JP2003247793A - 蓄熱ユニットおよびその製造方法 - Google Patents

蓄熱ユニットおよびその製造方法

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JP2003247793A JP2002048335A JP2002048335A JP2003247793A JP 2003247793 A JP2003247793 A JP 2003247793A JP 2002048335 A JP2002048335 A JP 2002048335A JP 2002048335 A JP2002048335 A JP 2002048335A JP 2003247793 A JP2003247793 A JP 2003247793A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を低減でき、しかも製造が容易とな
って製造コストを低減することができる上、蓄熱容量を
多く確保できて高性能化が図れる蓄熱ユニットおよびそ
の製造方法の提供。 【解決手段】 一端に開口15を備える有底筒状の外壁
部16と、熱量を有する流体を流動させる流体流路19
を外壁部16よりも内側に形成する流体流路形成部20
と、蓄熱材が充填される蓄熱材充填空間22を外壁部1
6よりも内側に流体流路19に隣接して形成する蓄熱材
充填空間形成部23とが一体成形されるとともに、開口
15を対向させるように前後に配設される少なくとも2
以上の主部材12と、隣り合う主部材12同士の間を仕
切るセパレータ39,43と、前端にある主部材12の
前側および後端にある主部材12の後側にそれぞれ配設
される蓋部材46とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃熱回収に適した
蓄熱ユニットおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、内燃機関においては、駆動時に
多くの廃熱を発生させる一方で、起動時には熱量を付与
することで起動が円滑になることから、駆動時の廃熱を
蓄熱して起動時のウォームアップに使用するように蓄熱
ユニットが設けられたものがある。
【0003】従来の蓄熱ユニットに関するものとして、
例えば、特公平5−4244号公報に開示されたものが
ある。この蓄熱ユニットは、内箱とこの内箱の外側を覆
う断熱材とこの断熱材の外側を覆う外箱とを有し、中心
部分の一側に流体を導入させるための入口部が設けられ
るとともに中心部分の他側に流体を排出させるための出
口部が設けられた箱体と、包体内に蓄熱材を封入してな
るとともに箱体内に配置される蓄熱体と、この蓄熱体が
巻き付けられる心材とを有している。そして、蓄熱体は
複数のスペーサを介在させつつ心材に渦状に巻きつけら
れることによって、熱交換される流体を流す流体流路と
なる隙間を形成するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の蓄熱ユニットで
は、包体に蓄熱材を封入して蓄熱体を形成するととも
に、この蓄熱体をスペーサを介することで流体流路とな
る隙間を形成しつつ心材に渦状に巻きつけるようになっ
ており、部品点数が多く、しかも製造が煩雑であること
から製造コストが増大してしまうという問題があった。
【0005】また、蓄熱体をスペーサを介することで流
体流路となる隙間を形成しつつ心材に渦状に巻きつける
ため、心材が必ず必要であり、この心材の分、蓄熱容量
が少なくなってしまうという問題もあった。
【0006】したがって、本発明は、部品点数を低減で
き、しかも製造が容易となって製造コストを低減するこ
とができる上、蓄熱容量を多く確保できて高性能化が図
れる蓄熱ユニットおよびその製造方法の提供を目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の蓄熱ユニットは、両端が開
口する筒状の外壁部(例えば実施の形態における外壁部
16)と、熱量を有する流体を流動させる流体流路(例
えば実施の形態における流体流路19)を前記外壁部よ
りも内側に形成する流体流路形成部(例えば実施の形態
における流体流路形成部20)と、蓄熱材(例えば実施
の形態における蓄熱材21)が充填される蓄熱材充填空
間(例えば実施の形態における蓄熱材充填空間22)を
前記外壁部よりも内側に前記流体流路に隣接して形成す
る蓄熱材充填空間形成部(例えば実施の形態における蓄
熱材充填空間形成部23)とが一体成形されるととも
に、開口を対向させるように前後に配設される少なくと
も2以上の主部材(例えば実施の形態における主部材1
2)と、隣り合う前記主部材同士の間を仕切るセパレー
タ(例えば実施の形態における第1セパレータ39およ
び第2セパレータ43)と、前端にある前記主部材の前
側および後端にある前記主部材の後側にそれぞれ配設さ
れる蓋部材(例えば実施の形態における蓋部材46)と
を有することを特徴としている。
【0008】これにより、外壁部と、熱量を有する流体
を流動させる流体流路を外壁部よりも内側に形成する流
体流路形成部と、蓄熱材が充填される蓄熱材充填空間を
外壁部よりも内側に流体流路に隣接して形成する蓄熱材
充填空間形成部とを一体成形して主部材を形成し、その
後、例えば、少なくとも2以上の主部材を間にセパレー
タを介して連結させるとともに、前端にある主部材の前
側および後端にある主部材の後側に蓋部材を連結させ、
蓄熱材充填空間に蓄熱材を充填させればよいことにな
る。このため、包体に蓄熱材を封入して蓄熱体を形成す
るとともにこの蓄熱体をスペーサを介することで流体流
路となる隙間を形成しつつ心材に渦状に巻きつけるもの
に比して、部品点数が減るとともに、製造が容易とな
る。しかも、主部材の外壁部、流体流路形成部および蓄
熱材充填空間形成部を一体に形成してなるため、心材が
不要となり、その分、流体流路および蓄熱部を大きくす
ることができる。
【0009】本発明の請求項2記載の蓄熱ユニットは、
請求項1記載のものに関して、前記主部材には、熱量の
放熱を防ぐため断熱材(例えば実施の形態における断熱
材36)が配置されまたは空間とされる断熱空間(例え
ば実施の形態における断熱空間17)を、前記外壁部
と、前記流体流路形成部および前記蓄熱材充填空間形成
部との間に形成する断熱空間形成部(例えば実施の形態
における断熱空間形成部18)がさらに一体成形されて
いることを特徴としている。
【0010】このように、主部材には、外壁部と、熱量
を有する流体を流動させる流体流路を外壁部よりも内側
に形成する流体流路形成部と、蓄熱材が充填される蓄熱
材充填空間を外壁部よりも内側に流体流路に隣接して形
成する蓄熱材充填空間形成部とに加えて、断熱材が配置
されまたは空間とされる断熱空間を形成する断熱空間形
成部がさらに一体成形されているため、この断熱空間形
成部の分も部品点数が減るとともに、製造が容易とな
る。
【0011】本発明の請求項3記載の蓄熱ユニットは、
請求項1または2記載のものに関して、前記蓋部材に
は、前記流体流路に通じる流体流通開口(例えば実施の
形態における流体流通開口52)を形成する流体流通口
部(例えば実施の形態における流体流通口部48)が一
体成形されていることを特徴としている。
【0012】このように、蓋部材には、流体流路に通じ
る流体流通開口を形成する流体流通口部が一体成形され
ているため、流体流路に通じる流体流通口部の分も部品
点数が減るとともに、製造が容易となる。
【0013】本発明の請求項4記載の蓄熱ユニットは、
請求項1乃至3のいずれか一項記載のものに関して、前
記蓋部材には、前記蓄熱材充填空間に通じる蓄熱材充填
開口(例えば実施の形態における蓄熱材充填開口53)
を形成する蓄熱材充填口部(例えば実施の形態における
蓄熱材充填口部49)が一体成形されていることを特徴
としている。
【0014】このように、蓋部材には、蓄熱材充填空間
に通じる蓄熱材充填開口を形成する蓄熱材充填口部が一
体成形されているため、蓄熱材充填空間に通じる蓄熱材
充填開口の分も部品点数が減るとともに、製造が容易に
なる。
【0015】本発明の請求項5記載の蓄熱ユニットは、
請求項1乃至4のいずれか一項記載のものに関して、前
記セパレータには、隣り合う前記主部材の前記流体流路
同士を連通させる流体流路連通穴(例えば実施の形態に
おける流体流路連通穴40,44)が形成されているこ
とを特徴としている。
【0016】このように、セパレータに、隣り合う主部
材の流体流路同士を連通させる流体流路連通穴が形成さ
れているため、一方の流体流通開口から導入された流体
を、少なくとも2以上の主部材のすべての流体流路に通
過させることができる。
【0017】本発明の請求項6記載の蓄熱ユニットは、
請求項1乃至5のいずれか一項記載のものに関して、前
記セパレータには、隣り合う前記主部材の前記蓄熱材充
填空間同士を連通させる蓄熱材充填空間連通穴(例えば
実施の形態における蓄熱材充填空間連通穴41,45)
が形成されていることを特徴としている。
【0018】このように、セパレータに、隣り合う主部
材の蓄熱材充填空間同士を連通させる蓄熱材充填空間連
通穴が形成されているため、隣り合う主部材の蓄熱材充
填空間に一度に蓄熱材を充填することができる。
【0019】本発明の請求項7記載の蓄熱ユニットは、
請求項1乃至6のいずれか一項記載のものに関して、少
なくとも2以上の前記主部材は、同一形状をなしている
ことを特徴としている。
【0020】このように、少なくとも2以上の主部材が
同一形状をなしているため、一体成形のための金型を各
主部材で共用できる。
【0021】本発明の請求項8記載の蓄熱ユニットは、
請求項1乃至7のいずれか一項記載のものに関して、前
記流体流路および前記蓄熱材充填空間は、それぞれ一重
螺旋状または多重螺旋状をなしていることを特徴として
いる。
【0022】このように、流体流路および蓄熱材充填空
間は、それぞれ一重螺旋状または多重螺旋状をなしてい
るため、流体流路および蓄熱材充填空間の屈曲回数を少
なく保ったまま、蓄熱材との伝熱面積を大きくとること
ができ、かつ流路抵抗を少なく抑えることができる。
【0023】本発明の請求項9記載の蓄熱ユニットの製
造方法は、請求項1乃至8のいずれか一項記載の蓄熱ユ
ニットの製造方法であって、前記主部材を、射出成形ま
たは押出成形により成形し、少なくとも2以上の前記主
部材と、前記セパレータと、一対の前記蓋部材とを接合
し一体化することを特徴としている。
【0024】このように、主部材を、射出成形または押
出成形により成形するため、主部材を簡易に作成でき、
熱収縮にも強くなる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1〜図6
を参照して以下に説明する。
【0026】本実施形態の蓄熱ユニット11は、図1に
示すように、多角形筒状、具体的には六角形筒状の主部
材12を複数、具体的には四つ有している。
【0027】主部材12は、図2にも示すように、両端
に開口15を備える六角形筒状の外壁部16と、熱量の
放熱を防ぐための断熱空間17を外壁部16よりも内側
に形成する断熱空間形成部18と、熱量を有する流体を
流動させる流体流路19を断熱空間17よりも内側(す
なわち外壁部16よりも内側)に形成する流体流路形成
部20と、蓄熱材21が充填される蓄熱材充填空間22
を断熱空間17よりも内側(すなわち外壁部16よりも
内側)に流体流路19に隣接して形成する蓄熱材充填空
間形成部23とを有している。なお、上記により断熱空
間形成部18は、外壁部16と、流体流路形成部20お
よび蓄熱材充填空間形成部23との間に断熱空間17を
形成する。
【0028】以下、主部材12について図2を主に参照
してさらに説明する。
【0029】主部材12は、外壁部16の各角部の内面
から中心側に突出する複数、具体的には六ケ所の壁部3
1と、これら壁部31の内端部同士を連結させる、外壁
部16と同じ六角形状の壁部32とを有している。
【0030】また、主部材12は、壁部32の各壁部3
1近傍から螺旋状をなして中心側に延出する複数、具体
的には六ケ所の壁部33と、各壁部33の内側に各壁部
33と対をなして所定の間隔をあけつつ螺旋状に延出す
る複数、具体的には六ケ所の壁部34とを有しており、
これら壁部33,34は、対をなさずに隣り合うもの同
士が中心側で連結されている。
【0031】なお、壁部31〜34は、すべて全長にわ
たって外壁部16の両開口15側の端部に軸線方向にお
ける高さを一致させている。
【0032】そして、外壁部16の内面を含む内面側の
部分と、壁部31の壁面を含む壁面側の部分と、壁部3
2の外面を含む外面側の部分とで筒状に連結される所定
部分が、それぞれ断熱空間形成部18を構成しており、
これら複数(具体的には6カ所)の断熱空間形成部18
の内側に熱量の放熱を防ぐための断熱空間17がそれぞ
れ形成される。
【0033】以上のような形状に主部材12は一体成形
されている。
【0034】断熱空間17内には、ウレタン等の断熱材
36がそれぞれ充填されることになるが、断熱空間17
を何も充填せず空間のままとしておいてもこの空間の空
気層が熱量の放熱を防ぐことになる。なお、断熱空間形
成部18に光沢加工を施すことにより断熱性能をさらに
高めるようにしてもよい。ここで、断熱空間17および
断熱空間形成部18を形成しない場合もある。
【0035】また、対をなす壁部33,34の互いに対
向する壁面を含む壁面側の部分が、すべて中心側で連結
して多重螺旋状の蓄熱材充填空間形成部23を構成して
おり、この蓄熱材充填空間形成部23の内側に蓄熱材充
填空間22が形成される。つまり、この蓄熱材充填空間
22は、中心側で互いに連通する複数、具体的には6カ
所の多重螺旋状の分岐部37で構成されている。
【0036】そして、この蓄熱材充填空間22に蓄熱材
21が充填される。ここで、蓄熱材充填空間22に充填
される蓄熱材21は、潜熱蓄熱材であり、エリスリトー
ル、キシリトール、ソルビトール等の糖アルコール系の
ものや、Mg(NO3)2−6H2O等が用いられる。
【0037】さらに、対をなさない壁部33,34の互
いに対向する壁面を含む壁面側の部分と壁部32の一部
とが、それぞれ独立して多重螺旋状をなす複数、具体的
には6カ所の流体流路形成部20を構成しており、これ
らの流体流路形成部20の内側にそれぞれ流体流路19
が形成される。
【0038】本実施形態の蓄熱ユニット11は、図1お
よび図3に示すように、多角形状、具体的には六角形状
の第1セパレータ39を複数有している。第1セパレー
タ39は、前後に隣り合う主部材12同士の間に配置さ
れるもので、第1セパレータ39には、両側に隣接して
配置される一対の主部材12の流体流路19の対応する
ものの外端部同士を連通させる複数、具体的には六ケ所
の流体流路連通穴40と、両側に隣接して配置される一
対の主部材12の蓄熱材充填空間22の分岐部37の対
応するものの外端部同士を連通させる複数、具体的には
六ケ所の蓄熱材充填空間連通穴41とが形成されてい
る。
【0039】さらに、本実施形態の蓄熱ユニット11
は、図1および図4に示すように、多角形状、具体的に
は六角形状の第2セパレータ43を有している。第2セ
パレータ43は、前後に隣り合う主部材12同士の間に
配置されるもので、第2セパレータ43には、両側に隣
接して配置される主部材12の流体流路19の対応する
ものの内端部同士を連通させる複数、具体的には6つの
略扇形の流体流路連通穴44が放射状に形成されてお
り、これら流体流路連通穴44の間となる中央位置に
は、両側に隣接して配置される主部材12の蓄熱材充填
空間22の対応するものの中央部同士を連通させる蓄熱
材充填空間連通穴45が形成されている。なお、隣り合
う流体流路連通穴44同士の間の閉塞部44aは、隣接
する主部材12の蓄熱材充填空間22の中央部よりも外
側の所定範囲を閉塞させるものである。
【0040】加えて、本実施形態の蓄熱ユニット11
は、図1、図5および図6に示すように、多角形状、具
体的には六角形状の蓋部材46を一対有している。蓋部
材46には、中央に厚さ方向の一側に突出して円筒状の
流体流通口部48が形成されており、この流体流通口部
48の内側に同軸をなして円筒状の蓄熱材充填口部49
が形成されている。流体流通口部48と蓄熱材充填口部
49との間には、複数の扇形の流体流路連通穴50が放
射状に形成されている。なお、蓋部材46はこのような
形状に一体成形されている。
【0041】ここで、流体流通口部48と蓄熱材充填口
部49との間の空間は、隣接する主部材12のすべての
流体流路19の内端部に連通してこれらを合流させる流
体流通開口52とされており、蓄熱材充填口部49の内
側の空間は、隣接する主部材12の蓄熱材充填空間22
の中央部に連通する蓄熱材充填開口53とされている。
そして、この蓄熱材充填開口53は、蓄熱材充填口部4
9に取り付けられる栓部材55で閉塞される。また、流
体流路連通穴50同士の間にある閉塞部50aは隣接す
る主部材12の蓄熱材充填空間22の流体流通開口52
内に位置する部分を閉塞させる。
【0042】ここで、上記した主部材12は、ポリプロ
ピレン、ポリアミド、ポリオキシメチレンおよびポリエ
チレンテレフタレート等の樹脂や、アルミニウム等の金
属、さらにはセラミック等で一体成形される。なお、樹
脂で一体成形する際には押出成形や射出成形により成形
でき、アルミニウムで一体成形する際には押出成形や削
り出し等で成形でき、アルミニウム以外の金属で一体成
形する場合には削り出しや焼結等で成形できる。
【0043】また、上記した第1セパレータ39、第2
セパレータ43および蓋部材46は、それぞれ、上記し
た主部材12と同様、ポリプロピレン、ポリアミド、ポ
リオキシメチレンおよびポリエチレンテレフタレート等
の樹脂や、アルミニウム等の金属、さらにはセラミック
等で一体成形される。なお、第1セパレータ39、第2
セパレータ43および蓋部材46は、樹脂で一体成形す
る際には射出成形により成形でき、アルミニウムで一体
成形する際には削り出し等で成形でき、アルミニウム以
外の金属で一体成形する場合には削り出しや焼結等で成
形できる。
【0044】そして、同一形状に形成された主部材12
を一対、間に第1セパレータ39を介在させた状態で互
いの開口15を対向させるように前後に重なり合わせる
とともに、このような対を二対、第2セパレータ43を
間に介在させた状態で互いの開口15を対向させるよう
に前後に重なり合わせ、さらに、前端にある主部材12
の前側に蓋部材46を流体流通口部48を外側にして配
置し、後端にある主部材12の後側に蓋部材46を流体
流通口部48を外側にして配置して、これらをすべての
六角形状を合わせつつ接着し一体化する。すなわち、蓋
部材46、主部材12、第1セパレータ39、主部材1
2、第2セパレータ43、主部材12、第1セパレータ
39、主部材12および蓋部材46の順に積層された状
態で、これらが一体化される。このとき、超音波溶着、
ろう付け、接着剤による接着等の中から材質にあった適
宜の接着方法によって接着する。
【0045】このように接着により一体化した状態で、
一方の蓋部材46の蓄熱材充填開口53から流動性のあ
る状態で蓄熱材21を充填する。すると、蓄熱材21
は、充填が開始される蓋部材46に隣接する主部材12
において蓄熱材充填空間22の中央からすべての分岐部
37に分流して外側に向け移動し、この主部材12に次
に隣接する第1セパレータ39の各蓄熱材充填空間連通
穴41を通って、この第1セパレータ39に次に隣接す
る主部材12において蓄熱材充填空間22のすべての分
岐部37を内側に向け移動して中央で合流し、この主部
材12に次に隣接する第2セパレータ43の蓄熱材充填
空間連通穴45を通り、この第2セパレータ43に次に
隣接する主部材12において蓄熱材充填空間22の中央
からすべての分岐部37に分流して外側に向け移動し、
この主部材12に次に隣接する第1セパレータ39の各
蓄熱材充填空間連通穴41を通って、この第1セパレー
タ39に次に隣接する主部材12において蓄熱材充填空
間22のすべての分岐部37を内側に向け移動して中央
で合流するようにして充填される。このとき、この主部
材12に次に隣接する他方の蓋部材46の蓄熱材充填開
口53から空気抜きが行われる。そして、蓄熱材21の
充填後、各蓄熱材充填口部49に栓部材55を打ち込む
ことで、各蓄熱材充填開口53を閉塞させる。そして、
充填された蓄熱材21を固化させることで、蓄熱ユニッ
ト11が形成される。
【0046】このような蓄熱ユニット11において、一
方の蓋部材46の流体流通口部48の流体流通開口52
から導入された流体は、この蓋部材46の複数の流体流
路連通穴50に分岐されてこの蓋部材46に隣接する主
部材12の複数の流体流路19に流され、各流体流路1
9を螺旋の外側に向け移動した後、この主部材12に隣
接する第1セパレータ39の流体流路連通穴40を通っ
て、この第1セパレータ39に隣接する次の主部材12
の各流体流路19を螺旋の中心側に向け移動して、この
主部材12に次に隣接する第2セパレータ43の流体流
路連通穴44を通って、この第2セパレータ43に隣接
する次の主部材12の各流体流路19を螺旋の外側に向
け移動した後、この主部材12に隣接する第1セパレー
タ39の流体流路連通穴40を通って、この第1セパレ
ータ39に隣接する次の主部材12の各流体流路19を
螺旋の中心側に向け移動して、この主部材12に次に隣
接する他方の蓋部材46の複数の流体流路連通穴50を
通った後、この蓋部材46の流体流通口部48の流体流
通開口52で合流して外部に導出される。
【0047】以上の実施形態によれば、外壁部16と、
熱量を有する流体を流動させる流体流路19を外壁部1
6よりも内側に形成する流体流路形成部20と、蓄熱材
21が充填される蓄熱材充填空間22を外壁部16より
も内側に流体流路19に隣接して形成する蓄熱材充填空
間形成部23とを一体成形して主部材12を形成し、そ
の後、一対の主部材12を間に第1セパレータ39を介
して連結させるとともに、このような一対の主部材12
および第1セパレータ39の組同士を第2セパレータ4
3を介して連結させ、さらに、前端にある主部材12の
前側および後端にある主部材12の後側に一対の蓋部材
46を連結させ、蓄熱材充填空間22に蓄熱材21を充
填させればよいことになる。
【0048】このため、包体に蓄熱材を封入して蓄熱体
を形成するとともにこの蓄熱体をスペーサを介すること
で流体流路となる隙間を形成しつつ心材に渦状に巻きつ
けるものに比して、部品点数が減るとともに、製造が容
易となる。しかも、主部材12の外壁部16、流体流路
形成部20および蓄熱材充填空間形成部23を一体に形
成してなるため、心材が不要となり、その分、流体流路
19および蓄熱部を大きくすることができる。
【0049】したがって、部品点数を低減でき、しかも
製造が容易となって製造コストを低減することができる
上、蓄熱容量を多く確保できて高性能化が図れる。
【0050】しかも、主部材12には、上記した外壁部
16と流体流路形成部20と蓄熱材充填空間形成部23
とに加えて、断熱材36が配置されまたは空間とされる
断熱空間17を形成する断熱空間形成部18がさらに一
体成形されているため、この断熱空間形成部18の分も
部品点数が減るとともに、製造が容易となる。
【0051】したがって、断熱空間形成部18を設ける
場合でも部品点数を低減でき、しかも製造が容易となっ
て製造コストを低減することができる。
【0052】さらに、一対の蓋部材46には、流体流路
19に通じる流体流通開口52を形成する流体流通口部
48が一体成形されているため、流体流路19に通じる
流体流通口部48の分も部品点数が減るとともに、製造
が容易となる。
【0053】したがって、流体流通口部48を設ける場
合でも部品点数を低減でき、しかも製造が容易となって
製造コストを大幅に低減することができる。
【0054】加えて、一対の蓋部材46には、蓄熱材充
填空間22に通じる蓄熱材充填開口53を形成する蓄熱
材充填口部49が一体成形されているため、蓄熱材充填
空間22に通じる蓄熱材充填口部49の分も部品点数が
減るとともに、製造が容易になる。
【0055】したがって、蓄熱材充填口部49を設ける
場合でも部品点数を低減でき、しかも製造が容易となっ
て製造コストを大幅に低減することができる。
【0056】加えて、第1セパレータ39および第2セ
パレータ43に、隣り合う主部材12の流体流路19同
士を連通させる流体流路連通穴40,44が形成されて
いるため、一方の流体流通口部48から導入され他方の
流体流通口部48から導出される流体をすべての主部材
12の流体流路19に通過させることができる。
【0057】さらに、第1セパレータ39および第2セ
パレータ43に、隣り合う主部材12の蓄熱材充填空間
22同士を連通させる蓄熱材充填空間連通穴41,45
が形成されているため、すべての主部材12の蓄熱材充
填空間22に一度に蓄熱材21を充填することができ
る。
【0058】したがって、容易に蓄熱材21を充填する
ことができる。また、蓄熱材21に潜熱蓄熱材を使った
場合、蓄熱材21が相変化を起こす際に、すべての主部
材12の蓄熱材充填空間22で結晶化が伝播するので過
冷却現象が起きにくくなる。
【0059】さらに、流体流路19および蓄熱材充填空
間22は、それぞれ多重螺旋状をなしているため、流体
流路19および蓄熱材充填空間22の屈曲回数を少なく
保ったまま、蓄熱材21との伝熱面積を大きくとること
ができ、かつ流路抵抗を少なく抑えることができる。
【0060】加えて、すべての主部材12が同一形状を
なしているため、一体成形のための金型を各主部材12
で共用できる。
【0061】したがって、金型償却費を削減することが
できる。
【0062】さらに、主部材12を、射出成形または押
出成形により成形するため、主部材12を簡易に作成で
き、熱収縮にも強くなる。
【0063】なお、以上においては、蓋部材46、主部
材12、第1セパレータ39、主部材12、第2セパレ
ータ43、主部材12、第1セパレータ39、主部材1
2および蓋部材46の順に積層した状態で、これらを一
体化する場合を例にとり説明したが、少なくとも主部材
12を2以上有していればよく、例えば、蓋部材46、
主部材12、第1セパレータ39、主部材12および蓋
部材46の順に積層した状態で、これらを一体化しても
よい。
【0064】また、以上においては、蓋部材46、主部
材12、第1セパレータ39および第2セパレータ43
が多角形状をなす場合を例にとり説明したが、図7に示
すように円形状にすることも可能である。
【0065】加えて、以上においては、主部材12が多
重螺旋状の蓄熱材充填空間形成部23と多重螺旋状の流
体流路形成部20を有することで多重螺旋状の蓄熱材充
填空間22と多重螺旋状の流体流路19を有する場合を
例にとり説明したが、図7に示すように、主部材12が
一重螺旋状の蓄熱材充填空間形成部23と一重螺旋状の
流体流路形成部20とを有することで一重螺旋状の蓄熱
材充填空間22と一重螺旋状の流体流路19とを有する
構成とすることが可能である。この場合、蓋部材46に
は蓄熱材充填空間22の螺旋の外端部に連通するように
蓄熱材充填口部49が一体成形される。また、第1セパ
レータ39には、流体流路19の螺旋の外端部に連通す
るように流体流路連通穴40が形成され、蓄熱材充填空
間22の螺旋の内端部に連通するように蓄熱材充填空間
連通穴41が形成される。さらに、第2セパレータ43
には、流体流路19の螺旋の内端部に連通するように流
体流路連通穴44が形成され、蓄熱材充填空間22の螺
旋の外端部に連通するように蓄熱材充填空間連通穴45
が形成される。
【0066】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の蓄熱ユニットによれば、外壁部と、熱量を有する
流体を流動させる流体流路を外壁部よりも内側に形成す
る流体流路形成部と、蓄熱材が充填される蓄熱材充填空
間を外壁部よりも内側に流体流路に隣接して形成する蓄
熱材充填空間形成部とを一体成形して主部材を形成し、
その後、例えば、少なくとも2以上の主部材を間にセパ
レータを介して連結させるとともに、前端にある主部材
の前側および後端にある主部材の後側に蓋部材を連結さ
せ、蓄熱材充填空間に蓄熱材を充填させればよいことに
なる。このため、包体に蓄熱材を封入して蓄熱体を形成
するとともにこの蓄熱体をスペーサを介することで流体
流路となる隙間を形成しつつ心材に渦状に巻きつけるも
のに比して、部品点数が減るとともに、製造が容易とな
る。しかも、主部材の外壁部、流体流路形成部および蓄
熱材充填空間形成部を一体に形成してなるため、心材が
不要となり、その分、流体流路および蓄熱部を大きくす
ることができる。
【0067】したがって、部品点数を低減でき、しかも
製造が容易となって製造コストを低減することができる
上、蓄熱容量を多く確保できて高性能化が図れる。しか
も、主部材を複数に分割するため、熱収縮に対して強く
なる。
【0068】本発明の請求項2記載の蓄熱ユニットによ
れば、主部材には、外壁部と、熱量を有する流体を流動
させる流体流路を外壁部よりも内側に形成する流体流路
形成部と、蓄熱材が充填される蓄熱材充填空間を外壁部
よりも内側に流体流路に隣接して形成する蓄熱材充填空
間形成部とに加えて、断熱材が配置されまたは空間とさ
れる断熱空間を形成する断熱空間形成部がさらに一体成
形されているため、この断熱空間形成部の分も部品点数
が減るとともに、製造が容易となる。
【0069】したがって、断熱空間形成部を設ける場合
でも部品点数を低減でき、しかも製造が容易となって製
造コストを低減することができる。
【0070】本発明の請求項3記載の蓄熱ユニットによ
れば、蓋部材には、流体流路に通じる流体流通開口を形
成する流体流通口部が一体成形されているため、流体流
路に通じる流体流通口部の分も部品点数が減るととも
に、製造が容易となる。
【0071】したがって、流体流通口部を設ける場合で
も部品点数を低減でき、しかも製造が容易となって製造
コストを大幅に低減することができる。
【0072】本発明の請求項4記載の蓄熱ユニットによ
れば、蓋部材には、蓄熱材充填空間に通じる蓄熱材充填
開口を形成する蓄熱材充填口部が一体成形されているた
め、蓄熱材充填空間に通じる蓄熱材充填開口の分も部品
点数が減るとともに、製造が容易になる。
【0073】したがって、蓄熱材充填口部を設ける場合
でも部品点数を低減でき、しかも製造が容易となって製
造コストを大幅に低減することができる。
【0074】本発明の請求項5記載の蓄熱ユニットによ
れば、セパレータに、隣り合う主部材の流体流路同士を
連通させる流体流路連通穴が形成されているため、一方
の流体流通開口から導入された流体を、少なくとも2以
上の主部材のすべての流体流路に通過させることができ
る。
【0075】本発明の請求項6記載の蓄熱ユニットによ
れば、セパレータに、隣り合う主部材の蓄熱材充填空間
同士を連通させる蓄熱材充填空間連通穴が形成されてい
るため、隣り合う主部材の蓄熱材充填空間に一度に蓄熱
材を充填することができる。
【0076】したがって、容易に蓄熱材を充填すること
ができる。また、蓄熱材に潜熱蓄熱材を使った場合、蓄
熱材が相変化を起こす際に、一対の主部材の両方の蓄熱
材充填空間で結晶化が伝播するので過冷却現象が起きに
くくなる。
【0077】本発明の請求項7記載の蓄熱ユニットによ
れば、少なくとも2以上の主部材が同一形状をなしてい
るため、一体成形のための金型を各主部材で共用でき
る。
【0078】したがって、金型償却費を削減することが
できる。
【0079】本発明の請求項8記載の蓄熱ユニットによ
れば、流体流路および前記蓄熱材充填空間は、それぞれ
一重螺旋状または多重螺旋状をなしているため、流体流
路および蓄熱材充填空間の屈曲回数を少なく保ったま
ま、蓄熱材との伝熱面積を大きくとることができ、かつ
流路抵抗を少なく抑えることができる。
【0080】本発明の請求項9記載の蓄熱ユニットの製
造方法によれば、主部材を、射出成形または押出成形に
より成形するため、主部材を簡易に作成でき、熱収縮に
も強くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の蓄熱ユニットを示す分
解斜視図である。
【図2】 本発明の一実施形態の蓄熱ユニットの主部材
を示す断面図である。
【図3】 本発明の一実施形態の蓄熱ユニットの第1セ
パレータを示す平面図である。
【図4】 本発明の一実施形態の蓄熱ユニットの第2セ
パレータを示す平面図である。
【図5】 本発明の一実施形態の蓄熱ユニットの蓋部材
を示す平面図である。
【図6】 本発明の一実施形態の蓄熱ユニットの蓋部材
を示す部分断面図である。
【図7】 本発明の一実施形態の蓄熱ユニットの変形例
を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
11 蓄熱ユニット 12 主部材 15 開口 16 外壁部 17 断熱空間 18 断熱空間形成部 19 流体流路 20 流体流路形成部 21 蓄熱材 22 蓄熱材充填空間 23 蓄熱材充填空間形成部 36 断熱材 39 第1セパレータ 40,44 流体流路連通穴 41 蓄熱材充填空間連通穴 43 第2セパレータ 46 蓋部材 48 流体流通口部 49 蓄熱材充填口部 52 流体流通開口 53 蓄熱材充填開口

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端が開口する筒状の外壁部と、熱量を
    有する流体を流動させる流体流路を前記外壁部よりも内
    側に形成する流体流路形成部と、蓄熱材が充填される蓄
    熱材充填空間を前記外壁部よりも内側に前記流体流路に
    隣接して形成する蓄熱材充填空間形成部とが一体成形さ
    れるとともに、開口を対向させるように前後に配設され
    る少なくとも2以上の主部材と、 隣り合う前記主部材同士の間を仕切るセパレータと、 前端にある前記主部材の前側および後端にある前記主部
    材の後側にそれぞれ配設される蓋部材とを有することを
    特徴とする蓄熱ユニット。
  2. 【請求項2】 前記主部材には、熱量の放熱を防ぐため
    断熱材が配置されまたは空間とされる断熱空間を、前記
    外壁部と、前記流体流路形成部および前記蓄熱材充填空
    間形成部との間に形成する断熱空間形成部がさらに一体
    成形されていることを特徴とする請求項1記載の蓄熱ユ
    ニット。
  3. 【請求項3】 前記蓋部材には、前記流体流路に通じる
    流体流通開口を形成する流体流通口部が一体成形されて
    いることを特徴とする請求項1または2記載の蓄熱ユニ
    ット。
  4. 【請求項4】 前記蓋部材には、前記蓄熱材充填空間に
    通じる蓄熱材充填開口を形成する蓄熱材充填口部が一体
    成形されていることを特徴とする請求項1乃至3のいず
    れか一項記載の蓄熱ユニット。
  5. 【請求項5】 前記セパレータには、隣り合う前記主部
    材の前記流体流路同士を連通させる流体流路連通穴が形
    成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    か一項記載の蓄熱ユニット。
  6. 【請求項6】 前記セパレータには、隣り合う前記主部
    材の前記蓄熱材充填空間同士を連通させる蓄熱材充填空
    間連通穴が形成されていることを特徴とする請求項1乃
    至5のいずれか一項記載の蓄熱ユニット。
  7. 【請求項7】 少なくとも2以上の前記主部材は、同一
    形状をなしていることを特徴とする請求項1乃至6のい
    ずれか一項記載の蓄熱ユニット。
  8. 【請求項8】 前記流体流路および前記蓄熱材充填空間
    は、それぞれ一重螺旋状または多重螺旋状をなしている
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項記載の
    蓄熱ユニット。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれか一項記載の蓄
    熱ユニットの製造方法であって、前記主部材を、射出成
    形または押出成形により成形し、少なくとも2以上の前
    記主部材と、前記セパレータと、一対の前記蓋部材とを
    接合し一体化することを特徴とする蓄熱ユニットの製造
    方法。
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