * | 2005-02-01 | 2006-08-17 | Sumika Bayer Urethane Kk | スポーツ用弾性舗装体表面の仕上げ方法 |
JP2007169353A (ja) * | 2005-12-20 | 2007-07-05 | Nippon Light Metal Co Ltd | 耐食性水系塗料組成物及び耐食性アルミニウム塗装材 |
JP2010001733A (ja) * | 2008-05-22 | 2010-01-07 | Kaneka Corp | 樹脂系舗装材組成物 |
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