JP2003250801A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JP2003250801A JP2002056790A JP2002056790A JP2003250801A JP 2003250801 A JP2003250801 A JP 2003250801A JP 2002056790 A JP2002056790 A JP 2002056790A JP 2002056790 A JP2002056790 A JP 2002056790A JP 2003250801 A JP2003250801 A JP 2003250801A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空洞を有する生体組織の断層画像を表示する
超音波診断装置において、生体組織のエッジを把握しや
すくする。 【解決手段】 2値化回路34は、送受波手段10によ
り得られたBモード画像を、生体組織と空洞とを区別す
る閾値で2値化する。エッジ抽出及び色付け部70は、
この2値化画像の画素値「0」の領域と「1」の領域と
の境界を内側輪郭ラインとして抽出し、それを構成する
画素に赤色の属性を付与する。一方、2値化回路36
は、Bモード画像を、生体組織とその外側部分とを区別
する閾値で2値化する。エッジ抽出及び色付け部72
は、この2値化画像の画素値「0」の領域と「1」の領
域との境界を外側輪郭ラインとして抽出し、それを構成
する画素に青色の属性を付与する。両輪郭ラインは互い
に異なる色で、Bモード画像に重ね合わせ合成され、モ
ニタ24に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体組織の超音波
断層画像を生成し表示する超音波診断装置に関し、特に
内部に空洞を有する生体組織の断層画像の表示に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、身体内部の組織を診断するために
超音波診断装置が用いられている。超音波診断装置は、
身体内部に対して超音波を送受波し、受信波に基づいて
得られたエコーデータから超音波画像を生成する。例え
ば、超音波画像は心臓の機能の診断に利用することがで
きる。
【0003】心臓の診断では、例えばBモード画像にお
いて、互いにエコー強度の相違に基づいて心腔内と心内
膜との境界面(内膜面)を検出し、同様に心筋と心外膜
との境界面(外膜面)を検出する。そして、これら2種
類の境界で規定される心臓壁の厚み変化をリアルタイム
に自動計測して表示することが行われている。このと
き、白黒で表示されたBモード画像に、例えば赤色で塗
りつぶした心臓壁部分の画像を合成して、心臓壁の形
状、動きを把握しやすくする工夫がなされている。ま
た、内膜面の境界線と外膜面の境界線とを例えば赤色で
表示する心臓壁のエッジ表示機能があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、心臓壁部分を
所定の色で一様に塗りつぶして表示すると、その部分に
おいてエコーデータの強弱の情報が失われ、断層画像が
見づらくなるという問題があった。さらに、この表示で
は、内膜面及び外膜面の検出が適正に行われたか、つま
り自動的に塗りつぶされた部分が本当に心臓壁であるか
がわかりにくいという問題があった。また、心臓壁部分
のエコーデータを輝度情報として残しつつ、所定の色属
性を付与する表示も、断層画像の見やすさが損なわれる
という問題があった。一方、心臓壁が心拍運動に伴って
移動する動画像においてエッジ表示を行った場合、内膜
面及び外膜面それぞれの境界線の移動領域相互に重なり
が生じ得る。そのため、両境界線を同一色で表示する従
来のエッジ表示機能では、動画像において両境界線を区
別することが難しいという問題があった。
【0005】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、心臓のように内部に空洞部を有する生体組
織において、その内側輪郭ライン、外側輪郭ライン、及
びそれらの間のBモード画像を理解しやすく表示し、診
断を容易とする超音波診断装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る超音波診断
装置は、超音波の送受波により超音波受信データを取得
し、前記超音波受信データに基づいて、内部に空洞部を
有する生体組織の超音波断層像を形成する断層像形成手
段と、前記超音波断層像に基づいて、前記生体組織の内
側輪郭ラインを検出する内側輪郭検出手段と、前記超音
波断層像に基づいて、前記生体組織の外側輪郭ラインを
検出する外側輪郭検出手段と、前記超音波断層像上に前
記内側輪郭ライン及び前記外側輪郭ラインを互いに異な
る表示色で合成した表示画像を表示する表示手段とを有
する。
【0007】本発明によれば、内側輪郭ラインと外側輪
郭ラインとが異なる色で表示されるエッジ表示が行わ
れ、両輪郭ラインの間の領域ではそれ以外の領域と同様
の表示属性(例えば白黒表示)でBモード画像が表示さ
れる。
【0008】他の本発明に係る超音波診断装置は、超音
波の送受波により超音波受信データを取得し、前記超音
波受信データに基づいて、内部に空洞部を有する生体組
織の超音波断層像を形成する断層像形成手段と、前記超
音波断層像に基づいて、前記生体組織の内側輪郭ライン
を検出する内側輪郭検出手段と、前記超音波断層像に基
づいて、前記生体組織の外側輪郭ラインを検出する外側
輪郭検出手段と、前記超音波断層像上に前記内側輪郭ラ
イン及び前記外側輪郭ラインを互いに異なる線種で合成
した表示画像を表示する表示手段とを有する。
【0009】本発明によれば、内側輪郭ラインと外側輪
郭ラインとが異なる線種(例えば、実線、破線、点線、
一点鎖線といった線のパターンや線幅が異なる線)で表
示されるエッジ表示が行われ、両輪郭ラインの間の領域
ではそれ以外の領域と同様の表示属性(例えば白黒表
示)でBモード画像が表示される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
(以下、実施形態という)の超音波診断装置について、
図面を参照し説明する。ここでは、本発明がセクタ走査
式の装置に適用され、また、被検体内の診断対象とされ
る生体組織は心臓である。なお、本発明は他の走査方式
の装置に対しても同様に適用され、また、対象生体組織
は心臓に限られない。
【0011】図1は、本実施形態の超音波診断装置の構
成を示している。図1において、送受波手段10は、超
音波探触子12、送受波回路14およびデジタルスキャ
ンコンバータ(DSC)16を備えており、被検体に対
して超音波を送受波して超音波断層像(Bモード画像)
を生成する。超音波断層像のデータは、画像内の各画素
の輝度値を示すデータである。送受波手段10は、フレ
ームメモリ18に接続されている。フレームメモリ18
は、フレームメモリ制御回路20によって制御され、超
音波断層像をフレームごとに格納する。フレームメモリ
18に格納されたBモード画像は、合成回路22を介し
てそのままモニタ24に表示することができる一方、以
下に述べる他の処理にも利用される。
【0012】画像3値化部30は所定の2つの閾値に基
づいて、フレームメモリ18の各画素データを3値化す
る。画像3値化部30は、ノイズ除去部32、2値化回
路34(2値化回路A)、2値化回路36(2値化回路
B)、ノイズ除去部38(ノイズ除去部A)、ノイズ除
去部40(ノイズ除去部B)、合成回路42を備えてい
る。ノイズ除去部32は、フレームメモリ18から読み
出した画像に対して平滑化処理を行うことにより、画像
からノイズを除去する。2値化回路Aは、比較器などを
有し、第1閾値を基準として超音波画像を2値化する。
2値化回路Bは、2値化回路Aと同様の構成であり、第
2閾値を基準として超音波画像を2値化する。
【0013】ここで第1閾値の設定について説明する。
血液の超音波反射率は低いので、心腔の領域の輝度値は
周囲と比較して大幅に低い。そこで、第1閾値は、心腔
の領域の輝度値よりも高く、心内膜の輝度値よりも低く
設定される。第1閾値を基準とする2値化により、心腔
の領域と心腔以外の領域(心筋を含む)が明瞭に区別さ
れる。2値化された超音波画像(以下、2値化画像)に
おいて、心腔の領域の画素値は「0」に設定され、心腔
以外の領域の画素値は「1」に設定される。
【0014】次に第2閾値の設定について説明する。外
膜面は心臓周囲の臓器と心筋の境界であるので、外膜面
では超音波反射率が高く、外膜面の輝度値は周囲と比較
して大幅に高い。そこで、第2閾値は、心臓の外膜面の
輝度値よりも低く、外膜面以外の領域の輝度値よりも高
く設定される。従って第2閾値は、第1閾値よりも高く
設定される。第2閾値を基準とする2値化により、外膜
面と外膜面以外の領域(心筋を含む)が明瞭に区別され
る。ここでは、外膜面以外の領域の画素値が「0」に設
定され、外膜面の画素値が「1」に設定される。
【0015】ノイズ除去部A、ノイズ除去部Bはいわゆ
るメディアンフィルタであり、ノイズ除去処理を行って
画像内の各領域の境界を正確かつ明瞭にする。また、合
成回路42は、例えば、2値化回路Aにて生成された2
値化画像の画素値と、2値化回路Bにて生成された2値
化画像の画素値とを加算して3値化し、その加算値に対
応した超音波画像(以下、3値化画像)を生成する。
【0016】すなわち、合成回路42は、入力された2
つの2値化画像それぞれの対応画素について画素値を加
算し、その加算値に対応させてあらかじめ決められてい
る輝度値による3値化画像を生成する。ここで、心腔の
領域の加算値は「0」、心筋の領域(心腔の外側)の加
算値は「1」、外膜面の領域の加算値は「2」、外膜面
の外側の領域の加算値は「1」である。画像3値化部3
0にて生成された3値化画像は、合成画像フレームメモ
リ50に格納される。合成画像フレームメモリ50は、
フレームメモリ制御回路52により制御され、3値化画
像をフレームごとに格納する。
【0017】ライン設定部54は、オペレータの操作に
応じて、画像内に心腔内から外部に向かう計測用ライン
を設定する。読み出し回路56は、3値化画像から、計
測用ライン上の画素の画像データを読み出す。計測用ラ
インに沿って読み出された一次元画像データは、ライン
メモリ制御回路58によって制御されるラインメモリ6
0に格納される。
【0018】距離計測回路62は、一次元画像データに
沿った2点間の距離を計測する回路である。具体的に
は、ラインメモリ60に格納された一次元画像データ中
で、上記加算値「0」に対応する輝度値から加算値
「1」に対応する輝度値に変化する点と、加算値「1」
に対応する輝度値から加算値「2」に対応する輝度値に
変化する点との距離が測定される。前者の点は心臓の内
膜面上の点であり、後者の点は心臓の外膜面上の点であ
り、従って計測結果は心筋の厚さを示す。距離計測回路
62は、フレームごとに距離計測を行う。
【0019】グラフ化部64は、距離計測回路62によ
ってフレームごとに得られた心筋厚さを基に、心筋厚さ
の時間変化を表すグラフを生成する。グラフ化部64に
て生成されたグラフは合成回路22へ出力される。な
お、時間軸設定部66は、オペレータの指示に応じて、
グラフ化部64にて生成されるグラフの時間幅を定める
計測用時間軸を設定する。
【0020】エッジ抽出及び色付け部70(エッジ抽出
及び色付け部A)は、ノイズ除去部Aから出力される2
値化画像に基づいて、心筋の内側エッジを表す内側輪郭
ラインを抽出する。同様に、エッジ抽出及び色付け部7
2(エッジ抽出及び色付け部B)は、ノイズ除去部Bか
ら出力される2値化画像に基づいて、心筋の外側エッジ
を表す外側輪郭ラインを抽出する。
【0021】エッジ抽出及び色付け部A,Bはさらに、
それぞれが抽出した内側輪郭ライン、外側輪郭ラインに
互いに異なる着色を施した画像を生成する。例えば、内
側輪郭ラインは赤色に彩色され、外側輪郭ラインは青色
に彩色される。なお、両ラインそれぞれの色は、ユーザ
がその色に基づいて両ラインを識別容易なものであれ
ば、他の色であってもよい。
【0022】合成画像フレームメモリ74には、エッジ
抽出及び色付け部A,Bにて生成された2つの輪郭ライ
ンの画像が入力され、これらを重ね合わせ合成した画像
(以下、エッジ画像)を記憶する。なお、合成画像フレ
ームメモリ74は、フレームメモリ制御回路76によっ
て制御される。
【0023】セレクタ78は、合成画像フレームメモリ
74に格納されたエッジ画像、又は合成画像フレームメ
モリ50に格納された3値化画像を読み出して、合成回
路22へ出力する。
【0024】合成回路22には、フレームメモリ18か
らBモード画像、グラフ化部64からグラフ、セレクタ
78からエッジ画像又は3値化画像がそれぞれ入力され
る。合成回路22はこれら入力された画像を、オペレー
タの指示に従って適宜、合成したり、個別のままモニタ
24へ出力する。モニタ24は合成回路22から入力さ
れたされた画像を表示する。
【0025】以上に、本実施形態の超音波診断装置の構
成について説明した。次に、この装置の動作について説
明する。
【0026】送受波手段10の送受波回路14は、超音
波送信信号を生成して超音波探触子12へ送る。超音波
探触子12の超音波振動子は、超音波送信信号に従って
励振されて超音波を被検体に対して送信し、さらに、被
検体内の生体組織で反射した超音波を受信する。送受波
回路14が、受信した超音波を検波してエコーデータを
求め、DSC16が、エコーデータを走査変換して超音
波画像を生成する。超音波画像はフレームごとに生成さ
れ、順次フレームメモリ18に記録される。
【0027】また、超音波画像は、フレームメモリ18
から、画像3値化部30のノイズ除去部32へ出力され
る。ノイズ除去部32は、画像3値化の前処理として、
平滑化によるノイズ除去処理を行う。この処理では、画
像中の9画素(3×3)の輝度値の平均がとられ、平均
値が各画素に割り付けられる。この処理は画像全体に対
して行われる。ノイズが除去された超音波画像は、2値
化回路Aおよび2値化回路Bに出力される。
【0028】2値化回路Aは、既に述べたように超音波
画像を第1閾値より輝度値が低い領域と高い領域に分
け、前者の領域の画素値が「0」、後者の領域の画素値
が「1」である2値化画像を生成する。
【0029】2値化画像は、ノイズ除去部Aへ出力され
る。ノイズ除去部Aはいわゆるメディアンフィルタであ
り、多数決判断を行ってノイズを除去する。具体的に
は、画像中で連続する3画素の画素値を対象として、こ
の3画素の中央に位置する中央画素の画素値が、3画素
の画素値の過半数を占める値と相違するか否かが検出さ
れる。相違する場合には、中央画素の画素値が、上記過
半数を占める画素値に補正される。この補正により、心
腔領域の境界の形状精度が増す。以上の処理は、画像全
体に対して行われる。なお、多数決判断の対象は、例え
ば、5画素や9画素(3×3)であってもよい。ノイズ
除去された2値化画像は、合成回路42へ出力される。
【0030】一方、2値化回路Bは、超音波画像を第2
閾値より輝度値が低い領域と高い領域に分け、前者の領
域の画素値が「0」、後者の領域の画素値が「1」であ
る2値化画像を生成する。2値化画像は、ノイズ除去部
Bへ出力される。ノイズ除去部Bは、上記のノイズ除去
部Aと同様に動作してノイズを除去する。ノイズ除去さ
れた2値化画像は、合成回路42へ出力される。
【0031】合成回路42は、2つの2値化画像を加算
合成し、各画素について得られた加算値に応じて当該各
画素に所定の輝度値を割り当てて3値化画像を生成す
る。生成された3値化画像は、合成画像フレームメモリ
50に送られて、フレームごとに記録される。
【0032】一方、フレームメモリ18から読み出され
モニタ24に表示されたBモード画像上に、オペレータ
は操作手段を用いて、心筋の厚さを計測する部分を指定
するラインを設定する。このラインが、ライン設定部5
4に取り込まれ、計測用ラインとされる。距離計測回路
62は、各フレームごとに計測用ラインに沿って心筋の
厚さを測定する。グラフ化部64は縦軸が心筋の厚さ、
横軸が時間を表す座標系に、測定された心筋の厚さをプ
ロットしてグラフを生成する。
【0033】エッジ抽出及び色付け部A,Bでの処理は
以下のように行われる。上述したように、2値化回路A
にて生成されノイズ除去部Aから出力される2値化画像
は、心腔の領域に対応した画素値「0」の画像領域と、
心腔以外の領域に対応した画素値「1」の画像領域とか
らなる。エッジ抽出及び色付け部Aは、これら2つの画
像領域の境界をトレースすることによって、その境界に
沿って並ぶ画素群を抽出する。この画素群によって内側
輪郭ラインが構成される。また、2値化回路Bにて生成
されノイズ除去部Bから出力される2値化画像は、外膜
面以外の領域に対応した画素値「0」の画像領域と、外
膜面に対応した画素値「1」の画像領域とからなる。エ
ッジ抽出及び色付け部Bは、これら2つの画像領域の境
界に基づいて外側輪郭ラインを構成する画素群を抽出す
る。図2は、両輪郭ラインの一例を示すセクタ走査の断
層画像であり、内側輪郭ライン100、外側輪郭ライン
102が示されている。なお、エッジ抽出は所定の関心
領域内においてのみ行うように構成することができる。
図2では関心領域104内にてエッジ抽出が行われてお
り、関心領域104からはみ出す外側輪郭ライン102
は表示されていない。また画像上に関心領域104の範
囲を例えば点線で囲む等により表示することができる。
【0034】エッジ抽出及び色付け部A,Bはさらに、
それぞれが抽出した内側輪郭ライン100、外側輪郭ラ
イン102に互いに異なる着色を施す。すなわち、内側
輪郭ライン100を構成する各画素に所定の色表示属性
を付与し、外側輪郭ライン102を構成する各画素に内
側輪郭ライン100とは異なる所定の色表示属性を付与
する。例えば、内側輪郭ライン100は赤色に彩色さ
れ、外側輪郭ライン102は青色に彩色される。なお、
各輪郭ライン100,102を構成する各画素の輝度値
は例えば所定値とされる。
【0035】2つの輪郭ライン100,102は、合成
画像フレームメモリ74にて重ね合わせ合成されて、当
該フレームメモリ74にエッジ画像が格納される。エッ
ジ画像は、その元となったBモード画像と合成回路22
にて重ね合わせ合成され、モニタ24に表示される。す
なわち、モニタ24上にて、Bモード画像に現れる心臓
の断層画像のエッジが内側輪郭ライン100及び外側輪
郭ライン102によって表示される。また、Bモード画
像が動画像表示される場合には、エッジ画像もそれに同
期して生成され、動的に表示される。
【0036】なお、本装置ではエッジ抽出及び色付け部
A,Bが、抽出した内側輪郭ライン、外側輪郭ラインに
互いに異なる色表示属性を付与することによって、両輪
郭ラインを表示画面上にて識別容易としているが、色を
異ならせる代わりに、又は色を異ならせると共に、両輪
郭ラインを互いに異なる線種、すなわち、実線、破線、
点線、一点鎖線といった線のパターンや線幅が異なる線
で表示して、両輪郭ラインを互いに識別容易とすること
もできる。この場合には、ノイズ除去部A,Bの出力す
る2値化画像に基づいて、内側輪郭ライン、外側輪郭ラ
インを抽出し、それらを互いに異なる線種、又は異なる
線種及び色の組み合わせで表現した画像を生成して合成
画像フレームメモリ74へ出力する処理部が、エッジ抽
出及び色付け部A,Bに代えて設けられる。
【0037】
【発明の効果】本発明の超音波診断装置によれば、空洞
を有する生体組織の内側輪郭ライン、外側輪郭ラインと
が異なる色や異なる線種で表示され、ユーザが画像上で
識別しやすい。特にこの効果は、動画像において有益で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の超音波診断装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】 内側輪郭ライン及び外側輪郭ラインの一例を
示すセクタ走査の模式的な断層画像である。
【符号の説明】
10 送受波手段、12 超音波探触子、14 送受波
回路、18 フレームメモリ、22 合成回路、24
モニタ、30 画像3値化部、34 2値化回路A、3
6 2値化回路B、42 合成回路、50,74 合成
画像フレームメモリ、70 エッジ抽出及び色付け部
A、72 エッジ抽出及び色付け部B。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C301 EE20 JC08 KK02 KK12 4C601 EE30 JC09 KK02 KK23 KK24 5B057 AA07 BA05 CA02 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC03 CE08 CE12 CE15 CE16 CF10 DA08 DA16 DB02 DB05 DB08 DC16 DC36

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波の送受波により超音波受信データ
    を取得し、前記超音波受信データに基づいて、内部に空
    洞部を有する生体組織の超音波断層像を形成する断層像
    形成手段と、 前記超音波断層像に基づいて、前記生体組織の内側輪郭
    ラインを検出する内側輪郭検出手段と、 前記超音波断層像に基づいて、前記生体組織の外側輪郭
    ラインを検出する外側輪郭検出手段と、 前記超音波断層像上に前記内側輪郭ライン及び前記外側
    輪郭ラインを互いに異なる表示色で合成した表示画像を
    表示する表示手段と、 を有することを特徴とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】 超音波の送受波により超音波受信データ
    を取得し、前記超音波受信データに基づいて、内部に空
    洞部を有する生体組織の超音波断層像を形成する断層像
    形成手段と、 前記超音波断層像に基づいて、前記生体組織の内側輪郭
    ラインを検出する内側輪郭検出手段と、 前記超音波断層像に基づいて、前記生体組織の外側輪郭
    ラインを検出する外側輪郭検出手段と、 前記超音波断層像上に前記内側輪郭ライン及び前記外側
    輪郭ラインを互いに異なる線種で合成した表示画像を表
    示する表示手段と、 を有することを特徴とする超音波診断装置。
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