JP2003251314A - 台船又は人工島を利用した水上生ごみ処理施設 - Google Patents

台船又は人工島を利用した水上生ごみ処理施設

Info

Publication number
JP2003251314A
JP2003251314A JP2002056666A JP2002056666A JP2003251314A JP 2003251314 A JP2003251314 A JP 2003251314A JP 2002056666 A JP2002056666 A JP 2002056666A JP 2002056666 A JP2002056666 A JP 2002056666A JP 2003251314 A JP2003251314 A JP 2003251314A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
garbage
transfer conveyor
artificial island
food waste
pontoon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002056666A
Other languages
English (en)
Inventor
Fujio Haga
富士男 芳賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2002056666A priority Critical patent/JP2003251314A/ja
Publication of JP2003251314A publication Critical patent/JP2003251314A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 生ごみ処理される場所として海洋や湖沼・河
川上を有効活用して環境衛生の維持、保護を図る。 【解決手段】 生ごみが搬入可能にされた係留手段8を
備えると共に、内部に諸設備の搭載空間Sを有する台船
又は人工島1を、海、湖沼あるいは河川W上に浮かべ
る。台船又は人工島1上に生ごみストッカー2を設け
る。搭載空間S内に生ごみストッカー2に連結された第
1の移送コンベアー3と、第1の移送コンベアー3に連
結された生ごみ破砕機4と、生ごみ破砕機4に連結され
た第2の移送コンベアー5と、第2の移送コンベアー5
に、投入した生ごみを微生物によって消滅処理する消滅
処理装置6を連結して設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物処理方法に
関するもので、とくに海洋や湖沼・河川上を利用した生
ごみの処理施設に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から廃棄物を処理するために、陸上
に設けた処理施設で焼却処理する、地中に埋設処理す
る、湾岸の埋め立てに利用する等の手段が採られてき
た。とくに一般家庭から出る生ごみ、レストラン等から
出る厨房残滓、食品製造会社等の事業所から出る廃液や
残滓を処理する場合、現在でも焼却処理や埋め立て処理
が広く行なわれているが、焼却処理の場合には焼却によ
って発生するダイオキシン等の有害物質が問題となり、
埋め立て処理の場合には周辺環境との関係から用地確保
が困難になってきている。
【0003】とくに、現在は生ごみの量も増大し、より
多くの処理施設が必要とされるものの、陸上においては
大気や地下水等の汚染による周辺住民の生活環境破壊の
おそれ、また、湾岸においては埋め立てによる海洋汚染
や漁業就業者への保障等も考慮しなければならない。す
なわち、これらの問題が発生するのは、生ごみ処理のな
される場所が陸上や湾岸であることに起因している。
【0004】一方、生ごみを微生物によって分解処理す
る方法が提案されている。例えば、レストラン、ホテル
などで発生する生ゴミを発酵分解処理する装置として、
微生物と共に生ゴミを収容するための減容処理槽と、こ
の減容処理槽に設けた攪拌体とを備えるものが知られて
いる。この種の生ゴミ処理装置では、予め微生物が入れ
られた減容処理槽に生ゴミを投入し、攪拌体により微生
物と生ゴミを攪拌混合しながら、発酵を促進させて生ゴ
ミを減容処理している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上、従来のように陸
上又は湾岸で生ごみ処理する方法では、上記のような周
辺環境上、経済上の諸問題があった。本発明は、上記課
題に鑑みてなされたものであり、生ごみ処理される場所
として海洋や湖沼・河川上を有効活用して環境衛生の維
持、保護を図ることができ、尚且つ生ごみ処理による有
害物質の発生を抑さえ、処理後の残滓もほとんど発生す
ることなく、短期間でしかも経済的に生ごみ処理するこ
とができる台船又は人工島を利用した水上生ごみ処理施
設を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明では、生
ごみが搬入可能にされた係留手段を備えた台船又は人工
島に、生ごみ貯留槽と、生ごみ貯留槽に連結された第1
の移送コンベアーと、第1の移送コンベアーに連結され
た生ごみ破砕機と、生ごみ破砕機に連結された第2の移
送コンベアーと、第2の移送コンベアーに連結され生ご
みを微生物によって消滅処理する消滅処理装置とを設け
たことを第1の特徴とする。また、消滅処理装置に使用
される微生物が、少なくともリグニン分解菌、耐熱放線
菌、白色腐朽性担子菌、セルロース分解菌、嫌気性有芽
胞桿菌群、糸状菌、蛋白分解菌及び枯草菌の混合物であ
ることを第2の特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に示す実施例に基づいて説明する。図1は本発明に係
る生ごみ処理施設の全体構成図である。
【0008】
【実施例】図1において、本発明に係る水上生ごみ処理
施設は、内部に諸設備の搭載空間Sを有する台船又は人
工島1を、海、湖沼あるいは河川W上に浮かべて設けら
れる。台船又は人工島1の上面には、生ごみストッカー
(生ごみ貯留槽)2が設けられ、搭載空間S内には、生
ごみストッカー2に連結された第1の移送コンベアー3
と、第1の移送コンベアー3に連結された生ごみ破砕機
4と、生ごみ破砕機4に連結された第2の移送コンベア
ー5と、第2の移送コンベアー5に連結され生ごみを、
予め微生物が入れられた菌床6cに投入して消滅処理す
る生ごみ消滅処理装置6とが具備され、生ごみが運搬可
能な通路(桟橋)7により陸Lに係留されている。尚、
台船としてタンカー等の廃船を利用するものでも良い。
【0009】そして、陸L上から桟橋7を経由して運搬
車両Tにより台船又は人工島1に搬送されてきた生ごみ
は、一旦、生ごみストッカー2に貯留され、スクリュー
式の第1の移送コンベアー3により生ごみ破砕機4に順
次投入される。破砕機4により細かく破砕された生ごみ
は第2の移送コンベアー5にて生ごみ消滅処理装置6に
搬送・投入される。
【0010】6aは生ごみを、予め微生物(有効菌)が
入れられた菌床6cに投入して消滅処理する生ごみ消滅
処理装置6の消滅処理槽で、筒状に形成されると共に、
その中心に水平な回転軸7aを有する攪拌体7が設けら
れ、回転軸7aは駆動モータ6bにより回転する。回転
軸7aには、その軸方向に所定間隔をおいて復数の攪拌
棒7bが放射状に取り付けられ、各攪拌棒7bの先端に
は攪拌羽根7cが取付けられている。処理槽6a内には
処理媒質として微生物(有効菌)が固着された多孔質
体、例えば、おがくず等の木質チップを使用した菌床6
cと共に生ごみが収容され、攪拌体7により投入された
生ごみと共にこの菌床6aを攪拌できるようになってい
る。尚、本実施例では、菌床6cの処理媒質として、リ
グニン分解菌、耐熱放線菌、白色腐朽性担子菌、セルロ
ース分解菌、嫌気性有芽胞桿菌群、糸状菌、蛋白分解菌
及び枯草菌の混合物をおがくずやコーヒー粕等に定着さ
せたものを使用した。また、この消滅処理装置6には生
ごみを投入するための投入口6dが設けられている。図
中、6eはヒーターである。尚、生ごみの発酵温度は、
適宜設定可能であるが20℃〜60℃が好ましい。
【0011】処理槽6aの上端部には浄化装置9に連結
された循環式の外気導入管9a及び排気管9bが設けら
れ、処理槽6aの菌床6c内に外気を強制的に導入する
と共に、処理槽6a内で発生したガス成分を無害な空気
にして排出する。10aもまた排気管であるが、処理槽
6a内に発生した水蒸気を含んだガス(窒素・炭酸ガ
ス)をブロア10により吸い上げ、排ガス供給パイプ1
1を介して植栽部12に排出できるようになっている。
植栽部12は、花卉や草木などの植物Pの種類によって
花壇、芝生、庭園となるものである。植栽部12には良
い香りを発散させる花木、例えばハーブなどを植えると
良い。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、生ごみ処
理される場所として海洋や湖沼・河川上を有効活用して
環境衛生の維持、保護を図ることができ、尚且つ生ごみ
処理による有害物質の発生を抑さえ、処理後の残滓もほ
とんど発生することなく、短期間でしかも経済的に生ご
み処理することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る生ごみ処理施設の全体構成図であ
る。
【符号の説明】
1 台船又は人工島 2 生ごみストッカー 3 第1の移送コンベアー 4 生ごみ破砕機 5 第2の移送コンベアー 6 生ごみ消滅処理装置 6a 処理槽 6b 駆動モータ 6c 菌床 6d 投入口 6e ヒーター 7 攪拌体 7a 回転軸 7b 攪拌棒 7c 攪拌羽根 8 桟橋(係留手段) 9 浄化装置 9a 外気導入管 9b 排気管 10 ブロア 10a排気管 11 排ガス供給パイプ 12 植栽部(花壇) S 搭載空間 L 陸 W 海・湖沼・河川 T 運搬車両 P 植物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ごみが搬入可能にされた係留手段を備
    えた台船又は人工島に、生ごみ貯留槽と、生ごみ貯留槽
    に連結された第1の移送コンベアーと、第1の移送コン
    ベアーに連結された生ごみ破砕機と、生ごみ破砕機に連
    結された第2の移送コンベアーと、第2の移送コンベア
    ーに連結され生ごみを微生物によって消滅処理する消滅
    処理装置とを設けたことを特徴とする台船又は人工島を
    利用した水上生ごみ処理施設。
  2. 【請求項2】 消滅処理装置に使用される微生物が、少
    なくともリグニン分解菌、耐熱放線菌、白色腐朽性担子
    菌、セルロース分解菌、嫌気性有芽胞桿菌群、糸状菌、
    蛋白分解菌及び枯草菌の混合物であることを特徴とする
    請求項1記載の台船又は人工島を利用した水上生ごみ処
    理施設。
JP2002056666A 2002-03-01 2002-03-01 台船又は人工島を利用した水上生ごみ処理施設 Pending JP2003251314A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002056666A JP2003251314A (ja) 2002-03-01 2002-03-01 台船又は人工島を利用した水上生ごみ処理施設

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002056666A JP2003251314A (ja) 2002-03-01 2002-03-01 台船又は人工島を利用した水上生ごみ処理施設

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003251314A true JP2003251314A (ja) 2003-09-09

Family

ID=28667115

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002056666A Pending JP2003251314A (ja) 2002-03-01 2002-03-01 台船又は人工島を利用した水上生ごみ処理施設

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003251314A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2241499A1 (en) 2009-04-15 2010-10-20 Hellenic Environmental Systems Industry S.A. Marine vessel based system and method of managing municipal solid waste
JP2012135269A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 San Art Exterior:Kk 分解処理剤及び分解処理方法
KR101841514B1 (ko) * 2017-12-18 2018-03-23 염철호 오폐수 배출이 없는 수상가옥

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2241499A1 (en) 2009-04-15 2010-10-20 Hellenic Environmental Systems Industry S.A. Marine vessel based system and method of managing municipal solid waste
JP2012135269A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 San Art Exterior:Kk 分解処理剤及び分解処理方法
KR101841514B1 (ko) * 2017-12-18 2018-03-23 염철호 오폐수 배출이 없는 수상가옥

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Wang et al. Advances in research on petroleum biodegradability in soil
US7497890B2 (en) Method of converting waste to soil/feed modifiers
JP2007143542A (ja) 新規微生物コンソーシア及び固形有機物の液化のためのその使用
Mani et al. Microbes mediated approaches for environmental waste management
US9975795B2 (en) Waste processing method and apparatus
JP2003251314A (ja) 台船又は人工島を利用した水上生ごみ処理施設
JPH04507371A (ja) 汚染物を洗浄し調製するための方法
JP2006247546A (ja) 重油汚染土壌の浄化促進方法
JP4067447B2 (ja) 汚染土壌の浄化方法
JP3924137B2 (ja) コラゲナーゼを用いたクラゲ処理方法
JP2000015227A (ja) ゴミ処理装置
KR20020017873A (ko) 호기성 및 통성 혐기성 미생물 발효제를 이용한음식쓰레기의 청정 액화 소멸방법 및 그 장치
JP2000325993A (ja) 生ゴミ処理方法および同設備
WO2004013455A1 (en) Decontamination of drill cuttings and other waste material
KR19990031159A (ko) 중온 미생물을 이용한 음식쓰레기 처리 방법 및 장치
JPH1043731A (ja) 無機有機混合廃棄物処理装置
KR20230162164A (ko) 아파트 및 공동주택 음식물처리 시스템
KR19980077019A (ko) 음식물쓰레기 처리장치
JP3973294B2 (ja) 貝のメタン発酵処理装置
JP2002273391A (ja) 有機性固形廃棄物の処理方法及び装置
JP4926612B2 (ja) 貝類の処理装置および処理方法
JP2879199B2 (ja) 有機廃棄物の無機化処理システム
JPH0671294A (ja) 廃水の処理方法及びその装置
WO1993008263A1 (en) Mobile waterborne bioreactor process
KR101877400B1 (ko) 음식물 쓰레기 효소 발효 분해 재처리 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041207

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050405