JP2003250902A - カテーテル及びカテーテルの留置方法 - Google Patents

カテーテル及びカテーテルの留置方法

Info

Publication number
JP2003250902A
JP2003250902A JP2002054254A JP2002054254A JP2003250902A JP 2003250902 A JP2003250902 A JP 2003250902A JP 2002054254 A JP2002054254 A JP 2002054254A JP 2002054254 A JP2002054254 A JP 2002054254A JP 2003250902 A JP2003250902 A JP 2003250902A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catheter
fascia
peritoneum
abdominal cavity
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002054254A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3987355B2 (ja
Inventor
Masachika Takaiwa
正至 高岩
Masayo Takaiwa
昌代 高岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MEDEITEKKU KK
Original Assignee
MEDEITEKKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MEDEITEKKU KK filed Critical MEDEITEKKU KK
Priority to JP2002054254A priority Critical patent/JP3987355B2/ja
Publication of JP2003250902A publication Critical patent/JP2003250902A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3987355B2 publication Critical patent/JP3987355B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • External Artificial Organs (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】大網や結腸ひだ等の臓側腹膜の一部等の腹腔内
容物が側孔からカテーテル内腔に入り込み、増殖しない
ようにする。 【解決手段】腹腔内に挿入される挿入部と、連結部分を
介して挿入部に連結された本体部とを備えたカテーテル
であって、挿入部の長さ方向に延びた複数の切り込み溝
によって、挿入部の先端部を複数の分割片に分割する。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はカテーテル及びカテーテルの留置方法に係り、
特に、末期慢性腎不全の治療である自己連続携帯式腹膜
還流(CAPD)療法に好適なカテーテル、及び留置方
法、または血液透析のためのブラッドアクセス用カテー
テルに関する。
【0001】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】CAP
D療法の透析液の注排液を行うために使用される腹腔内
カテーテルは、可塑性を有するチューブ本体と、このチ
ューブ本体に設けられた1つまたは2つ以上の多孔質カ
フから構成されている。2つのカフを備えたカテーテル
は、皮膚のカテーテル出口部におけるカテーテルの出入
り(ピストン運動)が起こりにく、出口部感染の確率が
低い一方、出口部近くのカフは一端感染すると治癒しず
らくカテーテル抜去を余儀なくされることが多い。
【0002】通常、カテーテルは、腹部を開腹した後、
タバコ縫合用のナイロン糸または吸収糸を腹膜にかけ、
開腹部から腹腔内に挿入されて留置される。腹腔内に留
置されたカテーテルは、カテーテルの腹腔内に留置され
た部分が移動しないように、腹膜や筋膜等に縫合固定さ
れる。縫合固定時には、カフ部分でタバコ縫合用の糸を
締め、カフを腹膜や筋膜に縫合して固定する。
【0003】しなしながら、上記従来のカテーテルで
は、カフを腹膜や筋膜に縫合することによってカテーテ
ルを固定しているため、縫合が緩むとカフと腹膜等が離
れてカフが腹膜等に癒着しにくくなったり、カフと腹膜
等が離れて液漏れの原因になり易い、という問題があっ
た。
【0004】また、通常のCAPD用カテーテルの挿入
部には、排液用の小さな側孔が多数穿設されているが、
大網や結腸ひだ等の臓側腹膜の一部等の腹腔内容物がこ
の側孔からカテーテル内腔に入り込み、増殖した場合に
は、カテーテルの閉塞を起こし、カテーテル抜去を余儀
なくされることも多い。
【0005】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、側孔を廃止することによって、大網や結腸
ひだ等の臓側腹膜の一部等の腹腔内容物が側孔から侵入
することにによるカテーテルの閉塞を予防し、閉塞状態
になったとしてもカテーテル内にガイドワイヤー等を通
すことにより閉塞状態を簡単に解除できるようにしたカ
テーテル及びカテーテルの留置方法を提供することを目
的とする。
【0006】また、本発明は、本体部に複数の補強部分
(シリコンカフとして機能する)を設けることによって
ピストン運動を抑制し、出口部感染を防止し、かつ出口
部からカフ部までの距離を任意に長く取ることを可能と
し出口部感染のカフ感染や腹膜炎への波及を予防し、ま
た多孔質カフと腹膜、筋層、及び筋膜との縫合が不要な
がら広範な癒着領域が得られるようにし、液漏れの危険
がないようにしたカテーテル及びカテーテルの留置方法
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、腹腔内に挿入される挿入部と、連結部分
を介して前記挿入部に連結された本体部とを備えたカテ
ーテルであって、前記挿入部の長さ方向に延びた複数の
切り込み溝によって、前記挿入部の先端部を複数の分割
片に分割したことを特徴とする。
【0008】本発明では、側孔を廃止し、挿入部の先端
部を複数の切り込み溝によって複数の分割片に分割し、
複数の切り込み溝を通して給排液するようにしたので、
大網や結腸ひだ等の臓側腹膜の一部等の腹腔内容物が側
孔から侵入することによるカテーテルの閉塞を予防し、
閉塞状態になったとしてもカテーテル内にガイドワイヤ
ー等を通すことにより閉塞状態を簡単に解除できる。
【0009】本発明においては、複数の切り込み溝及び
分割片のいずれか一方の長さを異ならせると効果的であ
る。また、腹膜との溶着部分を補強すると共に、本体部
の複数箇所に移動を防ぐ目的でシリコンカフを設けた
り、連結部分の外周部を被覆する多孔質カフを設けるこ
とができる。
【0010】本発明において、連結部が、腹膜、筋層、
及び筋膜の厚み方向に斜めに貫通した場合にも多孔質カ
フの腹腔内側と筋膜外側とに露出する部分が均等になる
ようにすることによって、腹膜、筋層、及び筋膜へ選択
的な溶着が可能となり、カテーテルを強固に固定するこ
とができる。
【0011】本発明のカテーテルの挿入部を腹腔内に留
置するカテーテルの留置方法では、前記挿入部が腹腔内
に位置し、多孔質カフ部分を含む補強部分が腹膜、筋
層、及び筋膜を貫通し、前記本体部の中間部が皮下脂肪
組織及び筋層を交互に通過し、前記本体部の先端部が真
皮及び表皮を貫通して体外に突出するように留置する。
【0012】本発明では、本体部に複数の補強部分(例
えば、シリコンカフで構成される)を設けているため、
ピストン運動を抑制し、出口部感染を防止し、かつ出口
部から腹膜溶着部までの距離を長くすることが可能にな
るため出口部からのカフ感染や腹膜炎への波及を予防
し、また多孔質カフと腹膜、筋層、及び筋膜との縫合が
不要ながら広範な溶着領域が得られるようにし、液漏れ
の危険がないようにすることができる。
【0013】また、多孔質のカフを備えたカテーテルの
挿入部を腹腔内に留置するにあたっては、筋膜から腹膜
までを穿刺針にて貫通した後、外套付き筋膜拡張用ダイ
レーターを課案通部に貫通し、ダイレーターのみを抜去
後に外套内に前記カテーテルの先端部を挿入し、前記多
孔質カフが筋膜外側から腹膜内側の部位に位置するよう
に留置を定めておく外套を抜去し、多孔質カフと筋膜と
が略平行に近い角度で腹膜、筋層、及び筋膜を貫通する
ようにし、前記本体部の中間部が皮下脂肪組織及び筋層
を交互に貫通し、前記本体部の先端部が真皮及び表皮を
厚み方向に貫通して体外に突出するように留置する。
【0014】また、皮膚を切開し筋膜を露出した後に筋
膜に小切開を加え、小切開部から筋層及び腹膜を経由し
腹腔内へ挿入部を誘導した後に、本体部を皮下脂肪層
内、真皮、及び表皮を経由し体外に誘導するカテーテル
の留置方法では、カテーテルを腹腔内から腹膜、筋層、
及び筋膜へ誘導し、肋骨弓下の左右上腹部を皮膚切開し
筋膜を露出した後に、左右上腹部の皮膚切開各々の筋膜
を2箇所ずつ切開しカテーテルが筋膜下をくぐるように
してカテーテルの方向転換と固定とを行って留置する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1及び図2に示す
ように、本実施の形態のカテーテルは、外径(例えば、
5mm)、内径(例えば、3mm)のシリコーンゴム製
の両端部が開口した単管チューブで構成され、腹膜の内
側である腹腔内に挿入される挿入部10と、腹膜、筋
層、及び筋膜を厚み方向に貫通し、中間部が皮下脂肪組
織及び筋層を交互に通過し、先端部が真皮及び表皮を厚
み方向に貫通して腹部外壁(腹壁)から体外に突出さ
れ、突出部に透析液が貯留されたバックが接続される本
体部12とを備えている。
【0016】挿入部10と本体部12との間には、挿入
部10と本体部12とを連結する連結部分11が設けら
れている。この挿入部10、連結部分11、及び本体部
12は、1本の単管チューブで構成されている。
【0017】連結部分11は、腹腔内でのカテーテルの
位置移動を避ける目的で、カテーテルを構成するシリコ
ーンゴムと同じ硬度かまたは硬度が高いシリコーンゴム
製の短い補強管15で被覆することによって補強されて
いる。
【0018】また、補強管15の中央部外周面には、カ
テーテルを腹壁に固定するためのポリエステル製の不織
布等で構成された多孔質カフ16が取り付けられてい
る。多孔質カフ16の両端面は、略平行でかつ補強管1
5の長さ方向に対して傾斜するように形成されている。
この両端面の傾斜角度は、連結部分11が、腹膜、筋
層、及び筋膜を厚み方向に斜めに貫通した場合に、各々
腹膜及び筋膜の各々と略平行になって、多孔質カフの腹
腔内側と筋膜外側とに露出する部分が均等になるような
角度に定められている。
【0019】挿入部10の先端は、先端部10の長さ方
向に延びた長さが異なる複数の切り込み溝20によっ
て、複数の分割片22に分割されている。一方の分割片
22の先端部分は切断されて、複数の分割片22各々の
一方の切り込み溝20の底部から先端までの長さが異な
るように形成されている。
【0020】このように、挿入部の先端が長さが異なる
複数の分割片に分割され、かつ切り込み溝の長さが異な
っているため、先端が柔軟になると共に大網等によっ
て、切り込み溝が同時に閉鎖される確率が低くなり、腹
腔に当接したとき先端が折れ曲がり、挿入部先端の孔が
閉鎖されるのが防止される。
【0021】本体部12の中間部の所定間隔隔てた複数
箇所には、補強管18を被覆して補強することによって
複数のシリコンカフで構成された複数の補強部が形成さ
れている。
【0022】なお、上記では、分割片の長さを各々異な
らせる例について説明したが、図3及び図4に示すよう
に、一方の切り込み溝の底面を基準とした分割片の長さ
を同じにし、切り込み溝の長さのみ異ならせてもよい。
また、図5に示すように、各分割片の切り込み溝側の部
分を切り込み溝に沿って除去することによって、切り込
み溝を設けた部分と切り込み溝を設けてない部分との境
界に段差24を設けてもよい。
【0023】次に、上記のカテーテルを腹壁に留置する
カテーテルの留置方法について説明する。図6、図7に
示すように、下腹部の皮膚を切開し筋膜を露出した後
に、露出部から筋膜、筋層、及び腹膜を経由し腹腔内へ
とカテーテルの挿入部10を挿入した後に、左右上腹部
の皮膚を切開し、各々の筋膜に2箇所の小切開を加え、
カテーテルが筋膜下をくぐるようにする。これによっ
て、カテーテルの方向転換と固定とを可能とし、本体部
を主に皮下脂肪層内、一部筋膜下を経由し真皮及び表皮
を経由し体外に誘導しカテーテルの留置する。すなわ
ち、筋膜から腹膜までを穿刺針にて貫通した後、外套付
き筋膜拡張用ダイレーターを貫通部に貫通し、ダイレー
ターのみを抜去後に外套内に前記カテーテルの先端部を
挿入し、前記多孔質カフが筋膜外側から腹膜内側に亘っ
た部位に位置するように外套を抜去し、多孔質カフと筋
膜とが略平行に近い角度で腹膜、筋層、及び筋膜を貫通
するようにし、本体部の中間部が皮下脂肪組織及び筋層
を交互に通過し、本体部の先端部が真皮及び表皮を厚み
方向に貫通して体外に突出するようにして留置する。
【0024】本実施の形態では、本実施の形態の多孔質
カフは、カテーテルの補強部分が腹膜、筋層、及び筋膜
を斜めに貫通した場合にも腹腔内側と筋膜外側が均等に
露出されるように、上下を互いに平行でかつ補強部分の
長さ方向に対して傾斜した傾斜面が設けられており、多
孔質カフ16が腹膜、筋層、及び筋膜の厚み方向に斜め
に貫通した場合にも多孔質カフの腹膜内側と筋膜外側と
に露出する部分が均等になるようにし、腹腔内及び筋膜
外に余分な多孔質カフが入りこまないようにしている。
【0025】多孔質カフが腹膜、筋層、及び筋膜後にわ
たりかかるように設置の後、多孔質カフ部の突出部側カ
テーテルは上腹部方向の脂肪層内を通過するため、多孔
質カフ部のカテーテルと筋膜とは限りなく平行になるよ
うな力が常時加わる。外套によって作製された内腔は、
多孔質カフによって充填され、逆に腹膜、筋層、及び筋
膜に外套によって作製された内腔壁が多孔質カフを締め
付けるように働く。
【0026】なぜならば、外套を筋膜に対して直角の角
度で腹腔内まで貫通させ、そのときの外套の直径が10
mm、多孔質カフの直径が8mmであった場合には外套
によって作製された筒の断面積と多孔質カフの断面積の
比は100対64と多孔質カフの断面積の方が小さい
が、多孔質カフ部のカテーテルが筋膜に対して30度の
角度まで倒れた状態では、外套によって作製された筒の
断面積と多孔質カフの断面積の比は100対128と多
孔質カフの断面積の方が大きくなるからである。
【0027】多孔質カフが腹膜、筋層、及び筋膜を貫通
するように設置した後、多孔質カフ部の突出部側カテー
テルは上腹部方向の脂肪層内を走行するため、多孔質カ
フ部カテーテルと筋膜とは限りなく平行になるため、外
套によって作製された多孔質カフよりも外径の大きな内
腔は、多孔質カフによって充填され、逆に腹膜、筋層、
及び筋膜に外套によって作製された内腔壁が多孔質カフ
を締め付けるように働く。このことによって術直後から
腹腔内に注入した透析液の腹膜カフ部からの液漏れは防
止され、多孔質カフと腹膜、筋層、及び筋膜との選択的
な癒着は、確実かつ極めて強固なものとなる。
【0028】また、前記カテーテルの本体部中間部に、
複数の補強部分をさらに設け、本体部分が本体部の中間
部が皮下脂肪組織及び筋層を交互に通過するようにする
こともできる。この場合には、図6及び図7に示すよう
に、一部の補強部分が皮下脂肪組織内に位置し、残りの
補強部分が筋層にいちするようにするのが好ましい。
【0029】これによって、カテーテルの多孔質カフ部
分と、突出部がわカテーテルが皮膚から体外に誘導され
る皮膚出口部との間のカテーテルの皮下脂肪層内での固
定がより強固なものとなる。
【0030】本実施の形態のカテーテルは、血管内でカ
テーテル先端に凝血塊が形成させた場合やカテーテル先
端と血管壁とが密着しやすい状態においても、先端の長
さや切れ込みの長さの異なるカテーテル先端部が血管壁
や凝血塊との完全密着状態を阻止するように作用し、カ
テーテル先端からカテーテル内腔に向かう血液の流量が
確保できる。
【0031】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、腹膜や筋層に手術操作を加えることなく、腹腔内に
カテーテルを留置し、多孔質カフを腹膜、筋層、及び筋
膜に選択的にかつ強固に癒着させることができ、液漏れ
の原因をなくすことができる。また、同部から体外にカ
テーテルを誘導するまでの皮下脂肪層内にカテーテルの
ずれを防止しながら任意の長さの任意の部位に皮下トン
ネルを作製することができ、ピストン運動による出口部
感染やそれがトンネル感染として腹膜カフ感染や腹膜炎
に至る可能性を激減させることができる。
【0032】また、本実施の形態のカテーテルは、挿入
部の長さ方向に延びた複数の切り込み溝によって挿入部
の先端が複数の分割片に分割されているので、ブラッド
アクセス用カテーテルとして使用した場合に、血液透析
中または開始時にカテーテル先端に凝血塊や血管壁が密
着し血流が悪くなり使用できなくなることを防止するこ
とができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、腹
膜や筋層に手術操作を加えることなく、腹腔内にカテー
テルを留置し、多孔質カフを腹膜、筋層、筋膜に選択的
にかつ強固に癒着させることができ、液漏れの原因をな
くすことができる、という効果が得られる。
【0034】本発明では、本体部に複数の補強部分を設
けているため、ピストン運動を抑制し、出口部感染を防
止し、かつ出口部から連結部までの距離を長く取ること
を可能とすることによって出口部感染のカフ感染や腹膜
炎への波及を予防し、また多孔質カフと腹膜、筋層、及
び筋膜との縫合が不要ながら広範な溶着領域が得られる
ようにし、液漏れの危険がないようにすることができ
る、という効果が得られる。
【0035】また、同部から体外にカテーテルを誘導す
るまでの皮下脂肪層内に任意の長さので任意の部位に皮
下トンネルを、カテーテルのずれを防止しながら作製す
ることができ、ピストン運動による出口部感染やそれが
トンネル感染として腹膜カフ感染や腹膜炎に至る可能性
を激減させることができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の側面図である。
【図2】本実施の形態の挿入部先端の部分拡大図であ
る。
【図3】本実施の形態の挿入部先端の他の例を示す部分
拡大図である。
【図4】図3の部分拡大図である。
【図5】本実施の形態のさらに他の例の挿入部先端の拡
大図である。
【図6】本実施の形態のカテーテルを留置した状態を示
す概略図である。
【図7】本実施の形態のカテーテルの留置部分の断面図
である。
【符号の説明】
10 挿入部 12 本体部 16 補強管 18 多孔質カフ 20 切り込み溝 22 分割片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C077 AA06 CC02 CC08 DD19 DD21 EE03 FF04 KK09 KK17 KK21 KK25 PP16 4C167 AA04 AA10 AA33 BB02 BB03 BB08 BB24 BB26 BB31 BB40 CC05 CC28 DD03 GG03 GG46 HH07 HH08 HH10 HH20

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】腹腔内に挿入される挿入部と、連結部分を
    介して前記挿入部に連結された本体部とを備えたカテー
    テルであって、 前記挿入部の長さ方向に延びた複数の切り込み溝によっ
    て、前記挿入部の先端部を複数の分割片に分割したカテ
    ーテル。
  2. 【請求項2】前記複数の切り込み溝及び前記分割片のい
    ずれか一方の長さを異ならせた請求項1記載のカテーテ
    ル。
  3. 【請求項3】前記連結部分を補強すると共に、前記本体
    部の複数の部分を補強した請求項1または請求項2記載
    のカテーテル。
  4. 【請求項4】前記連結部分の外周部を被覆する多孔質カ
    フを設けた請求項1〜3のいずれか1項記載のカテーテ
    ル。
  5. 【請求項5】前記連結部が、腹膜、筋層、及び筋膜の厚
    み方向に斜めに貫通した場合にも多孔質カフの腹膜内側
    と筋膜外側とに露出する部分が均等になるようにした請
    求項4記載のカテーテル。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか1項記載のカテー
    テルの挿入部を腹腔内に留置するカテーテルの留置方法
    であって、 前記挿入部が腹腔内に位置し、 前記連結部分が腹膜、筋層、及び筋膜を貫通し、 前記本体部の中間部が皮下脂肪組織及び筋層を交互に通
    過し、 前記本体部の先端部が真皮及び表皮を貫通して体外に突
    出するように留置するカテーテルの留置方法。
  7. 【請求項7】請求項4、または請求項5記載のカテーテ
    ルの挿入部を腹腔内に留置するカテーテルの留置方法で
    あって、 筋膜から腹膜までを穿刺針にて貫通した後、外套付き筋
    膜拡張用ダイレーターを貫通部に貫通し、 ダイレーターのみを抜去後に外套内に前記カテーテルの
    先端部を挿入し、 前記多孔質カフが筋膜外側から腹膜内側に亘った部位に
    位置するように外套を抜去し、 多孔質カフと筋膜とが略平行に近い角度で腹膜、筋層、
    及び筋膜を貫通するようにし、 前記本体部の中間部が皮下脂肪組織及び筋層を交互に通
    過し、 前記本体部の先端部が真皮及び表皮を厚み方向に貫通し
    て体外に突出するように留置するカテーテルの留置方
    法。
  8. 【請求項8】皮膚を切開し筋膜を露出した後に筋膜に小
    切開を加え、小切開部から筋層及び腹膜を経由し腹腔内
    へ挿入部を誘導した後に、本体部を皮下脂肪層内、真
    皮、及び表皮を経由し体外に誘導へ誘導する請求項1〜
    5のいずれか1項記載のカテーテルの留置方法であっ
    て、 カテーテルを腹腔内から腹膜、筋層、及び筋膜へ誘導
    し、肋骨弓下の左右上腹部を皮膚切開し筋膜を露出した
    後に、左右上腹部の皮膚切開各々の筋膜を2箇所ずつ切
    開しカテーテルが筋膜下をくぐるようにしてカテーテル
    の方向転換と固定とを行って留置するカテーテルの留置
    方法。
JP2002054254A 2002-02-28 2002-02-28 カテーテル Expired - Fee Related JP3987355B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002054254A JP3987355B2 (ja) 2002-02-28 2002-02-28 カテーテル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002054254A JP3987355B2 (ja) 2002-02-28 2002-02-28 カテーテル

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007018435A Division JP2007144205A (ja) 2007-01-29 2007-01-29 カテーテル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003250902A true JP2003250902A (ja) 2003-09-09
JP3987355B2 JP3987355B2 (ja) 2007-10-10

Family

ID=28665459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002054254A Expired - Fee Related JP3987355B2 (ja) 2002-02-28 2002-02-28 カテーテル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3987355B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016154606A (ja) * 2015-02-23 2016-09-01 株式会社メディテック カテーテル

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2011127674A (ru) * 2008-12-31 2013-02-10 КейСиАй ЛАЙСЕНЗИНГ, ИНК. Магистрали, системы и способы приложения пониженного давления к участку подкожной ткани

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016154606A (ja) * 2015-02-23 2016-09-01 株式会社メディテック カテーテル

Also Published As

Publication number Publication date
JP3987355B2 (ja) 2007-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4335523B2 (ja) 腹膜透析カテーテル
US5752939A (en) Catheter for continuous ambulatory peritoneal dialysis
US4639252A (en) Venous return catheter
JP3995057B2 (ja) 血液透析用血管アクセスシステム
JP3249818B2 (ja) 創傷閉鎖装置
US7261708B2 (en) Removable catheter hub
JP4288165B2 (ja) 腹膜透析カテーテル
US6074377A (en) Method of installing vascular access device
US9993633B2 (en) Graft-catheter vascular access system
US6086553A (en) Arteriovenous shunt
US4723942A (en) Clinical catheterization technique and apparatus for performing same
US20210275780A1 (en) Patch and method of providing dialysis
US20060155250A1 (en) Dialysis catheter set and method of using same
JP2001513000A (ja) 血管アクセスを確立するための方法およびシステム
JP3987355B2 (ja) カテーテル
US11389622B1 (en) Patch for providing dialysis
JP2003102831A (ja) 皮下埋め込み式血液処理用装置
JPH0345660B2 (ja)
US20120158025A1 (en) Anastomosis device and related methods
JP2004167005A (ja) カテーテル用インナー及びカテーテル
EP1320401A2 (en) Attachable catheter
JP2007144205A (ja) カテーテル
JP2007007042A (ja) 多導穴カテーテル、同組立物及び同組立物の作動方法
JP4103567B2 (ja) マルチルーメンカテーテル
JP4480919B2 (ja) 腹腔−静脈シャント用カテーテル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040305

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060815

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060919

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070219

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070509

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070619

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3987355

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100720

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120720

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120720

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150720

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees