JP2003252419A - ベルトコンベア装置 - Google Patents

ベルトコンベア装置

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JP2003252419A
JP2003252419A JP2002056373A JP2002056373A JP2003252419A JP 2003252419 A JP2003252419 A JP 2003252419A JP 2002056373 A JP2002056373 A JP 2002056373A JP 2002056373 A JP2002056373 A JP 2002056373A JP 2003252419 A JP2003252419 A JP 2003252419A
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skirt rubber
skirt
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Yoshifumi Masuoka
慶文 益岡
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G21/00Supporting or protective framework or housings for endless load-carriers or traction elements of belt or chain conveyors
    • B65G21/20Means incorporated in, or attached to, framework or housings for guiding load-carriers, traction elements or loads supported on moving surfaces
    • B65G21/2045Mechanical means for guiding or retaining the load on the load-carrying surface
    • B65G21/2063Mechanical means for guiding or retaining the load on the load-carrying surface comprising elements not movable in the direction of load-transport
    • B65G21/2072Laterial guidance means
    • B65G21/2081Laterial guidance means for bulk material, e.g. skirts

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スカートゴムの調整を簡便に行えるように構
成したベルトコンベア装置を提供する。 【解決手段】 フレーム20と、このフレームの内部に
配置された前部ローラ4および後部ローラ3と、これら
前部ローラ4および後部ローラ3間を掛け回された無端
ベルト8と、この無端ベルト8における後部ローラ3か
ら前部ローラ4へ向けて走行する搬送部81の左右部の
上面にそれぞれ先端が摺接するように配置された一対の
スカートゴム70とを備えたベルトコンベア装置におい
て、上記スカートゴム70は、スカートゴム支持部材9
0に支持されているとともに、スカートゴム支持部材9
0は、フレーム20に上端部が固定されたガイド部材4
0に沿って上記搬送部81に対して近接・離間する方向
にスライド移動可能に支持されており、上記スカートゴ
ム支持部材90は、操作部Aを回転させることによって
上記ガイド部材40に対してスライド移動するように構
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本願発明は、ベルトコンベア
装置に関し、より詳しくは、ベルトの両側方上面に、フ
レームから垂下させたスカートゴムを摺接させ、搬送物
から生じる粉塵等がフレーム下部へ飛散ないしは落下す
ることを防止した形式のベルトコンベア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ベルトコンベアは、フレームと、このフ
レームの内部において前後に配置したローラ間を掛け回
した無端状のベルトとを備える。ベルトは、後部ローラ
から離れて前部ローラに至る間が搬送部として機能し、
この搬送部は、前後のローラの間に配置したいくつかの
支持ローラによって支持されるのが通常である。フレー
ムの後方部には、搬送部に搬送物を供給するための供給
口が備えられる。搬送物は、供給口から搬送部上に投下
され、ベルトの走行に伴い、前方に向けて搬送された
後、搬送部の前端から落下させられる。搬送を終えたベ
ルトは、前部ローラを掛け回って搬送部の下方を前部ロ
ーラから後部ローラに向けて走行し、後部ローラを掛け
回って再び搬送部として前方に向けて走行する。
【0003】ところで、ベルトコンベアで搬送するべき
物は、粉体や粒体あるいは加工や組み立て工程途中の小
型物品等、粉塵が含まれているか、または粉塵が発生し
やすい物が多いため、ベルトコンベア装置を密閉型に構
成する場合が多い。工場内環境への粉塵の飛散を防止す
るためである。
【0004】このような密閉型のベルトコンベア装置に
おいては、フレームから垂下させたスカートゴムをベル
トの左右部上面に摺接させるようにしている。また、フ
レームの上部は通常はカバーによって塞がれており、こ
れにより、このベルトコンベア装置は、ベルトの上面
と、左右のスカートゴムと、フレーム側壁ないしはカバ
ーによって閉断面を形成する。これにより、搬送物の粉
塵がフレームの下方に飛散したり、フレームに形成され
る開口から外部に飛散することが防止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なベルトコンベア装置のスカートゴムは、ベルトの全長
にわたって適正に摺接させられている必要がある。従
来、このようなスカートゴムは、フレームに取付けた支
持片にスカートゴムの適部をボルト等によって固定する
という手法で取付けられているにすぎない。したがっ
て、スカートゴムの調整作業は、フレームに設けた作業
穴を通して、フレーム内の奥まった部位のボルトを緩
め、スカートゴムの位置調整をした後に再びボルトを締
めつけるといったきわめて面倒なものであった。
【0006】上記のようなスカートゴムの調整は、ベル
トコンベア装置の初期設置時の他、スカートゴムの摩滅
の程度に応じて適時行う必要があるが、このような調整
作業もまた、初期設置時と同様に困難を極めていた。
【0007】本願発明は、上記のような事情のもとで考
え出されたものであって、スカートゴムの調整をより簡
便に行えるように構成したベルトコンベア装置を提供す
ることをその課題とする。
【0008】
【発明の開示】上記のような課題を解決するため、本願
発明では、次の技術的手段を採用した。
【0009】すなわち、本願発明によって提供されるベ
ルトコンベア装置は、フレームと、このフレームの内部
に配置された前部ローラおよび後部ローラと、これら前
部ローラおよび後部ローラ間を掛け回された無端ベルト
と、この無端ベルトにおける後部ローラから前部ローラ
へ向けて走行する搬送部の左右部の上面にそれぞれ先端
が摺接するように配置された一対のスカートゴムとを備
えたベルトコンベア装置において、上記スカートゴム
は、スカートゴム支持部材に支持されているとともに、
スカートゴム支持部材は、フレームに上端部が固定され
たガイド部材に沿って上記搬送部に対して近接・離間す
る方向にスライド移動可能に支持されており、上記スカ
ートゴム支持部材は、操作部を回転させることによって
上記ガイド部材に対してスライド移動するように構成さ
れていることを特徴とする。
【0010】上記構成においては、適所に設けた操作部
を回転させるという簡単な操作により、スカートゴムを
ベルトの搬送部に対して近接・離間させることができ、
これにより、ベルトに対するスカートゴムの摺接状態を
簡便に調節することができる。
【0011】好ましい実施の形態においては、上記操作
部は、フレームの外部に臨むようにして配置されてい
る。
【0012】他の好ましい実施の形態においては、上記
操作部は、フレームに設けた孔に臨むようにして配置さ
れている。この場合、上記孔は、カバーで塞がれるよう
にすることができる。
【0013】上記各構成においては、フレームの外部か
ら容易に上記の操作部の操作をすることができるのであ
り、スカートゴムの調整作業がより簡便になる。
【0014】好ましい実施の形態においては、フレーム
の側壁には、ショルダ部が形成されており、上記操作部
は、このショルダ部の外部に臨むように配置されてい
る。
【0015】他の実施の形態においては、フレームの側
壁には、ショルダ部が形成されており、上記操作部は、
このショルダ部に設けた孔に臨むようにして配置されて
いる。この場合において、上記孔は、カバーで塞がれる
ようにすることができる。
【0016】上記各構成においては、ショルダ面が上向
きに外部に臨むことになるから、たとえば、垂直壁に臨
む操作部を操作することに比較して、より、作業がしや
すくなる。
【0017】好ましい実施の形態においてはまた、フレ
ームまたはこれと一体的な部材にボルトが回転可能に支
持されている一方、このボルトの雄ねじ部が上記スカー
トゴム支持部材に設けた雌ねじにねじ込まれており、上
記ボルトの頭部を上記操作部として回転させると、上記
雌ねじが螺進退して、上記スカートゴム支持部材がスラ
イド移動するようになっている。
【0018】好ましい実施の形態においては、フレーム
における上記ショルダ部の適部には、吊りフック用の係
合部が形成されている。
【0019】この構成においては、吊りフックのための
係合部がフレームの側面から突出するといったことを防
止できる。
【0020】他の好ましい実施の形態においては、上記
フレームにおける上記ショルダ部を含めてそれより上の
部位は、それより下の部位に対して着脱可能に分割され
ている。
【0021】本願発明のその他の特徴および利点は、図
面を参照して以下に行う詳細な説明から、より明らかと
なろう。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態につ
き、図面を参照して具体的に説明する。
【0023】図1は、本願発明に係るベルトコンベア装
置10の位置実施形態の全体側面図である。同図から判
るように、このベルトコンベア装置10のフレーム2
は、いくつかに分割された部分フレームを前後方向につ
なげて構成されている。すなわち、フレーム2は、後部
フレーム2bと、前部フレーム2aと、これらの間に介
装されたいくつかの中間フレーム20とからなる。後部
フレーム2b内には、後部ローラ3が内装されている。
前部フレーム2aには、前部ローラ4およびその駆動装
置5が配置されている。前部ローラ4と後部ローラ3と
の間には、無端ベルト8が掛け回されている。
【0024】図2は、図1のII-II線に沿う断面図、図
3は、図1のIII-III線に沿う断面図である。すなわ
ち、図2は、中間フレーム20どうしの接続部の断面形
態を表し、図3は、中間フレーム20の中間部の断面形
態を表す。なお、以下において、中間フレームは、単に
フレームという。
【0025】これらの図から判るように、フレームは、
左右の側壁21,21を備えており、それらの下部同士
は、下部カバー23によって塞がれ、上部同士は、上部
カバー24によって塞がれている。左右の側壁21,2
1には、作業穴25が設けられており、この作業穴25
は、カバー26によって塞がれるようになっている。
【0026】上記のフレーム20の内部の上方部には、
クロスメンバ27およびこのクロスメンバ27に取り付
けたブラケット27aを介して、横方向に並ぶ3つの支
持ローラ28a,28b,28cが設けられている。こ
の支持ローラは、中央の水平ローラ28bと、この水平
ローラの両側において内向きに傾斜する左右の傾斜ロー
ラ28a,28cとからなっており、これらのローラ2
8a,28b,28cによって、ベルト8の搬送部81
が支持される。これにより、ベルト8は、中央部がへこ
んだチャンネル状となって走行させられる。なお、この
3つのローラ28a,28b,28cの組は、ベルト搬
送方向に1箇所または複数箇所設けられる。また、フレ
ーム20の内部の下方部には、左右の側壁21,21に
設けたブラケット29aを介して、支持ローラ29が設
けられいてる。この支持ローラ29には、前部ローラ4
を掛け回って後部ローラ3に向かうベルト部分82が支
持される。
【0027】左右の側壁21は、下部垂直部21aと、
その上端から内向きに傾斜して折れ曲がるショルダ部2
1bと、このショルダ部の内端からさらに垂直に延びる
上部垂直部21cとを有している。この実施形態では、
このショルダ部21bに、スカートゴムの調整を行うた
めの操作部Aが配置されるが、その詳細は、後述する。
【0028】図2に表れているように、フレーム20の
前後方向の端部には、フランジ部30が設けられてい
る。このフランジ部30には、接続用の孔31が設けら
れるほか、上記ショルダ部21bに沿う部位には、吊り
フックを引っ掛けるための係合孔32が設けられてい
る。各フレーム20どうしは、その両端のフランジ部3
0同士を対面させ、上記孔31を利用してねじ手段を用
いることによって、互いに接続される。
【0029】図2および図3に表れているように、ベル
ト8の搬送部81の左右部上面に先端が摺接させられる
ようにして、スカートゴム70が配置され、かつ、この
スカートゴム70は、ベルト8の搬送部81に対する摺
接状態を容易に調節しうるように構成される。
【0030】図4および図5は、右側のスカートゴム7
0の調節機構の詳細を示している。以下に説明する構成
は、左側においても、対称に設けられるのは、いうまで
もない。
【0031】符号40は、ガイド部材を示し、上記ショ
ルダ部21bの内面に重ねられる基部41と、この基部
の内縁から垂直に折れ曲がるガイド部42とを有する断
面L字状を呈した板状部材であり、フレーム20の長さ
と対応する長さを有している。ショルダ部21bには、
透孔22が設けられ、この透孔22の位置に対応して、
上記ガイド部材40の基部41にも、上記透孔22より
小径の透孔43が設けられている。この透孔43を囲む
ようにして、上記基部41の裏面側には、補強板44が
溶接され、この補強板44には、小判穴45が設けられ
ている(図6および図9参照)。
【0032】図5において、符号60は、上部大径雄ね
じ部61と、下部小径雄ねじ部62と、中央貫通孔63
とを有するセットボルトを示し、小径雄ねじ部62は、
直径方向に対向する部位を平面的に削除して、断面小判
形状とされている。このセットボルト60は、大径雄ね
じ部61と小径雄ねじ部62との境界の段部64が上記
ガイド部材40の基部41の上面に当たるようにして、
ショルダ部21bの透孔22、上記基部41の透孔43
および上記補強板44の小判穴45に連通挿される。こ
のとき、断面小判形状の小径雄ねじ部62が上記補強板
44の小判穴45に挿通することにより、このセットボ
ルト60は、回転不能な状態となる。そして、小径雄ね
じ部62にナット65がねじ込まれることにより、この
セットボルト60は、実質的にガイド部材40に固定さ
れる。また、大径雄ねじ部61にも座金66を介してナ
ット67がねじ込まれることにより、ショルダ部21b
とガイド部材40とが互いに連結固定される。セットボ
ルト60の中央貫通孔63には、操作部材Aとしての六
角穴付きボルト85が通挿される。この六角穴付きボル
ト85の首下部には、座金86およびゴムパッキン87
が介装される。また、この六角穴付きボルト85の雄ね
じ部85aの適部には、割りピン88aが横方向に挿通
され、この割りピン88aとセットボルト60の下面と
の間に皿バネ89が圧縮状態において介装される。これ
により、六角穴付きボルト85が常時下方に付勢され、
上記ゴムパッキン87が圧迫されることとなって、フレ
ーム20の内外の気密性が確保される。そして、六角穴
付きボルト85は、定位置において、回転操作可能な状
態となる。なお、上記のようなセットボルト60および
六角穴付きボルト85による回転操作機構は、フレーム
の長手方向に好ましくは2箇所設けられる。
【0033】図5において符号70は、スカートゴム
を、符号90は、スカートゴム支持部材を、それぞれ示
す。スカートゴム支持部材90は、上記ガイド部材40
のガイド部42と平行な支持部91と、この支持部91
の上端から外向き直角に折れ曲がるスライド作動部92
とを有する断面L字状を呈する板状部材であり、フレー
ム20と対応する長さを有している。スライド作動部9
2には、上記の六角穴付きボルト85の軸線と対応する
ようにして、透孔93が設けられるとともに、この透孔
93の裏側に、ナット94が溶接されている。このナッ
ト94には、上記六角穴付きボルト85の雄ねじ部85
aがねじ込まれる。
【0034】上記スカートゴム支持部材90の支持部9
1の上部には、上記ガイド部42に向けて突出するピン
95が取付けられている。この支持部91の下方には、
上下方向に延びる長穴96が形成されており、この長穴
96には、上記ガイド部42に設けたボス46が収容さ
れている。このボス46は、スカートゴム70の厚みと
上記支持部91の厚みの和よりやや大の寸法を有してお
り、その軸端には、ねじ穴46aが設けられている。な
お、上記ピン95および長穴96は、それぞれフレーム
20の長手方向に2箇所程度設けられる(図7参照)。
【0035】一方、スカートゴム70には、上記ピン9
5が嵌まり込む穴71と、上記支持部91に設けた長穴
96と対応する長穴72とが設けられており(図8参
照)、このスカートゴム70は、図5に表れているよう
に、ガイド部材40のガイド部41とスカートゴム支持
部材90の支持部91との間に挟み込まれるようにし
て、かつ、上記ピン95が穴71に嵌まり込むようにし
て、支持される。そして、ボス46のねじ穴46aに
は、六角穴付きボルト73が、その頭部73aと支持部
91との間に皿バネ74を介装しつつ、ねじ込まれる。
これにより、スカートゴム70は、皿バネ74の弾力に
より、ガイド部42と支持部91との間に弾性挟圧さ
れ、このスカートゴム70の内外の気密性が確保され
る。
【0036】上記の構成において、スカートゴム70
は、その穴71がピン95に嵌まり込んでいることによ
り、支持部材90とともに、上記ボス46が長穴72,
96内で移動が許容される範囲でガイド部42の延びる
方向に移動することができる。上記セットボルト60に
通挿された六角穴付きボルト85が回転させられると、
このボルト85の雄ねじ部85a上を上記ナット94が
螺進退するため、結局、上記六角穴付きボルト85の頭
部を操作部Aとしてこれを回転させることにより、スカ
ートゴム70は、ガイド部42の延びる方向に進退させ
られる。これにより、スカートゴム70のベルト81に
対する摺接状態が調節される。
【0037】上記六角穴付きボルト85は、フレーム2
0のショルダ部21bの外面に臨んでいるため、上記の
ようなスカートゴム70の調整をフレーム20の外部か
ら容易に行うことができる。また、六角穴付きボルト8
5のねじ作用によってスカートゴム70の摺接状態の調
整が行われるため、微調整が容易であり最適状態を得る
のが容易である。
【0038】上記したように、この実施形態では、フレ
ーム20にショルダ部21bが設けられ、この部にスカ
ートゴム70の調節のための操作部Aが設けられている
ので、この操作部Aが上向きに臨み、より操作が容易に
なる。また、ショルダ部21bを設けることにより、フ
レーム20の左右側壁21,21の剛性が高まり、その
結果として、フレーム全体の強度が向上する。さらに、
このショルダ部21bに吊りフックを引っ掛けるための
係合部32が都合よく設けられ、吊りフックのための係
合部がフレームの左右に張り出すといった不具合も解消
される。
【0039】なお、上記の実施形態では、フレーム20
は、上下方向については一体に形成されているが、上下
方向に分割構成するようにしてもよい。図10は、ショ
ルダ部21bより上を分割した場合を示している。上記
セットボルト60、六角穴付きボルト85を含むスカー
トゴム70の調整機構は(図10において、セットボル
ト60および六角穴付きボルト85は、図示が省略され
ている)、ショルダ部21b付近に付属させることがで
きるので、図10に示す構成を従前のフレームに取付け
て本願発明の構成とすることができる。
【0040】また、上記の実施形態では、フレーム20
のショルダ部21bは、傾斜状としていたが、図11に
示すように、ショルダ部21bを水平状としてもよい。
なお、図11においては、ベルト8の搬送部81のため
の支持ローラ28は、単一の円柱状ローラとして、搬送
部81を平面的に支持搬送するようにしている。その他
の構成は、上記の実施形態と同様であるので、対応する
部材または部分に同一の符号を付して、詳細な説明を省
略する。
【0041】図12は、スカートゴム調整機構の他の実
施形態を示している。この機構は、上記の実施形態の機
構をより簡単にしたものである。すなわち、断面L字状
のガイド部材40は、その基部41がフレーム20のシ
ョルダ部21bの内面にボルト等によって固定されてい
る。上記ガイド部材40の基部41には、透孔43が形
成されており、ショルダ部21bには、この透孔43よ
り径の大きい窓孔22aが設けられている。上記透孔4
3には、六角穴付きボルト85の雄ねじ部85aが通挿
され、雄ねじ部85aの横方向貫通孔に通した割りピン
88aと上記基部41との間に、皿バネ89が介装され
ている。これにより、六角穴付きボルト85の頭部は、
ワッシャ86を介して上記ガイド部材40の基部41に
弾性圧接させられ、フレーム20の内外の気密性が確保
される。好ましくは、ボルト85の頭部の首下部のワッ
シャ86と上記ガイド部材40の基部41との間に、ゴ
ムパッキン(図示略)を介装させておくとよい。この場
合においても、スカートゴム調整機構の操作部Aとなる
六角穴付きボルト85の頭部は、フレーム20のショル
ダ部21bに臨むことになる。その余の構成は、図5に
詳示した構成と同様である。この場合においても、六角
穴付きボルト85の頭部を回転させるだけで、スカート
ゴム70のベルト81に対する接触状態を容易に調節で
きるという、上記の実施形態と同様の利点を享受するこ
とができる。
【0042】図13は、スカートゴム調整機構のさらに
他の実施形態を示している。この実施形態においては、
図12に示した構成と同様にしてショルダ部21bの裏
面にガイド部材40の基部41がボルト等によって固定
されており、このガイド部材40のガイド部42にショ
ルダ部21bと平行となるように突出させたブラケット
片47に、図12に示したのと同様にして六角穴付きボ
ルト85を回転可能に支持させている。ショルダ部21
bには、作業穴22bが開けられ、この作業穴22b
は、カバー11によって封鎖される。その余の構成は、
図5に示した構成と同様である。この場合、カバー11
を外せば、六角穴付きボルト85の頭部Aを外部に臨ま
せることができるので、この六角穴付きボルト85を回
転操作して、容易にスカートゴム70のベルト81に対
する接触状態の調整を行うことができる。
【0043】図14は、いわゆるオープンタイプのフレ
ームに対して本願発明のスカートゴム調整機構を適用し
たものである。この場合、フレーム20には、上記各実
施形態でのショルダ部に相当する部分が存在しない。そ
の代わりに、フレーム20の上端から内向きに斜めに延
びるステー12が設けられ、このステー12に対してL
字状のガイド部材40の基部41が溶接等によって取付
けられている。このガイド部材40の基部41に対する
六角穴付きボルト85の支持構造、スカートゴム支持部
材90ないしスカートゴム70の支持構造は、上記した
各実施形態と同様である。この場合においても、六角穴
付きボルト85を回転操作するだけで、スカートゴム7
0のベルト81に対する接触状態を容易に調整すること
ができる。
【0044】図15もまた、いわゆるオープンタイプの
フレームに対して本願発明に係るスカートゴム調整機構
を適用したものである。図14に示した構造との相違
は、ガイド部材40から突出させたブラケット片47に
六角穴付きボルト85を回転可能に支持させた点であ
る。この場合、ガイド部材40の基部41に、六角穴付
きボルト85の頭部Aを臨ませる孔43bが形成され
る。この場合においても、孔43bの外側から六角穴付
きボルト85を回転させて、容易にスカートゴム70の
ベルト81に対する接触状態の調整をすることができ
る。
【0045】もちろん、この発明は上記した各実施形態
に限定されるものではない。上記各実施形態では、ボル
トを回転させることにより、スカートゴム支持部材と一
体的なナットを螺進退させるようにしているが、フレー
ムと一体的な部材にナットを回転可能に支持し、スカー
トゴム支持部材と一体的に取付けたボルトの雄ねじ部を
上記のナットにねじ込むようにしてもよい。この場合、
ナットを操作部としてこれを回転させることにより、ボ
ルトを軸方向に移動させ、その結果しとてスカートゴム
支持部材ないしスカートゴムをベルトに対して近接・離
間させ、相互の接触状態の調整をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るベルトコンベア装置の全体の側
面外観図である。
【図2】図1のII-II線に沿う拡大断面図である。
【図3】図1のIII-III線に沿う拡大断面図である。
【図4】スカートゴム調整機構を示す部分断面図であ
る。
【図5】図4の構成をさらに拡大して示す詳細図であ
る。
【図6】ガイド部材の平面図(a)、正面図(b)およ
び側面図(c)である。
【図7】スカートゴム支持部材の平面図(a)、正面図
(b)および側面図(c)である。
【図8】スカートゴムの正面図である。
【図9】ガイド部材の部分拡大平面図(a)および部分
拡大正面図(b)である。
【図10】フレームの上部を分割構成とした場合の説明
図である。
【図11】本願発明に係るベルトコンベア装置の他の実
施形態を示す断面図である。
【図12】スカートゴム調整機構の他の形態の説明図で
ある。
【図13】スカートゴム調整機構の他の形態の説明図で
ある。
【図14】スカートゴム調整機構のさらに他の形態の説
明図である。
【図15】スカートゴム調整機構のさらに他の形態の説
明図である。
【符号の説明】
3 後部ローラ 4 前部ローラ 8 無端ベルト 10 ベルトコンベア装置 20 フレーム 21b ショルダ部 30 フランジ部 40 ガイド部材 41 基部(ガイド部材の) 42 ガイド部(ガイド部材の) 44 補強板 46 ボス 47 ブラケット片 60 セットボルト 61 上部大径雄ねじ部 62 下部小径雄ねじ部 70 スカートゴム 71 穴(スカートゴムの) 72 長穴(スカートゴムの) 81 搬送部(無端ベルト8の) 85 六角穴付きボルト 85a 雄ねじ部(六角穴付きボルトの) 90 スカートゴム支持部材 91 支持部 92 スライド作動部 A 操作部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームと、このフレームの内部に配置
    された前部ローラおよび後部ローラと、これら前部ロー
    ラおよび後部ローラ間を掛け回された無端ベルトと、こ
    の無端ベルトにおける後部ローラから前部ローラへ向け
    て走行する搬送部の左右部の上面にそれぞれ先端が摺接
    するように配置された一対のスカートゴムとを備えたベ
    ルトコンベア装置において、 上記スカートゴムは、スカートゴム支持部材に支持され
    ているとともに、スカートゴム支持部材は、フレームに
    上端部が固定されたガイド部材に沿って上記搬送部に対
    して近接・離間する方向にスライド移動可能に支持され
    ており、 上記スカートゴム支持部材は、操作部を回転させること
    によって上記ガイド部材に対してスライド移動するよう
    に構成されていることを特徴とする、ベルトコンベア装
    置。
  2. 【請求項2】 上記操作部は、フレームの外部に臨むよ
    うにして配置されている、請求項1に記載のベルトコン
    ベア装置。
  3. 【請求項3】 上記操作部は、フレームに設けた孔に臨
    むようにして配置されている、請求項1に記載のベルト
    コンベア装置。
  4. 【請求項4】 上記孔は、カバーで塞がれるようになっ
    ている、請求項3に記載のベルトコンベア装置。
  5. 【請求項5】 フレームの側壁には、ショルダ部が形成
    されており、上記操作部は、このショルダ部の外部に臨
    むように配置されている、請求項2に記載のベルトコン
    ベア装置。
  6. 【請求項6】 フレームの側壁には、ショルダ部が形成
    されており、上記操作部は、このショルダ部に設けた孔
    に臨むようにして配置されている、請求項3に記載のベ
    ルトコンベア装置。
  7. 【請求項7】 上記孔は、カバーで塞がれるようになっ
    ている、請求項6に記載のベルトコンベア装置。
  8. 【請求項8】 フレームまたはこれと一体的な部材にボ
    ルトが回転可能に支持されている一方、このボルトの雄
    ねじ部が上記スカートゴム支持部材に設けた雌ねじにね
    じ込まれており、上記ボルトの頭部を上記操作部として
    回転させると、上記雌ねじが螺進退して、上記スカート
    ゴム支持部材がスライド移動する、請求項1ないし7の
    いずれかに記載のベルトコンベア装置。
  9. 【請求項9】 フレームにおける上記ショルダ部の適部
    には、吊りフック用の係合部が形成されている、請求項
    8に記載のベルトコンベア装置。
  10. 【請求項10】 上記フレームにおける上記ショルダ部を
    含めてそれより上の部位は、それより下の部位に対して
    着脱可能に分割されている、請求項9に記載のベルトコ
    ンベア装置。
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