JP2003251558A - 円筒研削盤及び研削加工方法 - Google Patents

円筒研削盤及び研削加工方法

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JP2003251558A
JP2003251558A JP2002054691A JP2002054691A JP2003251558A JP 2003251558 A JP2003251558 A JP 2003251558A JP 2002054691 A JP2002054691 A JP 2002054691A JP 2002054691 A JP2002054691 A JP 2002054691A JP 2003251558 A JP2003251558 A JP 2003251558A
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cylindrical pin
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Kimiya Ishibashi
仁也 石橋
Yasuo Shinno
康生 新野
Yasuji Sakakibara
やすじ 榊原
Yuji Takahashi
雄二 高橋
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Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【発明の名称】円筒研削盤及び研削加工方法 【課題】偏心した円筒ピンの製造を短時間に、高精度に
行う。 【解決手段】工作物Wの円筒ジャーナルBを中心軸O
がY軸上に位置する様に把持し、仕上げ前の円筒ピン
Aの中心軸Oの回転軸Cに対するX−Y座標(x
)の少なくともどちらか一方の座標を測定したと
き、円筒ピンAの中心軸Oの回転軸Cからの偏心量
ε、及び、円筒ピンAの中心軸Oの回転軸Cに対する
回転角Ψは、測定により求めた上記座標(x
)、円筒ジャーナルBに対する定格の偏心量E、円
筒ピンAの中心軸Oの円筒ジャーナルBの中心軸O
に対する回転角φ、及び、円筒ジャーナルBの中心軸O
の回転軸Cからの高さSより求めることができる。そ
の結果、円筒ピンAに関する研削データは、算出した偏
心量ε、及び、回転角Ψより、この座標を基準として正
確に求めることができるため、円筒ピンAを高精度に研
削することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転軸の回りに回
転可能に支持された工作物と一体の偏心円筒の中心軸の
位置を測定し、この偏心円筒を加工する円筒研削盤、及
び、研削加工方法に関し、特に工作物のジャーナル等を
回転可能に支持したまま、この工作物と一体の偏心円筒
の中心軸の位置測定及び外周面の加工を行う円筒研削
盤、及び、研削加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】加工時の回転軸から偏心した円筒ピンの
研削加工では、回転軸C(以下、「C軸」と言う場合が
ある)周りの回転運動と、C軸に対して垂直なX軸方向
の砥石台の平行移動運動とを正確に同期させることによ
り、偏心した円筒ピンを高精度の真円に研削加工するこ
とができる。例えば、エアコンのコンプレッサ機構で使
用されるシャフトの偏心ロータ軸(以下、「ロータ
軸」、「円筒ピン」と言う場合がある)等を研削する場
合、偏心ロータ軸に対する仕上げの工程において、最後
に残された約50〜500μm程度の研削取代を上記の
方法で研削加工することがある。
【0003】これらの偏心円筒研削において、例えば、
Vブロック等の把持基準を有するチャックを用いて円筒
ジャーナルを把持して、このチャックを上記C軸の周り
に回転させることにより研削加工を実施する場合には、
円筒ピンを所望の形状に高精度に仕上げるために、仕上
げ前の円筒ピンの中心軸の位置を正確に求めておく必要
が生じる。
【0004】そこで、仕上げ前の円筒ピンの中心軸の位
置を正確に求める円筒研削盤として、例えば、図12に
示すような従来技術(特開2001−9717)があ
る。
【0005】図12に示す方法では、まず、工作物の円
筒ジャーナルBを中心軸O がY軸上に位置するよう
に把持する。そして、工作物をC軸の回りに時計回りに
回転させ、この回転中に点pの高さhを定寸装置等によ
り随時多数回測定する。この時、高さhの最大値Hを与
える点PのC軸に対する回転角Ψを求めることができ
る。また、回転角Ψにおける円筒ピンAの中心軸O
回転軸Cからの偏心量εは、回転角Ψと円筒ジャーナル
Bの中心軸Oの回転軸Cからの高さS、及び、円筒ピ
ンAの円筒ジャーナルBに対する与えられた定格の偏心
量Eより求めることができる。その結果、円筒ピンAの
中心軸Oの位置は回転角Ψ及び偏心量εにより正確に
求めることができるため、円筒ピンAを高精度に研削す
ることが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記に
示す従来技術では、定寸装置等により高さhの最大値H
を測定するために主軸(C軸)を微小角度ずつ回転させ
て、その度計測値を読み取る必要がある。例えば、主軸
(C軸)を0.01°毎回転させて5°分の計測を行う
場合は、1回当りの主軸割出し時間、データ転送時間、
データ処理演算時間を50msとすると測定完了までに
25秒要することになる。測定する範囲をより絞り込ん
でも、測定開始から完了までのサイクルタイムが長くな
ることにかわりはない。
【0007】本発明は、上記の課題を解決するために成
されたものであり、その目的は、上記の様な回転軸から
偏心した円筒ピンの加工を短時間に、高精度に行うこと
ができる円筒研削盤、及び、研削加工方法を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めには以下の手段が有効である。即ち、第1の手段は、
回転軸Cの回りを回転可能に支持された円筒ジャーナル
Bの中心軸Oに対して定格の偏心量Eだけ偏心して円
筒ジャーナルBと一体成形され、回転軸Cから偏心量ε
だけ偏心した中心軸Oを持つ円筒ピンAを研削加工す
る円筒研削盤において、円筒ピンAの中心軸Oの回転
軸Cに対するX−Y座標(xA,yA)の少なくとも一方
を測定する中心位置測定手段と、座標(xA,yA)に基
づいて円筒ピンAに関する研削データを算出する研削デ
ータ演算手段とを備えることである。
【0009】また、第2の手段は、上記の第1の手段に
おいて、研削データ演算手段を座標(x,y)、定
格の偏心量E、円筒ジャーナルBの中心軸Oに対する
円筒ピンAの中心軸Oの回転角φ、円筒ジャーナルB
の中心軸Oの回転軸Cからの高さSに基づいて、偏心
量ε及び回転角Ψを算出する円筒ピンデータ演算手段の
出力により算出することである。
【0010】また、第3の手段は、回転軸Cの回りを回
転可能に支持された円筒ジャーナルBの中心軸Oに対
して定格の偏心量Eだけ偏心して円筒ジャーナルBと一
体成形され、回転軸Cから偏心量εだけ偏心した中心軸
を持つ円筒ピンAを研削加工する研削加工方法にお
いて、円筒ピンAの中心軸Oの回転軸Cに対するX−
Y座標を(x,y)として、座標(x,y)の
少なくとも一方を測定し、偏心量ε及び円筒ピンAの中
心軸Oの回転軸Cに対する回転角Ψを算出し、偏心量
ε及び回転角Ψに基づいて円筒ピンAに関する研削デー
タを算出し、円筒ピンAの研削加工を行うことである。
【0011】また、第4の手段は、上記の第3の手段に
おいて、偏心量εを座標(x,y )のうちX軸方向
の座標値x、定格の偏心量E、円筒ジャーナルBの中
心軸Oに対する円筒ピンAの中心軸Oの回転角φ、
及び、円筒ジャーナルBの中心軸Oの回転軸Cからの
高さSに基づいて求め、回転角Ψを偏心量ε及び座標値
に基づいて求めることである。
【0012】また、第5の手段は、上記の第3の手段に
おいて、偏心量εを座標(x,y )のうちY軸方向
の座標値y、定格の偏心量E、円筒ジャーナルBの中
心軸Oに対する円筒ピンAの中心軸Oの回転角φ、
及び、円筒ジャーナルBの中心軸O の回転軸Cからの
高さSに基づいて求め、回転角Ψを偏心量ε及び座標値
に基づいて求めることである。
【0013】また、第6の手段は、上記の第3の手段に
おいて、偏心量ε及び回転角Ψを座標(x,y)に
基づいて求めることである。
【0014】また、第7の手段は、回転軸Cに対して円
筒ジャーナルBの中心軸Oを一致させるように円筒ジ
ャーナルBを回転可能に支持し、円筒ジャーナルBと一
体成形され円筒ジャーナルBに対して定格の偏心量Eだ
け偏心した中心軸Oを持つ円筒ピンAを研削加工する
円筒研削盤において、円筒ピンAの中心軸Oの回転軸
Cに対するX−Y座標を(x,y)として、座標
(x,y)の少なくとも一方を測定する中心位置測
定手段と、座標(xA,yA)に基づいて円筒ピンAに関
する研削データを算出する研削データ演算手段とを備え
たことである。
【0015】また、第8の手段は、上記の第7の手段に
おいて、研削データ演算手段を座標(x,y)、定
格の偏心量Eに基づいて、回転角φを算出する円筒ピン
データ演算手段の出力により算出することである。
【0016】また、第9の手段は、回転軸Cに対して円
筒ジャーナルBの中心軸Oを一致させるように円筒ジ
ャーナルBを回転可能に支持し、円筒ジャーナルBと一
体成形され円筒ジャーナルBに対して定格の偏心量Eだ
け偏心した中心軸Oをもつ円筒ピンAを研削加工する
研削加工方法において、円筒ピンAの中心軸Oの回転
軸Cに対するX−Y座標を(x,y)として、座標
(x,y)の少なくとも一方を測定し、円筒ジャー
ナルBの中心軸Oに対する円筒ピンAの中心軸O
回転角φを算出し、定格の偏心量E及び回転角φに基づ
いて円筒ピンAに関する研削データを算出し、円筒ピン
Aの研削加工を行うことである。
【0017】また、第10の手段は、上記9の手段にお
いて、回転角φを座標(x,y)のうちX軸方向の
座標値x及び定格の偏心量Eに基づいて求めることで
ある。
【0018】また、第11の手段は、上記9の手段にお
いて、回転角φを座標(x,y)のうちY軸方向の
座標値y及び定格の偏心量Eに基づいて求めることで
ある。
【0019】また、第12の手段は、上記9の手段にお
いて、回転角φを座標(x,y)に基づいて求める
ことである。尚、上記の回転軸は回動軸であってもよ
い。以上の手段により前記の問題を解決することができ
る。
【0020】
【作用及び発明の効果】図1は本発明の作用を示す工作
物WのXY平面上の断面図である。この座標の取り方は
一般には任意であるが、本図中においては簡単のため、
回転軸C(C軸)に平行な軸をZ軸として、Z軸に直交
する軸をX軸、XZ平面に直交する軸をY軸とする。そ
して鉛直方向上向きをY軸の正の向きとして、XZ平面
を高さの基準面とする。本図中の各記号の定義は以下の
通りである。 (記号定義) W … 工作物 A … 円筒ピン、又は、円筒ピン横断面の円周 B … 円筒ジャーナル、又は、円筒ジャーナル横断面の
円周 O … 円筒ピンAの中心軸上の点 O … 円筒ジャーナルBの中心軸上の点 C … 研削加工時の回転軸、又は、この回転軸(C軸≡
Z軸)上の点 x … 円筒ピンAの中心軸Oの回転軸Cに対するX
座標値(円筒ピンAの中心軸OのX座標値) y … 円筒ピンAの中心軸Oの回転軸Cに対するY
座標値(円筒ピンAの中心軸OのY座標値) E … 円筒ピンAの円筒ジャーナルBに対する定格の偏
心量 S … 円筒ジャーナルBの中心軸Oの回転軸Cからの
高さ φ … 円筒ピンAの中心軸Oに対する円筒ジャーナル
Bの中心軸Oの回転角(辺O のY軸正の向き
からの角度) ε … 円筒ピンAの中心軸Oの回転軸Cからの偏心量 Ψ … 円筒ピンAの中心軸Oの回転軸Cに対する回転
角(辺COのY軸正の向きからの角度) R … 円筒ピンAの半径
【0021】図1に示すように、工作物Wの円筒ジャー
ナルBの中心軸O がY軸上に位置する様に回転軸C
に取り付けられた状態において、仕上げ前の円筒ピンA
の中心軸Oの回転軸Cに対するX−Y座標(x,y
)は中心位置測定手段によって測定される。また、円
筒ピンAの中心軸Oの回転軸Cからの偏心量ε、及
び、円筒ピンAの中心軸Oの回転軸Cに対する回転角
Ψは、測定により求めた上記座標(x,y)より求
めることができる。その結果、円筒ピンAに関する研削
データは、算出した偏心量ε及び回転角Ψより、この座
標を基準として求めることができる。
【0022】また、円筒ピンAの中心軸OのX−Y座
標(x,y)において、座標値x、yのうち、
どちらか一方の座標値を測定するような中心位置測定手
段においても、回転角Ψ及び偏心量εは、測定した一方
の座標値と円筒ピンAの円筒ジャーナルBに対する定格
の偏心量E、円筒ピンAの中心軸Oに対する円筒ジャ
ーナルBの中心軸Oの回転角φ、及び、円筒ジャーナ
ルBの中心軸Oの回転軸Cからの高さSに基づいた円
筒ピンデータ演算手段により求めることができる。従っ
て、この場合においても、円筒ピンAに関する研削デー
タはこの座標を基準として求めることができる。
【0023】このように、仕上げ前の円筒ピンAの中心
軸OのX−Y座標(x ,y)は、従来技術のよ
うに主軸(C軸)を微小角度ずつ回転させながら測定す
るようなことをしなくても正確に求めることができるの
で、円筒ピンAに関する研削データを短時間に高精度に
求めることができる。従って、C軸周りの回転運動と、
X軸方向の砥石の平行移動運動とを正確に同期させるこ
とができ、円筒ピンAを所望の形状に仕上げることが可
能となる。
【0024】例えば、仕上げ前の円筒ピンAの半径を
R、仕上げ加工時の研削取代の幅をδr(正の定数)と
すれば、仕上げ後の円筒ピンA′の円周の方程式は、次
式(1)の通りに求めることができる。 (x−x +(y−y =r =(R−δr) … (1) ただし、ここで、rは円筒ピンAの仕上げ後の所望の半
径である。
【0025】また、特に、このδrの値を円筒ピンAの
断面(XY平面)上の点O を中心とする半径方向に
応じて変化させれば、即ち、研削取代の幅をδr(η)
なる半径方向を表す角ηの関数として扱えば、非真円形
工作物の研削加工を実施することも可能である。尚、上
記の回転軸は回動軸であっても上記と同様の作用・効果
が得られることは言うまでもない。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的な実施形態
に基づいて説明する。尚、ここで加工対象ととなる工作
物Wは、両端の円筒ジャーナルBと、これら円筒ジャー
ナルBの間に円筒ピンAが一体成形され、円筒ジャーナ
ルBの中心軸Oに対して円筒ピンAの中心軸Oが定
格の偏心量Eだけ偏心した形状を成している。(第1実
施形態)まず、第1の実施形態では、円筒ピンAの中心
軸Oの回転軸Cに対するX−Y座標(x,y)の
うち、X軸方向の座標値xを中心位置測定手段である
中心位置測定装置によって測定して、偏心量ε及び回転
角Ψを円筒ピンデータ演算手段によって算出する方法に
ついて説明する。
【0027】図2は本実施形態の円筒研削盤100のハ
ードウェア構成図である。本実施形態においては鉛直方
向上向きをY軸方向の正の向きとする右手系の直交座標
系を用いている。従って、XZ平面は水平面となってい
る。水平な床面上に設置された円筒研削盤100のベッ
ド36上には、モータ24の駆動によりZ軸方向に移動
するテーブル40が設けられている。
【0028】テーブル40には主軸31を有する主軸台
30と心押軸38を有する心押台42とが設けられてい
る。主軸31及び心押軸38は、その中心軸(以下、
「回転軸C」、「C軸」と言う場合がある)周りに回転
可能に、主軸台30及び心押台42に支持されている。
主軸31と心押軸38は、工作物Wの両端をそれぞれ把
持するように構成されている。主軸31はモータ28の
駆動によりチャック32を介して工作物Wを回転させ
る。モータ24、28の回転量は各々エンコーダ22、
26により検出される。尚、主軸31と心押軸38に取
り付けられる工作物Wの円筒ジャーナルBは、すでに他
の機械によって加工が行われ、規定の寸法値となってい
る。
【0029】ベッド36上にはモータ54の駆動により
X軸方向に移動する砥石台48が設けられている。モー
タ54の回転量はエンコーダ52により検出される。砥
石台48には砥石46(工具)を回転させる砥石軸44
が設けられている。砥石46は砥石軸44内に納められ
ているモータの駆動により回転する。また、ベッド36
上には定寸装置70、中心位置測定装置80が設けられ
ている。定寸装置70は工作物Wの円筒ジャーナルBの
高さSの測定に用いられる。中心位置測定装置80は円
筒ピンAの中心軸OのX座標値xの測定に用いられ
る。
【0030】数値制御装置10はメモリ1、CPU2
(演算手段)、及び、インタフェース(I/F)3、4
から構成されている。I/F4は、キーボードやディス
プレイ等からなる入出力装置12とCPU2とのデータ
の送受信を仲介する。
【0031】I/F3は、PLC(プログラマブルロジ
ックコントローラ)14、PLC15、アンプ16、ア
ンプ17、砥石台移動モータ駆動回路18、テーブル移
動モータ駆動回路19、及び、主軸モータ駆動回路20
とのデータの送受信を仲介する。PLC15は定寸装置
70の制御を行い、PLC14は中心位置測定装置80
の制御を行う。アンプ17は定寸装置70の出力を増幅
して、A/D変換する。また、アンプ16は中心位置測
定装置80の出力を増幅して、A/D変換する。
【0032】砥石台移動モータ駆動回路18、テーブル
移動モータ駆動回路19、及び、主軸モータ駆動回路2
0は、各々X軸、Z軸、C軸(回転軸)の各駆動信号を
増幅、或いは、サーボ制御する。これらの駆動回路はC
PUを内蔵したサーボ制御装置により構成してもよい。
【0033】このように円筒研削盤100を構成して、
C軸周りの回転運動とC軸に対して垂直なX軸方向の砥
石台の平行移動運動とを正確に同期させることにより、
偏心した円筒ピンA(工作物W)の偏心円筒研削加工を
行う。
【0034】図3、図4は本実施形態のチャック32の
XY平面上、及び、XZ平面上の断面図である。主軸3
1の先端には面板61aを介して略U字型のブラケット
61が取り付けられている。ブラケット61の凹部61
bにはVブロック62がZ軸方向に直列に2つ並べて取
り付けられている。このVブロック62の互いに向かい
合う把持基準面62aの挟み角はα〔ラジアン〕である
(図6)。このVブロック62よりも主軸31側には、
工作物Wの端部に当接してZ軸方向の位置決めを行うブ
ロック62bが取り付けられている。
【0035】Vブロック62の側方には、回旋ピン63
によって回動可能に支持されたL字型のクランプアーム
64が取り付けられている。クランプアーム64の一端
には、シリンダ65のシリンダロッド66が、長穴67
を介してピン66aにより取り付けられており、シリン
ダロッド66はピストン68に固定されている。また、
クランプアーム64の他端には工作物Wを把持するため
の爪69が取り付けられている。
【0036】このような構成のチャック32において、
シリンダ65を作動(図中右進)させると、クランプア
ーム64が回旋ピン63を中心に反時計回りに回旋す
る。そして、工作物Wの円筒ジャーナルBがクランプア
ーム64の爪69によってVブロックの把持基準面62
aに押し付けられて、工作物Wが把持される。
【0037】図5は、本実施形態における、円筒ピンA
の中心軸OのX座標値xを求める方法を表すXY平
面図である。本図中の各記号の定義は以下の通りであ
る。 (記号定義) W … 工作物 A … 円筒ピン、又は、円筒ピン横断面の円周 B … 円筒ジャーナル、又は、円筒ジャーナル横断面の
円周 O … 円筒ピンAの中心軸上の点 O … 円筒ジャーナルBの中心軸上の点 C … 研削加工時の回転軸、又は、この回転軸(C軸≡
Z軸)上の点 E … 円筒ピンAの円筒ジャーナルBに対する定格の偏
心量 ε … 円筒ピンAの中心軸Oの回転軸Cからの偏心量 p … 円筒ピンAの外周上のX座標値が最大値を与え
る点(円筒ピンAの外周上の最左端の点) p … 円筒ピンAの外周上のX座標値が最小値を与え
る点(円筒ピンAの外周上の最右端の点) xp1 … 点pの回転軸Cに対するX座標値 xp2 … 点pの回転軸Cに対するX座標値 yp1 … 点pの回転軸Cに対するY座標値 yp2 … 点pの回転軸Cに対するY座標値 x … 円筒ピンAの中心軸Oの回転軸Cに対するX
座標値(円筒ピンAの中心軸OのX座標値) y … 円筒ピンAの中心軸Oの回転軸Cに対するY
座標値(円筒ピンAの中心軸OのY座標値) S … 円筒ジャーナルBの中心軸Oの回転軸Cからの
高さ Ψ … 円筒ピンAの中心軸Oの回転軸Cに対する回転
角(辺COのY軸正の向きからの角度) φ … 円筒ピンAの中心軸Oに対する円筒ジャーナル
Bの中心軸Oの回転角(辺O のY軸正の向き
からの角度) θ … 主軸(C軸)の回転角
【0038】チャック32により主軸31に取り付けら
れた工作物Wは、中心位置測定手段である中心位置測定
装置80により、円筒ピンAの中心軸OのX座標値x
を測定することができる。中心位置測定装置80は、
公知の定寸装置等のように、フィーラ81に固定された
測位面82を測定対象(工作物W)の測位点に接触させ
ることで、測位点の位置(座標)を検出できる構成の測
定装置である。
【0039】ここで、フィーラ81及び測位面82はX
軸に対して垂直、即ち、Y軸に平行に取り付けられてい
る。また、2つのフィーラはそれぞれ単独で測位点の位
置(座標)を検出することができ、X軸、Y軸方向に進
退することが可能である。このような構造により、測位
面82を円筒ピンAに接触させたとき、円筒ピンAの外
周上の最左端の点p、及び、円筒ピンAの外周上の最
右端の点pのX軸方向の位置(座標)が検出できる。
尚、測定の際に、測位点が測位面82から外れてしまわ
ないように、測位面82はY軸方向に幅広に形成されて
いる。
【0040】また、円筒ピンAの中心軸Oに対する円
筒ジャーナルBの中心軸Oの回転角φによっては、フ
ィーラ81を円筒ピンAに挿入するときに測位面82が
円筒ピンAに当たり破損する可能性があるので、回転角
φによって測位面82が円筒ピンAに当たらないよう
に、挿入前のフィーラ81と工作物の間隔はある程度の
間隔がとられている。以下、円筒ピンAの中心軸O
X座標値xを測定する手順について説明する。
【0041】まず、中心位置測定装置80の校正を行
う。予め円筒ピンAの加工を行い規定の寸法値となって
いるマスタワークを設置し、公知の従来技術の方法等
で、円筒ピンAの中心軸OがY軸線上に一致するよう
に調整する。この状態において、回転角φ及び回転角Ψ
は0〔ラジアン〕である。次に、円筒ピンAに対してY
軸の正の向きより中心位置測定装置80のフィーラ81
を挿入する。そして、挿入したフィーラ81をX軸方向
に移動させ、円筒ピンAの外周上に測位面82をそれぞ
れ接触させる。この時、測位面82と接触した円筒ピン
Aの外周上の測位点が点p、pに相当する。中心位
置測定装置は測位点p、pのX座標値x p1、x
p2を検出するので、円筒ピンAの直径よりそれぞれの
測位点のX座標値を求め、検出された出力値を校正す
る。
【0042】次に、図5のように、任意の回転角φに設
置された工作物Wの円筒ピンAに対して、上記と同様な
方法で測位点p、pのX座標値xp1、xp2を検
出する。その結果、円筒ピンAの中心軸OのX座標値
は検出したX座標値x 、xp2を用いて次式
(2)の通りに求めることができる。 x=(xp1+xp2)/2 … (2) ここで、図5においてxp1は負の値となる。
【0043】以上、円筒ピンAの中心軸OのX座標値
は中心位置測定装置80で検出した点p、p
X座標値xp1、xp2より求めることができる。上記
の方法であれば、主軸(C軸)を微小角度ずつ回転させ
ることなく円筒ピンAの中心軸Oの位置(座標)を求
めることができる。また、円筒ピンAの直径にばらつき
があっても、正確に円筒ピンAの中心軸Oの位置(座
標)を求めることができる。
【0044】以下、円筒ピンAの中心軸Oの回転軸C
からの偏心量ε、及び、円筒ピンAの中心軸Oの回転
軸Cに対する回転角Ψを算出する手順について説明す
る。
【0045】まず、回転角φを求める。回転角φは、図
5に示すように円筒ピンAの中心軸OのX座標値
、及び、円筒ピンAの円筒ジャーナルBに対する定
格の偏心量Eを用いて次式(3)の通りに求めることが
できる。 φ=sin−1(−x/E) … (3) ただし、ここで関数sin−1の性質により、式(3)で
算出した回転角φは常に−π/2<φ<π/2 の値と
なる。従って、工作物Wは円筒ピンAが上記の回転角φ
の範囲になるように適正に把持してやる必要がある。
【0046】また、偏心量εは三角形OCに対す
る次式(4)に示す余弦公式を利用して求めることがで
きる。 ε=E+S−2E・Scos(π−φ) =E+S+2E・Scosφ … (4) 従って、偏心量εは次式(6)となる。 ε=±(E+S+2E・Scosφ)1/2 … (5) ただし、式(5)において偏心量εは常に正の値なの
で、式(5)は次式(6)となる。 ε=(E+S+2E・Scosφ)1/2 … (6) ここで、円筒ジャーナルBの中心軸Oの回転軸Cから
の高さSは、以下で述べる公知の3点接触法等により計
測することができる値である。
【0047】図6は、円筒ジャーナルBの中心軸O
の点Cからの高さSを求める方法を表す、円筒ジャーナ
ルBとVブロック62のXY平面上の断面図である。こ
こで、C軸からVブロック62の基準点Gまでの距離を
d、円筒ジャーナルBの半径をD、把持基準面62aの
挟み角をαとする。
【0048】この時、C軸からの円筒ジャーナルBの高
さYを定寸装置等で測定することにより、高さSは次式
(8)の通りに求めることができる。 従って、偏心量εは、式(3)、(7)で算出した回転
角φ、高さS、及び、定格の偏心量Eによって求めるこ
とができる。
【0049】また、回転角Ψは、式(2)、(6)で算
出した円筒ピンAの中心軸OのX座標値x、及び、
偏心量εにより次式(8)の通りに求めることができ
る。 Ψ=sin−1(−x/ε) … (8)
【0050】従って、図5における、円筒ピンAの中心
軸OのX−Y座標(x、y)は次式(9)の通り
に求めることができる。 x=(xp1+xp2)/2=εcos(π/2+Ψ) y=εsin(π/2+Ψ) … (9)
【0051】以上の理論に基づいて、円筒ピンAの研削
データを作成して、円筒ピンAを所望の形状に研削加工
する方法を以下に例示する。図7は本実施形態における
円筒ピンAの研削データを作成する手順を示すフローチ
ャートである。本フローチャートは図2の数値制御装置
10により実行するものである。
【0052】まず、最初にステップ705では、Vブロ
ック62の中心線LをY軸に一致させ、主軸(C軸)の
回転角θを0〔ラジアン〕に初期化する。ただし、回転
角θはX軸方向の正の向きより左周りに計る角度とす
る。
【0053】ステップ710では、円筒ジャーナルBの
外周面をVブロック62の把持基準面62aに当接さ
せ、円筒ピンAの回転角φが「−π/2<φ<π/2」
となるように、円筒ジャーナルBをクランプアーム64
により把持固定する。ステップ715では、テーブル4
0を所定量移動させ、定寸装置70の前方に円筒ジャー
ナルBを位置決めして、中心位置測定装置80の前に円
筒ピンAを位置決めする。
【0054】ステップ720では、予め校正を行った定
寸装置70を所定量前進させることにより、定寸装置7
0の2つの測位面を円筒ジャーナルBの上下に位置決め
して、測定の準備をする。また、予め校正を行った中心
位置測定装置80を所定量前進させ、フィーラ81を円
筒ピンAにY軸の正の向きより挿入して、測定の準備を
する。
【0055】ステップ725では、定寸装置70の測位
面を円筒ジャーナルBに接触させて高さYを測定する。
ステップ730では、円筒ピンAに中心位置測定装置8
0の測位面82を接触させて円筒ピンAの外周上の最左
端、最右端の点p、pのX座標値xp1、xp2
検出して、式(2)より円筒ピンAの中心軸OのX座
標値xを求める(中心位置測定手段)。
【0056】ステップ735では、ステップ730で求
めた円筒ピンAの中心軸OのX座標値xに基づいて
式(3)、(6)、(7)、(8)より、偏心量ε及び
回転角Ψを算出する(円筒ピンデータ演算手段)。
【0057】ステップ740では定寸装置70、中心位
置測定装置80を後退する。ステップ745では主軸
(C軸)の回転角θを「π/2+Ψ」に設定する。
【0058】ステップ750では、以上で求めた偏心量
ε及び回転角Ψの値に基づいて、式(1)、式(9)に
より、円筒ピンAのリフトデータ(加工形状データ)を
作成する。尚、式(1)の研削取代の幅δrは円筒ピン
Aの半径方向を表す角ηの関数であってもよい。このよ
うにすれば、非真円形工作物の研削加工を実施すること
も可能である。
【0059】ステップ755では砥石46の回転半径を
入出力装置12より入力する。ただし、砥石46の回転
半径は本ステップにおいて、所定の測定データ等から演
算により求めてもよい。
【0060】ステップ760では、従来技術により、円
筒ピンAのリフトデータ(加工形状データ)に基づい
て、円筒ピンAの研削データ(C−Xプロフィールデー
タ)を作成する(研削データ演算手段)。即ち、ステッ
プ760では、ステップ745で設定した主軸(C軸)
の回転角θと砥石46の回転中心のX座標との関係を、
ステップ755で求めた砥石46の回転半径と上記の円
筒ピンAのリフトデータ(加工形状データ)等より、公
知の従来技法によって幾何学的に求め、この関係をC軸
の回転角θと砥石台48の位置座標xとを同期制御する
ためのデータ形式(C−Xプロフィールデータの形式)
にして記憶する。ステップ765では、円筒ピンAの研
削データに従って、円筒ピンAを研削加工する。
【0061】以上、本実施形態の手順に従えば、円筒ジ
ャーナルBをVブロックで一旦把持すれば、C軸を微小
角度毎に回転させて、その度計測値を読み取るようなこ
とは必要ない。従って、本実施形態では、主軸台を停止
させたままの状態で円筒ピンAの中心軸Oの位置(座
標)を求め、この中心軸Oの位置を基に円筒ピンAの
研削データを作成することができる。これにより、サイ
クルタイムに影響を与えず研削加工することができる。
【0062】(第2実施形態)第2の実施形態では、円
筒ピンAの中心軸Oの回転軸Cに対するX−Y座標
(x,y)のうち、Y軸方向の座標値yを中心位
置測定装置で測定して、偏心量ε及び回転角Ψを円筒ピ
ンデータ演算手段によって算出する方法について説明す
る。
【0063】図8は、本実施形態における、円筒ピンA
の中心軸OのY座標値yを求める方法を表すXY平
面図である。ここで、円筒ピンAの中心軸OのY座標
値y を測定するために使用する中心位置測定装置80
は、第1の実施形態と同様の機構の測定装置であるが、
フィーラ81及び測位面82がY軸に対して垂直、即
ち、X軸に平行に取り付けられている点が第1の実施形
態と異なる。
【0064】従って、上記のような構造により、測位面
82を円筒ピンAに接触させたとき、円筒ピンAの円筒
ピンAの外周上の最上端の点p、及び、円筒ピンAの
外周上の最下端の点pのY軸方向の位置(座標)が検
出できる。以下、円筒ピンAの中心軸OのY座標値を
測定する手順について説明する。
【0065】図8のように、任意の回転角φに設置され
た工作物Wの円筒ピンAに対して、校正済みの中心位置
測定装置80のフィーラ81をX軸の負の向きより挿入
する。そして挿入したフィーラ81をY軸方向に移動さ
せ、円筒ピンAの外周上に測位面82をそれぞれ接触さ
せる。この時、測位面82と接触した円筒ピンAの外周
上の測位点が点p、pに相当する。中心位置測定装
置80は測位点p、pのY座標値yp3、yp4
検出する。
【0066】その結果、円筒ピンAの中心軸OのY座
標値yは検出したY座標値yp3、yp4を用いて次
式(10)の通りに求めることができる。 y=(yp3+yp4)/2 … (10)
【0067】また、円筒ピンAの中心軸Oに対する円
筒ジャーナルBの中心軸Oの回転角φは、図8に示す
ように、円筒ピンAの中心軸OのY座標値y、及
び、円筒ピンAの円筒ジャーナルBに対する定格の偏心
量Eを用いて次式(11)の通りに求めることができ
る。 φ=cos−1((y−S)/E) … (11) ただし、ここで関数cos−1の性質により、式(11)
で算出した回転角φは常に0<φ<π の値となる。従
って、工作物Wは円筒ピンAが上記の回転角φの範囲に
なるように適正に把持してやる必要がある。
【0068】また、偏心量εは式(6)を用いて求める
ことができる。回転角Ψは式(6)、式(10)で算出
した円筒ピンAの中心軸OのY座標値y、及び、偏
心量εにより次式(12)の通りに求めることができ
る。 Ψ=cos−1(y/ε) … (12)
【0069】従って、円筒ピンAの中心軸のX−Y座標
(x、y)は次式(13)の通りに求めることがで
きる。 x=εcos(π/2+Ψ) y=(yp3+yp4)/2=εsin(π/2+Ψ) … (13)
【0070】以上、第2の実施形態は、中心位置測定装
置80のフィーラ81をX軸の負の方向から円筒ピンA
に挿入する方法である。このような測定方法は、円筒研
削盤等に設けられる定寸装置による工作物の直径測定等
で従来から使用されている測定パターンである。そのた
め、中心位置測定装置80の機構は定寸装置70等とほ
ぼ同様にすることができるため、装置の設計が容易にな
る。
【0071】また、例えば、高さSを測定するための定
寸装置70に円筒ピンAの中心軸O のY座標値y
測定するような機能を追加してもよい。この場合、円筒
ジャーナルBを測定後、円筒ピンAを測定するため、テ
ーブル40を移動させる分だけ測定に時間を要するが、
中心位置測定装置80は不要になる。
【0072】また、第1の実施形態のようにフィーラ8
1をY軸の正の方向から挿入する場合と比べると、工作
物の上部付近に測定装置がないので、工作物搬入装置
(ローダ等)の搬入出の妨げにもならず、機内の設計が
容易になる。
【0073】(第3実施形態)第3の実施形態では、円
筒ピンAの中心軸OのX−Y座標(x,y)を測
定して、測定したX−Y座標(x,y)に基づいて
偏心量ε及び回転角Ψを算出する方法について説明す
る。
【0074】今、主軸(C軸)の回転角θ=0の位置に
おける円筒ピンAの中心軸OのX−Y座標を(x
)、θ=0の位置からC軸をX軸方向の正の向きよ
り左周りにθ=π/2回転させて割出した位置における
円筒ピンAの中心軸OのX−Y座標を(x
A(θ=π/2),yA(θ=π/2))とする。ここ
で、円筒ピンAの中心軸Oの座標に関して次式(1
4)の関係が成り立つ。 x=yA(θ=π/2)=−xA(θ=π/2) … (14)
【0075】従って、式(14)の関係より、円筒ピン
Aの中心軸OのX−Y座標(x,y)は、第1の
実施形態、若しくは、第2の実施形態における中心位置
測定装置を用いて、主軸(C軸)の回転角θ=0、及
び、θ=π/2の中心位置測定装置の測定値より求める
ことができる。
【0076】以下、第1の実施形態、若しくは、第2の
実施形態における中心位置測定装置を用いて、本実施形
態で述べた主軸(C軸)の回転角θを変化させて円筒ピ
ンAの中心軸OのX−Y座標(x,y)を測定し
て、測定した座標に基づいて偏心量ε及び回転角Ψを算
出する方法について説明する。
【0077】まず、第1の実施形態の中心位置測定装置
を用いる方法について説明する。はじめに、回転角θ=
0の位置における円筒ピンAの中心軸OのX座標値x
を中心位置測定装置により求める(図5)。次に、θ
=0の位置からX軸方向の正の向きより左周りにθ=π
/2回転させて割出した位置における円筒ピンAの中心
軸OのX座標値xA(θ=π/2)を中心位置測定装
置により求める(図9)。式(14)よりx
A(θ=π/2)=−yが成立するので、円筒ピンA
の中心軸OのX−Y座標(x,y)が求まる。
【0078】また、偏心量ε及び回転角Ψは円筒ピンA
の中心軸OのX−Y座標(x,y)より式(1
5)の通りに求めることができる。 ε=(x +y 1/2 Ψ=tan−1(−x/y) … (15) ただし、ここで関数tan−1の性質により、式(15)
で算出した回転角φは常に−π/2<φ<π/2 の値
となる。従って、工作物Wは円筒ピンAが上記の回転角
φの範囲になるように適正に把持してやる必要がある。
【0079】次に、第2の実施形態の中心位置測定装置
を用いる方法について説明する。はじめに回転角θ=0
の位置における円筒ピンAの中心軸OのY座標値y
を中心位置測定装置により求める(図8)。次にθ=0
の位置からC軸をθ=π/2回転させて割出した位置に
おける円筒ピンAの中心軸OのY座標値yA(θ=
π/2)を中心位置測定装置により求める(図10)。
式(14)よりyA(θ =π/2)=xが成立するの
で、円筒ピンAの中心軸OのX−Y座標(x
)が求まる。偏心量ε及び回転角Ψは式(15)に
より求まる。
【0080】以上、第3の実施形態によれば、第1の実
施形態、若しくは、第2の実施形態における中心位置測
定装置を用いて、主軸(C軸)の回転角θを変化させて
円筒ピンAの中心軸Oの座標を測定すれば、式
(6)、(8)を用いなくても円筒ピンAの中心軸O
のX−Y座標(x,y)と偏心量ε及び回転角Ψが
求まる。その結果、式(6)で使用している円筒ジャー
ナルBの中心軸Oの回転軸Cからの高さSは求める必
要がなくなるので、高さSを算出するために必要な高さ
Yを測定するための定寸装置70は備える必要はない。
【0081】(第4実施形態)第4の実施形態は、第3
の実施形態と同様に、円筒ピンAの中心軸OのX−Y
座標(x,y)を測定して、測定した座標値に基づ
いて偏心量ε及び回転角Ψを算出する方法について説明
する。
【0082】第4の実施形態は、第1の実施形態及び第
2の実施形態で用いられている中心位置測定装置を両方
とも円筒研削盤に備える方法である。この方法を用いる
ことで、円筒ピンAの中心軸OのX−Y座標(x
)はそれぞれの中心位置測定装置によって求めるこ
とができる。また、偏心量ε及び回転角Ψは式(15)
より求めることができる。従って、本実施形態の場合
も、第3の実施形態と同様に、式(6)、(8)を用い
なくても円筒ピンAの中心軸OのX−Y座標(x
)と偏心量ε及び回転角Ψが求まる。その結果、高
さSは不要となるので、高さSを算出するために必要な
高さYを測定するための定寸装置70は備える必要がな
い。
【0083】(第5実施形態)第5の実施形態は、回転
軸Cに対して円筒ジャーナルBの中心軸Oを一致させ
るように円筒ジャーナルBを回転可能に支持し、円筒ピ
ンAの中心軸Oの回転軸Cに対するX−Y座標
(x,y)の少なくとも一方を測定して、円筒ピン
Aの中心軸OのX−Y座標(x,y)、定格の偏
心量Eに基づいて、円筒ジャーナルBの中心軸Oに対
する円筒ピンAの中心軸Oの回転角φを算出する方法
について説明する。
【0084】第1の実施形態から第4の実施形態におい
ては、円筒ジャーナルBの中心軸O の回転軸Cからの
高さSは、Vブロック62を用いた三点接触方式のチャ
ック32とC軸からの円筒ジャーナルBの高さYを測定
する定寸装置70を用いて式(7)より求めた。しか
し、図11のように高さS=0、即ち、円筒ジャーナル
Bの中心軸Oを回転軸Cに一致させるようにチャック
やVブロックを構成すれば、式(6)において円筒ピン
Aの中心軸Oの回転軸Cからの偏心量εは定格の偏心
量Eと等しくなる。また、回転角φは円筒ピンAの中心
軸Oの回転軸Cに対する回転角Ψと等しくなり、次式
(16)のように表すことができる。 φ=sin−1(−x/E)=cos−1(y/E) … (16)
【0085】その結果、円筒ピンAの中心軸OのX−
Y座標(x、y)は式(9)より次式(17)の通
りに求めることができる。 x=Ecos(π/2+φ) y=Esin(π/2+φ) … (17)
【0086】尚、中心位置検出装置で円筒ピンAの中心
軸OのX−Y座標(x、y)を検出可能であれ
ば、次式(18)により回転角φが求められる。 φ=tan−1(−x/y
【0087】以上のように、第5の実施形態は、上記第
1の実施形態から第4の実施形態の演算手段と比較し
て、偏心量ε、回転角Ψの計算が不要となるので、演算
手段は簡単になる。また、高さSを算出するために必要
な高さYを測定する定寸装置70は備える必要がない。
【0088】尚、以上の各実施形態において、円筒研削
盤100の中心位置測定装置80の測定原理や制御方
式、円筒ピンデータ演算手段等、本発明の円筒研削盤の
具体的な構成は、特に上記の実施形態に限定されるもの
ではない。即ち、本発明の円筒研削盤は、上記の実施形
態とは異なる測定・演算手段等を任意に組み合わせて構
成してもよい。
【0089】また、上記の実施形態においては、エアコ
ンのコンプレッサ機構で使用されるシャフトの偏心ロー
タ軸を研削加工する場合を例としてあげたが、対象とな
る工作物はそれに限定されるものではない。例えば、ガ
ソリンエンジンに用いられるクランクシャフトのクラン
クピンの研削加工に本発明を適用することができること
は言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作用を示す工作物のXY平面上の断面
図。
【図2】本発明の実施形態の円筒研削盤100のハード
ウェア構成図。
【図3】本発明の実施形態のチャック32のXY平面上
の断面図。
【図4】本発明の実施形態のチャック32のXZ平面上
の断面図。
【図5】本発明の第1の実施形態における、円筒ピンA
の中心軸OのX座標値xを求める方法を示すXY平
面図。
【図6】本発明の実施形態における、円筒ジャーナルの
中心軸の高さSを求める方法を表す円筒ジャーナルとV
ブロックの断面図。
【図7】本発明の第1の実施形態における、円筒ピンの
研削データを作成する手順を示すフローチャート。
【図8】本発明の第2の実施形態における、円筒ピンA
の中心軸OのY座標値yを求める方法を示すXY平
面図。
【図9】本発明の第3の実施形態における、C軸をθ=
π/2回転させた位置における円筒ピンAの中心軸O
のX座標値を求める方法を示す工作物のXY平面図。
【図10】本発明の第3の実施形態における、C軸をθ
=π/2回転させた位置における円筒ピンAの中心軸O
のY座標値を求める方法を示す工作物のXY平面図。
【図11】本発明の第5の実施形態の作用を示す工作物
のXY平面上の断面図。
【図12】従来技術の作用を示す工作物のXY平面上の
断面図。
【符号の説明】
100 … 円筒研削盤 10 … 数値制御装置 70 … 定寸装置 80 … 中心位置測定装置 W … 工作物 A … 円筒ピン、又は、円筒ピン横断面の円周 B … 円筒ジャーナル、又は、円筒ジャーナル横断面の
円周 O … 円筒ピンAの中心軸上の点 O … 円筒ジャーナルBの中心軸上の点 C … 研削加工時の回転軸、又は、この回転軸(C軸≡
Z軸)上の点 E … 円筒ピンAの円筒ジャーナルBに対する定格の偏
心量 ε … 円筒ピンAの中心軸Oの回転軸Cからの偏心量 x … 円筒ピンAの中心軸Oの回転軸Cに対するX
座標値(円筒ピンAの中心軸OのX座標値) y … 円筒ピンAの中心軸Oの回転軸Cに対するY
座標値(円筒ピンAの中心軸OのY座標値) S … 円筒ジャーナルBの中心軸Oの回転軸Cからの
高さ Ψ … 円筒ピンAの中心軸Oの回転軸Cに対する回転
角(辺COのY軸正の向きからの角度) φ … 円筒ピンAの中心軸Oに対する円筒ジャーナル
Bの中心軸Oの回転角(辺O のY軸正の向き
からの角度) θ … 主軸(C軸)の回転角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 雄二 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 Fターム(参考) 3C034 AA01 CB01 DD07 3C043 AC21 CC03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸Cの回りを回転可能に支持された円
    筒ジャーナルBの中心軸Oに対して定格の偏心量Eだ
    け偏心して前記円筒ジャーナルBと一体成形され、前記
    回転軸Cから偏心量εだけ偏心した中心軸Oを持つ円
    筒ピンAを研削加工する円筒研削盤において、 前記回転軸Cに平行なZ軸、前記Z軸に直交するX軸、
    及び、XZ平面に直交するY軸を用いて座標軸を定義
    し、XY平面上に前記円筒ピンA、前記円筒ジャーナル
    Bの断面図を表現したとき、 前記円筒ピンAの中心軸Oの前記回転軸Cに対するX
    −Y座標を(x,y )として、前記座標(x,y
    )の少なくとも一方を測定する中心位置測定手段と、 前記座標(x,y)に基づいて前記円筒ピンAに関
    する研削データを算出する研削データ演算手段とを備え
    たことを特徴とする円筒研削盤。
  2. 【請求項2】前記研削データ演算手段は、前記座標(x
    ,y)、前記定格の偏心量E、前記円筒ジャーナル
    Bの中心軸Oに対する前記円筒ピンAの中心軸O
    回転角φ、前記円筒ジャーナルBの中心軸Oの前記回
    転軸Cからの高さSに基づいて、前記偏心量ε、及び、
    前記回転角Ψを算出する円筒ピンデータ演算手段の出力
    により前記研削データを算出することを特徴とする請求
    項1に記載の円筒研削盤。
  3. 【請求項3】回転軸Cの回りを回転可能に支持された円
    筒ジャーナルBの中心軸Oに対して定格の偏心量Eだ
    け偏心して前記円筒ジャーナルBと一体成形され、前記
    回転軸Cから偏心量εだけ偏心した中心軸Oを持つ円
    筒ピンAを研削加工する研削加工方法において、 前記回転軸Cに平行なZ軸、前記Z軸に直交するX軸、
    及び、XZ平面に直交するY軸を用いて座標軸を定義
    し、XY平面上に前記円筒ピンA、前記円筒ジャーナル
    Bの断面図を表現したとき、 前記円筒ピンAの中心軸Oの前記回転軸Cに対するX
    −Y座標を(x,y )として、前記座標(x,y
    )の少なくとも一方を測定し、 前記偏心量ε、及び、前記円筒ピンAの中心軸Oの前
    記回転軸Cに対する回転角Ψを算出し、 前記偏心量ε、及び、前記回転角Ψに基づいて前記円筒
    ピンAに関する研削データを算出し、 前記円筒ピンAの研削加工を行うことを特徴とする研削
    加工方法。
  4. 【請求項4】前記偏心量εは、前記座標(x,y
    のうちX軸方向の座標値x、前記定格の偏心量E、前
    記円筒ジャーナルBの中心軸Oに対する前記円筒ピン
    Aの中心軸Oの回転角φ、及び、前記円筒ジャーナル
    Bの中心軸Oの前記回転軸Cからの高さSに基づいて
    求め、 前記回転角Ψは、前記偏心量ε、及び、前記座標値x
    に基づいて求めることを特徴とする請求項3に記載の研
    削加工方法。
  5. 【請求項5】前記偏心量εは、前記座標(x,y
    のうちY軸方向の座標値y、前記定格の偏心量E、前
    記円筒ジャーナルBの中心軸Oに対する前記円筒ピン
    Aの中心軸Oの回転角φ、及び、前記円筒ジャーナル
    Bの中心軸Oの前記回転軸Cからの高さSに基づいて
    求め、 前記回転角Ψは、前記偏心量ε、及び、前記座標値y
    に基づいて求めることを特徴とする請求項3に記載の研
    削加工方法。
  6. 【請求項6】前記偏心量ε、及び、前記回転角Ψは、前
    記座標(x,y)に基づいて求めることを特徴とす
    る請求項3に記載の研削加工方法。
  7. 【請求項7】回転軸Cに対して円筒ジャーナルBの中心
    軸Oを一致させるように前記円筒ジャーナルBを回転
    可能に支持し、前記円筒ジャーナルBと一体成形され前
    記円筒ジャーナルBの中心軸Oに対して定格の偏心量
    Eだけ偏心した中心軸Oを持つ円筒ピンAを研削加工
    する円筒研削盤において、 前記回転軸Cに平行なZ軸、前記Z軸に直交するX軸、
    及び、XZ平面に直交するY軸を用いて座標軸を定義
    し、XY平面上に前記円筒ピンA、前記円筒ジャーナル
    Bの断面図を表現したとき、 前記円筒ピンAの中心軸Oの前記回転軸Cに対するX
    −Y座標を(x,y )として、前記座標(x,y
    )の少なくとも一方を測定する中心位置測定手段と、 前記座標(x,y)に基づいて前記円筒ピンAに関
    する研削データを算出する研削データ演算手段とを備え
    たことを特徴とする円筒研削盤。
  8. 【請求項8】前記研削データ演算手段は、前記座標(x
    ,y)、前記定格の偏心量Eに基づいて、前記回転
    角φを算出する円筒ピンデータ演算手段の出力により前
    記研削データを算出することを特徴とする請求項7に記
    載の円筒研削盤。
  9. 【請求項9】回転軸Cに対して円筒ジャーナルBの中心
    軸Oを一致させるように前記円筒ジャーナルBを回転
    可能に支持し、前記円筒ジャーナルBと一体成形され前
    記円筒ジャーナルBの中心軸Oに対して定格の偏心量
    Eだけ偏心した中心軸Oを持つ円筒ピンAを研削加工
    する研削加工方法において、 前記回転軸Cに平行なZ軸、前記Z軸に直交するX軸、
    及び、XZ平面に直交するY軸を用いて座標軸を定義
    し、XY平面上に前記円筒ピンA、前記円筒ジャーナル
    Bの断面図を表現したとき、 前記円筒ピンAの中心軸Oの前記回転軸Cに対するX
    −Y座標を(x,y )として、前記座標(x,y
    )の少なくとも一方を測定し、 前記円筒ジャーナルBの中心軸Oに対する前記円筒ピ
    ンAの中心軸Oの回転角φを算出し、 前記定格の偏心量E、及び、前記回転角φに基づいて前
    記円筒ピンAに関する研削データを算出し、 前記円筒ピンAの研削加工を行うことを特徴とする研削
    加工方法。
  10. 【請求項10】前記回転角φは、前記座標(x
    )のうちX軸方向の座標値x、及び、前記定格の
    偏心量Eに基づいて求めることを特徴とする請求項9に
    記載の研削加工方法。
  11. 【請求項11】前記回転角φは、前記座標(x
    )のうちY軸方向の座標値y、及び、前記定格の
    偏心量Eに基づいて求めることを特徴とする請求項9に
    記載の研削加工方法。
  12. 【請求項12】前記回転角φは、前記座標(x
    )に基づいて求めることを特徴とする請求項9に記
    載の研削加工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009241218A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Jtekt Corp 測定子の調整方法、測定子の角度検出方法、測定子による検出結果の補正方法、及びネジ溝検出装置を備えた工作機械
KR101121955B1 (ko) 2004-12-31 2012-03-09 발테르 마쉬넨바우 게엠베하 연마기와 연삭기의 교정방법
WO2023075759A1 (en) * 2021-10-27 2023-05-04 Fives Landis Corp. Grinding machine centering gauge

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