JP2003248144A - 光伝送モジュールおよびそれを用いた光通信システム - Google Patents

光伝送モジュールおよびそれを用いた光通信システム

Info

Publication number
JP2003248144A
JP2003248144A JP2002049199A JP2002049199A JP2003248144A JP 2003248144 A JP2003248144 A JP 2003248144A JP 2002049199 A JP2002049199 A JP 2002049199A JP 2002049199 A JP2002049199 A JP 2002049199A JP 2003248144 A JP2003248144 A JP 2003248144A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
transmission module
optical transmission
lens
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002049199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3797940B2 (ja
Inventor
Naoki Matsushima
直樹 松嶋
Kazutami Kawamoto
和民 川本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Opnext Japan Inc
Original Assignee
Opnext Japan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Opnext Japan Inc filed Critical Opnext Japan Inc
Priority to JP2002049199A priority Critical patent/JP3797940B2/ja
Publication of JP2003248144A publication Critical patent/JP2003248144A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3797940B2 publication Critical patent/JP3797940B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 モジュールの温度上昇に起因するトラッキン
グエラーを補正し、安定で信頼度の高い光伝送モジュー
ルを提供する。 【解決手段】 半導体レーザ1と光ファイバ3とをレン
ズを介して光結合させる光伝送モジュールにおいて、レ
ンズ2と光ファイバ3との間の光軸上に屈折率の温度変
化の大きい部材からなり、平行平板やくさび型プリズム
等に構成されている位置ずれ補正窓4を設ける。窓4の
材料はシリコン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリイミドお
よびこれらを主成分とするもののいずれかで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として信号を伝
送する光伝送システムあるいは光交換機に適用する光交
換システム(両者を光通信システムと呼ぶ)に使用され
る光伝送モジュールに係り、モジュールの温度変化に起
因するトラッキングエラーを補正する光伝送モジュール
に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザから出射した光を光ファイ
バに伝送させる光伝送モジュールにおいては、半導体レ
ーザを発光させることにより発熱し、モジュールの温度
が上昇する。半導体レーザの温度が上昇すると、半導体
レーザの出力特性が変動し光ファイバを伝搬する光信号
の出力も変動する。この光出力の変動は光信号エラーを
起こす原因となる。これを回避するため、従来の光伝送
モジュールでは、半導体レーザから出射される光の出力
や半導体レーザ近傍の温度をモニタし、これを基にフィ
ードバック回路を設け半導体レーザからの光出力を常に
一定にする機構を備えている。
【0003】また、特開平11−307873号公報に
は、温度上昇による出力特性劣化の著しい半導体レーザ
を用いる場合は、半導体レーザ近傍をペルチェクーラー
等の冷却機構により温度を一定にし、かつ光出力をモニ
タすることで、安定した出力の光信号を伝搬できるよう
にする機構を備えることが記載されている。
【0004】半導体レーザを発光させると、上述の通り
光伝送モジュールは発熱し、その環境温度は70〜85
℃程度となる。この温度上昇により光伝送モジュールの
各部分は熱膨張を起こすが、光伝送モジュールは熱膨張
係数の異なる各種部品により構成されるため、その熱膨
張の形態は一様ではない。
【0005】次に、公知にはなっていないが、以前発明
者等が開発した光伝送モジュールを図11として示し、
その問題点について説明する。図11は光伝送モジュー
ルの一部断面側面図及び光結合系の側面図であり、図1
1(a)は光伝送モジュールの一部断面側面図を、図1
1(b)は光結合系の側面図を示す。図11(a)に示
す光伝送モジュールでは、半導体レーザ近傍が温度制御
されていないため、半導体レーザ1が発光することによ
り、半導体レーザ1が搭載されるサブアセンブリ12上
の部品が温度上昇する。つまり、サブアセンブリ12上
に搭載されるレンズ2も温度が上昇する。なお、図にお
いて、1は半導体レーザ、2はレンズ、3は光ファイ
バ、11はフォトダイオード、13はステム、14はモ
ジュールパッケージ、15は気密窓である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図11の光伝送モジュ
ールではサブアセンブリ12上の部品が温度上昇する
と、半導体レーザ1の熱膨張係数とレンズ2のそれとが
異なるため、図11(b)に示すように、半導体レーザ
1の光軸とレンズの中心にずれが生じ、レンズ2通過後
の光軸に傾きを発生させ、その結果光ファイバ3のコア
と集束光の結像部とが位置ずれして結合効率が低下す
る。この位置ずれ量は、レンズ2と光ファイバ3との距
離、いわゆるバックフォーカスに依存するが、条件によ
っては1μm以上になる。この位置ずれ量が大きくなる
と、結合効率が低下し、半導体レーザの出力をモニタす
ることによる光出力の補正が不可能になり、いわゆるト
ラッキングエラー、即ちレンズ2から出射された光のス
ポットが光ファイバ3のコア上に照射されなくなり、光
スポットの中心が光ファイバ3のコア中心からずれると
言う現象が発生する。
【0007】一方、半導体レーザ1近傍の温度が一定と
なるよう制御された光伝送モジュールに関しては、半導
体レーザ1近傍における熱膨張の差は発生しないが、モ
ジュールパッケージ14の熱変形による光ファイバ端部
の位置変動が発生する。この変動量はモジュールパッケ
ージ14の材料に加えてモジュールパッケージ14を固
定する台座の材料や固定方法にも依存するが、温度制御
なしの場合と同等の位置ずれを起こす場合があり、やは
りトラッキングエラーを引き起こす。
【0008】本発明の目的は、上記の問題点を解決し、
トラッキングエラーを補正することによって、光の伝送
が安定で信頼度の高い光伝送モジュールならびにそれを
用いた光通信技術を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明では、光伝送モジュールは、発光素子と
光ファイバとレンズを有し、該発光素子からの光を該レ
ンズにより集光して該光ファイバに光結合させる光伝送
モジュールであって、光伝送モジュールの温度変化に起
因して発生される該レンズから出射される集束光の結像
部と光ファイバ端部との位置ずれを補正する手段を備え
る。
【0010】第2の発明では、第1の発明において、該
位置ずれ補正手段は、該レンズと該光ファイバとの光軸
間に、屈折率温度変化の絶対値が2×10−5(1/
℃)以上である部材を設置する。
【0011】第3の発明では、第1又は2の発明におい
て、該位置ずれ補正手段は、シリコン系樹脂、エポキシ
系樹脂、ポリイミドおよびこれらを主成分とするものの
いずれかで構成されている。
【0012】第4の発明では、第1、2又は3の発明に
おいて、該位置ずれ補正手段は、平行平板又はくさび形
プリズムのいれかである。
【0013】第5の発明では、第1乃至4のいずれかの
発明において、該位置ずれ補正手段はモジュールパッケ
ージ内を気密する気密窓に貼付されている。
【0014】第6の発明では、第1乃至5のいずれかに
記載の光伝送モジュールを構成要素とする光通信システ
ム。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、幾つかの実施例を用い、図を参照して説明する。
【0016】まず、図5を用いて、本発明の原理につい
て説明する。図5は本発明の原理を説明するための光伝
送モジュールの光学系の側面図であり、図5(a)は光
学系のレンズを含めた構成を、図5(b)は本発明によ
って設けられた位置ずれ補正窓と光ファイバの個性を示
す。
【0017】光学系は、図5(a)に示す通り、半導体
レーザ1、レンズ2ならびに光ファイバ3からなってお
り、半導体レーザ1から出射した光はレンズ2によって
集光され光ファイバ3端部のコア部にてビームウェスト
を形成する。レンズ2と光ファイバ3との間の光軸上に
は、屈折率温度変化の大きい部材からなる位置ずれ補正
窓を設置している。この位置ずれ補正窓4の材質は例え
ばシリコン系樹脂、エポキシ系樹脂、又はポリイミドが
好適である。一般に、樹脂系の材料の温度による屈折率
変化(屈折率温度係数)は−40〜−10×10
−5(1/℃)である。また、後述する気密窓ようの材
料であるガラス(石英)の屈折率温度係数は+0.6〜
1×10−5(1/℃)である。シリコン樹脂の屈折率
温度変化率(温度が1℃変化した場合の屈折率の変化)
は、およそ−1.6×10−4−1(1℃当たり、−
1.6×10−4)である。この値は、石英の1×10
−5−1に比べ一桁以上大きい値であり、温度上昇に
よる屈折率の変化量が大きくなる。
【0018】今、位置ずれ補正窓の形状を平行平板4a
とし、その厚みをdとし、光軸に対してφだけ傾けて設
置している場合について説明する。レンズ2を透過した
光は、窓4aを通過すると、図5(b)に示すように窓
の屈折率と媒質(空気)のそれとの違いにより屈折を起
こし、光軸は平行移動する。平行平板4aを通過した光
ビームの平行移動量yは
【0019】
【数1】 で表される。但し、n:窓4aの屈折率、n:媒質
(空気)の屈折率である。光軸のシフト方向は、図に示
される通り平行平板4aが傾いている方向である。この
シフト量の温度変化による位置ずれ量Δyは、(数1)
の窓の屈折率に温度変化により変動した屈折率n’
【0020】
【数2】 を代入し(ΔT:温度差、∂n/∂T:窓の屈折率温度
変化率)、これらの差分をとれば算出できる。
【0021】傾き角の範囲については、半導体レーザへ
の反射戻り光の影響を補正する点から、φは6°以上が
望ましい。6°より少ないと、レーザ光が平行平板4a
で反射して半導体レーザ1に戻り、半導体レーザ1に悪
影響を及ぼす。また、過度に傾けると光軸のシフト量が
大きくなりすぎるので、上限は20°である。厚みに関
しては、窓の強度確保の点から、窓の直径が2mm程度
の場合は0.5mm以上あることが望ましい(0.5m
mより少ない場合には強度が足りない)。窓厚の上限
は、透過損やレンズと光ファイバのバックフォーカスの
点から2mm程度である。今、レンズ2と光ファイバ3
間の距離を5mmとすると、平行平板4aを設けると、
レンズ2と光ファイバ3間の距離をもっと短くする必要
がある。厚さdはこれらの関係から規定される。
【0022】以上の範囲内でシリコン樹脂からなる平行
平板4aにより光軸を補正できる量は、図6に示す斜線
の範囲となる。図6は平行平板を使用した場合の温度変
化に対する光軸のシフト量を示す特性図であり、横軸は
温度(℃)を、縦軸は光軸のシフト量を示す。温度変化
による屈折率の変化率(TOC:Thermal Op
tical Constant)が−1.6×10−4
(1/℃)の材質の平行平板4aを用い、φ=20°、
d=2mmの場合のグラフ(線)を61、φ=6°、d
=0.5mmの場合のグラフ(2点鎖線)を62、φ=
8°、d=1.7mmの場合のグラフ(点線)を63で
示している。この場合、グラフ61とグラフ62の間が
光軸の補正可能領域となる。即ち、平行平板4aの傾斜
角度φと厚さdの組合せを種々変化させることによっ
て、グラフ61とグラフ62の間の範囲の光軸のずれを
補正することができる。このように、光伝送モジュール
の温度変化による光軸の位置ずれ量と同じ量だけ変動す
る窓の条件(窓の部材、傾き角および厚み)を選定し、
平行平板4aの傾きを光軸の位置ずれが起こる方向と逆
の方向に変動するように傾きの方向を設定すれば、温度
変化による光軸の位置ずれをキャンセルすることがで
き、よってトラッキングエラーを回避することができ
る。
【0023】図7は平行平板を使用した場合の温度変化
に対する光軸のシフト量を示す他の特性図であり、横軸
は温度(℃)を、縦軸は光軸のシフト量を示す。本特性
図では、平行平板4aの角度φ=20°、d=2mmと
し、温度変化による光スポット(結像部)のずれが温度
85°で最大1.2μmとした場合、屈折率温度変化率
(TOC)が−1.6×10−4(1/℃)の材質の平
行平板と、屈折率温度変化率(TOC)が−6×10
−5(1/℃)の材質の平行平板4aとを用いて補正可
能なシフト量を計算した。屈折率温度変化率が−1.6
×10−4(1/℃)の材質の平行平板のシフト量を示
すグラフを71、屈折率温度変化率が−6×10
−5(1/℃)の材質の平行平板のシフト量を示すグラ
フを72で示す。従って、平行平板4aの傾き角度φ
と、厚さdを固定した場合、−1.6×10−4(1/
℃)〜−6×10−4(1/℃)の屈折率温度変化率を
もつ材料を用いることによって、グラフ71〜グラフ7
2の間のシフト量を補正することができる。このことか
ら、85°で、1.2μmの光軸のシフト量を補正する
ことができる温度係数の下限の絶対値は6×10
−5(1/℃)となる。但し、この場合、並行平板4a
の屈折率は1.4である。
【0024】次に、光軸補正機構としてくさび型プリズ
ム状の窓を用いた場合の原理を、図8を用いて説明す
る。図8は本発明の他の原理を説明するための光伝送モ
ジュールの光学系の側面図であり、図8(a)は光学系
のレンズを含めた構成を、図8(b)は本発明によって
設けられた位置ずれ補正窓と光ファイバの個性を示す。
この原理では、位置ずれ補正窓としてくさび型プリズム
を用いる。くさび型プリズム4bの光軸補正量を決める
因子としては、平行平板4aの窓における因子に加え
て、くさび角度αが挙げられる。図に示すように、半導
体レーザ側にくさび角度のある面を設置すれば、反射戻
り光の影響を回避することができ、よって平行平板4a
の窓のように傾きを設ける必要がなくなる。また、くさ
び形プリズム4bを用いた場合の特徴としては、プリズ
ム通過後の光軸に傾きが生じ、この光軸の傾き角も温度
変化によって変動する点である。プリズムの設置角を0
°として、くさび角度α、厚みをdとすると、くさび型
プリズム透過後の光軸の傾きθは
【0025】
【数3】 で表される。ここでθ
【0026】
【数4】 である。結像部の光ファイバとの位置ずれ量は、プリズ
ムと光ファイバとの光学的距離に依存する。これをDf
とすると、結像部の光軸垂直位置シフト量yは
【0027】
【数5】 となる。このシフト量の温度変化による変動量は、平行
平板と同様、温度上昇時の屈折率n’を数式2から求
め、その差分をとることで求まる。
【0028】くさび型プリズムの寸法範囲については、
平行平板型と同様で、くさび角度は6〜20°、厚みは
0.5〜2mm程度が望ましい。くさび型プリズムにて
補正可能な位置ずれ量は、Dfが1mmの場合は図8に
示す通りである。図9はくさび型プリズムを使用した場
合の温度変化に対する光軸のシフト量を示す更に他の特
性図であり、横軸は温度(℃)を、縦軸は光軸のシフト
量を示す。温度変化による屈折率の変化率(TOC)が
−1.6×10−4(1/℃)の材質のくさび型プリズ
ム4bを用い、α=20°、d=2mmの場合のグラフ
(線)を91、α=6°、d=0.5mmの場合のグラ
フ(2点鎖線)を92、α=8°、d=1.7mmの場
合のグラフ(点線)を93で示している。この場合は、
図6の場合と同様、α、dの値を適宜選択することによ
って、グラフ91〜グラフ92の間の方軸のシフト量を
補正することができる。
【0029】図10はくさび型プリズムを使用した場合
の温度変化に対する光軸のシフト量を示す他の特性図で
あり、横軸は温度(℃)を、縦軸は光軸のシフト量を示
す。本特性図では、くさび型プリズム4bの角度α=2
0°、d=2mm、Df=1mmとし、屈折率温度変化
率(TOC)が−1.6×10−4(1/℃)の材質の
くさび型プリズム4bと、屈折率温度変化率(TOC)
が−2×10−5(1/℃)の材質のくさび型プリズム
4bとを用いてシフト量を計算した。屈折率温度変化率
(TOC)が−1.6×10−4(1/℃)の材質のく
さび型プリズムのシフト量を示すグラフを101、屈折
率温度変化率が−2×10−5(1/℃)の材質のくさ
び型プリズムのシフト量を示すグラフを102で示す。
従って、くさび型プリズム4bの傾き角度αと、厚さ
d、Dfを固定した場合、−1.6×10−4(1/
℃)〜−6×10−5(1/℃)の屈折率温度変化率を
もつ材料を用いることによって、グラフ101〜グラフ
102の間の光軸のシフト量を補正することができる。
このことから、85°で、1.2μmの光軸のシフト量
を補正することができる温度係数の下限の絶対値は2×
10−5(1/℃)となる。但し、この場合、並行平板
4aの屈折率は1.4である。
【0030】以下、本発明の第1の実施例について、図
1を用いて説明する。図1は本発明による光伝送モジュ
ールの第1の実施例を示す断面側面図である。本実施例
の光学系は、半導体レーザ1、レンズ2、光ファイバ3
により構成されている。また、レンズ2と光ファイバの
光軸上に、屈折率の温度変化の大きい部材からなり、平
行平板やくさび型プリズム等に構成されている位置ずれ
補正窓4が設けられている。窓4の材料にはシリコン樹
脂を用いている。半導体レーザ1及びレンズ2はサブア
センブリ12上に搭載されている。本実施例ではこれら
の温度を一定にする機構は設けていない。レンズ2は、
サブアセンブリ12に設けられた溝上に搭載されてい
る。これら部品が搭載されたサブアセンブリ12は、ス
テム13に搭載され、またステム13はモジュールパッ
ケージ14の底面のしかるべき位置に固定される。ま
た、半導体レーザ1の後方には、半導体レーザ1の出力
をモニタするフォトダイオード11が固定されている。
光ファイバ3はレンズ2の前方に取り付けられる。半導
体レーザ1を発光させ、光ファイバ3の結合効率が最も
高くなる位置に光ファイバ3のxyz軸を調整した後に
モジュールパッケージ14に固定する。レンズ2と光フ
ァイバ3との間には、気密窓15が設けられている。こ
れは、フォトダイオード11や半導体レーザ1が吸湿に
より特性劣化を起こすことを回避するために、モジュー
ルパッケージ14内を気密封止するために必要とされる
ものである。屈折率温度変化の大きい部材からなる窓4
にはシリコン樹脂やポリイミド等が用いられるが、これ
らの材料も吸湿性があるため、気密窓15のレンズ側、
すなわち気密封止されたモジュールパッケージ内に設置
することが望ましい。
【0031】半導体レーザ1は、InP基板からなるフ
ァブリ−ペロ型レーザで、熱膨張係数は4.6×10
−6−1ある。一方、レンズ2は0.8mmφ、焦点
距離0.456mmの球レンズで、熱膨張係数は8×1
−6−1である。光ファイバ3はモードフィールド
半径が4.75μm(λ=1.31μm)のシングルモ
ードファイバである。本実施例では、像倍率m=5を得
るために、半導体レーザ−レンズ間光学的距離を0.5
5mm、レンズ−光ファイバ間光学的距離を2.74m
mとしている。
【0032】この光伝送モジュールを動作させると、モ
ジュールの温度は室温(25℃)から約85℃に変動す
る。半導体レーザ1及びレンズ2もこの温度に達する
が、このとき、半導体レーザ1の熱膨張係数とレンズ2
のそれが異なるため、半導体レーザ1の光軸とレンズ2
の中心軸は垂直方向に位置ずれを生じる。本実施例の場
合その位置ずれは約0.2μmで、レンズの中心軸の方
が高くなる。半導体レーザとレンズが光軸垂直方向にx
だけ位置ずれを起こしたとき、レンズを通過した後の集
束光は、レンズの焦点距離をfとすると、θ=x/fだ
け傾く。すなわち、本実施例においては、0.025°
だけ傾きが生じる。本発明による屈折率温度変化の大き
い部材を用いた窓4がない場合は、これにレンズ−光フ
ァイバ間距離を掛けた値、すなわち約1.2μmが、結
像部での光ファイバとの位置ずれ量となる。位置ずれの
方向は光ビームが垂直方向上方にシフトする。本実施例
では、この位置ずれ量を予め見積り、これを補償できる
ように窓4の形状を選定している。図6のグラフに示す
ように、温度が25℃から85℃に上昇したときに1.
2μm位置ずれを起こす条件として、窓の傾き角を8
°、厚み1.7mmを選択した。窓4の傾き方向は、平
行平板の場合は、図1に示す通り、垂直な配置から上方
をレンズ2側に傾斜させる。また、くさび型プリズムの
場合はくさびの傾斜を垂直方向から上側がレンズ2側に
傾斜するように構成する。
【0033】シリコン樹脂の屈折率温度変化率は負の値
で、温度の上昇によって屈折角が減少するため、このよ
うに設置すれば温度の上昇とともに窓4による光軸シフ
トは垂直方向下方へ移動する。よって、上述の半導体レ
ーザ1とレンズ2の位置ずれに起因する位置ずれをキャ
ンセルすることができる。
【0034】このような光伝送モジュールを用いること
により、光伝送モジュールを動作させモジュールの温度
が上昇しても、光軸の位置ずれに起因するトラッキング
エラーの発生を補正し、安定で信頼度の高い光伝送モジ
ュールを提供することができる。
【0035】次に、本発明の第2の実施例について、図
2を用いて説明する。図2は本発明による光伝送モジュ
ールの第2の実施例を示す断面側面図である。本実施例
は、基本的な構造は図1と同様であり、図1と同じ構成
要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。本実
施例では半導体レーザ1やレンズ2の仕様は図1と同様
であるが、屈折率温度変化の大きい部材からなる窓4を
気密窓15に貼り付けている点が図1の実施例と異な
る。貼付方法は、本実施例では接着剤を介して熱圧着す
る方法をとった。但し、例えばワニス状のポリマー前駆
体を塗膜し、熱硬化させるという他の方法を用いても構
わない。本実施例の利点としては、モジュール組立前に
予め気密窓に貼付することで、モジュールパッケージ組
立工程が容易化・短縮化されることが挙げられる。光学
系の条件は図1と同様であるため、温度変化による光軸
の位置ずれ量も同じく約1.2μmであり、この位置ず
れをキャンセルする窓4の形状も図1と同一となる。
【0036】このような光伝送モジュールを用いること
により、図1の実施例と同様、トラッキングエラーの発
生を補正し、安定で信頼度の高い光伝送モジュールを提
供することができる。
【0037】次に、本発明の第3の実施例について、図
3を用いて説明する。図3は本発明による光伝送モジュ
ールの第3の実施例を示す断面側面図である。本実施例
においても、基本的な構造は図1と同様であるが、レン
ズ2に非球面レンズを用いていること、また屈折率の温
度変化の大きい部材からなる窓4にくさび型プリズム4
bを用いていることが異なる。非球面レンズ2aは、
1.5mmφ、焦点距離0.8mm、半導体レーザ1と
レンズ2表面の光学的距離(作動距離)は0.6mm、
レンズ2表面と光ファイバ3の光学的距離は4.7mm
としている。この光学系の場合、モジュール温度が25
℃から85℃に上昇したときの集束光と結像部と光ファ
イバとの光軸垂直位置ずれは約2.5μmと見積もられ
る。この位置ずれをキャンセルできるくさび型プリズム
4bの形状として、くさび角8°、厚み1.7mm、な
らびにプリズムと光ファイバ間光学的距離1mmを選定
した(図9参照)。
【0038】本実施例による効果は、上述の実施例と同
様であり、トラッキングエラーの発生を補正し、安定で
信頼度の高い光伝送モジュールを提供することができ
る。
【0039】最後に、本発明の第4の実施例について、
図4を用いて説明する。図4は本発明による光伝送モジ
ュールの第4の実施例を示す断面側面図である。本実施
例の光学系も、半導体レーザ1、レンズ2、光ファイバ
3により構成され、レンズ2と光ファイバ3との間に屈
折率の温度変化の大きい部材からなる窓4が設けられて
いる。本実施例の他との違いは、半導体レーザ1とレン
ズ2が固定されたサブアセンブリ12を搭載したステム
13を、ペルチェクーラー17によって温度一定にする
機構を有している点である。半導体レーザ1には、In
PからなるDFBレーザを用いている。レンズ2は、焦
点距離0.8mmの非球面レンズを用いている。半導体
レーザ1とレンズ2表面の光学的距離(作動距離)は
0.6mm、レンズ2の表面と光ファイバ3の光学的距
離は4.7mmとしている。光伝送モジュールを動作さ
せても、半導体レーザ1及びレンズ2は温度一定である
ため、第1の実施例のような半導体レーザ1とレンズ2
との位置ずれに起因する光軸ずれは発生しない。しかし
ながら、サブアセンブリ12の温度が一定になる一方、
モジュールパッケージ14は約85℃まで上昇するため
熱膨張を起こし、モジュールに固定される光ファイバ3
と、熱膨張を起こさないステム13に搭載された半導体
レーザ1から出射される光との間で位置ずれを起こす。
但し、この場合は、モジュールパッケージ部材の熱膨張
係数のみならず、モジュールパッケージ14の形態やモ
ジュールパッケージ14を固定する台座の材料や固定方
法によって位置ずれ量が変動するため、単純な計算では
位置ずれ量を見積もることができない。本実施例では、
実測の結果、窓4がない場合の光軸と光ファイバの位置
ずれ量は約1μmであった。
【0040】窓4として、平行平板4aを用いた場合、
25℃から85℃への温度変化で1μm変動する条件と
して、傾き角8°、厚み1.5mmを選定した。屈折率
温度変化の大きい部材からなる窓4の設置方法について
は、上述のくさび形プリズム状の窓や気密窓に貼付する
方法を用いても構わない。
【0041】このような形態をとることにより、他の実
施例と同様、トラッキングエラーの発生を補正し、安定
で信頼度の高い光伝送モジュールを提供することができ
る。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、温
度上昇に起因するトラッキングエラーを補正することが
でき、安定で信頼度の高い光伝送モジュールを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光伝送モジュールの第1の実施例
を示す断面側面図である。
【図2】本発明による光伝送モジュールの第2の実施例
を示す断面側面図である。
【図3】本発明による光伝送モジュールの第3の実施例
を示す断面側面図である。
【図4】本発明による光伝送モジュールの第4の実施例
を示す断面側面図である。
【図5】本発明の原理を説明するための光伝送モジュー
ルの光学系の側面図である。本発明に係る光伝送モジュ
ールの光結合系の概念を示す図である。
【図6】平行平板を使用した場合の温度変化に対する光
軸のシフト量を示す特性図である。
【図7】平行平板を使用した場合の温度変化に対する光
軸のシフト量を示す他の特性図である。
【図8】本発明の他の原理を説明するための光伝送モジ
ュールの光学系の側面図である。
【図9】くさび型プリズムを使用した場合の温度変化に
対する光軸のシフト量を示す更に他の特性図である。
【図10】くさび型プリズムを使用した場合の温度変化
に対する光軸のシフト量を示す他の特性図である。
【図11】光伝送モジュールの一部断面側面図及び光結
合系の側面図である。
【符号の説明】
1…半導体レーザ、2、2a…レンズ、3…光ファイ
バ、4…屈折率の温度変化の大きい部材からなる位置ず
れ補正窓、4a…平行平板、4b…くさび型プリズム、
11…フォトダイオード、12…サブアセンブリ、13
…ステム、14…モジュールパッケージ、15…気密
窓、17…ペルチェクーラー。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光素子と光ファイバとレンズを有し、該
    発光素子からの光を該レンズにより集光して該光ファイ
    バに光結合させる光伝送モジュールであって、光伝送モ
    ジュールの温度変化に起因して発生される該レンズから
    出射される集束光の結像部と光ファイバ端部との位置ず
    れを補正する手段を備えたことを特徴とする光伝送モジ
    ュール。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光伝送モジュールにおい
    て、該位置ずれ補正手段は、該レンズと該光ファイバと
    の光軸間に、屈折率温度変化の絶対値が2×10
    −5(1/℃)以上である部材を設置することを特徴と
    する光伝送モジュール。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の光伝送モジュールに
    おいて、該位置ずれ補正手段は、シリコン系樹脂、エポ
    キシ系樹脂、ポリイミドおよびこれらを主成分とするも
    ののいずれかで構成されていることを特徴とする光伝送
    モジュール。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3記載の光伝送モジュー
    ルにおいて、該位置ずれ補正手段は、平行平板又はくさ
    び形プリズムのいれかであることを特徴とする光伝送モ
    ジュール。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかに記載の光伝送
    モジュールにおいて、該位置ずれ補正手段はモジュール
    パッケージ内を気密する気密窓に貼付されていることを
    特徴とする光伝送モジュール。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかに記載の光伝送
    モジュールを構成要素とする光通信システム。
JP2002049199A 2002-02-26 2002-02-26 光伝送モジュールおよびそれを用いた光通信システム Expired - Lifetime JP3797940B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002049199A JP3797940B2 (ja) 2002-02-26 2002-02-26 光伝送モジュールおよびそれを用いた光通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002049199A JP3797940B2 (ja) 2002-02-26 2002-02-26 光伝送モジュールおよびそれを用いた光通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003248144A true JP2003248144A (ja) 2003-09-05
JP3797940B2 JP3797940B2 (ja) 2006-07-19

Family

ID=28661773

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002049199A Expired - Lifetime JP3797940B2 (ja) 2002-02-26 2002-02-26 光伝送モジュールおよびそれを用いた光通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3797940B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7693372B2 (en) 2005-06-29 2010-04-06 Nec Corporation Optical communication module using refraction plate for optical axis compensation, and manufacturing method of the same
WO2013011938A1 (ja) * 2011-07-15 2013-01-24 株式会社エンプラス 光レセプタクルおよびこれを備えた光モジュール
CN107045167A (zh) * 2016-02-05 2017-08-15 三菱电机株式会社 光模块
JP2019140240A (ja) * 2018-02-09 2019-08-22 住友電気工業株式会社 光モジュール及び光モジュールの製造方法
CN117111235A (zh) * 2023-10-17 2023-11-24 成都光创联科技有限公司 光器件高低温功率跌落的补偿系统、制作及补偿方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6076151B2 (ja) * 2012-12-06 2017-02-08 三菱電機株式会社 光モジュール及び光伝送方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7693372B2 (en) 2005-06-29 2010-04-06 Nec Corporation Optical communication module using refraction plate for optical axis compensation, and manufacturing method of the same
WO2013011938A1 (ja) * 2011-07-15 2013-01-24 株式会社エンプラス 光レセプタクルおよびこれを備えた光モジュール
JP2013024917A (ja) * 2011-07-15 2013-02-04 Enplas Corp 光レセプタクルおよびこれを備えた光モジュール
CN107045167A (zh) * 2016-02-05 2017-08-15 三菱电机株式会社 光模块
JP2019140240A (ja) * 2018-02-09 2019-08-22 住友電気工業株式会社 光モジュール及び光モジュールの製造方法
CN117111235A (zh) * 2023-10-17 2023-11-24 成都光创联科技有限公司 光器件高低温功率跌落的补偿系统、制作及补偿方法
CN117111235B (zh) * 2023-10-17 2023-12-19 成都光创联科技有限公司 光器件高低温功率跌落的补偿系统、制作及补偿方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3797940B2 (ja) 2006-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5313333A (en) Method and apparatus for combined active and passive athermalization of an optical assembly
JP3909257B2 (ja) 光結合装置
US7267492B2 (en) Optical integrated device
US6658031B2 (en) Laser apparatus with active thermal tuning of external cavity
CN1275062C (zh) 光学元件在光电包装中的固定
US7869475B2 (en) Misalignment prevention in an external cavity laser having temperature stabilisation of the resonator and the gain medium
JP2000091688A (ja) 光電素子を製造するための方法
WO2000057522A1 (en) Vcsel power monitoring system using plastic encapsulation techniques
JP2002520858A (ja) 外部空洞型レーザー
JPH09211272A (ja) 光モジュール
US7439533B2 (en) Optical module and optical communication device
US20080232747A1 (en) Optical axis adjusting method, optical module producing method, optical axis adjusting apparatus, and optical module
US20070291800A1 (en) Liquid Crystal Polymer Optical Filter Carrier
US20140161391A1 (en) Optical module and optical transmission method
JP5598845B2 (ja) レーザモジュール
JP6753478B2 (ja) 光モジュール
JP2003248144A (ja) 光伝送モジュールおよびそれを用いた光通信システム
EP0589711B1 (en) Optical coupling equipment for an optical semiconductor and an optical fiber
US11862930B2 (en) Optical module having restriction body fixed to stem and having a linear thermal expansion coefficient smaller than that of the stem
JP6593547B1 (ja) 光モジュール
JPH11194289A (ja) 走査光学装置
US20050025420A1 (en) Optical sub-assembly laser mount having integrated microlens
US20230280551A1 (en) Optical module
US7684133B2 (en) Optical module
JP3178152B2 (ja) 半導体レーザー装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050816

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051013

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20051013

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060411

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060418

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3797940

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090428

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100428

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110428

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120428

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120428

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130428

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130428

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term