JP2003252044A - 建設機械のキャビン構造 - Google Patents
建設機械のキャビン構造Info
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- JP2003252044A JP2003252044A JP2002053419A JP2002053419A JP2003252044A JP 2003252044 A JP2003252044 A JP 2003252044A JP 2002053419 A JP2002053419 A JP 2002053419A JP 2002053419 A JP2002053419 A JP 2002053419A JP 2003252044 A JP2003252044 A JP 2003252044A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】直射日光から作業者の視界を保護しながら、作
業時の視認性を確保する事により作業効率を高め、更に
はキャビン内の空調効率をも向上させた、作業者にとっ
て快適な室内作業空間を実現するための建設機械の運転
席キャビン構造を提供する。 【解決手段】建設機械のキャビンにおいて、キャビン外
周窓ガラスの少なくとも一面にUVカット処理を施した
ガラス部材を採用した。
業時の視認性を確保する事により作業効率を高め、更に
はキャビン内の空調効率をも向上させた、作業者にとっ
て快適な室内作業空間を実現するための建設機械の運転
席キャビン構造を提供する。 【解決手段】建設機械のキャビンにおいて、キャビン外
周窓ガラスの少なくとも一面にUVカット処理を施した
ガラス部材を採用した。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、建設機械の運転席
キャビン構造において、作業者の作業環境を改善し、快
適な作業環境を提供するための運転席キャビン構造に関
する。
キャビン構造において、作業者の作業環境を改善し、快
適な作業環境を提供するための運転席キャビン構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】建設機械において、走行装置に旋回台軸
受を介して旋回台フレームを旋回可能に装着し、該旋回
台フレームに、座席、エンジン、及び油タンク等を配設
して上部体構造を構成し、該旋回台フレームの前端部
に、作業機を枢支したものを旋回作業車いわゆるバック
ホーという。
受を介して旋回台フレームを旋回可能に装着し、該旋回
台フレームに、座席、エンジン、及び油タンク等を配設
して上部体構造を構成し、該旋回台フレームの前端部
に、作業機を枢支したものを旋回作業車いわゆるバック
ホーという。
【0003】周知のようにバックホー等の建設機械の運
転席構造にはキャノピー構造のものとキャビン構造のも
のが存在する。
転席構造にはキャノピー構造のものとキャビン構造のも
のが存在する。
【0004】キャビン構造の運転席は、運転席の頭上を
天蓋で覆っただけのキャノピー構造の運転席と比較し
て、運転席の外周を壁ないしガラス窓で完全に覆われて
いるため、一般的に居住性、快適性に優れているといわ
れている。
天蓋で覆っただけのキャノピー構造の運転席と比較し
て、運転席の外周を壁ないしガラス窓で完全に覆われて
いるため、一般的に居住性、快適性に優れているといわ
れている。
【0005】しかし、それでも一般的な自動車の室内と
比較すると、視界保護と視認性の確保および断熱性や遮
光性が適切に保たれていないため、安全性や快適性が劣
っているというのが現状である。
比較すると、視界保護と視認性の確保および断熱性や遮
光性が適切に保たれていないため、安全性や快適性が劣
っているというのが現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来、建設機械の運転
席キャビンの窓ガラス部分には外部からの遮光性や断熱
性を適切に調整するような窓ガラス部材は採用されてい
なかった。従って、実開平7第34060号で開示され
ているように、運転席キャビンの天井近傍部にサンシェ
ードを装備して運転席に入ってくる日光の光量を調整す
るような方法はあったものの、サンシェードの操作性が
煩わしいのみならず、直射日光からの作業者の視界保護
並びに作業時の視認性確保という観点からは完全とはい
えないものであった。
席キャビンの窓ガラス部分には外部からの遮光性や断熱
性を適切に調整するような窓ガラス部材は採用されてい
なかった。従って、実開平7第34060号で開示され
ているように、運転席キャビンの天井近傍部にサンシェ
ードを装備して運転席に入ってくる日光の光量を調整す
るような方法はあったものの、サンシェードの操作性が
煩わしいのみならず、直射日光からの作業者の視界保護
並びに作業時の視認性確保という観点からは完全とはい
えないものであった。
【0007】更に、建設機械のキャビン窓は、一般的に
はガラス窓もしくはアクリル樹脂窓で構成されているた
め、外部からの遮光性や断熱性が確保されているとは言
いがたい状況であり、直射日光からの作業者の視界保護
や視認性の確保およびキャビン内冷暖房効率の向上とい
う観点からは不完全なものであった。
はガラス窓もしくはアクリル樹脂窓で構成されているた
め、外部からの遮光性や断熱性が確保されているとは言
いがたい状況であり、直射日光からの作業者の視界保護
や視認性の確保およびキャビン内冷暖房効率の向上とい
う観点からは不完全なものであった。
【0008】本発明の目的は、上記述べたような課題を
解決しつつ、直射日光から作業者の視界を保護しながら
作業時の視認性を確保する事により安全性、作業性を高
め、更には断熱性を確保することによってキャビン室内
の空調効率をも向上させた、作業者にとって快適な室内
作業空間を提供することにある。
解決しつつ、直射日光から作業者の視界を保護しながら
作業時の視認性を確保する事により安全性、作業性を高
め、更には断熱性を確保することによってキャビン室内
の空調効率をも向上させた、作業者にとって快適な室内
作業空間を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決のため、
本発明の請求項1における建設機械のキャビン構造にお
いては、キャビン外周窓ガラスの少なくとも一面もしく
は一部に、UVカットガラス部材を用いたことを特徴と
する。
本発明の請求項1における建設機械のキャビン構造にお
いては、キャビン外周窓ガラスの少なくとも一面もしく
は一部に、UVカットガラス部材を用いたことを特徴と
する。
【0010】請求項2における建設機械のキャビン構造
においては、キャビン外周窓ガラスの少なくとも一面も
しくは一部に、断熱性ガラス部材を採用したことを特徴
とする。
においては、キャビン外周窓ガラスの少なくとも一面も
しくは一部に、断熱性ガラス部材を採用したことを特徴
とする。
【0011】請求項3における建設機械のキャビン構造
においては、キャビン外周の窓ガラスの少なくとも一面
もしくは一部分に、着色ガラス部材を採用したことを特
徴とする。さらに請求項4においては上記三つの機能を
二つ以上有するガラス部材を採用したことを特徴として
いる。
においては、キャビン外周の窓ガラスの少なくとも一面
もしくは一部分に、着色ガラス部材を採用したことを特
徴とする。さらに請求項4においては上記三つの機能を
二つ以上有するガラス部材を採用したことを特徴として
いる。
【0012】
【発明の実施の形態】下記に本発明の実施の形態を説明
する。まず建設機械のキャビンにおいて、キャビン外周
窓ガラスの少なくとも一面もしくは一部分に、UVカッ
トガラス部材を採用した。
する。まず建設機械のキャビンにおいて、キャビン外周
窓ガラスの少なくとも一面もしくは一部分に、UVカッ
トガラス部材を採用した。
【0013】次に建設機械の運転室キャビン外周窓ガラ
スの少なくとも一面もしくは一部分に外部からの直射日
光を断熱する、断熱および熱線吸収機能を有するガラス
部材を採用した。
スの少なくとも一面もしくは一部分に外部からの直射日
光を断熱する、断熱および熱線吸収機能を有するガラス
部材を採用した。
【0014】更に、運転席の前面ガラスの一部と、側面
および後部ガラスの少なくとも一面もしくは一部分に、
直射日光から作業者の視界を保護しつつ、作業時の視認
性を確保する事が可能な着色ガラス部材を採用した。
尚、該着色ガラス部材には外部から室内を見づらくした
プライバシーガラスやハーフミラーガラスを採用して構
成することももちろん可能である。
および後部ガラスの少なくとも一面もしくは一部分に、
直射日光から作業者の視界を保護しつつ、作業時の視認
性を確保する事が可能な着色ガラス部材を採用した。
尚、該着色ガラス部材には外部から室内を見づらくした
プライバシーガラスやハーフミラーガラスを採用して構
成することももちろん可能である。
【0015】上記のようなUVカットガラス構造のガラ
ス部材を採用することにより、有害な紫外線を含む直射
日光が外部から室内に入ってくる際に効率よく遮断する
ことができ、なおかつ作業者の視界保護や作業時の視認
性の向上を図ることが出来る。
ス部材を採用することにより、有害な紫外線を含む直射
日光が外部から室内に入ってくる際に効率よく遮断する
ことができ、なおかつ作業者の視界保護や作業時の視認
性の向上を図ることが出来る。
【0016】又、断熱性ガラス部材を採用することによ
り、直射日光によるガラス越しの灼熱感を低減し、キャ
ビン内の室温上昇も抑えることができるので、キャビン
内の空調効率を向上させることが可能となる。
り、直射日光によるガラス越しの灼熱感を低減し、キャ
ビン内の室温上昇も抑えることができるので、キャビン
内の空調効率を向上させることが可能となる。
【0017】更に、着色ガラス部材を採用することによ
り、外部からの直射日光を効率よく遮断することがで
き、作業者の視界保護や作業時の視認性の向上を図るこ
とが出来るのみならず、プライバシーの確保も可能とな
る。尚、上記の機能を二つ以上有するガラス部材を採用
することにより、作業者にとって更に快適な建設機械の
運転席キャビン構造を提供することも可能である。
り、外部からの直射日光を効率よく遮断することがで
き、作業者の視界保護や作業時の視認性の向上を図るこ
とが出来るのみならず、プライバシーの確保も可能とな
る。尚、上記の機能を二つ以上有するガラス部材を採用
することにより、作業者にとって更に快適な建設機械の
運転席キャビン構造を提供することも可能である。
【0018】
【実施例】以下、添付の図面に示した本発明の実施例に
ついて説明する。図1はバックホーの運転席キャビンC
に本発明のUVカットガラス窓1を全面に装備した建設
機械の斜視図である。図2は同じくバックホーの運転席
キャビンCの側面窓に本発明のUVカットガラス窓1a
を装備した建設機械の側面図。図3はバックホーの運転
席キャビンCの背面窓に本発明のガラス窓1bを装備し
た建設機械の背面図。図4は図2と反対側の運転席キャ
ビンCの側面窓に本発明のUVカットガラス窓1cを装
備した建設機械の側面図。図5は本発明のUVカット構
造ガラス窓1の機能を表した模式図。図6は運転席キャ
ビンCの前面ガラスの一部に本発明の着色ガラス窓2を
装備した建設機械の斜視図である。
ついて説明する。図1はバックホーの運転席キャビンC
に本発明のUVカットガラス窓1を全面に装備した建設
機械の斜視図である。図2は同じくバックホーの運転席
キャビンCの側面窓に本発明のUVカットガラス窓1a
を装備した建設機械の側面図。図3はバックホーの運転
席キャビンCの背面窓に本発明のガラス窓1bを装備し
た建設機械の背面図。図4は図2と反対側の運転席キャ
ビンCの側面窓に本発明のUVカットガラス窓1cを装
備した建設機械の側面図。図5は本発明のUVカット構
造ガラス窓1の機能を表した模式図。図6は運転席キャ
ビンCの前面ガラスの一部に本発明の着色ガラス窓2を
装備した建設機械の斜視図である。
【0019】次に各々の実施例について説明する。図1
はバックホーの運転席キャビンCのガラス部材に本発明
のUVカットガラス窓1を装備した建設機械の斜視図で
あり、本実施例においては、人体に有害な紫外線を含む
直射日光がUVカットガラス窓1により効率的に遮断さ
れるので、従来技術における窓ガラス部材のように、直
射日光が外部から運転席キャビン室内にそのまま入り込
むことがないため、作業者の視界保護が効率的に行え、
快適性が向上する。
はバックホーの運転席キャビンCのガラス部材に本発明
のUVカットガラス窓1を装備した建設機械の斜視図で
あり、本実施例においては、人体に有害な紫外線を含む
直射日光がUVカットガラス窓1により効率的に遮断さ
れるので、従来技術における窓ガラス部材のように、直
射日光が外部から運転席キャビン室内にそのまま入り込
むことがないため、作業者の視界保護が効率的に行え、
快適性が向上する。
【0020】図2はバックホーの運転席キャビンCのガ
ラス部材に本発明のUVカットガラス窓1aを装備した
建設機械の側面図であり、本実施例においては、人体に
有害な紫外線を含む直射日光がUVカットガラス窓1a
により効率的に遮断されるので、従来技術における窓ガ
ラス部材のように、直射日光が外部から運転席キャビン
室内にそのまま入り込むことがないため、作業者の視界
保護が効率的に行え、快適性が向上する。
ラス部材に本発明のUVカットガラス窓1aを装備した
建設機械の側面図であり、本実施例においては、人体に
有害な紫外線を含む直射日光がUVカットガラス窓1a
により効率的に遮断されるので、従来技術における窓ガ
ラス部材のように、直射日光が外部から運転席キャビン
室内にそのまま入り込むことがないため、作業者の視界
保護が効率的に行え、快適性が向上する。
【0021】図3はバックホーの運転席キャビンCのガ
ラス部材に本発明のUVカットガラス窓1bを装備した
建設機械の背面図であり、本実施例においては、人体に
有害な紫外線を含む直射日光がUVカットガラス窓1b
により効率的に遮断されるので、従来技術における窓ガ
ラス部材のように、直射日光が外部から運転席キャビン
室内にそのまま入り込むことがないため、作業者の視界
保護が効率的に行え、快適性が向上する。
ラス部材に本発明のUVカットガラス窓1bを装備した
建設機械の背面図であり、本実施例においては、人体に
有害な紫外線を含む直射日光がUVカットガラス窓1b
により効率的に遮断されるので、従来技術における窓ガ
ラス部材のように、直射日光が外部から運転席キャビン
室内にそのまま入り込むことがないため、作業者の視界
保護が効率的に行え、快適性が向上する。
【0022】図4はバックホーの運転席キャビンCのガ
ラス部材に本発明のUVカットガラス窓1cを装備した
建設機械の図1とは反対側からの側面図であり、本実施
例においては、人体に有害な紫外線を含む直射日光がU
Vカットガラス窓1cにより効率的に遮断されるので、
従来技術における窓ガラス部材のように、直射日光が外
部から運転席キャビン室内にそのまま入り込むことがな
いため、作業者の視界保護が効率的に行え、快適性が向
上する。
ラス部材に本発明のUVカットガラス窓1cを装備した
建設機械の図1とは反対側からの側面図であり、本実施
例においては、人体に有害な紫外線を含む直射日光がU
Vカットガラス窓1cにより効率的に遮断されるので、
従来技術における窓ガラス部材のように、直射日光が外
部から運転席キャビン室内にそのまま入り込むことがな
いため、作業者の視界保護が効率的に行え、快適性が向
上する。
【0023】図5はバックホーの運転席キャビンCのガ
ラス部材に使用する本発明のUVカットガラス窓1の断
面斜視図であり、人体に有害な紫外線を含む直射日光が
UVカットガラス窓1により効率的に遮断されるので、
従来技術におけるガラス部材のように、直射日光が外部
から運転席キャビン室内にそのまま入り込むことがない
状態を模式的に表している図である。
ラス部材に使用する本発明のUVカットガラス窓1の断
面斜視図であり、人体に有害な紫外線を含む直射日光が
UVカットガラス窓1により効率的に遮断されるので、
従来技術におけるガラス部材のように、直射日光が外部
から運転席キャビン室内にそのまま入り込むことがない
状態を模式的に表している図である。
【0024】尚、図1から図4において、バックホーの
運転席キャビンCのガラス部材には請求項1に記載のU
Vカットガラス1にかえて、本発明の請求項2に記載の
断熱性ガラス窓を採用することもできる。その場合の断
熱ガラスの性能としては、日射透過率が少なくとも30
%以下の性能を有するものが望ましい。
運転席キャビンCのガラス部材には請求項1に記載のU
Vカットガラス1にかえて、本発明の請求項2に記載の
断熱性ガラス窓を採用することもできる。その場合の断
熱ガラスの性能としては、日射透過率が少なくとも30
%以下の性能を有するものが望ましい。
【0025】更に上記の断熱性ガラス窓を採用した場合
においては、従来技術のガラス部材のように直射日光が
外部から運転席キャビンC内にそのまま入り込むという
ことはなく、ガラス自体に断熱性を有するため、窓越し
にじりじりする灼熱感を低減でき、同時にキャビン室内
の温度上昇を迎えることができるので、皮膚温度の上昇
も抑制され、作業者にとってやすらぎと快適性をあわせ
もつ人にやさしいキャビン室内環境を実現することが出
来る。
においては、従来技術のガラス部材のように直射日光が
外部から運転席キャビンC内にそのまま入り込むという
ことはなく、ガラス自体に断熱性を有するため、窓越し
にじりじりする灼熱感を低減でき、同時にキャビン室内
の温度上昇を迎えることができるので、皮膚温度の上昇
も抑制され、作業者にとってやすらぎと快適性をあわせ
もつ人にやさしいキャビン室内環境を実現することが出
来る。
【0026】上記の断熱性ガラス窓を採用した場合の副
次的な効果として、ガラス自体の断熱性によってキャビ
ン室内の温度上昇を迎えることができるため、エアコン
の負荷も軽減でき、搭載機関の燃費向上によるCO2の
排出量削減効果も期待できる。
次的な効果として、ガラス自体の断熱性によってキャビ
ン室内の温度上昇を迎えることができるため、エアコン
の負荷も軽減でき、搭載機関の燃費向上によるCO2の
排出量削減効果も期待できる。
【0027】又、図1から図4において、バックホーの
運転席キャビンCのガラス部材には請求項1に記載のU
Vカットガラス1にかえて、本発明の請求項3に記載の
着色ガラス窓2を採用することもできる。この場合にお
いては、従来技術のガラス部材のように直射日光が外部
から運転席キャビンC内にそのまま入り込むということ
はないので、作業者の視界保護が効率的に行えるととも
に快適性が向上し、プライバシーの確保も合わせて図る
ことが出来る。該着色ガラス部材の可視光線透過率は一
般的な自動車のように70%以上あることが望ましい。
尚、該着色ガラスには外部から室内を見づらくしたプラ
イバシーガラスやハーフミラーガラスを採用して構成す
ることももちろん可能である。
運転席キャビンCのガラス部材には請求項1に記載のU
Vカットガラス1にかえて、本発明の請求項3に記載の
着色ガラス窓2を採用することもできる。この場合にお
いては、従来技術のガラス部材のように直射日光が外部
から運転席キャビンC内にそのまま入り込むということ
はないので、作業者の視界保護が効率的に行えるととも
に快適性が向上し、プライバシーの確保も合わせて図る
ことが出来る。該着色ガラス部材の可視光線透過率は一
般的な自動車のように70%以上あることが望ましい。
尚、該着色ガラスには外部から室内を見づらくしたプラ
イバシーガラスやハーフミラーガラスを採用して構成す
ることももちろん可能である。
【0028】尚、キャビンC外周の窓ガラス部材にはU
Vカットガラス1、断熱性ガラス、着色ガラス2の各々
の機能を二つ以上有するガラス部材を用いることももち
ろん可能であり、その場合においては、従来技術のよう
に、外部からの紫外線Sが運転席キャビン内にそのまま
入り込むということはなく、更に、ガラス自体に断熱性
を有するため、窓越しにじりじりする灼熱感を低減で
き、同時にキャビン室内の温度上昇を迎えることができ
るので、作業者にとってやすらぎと快適性をあわせもつ
人にやさしいキャビン室内環境を実現することが出来
る。
Vカットガラス1、断熱性ガラス、着色ガラス2の各々
の機能を二つ以上有するガラス部材を用いることももち
ろん可能であり、その場合においては、従来技術のよう
に、外部からの紫外線Sが運転席キャビン内にそのまま
入り込むということはなく、更に、ガラス自体に断熱性
を有するため、窓越しにじりじりする灼熱感を低減で
き、同時にキャビン室内の温度上昇を迎えることができ
るので、作業者にとってやすらぎと快適性をあわせもつ
人にやさしいキャビン室内環境を実現することが出来
る。
【0029】図6は、運転席キャビンCの前面窓の一部
に本発明の着色ガラス窓2を採用したキャビンCの斜視
図であり、該着色部分を運転席前面ガラスの上部にのみ
施した実施例である。本実施例においては、従来技術に
おける、サンシェードの角度を調整するための煩わしい
ノブ操作等を一切行うことなく、作業者の視界を直射日
光から保護することが出来るのみならず、サンシェード
のような作業者の視界を遮る物体がまったく存在しない
ため、作業者の視認性確保が格段に容易になり、作業が
効率的に行えるようになる。
に本発明の着色ガラス窓2を採用したキャビンCの斜視
図であり、該着色部分を運転席前面ガラスの上部にのみ
施した実施例である。本実施例においては、従来技術に
おける、サンシェードの角度を調整するための煩わしい
ノブ操作等を一切行うことなく、作業者の視界を直射日
光から保護することが出来るのみならず、サンシェード
のような作業者の視界を遮る物体がまったく存在しない
ため、作業者の視認性確保が格段に容易になり、作業が
効率的に行えるようになる。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1ないし4に
記載の発明によれば、第一に、UVカットガラス構造の
ガラス部材を採用することにより、外部からの有害な紫
外線を含む直射日光を効率よく遮断することができ、作
業者の視界保護や作業時の視認性の向上を図ることが出
来る。
記載の発明によれば、第一に、UVカットガラス構造の
ガラス部材を採用することにより、外部からの有害な紫
外線を含む直射日光を効率よく遮断することができ、作
業者の視界保護や作業時の視認性の向上を図ることが出
来る。
【0031】第二に、断熱性ガラス部材を採用すること
により、直射日光によるガラス越しの灼熱感を低減し、
キャビン内の室温上昇も抑えることができるので、キャ
ビン内の空調効率の向上を図ることができる。
により、直射日光によるガラス越しの灼熱感を低減し、
キャビン内の室温上昇も抑えることができるので、キャ
ビン内の空調効率の向上を図ることができる。
【0032】第三に、着色ガラス部材を採用することに
より、直射日光によるガラス越しの灼熱感を低減し、キ
ャビン内の室温上昇も抑えることができるので、キャビ
ン内の空調効率の向上を図ることができる。
より、直射日光によるガラス越しの灼熱感を低減し、キ
ャビン内の室温上昇も抑えることができるので、キャビ
ン内の空調効率の向上を図ることができる。
【0033】第四に、UVカットガラス、断熱性ガラ
ス、着色ガラスの各々の機能を二つ以上有するガラス部
材を採用することにより、外部からの有害な紫外線を含
む直射日光を効率よく遮断し、作業者の視界保護や作業
時の視認性の向上を図りつつ、直射日光によるガラス越
しの灼熱感を低減し、キャビン内の室温上昇も抑えるこ
とができる。
ス、着色ガラスの各々の機能を二つ以上有するガラス部
材を採用することにより、外部からの有害な紫外線を含
む直射日光を効率よく遮断し、作業者の視界保護や作業
時の視認性の向上を図りつつ、直射日光によるガラス越
しの灼熱感を低減し、キャビン内の室温上昇も抑えるこ
とができる。
【0034】上記の効果により、作業者にとってはやす
らぎを感じる快適なキャビン室内作業空間の形成に貢献
し、人にやさしい建設機械の運転席キャビン環境を提供
することができる。
らぎを感じる快適なキャビン室内作業空間の形成に貢献
し、人にやさしい建設機械の運転席キャビン環境を提供
することができる。
【図1】本発明のガラス窓を装備した建設機械の斜視図
【図2】本発明のガラス窓を装備した建設機械の側面図
【図3】本発明のガラス窓を装備した建設機械の背面図
【図4】本発明のガラス窓を装備した建設機械の側面図
【図5】本発明のUVカット構造ガラス窓の機能を表し
た模式図
た模式図
【図6】本発明の着色ガラス窓を装備した建設機械の斜
視図
視図
S 紫外線
1 UVカットガラス窓
1a 側面ガラス窓
1b 背面ガラス窓
1c 側面ガラス窓
2 着色ガラス窓
Claims (4)
- 【請求項1】 建設機械のキャビンにおいて、キャビン
外周窓ガラスの少なくとも一面もしくは一部分に、UV
カットガラス部材を用いたことを特徴とする建設機械。 - 【請求項2】 建設機械のキャビンにおいて、キャビン
外周窓ガラスの少なくとも一面もしくは一部分に、断熱
性ガラス部材を採用したことを特徴とする建設機械。 - 【請求項3】 建設機械のキャビンにおいて、キャビン
外周窓ガラスの少なくとも一面もしくは一部分に、着色
ガラス部材を採用したことを特徴とする建設機械。 - 【請求項4】 請求項1乃至3に記載の建設機械のキャ
ビンにおいて、キャビン外周窓ガラスの少なくとも一面
もしくは一部分に、UVカットガラス、断熱性ガラス、
着色ガラスのいずれか二つ以上の機能を有するガラス部
材を用いたことを特徴とする建設機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002053419A JP2003252044A (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 建設機械のキャビン構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002053419A JP2003252044A (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 建設機械のキャビン構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003252044A true JP2003252044A (ja) | 2003-09-09 |
Family
ID=28664853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002053419A Pending JP2003252044A (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 建設機械のキャビン構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003252044A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011105030A (ja) * | 2009-11-12 | 2011-06-02 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 建設機械のキャブ構造 |
DE202011102713U1 (de) * | 2011-07-01 | 2012-10-09 | Liebherr-Werk Nenzing Gmbh | Kabine für eine Arbeitsmaschine |
-
2002
- 2002-02-28 JP JP2002053419A patent/JP2003252044A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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