JP2003252462A - 自動給紙装置、及び該自動給紙装置を備えた記録装置 - Google Patents

自動給紙装置、及び該自動給紙装置を備えた記録装置

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JP2003252462A
JP2003252462A JP2002062160A JP2002062160A JP2003252462A JP 2003252462 A JP2003252462 A JP 2003252462A JP 2002062160 A JP2002062160 A JP 2002062160A JP 2002062160 A JP2002062160 A JP 2002062160A JP 2003252462 A JP2003252462 A JP 2003252462A
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Satoshi Kaneda
聡 金田
Toshikazu Odaka
俊和 小高
Hideyuki Kataoka
英之 片岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分離補助ローラを有する自動給紙装置におい
て、特に表面の摩擦抵抗の低い写真用紙等の記録紙に記
録を実行した際に、記録実行中の記録紙に作用するバッ
クテンションを低減させる。 【解決手段】 記録紙PPは、ホッパー72の記録紙P
が積重される面72aと、記録紙搬送経路53aとの間
に形成されている角度θによって、分離補助ローラ71
1が記録紙PPの記録面に当接している部分に曲げ力が
作用する。その曲げ力に対して、記録紙PPが元の真っ
直ぐな状態に戻ろうとする反作用力は、記録紙PPの記
録面に当接している分離補助ローラ711に対して、符
号Cで示した方向に分離補助ローラを押し上げる方向に
作用する。分離補助ローラ711は、記録紙PPの反作
用力によって、符号Cで示した方向に退避する位置へ押
し上げられて記録紙PPと分離パッド73とが接してい
ない状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、給紙トレイ等に
積重された記録紙を1枚ずつ自動給紙する自動給紙装
置、及び該自動給紙装置を備えた記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット式記録装置等の記録装置
は、自動給紙装置等によって給紙した記録紙を記録実行
領域において、所定の搬送量で搬送する記録紙搬送手段
を備えている。一般的には、周面が高い摩擦抵抗を有す
る搬送ローラ等に記録紙を密着させ、その搬送ローラを
所定の搬送量に相当する回転量で駆動回転制御すること
で、所望の記録紙の搬送を行っている。したがって、こ
のような記録装置は、記録紙搬送手段の搬送精度が記録
画質に多大に影響するので、記録紙の記録面に高画質な
記録を実現するためには、所定の搬送量で高精度に記録
紙を搬送する必要があるのが通常である。
【0003】自動給紙装置は、給紙トレイ等に積重され
た記録紙を、複数重送してしまうことを防止するため
に、重なった記録紙を1枚だけ分離する分離機構を有し
ているのが一般的である。この分離機構の一例として、
給紙方向に駆動回転して記録紙を給紙するための略D形
の横断面形状を成す給紙ローラと、その給紙ローラに付
勢される分離面を有する分離パッドとを備えた自動給紙
装置が公知である。分離パッドの分離面の摩擦抵抗と、
給紙ローラの周面の摩擦抵抗と、重なった記録紙間の摩
擦抵抗の大小関係によって、重なった記録紙から1枚だ
け分離して給紙する。
【0004】また、給紙後の記録紙が記録紙搬送手段に
よって記録実行領域を搬送される際に、その記録紙が給
紙ローラと分離パッドに挟持されたままの状態である
と、記録紙の搬送方向に対して引っ張り力、いわゆるバ
ックテンションが大きく作用して、その搬送精度を大き
く低下させることになってしまう。そのため、給紙した
記録紙が記録紙搬送手段によって搬送される際には、略
D形の横断面形状を成す、つまり非円形形状を成す給紙
ローラを、その周面が分離パッドの分離面から離間した
状態となる、つまり回転中心から周面までの距離が短い
周面が分離パッドの分離面に対向する回転位置まで回転
させ、給紙ローラの周面と分離パッドの分離面とによっ
て挟持していた記録紙の挟持状態を解除する。
【0005】一方、このように給紙ローラの周面が分離
パッドから離間した状態においては、給紙ローラの周面
と分離パッドの分離面との間に空間が生じ、その空間
に、分離パッドによって分離され、分離パッド近傍に残
留している記録紙が、給紙経路内に進入してしまう虞が
生じる。そして、その空間に記録紙が進入してしまう
と、その記録紙を給紙トレイに戻す手段が無く、紙詰ま
り等の原因になる虞がある。
【0006】そこで、このような記録紙の進入を防止す
るために、その空間を埋める如く、給紙ローラに従動ロ
ーラを付加したものが公知となっている。これは、給紙
ローラを回転中心から周面までの距離が短い周面が分離
パッドに対向する回転位置において、給紙ローラに従動
回転可能に軸支された分離補助ローラを軽い付勢力で分
離パッドに付勢した状態で配設し、給紙ローラの周面と
分離パッドの分離面との間に生じた空間をふさぐもので
ある。この分離補助ローラによって、給紙ローラの外周
面と分離パッドの分離面との間の空間をふさいで、その
空間に記録紙が進入してしまうことを防止でき、給紙さ
れて記録実行領域を搬送されている記録紙に対しては、
分離補助ローラが、従動回転するとともに分離パッドの
分離面に対して軽い付勢力で付勢されていることによっ
て、記録中の記録紙に作用するバックテンションを記録
画質にほとんど影響がない程度まで低減させることがで
きる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年は、様
々な種別の記録紙が登場しており、普通紙以外の多種多
様な記録紙が広く使われるようになってきた。そして、
記録紙の種別によって表面の摩擦抵抗が異なり、中には
表面の摩擦抵抗がかなり低いものが登場してきた。この
ような記録紙は、記録紙の表面の摩擦抵抗が低いことに
よって、高摩擦抵抗皮膜を有する搬送駆動ローラの周面
に対する記録紙の密着力が低下してしまうことになるの
で、搬送駆動ローラの周面と記録紙との間にすべりが生
じやすくなる。
【0008】したがって、記録実行領域を搬送される記
録紙が、分離パッドの分離面と軽い付勢力で分離パッド
の分離面に付勢されている分離補助ローラとの間に挟持
された状態で搬送されることで記録紙に作用する小さな
バックテンションによって、搬送精度が低下し、記録画
質が低下してしまうという問題が生じる。つまり、表面
の摩擦抵抗が低い記録紙の登場によって、従来は、無視
できる程度であったバックテンションが、記録画質に影
響を与えてしまい無視できないものとなってしまった。
この傾向は、搬送駆動ローラの周面が密着する記録紙の
記録面と反対側の面にコート層が露出しているフォト紙
等の写真用紙において特に顕著であり、コート層の低い
摩擦抵抗によって、すべりが生じやすくなってしまう。
【0009】本願発明は、このような状況に鑑み成され
たものであり、その課題は、分離補助ローラを有する自
動給紙装置において、特に表面の摩擦抵抗の低い写真用
紙等の記録紙に記録を実行した際に、記録実行中の記録
紙に作用するバックテンションを低減させることにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本願請求項1に記載の発明は、複数の記録紙を積重
可能な給紙トレイと、回転中心から周面までの距離が異
なる略D形の横断面形状を成し、給紙方向に駆動回転制
御可能に前記給紙トレイの前記給紙方向下流側に軸支さ
れた給紙ローラと、前記給紙トレイの底部に配設され、
給紙動作時には、前記給紙トレイに積重された複数の記
録紙を最上位に位置する給紙すべき記録紙の表面が、前
記給紙ローラに当接する位置まで上昇し、給紙動作終了
後に下降するホッパーと、記録紙間の摩擦抵抗より大き
い摩擦抵抗を有する分離面を有し、該分離面が前記給紙
ローラに付勢された状態で、前記給紙ローラの周面と対
向する位置に配設された分離パッドと、前記給紙ローラ
に従動回転可能に軸支され、前記給紙ローラの周面と前
記分離面との間に隙間が生じる前記給紙ローラの回転位
置において、前記分離パッドに付勢されつつ、該分離パ
ッドから離間する方向に退避可能な状態で、前記給紙ロ
ーラの周面と前記分離面との間の隙間をふさぐ分離補助
ローラとを備えた自動給紙装置であって、所定の剛性を
有する記録紙の前記記録面に記録を実行する際に、前記
給紙トレイに対する前記給紙ローラより前記給紙方向下
流側の給紙経路の角度により、前記給紙トレイから前記
給紙経路にかけて湾曲した前記記録紙の剛性によって、
前記分離補助ローラと前記記録紙との当接面に、前記分
離補助ローラの付勢力と反対方向の該付勢力を越える応
力を発生させ、該応力によって前記分離補助ローラを前
記分離パッドから離間する方向に退避させる構成を有す
る、ことを特徴とした自動給紙装置である。
【0011】このように、所定の剛性を有する記録紙を
湾曲させることによって生じる応力を利用して、分離補
助ローラを分離パッドから離間する位置まで退避させる
ので、記録実行中の記録紙に対して分離パッドの分離面
の摩擦抵抗が、ほとんど作用しない状態にすることがで
き、記録実行中の記録紙に作用するバックテンション
は、ほぼ、従動回転可能に軸支されている分離補助ロー
ラの従動回転抵抗のみとなる。
【0012】ここで応力とは、物体が外部から力を受け
たとき、物体内に生じる反作用力のことである。つま
り、記録紙を湾曲させる如く外部から力を作用させ、そ
れによって生じる記録紙がその湾曲状態から真っ直ぐな
状態に戻ろうとする反作用力によって、その記録紙で分
離補助ローラを押し上げ、分離補助ローラと分離パッド
の分離面とによる記録紙の挟持状態を解除し、分離パッ
ドの分離面の摩擦抵抗が記録紙に作用しないようにする
ものである。
【0013】これにより、本願請求項1に記載の発明に
係る自動給紙装置によれば、搬送中の記録紙に作用する
バックテンションを少なくすることができるという作用
効果が得られ、表面の摩擦抵抗の低い記録紙において、
記録実行中に記録紙に作用するバックテンションによっ
て生じる記録画質の低下を少なくすることができる。
【0014】本願請求項2に記載の発明は、請求項1に
おいて、前記所定の剛性を有する記録紙は、普通紙と比
較して剛性が高く、表面の摩擦抵抗が低い、ことを特徴
とした自動給紙装置である。
【0015】本願請求項2に記載の発明に係る自動給紙
装置によれば、本願請求項1に記載の発明による作用効
果に加えて、剛性の高い記録紙は、その高い剛性によっ
て記録紙を湾曲させた際に発生する応力が大きいので、
より確実に分離補助ローラを退避させることができる。
また、分離補助ローラを退避させることによる記録実行
中の記録紙に作用するバックテンションの低減は、特に
表面の摩擦抵抗が低い記録紙において大きな作用効果を
得ることができるものである。
【0016】本願請求項3に記載の発明は、請求項2に
おいて、前記所定の剛性を有する記録紙は、原紙の両面
にコート層を有し、記録面の該コート層上にインク吸収
層を有する写真用紙である、ことを特徴とした自動給紙
装置である。
【0017】一般的に写真用紙は、原紙の両面にコート
層が施されており、記録面にのみコート層の上にインク
吸収層が施されている。したがって、記録面と反対側の
面は、そのコート層が露出した状態となっている。この
コート層は、非常に摩擦抵抗が低くすべりやすいので、
記録実行中にバックテンションが作用することによっ
て、記録画質に影響が生じやすい。また、写真用紙は、
普通紙と比較して厚みがあり、記録面と、その反対側の
面との2層のコート層によって高い剛性を有している。
【0018】したがって、本願請求項3に記載の発明に
係る自動給紙装置によれば、本願請求項2に記載の発明
による記録実行中の記録紙に作用するバックテンション
を低減させることができるという作用効果が得られるこ
とによって、特に表面の摩擦抵抗の低い写真用紙に記録
を実行した際に、記録画質の低下を低減させる効果がよ
り大きく得られる。
【0019】本願請求項4に記載の発明は、請求項1〜
3のいずれか1項に記載の自動給紙装置を備えた記録装
置である。本願請求項4に記載の発明に係る記録装置に
よれば、記録装置において、前述した本願請求項1〜3
のいずれか1項に記載の発明による作用効果を得ること
ができる。
【0020】本願請求項5に記載の発明は、請求項4に
おいて、周面に高摩擦抵抗皮膜を有し、所定の記録紙搬
送方向に駆動回転可能に軸支された搬送駆動ローラと、
該搬送駆動ローラに付勢され、従動回転可能に軸支され
た搬送従動ローラとで、前記自動給紙装置から給紙され
た前記記録紙を挟持し、前記搬送駆動ローラの駆動回転
によって、記録実行領域の前記記録紙を前記記録紙搬送
方向に所定の搬送量で搬送する記録紙搬送手段を備え
る、ことを特徴とした記録装置である。
【0021】このように、搬送駆動ローラと搬送従動ロ
ーラとで記録紙を挟持し、搬送駆動ローラの回転駆動力
によって、記録紙を搬送方向に搬送する記録紙搬送手段
を備えた記録装置においては、高摩擦抵抗被膜を有する
搬送駆動ローラの周面と記録紙の表面との間にすべりが
生じることによって、記録画質が低下してしまう虞があ
る。したがって、本願請求項4に記載の発明による作用
効果によって、記録実行中の記録紙に作用するバックテ
ンションを低減させることができるので、そのバックテ
ンションによって搬送駆動ローラの周面と記録紙の表面
との間に生じるすべりを少なくすることができる。
【0022】これにより、本願請求項5に記載の発明に
係る記録装置によれば、搬送駆動ローラと搬送従動ロー
ラとで記録紙を挟持し、搬送駆動ローラの回転駆動力に
よって、記録紙を搬送方向に搬送する記録紙搬送手段を
備えた記録装置において、本願請求項4に記載の発明に
よる作用効果によって、記録実行中の記録紙に作用する
バックテンションを低減させることができるという作用
効果が得られ、そのバックテンションによる記録画質の
低下の虞を少なくすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の一実施の形態を
図面に基づいて説明する。まず、本願発明に係るインク
ジェット式記録装置の概略構成について説明する。図1
は、本願発明に係るインクジェット式記録装置の一実施
の形態を示した斜視図であり、図2は、要部側面図であ
る。
【0024】インクジェット式記録装置50には、記録
紙Pの記録面上を主走査方向Xに往復動しながら記録面
にインクを吐出して記録を実行する記録実行手段とし
て、キャリッジガイド軸61とサブキャリッジガイド軸
61Sとで、主走査方向Xに往復動可能に軸支されたキ
ャリッジ62が配設されている。キャリッジ62には、
記録紙Pにインクを吐出する記録ヘッド63が搭載され
ている。記録ヘッド63と対向して、記録ヘッド63の
ヘッド面と記録紙Pとの間隔を規定するプラテン53が
設けられている。そして、キャリッジ62を主走査方向
Xに往復動させながら記録ヘッド63のヘッド面から記
録紙Pにインクを吐出する動作と、記録紙Pを副走査方
向Yに所定の搬送量で搬送する動作とを交互に繰り返す
ことで記録紙Pに記録が行われる。
【0025】また、キャリッジ62には、プラテン53
上の記録紙Pを検出可能な記録紙検出センサ64が記録
紙Pの記録面に対向する位置に搭載されている。記録紙
検出センサ64は、記録ヘッド63の副走査方向Yの上
流側に配設されており、キャリッジ62を主走査方向X
に往復動させる際に、記録ヘッド63の記録実行領域よ
り副走査方向Yの上流側の記録紙Pを検出することが可
能なセンサである。この記録紙検出センサ64は、発光
ダイオードから成る発光部と、フォトトランジスタから
成る受光部とを有し、発光部から発した光が検出対象の
記録紙P又はプラテン53に当たって反射し、反射した
光を受光部にて受光し、その受光量に応じて出力電圧が
変化する構成を成す反射型フォトインタラプタである。
【0026】また、インクジェット式記録装置50は、
本願発明に係る「自動給紙装置」として、多数の記録紙
Pを積重可能な給紙トレイ70と、給紙トレイ70の副
走査方向Yの下流側に配設されている給紙ローラ71
と、給紙トレイ70に配設されているホッパー72及び
分離パッド73とを備えている。給紙トレイ70に積重
された記録紙Pは、ホッパー72によって給紙ローラ7
1に押しつけられ、給紙ローラ71の給紙方向への駆動
回転と、分離パッド73の摩擦抵抗によって、給紙トレ
イ70に積重された記録紙Pの最上位の記録紙Pのみが
分離されて自動給紙される。
【0027】さらに、インクジェット式記録装置50に
は、自動給紙装置によって自動給紙された記録紙Pを副
走査方向Yに間欠的に搬送する搬送駆動ローラ51と搬
送従動ローラ52とが配設されている。搬送駆動ローラ
51は、回転駆動力源により回転制御され、搬送駆動ロ
ーラ51の回転により、記録紙Pは副走査方向Yに搬送
される。搬送従動ローラ52は複数設けられており、そ
れぞれ個々に搬送駆動ローラ51に付勢され、記録紙P
が搬送駆動ローラ51の回転により搬送される際に、そ
の付勢力によって記録紙Pに接した状態で記録紙Pの搬
送に従動して回転する。
【0028】さらに、インクジェット式記録装置50に
は、記録実行後の記録紙Pを排出する排紙駆動ローラ5
4と排紙従動ローラ55とが配設されている。排紙駆動
ローラ54は、回転駆動力源により回転制御され、排紙
駆動ローラ54の回転により、記録実行後の記録紙Pは
副走査方向Yに排出される。排紙従動ローラ55は、周
囲に複数の歯を有し、各歯の先端が記録紙Pの記録面に
点接触するように鋭角的に尖っている歯付きローラとな
っている。排紙従動ローラ55は、それぞれ個々に排紙
駆動ローラ54に、前述の搬送従動ローラ52の付勢力
よりも弱い付勢力で付勢され、記録紙Pが排紙駆動ロー
ラ54の回転により排出される際に、その付勢力によっ
て記録紙Pに接した状態で記録紙Pの排出に従動して回
転する。そして、記録実行後の記録紙Pは、排紙駆動ロ
ーラ54及び排紙従動ローラ55により副走査方向Yの
下流側に排出される。排紙駆動ローラ54及び排紙従動
ローラ55の下流側には、記録実行済みの記録紙Pが排
出される排紙トレイ81が配設されている。
【0029】次に、本願発明に係る「自動給紙装置」に
ついて説明する。図3は、本願発明に係るインクジェッ
ト式記録装置50の自動給紙装置近傍を拡大して示した
要部側面図である。
【0030】給紙ローラ71の周面と、分離パッド73
の分離面との間に隙間が生じる給紙ローラ71の回転位
置において、縮設されたコイルばね712により分離パ
ッド73に向けて(符号Aで示した方向)付勢された状
態で分離補助ローラ711が給紙ローラ71に配設され
ている。また、分離補助ローラ711は、従動回転可能
に軸支されており、記録実行領域を搬送駆動ローラ51
と搬送従動ローラ52とに挟持されて搬送される記録紙
Pの搬送に従動して搬送方向(符号Bで示した回転方
向)に回転する。さらに、分離補助ローラ711は、分
離パッド73から離間する方向(符号Cで示した方向)
へ、コイルばね712による付勢力より大きい力が作用
することによって、その方向に退避可能に配設されてい
る。
【0031】給紙ローラ71の周面と分離パッド73と
の間に隙間ができる給紙ローラ71の回転位置におい
て、その隙間は、分離補助ローラ711によってふさが
れ、それによって、給紙された記録紙Pに引きずられた
他の記録紙Pが給紙経路に進入してしまうことを防止し
ている。また、コイルばね712による分離補助ローラ
の符号Aで示した方向の付勢力は、当該実施の形態にお
いては、約60g前後であり、普通紙等の剛性の低い記
録紙Pを分離パッド73の分離面に押しつけることがで
きる程度の弱い付勢力であることが好ましい。それによ
って、給紙ローラ71の周面と分離パッド73との間の
隙間をふさぎつつ、分離補助ローラ711と分離パッド
73とによって記録紙Pに作用するバックテンションを
最小限にすることができる。
【0032】また、本願発明に係る「自動給紙装置」
は、記録紙Pが積重されるホッパー72の記録紙Pが積
重される面72aと、記録紙搬送経路53aとの間に
は、一定の角度θが形成されている。記録紙Pが給紙さ
れ、記録紙搬送経路53aを搬送される際に、この角度
θによって、記録紙Pには一定の曲げ力が作用して記録
紙Pが湾曲する構成になっている。
【0033】つづいて、本願発明に係る「自動給紙装
置」において、普通紙等の剛性の低い記録紙Pを給紙し
て記録を実行する場合と、剛性が高く表面の摩擦抵抗が
低い写真用紙を給紙して記録を実行する場合とについ
て、それぞれ図面を参照しながら説明する。
【0034】図4は、本願発明に係るインクジェット式
記録装置50の自動給紙装置近傍を拡大して示した要部
側面図であり、普通紙等の剛性の低い記録紙Pを給紙し
て記録を実行している状態を示したものである。
【0035】記録紙Pは、ホッパー72の記録紙Pが積
重される面72aと、記録紙搬送経路53aとの間の角
度θによって、分離補助ローラ711と分離パッド73
とに挟持されている部分に曲げ力が作用して湾曲する。
記録紙Pは、普通紙であり剛性が低く柔らかいので、そ
の曲げ力に対する応力も小さい。したがって、記録紙P
は、図示の如く湾曲したままの状態で副走査方向Yに搬
送され、分離補助ローラ711と分離パッド73とに挟
持された部分には、分離パッド73の分離面の摩擦抵抗
によるバックテンションが作用する。
【0036】前述したように、分離パッド73に対して
分離補助ローラ711を付勢しているコイルばね712
の荷重は、60g前後と小さい。また、記録紙Pは普通
紙であり、その表面にはある程度の摩擦抵抗を有してい
る。そのため、記録紙Pは、搬送駆動ローラ51と搬送
従動ローラ52とに挟持された際に、搬送駆動ローラ5
1の表面に施されている高摩擦抵抗皮膜の摩擦抵抗と、
記録紙Pの表面の摩擦抵抗とによって、多少のバックテ
ンションの影響を受けずに確実に副走査方向Yへ搬送さ
れる。
【0037】ここで、写真用紙と、その問題点について
説明する。前述したように、一般的に写真用紙は、普通
紙等より厚みのある原紙の両面にコート層が施され、さ
らに記録面側のコート層上にはインク吸収層が施されて
いる。このような構造の写真用紙は、一般的に高い剛性
を有しており、かつ記録面と反対側の面は、摩擦抵抗の
小さいコート層が露出しているので、その面はすべりや
すいという特性を有している。また、厚みのある原紙に
コート層とインク吸収層が施された構造によって、ある
程度の重さもある。
【0038】写真用紙は、搬送駆動ローラ51と搬送従
動ローラ52とに挟持された状態において、高摩擦抵抗
皮膜が施されている搬送駆動ローラ51の周面と、摩擦
抵抗が小さいコート層が露出した記録面と反対側の面と
が接した状態で副走査方向Yへ搬送される。したがっ
て、搬送駆動ローラ51と搬送従動ローラ52とによる
写真用紙の挟持力は、普通紙のそれと比較して小さくな
ってしまう。そのため、搬送駆動ローラ51の周面と写
真用紙との接触面は、すべりやすい状態となり、加えて
写真用紙は普通紙より重いので、写真用紙は、バックテ
ンションの影響を受けやすい状態で搬送されることにな
る。
【0039】したがって、副走査方向Yへ搬送中の写真
用紙は、分離補助ローラ711と分離パッド73とに挟
持され、分離パッド73の分離面の摩擦抵抗によるバッ
クテンションが作用することによって、搬送駆動ローラ
51の搬送力が十分に伝達されず、搬送駆動ローラ51
の周面と写真用紙との接触面にすべりが生じてしまい、
搬送精度が低下して記録画質の低下が生じてしまう。
【0040】このような写真用紙の性質によって生じる
記録画質の低下を防止すべく、当該実施の形態に示した
インクジェット式記録装置50は、前述したように、ホ
ッパー72の記録紙Pが積重される面72aと、記録紙
搬送経路53aとの間に、一定の角度θが形成されてお
り、つづいて、その角度θによって写真用紙を搬送する
際のバックテンションを低減させるしくみについて説明
する。
【0041】図5は、本願発明に係るインクジェット式
記録装置50の自動給紙装置近傍を拡大して示した要部
側面図であり、剛性が高く表面の摩擦抵抗が低い写真用
紙を給紙して記録を実行している状態を示したものであ
る。
【0042】記録紙PPは、前述した写真用紙である。
記録紙PPは、ホッパー72の記録紙Pが積重される面
72aと、記録紙搬送経路53aとの間に形成されてい
る角度θによって、分離補助ローラ711が記録紙PP
の記録面に当接している部分に曲げ力が作用して湾曲す
る。記録紙PPは、写真用紙であり剛性が高いので、そ
の曲げ力によって湾曲した際に記録紙PPに生じる応
力、つまり、ホッパー72の記録紙Pが積重される面7
2aと、記録紙搬送経路53aとの間に形成されている
角度θによる曲げ力によって湾曲した状態から元の真っ
直ぐな状態に戻ろうとする反作用力が大きい。
【0043】記録紙PPが元の真っ直ぐな状態に戻ろう
とする反作用力は、記録紙PPの記録面に当接している
分離補助ローラ711に対して、記録紙PPが元の真っ
直ぐな状態に戻ろうとする方向、つまり符号Cで示した
方向に分離補助ローラ711を押し上げる方向に作用す
る。写真用紙の高い剛性によって、その反作用力は、分
離補助ローラ711を分離パッド73に向けて付勢して
いるコイルばね712の荷重より大きくなるので、分離
補助ローラ711は、記録紙PPの反作用力によって、
符号Cで示した方向に退避する位置へ記録紙PPによっ
て押し上げられる。
【0044】そして、それによって、記録紙PPと分離
パッド73との間に、図示の如く空間が生じ、記録紙P
Pと分離パッド73の分離面とが接していない状態で、
記録紙PPは副走査方向Yへ搬送されることになる。し
たがって、記録紙PPに対して分離パッド73の分離面
の摩擦抵抗が作用せず、記録紙PPは、従動回転可能に
軸支されている分離補助ローラ711にのみ接した状態
となる。分離補助ローラ711は、記録紙PPの搬送に
従動して回転するので、記録紙PPに作用するバックテ
ンションは、従動回転可能に軸支されている分離補助ロ
ーラ711の略従動回転抵抗のみとなり、ごくわずかな
ものとなる。
【0045】このようにして、搬送駆動ローラ51の周
面との間ですべりが生じやすい写真用紙(記録紙PP)
において、そのすべりによって搬送精度が低下し、記録
画質が低下する虞をほとんど生じなくすることができ
る。
【0046】尚、本願発明は上記実施例に限定されるこ
となく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種
々の変形が可能であり、それらも本願発明の範囲内に含
まれるものであることは言うまでもない。
【0047】
【発明の効果】本願発明によれば、分離補助ローラを有
する自動給紙装置において、特に表面の摩擦抵抗の低い
写真用紙等の記録紙に記録を実行した際に、記録実行中
の記録紙に作用するバックテンションを低減させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るインクジェット式記録装置の一
実施の形態を示した斜視図である。
【図2】本願発明に係るインクジェット式記録装置の一
実施の形態を示した要部側面図である。
【図3】本願発明に係るインクジェット式記録装置の自
動給紙装置近傍を拡大して示した要部側面図である。
【図4】本願発明に係るインクジェット式記録装置の自
動給紙装置近傍を拡大して示した要部側面図であり、普
通紙等の剛性の低い記録紙を給紙して記録を実行してい
る状態を示したものである。
【図5】本願発明に係るインクジェット式記録装置の自
動給紙装置近傍を拡大して示した要部側面図であり、剛
性が高く表面の摩擦抵抗が低い写真用紙を給紙して記録
を実行している状態を示したものである。
【符号の説明】
50 インクジェット式記録装置 51 搬送駆動ローラ 52 搬送従動ローラ 53 プラテン 54 排紙駆動ローラ 55 排紙従動ローラ 56 排紙フレーム 61 キャリッジガイド軸 61S サブキャリッジガイド軸 62 キャリッジ 63 記録ヘッド 64 記録紙検出センサ 70 給紙トレイ 71 給紙ローラ 711 分離補助ローラ 712 コイルばね 72 ホッパー 73 分離パッド 81 排紙トレイ P 記録紙(普通紙) PP 写真用紙 X 主走査方向 Y 副走査方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片岡 英之 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 3F343 FA02 FB02 FB03 FC01 GA02 GB01 GC01 GD02 HB03 HD03 HD09 HD14 JA01 JD03 JD08 JD39 KB05 LB08 LC05 LC11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録紙を積重可能な給紙トレイ
    と、 回転中心から周面までの距離が異なる略D形の横断面形
    状を成し、給紙方向に駆動回転制御可能に前記給紙トレ
    イの前記給紙方向下流側に軸支された給紙ローラと、 前記給紙トレイの底部に配設され、給紙動作時には、前
    記給紙トレイに積重された複数の記録紙を最上位に位置
    する給紙すべき記録紙の表面が、前記給紙ローラに当接
    する位置まで上昇し、給紙動作終了後に下降するホッパ
    ーと、 記録紙間の摩擦抵抗より大きい摩擦抵抗を有する分離面
    を有し、該分離面が前記給紙ローラに付勢された状態
    で、前記給紙ローラの周面と対向する位置に配設された
    分離パッドと、 前記給紙ローラに従動回転可能に軸支され、前記給紙ロ
    ーラの周面と前記分離面との間に隙間が生じる前記給紙
    ローラの回転位置において、前記分離パッドに付勢され
    つつ、該分離パッドから離間する方向に退避可能な状態
    で、前記給紙ローラの周面と前記分離面との間の隙間を
    ふさぐ分離補助ローラとを備えた自動給紙装置であっ
    て、 所定の剛性を有する記録紙の前記記録面に記録を実行す
    る際に、前記給紙トレイに対する前記給紙ローラより前
    記給紙方向下流側の給紙経路の角度により、前記給紙ト
    レイから前記給紙経路にかけて湾曲した前記記録紙の剛
    性によって、前記分離補助ローラと前記記録紙との当接
    面に、前記分離補助ローラの付勢力と反対方向の該付勢
    力を越える応力を発生させ、該応力によって前記分離補
    助ローラを前記分離パッドから離間する方向に退避させ
    る構成を有する、ことを特徴とした自動給紙装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記所定の剛性を有
    する記録紙は、普通紙と比較して剛性が高く、表面の摩
    擦抵抗が低い、ことを特徴とした自動給紙装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記所定の剛性を有
    する記録紙は、原紙の両面にコート層を有し、記録面の
    該コート層上にインク吸収層を有する写真用紙である、
    ことを特徴とした自動給紙装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の自
    動給紙装置を備えた記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、周面に高摩擦抵抗皮
    膜を有し、所定の記録紙搬送方向に駆動回転可能に軸支
    された搬送駆動ローラと、該搬送駆動ローラに付勢さ
    れ、従動回転可能に軸支された搬送従動ローラとで、前
    記自動給紙装置から給紙された前記記録紙を挟持し、前
    記搬送駆動ローラの駆動回転によって、記録実行領域の
    前記記録紙を前記記録紙搬送方向に所定の搬送量で搬送
    する記録紙搬送手段を備える、ことを特徴とした記録装
    置。
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