JP2003250813A - 外科用照明装置 - Google Patents
外科用照明装置Info
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- F21V21/40—Hand grips
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F21V23/04—Arrangement of electric circuit elements in or on lighting devices the elements being switches
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 外科用照明装置の照度を制御するための方法
およびような外科用照明装置を提供する。 【解決手段】 外科用照明装置は、照明域を変化させる
ための装置、および光束を設定するための装置を有し、
さらに照明域の変化を検出するための装置を有してい
る。
およびような外科用照明装置を提供する。 【解決手段】 外科用照明装置は、照明域を変化させる
ための装置、および光束を設定するための装置を有し、
さらに照明域の変化を検出するための装置を有してい
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は外科用照明装置の照
度を制御するための方法、およびこの方法を実施するた
めの外科用照明装置に関するものである。
度を制御するための方法、およびこの方法を実施するた
めの外科用照明装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近代的な外科用照明装置（手術用照明装
置）では、それにより生じる照明域、つまり手術台上で
照明される領域は、手動操作またはモータによって調節
可能である。これは、異なる科切開部はその大きさおよ
び深さが違うので異なる大きさの照明域が必要となるた
めである。ここで、不都合なことには、照明域が拡大す
ると照度、すなわち垂直に照射された光束と照明域の大
きさとの比が低下してしまう。これは、光束がより大き
な面積に分布するためである。
置）では、それにより生じる照明域、つまり手術台上で
照明される領域は、手動操作またはモータによって調節
可能である。これは、異なる科切開部はその大きさおよ
び深さが違うので異なる大きさの照明域が必要となるた
めである。ここで、不都合なことには、照明域が拡大す
ると照度、すなわち垂直に照射された光束と照明域の大
きさとの比が低下してしまう。これは、光束がより大き
な面積に分布するためである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、外科用照明装置の照度を制御するための方法、およ
びこの方法を実施するための外科用照明装置を提供する
ことである。本発明の方法および装置により、手術にお
ける照明の改良が達成できる。
は、外科用照明装置の照度を制御するための方法、およ
びこの方法を実施するための外科用照明装置を提供する
ことである。本発明の方法および装置により、手術にお
ける照明の改良が達成できる。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、本出願の
独立請求項の各特徴、特に請求項１記載に記載された、
少なくとも一つの照明手段を有する外科用照明装置（手
術室用照明装置）の照度を制御するための方法によって
達成される。本発明によれば、外科用照明装置の照明域
の大きさが可変であると同時に、照明域の変化が検出さ
れる。外科用照明装置の光束は、照明域の変化に対応し
て、制御および／または調整手段によって、照度がほぼ
一定の所要の値となるように変化される。
独立請求項の各特徴、特に請求項１記載に記載された、
少なくとも一つの照明手段を有する外科用照明装置（手
術室用照明装置）の照度を制御するための方法によって
達成される。本発明によれば、外科用照明装置の照明域
の大きさが可変であると同時に、照明域の変化が検出さ
れる。外科用照明装置の光束は、照明域の変化に対応し
て、制御および／または調整手段によって、照度がほぼ
一定の所要の値となるように変化される。
【０００５】本発明によれば、所要ないし所望の照度は
外科医によって選択されてもよく、あるいは予め設定さ
れてもよい。手術中において照明域が変更、例えば拡大
された場合、この照明域の変化はセンサによって検知さ
れ、制御および／または調整手段によって手術部位にお
ける照度が一定になるように外科用照明装置の光束が増
加ないし増大される。
外科医によって選択されてもよく、あるいは予め設定さ
れてもよい。手術中において照明域が変更、例えば拡大
された場合、この照明域の変化はセンサによって検知さ
れ、制御および／または調整手段によって手術部位にお
ける照度が一定になるように外科用照明装置の光束が増
加ないし増大される。
【０００６】本発明による方法によれば、一方におい
て、照明域が拡大されたときに照度を手動操作で再調整
する必要がないので、手術環境の快適性が向上する。他
方において、外科医は照明域の大きさにかかわらず常に
一定の照度が得られるので、手術部位の照明における実
質的な改善が図れる。
て、照明域が拡大されたときに照度を手動操作で再調整
する必要がないので、手術環境の快適性が向上する。他
方において、外科医は照明域の大きさにかかわらず常に
一定の照度が得られるので、手術部位の照明における実
質的な改善が図れる。
【０００７】本発明の有利な実施形態は、明細書、図面
および添付の特許請求範囲に説明されている。
および添付の特許請求範囲に説明されている。
【０００８】本発明に係わる方法の第１の好適な実施形
態によれば、外科用照明装置の光束は、最大可能光束よ
りも低く選択され、照明域が拡大されるにつれて光束が
増加されてもよい。このような変法によれば、光束の予
備が確保されており、この予備が、照明域が拡大された
ときに照度を一定にするために用いられる。この変法は
比較的高い照度値（例えば１８０，０００ｌｘ）が得ら
れるような照明手段において使用される際に、特に有利
である。
態によれば、外科用照明装置の光束は、最大可能光束よ
りも低く選択され、照明域が拡大されるにつれて光束が
増加されてもよい。このような変法によれば、光束の予
備が確保されており、この予備が、照明域が拡大された
ときに照度を一定にするために用いられる。この変法は
比較的高い照度値（例えば１８０，０００ｌｘ）が得ら
れるような照明手段において使用される際に、特に有利
である。
【０００９】本発明の他の実施形態によれば、外科用照
明装置の少なくとも１つの部品が照明域を変化させるた
めに機械的に動かされ、この動きがセンサによって検出
され、このセンサの出力信号が外科用照明装置の光束を
変化させるための制御変数として用いられる。照明域を
変化させるため、例えば、照明手段がモータによって、
あるいは外科用照明装置のハンドルを廻すことによっ
て、それ自体で調整可能であってもよい。また、外科用
照明装置に設けられたリフレクター部品を調整する構成
でもよい。本発明によれば、センサがこの調整動作を検
出し、このセンサ信号を外科用照明装置の光束を変化さ
せるために用いることで、照度を一定にすることができ
る。
明装置の少なくとも１つの部品が照明域を変化させるた
めに機械的に動かされ、この動きがセンサによって検出
され、このセンサの出力信号が外科用照明装置の光束を
変化させるための制御変数として用いられる。照明域を
変化させるため、例えば、照明手段がモータによって、
あるいは外科用照明装置のハンドルを廻すことによっ
て、それ自体で調整可能であってもよい。また、外科用
照明装置に設けられたリフレクター部品を調整する構成
でもよい。本発明によれば、センサがこの調整動作を検
出し、このセンサ信号を外科用照明装置の光束を変化さ
せるために用いることで、照度を一定にすることができ
る。
【００１０】上述の変法においては、照明域を変化させ
るために外科用照明装置のノブまたはハンドルを廻すこ
とが特に有用であり、この回転をセンサによって検出で
きる。ハンドルの回転は同時に照明手段の調整をもたら
すのであるが、この回転は例えば、ポテンショメータ
ー、あるいは回転（角度）を所定の符号化された信号に
変換するためのエンコードディスク（encording disk）
などによって検出でき、制御信号は簡単な方法で取得さ
れる。
るために外科用照明装置のノブまたはハンドルを廻すこ
とが特に有用であり、この回転をセンサによって検出で
きる。ハンドルの回転は同時に照明手段の調整をもたら
すのであるが、この回転は例えば、ポテンショメータ
ー、あるいは回転（角度）を所定の符号化された信号に
変換するためのエンコードディスク（encording disk）
などによって検出でき、制御信号は簡単な方法で取得さ
れる。
【００１１】本方法の他の変法によれば、例えば外科医
が照明をより明るくまたはより暗くしたいときに、所望
の照度値を第１の値から第２の値に手作業で変更でき
る。この場合、本発明による方法では、照度が第２の所
望の値を取るように制御および／または調整手段によっ
て光束を変化できる。この方法によれば、照明域の変化
が起こったときに照度合わせが行われるばかりでなく、
照度を手動操作によって直接変化できることが保証され
る。
が照明をより明るくまたはより暗くしたいときに、所望
の照度値を第１の値から第２の値に手作業で変更でき
る。この場合、本発明による方法では、照度が第２の所
望の値を取るように制御および／または調整手段によっ
て光束を変化できる。この方法によれば、照明域の変化
が起こったときに照度合わせが行われるばかりでなく、
照度を手動操作によって直接変化できることが保証され
る。
【００１２】本発明による方法の他の有利な実施形態に
よれば、照明手段の光束は一定とされ、外科用照明装置
の光束の変更は機械的および／または光学的手段によっ
て達成される。
よれば、照明手段の光束は一定とされ、外科用照明装置
の光束の変更は機械的および／または光学的手段によっ
て達成される。
【００１３】この変法は、手術部位の照明において特に
望ましくない、電気的に調光ないし減光することが比較
的強い色温度および／または演色性の変化をもたらすよ
うな、照明手段に特に適している。本発明によれば、本
方法のこの変法においては、照明手段の電力は一定とす
ることができる。なぜならば手術用照明（装置）の光束
の変化は電気的ではなく、機械的ないし光学的手段によ
り行われるからである。このような機械的および／また
は光学的手段は、機械的なダイヤフラムまたは光学的な
フィルタであってもよく、これらは光線の通路に機械的
に挿入され、またはその中で動かされて、外科用照明装
置から放出される光束の減少または増大をもたらす。例
えば、部分的光透過性（一部が光透過性である）の要素
によって、どのような照明域変化に対しても照度が一定
となるように、光束を制御できる。部分的光透過性の要
素としては、照明手段の周囲に円筒形に配置され、一斉
回動可能つまり一緒に軸回転することができる複数の薄
片が適切である。また部分的光透過性の円筒を照明手段
にかぶせて軸方向に移動させることも可能である。もう
１つの可能性のある方法は、例えば光透過性の光遮蔽デ
ィスクの背後に配置された部分的光透過性のダイヤフラ
ムによって、照明手段の光束を調光ないし減光すること
である。ダイヤフラムとしては、例えば、互いに重ね合
わせて回転可能に配置され、これによって異なる大きさ
の光放出面積をもたらすような、複数の多孔ディスクが
適切である。同様に、複数の部分的光透過性の薄片ディ
スクをこの位置に配置する構成も可能である。一般的に
薄片、シリンダー、またはダイヤフラムとしては、切り
欠き有する金属シート、中間色のフィルターレンズ、プ
リントされたレンズ、または例えば液体フィルターのよ
うな可変透過性の光フィルターを使用できる。
望ましくない、電気的に調光ないし減光することが比較
的強い色温度および／または演色性の変化をもたらすよ
うな、照明手段に特に適している。本発明によれば、本
方法のこの変法においては、照明手段の電力は一定とす
ることができる。なぜならば手術用照明（装置）の光束
の変化は電気的ではなく、機械的ないし光学的手段によ
り行われるからである。このような機械的および／また
は光学的手段は、機械的なダイヤフラムまたは光学的な
フィルタであってもよく、これらは光線の通路に機械的
に挿入され、またはその中で動かされて、外科用照明装
置から放出される光束の減少または増大をもたらす。例
えば、部分的光透過性（一部が光透過性である）の要素
によって、どのような照明域変化に対しても照度が一定
となるように、光束を制御できる。部分的光透過性の要
素としては、照明手段の周囲に円筒形に配置され、一斉
回動可能つまり一緒に軸回転することができる複数の薄
片が適切である。また部分的光透過性の円筒を照明手段
にかぶせて軸方向に移動させることも可能である。もう
１つの可能性のある方法は、例えば光透過性の光遮蔽デ
ィスクの背後に配置された部分的光透過性のダイヤフラ
ムによって、照明手段の光束を調光ないし減光すること
である。ダイヤフラムとしては、例えば、互いに重ね合
わせて回転可能に配置され、これによって異なる大きさ
の光放出面積をもたらすような、複数の多孔ディスクが
適切である。同様に、複数の部分的光透過性の薄片ディ
スクをこの位置に配置する構成も可能である。一般的に
薄片、シリンダー、またはダイヤフラムとしては、切り
欠き有する金属シート、中間色のフィルターレンズ、プ
リントされたレンズ、または例えば液体フィルターのよ
うな可変透過性の光フィルターを使用できる。
【００１４】電気的な調光ないし減光が色温度および／
または演色性に影響しないか、または僅かしか影響しな
いような照明手段においては、照明手段の電流および／
または電圧の変化によって外科用照明装置の光束を変化
させてもよい。
または演色性に影響しないか、または僅かしか影響しな
いような照明手段においては、照明手段の電流および／
または電圧の変化によって外科用照明装置の光束を変化
させてもよい。
【００１５】本発明の他の有用な実施形態によれば、照
度は照明域の大きさが予め設定された値を越えた後に、
特性曲線に従って、照明域の大きさに依存して低減され
る。このような手順は、知見によれば、大きな手術領域
は比較的浅いことが多く、中間あるいは小さな大きさの
手術領域のような深さを有しない、という認識に基づい
ている。このような大面積で深さの浅い手術領域は、例
えば切開創のような幾何学的形状による損失がないの
で、原則として最大照度の僅々約５０％の照度で照明さ
れる。従って、本方法のこの変法においては、照明域大
きさが一定の値を超えた後に、外科医が照度を手動操作
で低減する必要がない。
度は照明域の大きさが予め設定された値を越えた後に、
特性曲線に従って、照明域の大きさに依存して低減され
る。このような手順は、知見によれば、大きな手術領域
は比較的浅いことが多く、中間あるいは小さな大きさの
手術領域のような深さを有しない、という認識に基づい
ている。このような大面積で深さの浅い手術領域は、例
えば切開創のような幾何学的形状による損失がないの
で、原則として最大照度の僅々約５０％の照度で照明さ
れる。従って、本方法のこの変法においては、照明域大
きさが一定の値を超えた後に、外科医が照度を手動操作
で低減する必要がない。
【００１６】本発明による方法の他の有利な実施形態に
よれば、外科用照明装置のスイッチが入れられたとき
に、あるいは外科用照明装置の再位置決めの度に、制御
および／または調整手段によって小さな照明域の大き
さ、または最小の照明域の大きさが自動的に、すなわち
モータ手段によって、設定される。このような手順によ
って外科用照明装置の調整が容易になる。これは、最初
にスイッチ入れた際および再位置決めの際に、小さな照
明域の大きさが常に自動的に設定されるので、外科用照
明装置の正確な位置決めが容易になるからである。同時
に、最大許容照度（例えば１６０，０００ｌｘ）が自動
的に設定されてもよい。外科医はこのような小さな照明
域の大きさから出発して、その後に所望の照明域の大き
さを設定できる。
よれば、外科用照明装置のスイッチが入れられたとき
に、あるいは外科用照明装置の再位置決めの度に、制御
および／または調整手段によって小さな照明域の大き
さ、または最小の照明域の大きさが自動的に、すなわち
モータ手段によって、設定される。このような手順によ
って外科用照明装置の調整が容易になる。これは、最初
にスイッチ入れた際および再位置決めの際に、小さな照
明域の大きさが常に自動的に設定されるので、外科用照
明装置の正確な位置決めが容易になるからである。同時
に、最大許容照度（例えば１６０，０００ｌｘ）が自動
的に設定されてもよい。外科医はこのような小さな照明
域の大きさから出発して、その後に所望の照明域の大き
さを設定できる。
【００１７】上述した目的は、装置に関する本出願の独
立した請求項に記載された外科用照明装置によってさら
に達成される。この外科用照明装置は、少なくとも１つ
の照明手段、照明域の大きさを変化させるための手段、
および外科用照明装置の光束を変化させるための手段を
有する。本発明によれば、照明域の変化を検出する手段
および、照明域の変化に依存して自動的に外科用照明装
置の光束を変化させる制御および／または調整手段が設
けられる。
立した請求項に記載された外科用照明装置によってさら
に達成される。この外科用照明装置は、少なくとも１つ
の照明手段、照明域の大きさを変化させるための手段、
および外科用照明装置の光束を変化させるための手段を
有する。本発明によれば、照明域の変化を検出する手段
および、照明域の変化に依存して自動的に外科用照明装
置の光束を変化させる制御および／または調整手段が設
けられる。
【００１８】外科用照明装置に関する他の従属請求項に
記載の構成によれば、上記で説明した利点を生じる。
記載の構成によれば、上記で説明した利点を生じる。
【００１９】
【発明の実施の形態】次に、本発明を好適な実施形態お
よび添付図面を参照しつつ例示的に説明する。
よび添付図面を参照しつつ例示的に説明する。
【００２０】図１は外科用照明装置によって作り出され
た照明域を図式的に示した図である。外科用照明装置
（外科手術用照明装置）は、その中にリフレクタ（反射
器）２０が配置されたハウジング１０を有している。照
明手段１８がハウジング１０の中心部に位置して光束を
発出しており、この光束はリフレクタ２０によって方向
転換され、手術部位の方向に偏向される。光線は保護デ
ィスク１２を通過して手術部位の領域に照明域を形成す
る。照明域は直径Ｄを有するが必ずしも円形であるとは
限らない。外科用照明装置の特殊な構造によって、照明
域の直径は手術部位の領域において軸方向に約５０ｃｍ
の範囲にわたって比較的一定である。
た照明域を図式的に示した図である。外科用照明装置
（外科手術用照明装置）は、その中にリフレクタ（反射
器）２０が配置されたハウジング１０を有している。照
明手段１８がハウジング１０の中心部に位置して光束を
発出しており、この光束はリフレクタ２０によって方向
転換され、手術部位の方向に偏向される。光線は保護デ
ィスク１２を通過して手術部位の領域に照明域を形成す
る。照明域は直径Ｄを有するが必ずしも円形であるとは
限らない。外科用照明装置の特殊な構造によって、照明
域の直径は手術部位の領域において軸方向に約５０ｃｍ
の範囲にわたって比較的一定である。
【００２１】照明域直径Ｄの変化は、照明手段１８が軸
上で両方向矢印の方向に移動することによって起こって
もよく、これにより作り出される光円錐が変化する。照
明手段１８の移動は例えば外科用照明装置の下部に付い
ているハンドル１４を廻すことによって起こってもよ
く、この回転運動は機械的にあるいは電気的に照明手段
１８の軸方向の移動に変換できる。照明手段１８をモー
タによって移動させることもまた可能である。
上で両方向矢印の方向に移動することによって起こって
もよく、これにより作り出される光円錐が変化する。照
明手段１８の移動は例えば外科用照明装置の下部に付い
ているハンドル１４を廻すことによって起こってもよ
く、この回転運動は機械的にあるいは電気的に照明手段
１８の軸方向の移動に変換できる。照明手段１８をモー
タによって移動させることもまた可能である。
【００２２】図３は本発明による外科用照明装置を示し
ており、図１と同じ部品には同じ参照符号が付されてい
る。
ており、図１と同じ部品には同じ参照符号が付されてい
る。
【００２３】図３に示される外科用照明装置において、
照明手段１８はハンドル１４の回転によって駆動装置１
６を介して両方向矢印の方向に軸上で調整可能であり、
これによって照明域の直径ないし外形を変化できる。ハ
ンドル１４の回転をセンサ１５によって検出することで
照明域の変化を検出できる。
照明手段１８はハンドル１４の回転によって駆動装置１
６を介して両方向矢印の方向に軸上で調整可能であり、
これによって照明域の直径ないし外形を変化できる。ハ
ンドル１４の回転をセンサ１５によって検出することで
照明域の変化を検出できる。
【００２４】外科用照明装置の光束を調節するために、
機械的に調整可能のダイヤフラム手段が、互いに隣り合
って円筒状に配置された複数の薄片２２の形で設けられ
ている。各々の薄片２２の長手軸は照明手段１８の長手
軸と平行に伸びており、円筒および照明手段は互いに同
心に伸びている。
機械的に調整可能のダイヤフラム手段が、互いに隣り合
って円筒状に配置された複数の薄片２２の形で設けられ
ている。各々の薄片２２の長手軸は照明手段１８の長手
軸と平行に伸びており、円筒および照明手段は互いに同
心に伸びている。
【００２５】個々の薄片２２はその長手軸を中心に回動
ないし旋回可能であり、薄片を支持するために下部部分
２４および上部部分２６が設けられている。上部部分２
６の領域にはカムガイドが設けられており、これが個々
の薄片２２全てと共働しており、上部部分２６の領域に
具備された駆動装置２８によって全ての薄片の一斉変位
を起こすこと、つまり一緒に変位させることが可能にな
っている。
ないし旋回可能であり、薄片を支持するために下部部分
２４および上部部分２６が設けられている。上部部分２
６の領域にはカムガイドが設けられており、これが個々
の薄片２２全てと共働しており、上部部分２６の領域に
具備された駆動装置２８によって全ての薄片の一斉変位
を起こすこと、つまり一緒に変位させることが可能にな
っている。
【００２６】図１に示される位置において、全ての薄片
は円周方向に位置決めされており、つまり個々の薄片が
実質的に円筒を形成している。駆動装置２８を作動させ
ることで薄片がその長手軸を中心に回動して、照明手段
１８から放出される光がリフレクター２０に当たり、そ
こからさらに保護ディスク１２を通過できるようにな
る。
は円周方向に位置決めされており、つまり個々の薄片が
実質的に円筒を形成している。駆動装置２８を作動させ
ることで薄片がその長手軸を中心に回動して、照明手段
１８から放出される光がリフレクター２０に当たり、そ
こからさらに保護ディスク１２を通過できるようにな
る。
【００２７】外科用照明装置の光束を、照明域の変化に
基づいてつまり依存して自動的に変化させるため、制御
および／または調整手段３０（以下制御装置と呼ぶ）が
設けられている。この制御装置３０はセンサ１５の出力
信号に基づいて駆動装置２８を制御している。ここで、
制御装置３０は、ハンドル１４が手動またはモータによ
って回転されて照明域が拡大されたときに薄片２２が開
かれ、これに対応して外科用照明装置の光束が増加し
て、照度が実質的に一定の値となるように設計されてい
る。
基づいてつまり依存して自動的に変化させるため、制御
および／または調整手段３０（以下制御装置と呼ぶ）が
設けられている。この制御装置３０はセンサ１５の出力
信号に基づいて駆動装置２８を制御している。ここで、
制御装置３０は、ハンドル１４が手動またはモータによ
って回転されて照明域が拡大されたときに薄片２２が開
かれ、これに対応して外科用照明装置の光束が増加し
て、照度が実質的に一定の値となるように設計されてい
る。
【００２８】図４は外科用照明装置の他の実施形態を示
したもので、同じ部品には同じ参照符号が用いられてい
る。
したもので、同じ部品には同じ参照符号が用いられてい
る。
【００２９】図４に示される実施形態では、少なくとも
一部が透明、つまり部分的に透明な円筒３２が作動領域
に、照度を変化させるダイヤフラム手段として設けられ
ている。この円筒３２は、所定の、例えば５０％の透明
度を有している。円筒３２は照明手段１８の長手軸と同
軸に配置されており、図示された両方向矢印に沿って、
照明手段１８の長手軸の方向に移動可能である。
一部が透明、つまり部分的に透明な円筒３２が作動領域
に、照度を変化させるダイヤフラム手段として設けられ
ている。この円筒３２は、所定の、例えば５０％の透明
度を有している。円筒３２は照明手段１８の長手軸と同
軸に配置されており、図示された両方向矢印に沿って、
照明手段１８の長手軸の方向に移動可能である。
【００３０】円筒３２はホルダ３４上に配置されてお
り、このホルダはスピンドル式駆動装置３６を介して軸
方向、つまり軸上で移動可能である。円筒３２はスピン
ドル式駆動装置３６を作動させることで矢印の方向に移
動し、よって円筒３２は照明手段１８を軸方向にわたっ
て異なる幅で覆うことができる。例えば、円筒３２を光
通路から完全に移動させ、全く減光効果が生じないよう
できる。図４に示された位置では、完全な減光効果が達
成されている。この状態は円筒の透明度に依存して例え
ば５０％ないし７０％の減光に相当する。
り、このホルダはスピンドル式駆動装置３６を介して軸
方向、つまり軸上で移動可能である。円筒３２はスピン
ドル式駆動装置３６を作動させることで矢印の方向に移
動し、よって円筒３２は照明手段１８を軸方向にわたっ
て異なる幅で覆うことができる。例えば、円筒３２を光
通路から完全に移動させ、全く減光効果が生じないよう
できる。図４に示された位置では、完全な減光効果が達
成されている。この状態は円筒の透明度に依存して例え
ば５０％ないし７０％の減光に相当する。
【００３１】この実施形態では照明手段１８もまた移動
可能であり、駆動装置１６の働きによって図に示される
両方向矢印の方向に移動する。この実施形態では、駆動
装置１６は電気モータを有し、遠隔操作で照明域を変化
させることも可能である。同時にまたハンドル１４を廻
すことで照明域を変化させることもできる。ハンドル１
４の回転はセンサ１５によって検出され、これに対応し
て駆動装置１６が制御される。同時にセンサ１５の出力
信号は制御装置３０に伝達され、これによってスピンド
ル式駆動装置３６が上述の方法で制御される。
可能であり、駆動装置１６の働きによって図に示される
両方向矢印の方向に移動する。この実施形態では、駆動
装置１６は電気モータを有し、遠隔操作で照明域を変化
させることも可能である。同時にまたハンドル１４を廻
すことで照明域を変化させることもできる。ハンドル１
４の回転はセンサ１５によって検出され、これに対応し
て駆動装置１６が制御される。同時にセンサ１５の出力
信号は制御装置３０に伝達され、これによってスピンド
ル式駆動装置３６が上述の方法で制御される。
【００３２】図２は制御装置３０に記憶されている特性
曲線を示しており、これによって照度Ｅが照明域直径Ｄ
に基づいて制御される。図から明らかなように、約２２
５ｍｍの照明域直径までは一定の照度が設定されている
が、約２２５ｍｍ以上の照明域直径では照度は徐々に低
減される。
曲線を示しており、これによって照度Ｅが照明域直径Ｄ
に基づいて制御される。図から明らかなように、約２２
５ｍｍの照明域直径までは一定の照度が設定されている
が、約２２５ｍｍ以上の照明域直径では照度は徐々に低
減される。
【００３３】上述の照明手段１８はハロゲンランプで
も、あるいは放電灯でもよい。これに関連して、放電灯
は例えば１８０，０００ｌｘの等級の非常に高い照度値
が、例えば７０Ｗの等級の比較的小さな電力で得られる
という利点を有する。このような放電灯は電気的に調光
ないし減光すると色温度変化が大きいという欠点を有す
るが、これは本発明による調光ないし減光のための機械
的または光学的手段を具備することで補償される。
も、あるいは放電灯でもよい。これに関連して、放電灯
は例えば１８０，０００ｌｘの等級の非常に高い照度値
が、例えば７０Ｗの等級の比較的小さな電力で得られる
という利点を有する。このような放電灯は電気的に調光
ないし減光すると色温度変化が大きいという欠点を有す
るが、これは本発明による調光ないし減光のための機械
的または光学的手段を具備することで補償される。
【００３４】他の実施形態（図示せず）によれば、制御
装置３０は外科用照明装置のスイッチが入れられたとき
に最小可能の照明域が設定されるような、駆動装置３６
の初期制御を行うように設計されている。これに加えて
制御装置３０は、例えばブレーキ装置（braking devic
e)や電気容量センサを用いて外科用照明装置の移動を検
出するようなセンサ（図示せず）に接続されてもよい。
この場合、制御装置３０は、外科用照明装置の移動後ま
たは移動中に、例えば約１５０ｍｍといった大きさの最
小可能照明域を、駆動装置３６の働きによって自動的に
設定するように作られてもよい。
装置３０は外科用照明装置のスイッチが入れられたとき
に最小可能の照明域が設定されるような、駆動装置３６
の初期制御を行うように設計されている。これに加えて
制御装置３０は、例えばブレーキ装置（braking devic
e)や電気容量センサを用いて外科用照明装置の移動を検
出するようなセンサ（図示せず）に接続されてもよい。
この場合、制御装置３０は、外科用照明装置の移動後ま
たは移動中に、例えば約１５０ｍｍといった大きさの最
小可能照明域を、駆動装置３６の働きによって自動的に
設定するように作られてもよい。
【００３５】照明域の変化を検出するためのセンサはま
た光学的センサとして作られてもよく、これは例えば手
術部位の領域の照度を、直接または反射によって測定す
る。照明の減光装置へのフィードバックは、光束と照明
域のどちらを変化させるかを区別、つまり選択できるよ
うな構成で行うこともできる。
た光学的センサとして作られてもよく、これは例えば手
術部位の領域の照度を、直接または反射によって測定す
る。照明の減光装置へのフィードバックは、光束と照明
域のどちらを変化させるかを区別、つまり選択できるよ
うな構成で行うこともできる。
【図１】外科用照明装置によって作り出された直径Ｄを
有する照明域の概略を示した説明図である。
有する照明域の概略を示した説明図である。
【図２】照明域直径Ｄに依存して照度Ｅを設定するため
の特性曲線の一例を示したグラフである。
の特性曲線の一例を示したグラフである。
【図３】本発明に係わる外科用照明装置の実施形態の断
面図である。
面図である。
【図４】本発明に係わる外科用照明装置の他の実施形態
の断面図である。
の断面図である。
１０ 照明部材
１２ 保護ディスク
１４ ハンドル
１５ センサ
１６ 駆動装置
１８ 照明手段
２０ リフレクタ
２２ 薄片
２４ 下部部分
２６ 上部部分
２８ 駆動装置
３０ 制御装置
３２ 円筒
３４ ホルダ
３６ 駆動装置
Ｄ 照明域直径
Claims (14)
- 【請求項１】 少なくとも１つの照明手段を有し、その
照明域の大きさが可変である外科用照明装置の照度を制
御する方法であって、 照明域の変化を検出し、照明域の変化に応じて制御手段
および／または調整手段によって外科用照明装置の光束
を変化させることで、照度が実質的に一定の所要値とな
るようにする、ことを特徴とする方法。 - 【請求項２】 外科用照明装置の光束を、小さな照明域
では最大可能光束よりも小さくなるように選択するこ
と、および照明域が大きくなるとともに光束を増加させ
る、ことを特徴とする請求項１記載の方法。 - 【請求項３】 外科用照明装置の少なくとも１つの部品
を照明域を変化させるために動かすこと、およびこの動
きをセンサによって検出し、その出力信号を光束を変化
させるための制御変数として用いる、ことを特徴とする
請求項１記載の方法。 - 【請求項４】 照明域を変化させるために外科用照明装
置のハンドルを廻すこと、およびこの回転をセンサによ
って検出する、ことを特徴とする請求項３記載の方法。 - 【請求項５】 照度の所望値を手動操作により第１の値
から第２の値に変更した後、照度が第２の所要の値とな
るように光束を制御手段および／または調整手段により
変化させる、ことを特徴とする請求項１記載の方法。 - 【請求項６】 照明手段の光束を一定とすること、およ
び外科用照明装置の光束の変化を機械的および／または
光学的手段によって行う、ことを特徴とする請求項１記
載の方法。 - 【請求項７】 照明手段の電流および／または電圧を変
化させることで外科用照明装置の光束を変化させる、こ
とを特徴とする請求項１記載の方法。 - 【請求項８】 照明域の大きさが所定の値を超えた後は
照度を所定の特性曲線に従って照明域の大きさに基づい
て低減する、ことを特徴とする請求項１記載の方法。 - 【請求項９】 外科用照明装置のスイッチが入れられた
とき、特に外科用照明装置の再位置決めの度に、制御手
段および／または調整手段によって低減された照明域の
大きさ、特に最小可能の照明域の大きさを自動的に設定
する、ことを特徴とする請求項１記載の方法。 - 【請求項１０】 少なくとも１つの照明手段（１８）、
照明域の大きさを変化させるための装置（１４、１
６）、および外科用照明装置の光束を設定するための装
置（２８）を有する、特に請求項１記載の方法を実施す
るための外科用照明装置において、 照明域の変化を検出するための装置（１５）、および外
科用照明装置の光束を照明域の変化に基づいて自動的に
変化させるための制御手段および／または調整手段（３
０）を有してなる、ことを特徴とする外科用照明装置。 - 【請求項１１】 照明域を変化させるために外科用照明
装置の少なくとも１つの部品の動きを検出するセンサ
（１５）を有してなり、前記センサの出力が制御手段お
よび／または調整手段（３０）に伝達される、ことを特
徴とする請求項１０記載の外科用照明装置。 - 【請求項１２】 外科用照明装置の光束を変化させるた
めの機械的手段および／または光学的手段（２２−２
６、３２−３４）を有してなる、ことを特徴とする請求
項１０記載の外科用照明装置。 - 【請求項１３】 照明域の大きさが所定の値を超えた後
に照度を照明域の大きさに基づいて低減することが予め
設定された特性曲線が、制御手段および／または調整手
段（３０）に記憶されている、ことを特徴とする請求項
１０記載の外科用照明装置。 - 【請求項１４】 照明域の大きさをモータ駆動で設定す
るための装置（１６）を有してなり、前記装置が外科用
照明装置の動きを検出するための装置に組み合わされて
いる、ことを特徴とする請求項１０記載の外科用照明装
置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE10209533A DE10209533A1 (de) | 2002-03-04 | 2002-03-04 | Operationsleuchte |
| DE10209533.7 | 2002-03-04 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003250813A true JP2003250813A (ja) | 2003-09-09 |
Family
ID=27740631
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003056669A Pending JP2003250813A (ja) | 2002-03-04 | 2003-03-04 | 外科用照明装置 |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6964490B2 (ja) |
| EP (1) | EP1342947A3 (ja) |
| JP (1) | JP2003250813A (ja) |
| AU (1) | AU2003200792A1 (ja) |
| CA (1) | CA2419092A1 (ja) |
| DE (1) | DE10209533A1 (ja) |
| TW (1) | TW200400779A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009502379A (ja) * | 2005-08-02 | 2009-01-29 | ベルヒトルト、ホールディング、ゲゼルシャフト、ミット、ベシュレンクテル、ハフツング | 手術用照明ランプ |
| KR101551312B1 (ko) | 2014-05-15 | 2015-09-08 | 제이더블유중외메디칼 주식회사 | 리플렉터 무영등의 멀티 싱크 포커싱 장치 |
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| EP1568938B1 (de) * | 2004-02-28 | 2006-09-27 | TRUMPF Kreuzer Medizin Systeme GmbH + Co. KG | Operationsleuchte |
| EP1568934B1 (de) * | 2004-02-28 | 2012-05-30 | TRUMPF Medizin Systeme GmbH + Co. KG | Operationsleuchte |
| EP1568936A1 (de) * | 2004-02-28 | 2005-08-31 | TRUMPF Kreuzer Medizin Systeme GmbH + Co. KG | Operationsleuchte und Verfahren zur Ausleuchtung einer Operationsstelle |
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| ATE532000T1 (de) * | 2005-11-14 | 2011-11-15 | Trumpf Medizin Systeme Gmbh & Co Kg | Operationsleuchte |
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| DE202007007054U1 (de) * | 2006-11-15 | 2007-07-26 | Trumpf Kreuzer Medizin Systeme Gmbh + Co. Kg | System mit einer Operationsleuchte und mit einer Kamera |
| WO2008106590A2 (en) | 2007-02-28 | 2008-09-04 | Doheny Eye Institute | Portable handheld illumination system |
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| FR2924199B1 (fr) * | 2007-11-27 | 2015-11-06 | Surgiris | Dispositif d'eclairage medical |
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| ITMI20122014A1 (it) * | 2012-11-27 | 2014-05-28 | Comm S R L G | Lampada orientabile per ambienti operatori, ambulatori e studi medici o dentistici, e metodo di pilotaggio della stessa |
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-
2002
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-
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