JP2003249490A - ラジカルガン - Google Patents

ラジカルガン

Info

Publication number
JP2003249490A
JP2003249490A JP2002368133A JP2002368133A JP2003249490A JP 2003249490 A JP2003249490 A JP 2003249490A JP 2002368133 A JP2002368133 A JP 2002368133A JP 2002368133 A JP2002368133 A JP 2002368133A JP 2003249490 A JP2003249490 A JP 2003249490A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas supply
reaction gas
inert gas
discharge
supply passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002368133A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Shigenaka
俊明 茂中
Shin Asano
伸 浅野
Koji Satake
宏次 佐竹
Masahiro Funayama
正宏 舩山
Satoshi Tawara
諭 田原
Takayuki Goto
崇之 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2002368133A priority Critical patent/JP2003249490A/ja
Publication of JP2003249490A publication Critical patent/JP2003249490A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Plasma Technology (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間にわたり安定した加工特性を維持でき
る長寿命のラジカルガンを提供する。 【解決手段】 プラズマ中の反応ガスの解離によって生
成した活性ラジカルを射出する射出口を有する絶縁性の
容器4と、反応ガスを射出口に向けて導く反応ガス供給
路16と、容器内で反応ガス供給路を流れる反応ガスと
混じり合わないように不活性ガスを射出口に向けて導く
不活性ガス供給路15と、不活性ガス供給路の開口端部
により構成される放電電極11と、この放電電極と向き
合うように配置され、放電電極から絶縁されたアース電
極7と、放電電極に接続され、放電電極とアース電極と
の間に放電プラズマを発生させる電源17と、反応ガス
供給路と放電プラズマ発生領域との間に設けられ、反応
ガス供給路を通って放電プラズマ発生領域に導入される
反応ガスを、不活性ガス供給路を通って放電プラズマ発
生領域に導入される不活性ガスと合流させる絞り機構1
3とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クラック、転位、
残留応力あるいは熱影響層といった物理的なダメージが
被加工物の致命的な欠陥となる半導体素子用シリコンや
太陽電池用基板等の加工に用いられ、また、極めて平滑
な表面を必要とする半導体、金属、セラミックス、ガラ
スなどを材質とした各種部品における平面及び球面ある
いは非球面といった曲面の平滑化や鏡面化などの表面加
工、およびコーティング等の表面処理に用いられるラジ
カルガンに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体基板、ガラス基板ならびに射出成
型用の超精密金型などでは、表面におけるクラック、転
位、残留応力あるいは熱影響層といった物理的なダメー
ジが致命的な欠陥となり、これにより製作される部品あ
るいはデバイスの性能を大きく左右することになる。
【0003】従来、このような被加工物に対しては、機
械的研磨法あるいはCMP(Chemical Mec
hanical Polishing)と呼ばれる、研
磨剤を含んだスラリや電解液を用いた化学的あるいは電
気化学的作用を伴う研磨法により被加工物表面の最終的
な仕上げ加工が行われている。
【0004】
【特許文献1】特許第2521127号公報
【特許文献2】特開平05−234942号公報
【特許文献3】特開平08−323699号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た加工法における除去量はサブミクロン単位のごく微量
な程度ではあるが、研磨剤と被加工物表面との機械的あ
るいは物理的接触を伴う加工法であるため、必然的に被
加工物表面に対して微小な傷、クラック及び歪を発生さ
せる。また、被加工物と研磨剤とを適正な圧力で押し付
けることを前提とした加工法であることから、被加工物
に対してこれに起因した不要な反りを発生させる。
【0006】また、太陽電池の製造工程では、ガラス基
板上に形成した透明電極層、発電層あるいは裏面電極層
といった機能性を有する薄膜を、幅100μm以下程度
の溝で分離し、セル化する製造工程がある。従来、この
工程にはYAGレーザを用いた熱溶融加工法が用いられ
ているが、加工時に被加工物表面に生じる熱影響層やデ
ブリ(熱溶融飛散[ゴミ]物質)の堆積が、薄膜が本来
有する機能性を劣化させるという問題がある。
【0007】このような状況に対して特許第25211
27号公報(以下、先願発明1という)では、プラズマ
中で生成された活性な中性ラジカルを利用した無歪精密
加工法が開示されている。
【0008】図5を参照して先願発明1について説明す
る。
【0009】先願発明1の加工方法では、まず、大気圧
程度の反応ガス雰囲気の下で、被加工物表面121に対
向した図示しない放電電極に高周波電圧を印加させるこ
とによってプラズマを発生させる。プラズマ中では、反
応ガス122の解離によって化学的に活性な中性ラジカ
ル123が生成されるが、この中性ラジカル123を被
加工物表面に輸送し被加工物121の表面を構成する原
子あるいは分子124と反応させる(ラジカル反応)。
この反応の結果、揮発性の高い反応生成物125が形成
され、この反応生成物125が被加工物121の表面か
ら脱離していくことで原子・分子オーダでの除去加工が
行われ、被加工物121の表面上に微小な凹部124が
形成される。
【0010】先願発明1では、上述した被加工物121
表面の除去過程が全て化学的な反応プロセスによって行
われるため、被加工物121に対してダメージを与えな
い除去加工となっていること、また大気圧という雰囲気
での加工であることから中性ラジカル123の高密度化
を図ることができるため加工速度を向上できるとしてい
る。
【0011】しかしながら、先願発明1の加工方法で
は、加工用電極を被加工物に近接した位置に配置して、
加工用電極と被加工物121との間に形成された間隙に
プラズマを発生させるため、実際には中性ラジカル12
3以外の電子やイオンなどが被加工物121表面に対し
て衝撃を加える可能性が極めて高い。最悪の場合には、
被加工物121が有する表面のうねりや加工用電極を移
動させる際の運動誤差などにより、加工用電極と被加工
物121が接触して過大な電流が被加工物121に流れ
ることになり、被加工物121の表面品質が損なわれる
ばかりでなく、被加工物121が機能性を有している場
合、その性能の著しい劣化を招く。
【0012】また、上記と同様の原因によって、加工用
電極と被加工物121との間の間隙が変動するため、こ
の間隙での放電状態すなわちプラズマの状態が変化し、
このプラズマ中で発生するラジカルの生成量を変化させ
ることになる。その結果、被加工物121の単位時間当
たりの除去量が不安定になり、精密な除去加工量の制御
が困難になるという問題点がある。
【0013】そこで、先願発明1の問題点を解決するた
めに、特開平5−234942号公報(以下、先願発明
2という)では、内部にガス供給路を介してプラズマ生
成部と連通する開口を設け、この開口から中性ラジカル
を含む反応ガスを、被加工物表面に対して噴出すること
で被加工物表面の除去加工を行う加工用電極を開示して
いる。
【0014】図6を参照して先願発明2について説明す
る。
【0015】先願発明2では、加工用電極132の内部
に、ガス供給路138とこれに連通する噴出口139を
設け、ガス供給路138に内部電極141を設置する。
ガス供給路138には、活性な中性ラジカルの起源とな
る反応性ガス133(反応ガスと不活性ガスとの混合ガ
ス)が満たされている。
【0016】加工用電極132には、外部電極140と
内部電極141が設置されており、両者の間に高周波電
力を印加することによって、内部電極141の先端にプ
ラズマが発生する。よって、反応性ガス133に満たさ
れたガス供給路138内で、プラズマが発生することに
なり、ガス供給路138を通過して噴出口139に向か
う反応性ガス133はこのプラズマ中で解離される。こ
れにより活性な中性ラジカル134が生成されるため、
この中性ラジカル134が、噴出口139に対向した被
加工物131の表面に反応性ガス133と共に吹き付け
られることになる。
【0017】その後、被加工物131の表面に吹き付け
られた中性ラジカル134を含む反応性ガス133は、
上記の先願発明1に開示された方法と同様な方法にて被
加工物131表面の原子または分子135と反応し、揮
発性の高い反応生成物136を生成することで、被加工
物131の表面から脱離し、最終的に被加工物131の
表面に微小な凹部が形成されることになる。
【0018】一方、特開平8−323699号公報(以
下、先願発明3という)においても、上記の先願発明2
と同様な加工用電極に関して開示されている。図7を参
照して先願発明3について説明する。
【0019】先願発明3の装置では、反応容器202内
に、加工ヘッド201と、連結管235と、プラズマ生
成室203と、供給管234および注入口221を有す
る加工用電極と、被加工物209が載置されるステージ
204とを備えている。加工ヘッド201には、被加工
物209の表面に対向する位置に、連結管235に連通
するように供給口211が形成されている。
【0020】この装置の加工用電極では、注入口221
からプラズマ生成室203へ供給管234を介して反応
性ガスが導入される。プラズマ生成室203には、電源
231に繋がれたコイルが巻かれており誘導的に高周波
電力と結合されているため、このコイルに高周波電力を
印加することによってプラズマ生成室203内にプラズ
マが発生する。プラズマ生成室203内に導入された反
応性ガスは、このプラズマによって解離され、中性ラジ
カルが生成される。この中性ラジカルは反応ガスと共に
結合管235内を流れ、供給口211から被加工物20
9の表面へ吹き付けられる。その後、被加工物209に
吹き付けられた中性ラジカルは、加工ヘッド201と被
加工物209との間に形成された間隙212を流れ、こ
の間に被加工物209表面の原子及び分子と反応を起こ
しながら揮発性の高い反応化合物を生成していく。その
結果、被加工物209を構成する原子及び分子は揮発性
反応生成物の形で表面から脱離していき、被加工物20
9の除去加工が進行していく。
【0021】上述した先願発明2および先願発明3で
は、加工用電極の内部にプラズマ発生部を設け、加工用
電極と被加工物との間でプラズマを発生させる構成を回
避しているため、先願発明1で明らかになった問題点、
すなわち加工用電極と被加工物との接触による過大電流
の被加工物への流れ込みによる被加工物への致命的なダ
メージ発生や、プラズマ発生状態の不安定性による被加
工物の除去加工量の制御不安定性といった問題点を解決
している。
【0022】しかし、先願発明2および先願発明3で
は、プラズマ生成室を加工用電極の内部に設置したこと
による固有の解決すべき問題がある。
【0023】これらの加工用電極では、不活性ガス(H
e,N等)に反応ガス(CF,SF,Cl等)
を予混合状態でプラズマ生成室に供給するか、もしく
は、不活性ガスに基づき内部電極先端で発生したプラズ
マに対して、加工用電極に加工された噴出口(供給口)
に向かう下流側で反応ガスを導入することで、中性ラジ
カルを生成させる方式を採っている。
【0024】先願発明2および先願発明3の中には噴出
口の形状及び寸法に関する詳細な記述はないが、特に噴
出口の寸法が小さくなってくると、噴出口におけるコン
ダクタンスの低下及びプラズマの発生に伴う温度上昇に
より急激に加工用電極内の内圧が増加してくる。
【0025】また、噴出口のコンダクタンスの低下に伴
い、反応ガスと不活性ガスとの分子量や粘性などのガス
固有の特性の相違により、噴出口を通過できるガス流量
に関し両者の差異が現れてくるため、加工用電極内部の
反応ガス濃度が変化するのである。その結果、加工用電
極内部における圧力や濃度といったプラズマの発生条件
が変化することになるため、プラズマの発生状態が不安
定となり、被加工物の加工特性を安定に維持することが
困難になるのである。
【0026】さらに、上述の先願発明1,2および3で
は、被加工物表面を構成する原子、分子と中性ラジカル
との反応によって、揮発性の高い反応生成物を生成し、
これが被加工物表面から自然に脱離していくことで除去
加工が進行していくことを基本原理とした除去加工とな
っている。
【0027】しかし、実際に加工対象となる材料では、
揮発性の高い反応生成物が生じるケースは少なく、特に
産業上広く用いられているFe系の金属材料を加工対象
とした場合には、反応生成物の形成により被加工物の揮
発性を高めることができたとしても、常温・常圧の下で
は自然に脱離していくまでには至らない。このため、金
属材料を加工対象とした場合には、加工雰囲気の減圧化
あるいは被加工物の加熱によって反応生成物の脱離を促
進する必要が出てくるが、減圧を行うことによる工程数
増大や被加工物の加熱による材料の特性劣化といった問
題が生じる。
【0028】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたものであり、長期間にわたり安定した加工特性を維
持できる長寿命のラジカルガンを提供することを目的と
する。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、先の特願
2001−048677(以下、先願発明4という)に
おいて、中性ラジカルと被加工物表面を構成する原子、
分子との反応によって生成した反応生成物に対して、レ
ーザ等の局所加熱手段によって加熱を行うことで被加工
物から反応生成物を脱離させ、減圧や被加工物全体を加
熱すること無く、比較的ダメージの小さい除去加工を被
加工物の限られた領域についてのみ実現する方法を開示
している。
【0030】先願発明4の装置では、図8に示すよう
に、反応性ガスに満たされた反応容器301内に被加工
物302を配し、図中A部にて、この表面に対向して配
置された加工用電極303に高周波電力を投入すること
によってプラズマを発生させ、ここで生じた中性ラジカ
ルによって被加工物302の表面に揮発性の高い反応生
成物を形成させる表面処理を行う。その後、被加工物3
02が搭載されたスライド313を移動させることによ
って、図中B部にて、例えばレーザ発振器などの局所加
熱手段315を用いて前述の表面処理領域のみを加熱す
ることで常温常圧のもとでは脱離しにくい反応生成物の
脱離を促す方法を採っている。
【0031】この方法によれば、加熱領域を局所空間に
限定できるため、上記の先願発明1,2及び3で問題と
なった減圧による工程数の増大や被加工物全体を加熱す
ることによる材料特性の劣化を回避できる。
【0032】しかし、先願発明4の装置は、反応容器内
の加工雰囲気を反応ガスで満たす必要があることから、
高価な反応ガスを多量に消費するので、加工コストが増
大する。
【0033】そこで、本発明者らは、局所的な放電プラ
ズマ加工において高価な反応ガスの消費量を低減するた
めの研究開発を鋭意進めた結果、以下に述べる本発明を
完成させるに至った。
【0034】本発明に係るラジカルガンは、放電プラズ
マ発生領域を規定し、該領域にて発生させた放電プラズ
マ中の反応ガスの解離によって生成した活性ラジカルを
射出するための射出口を有する絶縁性の容器と、この容
器内を通過して前記射出口に連通し、前記反応ガスを前
記射出口に向けて導く反応ガス供給路と、前記容器内を
通過して前記射出口に連通し、かつ前記容器内で前記放
電プラズマ発生領域に到達するまでの間において前記反
応ガス供給路を流れる前記反応ガスと混じり合わないよ
うに不活性ガスを前記射出口に向けて導く不活性ガス供
給路と、前記不活性ガス供給路が前記放電プラズマ発生
領域において開口する前記不活性ガス供給路の開口端部
により構成される放電電極と、この放電電極と向き合う
ように配置され、前記放電電極から絶縁されたアース電
極と、前記放電電極に接続され、前記放電電極と前記ア
ース電極との間に放電プラズマを発生させる電源と、前
記反応ガス供給路と前記放電プラズマ発生領域との間に
設けられ、前記反応ガス供給路を通って前記放電プラズ
マ発生領域に導入される反応ガスを、前記不活性ガス供
給路を通って前記放電プラズマ発生領域に導入される不
活性ガスと合流させる絞り機構と、を具備することを特
徴とする。
【0035】上記の反応ガス供給路と不活性ガス供給路
とを同軸の多重管構造とすることが好ましく、この場合
に、不活性ガス供給路を反応ガス供給路よりも内側に配
置することが望ましい。このような同軸の多重管構造と
することにより不活性ガス中に反応ガスが周囲から噴射
され、反応ガスが速やかに解離するとともに、放電がノ
ズルの前方に維持され、ノズルから噴出されるラジカル
流がより強くなるからである。
【0036】絞り機構は、放電電極と容器内壁との間に
形成される微小間隙からなる。この微小間隙をなす放電
電極と容器内壁との距離は、10μm以上100μm以
下とすることが望ましい。微小間隙を広くすると、放電
電圧が高くなり、省電力の観点から望ましくない。特
に、図9に示す放電ギャップ長と放電開始電圧との関係
からも明らかなように、微小間隙を100μmよりも広
くすると、放電電圧が高くなって消費電力が増加する。
さらに、微小間隙を100μmを超えて極端に広くする
と、本来放電してほしい部分以外で絶縁破壊が起こる可
能性もあり、好ましくない。また、放電プラズマ発生領
域における反応ガスの解離が進み難くなり、未反応ガス
の割合が多くなって高価なガスを無駄にしてしまうので
効率的でない。一方、微小間隙を狭くすればするほど放
電プラズマ発生領域における反応ガスの解離が促進さ
れ、未反応ガスの割合が少なくなって高価なガスの無駄
な消費が抑えられる。しかしながら、微小間隙を10μ
mよりも狭めると、図9に示すように放電が困難になる
ばかりでなく、反応ガスの円滑な流通が阻害されたり、
パーティクル等の付着体積によりガス流路が塞がれ易く
なったりして、ついには放電が不可能になってしまうか
らである。さらに、容器の外部から導入される局所加熱
用ビームを通過させるために、容器の後端から射出口に
至るまで容器の内部を貫通する局所加熱用ビーム光路を
有することが好ましい。このような局所加熱用ビーム光
路を付加することにより局所的な放電プラズマと局所加
熱加工とを同一の装置により連続して行うことが可能に
なり、処理のスループットが向上する。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の種々の好ましい実施の形態について説明する。
【0038】(第1の実施形態)図1及び図2を参照し
て第1の実施形態のラジカルガンについて説明する。
【0039】不活性ガスバッファタンク1は中空構造と
なっており、図示しないガス供給源から不活性ガス供給
ポート8を介して毎分10リットル前後(代表的には毎
分5リットル)の一定流量の不活性ガス(He,N
ど)がラジカルガン100の内部流路1a,2a,15
に導入されるようになっている。不活性ガスバッファタ
ンク1は、セラミックス(アルミナ,窒化アルミ等)の
絶縁材料から成る絶縁管2と金属(ステンレス鋼等)の
導電体材料から成る高周波電力供給部3ならびに内部導
体5さらにはセラミックス(アルミナ,窒化アルミ等)
の絶縁材料から成るノズル4と同軸に連結されており、
各同軸中心に設けられた不活性ガス供給路15によって
連通している。不活性ガスは、不活性ガスバッファタン
ク1及び絶縁管2を経由して不活性ガス供給路15内を
流れ、内部導体5の開口端部11(放電電極)を通過し
て放電プラズマ発生領域30に流れ込み、さらにラジカ
ル射出口としてのノズル開口12から流れ出すようにな
っている。
【0040】一方、反応ガス(SF,CF,Cl
等)は、図示しないガス供給源から高周波電力供給部3
の反応ガス供給ポート9を介してラジカルガン100の
内部流路に導入され、放電プラズマ発生領域30に連通
された反応ガス供給路16に流れ込むようになってい
る。
【0041】反応ガス供給路16は、ノズル4の内壁と
内部導体5の外壁との間隙で構成され、本実施形態にお
いてはノズル4の先端部を先細り形状とすることによ
り、内部導体5の開口11の端部にて反応ガス供給路1
6を微小ギャップ13に絞り込むようにしている。
【0042】内部導体5は、高周波電力供給部3に対し
てセットビス等により動かないように固定されている。
一方、ノズル4は、後方側外周の雄ねじ部が高周波電力
供給部3の雌ねじ部に螺合し、先端側外周の雄ねじ部が
アース電極7の雌ねじ部に螺合している。このためノズ
ル4は内部導体5に対して移動可能であり、ノズル4を
回転させると、ノズル4は内部導体5に対してノズル4
は図中のZ方向に変位し、絞り機構としての微小ギャッ
プ13をなすノズル4の内壁と内部導体5の外壁との間
の距離は、10μm(マイクロメートル)以上100μ
m以下の範囲を含む調整可能範囲内で任意に選択するこ
とができるようになっている。
【0043】なお、微小ギャップ13の形成に関しては
本実施形態で示した構造のみに限定されるものではな
く、これをスリットあるいは多孔質セラミックスなどを
用いた構造として反応ガス流路の開口量を制御すること
も可能である。
【0044】また、本実施形態では、反応ガス供給路1
6において、微小ギャップ13の上流側にスワル6を取
り付け、これによって反応ガスの流れを制御するように
しているが、このスワル6は本発明において任意のもの
である。すなわち、スワル6を取り付けない場合であっ
ても、本発明におけるラジカルガンの性能には大きな影
響は無い。
【0045】内部導体5は、高周波電力供給部3に対し
て電気的な導通を保って固定されており、高周波電力供
給部3を介して高周波電源17から高周波電力が投入さ
れるものである。
【0046】一方、ノズル4の先端には冷媒流路7aを
もつ冷却ジャケットを兼ねたアース電極7が取り付けら
れている。このアース電極7は、微小ギャップ13及び
ノズル4の壁を介して内部導体開口端部11(放電電
極)に対向して配置されている。内部導体5の開口から
は不活性ガスが流れ込んでくるため、内部導体5に高周
波電力を印加すると、微小ギャップ13から放電プラズ
マ発生領域30までの空間において不活性ガスに基づく
放電プラズマが発生する。
【0047】この放電プラズマ中に微小ギャップ13に
よって流量を制御された反応ガスが流れ込み、反応ガス
が解離することによって中性ラジカルが生成される。中
性ラジカルは、不活性ガスを主体とした流れと共に、ノ
ズル4の先端に設けられた射出口12から射出される。
【0048】不活性ガスとしてHeを、反応ガスとして
SFを用いる比較例の場合について説明する。Heの
分子量(4)がSFの分子量(196)に比べて極め
て小さいこと、およびHeの粘性がSFの粘性に比べ
て極めて低いこと、これら流体固有の特性の相違によっ
て、例えば直径0.5mm程度のノズル開口12に対し
て両者を予混合状態で通過させようとすると、SF
比べてHeが通過し易くなる。その結果として、プラズ
マによって解離されずにノズル開口12に至るSF
ノズル4の内部に蓄積していき、これに起因してノズル
4内部の反応ガス濃度の上昇、ならびにノズル4の内圧
上昇の傾向を示す。これによりノズル4の内部で発生す
る放電プラズマが不安定となり、この不安定性が内部導
体5の損耗を増大させるとともに、中性ラジカルの生成
量も不安定となる。
【0049】これに対して本実施形態のラジカルガン1
00においては、Heを内部導体5の同軸中心から毎分
5リットルの流量で流し、これに絞り機構としての微小
ギャップ13で流量を制御した濃度のSFガスを流し
込む構成としているので、小さなノズル開口12であっ
てもHe主体の混合ガスがノズル開口12を流れるた
め、ノズル4内部において顕著な濃度上昇ならびに圧力
上昇を低減でき、引いては内部導体5の損耗低減及び加
工の安定性を実現することができる。
【0050】また、本実施形態によれば、予混合状態で
反応ガスを流したときに比べて、上記流路構成では内圧
で約40%の低減効果を実現でき、プラズマの不安性に
伴う内部導体5の損耗による交換回数を大幅に低減する
ことができた。
【0051】本実施形態の上述の流路構成および流量条
件にて、内部導体5に周波数13.56MHz、電力2
50Wの高周波電力を投入し、ノズル開口12から中性
ラジカルを射出させ、窒素雰囲気下でノズル開口12に
対向して配置したSi単結晶に中性ラジカルを照射しな
がら毎秒25mmの送り速度で移動させたところ、Si
単結晶の表面に深さ1.36μmの溝が安定して加工で
きることが確認された。また、このような溝加工を繰り
返し行った場合であってもプラズマの発生状態は極めて
安定していることが確認された。
【0052】なお、上述した加工条件は全て代表値であ
り、使用するガスの流体特性や対象となる被加工物、さ
らにはラジカルガンの形状及び寸法によって各条件は適
正に選択する必要がある。また、今回開示した加工雰囲
気については窒素に限定するものではなく、空気、アル
ゴン、キセノンあるいは上記の反応ガスなどを用いるこ
とも可能である。
【0053】(第2の実施形態)次に、図3を参照して
第2の実施形態のラジカルガンについて説明する。な
お、本実施形態が上記第1の実施形態と重複する部分は
説明を省略する。
【0054】本実施形態のラジカルガン100Aでは、
ガンの中心軸に一致するように外部に局所加熱用ビーム
光路21を設けている。具体的には、不活性ガスバッフ
ァタンク1の後部に窓18を設置する。この窓18は、
石英ガラスやサファイア等の透過性に優れた材料からな
り、中心同軸がラジカルガン100Aに一致するように
不活性ガスバッファタンク1の後部に取り付けられてい
る。
【0055】YAGレーザ発振器などの局所加熱用ビー
ム発生源20から発したレーザビームは、集光レンズ1
9によって絞り込まれながら局所加熱用ビーム光路21
に沿って窓18に達し、窓18を介してラジカルガン1
00Aの内部に導入された後に、不活性ガス供給路15
を通過してノズル開口12から出射される。
【0056】本実施形態のラジカルガン100Aによれ
ば、ノズル開口12からは中性ラジカルと局所加熱用ビ
ームとが同軸で出射されることになるため、ノズル開口
12に対向して配置した被加工物表面に対して、中性ラ
ジカルによる反応生成物の生成と、局所加熱用ビームに
よる反応生成物の除去とが同時に行えるようになる。
【0057】よって、本実施形態のラジカルガンをステ
ンレス鋼などの金属材料の除去加工に適用した場合に、
中性ラジカルによる反応生成物の生成のみでは、反応生
成物の飽和蒸気圧が低く常温・常圧の下では除去しきれ
ない材料も、局所加熱用ビームにより除去できるように
なる。このとき、局所加熱用ビームが照射された領域の
みが除去されることになるため、周辺部への熱的な影響
が小さくなる。
【0058】また、本実施形態によれば、中性ラジカル
と被加工物との反応によって生成した被加工物は、一般
に揮発性が高まるため、レーザ等による溶融加工に比べ
るとより小さなパワー密度で除去加工が実現でき、これ
によるダメージ低減効果も現れる。
【0059】さらに、本実施形態によれば、窓18を不
活性ガスバッファタンク1の後部に設置したことによ
り、ラジカルガン内のプラズマ中で発生した中性ラジカ
ル等の活性粒子による衝撃に起因した損傷も未然に回避
することができる。
【0060】(第3の実施形態)次に、図4を参照して
第3の実施形態のラジカルガンについて説明する。な
お、本実施形態が上記第1ならびに第2の実施形態と重
複する部分は説明を省略する。
【0061】本実施形態のラジカルガン100Bでは内
部導体の開口端部を尖鋭化している。具体的には、内部
導体5Bの開口端部11Bにノズル4の内壁に沿うテー
パ形状を施している。このテーパ形状において内部導体
5Bの先端に施す先端角はノズル4の先細り形状の先端
角と同じかこれより小さい角度が望ましい。また、開口
端部11Bとして内部導体5Bの先端にテーパ形状をも
つ部品を導電性を保った状態で接合することでも同様の
効果が得られる。
【0062】本実施形態のラジカルガン100Bによれ
ば、放電を生ずる微小ギャップ13の位置が前述の第1
ならびに第2の実施形態において述べたラジカルガン1
00ならびにラジカルガン100Aに比してノズル射出
口12に近い領域に位置し、これにより放電プラズマ発
生領域30がノズル射出口12に近接した領域に移動さ
れる。この結果、短寿命の中性ラジカルを速やかに被加
工物表面へと輸送することが可能となる。
【0063】よって本実施形態のラジカルガンをステン
レス鋼などの金属材料の除去加工に適用した場合に、反
応生成物の除去加工速度が向上し、処理のスループット
が向上する。
【0064】また、本実施形態によれば、放電プラズマ
発生領域30での内圧上昇に伴う放電プラズマの不安定
性を回避し、より安定したプラズマ放電を得ることがで
きた。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、活性ラジカルが射出す
る容器開口部の寸法低下に伴うコンダクタンスの低下と
不活性ガス及び反応ガスの流体特性に起因したラジカル
ガン内の反応ガス濃度ならびに内圧の上昇を軽減するこ
とができ、これにより安定したプラズマの発生と内部導
体の損耗回避を実現できる。
【0066】本発明のラジカルガンを用いた除去加工で
は安定した加工特性を実現することができ、その寿命を
飛躍的に伸ばすことができる。
【0067】さらに、本発明のラジカルガンに一般の特
徴としてプラズマ発生のための混合ガスの雰囲気制御を
ラジカルガンの内部に限定できるため高価なガスを無駄
に消費することなく低コストな加工を実現できるように
なる。加えて、放電電極と容器内壁との間の距離を10
μm以上100μm以下とすることで、消費電力の低減
と高価なガスの節約が可能になり、これによっても低コ
ストな加工を実現することができる。
【0068】また、容器外部から容器内部を通過し開口
部に連通する局所加熱用ビーム光路を設けたことによ
り、活性ラジカルと被加工物の反応による反応生成物の
生成と、局所加熱用ビームによる反応生成物の除去を同
時に行えるようになり、ステンレス鋼などの反応生成物
の生成のみでは除去が困難な除去加工に対しても、比較
的低温でかつ局所的に除去加工をできるようになり、ダ
メージの少ない金属の除去加工を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係るラジカルガン
を示す内部透視断面図。
【図2】 第1実施形態のラジカルガンの要部を示す拡
大断面図。
【図3】 本発明の第2の実施形態に係るラジカルガン
を示す内部透視断面図。
【図4】 本発明の第3の実施形態に係るラジカルガン
を示す内部透視断面図。
【図5】 従来の表面加工方法(先願発明1)で生じる
ラジカル反応を説明するための概念図。
【図6】 従来のラジカルガン(先願発明2)の先端部
分を模式化して示す構成ブロック図。
【図7】 従来のラジカルガン(先願発明3)を模式化
して示す内部透視断面図。
【図8】 ラジカル反応と局所加熱を併用した表面加工
方法(先願発明4)を比較例として示す構成ブロック
図。
【図9】 放電ギャップ長と放電開始電圧との関係を示
す図。
【符号の説明】
1…不活性ガスバッファタンク、 2…絶縁管、 3…高周波電力供給部、 4…ノズル(容器)、 5…内部導体、 5B…先端部にテーパ形状を施した内部導体、 6…スワル、 7…アース電極、 7a…冷却水流路、 8…不活性ガス供給ポート、 9…反応ガス供給ポート、 10…冷却水供給ポート、 11…内部導体開口端部(放電電極)、 11B…テーパ形状を施した内部導体開口端部(放電電
極)、 12…ノズル開口(射出口)、 13…微小ギャップ(絞り機構)、 14…Oリング、 15…不活性ガス供給路、 16…反応ガス供給路、 17…高周波電源、 18…窓、 19…集光レンズ、 20…レーザ発振器(ビーム発生源)、 21…局所加熱用ビーム光路、 30…放電プラズマ発生領域、 31…ラジカル、 100,100A,100B…ラジカルガン。
フロントページの続き (72)発明者 佐竹 宏次 神奈川県横浜市金沢区幸浦一丁目8番地1 三菱重工業株式会社先進技術研究センタ ー内 (72)発明者 舩山 正宏 神奈川県横浜市金沢区幸浦一丁目8番地1 三菱重工業株式会社先進技術研究センタ ー内 (72)発明者 田原 諭 神奈川県横浜市金沢区幸浦一丁目8番地1 三菱重工業株式会社先進技術研究センタ ー内 (72)発明者 後藤 崇之 神奈川県横浜市金沢区幸浦一丁目8番地1 三菱重工業株式会社先進技術研究センタ ー内 Fターム(参考) 5F004 AA06 BA03 BA11 BB02 BB13 DA01 DA04 DA18 DA22 DA25 DB01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電プラズマ発生領域を規定し、該領域
    にて発生させた放電プラズマ中の反応ガスの解離によっ
    て生成した活性ラジカルを射出するための射出口を有す
    る絶縁性の容器と、 この容器内を通過して前記射出口に連通し、前記反応ガ
    スを前記射出口に向けて導く反応ガス供給路と、 前記容器内を通過して前記射出口に連通し、かつ前記容
    器内で前記放電プラズマ発生領域に到達するまでの間に
    おいて前記反応ガス供給路を流れる前記反応ガスと混じ
    り合わないように不活性ガスを前記射出口に向けて導く
    不活性ガス供給路と、 前記不活性ガス供給路が前記放電プラズマ発生領域にお
    いて開口する前記不活性ガス供給路の開口端部により構
    成される放電電極と、 この放電電極と向き合うように配置され、前記放電電極
    から絶縁されたアース電極と、 前記放電電極に接続され、前記放電電極と前記アース電
    極との間に放電プラズマを発生させる電源と、 前記反応ガス供給路と前記放電プラズマ発生領域との間
    に設けられ、前記反応ガス供給路を通って前記放電プラ
    ズマ発生領域に導入される反応ガスを、前記不活性ガス
    供給路を通って前記放電プラズマ発生領域に導入される
    不活性ガスと合流させる絞り機構と、を具備することを
    特徴とするラジカルガン。
  2. 【請求項2】 前記反応ガス供給路と前記不活性ガス供
    給路とを同軸の多重管構造としたことを特徴とする請求
    項1記載のラジカルガン。
  3. 【請求項3】 前記不活性ガス供給路を前記反応ガス供
    給路よりも内側に配置したことを特徴とする請求項1又
    は2のいずれか一方に記載のラジカルガン。
  4. 【請求項4】 前記絞り機構は、前記放電電極と前記容
    器内壁との間に形成される微小間隙からなることを特徴
    とする請求項1乃至3のうちのいずれか1記載のラジカ
    ルガン。
  5. 【請求項5】 前記微小間隙をなす前記放電電極および
    前記容器内壁との距離を、10μm以上100μm以下
    とすることを特徴とする請求項1乃至4のうちのいずれ
    か1記載のラジカルガン。
  6. 【請求項6】 前記電源は、前記放電電極と前記アース
    電極との間に高周波電力を給電することを特徴とする請
    求項1乃至5のうちのいずれか1記載のラジカルガン。
  7. 【請求項7】 さらに、前記容器の外部から導入される
    局所加熱用ビームを通過させるために、前記容器の後端
    から前記射出口に至るまで前記容器の内部を貫通する局
    所加熱用ビーム光路を有することを特徴とする請求項1
    乃至6のうちのいずれか1記載のラジカルガン。
JP2002368133A 2001-12-20 2002-12-19 ラジカルガン Withdrawn JP2003249490A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002368133A JP2003249490A (ja) 2001-12-20 2002-12-19 ラジカルガン

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001388150 2001-12-20
JP2001-388150 2001-12-20
JP2002368133A JP2003249490A (ja) 2001-12-20 2002-12-19 ラジカルガン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003249490A true JP2003249490A (ja) 2003-09-05

Family

ID=28676948

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002368133A Withdrawn JP2003249490A (ja) 2001-12-20 2002-12-19 ラジカルガン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003249490A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004235407A (ja) * 2003-01-30 2004-08-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラズマ処理方法
JP2005129484A (ja) * 2003-10-03 2005-05-19 Mitsui Chemicals Inc 放電プラズマ発生方法及び装置
JP2007323900A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Sekisui Chem Co Ltd プラズマ処理装置
JP2012506134A (ja) * 2008-10-15 2012-03-08 カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー Euvリソグラフィ装置及び光学素子を処理する方法
JP2012256942A (ja) * 2004-12-21 2012-12-27 Applied Materials Inc 化学蒸着エッチングチャンバから副生成物の堆積物を除去するインサイチュチャンバ洗浄プロセス
WO2013105659A1 (ja) * 2012-01-13 2013-07-18 国立大学法人大阪大学 活性種照射装置、活性種照射方法及び活性種被照射物作製方法
JPWO2017037885A1 (ja) * 2015-09-02 2018-06-21 株式会社Fuji 大気圧プラズマ発生装置
WO2018185838A1 (ja) * 2017-04-04 2018-10-11 株式会社Fuji プラズマ発生装置
JPWO2017195345A1 (ja) * 2016-05-13 2019-03-22 株式会社Fuji 医療用プラズマ発生装置、およびプラズマ照射方法
JPWO2018037468A1 (ja) * 2016-08-22 2019-06-20 株式会社Fuji プラズマ照射装置、および、プラズマ照射方法
CN111837220A (zh) * 2019-02-15 2020-10-27 株式会社日立高新技术 气体成分的监视方法及其装置、以及使用了其的处理装置

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004235407A (ja) * 2003-01-30 2004-08-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラズマ処理方法
JP2005129484A (ja) * 2003-10-03 2005-05-19 Mitsui Chemicals Inc 放電プラズマ発生方法及び装置
JP4746844B2 (ja) * 2003-10-03 2011-08-10 三井化学株式会社 放電プラズマ発生方法及び装置
JP2012256942A (ja) * 2004-12-21 2012-12-27 Applied Materials Inc 化学蒸着エッチングチャンバから副生成物の堆積物を除去するインサイチュチャンバ洗浄プロセス
JP2007323900A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Sekisui Chem Co Ltd プラズマ処理装置
JP2012506134A (ja) * 2008-10-15 2012-03-08 カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー Euvリソグラフィ装置及び光学素子を処理する方法
WO2013105659A1 (ja) * 2012-01-13 2013-07-18 国立大学法人大阪大学 活性種照射装置、活性種照射方法及び活性種被照射物作製方法
JPWO2013105659A1 (ja) * 2012-01-13 2015-05-11 国立大学法人大阪大学 活性種照射装置、活性種照射方法
JPWO2017037885A1 (ja) * 2015-09-02 2018-06-21 株式会社Fuji 大気圧プラズマ発生装置
JPWO2017195345A1 (ja) * 2016-05-13 2019-03-22 株式会社Fuji 医療用プラズマ発生装置、およびプラズマ照射方法
JPWO2018037468A1 (ja) * 2016-08-22 2019-06-20 株式会社Fuji プラズマ照射装置、および、プラズマ照射方法
WO2018185838A1 (ja) * 2017-04-04 2018-10-11 株式会社Fuji プラズマ発生装置
CN110463356A (zh) * 2017-04-04 2019-11-15 株式会社富士 等离子体发生装置
JPWO2018185838A1 (ja) * 2017-04-04 2019-11-21 株式会社Fuji プラズマ発生装置
US11195702B2 (en) 2017-04-04 2021-12-07 Fuji Corporation Plasma-generating device
CN110463356B (zh) * 2017-04-04 2022-01-11 株式会社富士 等离子体发生装置
CN111837220A (zh) * 2019-02-15 2020-10-27 株式会社日立高新技术 气体成分的监视方法及其装置、以及使用了其的处理装置
CN111837220B (zh) * 2019-02-15 2023-07-25 株式会社日立高新技术 气体成分的监视方法及其装置、以及使用了其的处理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI632002B (zh) 汙染物移除設備及方法
US6417111B2 (en) Plasma processing apparatus
JP4588885B2 (ja) プラズマ処理システム及びプラズマ処理方法並びにガス注入器
KR100368200B1 (ko) 플라즈마 생성용 전극, 그 전극을 사용하는 플라즈마 처리장치, 및 그 장치로 플라즈마 처리하는 방법
US7955513B2 (en) Apparatus and method for reactive atom plasma processing for material deposition
US7591957B2 (en) Method for atmospheric pressure reactive atom plasma processing for surface modification
US6432824B2 (en) Method for manufacturing a semiconductor wafer
TWI415186B (zh) 自基材移除氟化聚合物的設備與方法
JP5510437B2 (ja) プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
JP2003249490A (ja) ラジカルガン
US6342275B1 (en) Method and apparatus for atmospheric pressure plasma surface treatment, method of manufacturing semiconductor device, and method of manufacturing ink jet printing head
CN105144849A (zh) 环形等离子体处理装置
US9960049B2 (en) Two-step fluorine radical etch of hafnium oxide
KR20030069092A (ko) 플라즈마 처리방법 및 장치
WO1995034376A1 (fr) Procede de traitement de surfaces par jets de gaz et dispositif associe
JP5088667B2 (ja) プラズマ処理装置
US20190006154A1 (en) Toroidal Plasma Chamber
JP2008146994A (ja) 処理装置
JP2008153148A (ja) プラズマ処理装置
US20100180426A1 (en) Particle reduction treatment for gas delivery system
US20230317424A1 (en) Erosion resistant plasma processing chamber components
JP2009049284A (ja) フッ化水素を用いた表面処理方法及び装置
CN103213172B (zh) 水电极大气等离子体加工大口径非球面光学零件的装置
CN117897794A (zh) 经处理的陶瓷室部件
CA3216519A1 (en) Plasma torch, plasma thermal spraying device, and control method for plasma torch

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060307