JP2003251413A - ロール成形方法及び装置 - Google Patents

ロール成形方法及び装置

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JP2003251413A JP2002057706A JP2002057706A JP2003251413A JP 2003251413 A JP2003251413 A JP 2003251413A JP 2002057706 A JP2002057706 A JP 2002057706A JP 2002057706 A JP2002057706 A JP 2002057706A JP 2003251413 A JP2003251413 A JP 2003251413A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対になった成形ロールによって、長尺の板状
材料から連続的に非対称形状の成形品を成形する場合
や、きわめて薄い材料を成形する場合に、材料が適正な
位置からずれないように、加工箇所の寸前まで材料を正
確に案内する。 【解決手段】 例えば、反対方向に回転する成形ロール
21,21’によって板状材料7を成形する場合に、下
段の成形ロール21’そのものの一部に材料7の幅より
も僅かに大きい間隔をもって対向する一対の環状の段部
24を形成して、材料7の側縁部を案内する。ガイド手
段としての段部24が成形ロールそのものに形成されて
おり、材料7が成形ロール21,21’によって成形加
工を受ける寸前まで段部24によって支持されるため、
幅方向等へずれる恐れがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイル材のような
帯状の材料を連続的に成形加工するためのロール成形方
法と成形装置に係り、特に帯状の材料が成形装置の内部
において輻方向或いは厚さ方向にずれるのを防止するた
めの手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、図18と、その一部を切断した
拡大図である図19に例示したような構造の空調装置用
の蒸発器、凝縮器、或いは内燃機関用のラジエータ等の
熱交換器20を製造するために、アルミニュームからな
る長尺の薄い板材を巻き上げたコイル材やフープ材等か
ら帯状の材料を引き出して、後述のような構成の1組以
上の対になった成形ロールを備えているロール成形装置
によって連続的に成形加工を行なうことにより、図20
に示したような屈曲板状の成形品16とか、図21に示
したような波板状のインナーフィン17を成形して、屈
曲板状の成形品16の内部にインナーフィン17を図2
2のように組み合わせた後に、図23に示すように屈曲
板状の成形品16を折り曲げると共に端部をカシメるこ
とにより、多数の細い平行通路を有する熱交換用の扁平
チューブ18を製造することは公知である。なお、この
ような熱交換器20においては、上下のヘッダーの間に
扁平チューブ18を多数平行に配列させると共に、イン
ナーフィン17と同様な方法によって成形されたアウタ
ーフィン19を、隣り合う扁平チューブ18の間に取り
付けることによって熱交換効率を高めている。
【0003】このように、熱交換器の製造工程等に使用
することができるロール成形方法或いは装置の従来技術
としては、例えば特開平7−16658号公報、特開平
7−89353号公報、或いは特開2000−2886
34号公報等に記載されたもの等が知られている。近年
はこのようなロール成形方法或いは装置によって非対称
形状のような複雑な形状の成形を行なうとか、材料が薄
肉化するというような傾向があるため、それらによって
成形開始時における材料の位置決め精度が低下したり、
成形中に材料のウオーキング(材料揺れ)が発生すると
いうような問題が生じ易くなって来ているので、そのよ
うな問題が生じた場合には正確に所望の形状を有する成
形品を得ることができなくなる。
【0004】このような不具合を防止するために、例え
ば図4に示すような従来技術によるシステムにおいて
は、アンコイラ6から引き出された薄い帯状の材料7に
対して連続的に成形加工を行なうロール成形装置におい
て、相互に反対方向に回転する一対の成形ロール1,
1’の前に、図5に断面形状を示すような、材料7を厚
さ方向に挟むピンチロール型の対になったガイドロール
4,4’を配置するとか、一対の成形ロール1,1’と
次の段の成形ロール2,2’との間に、図6に断面形状
を示すような、材料7を摺動案内するガイドシュー5を
設けるとか、或いは一対の成形ロール2,2’と次の段
の成形ロール3,3’との間に、図7に断面形状を示す
ように、材料7を幅方向に挟む対になった成形補助ロー
ル8,8’を配置するというように、一般的にロール型
やシュー型のガイド手段を配置して材料7を成形ロール
の中へ案内するように構成している。
【0005】従来技術におけるロール型やシュー型のガ
イド手段が成形ロールの前方において帯状の材料7に対
して案内作用をする理由は図5から図7の各図を参照す
れば明らかである。即ち、第1段の成形ロール1,1’
の前方においては、図5に示すように、横軸の回りに回
転をすることができる一対のガイドロール4,4’のう
ちの一方のガイドロール4’の両側に環状の鍔部9を形
成することによって、それらの鍔部9の間に材料7の幅
よりも僅かに大きい幅を有する環状の凹部10を形成す
る一方、凹部10に嵌合するように他方のガイドロール
4に環状の突条11を形成することにより、一対の鍔部
9によって材料7を幅方向に案内すると共に、凹部10
と突条11の間に材料7を挟んで厚さ方向の位置を保持
する。
【0006】第2段の成形ロール2,2’の前方におい
ては、図6に示すように、帯状の材料7が第1段の成形
ロール1,1’によるロール成形を受けて幅方向の両側
が直角に上方へ折り曲げられた形状の材料7’となって
いるので、それに対応するガイドシュー5においては、
幅が狭くなった材料7’の幅に適合する位置から上方へ
立ち上がった後に幅方向の内側へ転向する断面が一対の
鉤型となる突条12を設けて、それらの突条12の内部
に形成される空間13によって材料7’を捉えて幅方向
及び厚さ方向に案内する。
【0007】第3段の成形ロール3,3’の前方におい
ては、図7に示すように、前述の材料7’が更に第2段
の成形ロール2,2’によるロール成形を受けて船底形
に折り曲げられた形状の材料7”となっているので、縦
軸の回りに回転することができる一対の成形補助ロール
8,8’が向き合うことによって材料7”の断面形状に
適合する空間14がそれらの間に形成されるように、成
形補助ロール8,8’にそれぞれ縦軸回りに環状の断面
形状が鉤型の突条15が形成されている。それによって
一対の成形補助ロール8,8’は材料7”を捉えて幅方
向及び厚さ方向に案内する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図4から図7に示す従
来技術は、いずれも成形ロールとは別にロール型或いは
シュー型のガイド手段を設けて、帯状の材料7をその厚
さ方向及び幅方向において適正な位置へ案内するもので
あるから、それらのガイド手段と成形ロールとの干渉を
避ける必要から、成形ロールの直前まで帯状の材料を案
内することは不可能である。従って、それらのガイド手
段によって材料を案内することができる範囲は成形ロー
ルの前の所定の距離までというように限られているの
で、材料を常に適正な位置へ案内することができるとは
限らない。
【0009】また、従来技術においては成形ロールの他
に前述のような様々な形状、構造のガイド手段を設ける
ので、ガイド手段を設けることによって成形ラインの長
さが長くなるために、全体として大きいスペースを必要
とするとか、成形ラインの構成が複雑になって設備費や
運転経費が嵩むというような問題もある。
【0010】本発明は、従来技術における前述のような
問題に鑑み、非対称形状の成形品の成形や、きわめて薄
い材料の成形においても、材料が適正な位置からずれな
いように、対になった成形ロールの間の加工箇所の寸前
まで材料を正確に案内することを可能にすると共に、ガ
イド手段を設けることによって加工設備が大型化すると
か、加工設備の構造が複雑化して高価なものになること
を避けることができるような新規なロール成形方法と、
その成形方法を実施するための新規なロール成形装置を
提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、この課題を解
決するための手段として、特許請求の範囲の請求項1に
記載された通りのロール成形方法を提供する。請求項1
のロール成形方法においては、一対の成形ロールを使用
して長尺の板状材料を成形する場合に、一対の成形ロー
ルのうちの少なくとも一方に直接に板状材料を案内する
ためのガイド手段を設けることにより、板状材料をガイ
ド手段が設けられた成形ロールそのものによって適正な
位置及び方向へ案内しながら、一対の成形ロールの間に
おいて板状材料に対する成形を行なうことができる。板
状材料が、成形ロールそのものに設けられたガイド手段
によって案内されるので、板状材料が正しい方向に、且
つ一対の成形ロールの間の適正な位置へ送り込まれて成
形加工を受けることになるから、目的通りの精度の高い
成形品が得られる。
【0012】具体的なガイド手段として、板状材料の側
縁部を案内するために、一対の成形ロールのうちの少な
くとも一方に直接に形成された相互に対向する一対の環
状の段部を用いることができる。その場合に、一対の段
部の間隔を板状材料の幅よりも僅かに大きく設定するこ
とにより、板状材料の側縁部を一対の段部によって挟ん
で案内しながら成形を行なうことができる。
【0013】他の具体的なガイド手段として、一対の成
形ロールのうちの少なくとも一方に直接に形成された、
半径が滑らかに変化する環状の斜面からなる相互に対向
する一対の移行部を用いることができる。この場合は、
板状材料が一対の成形ロールの間で成形されている間
も、板状材料の両側縁部が一対の移行部によって案内、
支持されているので、加工力の作用によって板状材料が
幅方向に移動することが確実に阻止される。
【0014】本発明は更に前述の課題を解決するための
手段として、特許請求の範囲の請求項5に記載された通
りのロール成形方法をも提供する。請求項5のロール成
形方法においては、複数対の成形ロールを順次に使用し
て長尺の板状材料を左右の側縁部の高さが異なる非対称
な断面形状を有する成形品に成形する場合に、高い方の
側縁部となる板状材料の一部に対して第1段階の一対の
成形ロールによって予め曲げ加工を行なうことにより第
2段階の一対の成形ロールの間で成形が開始される時期
を遅らせて、低い方の側縁部となる板状材料の一部が第
2段階の一対の成形ロールの間で成形が開始される時期
に合致させるので、板状材料の両側縁部に実質的に同時
に加工力が作用するようになるため、非対称な断面形状
のために第2段階において片寄った加工力が作用して板
状材料が幅方向にずれることが防止される。
【0015】また、本発明は、前述の課題を解決するた
めの手段として、特許請求の範囲の請求項6に記載され
た通りのロール成形装置を提供する。請求項6のロール
成形装置においては、一対の成形ロールのうちの少なく
とも一方に直接に、板状材料を案内するためのガイド手
段を設けた点に特徴がある。従って、ガイド手段が設け
られた成形ロールそのものによって板状材料を適正な位
置及び方向へ案内しながら、ガイド手段と一体の一対の
成形ロールの間において板状材料に対する成形を行なう
ことができるから、板状材料が幅方向及び厚さ方向にず
れることを阻止して、正確な位置に成形加工を施すこと
が可能になる。
【0016】具体的なガイド手段として、板状材料の側
縁部を案内するために一対の成形ロールのうちの少なく
とも一方に直接に形成された、相互に対向する一対の環
状の段部を設けることができる。この場合、一対の段部
の間隔を板状材料の幅よりも僅かに大きく設定すること
ができる。それによって、板状材料の両側の縁部を一対
の対向する段部の間に挟んで、幅方向にずれないように
案内しながら成形を行なうことができる。
【0017】他の具体的なガイド手段として、一対の成
形ロールのうちの少なくとも一方に直接に、半径が滑ら
かに変化する環状の斜面からなる相互に対向する一対の
移行部を設けることができる。この場合は、板状材料が
一対の成形ロールの間で成形加工を受けている間も、板
状材料の両側縁部が一対の移行部によって案内、支持さ
れているので、加工力の作用によって板状材料が幅方向
に移動することが確実に阻止される。
【0018】本発明は、更に、前述の課題を解決するた
めの手段として、特許請求の範囲の請求項10に記載さ
れたロール成形装置をも提供する。請求項10のロール
成形装置は順次に作用する複数対の成形ロールを備えて
いて、長尺の板状材料を、左右の側縁部の高さが異なる
非対称な断面形状を有する成形品に成形することができ
る。そのために、第1段階の一対の成形ロールが、高い
方の側縁部となる板状材料の一部に対して予め曲げ加工
を行なう成形面を備えている一方、第2段階の一対の成
形ロールが、第1段階における曲げ加工によって遅らさ
れた高い方の側縁部の成形開始時期と実質的に同時に低
い方の側縁部となる板状材料の一部に対する成形が開始
されるように設定された成形面を備えている。
【0019】従って、第1段階の一対の成形ロールの間
において成形された中間成形品は、目的の成形品におい
て高い方の側縁部となる板状材料の一部に対して予め曲
げ加工が加えられているので、第2段階の一対の成形ロ
ールの内部では板状材料の両側の側縁部に対して同時に
成形のための加工力が作用するようになるので、板状材
料を幅方向の一方向に移動させようとする片寄った力が
発生しない。
【0020】いずれにしても、本発明のロール成形方法
及び装置によれば、非対称形状の成形品の成形や、きわ
めて薄い材料の成形においても、材料が適正な位置から
ずれることが防止され、対になった成形ロールの間の加
工箇所の寸前まで材料を正確に案内することを可能にな
る。また、ガイド手段を設けることによって加工設備が
大型化するとか、加工設備の構造が複雑化して高価なも
のになることも避けることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、添付の図1ないし図3を参
照しながら本発明の第1実施例について詳細に説明す
る。本発明の実施例においても前述の従来技術と実質的
に同じ構成部分には同じ参照符号を付すことによって重
複する説明を省略する。第1実施例においては、アンコ
イラ6から引き出される帯状の材料7が、図5に示され
た従来技術と同様に一対のガイドロール4,4’によっ
て案内され、位置決めされた状態で相互に反対方向に回
転する一対の成形ロール21,21’の間へ噛みこまれ
るように供給される。このように第1実施例においては
成形ロール21,21’の前方にガイドロール4,4’
を設けているが、本発明はガイドロール4,4’を設け
ることを必須の構成要件とするものではないから、場合
によってはガイドロール4,4’を省略することができ
る。
【0022】図3に示すように、第1実施例における成
形ロール21,21’は平坦な長い帯状の材料7を長手
方向に連続的に折り曲げることによって、断面形状がV
字形の材料7aに成形するものであるから、成形目的で
ある材料7aの断面形状に合わせて、成形ロール21に
は断面形状がV字形である環状の突条22が設けられて
いると共に、それと協働する相手方の成形ロール21’
には断面形状がV字形である環状の溝23が設けられて
いる。なお、この実施例では成形ロール21,21’に
突条22とそれに対応する溝23が形成されているが、
これらの形状を成形目的に合わせて任意に選択すること
ができることは言うまでもない。
【0023】第1実施例の特徴は、下方の成形ロール2
1’に成形目的の断面形状に合わせて形成された溝23
の幅方向における外側に、成形ロール21,21’の間
へ供給される材料7の側縁部を案内するための相互に対
向する一対の環状の段部24が設けられていることであ
る。そのために、図2に示すように、両側の段部24の
間隔は、成形される前の材料7の幅と同程度ではある
が、材料7が滑らかに移動することができるように、そ
の幅よりも僅かに大きく設定されていると共に、成形ロ
ール21’における段部24の半径は、成形ロール2
1,21’の間へ供給される材料7の厚さ、或いは成形
後の材料7aの縁部における立ち上がり高さに合わせて
設定されている。
【0024】第1実施例においては、一対の成形ロール
21,21’の中でも下段の成形ロール21’自体に、
材料7を案内するガイド手段として相互に対向する一対
の環状の段部24を設けているので、材料7は噛み合う
成形ロール21,21’の突条22及び溝23によって
断面形状がV字形の材料7aに成形される直前まで、成
形ロール21,21’の間において成形ロール21’そ
のものの段部24によって、幅方向及び厚さ方向の正し
い位置に保持されているから、材料7がいずれかの方向
にずれる(片寄る)ことが防止される。従って、成形目
的の材料7aの断面形状が仮に左右非対称であっても、
また、材料7がきわめて薄肉のものであっても、成形さ
れた材料7aの断面形状は成形目的に合致した正しい形
状となり、成形品の精度が向上する。
【0025】図8から図10に本発明の第2実施例を示
す。この場合は、図4から図7を使用して先に説明した
従来技術と結果的には同様な成形加工を行なう。従っ
て、第3実施例における最初の材料7、中間の材料
7’、成形目的の材料7”の断面形状がそれぞれ従来技
術と同じである。また、第1段の成形に使用される成形
ロール1,1’も両者に共通のものであるが、従来技術
において使用されているガイドシュー5は、第2実施例
においては不要となっており、それと第2段の成形ロー
ル2,2’の代わりに第2実施例の特徴とする形状を有
する成形ロール25,25’が使用されている。
【0026】第2実施例における成形ロール25,2
5’の特徴のある形状と作用効果は、成形ロール25,
25’による第2段の成形加工を行なう前の状態を示し
ている図9と、第2段の成形加工が行なわれた後の状態
を示している図10とを対比して参照すれば明らかであ
る。即ち、この場合は、第1段の成形ロール1,1’に
よって両側の縁部が直角に折り曲げられた材料7’が成
形ロール25,25’の間へ供給されるので、材料7’
を正しく位置決めして保持するために、下段の成形ロー
ル25’には相互に対向する一対の環状の段部26が形
成されている。段部26は第1実施例における段部24
と同様に、成形ロール25,25’の間に形成される成
形加工箇所の寸前において、供給される材料7’を幅方
向及び厚さ方向に正しく位置決めする。
【0027】第2実施例の場合、上段の成形ロール25
には環状の突条27が形成されていると共に、突条27
の円筒形の外周面とその両側の円錐面に対応する形状の
環状の溝28が下段の成形ロール25’に形成されてい
る。それらの突条27と溝28の対応する各面の間に挟
み込まれることによって、材料7’は長手方向に連続的
に折り曲げられて、図10に示されたような断面形状を
有する材料7”に成形される。なお、この時に材料7”
の両側の折り曲げられた側縁部が成形ロール25の突条
27と抵触しないように、突条27の環状の基部には逃
げ部29が設けられている。
【0028】第2実施例においても、成形ロール25’
に形成された相互に対向する一対の環状の段部24の作
用によって、成形ロール25,25’の直前において、
それらの間の正しい位置へ材料7’を送り込むことがで
きるので、仮に、供給される材料7’が薄肉のものであ
っても、また、成形目的である材料7”の断面形状が左
右非対称のものであっても、材料7’が成形ロール2
5,25’の前で幅方向或いは高さ方向にずれて断面形
状が変形した成形品としての材料7”が形成される恐れ
がなくなるというように、第2実施例の場合も第1実施
例の場合と同等の作用効果を奏する。
【0029】図11から図15によって本発明の第3実
施例を説明する。第3実施例は前述の第2実施例を更に
改良したもので、従来技術と同様な成形ロール1,1’
によって両側の縁部を折り曲げられた材料7’を、成形
目的である材料7”の断面形状に成形する成形ロール3
0,30’、特に下段の成形ロール30’の断面形状に
特徴がある。即ち、成形ロール30’には成形目的であ
る材料7”の断面形状に対応して第2実施例について説
明したものと同様な断面形状の溝28が設けられている
が、その溝28の上縁部と、この場合も材料7’のため
のガイド手段として成形ロール30’に直接に形成され
ている環状の段部32との間を接続するように、第2の
ガイド手段として、半径が滑らかに変化する(減少す
る)相互に対向する左右一対の環状の斜面、この場合場
合は円錐面からなる移行部31が設けられている。移行
部31は円錐面に限らず曲線の回転面等であってもよ
い。
【0030】前述の第2実施例においては、図9に示す
状態から図10に示す状態まで材料7’が変形する間
に、材料7’の両側の縁部が浮き上がって何物にも支持
されていない状態が生じるので、強いて言えば材料7’
が幅方向の左右いずれかへずれる可能性があるが、第3
実施例においては、下段の成形ロール30’に相互に対
向する一対の環状の段部32のみならず、それらの段部
32と溝28との間を滑らかに接続する一対の移行部3
1を設けたので、材料7’が図12に示す成形前の状態
から、成形ロール30及び30’が深く噛み合っている
位置に向かって徐々に進入して行くにつれて、図13及
び図14に示すように長手方向に連続的に折り曲げられ
て、材料7’aから材料7’bのように徐々に変形して
行く過程において、材料7’の両側の縁部が常に左右の
移行部31に接触していることによって移行部31から
拘束力Fを受け続けるので、材料7’が少なくとも幅方
向にずれる可能性が完全に排除される。これは成形目的
の断面形状が左右非対称である場合に特に効果的とな
る。
【0031】第1実施例ないし第3実施例の各実施例に
おいては、いずれも上下一対の成形ロールのうちの下段
の成形ロール21’,25’,30’に直接に、材料7
或いは7’の両側の縁部を案内するガイド手段としての
相互に対向する一対の環状の段部24,26或いは32
を形成して、成形ロールの間へ供給される材料の位置が
幅方向及び厚さ方向にずれないように案内しており、第
3実施例においては更に別のガイド手段として、成形ロ
ール30’に相互に対向する左右一対の環状の移行部3
1をも設けているが、成形ロールに段部や移行部のよう
なガイド手段を形成することによって材料を案内するこ
とが困難な場合がある。その例を図16に示す。
【0032】図16に示した例は、成形工程の第1段階
(a)において、一対の第1成形ロール33及び33’
を使用して、断面形状が左右非対称なU字状の中間成形
品である材料7bを成形した後に、成形工程の第2段階
(b)において、第1段階とは異なる断面形状を有する
一対の第2成形ロール34及び34’を使用して、中間
成形品である材料7bの両側の縁部を同じ高さの位置で
外側へ折り曲げることによって成形品35を得るところ
の2段階からなる順次成形工程である。このように複数
の工程が連続する場合には、1つのガイド手段のみによ
って複数の工程にわたって材料7を案内することが難し
くなる。
【0033】図16に示した例においては、中間成形品
である材料7bにおいて上方へ直角に折り曲げられた左
右の側縁部の高さが異なるので、同じ高さの位置で側縁
部を左右両側へ押し開くための第2成形ロール34及び
34’の中へ材料7bが進入すると、材料7bの高い方
の側縁部7b’が、低い方の側縁部7b”よりも先に上
段の第2成形ロール34の拡大部36に接触する結果、
高い方の側縁部7b’が異常な形に変形するか、或いは
材料7bが幅方向の一方へ(図16の(b)において右
側へ)ずれる恐れがある。そのような場合には成形品3
5も成形目的に適合する正常な断面形状を有するものに
はなり得ない。しかし、図16に示したような場合に
は、前述の第1実施例から第3実施例に示したような相
互に対向する一対の環状の段部や移行部を成形ロール自
体に形成することが困難である。
【0034】このような場合についての解決手段を本発
明の第4実施例として、その構成を図17に示す。第4
実施例の特徴は、図17に示す第1段階(a)の工程に
使用する成形ロール37,37’の形状或いは構造にあ
る。第4実施例における成形ロール37,37’は第2
段階(b)の工程へ供給する材料7cを成形するために
使用されるが、図17の(a)から明らかなように、材
料7cの高い方の側縁部7c’を成形する部分におい
て、側縁部7c’が滑らかな曲面となるように、滑らか
な曲面状の成形面38,38’を備えている。
【0035】従って、図17に示すように、第4実施例
による第1段階(a)の工程を経て第2段階(b)へ送
られる材料7cにおいては高い方の側縁部7c’が滑ら
かな曲面となっているので、高い方の側縁部7c’が第
2成形ロール34の拡大部36に接触する時期が遅くな
って、低い方の側縁部7c”が拡大部36に接触する時
期と概ね同時になる。それによって、左右の側縁部に加
工力が作用する時期が概ね同時となるので、材料7cが
幅方向の一方向に向かって強く押されるようなことはな
く、材料7cに異常な変形が生じたり、材料7cの位置
がずれるというような恐れがなくなる。なお、第1段階
(a)において形成された高い方の側縁部7c’の曲面
は、第2段階(b)における第2成形ロール34及び3
4’によって成形目的に合わせて再成形されるから何ら
問題はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の全体構成を示す概念図である。
【図2】第1実施例における要部の1つの状態を示す断
面図である。
【図3】第1実施例における図2の要部について他の状
態を示す断面図である。
【図4】従来例の全体構成を示す概念図である。
【図5】従来例における1つのガイド手段を示す断面図
である。
【図6】従来例における他のガイド手段を示す断面図で
ある。
【図7】従来例における更に他のガイド手段を示す断面
図である。
【図8】第2実施例の全体構成を示す概念図である。
【図9】第2実施例における要部の1つの状態を示す断
面図である。
【図10】第2実施例における図9の要部について他の
状態を示す断面図である。
【図11】第3実施例の全体構成を示す概念図である。
【図12】第3実施例における要部の1つの状態を示す
断面図である。
【図13】第3実施例における図12の要部について他
の状態を示す断面図である。
【図14】第3実施例における図12の要部について更
に他の状態を示す断面図である。
【図15】第3実施例における図12の要部について更
に他の状態を示す断面図である。
【図16】順次成形工程における他の問題を説明するた
めの工程図である。
【図17】第4実施例を説明するための工程図である。
【図18】熱交換器を例示する斜視図である。
【図19】図18の熱交換器の一部を切断すると共に拡
大して示す斜視図である。
【図20】屈曲板状の成形品を示す斜視図である。
【図21】成形品としてのフィンを例示する斜視図であ
る。
【図22】屈曲板状の成形品とフィンを組み合わせる工
程を示す斜視図である。
【図23】完成した熱交換用の扁平チューブを示す斜視
図である。
【符号の説明】
1,1’,2,2’,3,3’…成形ロール 4,4’…ガイドロール 5…ガイドシュー 7,7’,7”,7a,7b,7c…帯状の材料 20…熱交換器 21,21’,25,25’,30,30’…成形ロー
ル 24,26…相互に対向する一対の環状の段部 31…一対の環状の移行部 33,33’…第1成形ロール 34,34’…第2成形ロール 37,37’…成形ロール 38,38’…曲面状の成形面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 憲明 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 4E063 AA01 BB06 EA01 JA05 JA07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に反対方向に回転する一対の成形ロ
    ールを使用して長尺の板状材料を成形するロール成形方
    法において、前記一対の成形ロールのうちの少なくとも
    一方に直接に、前記板状材料を案内するためのガイド手
    段を設けることにより、前記板状材料を前記ガイド手段
    が設けられた成形ロールそのものによって適正な位置及
    び方向へ案内しながら、前記一対の成形ロールの間にお
    いて前記板状材料に対する成形を行なうことを特徴とす
    るロール成形方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ガイド手段が、
    前記板状材料の側縁部を案内するために前記一対の成形
    ロールのうちの少なくとも一方に直接に形成された、回
    転軸線の方向に離れて相互に対向する一対の環状の段部
    を含んでいることを特徴とするロール成形方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記一対の段部の間
    隔を前記板状材料の幅よりも僅かに大きく設定すること
    により、前記板状材料の側縁部を前記段部によって案内
    及び保持しながら成形を行なうことを特徴とするロール
    成形方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記ガイド手段が、前記一対の成形ロールのうちの少な
    くとも一方に直接に形成された、半径が滑らかに変化す
    る環状の斜面からなる相互に対向する一対の移行部を含
    んでいて、前記板状材料の側縁部が前記移行部に接触し
    ながら成形されることを特徴とするロール成形方法。
  5. 【請求項5】 複数対の成形ロールを順次に使用して長
    尺の板状材料を左右の側縁部の高さが異なる非対称な断
    面形状を有する成形品に成形するロール成形方法におい
    て、高い方の側縁部となる前記板状材料の一部に対して
    第1段階の一対の成形ロールによって予め曲げ加工を行
    なうことにより第2段階の一対の成形ロールの間で成形
    が開始される時期を遅らせて、低い方の側縁部となる前
    記板状材料の一部が前記第2段階の一対の成形ロールの
    間で成形が開始される時期に合わせることにより、両側
    縁部に実質的に同時に加工力が作用するようにしたこと
    を特徴とするロール成形方法。
  6. 【請求項6】 相互に反対方向に回転する一対の成形ロ
    ールを使用して長尺の板状材料を成形するロール成形装
    置であって、前記一対の成形ロールのうちの少なくとも
    一方に直接に、前記板状材料を案内するためのガイド手
    段を設けたことを特徴とするロール成形装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記ガイド手段が、
    前記板状材料の側縁部を案内するために前記一対の成形
    ロールのうちの少なくとも一方に直接に形成された、回
    転軸線の方向に離れて相互に対向する一対の環状の段部
    を含んでいることを特徴とするロール成形装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記一対の段部の間
    隔を前記板状材料の幅よりも僅かに大きく設定したこと
    を特徴とするロール成形装置。
  9. 【請求項9】 請求項6ないし8のいずれかにおいて、
    前記ガイド手段が、前記一対の成形ロールのうちの少な
    くとも一方に直接に形成された、半径が滑らかに変化す
    る環状の斜面からなる相互に対向する一対の移行部を含
    んでいることを特徴とするロール成形装置。
  10. 【請求項10】 順次に作用する複数対の成形ロールを
    備えていて、長尺の板状材料を左右の側縁部の高さが異
    なる非対称な断面形状を有する成形品に成形するロール
    成形装置であって、第1段階の一対の成形ロールが、高
    い方の側縁部となる前記板状材料の一部に対して予め曲
    げ加工を行なう成形面を備えている一方、第2段階の一
    対の成形ロールが、前記第1段階における前記曲げ加工
    によって遅らされた前記高い方の側縁部の成形開始時期
    と実質的に同時に低い方の側縁部となる前記板状材料の
    一部に対する成形が開始されるように設定された成形面
    を備えていることを特徴とするロール成形装置。
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KR101721580B1 (ko) * 2015-12-02 2017-03-31 주식회사 비에스피 판형 열교환기용 브레이징 포일의 벤딩장치
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