JP2003248806A - 携帯可能電子装置 - Google Patents

携帯可能電子装置

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JP2003248806A
JP2003248806A JP2002049126A JP2002049126A JP2003248806A JP 2003248806 A JP2003248806 A JP 2003248806A JP 2002049126 A JP2002049126 A JP 2002049126A JP 2002049126 A JP2002049126 A JP 2002049126A JP 2003248806 A JP2003248806 A JP 2003248806A
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clock signal
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frequency
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、登録された複数のアプリケーショ
ンのそれぞれに合わせた適切な効率で処理が可能な携帯
可能電子装置を提供する。 【解決手段】 ICカード1は、初期応答データ出力
後、アプリケーション選択コマンドを受信すると、選択
されたアプリケーションに対応するアプリケーション登
録情報#nを参照し、カレントアプリケーション情報と
共に逓倍回路設定情報に記憶された倍率を設定する。そ
の後、選択アプリケーション環境下での処理コマンドを
受信すると、逓倍回路27では供給される外部クロック
信号を設定された倍率で逓倍して内部クロック信号を生
成し、CPU21は新たに供給された内部クロック信号
に基づいて、受信コマンドの処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばICカード
等の、外部の端末装置から電源と共に供給されるコマン
ドに基づいて各種処理を実行する携帯可能電子装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯可能な電子装置として、不揮
発性のデータメモリとそれを制御するためのCPU(セ
ントラル・プロセッシング・ユニット)を有するICチ
ップを内蔵した、いわゆるICカードが産業各方面で利
用されている。最近では、1枚のICカードに複数のア
プリケーションプログラムを保持することができる。即
ち、銀行で使用されるICカードや、スポーツやレジャ
ー施設での個人IDカード、パチンコ等の遊技場におけ
るプリペイドカード等を同一のICカードにより実現で
きるようになってきている。
【0003】このようなICカードは、外部装置から供
給される外部クロック信号の周波数が予め設定されてい
るため、CPUを高速化するためには、ICカード内で
外部クロック信号を用いてより高速な内部クロック信号
を生成する必要がある。
【0004】しかしながら、ICカードは、様々な端末
装置での使用が想定されており、バッテリ駆動の端末装
置から電力供給を受ける場合には使用するほどに供給さ
れる電源電圧が低下していく。この際、固定周波数の内
部クロック信号を使用したICカードでは、固定周波数
に起因して消費電流を小さくすることができず、端末装
置のバッテリの稼動時間を著しく短縮させてしまう虞が
ある。
【0005】このような問題を解決するための従来の技
術として、例えば、特開2001−209764公報に
は、端末装置に対して初期応答を返す前の初期期間に、
端末装置の種類(供給される電源電圧レベル)に応じて
内部クロック信号の周波数を変更するICカードが開示
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の装置において、複数のアプリケーション
プログラムをサポートしているICカードの場合には、
ICカードに登録されているアプリケーションプログラ
ムの規格の中で最も低く定められているアプリケーショ
ンプログラムに合わせて、ICカード全体の消費電流値
の最大値を設定する必要があった。
【0007】従って、消費電流を規定していないあるい
は消費電流がより高く規定された規格のアプリケーショ
ンプログラムの実行時においても消費電流が制限される
ため、登録されているアプリケーションの規格の中で最
も低い消費電流の最大値の範囲内でしか、内部クロック
信号の周波数を変更できず、処理効率が悪くなってしま
う虞がある。
【0008】本発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、登録された複数のアプリケーションのそれぞれに合
わせた適切な効率で処理が可能な携帯可能電子装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の携帯可能電子装置は、複数の外部装置で使
用可能で、前記外部装置の用途に合った複数のアプリケ
ーションプログラムを格納し、命令データを受信する
と、指示された処理を実行する携帯可能電子装置におい
て、前記複数のアプリケーションプログラムの夫々に対
応した消費電流を制限する制御情報を記憶する記憶手段
と、前記外部装置より供給された外部クロック信号に基
づいて内部クロック信号を生成する内部クロック生成手
段と、前記外部装置からの命令データを受信する受信手
段と、この受信手段によって受信された命令データが実
行されるアプリケーションに対応して前記記憶手段に記
憶された制御情報に基づいて前記内部クロック生成手段
によって内部クロック信号を生成し、この生成された内
部クロック信号に基づいて前記受信された命令データを
実行する実行手段と、を有することを特徴とする。上記
目的を達成するために、本発明の携帯可能電子装置は、
複数の外部装置で使用可能で、前記外部装置の用途に合
った複数のアプリケーションプログラムを格納し、命令
データを受信すると、指示された処理を実行する携帯可
能電子装置において、前記外部装置によるリセット動作
に対して初期応答データを出力する前に、前記外部装置
から供給される外部クロック信号に基づいて第1の周波
数の内部クロック信号を生成する第1の生成手段と、前
記複数のアプリケーションプログラムのうちの第1のア
プリケーションプログラムに対応して前記第1の周波数
よりも高い第2の周波数に関する情報を記憶し、前記第
1のアプリケーションプログラムとは異なる第2のアプ
リケーションプログラムに対応して前記第2の周波数よ
りも低い第3の周波数に関する情報を記憶する記憶手段
と、前記外部装置からの命令データを受信する受信手段
と、この受信手段によってアプリケーションの選択を指
示する命令データが受信され、この命令データにより前
記第1のアプリケーションプログラムが選択された場合
には前記記憶手段に記憶された前記第2の周波数に内部
クロック信号の周波数を変更し、前記命令データにより
前記第2のアプリケーションプログラムが選択された場
合には前記記憶手段に記憶された前記第3の周波数に内
部クロック信号の周波数を変更する変更手段と、この変
更手段による変更結果に基づいて前記外部装置から供給
される外部クロック信号の周波数を変更した内部クロッ
ク信号を生成する第2の生成手段と、この第2の生成手
段によって生成された内部クロック信号に基づいて前記
受信された命令データを処理する処理手段と、を有する
ことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態に
ついて図面を参照して詳細に説明する。図2は、本発明
に係る携帯可能電子装置としてのICカード1及びリー
ダライタ4(接触式あるいは無線式ともに含む)を用い
たシステム構成を説明するための図である。
【0011】図2(a)に示すICカード1を用いたシ
ステムAは、ホストコンピュータ2、PC端末3、及び
端末装置としてのリーダライタ4aとを有しており、I
Cカード1は、リーダライタ4aを介してPC端末3と
接続されており、更にはPC端末3と接続されたホスト
コンピュータ2とも通信可能となっている。
【0012】図2(b)に示すICカード1を用いたシ
ステムBは、例えばバッテリ5を内蔵した携帯型のリー
ダライタ4bからなる。このようなリーダライタ4(4
a、4b)はともに、図示せぬ内部メモリを有し、IC
カード1に対して電文の読み取り、書き込み(送受信)
を接触あるいは非接触で行うものである。
【0013】尚、接触式ICカードを用いる場合には、
リーダライタ4に接触式ICカードを挿入するためのI
Cカード挿入部(図示せず)が設けられ、無線式ICカ
ードを用いる場合には、リーダライタ4と無線式ICカ
ードとの間を通信するための通信部(図示せず)が設け
られる。
【0014】このようなシステムに用いられる本実施の
形態のICカード1は、複数のアプリケーションを搭載
し、アプリケーション毎に消費電流値を制限する制御情
報(即ち、生成される内部クロック信号の周波数)が予
め設定されており、外部からの指定によりアプリケーシ
ョンが実行する際には、選択されたアプリケーションに
予め設定された消費電流値を制限する制御情報に基づい
て決められた周波数の内部クロック信号を生成し、選択
されたアプリケーションを実行するようになっている。
【0015】図3はICカード1の概略的な制御ブロッ
ク図を示している。図3に示すICカード1は、無線式
及び接触式ICカードともに、複数のアプリケーション
が登録可能であり、制御手段としてのCPU等のCPU
21と、記憶手段としてのデータメモリ22、プログラ
ムメモリ23、ワーキングメモリ24、リーダライタ4
と信号の授受を行なう受信手段としての外部I/F(イ
ンターフェイス)部25及びコンタクト部/アンテナ部
26とから構成されている。
【0016】無線式ICカード1の場合には、コンタク
ト部/アンテナ部26はアンテナ部として構成され、リ
ーダライタ4から送信された変調波を非接触で受信した
り外部へ変調波を発信するようになっている。
【0017】また、外部I/F部25はアンテナ部26
で受信した変調波から内部回路に供給するための電源電
圧やクロック信号を生成し、後段に接続された諸回路へ
出力するようになっている。
【0018】尚、以下は接触式ICカードを用いて代表
して説明し、非接触式ICカードについては外部I/F
部25にて受信した変調波から電源電圧とクロック信号
を生成する以外は同様のため省略する。
【0019】接触式ICカード1の場合には、コンタク
ト部/アンテナ部26はコンタクト部として構成され、
外部I/F部25は、例えば図4に示すように、リーダ
ライタ4との間で各種情報を入出力する通信I/F部2
5aと、リセット信号入力I/F部25bと、クロック
信号入力I/F部25cと、電源入力I/F部25d
と、内部クロック生成手段としての逓倍回路27と、電
圧検知回路としてのBLD(Battery Leve
l Detector)回路28とから構成されてい
る。
【0020】そして、リーダライタ4に設けられた図示
せぬICカードI/F部がコンタクト部/アンテナ部2
6に対して接触することにより、コンタクト部/アンテ
ナ部26を介してリセット信号入力I/F部25b、ク
ロック信号入力I/F部25c、電源入力I/F部25
dへと電源電圧、リセット信号、クロック信号の供給を
受けると共に、通信I/F部25aへと各種データが入
出力される。
【0021】逓倍回路27は、外部から入力されクロッ
ク信号入力I/F部25cから出力された外部クロック
信号を逓倍することにより周波数を変更して高速クロッ
ク信号を生成し、内部クロック信号としてCPU21へ
と供給する。
【0022】BLD回路28は、電源入力I/F部25
dを介して供給された電源電圧レベルを検出するもので
ある。
【0023】本実施の形態においては、逓倍回路27
は、後述するように、実行するアプリケーションに対応
して設定された倍率(即ち、消費電流値を制限する制御
情報で、内部クロック信号の周波数を示す情報)で外部
クロック信号を逓倍することにより、アプリケーション
に応じて異なる周波数を持つ内部クロック信号を生成す
るものである。
【0024】これによって、各アプリケーションの規格
で定められた消費電流値の最大値の範囲内において、適
した周波数の内部クロック信号を生成/使用することが
でき、アプリケーション実行時にはアプリケーションプ
ログラムの夫々に対応した消費電流に制限されることと
なる。
【0025】図3に示す構成のうち、CPU21、デー
タメモリ22、プログラムメモリ23、ワーキングメモ
リ24、及び外部I/F部25は1つのICチップ(あ
るいは複数のICチップ)で構成されてICカード本体
内に埋設されている。
【0026】プログラムメモリ23は、例えばマスクR
OMで構成されており、基本機能を実現するサブルーチ
ンを備えたCPU21の制御プログラム等を記憶してい
る。ワーキングメモリ24は、CPU21が処理を行な
う際の処理データを一時的に保持するための作業用のメ
モリであり、例えばRAM等の揮発性メモリで構成され
ている。
【0027】データメモリ22は、アプリケーションプ
ログラム及びそのデータの記憶に使用され、例えばEE
PROMなどの消去可能な不揮発性メモリで構成されて
いる。データメモリ22の内部構成は、図5に示すよう
に、制御領域220、ディレクトリ221、空き領域2
22、および、アプリケーションデータ領域223に分
割されている。
【0028】アプリケーションデータ領域223は、ア
プリケーション毎に夫々複数のデータエリアおよびキー
エリアを有することができ、かつ、データファイル(D
F)と呼ばれる概念でグループ化されている。
【0029】データファイルは、対応するアプリケーシ
ョンにて使用されるデータエリア、およびキーエリアを
一括して管理するためのファイルである。データエリア
は、例えば、取引データ等のように、必要に応じて読み
書きするためのデータを格納するエリアである。キーエ
リアは、例えば暗証番号等の格納にし様されているエリ
アであり、書込み/書換え/照合の対象になり、読出し
はできないようになっている。
【0030】また、ディレクトリ221には、図6に示
すように、ICカード1に登録されている複数のアプリ
ケーションプログラムの夫々に対応してアプリケーショ
ン登録情報#1 31、アプリケーション登録情報#2
32、アプリケーション登録情報#3 33、・・・、
アプリケーション登録情報#n、・・・が設定されてい
る。
【0031】アプリケーション登録情報#nは、図7に
示すように、対応するアプリケーション名、このアプリ
ケーション実行に必要な制御情報、逓倍回路設定情報が
記憶されている。
【0032】この逓倍回路設定情報は、アプリケーショ
ン実行時における消費電流値を制限する制御情報で、生
成する内部クロック信号の周波数を示し、具体的にはア
プリケーション実行時に逓倍回路27にて用いる倍率を
示している。
【0033】逓倍回路設定情報の設定例として、例えば
図8に示すように、クレジット系のアプリケーション
「A」に対応するアプリケーション登録情報#1 31
は、アプリケーション名として「A」が記憶されてお
り、「A」に対応する制御情報が記憶され、逓倍回路設
定情報として「4倍」の倍率が記憶されている。
【0034】アプリケーション「A」とは異なるクレジ
ット系のアプリケーション「B」に対応するアプリケー
ション登録情報#2 32は、アプリケーション名とし
て「B」が記憶されており、「B」に対応する制御情報
が記憶され、逓倍回路設定情報として「4倍」の倍率が
記憶されている。
【0035】また、携帯電話で使用されるアプリケーシ
ョン「C」に対応するアプリケーション登録情報#3
は、アプリケーション名として「C」が記憶されてお
り、「C」に対応する制御情報が記憶され、逓倍回路設
定情報として「1倍」の倍率が記憶されている。
【0036】アプリケーション「C」については、バッ
テリ等電池で駆動する外部端末装置としての携帯電話に
対応するため、消費電流を特に抑えるため逓倍回路設定
情報は他のアプリケーションのもの(本実施の形態では
4倍)よりも低い倍率(本実施の形態では1倍)が設定
されている。
【0037】即ち、ICカード1へ供給される電源電圧
Vddのレベルは、ISO規格で設定された5.0
[V]、3.0[V]と、ICカード1を内蔵した次世
代携帯電話等に使用が予定されている1.8[V]が考
えられる。
【0038】しかし、いずれの電源電圧であっても、C
PU21へ供給する内部クロック信号の動作周波数を高
く設定すると、図9に示すように、消費電流IDDが高
くなる。従って、内部クロック信号の周波数fの設定に
よっては、アプリケーションの規定で決められた消費電
流値の最大値を超えてしまう可能性がある。
【0039】本実施の形態のICカード1では、選択さ
れた(実行される)アプリケーションの規格に合うよう
予め設定された周波数の内部クロック信号を生成し、選
択されたアプリケーションの実行が消費電流の最大値を
超えることなく、適切に動作するよう構成されている。
【0040】即ち、外部からのアプリケーション選択を
指示するコマンドを受信し、アプリケーションAが選択
された場合、アプリケーションAに対応するアプリケー
ション登録情報#1 31を参照し、逓倍回路設定情報
に設定された倍率『4倍』をワーキングメモリ24へ書
き込む。
【0041】続いて、選択されたアプリケーションAに
おける処理コマンドを受信すると、逓倍回路27によっ
てワーキングメモリ24に設定された倍率『4倍』で逓
倍された内部クロック信号を生成し、CPU21へ供給
する。CPU21では供給された内部クロック信号に基
づいてアプリケーションAにおける受信コマンドを実行
する。
【0042】また、アプリケーションBが選択された場
合、アプリケーションBに対応するアプリケーション登
録情報#2 32を参照し、逓倍回路設定情報に設定さ
れた倍率『4倍』をワーキングメモリ24へ書き込む。
【0043】続いて、選択されたアプリケーションBに
おける処理コマンドを受信すると、逓倍回路27によっ
てワーキングメモリ24に設定された倍率『4倍』で逓
倍された内部クロック信号を生成し、CPU21へ供給
する。CPU21では供給された内部クロック信号に基
づいてアプリケーションBにおける受信コマンドを実行
する。
【0044】また、アプリケーションCが選択された場
合、アプリケーションCに対応するアプリケーション登
録情報#3 33を参照し、逓倍回路設定情報に設定さ
れた倍率『1倍』をワーキングメモリ24へ書き込む。
【0045】続いて、選択されたアプリケーションCに
おける処理コマンドを受信すると、逓倍回路27によっ
て逓倍回路設定情報に設定された倍率『1倍』で逓倍さ
れた(即ち供給される外部クロック信号そのままの)内
部クロック信号を生成し、CPU21へ供給する。CP
U21では供給された内部クロック信号に基づいてアプ
リケーションCにおける受信コマンドを実行する。
【0046】また、本実施の形態では、外部から電源供
給され、アプリケーションが選択されるまでの間にCP
U21へ供給する内部クロック信号の倍率は、例えば外
部クロック信号の周波数と同じ周波数(そのまま、ある
いは1倍逓倍)の内部クロック信号に予め設定されてい
る。
【0047】尚、ST14において、初期応答データ送
信前の内部クロック信号を、外部から供給された外部ク
ロック信号そのままをセットしているが、これに限ら
ず、供給された電圧に依存しない予め設定された所定倍
率で逓倍した内部クロック信号を生成して初期応答デー
タを出力しても良い。
【0048】次に、図1は、ICカード1におけるアプ
リケーション選択処理及び内部クロック信号の生成処理
に関して説明するためのフローチャート図である。
【0049】例えば、リーダライタ4のICカード挿入
部にICカード1が挿入されると、リーダライタ4は、
ICカード1のコンタクト部/アンテナ部26と接触
し、電源入力I/F部25dを介して電源電圧を供給
し、クロック信号入力I/F部25cを介してクロック
信号を供給し、リセット信号入力I/F部25bを介し
てリセット信号を供給し、ICカード1に対してリセッ
トをかける(ST10)。
【0050】ICカード1では、電源が供給されると、
データメモリ22に記憶された特定倍率(本実施の形態
では1倍)を読み出し、ワーキングメモリ24に逓倍回
路27による倍率を書込み、設定する。逓倍回路27で
は、クロック信号入力I/F部25cを介して供給され
ている外部クロック信号をワーキングメモリ24に設定
された倍率(1倍)で逓倍して内部クロック信号を生成
し、CPU21へ供給する(ST11、第1の生成手
段)。
【0051】CPU21は、ST11で供給される内部
クロック信号に基づいて、自己診断を実行する(ST1
2)。そして、リーダライタ4によってリセットが解除
され、ST12の自己診断が終了すると、CPU21
は、ST11で供給される内部クロック信号に基づい
て、初期応答データを通信I/F部25aを介して外部
へ出力する(ST13)。
【0052】ST13での初期応答データ出力後、リー
ダライタ4より通信I/F部25aを介して命令コマン
ドを受信すると(ST14)、CPU21は、受信した
命令コマンドが例えば図10に示すようなフォーマット
で構成されたアプリケーションの選択を指示するコマン
ドであるかを判定する(ST15)。
【0053】ST15の判定の結果、受信した命令コマ
ンドはアプリケーションの選択を指示するコマンドでは
ない(例えば読出しコマンド、書込みコマンド等の他の
コマンドである)と判定されると、CPU21はワーキ
ングメモリ24に記憶されている倍率で逓倍された内部
クロック信号に基づいて受信した命令コマンドの処理を
実行し(ST16)、コマンド処理の結果をステータス
データとして通信I/F部25aを介してリーダライタ
4へ出力して待機状態となる(ST20)。
【0054】ST15の判定の結果、受信した命令コマ
ンドはアプリケーションの選択を指示するコマンドであ
ると判定されると、CPU21は、次にデータメモリ2
2のアプリケーション登録情報のアプリケーション名と
比較して、命令コマンドにて選択されたアプリケーショ
ン(例えば図10のフォーマットに含まれたアプリケー
ションファイル名)が存在するか(登録されているか)
を判定する(ST17)。
【0055】ST17の判定の結果、命令コマンドにて
選択されたアプリケーションがICカード1内に存在し
ていない(登録されていない)と判定されると、CPU2
1は1倍逓倍の内部クロック信号に基づいてエラーを示
す処理結果をステータスデータとして通信I/F部25
aを介してリーダライタ4へ出力して待機状態となる
(ST20)。
【0056】ST17の判定の結果、命令コマンドにて
選択されたアプリケーションがICカード1内に存在す
る(登録されている)と判定されると、CPU21は、
選択されたアプリケーションに対応するアプリケーショ
ン登録情報#nの逓倍回路設定情報に記憶された倍率を
読み出し、ワーキングメモリ24に書き込む(ST1
8、変更手段)。
【0057】CPU21は、ST18による倍率設定
後、ワーキングメモリ24にカレントのアプリケーショ
ン情報として選択されたアプリケーション情報を格納し
(ST19)、CPU21は1倍逓倍の内部クロック信
号に基づいて選択処理の結果を図12に示すようなステ
ータスデータとして通信I/F部25aを介してリーダ
ライタ4へ出力して待機状態となる(ST20)。
【0058】以降、CPU21はリーダライタ4からの
指示待ち状態となり、命令コマンドを受信すると(ST
14)、1倍逓倍の内部クロック信号に基づいて、まず
受信したコマンドがアプリケーション選択コマンドであ
るかを判定する(ST15)。
【0059】ここで、アプリケーション選択コマンドで
あると判定された場合には(ST15のYes)、1倍
逓倍の内部クロック信号に基づいて、選択されたアプリ
ケーションは存在するかを判定し(ST17)、アプリ
ケーション選択コマンドで選択されたアプリケーション
の登録情報に基づいて内部クロック信号生成の倍率を設
定し(ST18)、アプリケーション選択処理を実行し
(ST19)、処理結果の出力(ST20)後、待機状
態となる。
【0060】また、アプリケーション選択コマンドでは
ない(例えば読出しコマンド、書込みコマンド等の他の
コマンドである)と判定された場合には(ST15のN
o)、逓倍回路27では、クロック信号入力I/F部2
5cを介して供給されている外部クロック信号をST1
8で設定された倍率で逓倍して内部クロック信号を生成
し、CPU21へ供給する(第2の生成手段)。
【0061】CPU21は、この内部クロック信号に基
づいて、ST19で選択されたカレントアプリケーショ
ン環境下で、受信したコマンド処理を実行する(ST1
6、処理手段、実行手段)。
【0062】そして、処理が終了すると、逓倍回路27
は1倍逓倍の内部クロック信号を生成し、CPU21は
この1倍逓倍の内部クロック信号に基づいて処理結果を
ステータスデータとして通信I/F部25aを介してリ
ーダライタ4へ出力し、待機状態となる(ST20)。
【0063】このように、本実施の形態では、ICカー
ドにおいて登録されているアプリケーションに対応し
て、消費電流の最大値を超えない範囲で適切な内部クロ
ック信号が得られるように、予め内部クロック信号の周
波数(外部クロック信号を逓倍する倍率)を設定してお
き、アプリケーション実行時に、設定された周波数の内
部クロック信号を生成(設定された倍率で外部クロック
信号を逓倍することにより内部クロック信号を生成)し
ている。
【0064】従って、複数のアプリケーションプログラ
ムをサポートしているICカードにおいて、アプリケー
ションの規格によって規定されている消費電流値の最大
値を最低の消費電流を定めているアプリケーションに合
わせて設定する必要がなく、各アプリケーションに合わ
せた適切な効率で処理を実行することができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
登録された複数のアプリケーションのそれぞれに合わせ
た適切な効率で処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯可能電子装置に係るICカード1
におけるアプリケーション選択処理及び内部クロック信
号の生成処理に関して説明するためのフローチャート図
【図2】ICカード1及びリーダライタ4を用いたシス
テム構成を概略的に説明するための図。
【図3】ICカード1の制御ブロックを示す図。
【図4】ICカード1の外部I/F部25を説明するた
めの図。
【図5】ICカード1のデータメモリ22の構成を概念
的に説明するための図。
【図6】アプリケーション登録情報を示す図。
【図7】アプリケーション登録情報の内容を示す図。
【図8】複数のアプリケーションとそれに対応する逓倍
回路設定情報の設定例を説明するための図。
【図9】動作電圧Vと消費電流IDDと動作周波数fの
特性について説明するための図。
【図10】アプリケーションの選択を指示するアプリケ
ーション選択コマンドのフォーマットを示す図。
【符号の説明】
A、B システム 1 ICカード 4、4a、4b リーダライタ 5 バッテリ 25 外部I/F部 27 逓倍回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C005 MA33 SA08 SA22 SA27 5B011 DA06 EA06 LL13 5B035 AA05 AA06 BB09 BC00 CA11 CA12 5B079 BA01 BB04 BC01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の外部装置で使用可能で、前記外部
    装置の用途に合った複数のアプリケーションプログラム
    を格納し、命令データを受信すると、指示された処理を
    実行する携帯可能電子装置において、 前記複数のアプリケーションプログラムの夫々に対応し
    た消費電流を制限する制御情報を記憶する記憶手段と、 前記外部装置より供給された外部クロック信号に基づい
    て内部クロック信号を生成する内部クロック生成手段
    と、 前記外部装置からの命令データを受信する受信手段と、 この受信手段によって受信された命令データが実行され
    るアプリケーションに対応して前記記憶手段に記憶され
    た制御情報に基づいて前記内部クロック生成手段によっ
    て内部クロック信号を生成し、この生成された内部クロ
    ック信号に基づいて前記受信された命令データを実行す
    る実行手段と、 を有することを特徴とする携帯可能電子装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、前記消費電流を制限す
    る制御情報として前記複数のアプリケーションプログラ
    ムの夫々に対応した内部クロック信号の周波数に関する
    情報を記憶しており、 前記実行手段は、上記受信手段によって受信された命令
    データが実行されるアプリケーションに対応して前記記
    憶手段に記憶された前記内部クロック信号の周波数で前
    記内部クロック生成手段により内部クロック信号を生成
    し、この内部クロック信号に基づいて前記受信された命
    令データを実行することを特徴とする請求項1記載の携
    帯可能電子装置。
  3. 【請求項3】 上記実行手段は、 上記受信手段によってアプリケーションの選択を指示す
    る命令データが受信されると、前記命令データで選択さ
    れたアプリケーションに対応して前記記憶手段に記憶さ
    れた内部クロック信号の周波数に関する情報に基づい
    て、前記内部クロック生成手段によって生成される内部
    クロック信号の周波数を変更する変更手段と、 この変更手段によって変更された周波数で前記内部クロ
    ック生成手段により内部クロック信号を生成し、内部ク
    ロック信号に基づいて前記受信された命令データを処理
    する処理手段と、 を有することを特徴とする請求項2記載の携帯可能電子
    装置。
  4. 【請求項4】 前記内部クロック生成手段は、前記外部
    装置より供給された外部クロック信号の周波数を逓倍し
    て内部クロック信号を生成するものであり、 前記記憶手段は、前記消費電流を制限する制御情報とし
    て前記複数のアプリケーションプログラムの夫々に対応
    した前記内部クロック生成手段によって逓倍される倍率
    情報を記憶しており、 前記実行手段は、上記受信手段によって受信された命令
    データが実行されるアプリケーションに対応して前記記
    憶手段に記憶された倍率で前記内部クロック生成手段に
    よって逓倍して内部クロック信号を生成し、この内部ク
    ロック信号に基づいて前記受信された命令データを実行
    することを特徴とする請求項1記載の携帯可能電子装
    置。
  5. 【請求項5】 上記実行手段は、 上記受信手段によってアプリケーションの選択を指示す
    る命令データが受信されると、前記命令データで選択さ
    れたアプリケーションに対応して前記記憶手段に記憶さ
    れた倍率に、前記内部クロック生成手段によって逓倍さ
    れる倍率を変更する変更手段と、 この変更手段によって変更された倍率で前記内部クロッ
    ク生成手段によって逓倍して内部クロック信号を生成
    し、この内部クロック信号に基づいて前記受信された命
    令データを処理する処理手段と、 を有することを特徴とする請求項4記載の携帯可能電子
    装置。
  6. 【請求項6】 複数の外部装置で使用可能で、前記外部
    装置の用途に合った複数のアプリケーションプログラム
    を格納し、命令データを受信すると、指示された処理を
    実行する携帯可能電子装置において、 前記外部装置によるリセット動作に対して初期応答デー
    タを出力する前に、前記外部装置から供給される外部ク
    ロック信号に基づいて第1の周波数の内部クロック信号
    を生成する第1の生成手段と、 前記複数のアプリケーションプログラムのうちの第1の
    アプリケーションプログラムに対応して前記第1の周波
    数よりも高い第2の周波数に関する情報を記憶し、前記
    第1のアプリケーションプログラムとは異なる第2のア
    プリケーションプログラムに対応して前記第2の周波数
    よりも低い第3の周波数に関する情報を記憶する記憶手
    段と、 前記外部装置からの命令データを受信する受信手段と、 この受信手段によってアプリケーションの選択を指示す
    る命令データが受信され、この命令データにより前記第
    1のアプリケーションプログラムが選択された場合には
    前記記憶手段に記憶された前記第2の周波数に内部クロ
    ック信号の周波数を変更し、前記命令データにより前記
    第2のアプリケーションプログラムが選択された場合に
    は前記記憶手段に記憶された前記第3の周波数に内部ク
    ロック信号の周波数を変更する変更手段と、 この変更手段による変更結果に基づいて前記外部装置か
    ら供給される外部クロック信号の周波数を変更した内部
    クロック信号を生成する第2の生成手段と、 この第2の生成手段によって生成された内部クロック信
    号に基づいて前記受信された命令データを処理する処理
    手段と、 を有することを特徴とする携帯可能電子装置。
  7. 【請求項7】 前記記憶手段は、前記複数のアプリケー
    ションプログラムのうちの第1のアプリケーションプロ
    グラムに対応して前記第1の周波数よりも高い第2の周
    波数に関する情報を記憶し、電池で駆動される外部装置
    向けの第2のアプリケーションプログラムに対応して前
    記第2の周波数よりも低い第3の周波数に関する情報を
    記憶することを特徴とする請求項6記載の携帯可能電子
    装置。
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JP7439798B2 (ja) 2021-07-02 2024-02-28 大日本印刷株式会社 電子情報記憶媒体、アプリケーション選択処理方法、及びプログラム

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