JP2003251733A - 透明ガスバリア性フィルム、及びそれを用いた透明導電性電極基材、表示素子、太陽電池又は面状発光体 - Google Patents

透明ガスバリア性フィルム、及びそれを用いた透明導電性電極基材、表示素子、太陽電池又は面状発光体

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JP2003251733A
JP2003251733A JP2002061510A JP2002061510A JP2003251733A JP 2003251733 A JP2003251733 A JP 2003251733A JP 2002061510 A JP2002061510 A JP 2002061510A JP 2002061510 A JP2002061510 A JP 2002061510A JP 2003251733 A JP2003251733 A JP 2003251733A
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Hiroyuki Higuchi
浩之 樋口
Masahiro Yoshioka
昌宏 吉岡
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Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明かつガスバリア性に優れるとともに生産
性の良い、透明ガスバリア性フィルム及び透明導電性電
極基材、並びにそれを用いた液晶表示素子、有機EL素
子、面状発光体、太陽電池及び光デバイスを提供する。 【解決手段】 透明プラスチック基材の少なくとも片面
に、少なくとも一層の導電性高分子層と、少なくとも一
層の無機バリア層とが積層されてなる透明ガスバリア性
フィルム。高分子平滑層は、前記透明プラスチック基材
と前記無機バリア層との間に形成され、かつ該高分子平
滑層と無機バリア層が隣接して積層されてなることが好
ましい。また、フィルムの少なくとも片面の最外層に、
表面保護層を形成することにより、フィルムの透湿性が
さらに向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示素子、有
機EL素子、面状発光体、太陽電池、光デバイス等の基
板又は上側封止材料等として有用な透明ガスバリア性フ
ィルム及び透明導電性電極基材、並びにそれを用いた液
晶表示素子、有機EL素子等の表示素子、面状発光体、
太陽電池及び光デバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、液晶表示素子、有機EL素
子、太陽電池等の基材としては、ガラスが用いられてき
た。しかし近年、これら表示素子の携帯機器への搭載、
軽薄化、ガラスに比べて割れ難いこと、などの理由から
プラスチック基材を用いようとする動きがある。ところ
が、酸素ガスや水蒸気は、これら素子には有害で劣化を
引き起こすため、水蒸気や酸素に対するバリア性が低い
プラスチック基材は、素子寿命を長く保てない問題があ
る。これら透明なプラスチック基材のガスバリア性を向
上させる目的で、珪素酸化物や酸化アルミニウムを、プ
ラスチックフィルム表面に蒸着させることが知られてい
る(特公昭53−12953号公報等)。
【0003】更に、無機バリア層の組成や製法を改善し
て、バリア層に保護層を設けたプラスチック基材にした
り、接着剤を用いて他のフィルムとラミネートすること
なども提案されている。例えば特開平9−161967
号公報には、透明なプラスチック支持基板を、少なくと
も一つの透明なプラスチックフィルム層と、少なくとも
一つの透明な誘電材料層とが交互にくる層によってオー
バーコートした後、有機EL素子を形成し、更にこの素
子を封止する工程からなる有機デバイスの不活性化方法
が開示されている。
【0004】また、J.D.Affinitoらは、T
hin Solid Films,290−291(1
996)63−67において、ポリエステル基材上に、
真空中でのモノマーのフラッシュ蒸着によりフィルム上
に膜形成し、形成された液膜の硬化によりポリマー層を
形成し、更に金属酸化物などのスパッタ蒸着による製膜
と再度のポリマー層形成の合計3層の積層を行う事で、
非常に低いガス透過性を有するバリアフィルムが得られ
ることを開示している。
【0005】また、特許第2550988号公報には、
プラスチックフィルムの少なくとも片面に、金属の酸化
物層が形成された透明ガスバリア性フィルムが、2枚以
上接着剤を介して積層されたガスバリア性包装用積層フ
ィルムが開示され、特に、金属酸化物層が互いに向き合
うように接着積層されることが望ましいことが記載され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、基材フ
ィルムに真空蒸着やスパッタ蒸着で金属酸化物、金属窒
化物、金属炭化物やこれらの混合物を形成したフィルム
や、この上に保護層を形成したり、押出しラミネーショ
ンやドライラミネーションによってホットメルト層を積
層したフィルムでは、水蒸気や酸素などに対するガスバ
リア性が未だ十分ではない。また、特開平9−1619
67号公報では、少なくとも一つの透明なプラスチック
フィルム層と、少なくとも一つの透明な誘電材料層と
が、交互にくる層によってオーバーコートする有機デバ
イスの封止方法が示されているが、具体的な効果や材
料、方法などについては何ら開示されていない。さら
に、J.D.Affinitoらの方法では、特性的に
はかなり良好なバリアフィルムが得られるものの、装置
が非常に複雑になってしまうと言う問題を有している。
また、特許第2550988号公報に開示された技術で
は、40℃90%RHでの透湿度がせいぜい0.1g/
2/day程度であり、未だ十分とは言えない。
【0007】本発明は、前記課題を解決するためなされ
たもので、透明かつガスバリア性に優れるとともに生産
性の良い、透明ガスバリア性フィルム及び透明導電性電
極基材、並びにそれを用いた液晶表示素子、有機EL素
子、面状発光体、太陽電池及び光デバイスを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明者らは鋭意検討を行った結果、プラスチック
基材上に無機バリア層を有するガスバリア性フィルムに
おいて、無機バリア層形成前に、導電性高分子層を少な
くとも一層形成することにより、ガスバリア性が著しく
改善されることを見出し、本発明を完成するに至った。
また、さらに高分子平滑層を無機バリア層の基材側に形
成することにより、ガスバリア性が向上すること、及
び、無機バリア層の基材と反対側の面に保護層を設ける
ことで、更なるガスバリア性の向上が達成できることを
見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明の透明ガスバリア性フィ
ルムは、透明プラスチック基材の少なくとも片面に、少
なくとも一層の導電性高分子層と、少なくとも一層の無
機バリア層とが積層されてなることを特徴とする。
【0010】前記透明ガスバリア性フィルムにおいて
は、高分子平滑層が、前記透明プラスチック基材と前記
無機バリア層との間に形成され、かつ該高分子平滑層と
無機バリア層が隣接して積層されてなることが好まし
い。これにより、高いガスバリア性と透明性を兼ね備え
たフィルムが得られる。
【0011】また、本発明の透明ガスバリア性フィルム
は、前記透明ガスバリア性フィルムの少なくとも片面の
最外層に、表面保護層を有することを特徴とする。表面
保護層を形成することにより、フィルムのガスバリア性
がさらに向上する。
【0012】前記本発明の透明ガスバリア性フィルムに
おいては、高分子平滑層と無機バリア層とからなる積層
構造が、該高分子平滑層が透明プラスチック基材側とな
るように、透明プラスチック基材の片面に複数形成され
てなるものであってもよい。この構成の積層構造は、透
明プラスチック基材の両面に形成されていてもよい。高
分子平滑層と無機バリア層を二層以上積層することによ
り、ガスバリア性がより一層向上する。
【0013】次に、本発明の透明導電性電極基材は、前
記透明ガスバリア性フィルムの最外層に、透明導電性電
極層を形成してなることを特徴とする。
【0014】さらに、本発明は、前記透明ガスバリア性
フィルム又は前記透明導電性電極基材を有することを特
徴とする表示素子、面状発光体、太陽電池又は光デバイ
スを提供するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の透明ガスバリア性フィル
ムは、透明プラスチック基材の少なくとも片面に、少な
くとも一層の導電性高分子層と、少なくとも一層の無機
バリア層とが積層されてなる。最外層には表面保護層を
有することもある。
【0016】本発明で用いる透明プラスチック基材とし
ては、透明性が高く、加熱時のバリア層のクラック発生
を防止するためガラス転移温度が高く、かつ吸湿性の低
い高分子フィルムが好ましい。透明性の目安としては、
波長550nmの光線透過率が80%以上であることが
望ましいが、基材が偏光フィルムである場合にはこの限
りではない。ガラス転移温度は、70℃以上であるのが
好ましく、より好ましくは100℃以上、更に好ましく
は150℃以上である。フィルムの吸湿性は重量法によ
る測定値が5重量%以下であるのが好ましく、より好ま
しくは1重量%以下、更に好ましくは0.5重量%以下
であるのがよく、特に吸湿による寸法変化が小さいもの
が好ましい。
【0017】また、本発明のフィルムを表示デバイス用
に用いる場合は、透明プラスチック基材として、複屈折
率の小さいものを用いるのがよく、複屈折としては20
nm以下が好ましい。
【0018】前記透明プラスチック基材としては、例え
ば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタ
レート、ポリカーボネート、ポリエーテルスルホン、ポ
リアリーレート、環状オレフィンポリマー、ノルボルネ
ン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられる。
透明プラスチック基材の厚みは、50μm〜500μm
程度であるが、ある程度の強度を有しかつ薄型化に対応
するためには、100μm〜300μm程度が望まし
い。
【0019】本発明の高分子平滑層を形成するための樹
脂材料としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、紫外線
硬化樹脂等の各種樹脂を主成分とするものが用いられ
る。高分子平滑層の密着性を向上させるため、シランカ
ップリング剤等によるプライマー処理を施しても良い。
特に、塗膜形成後の表面平滑性に優れ、酸素や水蒸気に
対するガス透過性が低く、基材樹脂や無機バリア層との
密着性に優れたものが望ましい。
【0020】高分子平滑層形成用樹脂の具体例として
は、例えば、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、フェノキ
シエーテル樹脂、フェノキシエステル樹脂、アクリル樹
脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、ア
ルキド樹脂、シリコン樹脂及びこれらの混合物、ポリエ
ステル、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、エチレンビニルアルコール共重合体、ポリ塩化ビニ
リデン、ポリフッ化ビニリデン、ポリクロロトリフロロ
エチレン、テトラフロロエチレン、テトラフロロエチレ
ン・エチレン共重合体、テトラフロロエチレン・ヘキサ
フロロプロピレン共重合体、テトラフロロエチレン・パ
ーフロロアルコキシエチレン共重合体等を挙げることが
できる。これらの樹脂は、一種又は二種以上を組み合せ
て使用できる。これらの樹脂のモノマー、溶液、エマル
ション等を、既存の塗膜形成法によって塗布後、乾燥又
は硬化することによって高分子平滑層が形成される。
【0021】高分子平滑層の厚みは、特に制限されない
が、0.02μm〜50μmであり、より好ましくは
0.1μm〜10μm程度である。また、透明性として
は基材と同様、550nmの光線透過率が80%以上で
あるのがよい。
【0022】高分子平滑層の表面平滑性は、触針式の表
面粗さ計や原子間力顕微鏡(AFM)で測定することが
できる。例えば、Digital Instrumen
ts社製 NanoscopeIIIa Dimensi
on3000を用い、窒化珪素製探針を用いたコンタク
トモードによる測定で、測定範囲を一辺50μmの正方
形の範囲として測定できる。この際、余り微小な部分の
表面粗さを測定せずに、一辺20μm以上程度のある程
度広い範囲で測定する必要があり、この観点より、測定
にはAFMが適している。表面粗さの指標にはいくつか
の方法があるが、例えばJIS B0601で定義され
ている中心線平均粗さRaを、測定面に対して適用でき
るように3次元に拡張した「平均面粗さ:Ra」を使う
ことができる。Raは2nm未満が好ましく、より好ま
しくは1nm未満である。この表面の凹凸の激しい部分
は、平滑層の上に無機バリア層を形成する際にバリア層
の欠陥を生成する原因になると考えられることから、高
いバリア性を有する無機バリア薄膜を形成するには、高
分子平滑層の平均面粗さが低いものほど好ましい。
【0023】本発明において、無機バリア層の形成に
は、公知の種々の方法を用いることができる。例えば、
蒸着法、イオンプレーティング法、スッパッタ法、気相
成長法等が挙げられる。このうち特に、多少の凹凸や異
物などの段差があってもピンホールなどの欠点の少ない
薄膜が得られると言う点から、イオンプレーティング
法、スパッタ法、気相成長法が好ましく、特に気相成長
法としては、低温での製膜性が優れる点からプラズマC
VD(Chemical vapor Deposition)法が好ましい。
【0024】形成される無機バリア層の材質、組成は特
に限定されない。代表的なものとしては、珪素酸化物、
珪素窒化物、珪素酸化窒化物、珪素炭化物、酸化アルミ
ニウム、酸化マグネシウム、酸化チタン、酸化スズ、酸
化インジウム、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム等の金属酸
化物、又はこれらの金属窒化物、炭化物、及びこれらの
混合物が挙げられる。無機バリア層と表現したが、DL
C(Diamond Like Carbon)、アモルファスカーボン
等の炭素系の薄膜も、バリア層として用いることができ
る。無機バリア層の厚みは。特に制限されないが、20
〜3000nmであり、より好ましくは40〜300n
m程度である。
【0025】本発明において、導電性高分子含有表面平
滑層を形成することがバリア性向上に寄与する原因につ
いては明らかではないが、導電性高分子による帯電防止
効果のために、帯電による異物付着を最小限に抑えるこ
とができることから、ピンホールの少ない無機バリア層
の形成が可能となり、バリア性が向上するものと考えら
れる。
【0026】ここで、使用される導電性高分子層は、有
機溶剤や水等の液体中で溶解した状態、若しくは微小な
粒子として懸濁状態にあるものを、既存の塗膜形成法で
薄膜に塗布し、乾燥することで得られる。導電性高分子
としては、π電子が共役した構造の重合体で、電子又は
正孔の伝導によって導電性を示すものであって、有機溶
剤や水に溶解又は分散が可能であれば、特に制限なく、
一種又は二種以上を組み合せて使用できる。その具体例
としては、例えば、ポリアニリン、ポリチオフェン、ポ
リピロール、ポリパラフェニレン、ポリパラフェニレン
ビニレン、ポリフルオレン及びその誘導体重合物等を挙
げることができる。中でも、ポリピロールやポリチオフ
ェンの誘導体重合物が好ましい。一般にこれらの導電性
高分子は、カチオンやアニオンでドーピングされて導電
性が発現する為、カチオンやアニオンがドーパントとし
て必要であるが、これらがポリカチオン、ポリアニオン
のような重合体として取り込まれていると、脱ドープし
難くなり帯電性が保持されるため望ましい。なお、従来
用いられてきた界面活性剤による帯電防止剤は、その帯
電防止性能が雰囲気の湿度に依存し、スパッタなど高真
空下で薄膜形成がなされる場合には、雰囲気の湿度がほ
ぼ0%であるためその帯電防止機能は殆んど働かない。
【0027】また、本発明の導電性高分子層には、基材
との密着性を高めるため、若干のバインダー樹脂が含ま
れていても構わない。バインダー樹脂の含有量は、バイ
ンダー樹脂と導電性高分子の合計量に対し、0〜60w
t%の範囲であることが好ましい。 なお、ドーパント
を用いる場合は、前記導電性高分子の割合は、導電性高
分子とドーパントの合計量である。
【0028】本発明において、導電性高分子層は、本発
明のフィルム中に少なくとも一層形成することにより基
材全体の帯電は防止されるが、より完全な帯電防止効果
を期するために、複数層の導電性高分子含有表面平滑層
を形成しても構わない。導電性高分子層の厚みは、特に
制限されないが、通常0.01μm〜1μmの範囲であ
る。
【0029】また、表面保護層としては、高分子平滑層
と同様の材料が使用できる。また、これらの高分子材料
とシリカ等の無機微粒子との複合体、その他各種のハー
ドコート材を使うことができる。表面保護層の厚みは、
特に制限されないが、0.1μm〜100μmであり、
より好ましくは1μm〜30μm程度である。
【0030】次に、本発明による透明ガスバリア性フィ
ルムの構成について説明する。
【0031】まず、透明プラスチック基材と、導電性高
分子層と、無機バリア層とを必須構成要素とする。更
に、上記高分子平滑層を無機バリア層と基材との間に積
層し、高分子平滑層を無機バリア層に接するように形成
することで、バリア性が向上する。また、フィルムの少
なくとも片面の最外層に、特に無機バリア層と隣り合わ
せの面に表面保護層を設けることで、バリア性を更に向
上できる。また、高分子平滑層と無機バリア層とからな
る積層体を、高分子平滑層が基材層側となるように複数
積層することで、より一層のバリア性の向上が期待でき
る。この高分子平滑層と無機バリア層からなる積層構造
は、基材の片面に複数層形成されていてもよいし、両面
に積層体が一組ずつあるいは複数設けられていてもよ
い。基材層を挟んで両面に積層体がある場合は、積層体
の個数は基材を挟んで異なっていてもよい。また、無機
バリア層と表面保護層の接着性を向上させるために、こ
の2層間に粘(接)着剤層を設けてもよい。
【0032】前記粘(接)着剤層を形成する粘(接)着
剤としては、特に限定はなく、例えばアクリル系、シリ
コン系、ポリエステル系、ポリウレタン系、ポリエーテ
ル系、ゴム系等の透明な感圧接着剤などを用いることが
できる。フィルム特性の変化を防止する点より、硬化や
乾燥の際に高温のプロセスを要しないものが好ましく、
長時間の硬化処理や乾燥時間を要しないものが望まし
い。また加熱や加湿条件下に剥離等を生じないものが好
ましく用いられる。
【0033】前述した本発明の透明ガスバリア性フィル
ムは、その最外層に、透明導電性電極層を設けることに
より、透明導電性電極基材として、液晶や有機・無機の
エレクトロルミネッセンス素子、エレクトロクロミズム
を利用した素子等の表示素子、液晶バックライトや照明
に適した面状発光体、太陽電池、光電変換素子、エレク
トロルミネッセンス光を利用した光デバイス等の各種用
途に好適に用いることができる。
【0034】例えば、より具体的な構成としては、基
材:S、導電性高分子層:C、高分子平滑層:P、無機
バリア層:MO、表面保護層:HC、としたとき、以下
の構成例を挙げることができる。 1)S/C/MO 2)C/S/MO 3)S/C/P/MO 4)C/S/P/MO 5)S/C/P/MO/HC 6)C/S/P/MO/HC 7)S/C/P/MO/P/MO/HC 8)S/C/P/MO/C/P/MO/HC 9)S/C/P/MO/P/MO/P/MO/HC 10)S/C/P/MO/C/P/MO/C/P/MO
/HC 11)HC/MO/P/C/S/C/P/MO/HC 12)HC/MO/P/MO/P/C/S/C/P/M
O/P/MO/HC 13)S/C/MO/HC 14)C/S/MO/HC 15)HC/C/S/MO/HC 16)HC/C/S/C/MO/HC 17)HC/C/S/C/P/MO/HC 18)S/C/MO/P/MO/HC 19)S/C/MO/P/MO/P/MO/HC 20)HC/MO/C/S/C/MO/HC 21)HC/MO/P/MO/C/S/C/MO/P/
MO/HC
【0035】これらのうちでも、5)、7)、11)、
12)に示すような導電性高分子層、高分子平滑層及び
無機バリア層を有する構成が、ガスバリア製確保の点か
ら特に好ましい。更に、基材を中間に挟んだ11)、1
2)の構成が、収縮や膨張応力による基材の反りの発生
を防ぐ点から好ましい。また、透明導電性電極基材の場
合は、これらの構成のいずれかの面の最外層に、透明導
電性電極を形成すればよい。
【0036】透明導電性金属酸化物電極は、既存のイン
ジウム酸化物、スズ酸化物、酸化亜鉛、酸化チタン、及
びこれらの混合物を用いて形成することができる。製膜
方法は、一般的なスパッタ法を用いることができ、ター
ゲット材料の組成は、酸化インジウムに酸化スズを5〜
15wt%混合したものが適している。この他、金属の
インジウム・スズ合金をターゲットにし、スパッタの際
にアルゴンガスとともに酸素ガスを導入して酸化物被膜
を得る方法によっても良い。
【0037】
【実施例】以下、実施例及び比較例を用いて本発明を更
に具体的に説明するが、本発明は以下の実施例のみに限
定されるものではない。なお、測定は以下の方法で行っ
た。
【0038】(1)厚み:基材及び数μm以上の高分子
薄膜の厚み測定には、精度1/1000mmのデジマチ
ックマイクロメーターNo.293((株)ミツトヨ製)
を用い、薄膜形成前後の厚みの差から高分子薄膜の厚み
を求めた。
【0039】これよりも薄い高分子薄膜の厚み測定は、
試料をエポキシ樹脂で包埋し、超薄切片法により試料断
面を透過型電子顕微鏡(Hitachi、H−800、
加速電圧200kV)、若しくは走査型電子顕微鏡(H
itachi、S−5000、加速電圧1kV)で観察
して求めた。
【0040】また、無機バリア薄膜の厚みは、別に試料
薄膜をポリイミド粘着テープ(日東電工製No.360
UL)を貼ったシリコン基板上に形成し、粘着テープを
剥離した後のシリコン基板上で製膜された部分と製膜さ
れていない部分との段差を、日本真空技術(株)製表面形
状測定機「DEKTAK3ST」にて測定して求めた。
【0041】(2)透湿度:測定は小袋法に拠った。住
友化学工業(株)製コポリエステル組成物「VC−40」
を厚み50μmに製膜したフィルムを、ホットメルトフ
ィルムとして用いた。最初に、測定する試料とホットメ
ルトフィルムを、無機バリア層を形成した面にホットメ
ルトが接着されるようにロール式ラミネータにて貼り合
わせた。貼り合わせ条件は、基材側ロールのみ温度11
0℃に加熱(ホットメルト側のロールは加熱せず)し、
線圧約1.1kg/cm、速度0.35m/分とした。
【0042】この貼り合わせフィルムを一辺12cmの
正方形に切り出し、2枚をホットメルト面が向かい合う
ようにして3辺をヒートシールした。ヒートシールに
は、富士インパルスシーラー(株)製FI−200−10
Wを用い、シール幅は10mmとした。この中に十分に
乾燥したシリカゲルを約20g充填し、内部に空気がな
るべく入らないように残る1辺もヒートシールして測定
用小袋を作製した。ヒートシールの時間は、ホットメル
ト層が溶融接着するのに必要な最低限の時間とした。有
効な測定面積は10cm×10cm×両面で200cm
2となる。
【0043】この小袋を各測定につき最低2つ準備し、
45℃90%RHに保った恒温恒湿器中に保存し、24
時間から48時間毎に小袋の質量を測定した。初期には
基材への吸湿が起こる為、5日から10日程度のコンデ
ィショニング期間を取り、それ以降の質量変化の傾きか
ら1m2、1日当たりの透湿度(g/m2/day)を計
算した。
【0044】(3)可視光透過率:日本分光(株)製の紫
外可視分光光度計V−560−DSを使用して透過率を
測定し、550nmでの透過率で表した。
【0045】(4)表面抵抗:表面抵抗の測定は、三菱
油化製抵抗率測定装置Hiresta−IP MCP−
HJ260を用いて測定した。比較的高い表面抵抗を測
定する場合は、同心円状のリング電極を、低い表面抵抗
を測定する場合は、4端子の電極を用いた。
【0046】(実施例1)可溶性ポリアニリン(還元脱
ドープ状態)2.5wt%含有のN−メチル−2ピロリ
ドン(NMP)溶液と、ドーパントとして芳香族スルホ
ン酸を2.6wt%含有するNMP溶液を同質量混合し
て、ポリアニリン溶液を調製した。このポリアニリン溶
液を、厚み125μmのポリエステル(PET)フィル
ム(平均面粗さRa2.7nm)基材の片面に、アプリ
ケータ(ヨシミツ精機製YBA型べーカーアプリケー
タ)を用いてギャップ10μmで塗布し、100℃の熱
風循環乾燥機中で15分間乾燥した。得られたポリアニ
リン薄膜の厚みは0.1μm、フィルムの表面抵抗は4
×109Ω/□であった。
【0047】次いでこのフィルム上に、日本真空技術
(株)製のスパッタ装置(13.56MHzのRF電源使
用)を用いて、無機バリア層を形成した。ターゲット
に、Si 3480wt%、SiO220wt%の混合物
を使用して、圧力0.4Pa、アルゴンガス流量30s
ccm、投入電力1.7W/cm2、処理時間20分で
製膜し、厚み約80nmの珪素酸化窒化物の薄膜を得
た。ESCAによる組成分析を行ったところ、この無機
薄膜の元素組成は、Si:N:O=1:0.32:0.
76であった。
【0048】得られたバリアフィルムの透湿度(45
℃、90%RH)は0.18g/m2/day、光線透
過率は85%であった。なお、基材として用いたポリエ
ステルフィルム自身の透湿度は、6.7g/m2/da
yであった。フィルムの構成を図1に示した。
【0049】(比較例1)ポリアニリン層を除いた構成
とした以外は、実施例1と同様にしてバリアフィルムを
作製した。バリア層形成前の表面抵抗は1×1013Ω/
□以上であった。また、バリアフィルムの透湿度(45
℃、90%RH)は0.43g/m2/day、光線透
過率は86%であった。
【0050】(実施例2)実施例1と同様にして、ポリ
エステル基材上にポリアニリン層を形成した。この上
に、GE東芝シリコーン製SIコート900(有機シラ
ン縮合物、メラミン樹脂、アルキド樹脂の混合物)を固
形分濃度10wt%に溶解したメチルエチルケトン溶液
を、スピンコーターを用いて塗布(500rpmで5
秒、1500rpmで15秒、合計20秒)し、風乾し
た後、160℃で5分間硬化させた。この高分子平滑層
の厚みは0.6μm、平均面粗さは1.2nmであっ
た。この状態での表面抵抗は3×109Ω/□であっ
た。
【0051】次いでこの上に、実施例1と同様にして、
珪素酸化窒化物の薄膜を形成した。
【0052】更にこの上に、信越化学製のメルカプト系
シランカップリング剤X−12−414を、スピンコー
ターを用いて500rpm5秒、6000rpm15秒
塗布後、120℃で10分間乾燥した。次いで表面保護
層として、大日本インキ製コート剤C7−157(エポ
キシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエステ
ルアクリレートの混合物)を、スピンコーターを用いて
500rpm5秒、6000rpm15秒塗布後、12
0℃で10分間乾燥した。さらに照射量が1000mJ
/cm2になるよう紫外線を照射し、バリア性フィルム
を得た。保護層の厚みは5μmであった。
【0053】得られたフィルムの透湿度(45℃、90
%RH)は0.08g/m2/day、光線透過率は8
7%であった。フィルムの構成を図2に示した。
【0054】(比較例2)ポリアニリン層を除いた構成
とした以外は、実施例2と同様にしてバリアフィルムを
作製した。バリア層形成前の表面抵抗は1×1013Ω/
□以上であった。また、バリアフィルムの透湿度(45
℃、90%RH)は、0.35g/m2/day、光線
透過率は88%であった。
【0055】(実施例3)実施例2において、ポリアニ
リンの代わりに、ポリエチレンジオキシチオフェンとポ
リスチレンスルホン酸塩及びポリエステルの混合物であ
るデナトロン#5002RG(長瀬産業製、固形物濃度
4%)を、蒸留水とイソプロピルアルコールの1:1混
合物で2倍に希釈したものを用いた。この溶液を、混合
後直ちに、実施例1で用いたPET基材上に塗布し、実
施例1と同様に乾燥して導電性高分子層を形成した。こ
れ以降の、高分子平滑層、無機バリア層の形成、表面保
護層の形成は実施例2と同様に行った。このバリアフィ
ルムの透湿度(45℃、90%RH)は0.05g/m
2/day、光線透過率は86%であった。
【0056】(実施例4)実施例3において、無機バリ
ア層を形成した後、再度実施例3と同様にして高分子平
滑層と無機バリア層の形成を順次行った。その後に、G
E東芝シリコーン製SIコート900(有機シラン縮合
物、メラミン樹脂、アルキド樹脂の混合物)のメチルエ
チルケトン溶液(固形物濃度10%)を、スピンコータ
ーを用いて500rpm5秒、1500rpm15秒塗
布し、風乾した後に160℃で5分間硬化させて、厚さ
0.6μmの高分子平滑層を形成し、透明バリアフィル
ムを得た。
【0057】得られたフィルムの透湿度(40℃、90
%RH)は0.01g/m2/day、550nmの光
線透過率は85%であった。フィルムの構成を図3に示
した。
【0058】(比較例3)導電性高分子層を形成しない
構成とした以外は、実施例4と同様にしてバリアフィル
ムを作製した。このフィルムの透湿度(40℃90%R
H)は0.2g/m2/day、550nmの光線透過
率は85%であった。
【0059】(実施例5)実施例4で得た透明バリアフ
ィルムの保護層上に透明導電性電極を形成した。ターゲ
ットには酸化スズ含有量5重量%のインジウム・スズ酸
化物を用い、直流マグネトロンスパッタ法により、アル
ゴンガス流量30sccm、酸素流量1.0sccm、
圧力0.4Pa、電力1.7W/cm2にて基板を回転
させつつ6分間製膜した。得られた透明導電性電極基板
の表面抵抗は65Ω/□であった。
【0060】
【発明の効果】以上のように、本発明による透明ガスバ
リア性フィルムは、ガスバリア性に優れる。そのため、
透明導電性電極基材、液晶表示素子、有機EL素子、面
状発光体、太陽電池、光デバイス等の基板又は上側封止
材料として有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の透明ガスバリア性フィルムの一例の断
面模式図である。
【図2】本発明の透明ガスバリア性フィルムの他の一例
の断面模式図である。
【図3】本発明の透明ガスバリア性フィルムの他の一例
の断面模式図である。
【符号の説明】
1:基材 2:導電性高分子層 3:表面平滑層 4:無機バリア層 5:表面保護層
フロントページの続き Fターム(参考) 2H090 JB03 JB06 JC07 JD11 LA01 4F100 AA01C AK01A AK01B AK01E AR00D AR00E AT00A BA03 BA04 BA05 BA07 BA10C BA10D GB41 JD01C JD04 JG01B JN01A 5G307 FA02 FB03 FC09 FC10 5H032 AA06 AS06 AS16 CC11 EE01 EE04 EE07 EE18

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明プラスチック基材の少なくとも片面
    に、少なくとも一層の導電性高分子層と、少なくとも一
    層の無機バリア層とが積層されてなることを特徴とする
    透明ガスバリア性フィルム。
  2. 【請求項2】 高分子平滑層が、前記透明プラスチック
    基材と前記無機バリア層との間に形成され、かつ該高分
    子平滑層と無機バリア層が隣接して積層されてなる請求
    項1に記載の透明ガスバリア性フィルム。
  3. 【請求項3】 少なくとも片面の最外層に、表面保護層
    を有する請求項1又は2に記載の透明ガスバリア性フィ
    ルム。
  4. 【請求項4】 高分子平滑層と無機バリア層とからなる
    積層構造が、該高分子平滑層が透明プラスチック基材側
    となるように、透明プラスチック基材の片面に複数形成
    されてなる請求項1〜3のいずれかに記載の透明ガスバ
    リア性フィルム。
  5. 【請求項5】 高分子平滑層と無機バリア層とからなる
    積層構造が、該高分子平滑層が透明プラスチック基材側
    となるように、透明プラスチック基材の両面に複数形成
    されてなる請求項1〜3のいずれかに記載の透明ガスバ
    リア性フィルム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の透明ガ
    スバリア性フィルムの最外層に、透明導電性電極層を形
    成してなることを特徴とする透明導電性電極基材。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれかに記載の透明ガ
    スバリア性フィルム又は請求項6に記載の透明導電性電
    極基材を有することを特徴とする表示素子。
  8. 【請求項8】 請求項1〜5のいずれかに記載の透明ガ
    スバリア性フィルム又は請求項6に記載の透明導電性電
    極基材を有することを特徴とする面状発光体。
  9. 【請求項9】 請求項1〜5のいずれかに記載の透明ガ
    スバリア性フィルム又は請求項6に記載の透明導電性電
    極基材を有することを特徴とする太陽電池。
  10. 【請求項10】 請求項1〜5のいずれかに記載の透明
    ガスバリア性フィルム又は請求項6に記載の透明導電性
    電極基材を有することを特徴とする光デバイス。
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