JP2003251921A - インクジェット記録用シート - Google Patents

インクジェット記録用シート

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JP2003251921A
JP2003251921A JP2002055218A JP2002055218A JP2003251921A JP 2003251921 A JP2003251921 A JP 2003251921A JP 2002055218 A JP2002055218 A JP 2002055218A JP 2002055218 A JP2002055218 A JP 2002055218A JP 2003251921 A JP2003251921 A JP 2003251921A
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JP
Japan
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silica
oil absorption
receiving layer
recording sheet
ink receiving
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JP2002055218A
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English (en)
Inventor
Takeshi Murasawa
剛 村澤
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Nisshinbo Holdings Inc
Original Assignee
Nisshinbo Industries Inc
Nisshin Spinning Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸油量の異なる2種のシリカを使用する際の
吸油量及び比率の調整を容易で安定性のあるものとする
ことができ、画像に筋状のムラの発生しない、印画性能
に優れた、インクジェット記録用シートを提供するこ
と。 【解決手段】 基材上にインク受理層を設けてなり、該
インク受理層が、塩基性乳酸アルミニウム、吸油量が1
80〜240ml/100gであるシリカ及び吸油量が
140〜170ml/100gであるシリカを含有する
ことを特徴とするインクジェット記録用シートとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
用シートに関し、さらに詳しくは、画像に筋状のムラの
発生しない、印画性能に優れた、油性あるいは水性のイ
ンクジェット記録用シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ利用技術の普及によ
り、コンピュータにより作成した資料をプリンターなど
を用いてプリントアウトすることが頻繁に行われるよう
になってきた。その際使用されるプリンターとしては、
ドットインパクトプリンター、レーザープリンター、サ
ーマルプリンター、インクジェットプリンターなどが挙
げられるが、プリントアウト時の機械的騒音がほとんど
なく、かつプリントアウトに伴うランニングコストの低
さから、インクジェットプリンターが広く利用されてい
る。
【0003】従来、このインクジェット記録方式による
画像には、しばしば、一定方向へ多数の筋が走る形状の
濃淡のムラが発生する。特に、近年、印画速度が向上し
ているが、高速で印画すると筋状のムラの発生が増大す
る為、これを防止することは重要な課題となっている。
この筋状のムラは、プリンターの機械的な要因によるも
のであるが、プリンターの改良による対応には限界があ
り、記録用シートもこれを軽減する性能を持つことが望
まれている。
【0004】この筋状のムラには、画像濃度が濃い部分
が筋状に走るタイプと、薄い部分が筋状に走るタイプの
2種類があるが、本発明者は、インク受理層の填料とし
て吸油量が大きいシリカを用いると、濃い筋を減少させ
ることを見出し、また、吸油量が小さいシリカを用いる
と、薄い筋を減少させることを見出した。更に、それら
のシリカを併用することによって、結果として画像の筋
状のムラが目立たないバランスの良い画像が得られるこ
とを見出した。しかしながら、吸油量の異なる2種のシ
リカを用いることによって効果が向上するものの、吸油
量の大きさや使用比率の調整には微妙なバランスが要求
され、例えば、2種類のシリカの比率が少し変わっただ
けで効果が大きく異なることが判明した。従って、単に
これらの調整だけでは、他の条件(他の成分、製造条
件、印画条件等)の変動に影響を受けやすく安定性が十
分でないことが予想される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
状況で、特に印画での筋状のムラを防止する為にインク
受理層の填料として吸油量の異なる2種のシリカを使用
する際に、吸油量及び比率の調整を容易とし、印画を安
定性のあるものとすることのできる、インクジェット記
録用シートを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記の優れ
た機能を有するインクジェット記録用シートを開発すべ
く鋭意研究を重ねた結果、インク受理層に吸油量の異な
る2種のシリカと共に塩基性乳酸アルミニウムを含有さ
せることによりその目的を達成し得ることを見出し、本
発明を完成させた。すなわち、本発明は、基材上にイン
ク受理層を設けてなり、該インク受理層が、塩基性乳酸
アルミニウム、吸油量が180〜240ml/100g
であるシリカ及び吸油量が180〜240ml/100
gであるシリカを含有することを特徴とする油性あるい
は水性インク用のインクジェット記録用シートを提供す
るものである。なお、吸油量は、JIS K5101に
準じて測定したものを云い、油性インクだけでなく水性
インクの吸収性を示す尺度である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のインクジェット記録用シ
ートは、基材の少なくとも一方の面に、インク受理層を
有するものである。本発明においては、基材は、シート
状のものであればよく、特に限定されるものではない。
プラスチックフィルム、紙、不織布等の種々のものが使
用可能であるが、特に、耐水性の点からプラスチックフ
ィルムが好適である。プラスチックの素材としては、塩
化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、ポリカーボネート等の一般的な熱可
塑性樹脂フィルム、生分解性プラスチック或いは、炭酸
カルシウム等の無機粉末を内添させたもの、有機ピグメ
ントを内添させたもの等から選択することが可能であ
る。又、発泡プラスチックフィルムも使用することがで
きる。ここで、発泡プラスチックフィルムとは、フィル
ムの表面や内部に形成させる亀裂や欠所、或いは、細か
な気泡や空洞などを有するプラスチックフィルムをいう
が、これらの気泡や空洞などは、炭酸カルシウム等の無
機粉末を含有したフィルムを延伸して無機粉末の周囲に
発生させたり(ミクロボイドフィルム)、発泡剤を含有
させたフィルムにおいて発泡剤を発泡させたりして形成
したものなど、その名称や形成方法或いは気泡や空洞の
生成形態は問わない。
【0008】なお、ここでいうプラスチックフィルムに
は、合成紙と称されるものも含まれる。基材は、単層構
造でも多層構造でもよく、多層構造としては、例えば、
接着剤を介して層同士を貼り合せる方法、複数の押し出
し機から複数の原料を押し出し合流させて製膜するいわ
ゆる共押出方法、フィルムの上に押出機から直接フィル
ムを押し出しながら貼り合わせて積層するいわゆる押し
出しラミネート方法など、公知の方法の何れで形成した
ものも用いることができる。
【0009】本発明においては、前記基材の少なくとも
一方の面に設けられるインク受理層は、吸油量の異なる
2種類のシリカと塩基性乳酸アルミニウムとを含むこと
が必要である。即ち、吸油量の大きいシリカとしては、
吸油量が180〜240ml/100g、好ましくは1
90〜200ml/100gであるシリカを、吸油量の
小さいシリカとしては、吸油量が140〜170ml/
100g、好ましくは150〜160ml/100gで
あるものを用いる。
【0010】吸油量の大きいものと小さいものの比率
は、前者:後者が、重量比で、2:1〜1:2であるこ
とが好ましい。この比率よりも、吸油量の大きいものが
少ない(吸油量の小さいものが多い)と、濃い筋が増加
しやすく、吸油量の大きいものが多い(吸油量の小さい
ものが少ない)と、薄い筋が増加しやすく、優れた画像
が得られない恐れがある。より好ましい比率は、3:2
〜1:1である。シリカとしては、ゲル法により製造さ
れたものが好ましい。
【0011】インク受理層には、吸油量の異なる2種の
シリカをその合計量として、インク受理層の全固形分量
の30重量%以上有することが好ましい。また本発明の
効果を損なわない範囲で、インク受理層にはシリカ以外
の填料を併用してもよい。使用できる物質としては、有
機、無機の制限はなく、炭酸カルシウム、タルク、クレ
ー、けいそう土、水酸化アルミニウム、ポリスチレン、
ポリメタクリレート、酸化チタン、焼成カオリンなどが
挙げられる。
【0012】塩基性乳酸アルミニウムとしては、特に限
定されないが、例えば、多木化学社より、タキセラムM
−160L、タキセラムM−17Lなどの商品名で市販
されているものが、適当である。塩基性乳酸アルミニウ
ムのインク受理層での含有量(固形分含有量)は、2〜
8重量%が好ましく、これより少ないと吸油量の異なる
2種のシリカの使用比率の調整が難しくなって、筋状の
ムラが発生し易くなり、これ以上多くても効果の向上は
望めないばかりでなく、コスト面での負荷が大きくな
る。より好ましい含有量は、4〜6重量%である。
【0013】インク受理層に使用される結着剤(バイン
ダー)としては、特に制約はなく、例えば、ポリエステ
ル、アクリル樹脂、ポリビニルアルコール、ポリビニル
ブチラール、ゼラチン、ポリビニルアセタール、カルボ
キシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ウレタ
ン樹脂やこれらの共重合物、スチレン−アクリル共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、スチレン−ブタジ
エンゴム、などが挙げられる。これらは一種を単独で用
いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0014】これらの結着剤の中では、ポリビニルアル
コール、特にシラノール変性ポリビニルアルコールを用
いることが好ましい。即ち、本発明に於いてシラノール
変性ポリビニルアルコールを用いると、層の強度が向上
し、またその結果としてシリカを多量に含有させること
が可能となるため、2種類のシリカの比率を調整して筋
状のムラを減少させることが容易となる。シラノール変
性ポリビニルアルコールを用いる場合の使用量は、イン
ク受理層中のシラノール変性ポリビニルアルコール含有
量(固形分含有量)に対する、吸油量の異なる2種のシ
リカの合計含有量の重量比として、1:2.6〜1:
4.0が好ましい。シラノール変性ポリビニルアルコー
ルがこの比率より多い場合は、筋状のムラが発生し易く
なり、逆に少ない場合は、表面強度の低下を招く恐れが
ある。より好ましい重量比の範囲は、1:2.9〜1:
3.5である。
【0015】本発明においては、インク受理層に水和ア
ルミニウム酸化物を固形分含有量として、1〜6重量%
程度含有させることにより、塗工液とした場合の安定性
や塗工層(インク受理層)の強度を向上させることがで
きる。インク受理層には、本発明の目的が損なわれない
範囲で、必要に応じ、発色を向上させるための、ジシア
ンジアミド等の水溶性のカチオン性物質や、消泡剤、帯
電防止剤、紫外線吸収剤、蛍光増白剤、防腐剤、顔料分
散剤、増粘剤などの各種添加剤を含有させることができ
る。
【0016】インク受理層の厚さは、10〜50μm、
特に15〜25μmの範囲が好ましい。この範囲より薄
いと、インク吸収容量が不足して、にじみが発生し易く
なり、逆に、この範囲より厚いと、インク受理層の表層
強度が低下しやすく、また、白抜けが発生しやすくな
る。なお、ここで言う白抜けとは、画像の点状の抜けで
あり不規則な位置に発生するものを云う。
【0017】また本発明のインクジェット記録シートに
おいては、前記の吸油量が異なる2種類のシリカと塩基
性乳酸アルミニウムを含有するインク受理層を、基材の
一方の面に2層以上設けてもよい。たとえば塗工装置も
含めた塗工条件にもよるが、吸油量が異なる2種類のシ
リカと塩基性乳酸アルミニウムを含有するインク受理層
を厚くするとひび割れが生じる恐れがあるとき、インク
受理層を2層以上重ねることで実質的なインク受理層全
体を厚くすることができる。さらには、本発明の効果を
損なわない範囲で、別の層を1層以上設けてもよい。例
えば、吸油量が異なる2種類のシリカと塩基性乳酸アル
ミニウムを含有するインク受理層と基材の中間に、イン
ク受理層と基材の密着力を向上させるためのアンカーコ
ート層を設けてもよいし、隠蔽性を向上させるため、あ
るいは基材によらず隠蔽性を付与するために不透明度の
高い隠蔽層を設けてもよい。
【0018】更に吸油量が異なる2種類のシリカと塩基
性乳酸アルミニウムを含有するインク受理層は、基材の
片面だけでなく、用途に応じ基材の両面に設けてもよ
い。そのとき、必要に応じて、インク受理層を2層以上
重ねてもよいし、別の層を1層以上設けてもよいことは
言うまでもない。更に又、インク受理層の上に、透明
で、インクを透過させ、色材が画像の出来映えに影響し
ない程度に残留してもよい表面保護層を設けてもよい。
【0019】インク受理層は、填料、結着剤及び必要に
応じて用いられる各種添加剤を、適当な溶媒に溶解又は
分散させた塗工液を、リバースロールコート、エアナイ
フコート、グラビヤコート、ブレードコートなどの公知
の方法により塗工することにより形成することができ
る。
【0020】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳しく説
明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定さ
れるものではない。なお、印字方法及び各種の性能評価
の方法は、次の如くである。 (1)印画 顔料タイプのインク及びセイコーエプソン社製の顔料タ
イプのインクジェットプリンター(機種名MC900
0)を使用した。 (2)筋状のムラ JIS高精細カラーディジタル標準画像N3Aを用いて
高速モードで印画したときの筋状のムラを目視で観察
し、下記の判定基準で評価した。 ◎:筋状のムラの発生が非常に少ない ○:筋状のムラの発生が少なく、目立たない △:筋状のムラが発生したが、実用上問題ない ×:筋状のムラが発生し、実用上問題あり
【0021】(3)白抜け 黒ベタ印画部を目視で観察し、下記の判定基準で評価し
た。 ○:白抜け発生が少なく、目立たない △:白抜けが発生したが、実用上問題ない ×:白抜けが発生し、実用上問題あり (4)印画濃度 シアン、マゼンタ、イエローの混色の黒を印画し、その
反射濃度をマクベス濃度計RD−918を用いて測定し
た。 (5)濡れた状態での耐擦過性 十分に濡れた綿棒で荷重が100gになるようにして、
インクジェト記録用シートの表面をインク受理層が脱離
するまで擦り、それに要した回数を調べた。但し、1往
復(片道約50mm)を1回とカウントした。
【0022】実施例1 基材として、厚さ80μmのポリプロピレンフィルム
〔ユポ・コーポレーション社製、商品名:ユポFPG#
80〕を用いた。アンカーコート層用塗工液として、ア
クリル系樹脂30重量部、炭酸カルシウム10重量部及
び水60重量部からなる均一混合液を用いた。
【0023】インク受理層用塗工液として、次の成分の
均一混合液を用いた。 (1) 合成シリカ〔富士シリシア化学(株)製、商品名:
サイリシア450、固形分濃度100重量%、吸油量2
00ml/100g〕8.78重量部 (2) 合成シリカ〔富士シリシア化学(株)製、商品名:
サイリシア550、固形分濃度100重量%、吸油量1
60ml/100g 〕2.92重量部 (3) 塩基性乳酸アルミニウム〔多木化学(株)製、商品
名:タキセラムM160−L、固形分濃度21重量%〕
4.29重量部 (4) シラノール変性ポリビニルアルコール〔クラレ
(株)製、商品名:クラレRポリマーR−1130、固
形分濃度100重量%〕4.10重量部 (5) 水和アルミニウム酸化物〔日産化学工業(株)製、
商品名:アルミナゾル200、固形分濃度10重量%〕
8.19重量部 (6) 蛍光増白剤〔バイエル社製、商品名:ブランクフォ
アBSU−PNリキッド固形分濃度50重量%〕0.2
3重量部 (7) カチオン性高分子〔昭和高分子(株)製、商品名:
ポリフィックス700、固形分濃度60重量%〕2.6
9重量部 (8) 消泡剤〔サンノプコ社製、商品名:SNデフォーマ
ー480、固形分濃度100重量%〕0.12重量部 (9) 水68.68重量部
【0024】基材上に、アンカーコート層用塗工液を塗
工・乾燥して、厚さ5μm(乾燥後)のアンカーコート
層を形成し、その上にインク受理層用塗工液を塗工・乾
燥して、厚さ20μm(乾燥後)のインク受理層を形成
することにより、インクジェット記録用シートを作製し
た。
【0025】実施例2 吸油量の大きな合成シリカ(サイリシア450)及び吸
油量の小さな合成シリカ(サイリシア550)の使用量
を、何れも5.85重量部とした以外は, 実施例1と同
様にして、インクジェット記録用シートを作製した。
【0026】比較例1 吸油量の小さな合成シリカ(サイリシア550)及び塩
基性乳酸アルミニウムを使用せず、且つ吸油量の大きな
合成シリカ(サイリシア450)の使用量を11.7重
量部とした以外は、実施例1と同様にして、インクジェ
ット記録用シートを作製した。
【0027】比較例2 塩基性乳酸アルミニウムを使用しない以外は、実施例1
と同様にして、インクジェット記録用シートを作製し
た。
【0028】比較例3 吸油量の小さな合成シリカ(サイリシア550)を使用
せず、且つ吸油量の大きな合成シリカ(サイリシア45
0)の使用量を11.7重量部とした以外は、実施例1
と同様にして、インクジェット記録用シートを作製し
た。
【0029】上記実施例1、2及び比較例1、2及び3
で得られたインクジェット記録用シートそれぞれについ
て印画を行い、筋状のムラ、白抜け、印画濃度、及び濡
れた状態での耐擦過性を評価した。それらの結果を第1
表に示す。印画濃度及び濡れた状態での耐擦過性は、各
実施例、比較例とも、実用上問題がないレベルであっ
た。
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、吸油量の異なる2種の
シリカを使用する際に、吸油量及び比率の調整を容易で
安定性のあるものとすることができ、その結果として、
画像に筋状のムラの発生しない、印画性能に優れた、イ
ンクジェット記録用シートを提供することができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材上にインク受理層を設けてなり、該
    インク受理層が、塩基性乳酸アルミニウム、吸油量が1
    80〜240ml/100gであるシリカ及び吸油量が
    140〜170ml/100gであるシリカを含有する
    ことを特徴とするインクジェット記録用シート。
  2. 【請求項2】 吸油量が180〜240ml/100g
    であるシリカと吸油量が140〜170ml/100g
    であるシリカとの重量比が、1:2〜2:1である、請
    求項1に記載のインクジェット記録用シート。
  3. 【請求項3】 塩基性乳酸アルミニウムの含有量がイン
    ク受理層固形分重量の2〜8重量%である、請求項1又
    は2に記載のインクジェット記録用シート。
  4. 【請求項4】 インク受理層が、結着剤としてシラノー
    ル変性ポリビニルアルコールを含有する、請求項1〜3
    の何れかに記載のインクジェット記録用シート。
  5. 【請求項5】 インク受理層中のシラノール変性ポリビ
    ニルアルコール含有量に対する、吸油量が異なる2種の
    シリカの合計含有量の重量比が、1:2.6〜1:4.
    0である請求項4に記載のインクジェット記録用シー
    ト。
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