JP2003247460A - 内燃機関の排気還流装置 - Google Patents
内燃機関の排気還流装置Info
- Publication number
- JP2003247460A JP2003247460A JP2002046593A JP2002046593A JP2003247460A JP 2003247460 A JP2003247460 A JP 2003247460A JP 2002046593 A JP2002046593 A JP 2002046593A JP 2002046593 A JP2002046593 A JP 2002046593A JP 2003247460 A JP2003247460 A JP 2003247460A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust gas
- pipe
- gas recirculation
- exhaust
- condensed water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】排気還流用の配管に発生する凝縮水をより適切
に処理することの可能な内燃機関の排気還流装置を提供
する。 【解決手段】この装置は、ディーゼル機関11の吸気系
19及び排気系20の間を連通する排気還流用の配管3
0を有しており、配管30を介して、ディーゼル機関1
1の排気系20に排出される排気ガスの一部を吸気系1
9に還流する。排気還流用の配管30に、その内部に発
生する排気ガスの凝縮水を貯留するための貯留部33を
設ける。配管30の一部が蛇腹形状に形成されること
で、貯留部33が形成される。
に処理することの可能な内燃機関の排気還流装置を提供
する。 【解決手段】この装置は、ディーゼル機関11の吸気系
19及び排気系20の間を連通する排気還流用の配管3
0を有しており、配管30を介して、ディーゼル機関1
1の排気系20に排出される排気ガスの一部を吸気系1
9に還流する。排気還流用の配管30に、その内部に発
生する排気ガスの凝縮水を貯留するための貯留部33を
設ける。配管30の一部が蛇腹形状に形成されること
で、貯留部33が形成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の吸気系
及び排気系の間を連通する配管を有して、排気ガスを同
機関の吸気系に還流させる内燃機関の排気還流装置に関
するものである。
及び排気系の間を連通する配管を有して、排気ガスを同
機関の吸気系に還流させる内燃機関の排気還流装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の排気還流(EGR)装
置は、内燃機関の排気系及び吸気系の間を連通する配管
と、同配管に設けられた流量制御弁(EGR弁)とを備
えている。そして、このEGR弁の開度を調整すること
により、排気系から上記配管を通じて吸気系へ還流され
る排気ガス(EGRガス)の量が調量される。このよう
な排気還流装置によって排気ガスの一部が吸気系に戻さ
れることにより、燃焼室内での燃焼温度の低下が図ら
れ、ひいては窒素酸化物(NOx)の生成が抑制され
て、排気エミッションが改善されるようになる。
置は、内燃機関の排気系及び吸気系の間を連通する配管
と、同配管に設けられた流量制御弁(EGR弁)とを備
えている。そして、このEGR弁の開度を調整すること
により、排気系から上記配管を通じて吸気系へ還流され
る排気ガス(EGRガス)の量が調量される。このよう
な排気還流装置によって排気ガスの一部が吸気系に戻さ
れることにより、燃焼室内での燃焼温度の低下が図ら
れ、ひいては窒素酸化物(NOx)の生成が抑制され
て、排気エミッションが改善されるようになる。
【0003】ところで、このような排気還流装置を備え
た車載内燃機関の運転(車両の走行)が停止された後、
夜間等、外気温度がごく低い状態で放置されると、上記
排気還流用の配管が外気によって急速に冷却される。そ
して、同配管の管壁とその内部に残留した排気ガスとの
温度差に起因して排気ガス中に含まれる水蒸気成分が凝
縮されるようになる。すなわち、上記配管の管壁にこの
凝縮された水蒸気成分(凝縮水)が付着するようにな
る。
た車載内燃機関の運転(車両の走行)が停止された後、
夜間等、外気温度がごく低い状態で放置されると、上記
排気還流用の配管が外気によって急速に冷却される。そ
して、同配管の管壁とその内部に残留した排気ガスとの
温度差に起因して排気ガス中に含まれる水蒸気成分が凝
縮されるようになる。すなわち、上記配管の管壁にこの
凝縮された水蒸気成分(凝縮水)が付着するようにな
る。
【0004】ここで、この凝縮水は強い酸性を有してい
るため、通常、上記排気還流用の配管としては耐酸性に
優れた材料が用いられ、凝縮水による腐食が抑制される
ようにしている。ところが、凝縮水が多量に発生する
と、上記配管の延設態様によっては、その凝縮水が同配
管の管壁を伝って流れ落ち、内燃機関の排気系や吸気系
に流れ込むおそれがある。そして、こうして流れ込んだ
凝縮水が機関の各部に長期にわたって滞留するようなこ
とがあると、その滞留部分の腐食を招くなど、機関とし
ての耐久性にも影響を及ぼすようになる。
るため、通常、上記排気還流用の配管としては耐酸性に
優れた材料が用いられ、凝縮水による腐食が抑制される
ようにしている。ところが、凝縮水が多量に発生する
と、上記配管の延設態様によっては、その凝縮水が同配
管の管壁を伝って流れ落ち、内燃機関の排気系や吸気系
に流れ込むおそれがある。そして、こうして流れ込んだ
凝縮水が機関の各部に長期にわたって滞留するようなこ
とがあると、その滞留部分の腐食を招くなど、機関とし
ての耐久性にも影響を及ぼすようになる。
【0005】また近年は、上記EGRガスを積極的に冷
却すべく、上記排気還流用の配管に冷却部(EGRクー
ラ)を設けた排気還流装置も実用されているが、このよ
うな装置では、EGRクーラ内でも上記凝縮水が発生す
るようになるため、こうした問題も特に深刻である。
却すべく、上記排気還流用の配管に冷却部(EGRクー
ラ)を設けた排気還流装置も実用されているが、このよ
うな装置では、EGRクーラ内でも上記凝縮水が発生す
るようになるため、こうした問題も特に深刻である。
【0006】そこで従来は、例えば特開2001−19
3578号公報にも見られるように、排気還流用の配管
の一部を構成する排気マニホールドに、内燃機関が停止
されているときに限って開放される排水口を設けるよう
にしたものなども提案されている。このような配管構造
によれば、内燃機関が運転されているときには上記排水
口を通じた排気ガスの不要な漏洩が防止される一方、同
機関が停止されているときには、排気マニホールド内に
溜まった凝縮水が排水口を通じて機関外部に排出される
ようになる。
3578号公報にも見られるように、排気還流用の配管
の一部を構成する排気マニホールドに、内燃機関が停止
されているときに限って開放される排水口を設けるよう
にしたものなども提案されている。このような配管構造
によれば、内燃機関が運転されているときには上記排水
口を通じた排気ガスの不要な漏洩が防止される一方、同
機関が停止されているときには、排気マニホールド内に
溜まった凝縮水が排水口を通じて機関外部に排出される
ようになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
排気還流装置では、排気マニホールドに溜まった強い酸
性を有する凝縮水が機関外部に排出される構造であるた
めに、機関自体はともあれ、これを搭載する車両や環境
に与える影響が無視できないものとなる。すなわち、た
とえ内燃機関自体の腐食等が回避されても、これを搭載
する車両や環境等に及ぼす害を考えると、いまだ改良の
余地を残すものとなっている。
排気還流装置では、排気マニホールドに溜まった強い酸
性を有する凝縮水が機関外部に排出される構造であるた
めに、機関自体はともあれ、これを搭載する車両や環境
に与える影響が無視できないものとなる。すなわち、た
とえ内燃機関自体の腐食等が回避されても、これを搭載
する車両や環境等に及ぼす害を考えると、いまだ改良の
余地を残すものとなっている。
【0008】本発明は、こうした実情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、排気還流用の配管に発生す
る凝縮水をより適切に処理することの可能な内燃機関の
排気還流装置を提供することにある。
ものであって、その目的は、排気還流用の配管に発生す
る凝縮水をより適切に処理することの可能な内燃機関の
排気還流装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】以下、上記目的を達成す
るための手段及びその作用効果について記載する。先
ず、請求項1に記載の発明は、内燃機関の吸気系及び排
気系の間を連通する排気還流用の配管を有し、同機関の
排気ガスの一部をこの配管を介して吸気系に還流させる
内燃機関の排気還流装置において、前記排気還流用の配
管は、その内部に発生する排気ガスの凝縮水を貯留する
ための貯留手段を備えて構成されることをその要旨とす
る。
るための手段及びその作用効果について記載する。先
ず、請求項1に記載の発明は、内燃機関の吸気系及び排
気系の間を連通する排気還流用の配管を有し、同機関の
排気ガスの一部をこの配管を介して吸気系に還流させる
内燃機関の排気還流装置において、前記排気還流用の配
管は、その内部に発生する排気ガスの凝縮水を貯留する
ための貯留手段を備えて構成されることをその要旨とす
る。
【0010】上記構成によれば、機関停止中に排気還流
用の配管の内壁に凝縮水が付着し、その凝縮水が同配管
の内壁を伝って流れ落ちる場合であっても、その凝縮水
を貯留手段に一旦貯留することができるようになる。こ
れにより、内燃機関の吸気系や排気系への凝縮水の流れ
込みを好適に抑制することができるようになる。しか
も、こうして一旦貯留された凝縮水は、機関の運転が開
始されて排気還流用の配管内を排気還流ガスが通過する
ようになると、同ガスが有する熱によって徐々に蒸発さ
れるようになる。従って、排気還流用の配管に発生する
凝縮水をより適切に処理することができるようになる。
用の配管の内壁に凝縮水が付着し、その凝縮水が同配管
の内壁を伝って流れ落ちる場合であっても、その凝縮水
を貯留手段に一旦貯留することができるようになる。こ
れにより、内燃機関の吸気系や排気系への凝縮水の流れ
込みを好適に抑制することができるようになる。しか
も、こうして一旦貯留された凝縮水は、機関の運転が開
始されて排気還流用の配管内を排気還流ガスが通過する
ようになると、同ガスが有する熱によって徐々に蒸発さ
れるようになる。従って、排気還流用の配管に発生する
凝縮水をより適切に処理することができるようになる。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の内燃機関の排気還流装置において、前記貯留手
段が、前記配管の少なくとも一部を構成する蛇腹部から
なることをその要旨とする。
に記載の内燃機関の排気還流装置において、前記貯留手
段が、前記配管の少なくとも一部を構成する蛇腹部から
なることをその要旨とする。
【0012】上記構成によれば、排気還流用の配管の内
壁を伝い落ちる凝縮水を蛇腹形状の凹部にあたる部分に
貯留することが可能になる。なお、排気還流用の配管と
して、こうした蛇腹部を有する配管を用いることで、そ
の寸法誤差に起因して生じる組付歪の低減や、その外表
面積の増大による排気還流ガスに対する冷却性能の向上
といった副次的な効果を得ることもできる。
壁を伝い落ちる凝縮水を蛇腹形状の凹部にあたる部分に
貯留することが可能になる。なお、排気還流用の配管と
して、こうした蛇腹部を有する配管を用いることで、そ
の寸法誤差に起因して生じる組付歪の低減や、その外表
面積の増大による排気還流ガスに対する冷却性能の向上
といった副次的な効果を得ることもできる。
【0013】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
に記載の内燃機関の排気還流装置において、前記貯留手
段が、前記配管の鉛直方向下方の少なくとも一部に設け
られてその内壁が選択的に凹形状に形成された凹部から
なることをその要旨とする。
に記載の内燃機関の排気還流装置において、前記貯留手
段が、前記配管の鉛直方向下方の少なくとも一部に設け
られてその内壁が選択的に凹形状に形成された凹部から
なることをその要旨とする。
【0014】上記構成によれば、配管の内壁に凹部を設
けるといった簡易な手法をもって、同内壁を伝い落ちる
凝縮水を貯留することが可能になる。また、請求項4に
記載の発明は、請求項1に記載の内燃機関の排気還流装
置において、前記貯留手段が、前記配管の鉛直方向下方
の少なくとも一部に設けられて前記凝縮水の流落をくい
止めるようにその内壁に形成された突出壁からなること
をその要旨とする。
けるといった簡易な手法をもって、同内壁を伝い落ちる
凝縮水を貯留することが可能になる。また、請求項4に
記載の発明は、請求項1に記載の内燃機関の排気還流装
置において、前記貯留手段が、前記配管の鉛直方向下方
の少なくとも一部に設けられて前記凝縮水の流落をくい
止めるようにその内壁に形成された突出壁からなること
をその要旨とする。
【0015】上記構成によれば、突出壁によって、排気
還流用の配管の内壁を伝い落ちる凝縮水を堰き止めるこ
とで、同凝縮水を貯留することが可能になる。また、請
求項5に記載の発明は、請求項2〜4のいずれかに記載
の内燃機関の排気還流装置において、前記貯留手段は、
前記配管の鉛直方向に対する傾斜部分に設けられること
をその要旨とする。
還流用の配管の内壁を伝い落ちる凝縮水を堰き止めるこ
とで、同凝縮水を貯留することが可能になる。また、請
求項5に記載の発明は、請求項2〜4のいずれかに記載
の内燃機関の排気還流装置において、前記貯留手段は、
前記配管の鉛直方向に対する傾斜部分に設けられること
をその要旨とする。
【0016】上記構成によれば、貯留手段への凝縮水の
貯留をより好適に行うことができるようになる。また、
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記
載の内燃機関の排気還流装置において、前記配管には管
内を通過する排気還流ガスを強制冷却する冷却手段が設
けられてなることをその要旨とする。
貯留をより好適に行うことができるようになる。また、
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記
載の内燃機関の排気還流装置において、前記配管には管
内を通過する排気還流ガスを強制冷却する冷却手段が設
けられてなることをその要旨とする。
【0017】上記構成によれば、冷却手段が設けられて
いるために多量の凝縮水が発生し易い排気還流装置にあ
っても、その凝縮水を適切に処理することができるよう
になる。
いるために多量の凝縮水が発生し易い排気還流装置にあ
っても、その凝縮水を適切に処理することができるよう
になる。
【0018】また、請求項7に記載の発明は、請求項6
に記載の内燃機関の排気還流装置において、前記冷却手
段は前記配管が前記排気系側に向かうほど鉛直方向下方
に向けて傾斜するように延設された部分に設けられてな
り、前記貯留手段は、前記冷却手段よりも前記排気系側
に設けられてなることをその要旨とする。
に記載の内燃機関の排気還流装置において、前記冷却手
段は前記配管が前記排気系側に向かうほど鉛直方向下方
に向けて傾斜するように延設された部分に設けられてな
り、前記貯留手段は、前記冷却手段よりも前記排気系側
に設けられてなることをその要旨とする。
【0019】凝縮水が流れ込んだ場合における機関の耐
久性に対する影響は、流れ込んだ凝縮水を排気ガスが有
する熱によって蒸発させる効果が見込める排気系より
も、そうした効果が見込めない吸気系側の方が大きい。
この点、上記構成によれば、排気還流用の配管の中でも
多量の凝縮水が発生する部分、すなわち冷却手段が設け
られた部分にて発生した凝縮水が同部分から流れ落ちる
場合には、その凝縮水が内燃機関の排気系側に流れ落ち
るようになる。これにより、内燃機関の吸気系に多量の
凝縮水が流れ込むことを好適に抑制することができるよ
うになる。しかも、内燃機関の排気系側に流れ落ちる凝
縮水については、これを貯留手段に一旦貯留すること
で、適切に処理することができるようになる。
久性に対する影響は、流れ込んだ凝縮水を排気ガスが有
する熱によって蒸発させる効果が見込める排気系より
も、そうした効果が見込めない吸気系側の方が大きい。
この点、上記構成によれば、排気還流用の配管の中でも
多量の凝縮水が発生する部分、すなわち冷却手段が設け
られた部分にて発生した凝縮水が同部分から流れ落ちる
場合には、その凝縮水が内燃機関の排気系側に流れ落ち
るようになる。これにより、内燃機関の吸気系に多量の
凝縮水が流れ込むことを好適に抑制することができるよ
うになる。しかも、内燃機関の排気系側に流れ落ちる凝
縮水については、これを貯留手段に一旦貯留すること
で、適切に処理することができるようになる。
【0020】また、請求項8に記載の発明は、請求項7
に記載の内燃機関の排気還流装置において、前記配管
は、前記冷却手段の設けられた部分が選択的に拡径され
た拡径部を有してなり、且つ、その前記排気系側に延び
る部分が前記拡径部の下端部を始点として延設されてな
ることをその要旨とする。
に記載の内燃機関の排気還流装置において、前記配管
は、前記冷却手段の設けられた部分が選択的に拡径され
た拡径部を有してなり、且つ、その前記排気系側に延び
る部分が前記拡径部の下端部を始点として延設されてな
ることをその要旨とする。
【0021】上記構成によれば、冷却手段が設けられた
部分が選択的に拡径されている排気還流用の配管内にあ
って、その拡径部に多量の凝縮水が貯留されることを好
適に抑制することができる。従って、排気還流用の配管
内に、貯留手段を通じた適切な処理が不能な量の凝縮水
が貯留されることを好適に抑制することができるように
なる。
部分が選択的に拡径されている排気還流用の配管内にあ
って、その拡径部に多量の凝縮水が貯留されることを好
適に抑制することができる。従って、排気還流用の配管
内に、貯留手段を通じた適切な処理が不能な量の凝縮水
が貯留されることを好適に抑制することができるように
なる。
【0022】また、請求項9に記載の発明は、請求項1
〜8のいずれかに記載の内燃機関の排気還流装置におい
て、前記貯留手段は、耐酸性に優れた金属により形成さ
れてなることをその要旨とする。
〜8のいずれかに記載の内燃機関の排気還流装置におい
て、前記貯留手段は、耐酸性に優れた金属により形成さ
れてなることをその要旨とする。
【0023】上記構成によれば、貯留手段自体の腐食を
好適に抑制することができるようになる。
好適に抑制することができるようになる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を車載ディーゼル機
関の排気還流装置に具体化した一実施の形態について、
図1〜図3を参照して説明する。
関の排気還流装置に具体化した一実施の形態について、
図1〜図3を参照して説明する。
【0025】ここでは先ず、図1を参照して、本実施の
形態にかかるディーゼル機関の排気還流装置の概略構成
を説明する。同図1に示されるように、ディーゼル機関
11は、シリンダヘッド12と、複数の気筒(シリン
ダ)13を有するシリンダブロック14とを備えてい
る。各シリンダ13内にはピストン15が往復動可能に
収容されている。各ピストン15はコネクティングロッ
ド16を介し、ディーゼル機関11の出力軸であるクラ
ンク軸17に連結されている。各ピストン15の往復運
動は、コネクティングロッド16によって回転運動に変
換された後、クランク軸17に伝達される。なお、上記
シリンダヘッド12及びピストン15は通常、アルミニ
ウム合金により形成されている。
形態にかかるディーゼル機関の排気還流装置の概略構成
を説明する。同図1に示されるように、ディーゼル機関
11は、シリンダヘッド12と、複数の気筒(シリン
ダ)13を有するシリンダブロック14とを備えてい
る。各シリンダ13内にはピストン15が往復動可能に
収容されている。各ピストン15はコネクティングロッ
ド16を介し、ディーゼル機関11の出力軸であるクラ
ンク軸17に連結されている。各ピストン15の往復運
動は、コネクティングロッド16によって回転運動に変
換された後、クランク軸17に伝達される。なお、上記
シリンダヘッド12及びピストン15は通常、アルミニ
ウム合金により形成されている。
【0026】また、ディーゼル機関11には、上記各シ
リンダ13に対応してそれぞれ燃焼室18が設けられて
いる。それら燃焼室18には、吸気系19及び排気系2
0が接続されている。また、シリンダヘッド12には、
上記各シリンダ13毎に吸気弁21及び排気弁22が設
けられている。これら吸気弁21及び排気弁22は、ク
ランク軸17の回転に連動して往復動する。これによ
り、吸気弁21は吸気系19と燃焼室18との接続部分
(吸気ポート)を、また排気弁22は排気系20と燃焼
室18との接続部分(排気ポート)を開閉する。
リンダ13に対応してそれぞれ燃焼室18が設けられて
いる。それら燃焼室18には、吸気系19及び排気系2
0が接続されている。また、シリンダヘッド12には、
上記各シリンダ13毎に吸気弁21及び排気弁22が設
けられている。これら吸気弁21及び排気弁22は、ク
ランク軸17の回転に連動して往復動する。これによ
り、吸気弁21は吸気系19と燃焼室18との接続部分
(吸気ポート)を、また排気弁22は排気系20と燃焼
室18との接続部分(排気ポート)を開閉する。
【0027】そして、ディーゼル機関11の吸気行程に
おいて、排気弁22が閉じられるとともに吸気弁21が
開かれた状態でピストン15が下降すると、シリンダ1
3内の気圧が外気圧よりも低い値になる。そして、この
ときディーゼル機関11の外部の空気は、吸気系19を
通過して燃焼室18に吸い込まれる。
おいて、排気弁22が閉じられるとともに吸気弁21が
開かれた状態でピストン15が下降すると、シリンダ1
3内の気圧が外気圧よりも低い値になる。そして、この
ときディーゼル機関11の外部の空気は、吸気系19を
通過して燃焼室18に吸い込まれる。
【0028】吸気系19には、吸気絞り弁24が配置さ
れている。この吸気絞り弁24は、吸気系19内に回動
可能に支持されており、同吸気絞り弁24に連結された
ステップモータ等のアクチュエータ25により駆動され
る。吸気系19を流れる空気の量は、吸気絞り弁24の
開き具合の調節を通じて調量される。
れている。この吸気絞り弁24は、吸気系19内に回動
可能に支持されており、同吸気絞り弁24に連結された
ステップモータ等のアクチュエータ25により駆動され
る。吸気系19を流れる空気の量は、吸気絞り弁24の
開き具合の調節を通じて調量される。
【0029】一方、シリンダヘッド12には、上記各燃
焼室18に対応して、燃料を噴射する燃料噴射弁27が
取付けられている。そして、吸気系19を通ってシリン
ダ13内に導入され、かつピストン15により圧縮され
た高温かつ高圧の吸入空気に、燃料噴射弁27から燃料
が噴射される。噴射された燃料は自己着火して燃焼す
る。このときに生じた燃焼ガスが有するエネルギーによ
りピストン15が往復動され、クランク軸17が回転さ
れて、ディーゼル機関11の駆動力が得られる。燃焼ガ
スは、排気弁22の開弁に伴い排気ガスとして排気系2
0に排出される。
焼室18に対応して、燃料を噴射する燃料噴射弁27が
取付けられている。そして、吸気系19を通ってシリン
ダ13内に導入され、かつピストン15により圧縮され
た高温かつ高圧の吸入空気に、燃料噴射弁27から燃料
が噴射される。噴射された燃料は自己着火して燃焼す
る。このときに生じた燃焼ガスが有するエネルギーによ
りピストン15が往復動され、クランク軸17が回転さ
れて、ディーゼル機関11の駆動力が得られる。燃焼ガ
スは、排気弁22の開弁に伴い排気ガスとして排気系2
0に排出される。
【0030】また、このディーゼル機関11は、排気系
20を流れる排気ガスの一部を吸気系19に還流させる
排気還流用の配管30を備えている。この配管30の一
端は、EGR弁31を介して、ディーゼル機関11の吸
気系19にあって上記吸気絞り弁24よりも下流側に接
続されている。具体的には、この一端は、同吸気系19
の一部を構成する吸気マニホールド19aに接続されて
いる。一方、上記配管30の他端は、上記排気系20の
一部を構成する排気マニホールド20aに接続されてい
る。すなわち、上記EGR弁31を開弁することで、上
記配管30を通じてディーゼル機関11の吸気系19及
び排気系20の間が連通されるようになっている。そし
て、ディーゼル機関11の吸気行程において上記EGR
弁31が開弁されているときには、上記配管30を通じ
て吸気系19内にEGRガスが還流されて、空気ともど
も燃焼室18内に吸い込まれるようになる。なお、吸気
マニホールド19aは通常、アルミニウム合金によっ
て、また排気マニホールド20aは通常、鋳鉄によって
それぞれ形成されている。
20を流れる排気ガスの一部を吸気系19に還流させる
排気還流用の配管30を備えている。この配管30の一
端は、EGR弁31を介して、ディーゼル機関11の吸
気系19にあって上記吸気絞り弁24よりも下流側に接
続されている。具体的には、この一端は、同吸気系19
の一部を構成する吸気マニホールド19aに接続されて
いる。一方、上記配管30の他端は、上記排気系20の
一部を構成する排気マニホールド20aに接続されてい
る。すなわち、上記EGR弁31を開弁することで、上
記配管30を通じてディーゼル機関11の吸気系19及
び排気系20の間が連通されるようになっている。そし
て、ディーゼル機関11の吸気行程において上記EGR
弁31が開弁されているときには、上記配管30を通じ
て吸気系19内にEGRガスが還流されて、空気ともど
も燃焼室18内に吸い込まれるようになる。なお、吸気
マニホールド19aは通常、アルミニウム合金によっ
て、また排気マニホールド20aは通常、鋳鉄によって
それぞれ形成されている。
【0031】また、上記配管30の途中には、同配管3
0内を通過するEGRガスを強制冷却するEGRクーラ
32が設けられている。ここで、排気還流用の配管30
内で発生した凝縮水がディーゼル機関11の吸気系19
や排気系20に流れ込むと、同機関11としての耐久性
に影響を及ぼすおそれがあることは前述した通りであ
る。特に、ディーゼル機関11にあって、シリンダヘッ
ド12や、ピストン15、あるいは吸気マニホールド1
9a等、酸による腐食が生じやすいアルミニウム合金で
形成されている部分に強い酸性を有する凝縮水が流れ込
むと、その影響はより深刻なものとなる。
0内を通過するEGRガスを強制冷却するEGRクーラ
32が設けられている。ここで、排気還流用の配管30
内で発生した凝縮水がディーゼル機関11の吸気系19
や排気系20に流れ込むと、同機関11としての耐久性
に影響を及ぼすおそれがあることは前述した通りであ
る。特に、ディーゼル機関11にあって、シリンダヘッ
ド12や、ピストン15、あるいは吸気マニホールド1
9a等、酸による腐食が生じやすいアルミニウム合金で
形成されている部分に強い酸性を有する凝縮水が流れ込
むと、その影響はより深刻なものとなる。
【0032】また通常、排気還流用の配管30内にあっ
て、上記EGRクーラ32が設けられている部分以外の
部分で発生する凝縮水は極めて少量であり、それのみに
より管壁を伝い落ちる程の量となる可能性は低い。この
ため、凝縮水のディーゼル機関11に対する影響を抑制
するためには、EGRクーラ32内で発生する凝縮水を
適切に処理することが有効である。
て、上記EGRクーラ32が設けられている部分以外の
部分で発生する凝縮水は極めて少量であり、それのみに
より管壁を伝い落ちる程の量となる可能性は低い。この
ため、凝縮水のディーゼル機関11に対する影響を抑制
するためには、EGRクーラ32内で発生する凝縮水を
適切に処理することが有効である。
【0033】さらに、上記配管30から凝縮水が流れ落
ちる場合には、その凝縮水がアルミニウム合金で形成さ
れる吸気マニホールド19aに流れ込む場合よりも、比
較的耐酸性に優れた鋳鉄により形成される排気マニホー
ルド20aに流れ込む場合のほうが、その影響は小さい
といえる。
ちる場合には、その凝縮水がアルミニウム合金で形成さ
れる吸気マニホールド19aに流れ込む場合よりも、比
較的耐酸性に優れた鋳鉄により形成される排気マニホー
ルド20aに流れ込む場合のほうが、その影響は小さい
といえる。
【0034】また、ディーゼル機関11の排気マニホー
ルド20aに凝縮水が流れ込んだ場合には、同機関11
の運転に伴って同排気マニホールド20a内に排出され
る排気ガスが有する熱によって、凝縮水を蒸発させる効
果が見込める。その反面、凝縮水が吸気マニホールド1
9a内に流れ込んだ場合には、そうした効果は見込めな
い。すなわち、こうした点からも、凝縮水が流れ込んだ
場合における影響は、吸気系19に流れ込む場合より
も、排気系20に流れ込む場合のほうが小さいといえ
る。
ルド20aに凝縮水が流れ込んだ場合には、同機関11
の運転に伴って同排気マニホールド20a内に排出され
る排気ガスが有する熱によって、凝縮水を蒸発させる効
果が見込める。その反面、凝縮水が吸気マニホールド1
9a内に流れ込んだ場合には、そうした効果は見込めな
い。すなわち、こうした点からも、凝縮水が流れ込んだ
場合における影響は、吸気系19に流れ込む場合より
も、排気系20に流れ込む場合のほうが小さいといえ
る。
【0035】そこで、本実施の形態の装置では、これら
の実情をふまえ、排気還流用の配管30の中でも多量の
凝縮水が発生する部分、すなわちEGRクーラ32の内
部にて発生した凝縮水を排気マニホールド20a側に流
れ落ちさせるようにしている。すなわち、たとえ凝縮水
が上記配管30から流れ落ちる場合であっても、ディー
ゼル機関11の耐久性に対する影響が小さい排気系20
側に凝縮水を流れ落ちさせるようにしている。
の実情をふまえ、排気還流用の配管30の中でも多量の
凝縮水が発生する部分、すなわちEGRクーラ32の内
部にて発生した凝縮水を排気マニホールド20a側に流
れ落ちさせるようにしている。すなわち、たとえ凝縮水
が上記配管30から流れ落ちる場合であっても、ディー
ゼル機関11の耐久性に対する影響が小さい排気系20
側に凝縮水を流れ落ちさせるようにしている。
【0036】また、本実施の形態の装置では、上記配管
30にあってEGRクーラ32よりも排気系20側に、
同配管30の内壁を伝い落ちる凝縮水を一時的に貯留す
る貯留部33を設けるようにしている。そして、この貯
留部33に凝縮水を一時的に貯留することにより、同凝
縮水の適切な処理が図られるようになっている。
30にあってEGRクーラ32よりも排気系20側に、
同配管30の内壁を伝い落ちる凝縮水を一時的に貯留す
る貯留部33を設けるようにしている。そして、この貯
留部33に凝縮水を一時的に貯留することにより、同凝
縮水の適切な処理が図られるようになっている。
【0037】以下、こうした排気還流装置、特に排気還
流用の配管30の具体的な構造について、図2を参照し
て詳細に説明する。なお、図2は、上記配管30の正面
構造を示している。
流用の配管30の具体的な構造について、図2を参照し
て詳細に説明する。なお、図2は、上記配管30の正面
構造を示している。
【0038】同図2に示されるように、この配管30
は、大きくは、EGRクーラ32、同EGRクーラ32
とEGR弁(吸気マニホールド19a)との間を連通す
る吸気側配管34、及び同EGRクーラ32と排気マニ
ホールド20aとの間を連通する排気側配管35とによ
り構成されている。なお、これらEGRクーラ32、吸
気側配管34、及び排気側配管35は、凝縮水による腐
食を抑えるべく、それぞれ耐酸性に優れた金属(例えば
ステンレス鋼)により形成されている。
は、大きくは、EGRクーラ32、同EGRクーラ32
とEGR弁(吸気マニホールド19a)との間を連通す
る吸気側配管34、及び同EGRクーラ32と排気マニ
ホールド20aとの間を連通する排気側配管35とによ
り構成されている。なお、これらEGRクーラ32、吸
気側配管34、及び排気側配管35は、凝縮水による腐
食を抑えるべく、それぞれ耐酸性に優れた金属(例えば
ステンレス鋼)により形成されている。
【0039】上記EGRクーラ32は、内部をEGRガ
スが通過する管体36と、同管体36の内部に露出する
ように延設される冷却配管37とにより構成されてい
る。そして、この冷却配管37内には、上記ディーゼル
機関11の冷却に用いられる冷却水が供給されている。
従って、このEGRクーラ32では、その管体36の内
部を通過するEGRガスと上記冷却配管37を流れる冷
却水との間で熱交換が行われ、その結果、同EGRガス
が強制冷却されるようになっている。なお、上記管体3
6は、その内径が上記吸気側配管34や排気側配管35
の内径よりも拡径された形状に形成されている。
スが通過する管体36と、同管体36の内部に露出する
ように延設される冷却配管37とにより構成されてい
る。そして、この冷却配管37内には、上記ディーゼル
機関11の冷却に用いられる冷却水が供給されている。
従って、このEGRクーラ32では、その管体36の内
部を通過するEGRガスと上記冷却配管37を流れる冷
却水との間で熱交換が行われ、その結果、同EGRガス
が強制冷却されるようになっている。なお、上記管体3
6は、その内径が上記吸気側配管34や排気側配管35
の内径よりも拡径された形状に形成されている。
【0040】また、EGRクーラ32は、上記吸気側配
管34と吸気マニホールド19aとの接続部分、及び排
気側配管35と排気マニホールド20aとの接続部分よ
りも、鉛直方向上方に設けられている。さらに、上記E
GRクーラ32は、その管体36の管壁が排気側配管3
5に向かうほど鉛直方向下方に向けて傾斜するように配
設されている。これにより、EGRクーラ32内にて発
生した凝縮水が排気側配管35側(排気マニホールド2
0a側)に流れ落ちるようになっている。
管34と吸気マニホールド19aとの接続部分、及び排
気側配管35と排気マニホールド20aとの接続部分よ
りも、鉛直方向上方に設けられている。さらに、上記E
GRクーラ32は、その管体36の管壁が排気側配管3
5に向かうほど鉛直方向下方に向けて傾斜するように配
設されている。これにより、EGRクーラ32内にて発
生した凝縮水が排気側配管35側(排気マニホールド2
0a側)に流れ落ちるようになっている。
【0041】上記排気側配管35は、EGRクーラ32
の管体36における下端部を始点として延設されてい
る。これにより、その管体36の内部に多量の凝縮水が
貯留されることが防止される。
の管体36における下端部を始点として延設されてい
る。これにより、その管体36の内部に多量の凝縮水が
貯留されることが防止される。
【0042】また、排気側配管35の途中には、貯留部
33が設けられている。具体的には、排気側配管35の
一部が蛇腹形状に形成されることで、この貯留部33が
設けられている。また、この貯留部33は、排気側配管
35の、特に鉛直方向に対して傾斜した部分に設けられ
ている。
33が設けられている。具体的には、排気側配管35の
一部が蛇腹形状に形成されることで、この貯留部33が
設けられている。また、この貯留部33は、排気側配管
35の、特に鉛直方向に対して傾斜した部分に設けられ
ている。
【0043】以下、こうした貯留部33による作用につ
いて、図3を参照しつつ説明する。なお、図3は、排気
還流用の配管30における貯留部33が設けられた部分
についてその断面構造を模式的に示している。
いて、図3を参照しつつ説明する。なお、図3は、排気
還流用の配管30における貯留部33が設けられた部分
についてその断面構造を模式的に示している。
【0044】同図3に示されるように、排気側配管35
には、蛇腹形状に形成された貯留部33を設けることに
より、その内壁が選択的に凹形状に形成された複数の凹
部33aが形成されている。このため、上述したよう
に、EGRクーラ32内で発生した凝縮水Wが排気側配
管35の内壁を伝い落ちる場合であっても、上記各凹部
33aの特に鉛直方向下方に形成された部分にその凝縮
水Wが貯留されるようになる。これにより、この凝縮水
Wが、排気側配管35から排気マニホールド20aに流
れ込むことが抑制される。なお、貯留部33を蛇腹形状
に形成することで、その寸法誤差に起因して生じる組付
歪が低減されるといった作用や、その外表面積が増大す
ることによってEGRガスに対する冷却性能が向上され
るといった作用も得られるようになる。
には、蛇腹形状に形成された貯留部33を設けることに
より、その内壁が選択的に凹形状に形成された複数の凹
部33aが形成されている。このため、上述したよう
に、EGRクーラ32内で発生した凝縮水Wが排気側配
管35の内壁を伝い落ちる場合であっても、上記各凹部
33aの特に鉛直方向下方に形成された部分にその凝縮
水Wが貯留されるようになる。これにより、この凝縮水
Wが、排気側配管35から排気マニホールド20aに流
れ込むことが抑制される。なお、貯留部33を蛇腹形状
に形成することで、その寸法誤差に起因して生じる組付
歪が低減されるといった作用や、その外表面積が増大す
ることによってEGRガスに対する冷却性能が向上され
るといった作用も得られるようになる。
【0045】一方、こうして貯留された凝縮水Wは、デ
ィーゼル機関11の運転が開始されて排気側配管35内
をEGRガスが通過するようになると、そのEGRガス
が有する熱によって徐々に蒸発されるようになる。
ィーゼル機関11の運転が開始されて排気側配管35内
をEGRガスが通過するようになると、そのEGRガス
が有する熱によって徐々に蒸発されるようになる。
【0046】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、以下に記載する効果が得られるようになる。 (1)上記実施の形態では、排気還流用の配管30に、
同配管30の管壁を伝い落ちる凝縮水を貯留する貯留部
33を設けるようにした。このため、ディーゼル機関1
1の停止中に排気還流用の配管30の内壁に凝縮水が付
着し、その凝縮水が同配管30の内壁を伝って流れ落ち
る場合であっても、その凝縮水を上記貯留部33に一時
的に貯留することができるようになる。これにより、デ
ィーゼル機関11の吸気系19や排気系20に凝縮水が
流れ込むことを好適に抑制することが可能になる。しか
も、こうして貯留された凝縮水は、ディーゼル機関11
の運転が開始されて同配管30内をEGRガスが通過す
るようになると、同EGRガスが有する熱によって徐々
に蒸発されるようになる。従って、排気還流用の配管3
0に発生する凝縮水を適切に処理することができるよう
になる。
ば、以下に記載する効果が得られるようになる。 (1)上記実施の形態では、排気還流用の配管30に、
同配管30の管壁を伝い落ちる凝縮水を貯留する貯留部
33を設けるようにした。このため、ディーゼル機関1
1の停止中に排気還流用の配管30の内壁に凝縮水が付
着し、その凝縮水が同配管30の内壁を伝って流れ落ち
る場合であっても、その凝縮水を上記貯留部33に一時
的に貯留することができるようになる。これにより、デ
ィーゼル機関11の吸気系19や排気系20に凝縮水が
流れ込むことを好適に抑制することが可能になる。しか
も、こうして貯留された凝縮水は、ディーゼル機関11
の運転が開始されて同配管30内をEGRガスが通過す
るようになると、同EGRガスが有する熱によって徐々
に蒸発されるようになる。従って、排気還流用の配管3
0に発生する凝縮水を適切に処理することができるよう
になる。
【0047】(2)また、上記実施の形態では、排気還
流用の配管30の一部を蛇腹形状に形成することで、上
記貯留部33を設けるようにした。これにより、蛇腹形
状に形成された貯留部33にあって、その内壁が選択的
に凹形状に形成された複数の凹部33aに、凝縮水を貯
留することができるようになる。しかも、貯留部33を
蛇腹形状に形成することで、配管30等の寸法誤差に起
因して生じる組付歪の低減や、その外表面積の増大によ
るEGRガスに対する冷却性能の向上といった副次的な
効果も得られるようになる。
流用の配管30の一部を蛇腹形状に形成することで、上
記貯留部33を設けるようにした。これにより、蛇腹形
状に形成された貯留部33にあって、その内壁が選択的
に凹形状に形成された複数の凹部33aに、凝縮水を貯
留することができるようになる。しかも、貯留部33を
蛇腹形状に形成することで、配管30等の寸法誤差に起
因して生じる組付歪の低減や、その外表面積の増大によ
るEGRガスに対する冷却性能の向上といった副次的な
効果も得られるようになる。
【0048】(3)また、上記実施の形態では、貯留部
33を、排気還流用の配管30の、特に鉛直方向に対し
て傾斜した部分に設けるようにした。これにより、上記
配管30の内壁を伝い落ちる凝縮水を、上記各凹部33
aの特に鉛直方向下方に形成された部分に好適に貯留す
ることができるようになる。
33を、排気還流用の配管30の、特に鉛直方向に対し
て傾斜した部分に設けるようにした。これにより、上記
配管30の内壁を伝い落ちる凝縮水を、上記各凹部33
aの特に鉛直方向下方に形成された部分に好適に貯留す
ることができるようになる。
【0049】(4)上記実施の形態によれば、排気還流
用の配管30内を流れるEGRガスを強制冷却するEG
Rクーラ32が設けられており、多量の凝縮水が発生し
易い排気還流装置にあっても、その凝縮水を好適に処理
することができるようになる。
用の配管30内を流れるEGRガスを強制冷却するEG
Rクーラ32が設けられており、多量の凝縮水が発生し
易い排気還流装置にあっても、その凝縮水を好適に処理
することができるようになる。
【0050】(5)上記実施の形態では、EGRクーラ
32をその管体36の管壁が排気側配管35に向かうほ
ど鉛直方向下方に向けて傾斜するように配設する一方、
貯留部33を同排気側配管35の途中に設けるようにし
た。これにより、EGRクーラ32内にて発生した凝縮
水は、排気側配管35側に流れ落ちるようになる。従っ
て、凝縮水が流れ込んだ場合におけるディーゼル機関1
1の耐久性に対する影響が排気系20と比べてより深刻
なものとなる吸気系19に、多量の凝縮水が流れ込むこ
とを好適に抑制することができるようになる。しかも、
排気側配管35側に流れ落ちる凝縮水については、これ
を貯留部33に一時的に貯留することで、適切に処理す
ることができるようになる。
32をその管体36の管壁が排気側配管35に向かうほ
ど鉛直方向下方に向けて傾斜するように配設する一方、
貯留部33を同排気側配管35の途中に設けるようにし
た。これにより、EGRクーラ32内にて発生した凝縮
水は、排気側配管35側に流れ落ちるようになる。従っ
て、凝縮水が流れ込んだ場合におけるディーゼル機関1
1の耐久性に対する影響が排気系20と比べてより深刻
なものとなる吸気系19に、多量の凝縮水が流れ込むこ
とを好適に抑制することができるようになる。しかも、
排気側配管35側に流れ落ちる凝縮水については、これ
を貯留部33に一時的に貯留することで、適切に処理す
ることができるようになる。
【0051】(6)上記実施の形態では、吸気側配管3
4や排気側配管35の内径よりも拡径された形状に形成
されたEGRクーラ32の管体36にあって、その下端
部を始点として排気側配管35を延設するようにした。
これにより、他の部分と比べて拡径されている管体36
の内部に多量の凝縮水が貯留されることを防止すること
ができるようになる。従って、この管体36の内部に、
上記貯留部33を通じた適切な処理が不能な量の凝縮水
が貯留されることを防止することができるようになる。
4や排気側配管35の内径よりも拡径された形状に形成
されたEGRクーラ32の管体36にあって、その下端
部を始点として排気側配管35を延設するようにした。
これにより、他の部分と比べて拡径されている管体36
の内部に多量の凝縮水が貯留されることを防止すること
ができるようになる。従って、この管体36の内部に、
上記貯留部33を通じた適切な処理が不能な量の凝縮水
が貯留されることを防止することができるようになる。
【0052】(7)上記実施の形態では、貯留部33を
含む排気還流用の配管30を耐酸性に優れた金属で形成
するようにした。これにより、凝縮水による配管30の
腐食を好適に抑制することができるようになる。
含む排気還流用の配管30を耐酸性に優れた金属で形成
するようにした。これにより、凝縮水による配管30の
腐食を好適に抑制することができるようになる。
【0053】なお、上記実施の形態は、以下のように変
更して実施してもよい。 ・上記実施の形態では、排気還流用の配管30の一部を
蛇腹形状に形成することで、その内壁を伝い落ちる凝縮
水を一時的に貯留するための貯留部33を設けるように
したが、これに限られない。要は、配管30の内壁を伝
い落ちる凝縮水を同配管30内に好適に貯留することが
可能であれば、貯留部33の形状は適宜変更可能であ
る。
更して実施してもよい。 ・上記実施の形態では、排気還流用の配管30の一部を
蛇腹形状に形成することで、その内壁を伝い落ちる凝縮
水を一時的に貯留するための貯留部33を設けるように
したが、これに限られない。要は、配管30の内壁を伝
い落ちる凝縮水を同配管30内に好適に貯留することが
可能であれば、貯留部33の形状は適宜変更可能であ
る。
【0054】こうした構成の一例としては、排気還流用
の配管30の変形例についての断面構造を図4に示すよ
うに、配管40の鉛直方向下方の少なくとも一部に、そ
の内壁が選択的に凹形状に形成された凹部41を形成す
ることが挙げられる。こうした構成によれば、配管40
の内壁に凹部41を設けるといった簡易な手法をもっ
て、同内壁を伝い落ちる凝縮水を貯留することができる
ようになる。
の配管30の変形例についての断面構造を図4に示すよ
うに、配管40の鉛直方向下方の少なくとも一部に、そ
の内壁が選択的に凹形状に形成された凹部41を形成す
ることが挙げられる。こうした構成によれば、配管40
の内壁に凹部41を設けるといった簡易な手法をもっ
て、同内壁を伝い落ちる凝縮水を貯留することができる
ようになる。
【0055】また、その他の例として、排気還流用の配
管30の他の変形例についての断面構造を図5に示すよ
うに、配管50の鉛直方向下方の少なくとも一部に、凝
縮水の流落をくい止めるようにその内壁に形成された突
出壁51を設けることも挙げられる。こうした構成によ
れば、突出壁51によって、配管50の内壁を伝い落ち
る凝縮水を堰き止めることで、同凝縮水を貯留すること
ができる。
管30の他の変形例についての断面構造を図5に示すよ
うに、配管50の鉛直方向下方の少なくとも一部に、凝
縮水の流落をくい止めるようにその内壁に形成された突
出壁51を設けることも挙げられる。こうした構成によ
れば、突出壁51によって、配管50の内壁を伝い落ち
る凝縮水を堰き止めることで、同凝縮水を貯留すること
ができる。
【0056】・上記実施の形態では、貯留部を排気還流
用の配管の、特に鉛直方向に対して傾斜した部分に設け
るようにしたが、これに限られない。貯留部による凝縮
水の好適な貯留が可能であれば、排気還流用の配管の鉛
直方向に延設された部分に同貯留部を設けることも可能
である。
用の配管の、特に鉛直方向に対して傾斜した部分に設け
るようにしたが、これに限られない。貯留部による凝縮
水の好適な貯留が可能であれば、排気還流用の配管の鉛
直方向に延設された部分に同貯留部を設けることも可能
である。
【0057】・上記実施の形態では、貯留部を1つのみ
設けるようにしたが、複数の貯留部を設けるようにして
も勿論よい。 ・上記実施の形態では、EGRクーラ32をその管体3
6の管壁が排気側配管35に向かうほど鉛直方向下方に
向けて傾斜するように配設する一方、貯留部を同排気側
配管35の途中に設けるようにしたが、これに限られな
い。これとは逆に、EGRクーラ32をその管体36の
管壁が吸気側配管34に向かうほど鉛直方向下方に向け
て傾斜するように配設する一方、貯留部を同吸気側配管
34の途中に設けることも可能である。また、貯留部
を、吸気側配管34及び排気側配管35の双方に設ける
ようにしてもよい。要は、ディーゼル機関11の吸気系
19や排気系20への凝縮水の流れ込みが好適に抑制さ
れるのであれば、EGRクーラ32や、吸気側配管3
4、排気側配管35、貯留部の配設態様は任意に変更可
能である。なお、吸気側配管34内にあっては、EGR
クーラ32により冷却された後のEGRガスが流れると
はいえ、そのEGRガスの温度は凝縮水の蒸発に寄与す
るだけの温度は維持される。すなわち、吸気側配管34
に貯留部を設ける構成にあっても、その貯留部に貯留さ
れた凝縮水をEGRガスが有する熱により蒸発させるこ
とは可能である。
設けるようにしたが、複数の貯留部を設けるようにして
も勿論よい。 ・上記実施の形態では、EGRクーラ32をその管体3
6の管壁が排気側配管35に向かうほど鉛直方向下方に
向けて傾斜するように配設する一方、貯留部を同排気側
配管35の途中に設けるようにしたが、これに限られな
い。これとは逆に、EGRクーラ32をその管体36の
管壁が吸気側配管34に向かうほど鉛直方向下方に向け
て傾斜するように配設する一方、貯留部を同吸気側配管
34の途中に設けることも可能である。また、貯留部
を、吸気側配管34及び排気側配管35の双方に設ける
ようにしてもよい。要は、ディーゼル機関11の吸気系
19や排気系20への凝縮水の流れ込みが好適に抑制さ
れるのであれば、EGRクーラ32や、吸気側配管3
4、排気側配管35、貯留部の配設態様は任意に変更可
能である。なお、吸気側配管34内にあっては、EGR
クーラ32により冷却された後のEGRガスが流れると
はいえ、そのEGRガスの温度は凝縮水の蒸発に寄与す
るだけの温度は維持される。すなわち、吸気側配管34
に貯留部を設ける構成にあっても、その貯留部に貯留さ
れた凝縮水をEGRガスが有する熱により蒸発させるこ
とは可能である。
【0058】・上記実施の形態では、吸気側配管34や
排気側配管35の内径よりも拡径された形状に形成され
たEGRクーラ32の管体36にあって、その下端部を
始点として排気側配管35を延設するようにしたが、こ
れに限られない。貯留部を通じた適切な処理が不能な量
の凝縮水が上記管体36の内部に貯留されることが好適
に防止されるのであれば、排気側配管35の延設態様は
任意に変更可能である。
排気側配管35の内径よりも拡径された形状に形成され
たEGRクーラ32の管体36にあって、その下端部を
始点として排気側配管35を延設するようにしたが、こ
れに限られない。貯留部を通じた適切な処理が不能な量
の凝縮水が上記管体36の内部に貯留されることが好適
に防止されるのであれば、排気側配管35の延設態様は
任意に変更可能である。
【0059】・上記実施の形態では、本発明をEGRク
ーラ32が設けられた排気還流装置に適用するようにし
たが、本発明はEGRクーラ32が設けられていない装
置にも適用可能である。すなわち、EGRクーラ32が
設けられていない装置であっても、その排気還流用の配
管内で多量の凝縮水が発生し、その凝縮水によるディー
ゼル機関11の耐久性の低下が懸念される場合には、凝
縮水の発生状態に応じたかたちで適宜貯留部を設けるこ
とで、その凝縮水を適切に処理することができるように
なる。
ーラ32が設けられた排気還流装置に適用するようにし
たが、本発明はEGRクーラ32が設けられていない装
置にも適用可能である。すなわち、EGRクーラ32が
設けられていない装置であっても、その排気還流用の配
管内で多量の凝縮水が発生し、その凝縮水によるディー
ゼル機関11の耐久性の低下が懸念される場合には、凝
縮水の発生状態に応じたかたちで適宜貯留部を設けるこ
とで、その凝縮水を適切に処理することができるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる内燃機関の排気還流装置の一実
施の形態についてその概略構成を示すブロック図。
施の形態についてその概略構成を示すブロック図。
【図2】同実施の形態にかかる排気還流用の配管の正面
構造を示す正面図。
構造を示す正面図。
【図3】同排気還流用の配管における貯留部が設けられ
た部分についてその断面構造を模式的に示す略図。
た部分についてその断面構造を模式的に示す略図。
【図4】同排気還流用の配管の変形例についてその断面
構造を模式的に示す略図。
構造を模式的に示す略図。
【図5】同排気還流用の配管の変形例についてその断面
構造を模式的に示す略図。
構造を模式的に示す略図。
11…ディーゼル機関、12…シリンダヘッド、13…
シリンダ、14…シリンダブロック、15…ピストン、
16…コネクティングロッド、17…クランク軸、18
…燃焼室、19…吸気系、19a…吸気マニホールド、
20…排気系、20a…排気マニホールド、21…吸気
弁、22…排気弁、24…吸気絞り弁、25…アクチュ
エータ、27…燃料噴射弁、30,40,50…配管、
31…EGR弁、32…EGRクーラ、33…貯留部、
33a,41…凹部、34…吸気側配管、35…排気側
配管、36…管体、37…冷却配管、51…突出壁。
シリンダ、14…シリンダブロック、15…ピストン、
16…コネクティングロッド、17…クランク軸、18
…燃焼室、19…吸気系、19a…吸気マニホールド、
20…排気系、20a…排気マニホールド、21…吸気
弁、22…排気弁、24…吸気絞り弁、25…アクチュ
エータ、27…燃料噴射弁、30,40,50…配管、
31…EGR弁、32…EGRクーラ、33…貯留部、
33a,41…凹部、34…吸気側配管、35…排気側
配管、36…管体、37…冷却配管、51…突出壁。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 高尾 保則
愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会
社豊田自動織機内
Fターム(参考) 3G062 AA01 AA03 BA06 EA04 EA10
ED01 ED04 ED08 ED10
Claims (9)
- 【請求項1】内燃機関の吸気系及び排気系の間を連通す
る排気還流用の配管を有し、同機関の排気ガスの一部を
この配管を介して吸気系に還流させる内燃機関の排気還
流装置において、 前記排気還流用の配管は、その内部に発生する排気ガス
の凝縮水を貯留するための貯留手段を備えて構成される
ことを特徴とする内燃機関の排気還流装置。 - 【請求項2】前記貯留手段が、前記配管の少なくとも一
部を構成する蛇腹部からなる請求項1に記載の内燃機関
の排気還流装置。 - 【請求項3】前記貯留手段が、前記配管の鉛直方向下方
の少なくとも一部に設けられてその内壁が選択的に凹形
状に形成された凹部からなる請求項1に記載の内燃機関
の排気還流装置。 - 【請求項4】前記貯留手段が、前記配管の鉛直方向下方
の少なくとも一部に設けられて前記凝縮水の流落をくい
止めるようにその内壁に形成された突出壁からなる請求
項1に記載の内燃機関の排気還流装置。 - 【請求項5】前記貯留手段は、前記配管の鉛直方向に対
する傾斜部分に設けられる請求項2〜4のいずれかに記
載の内燃機関の排気還流装置。 - 【請求項6】前記配管には管内を通過する排気還流ガス
を強制冷却する冷却手段が設けられてなる請求項1〜5
のいずれかに記載の内燃機関の排気還流装置。 - 【請求項7】前記冷却手段は前記配管が前記排気系側に
向かうほど鉛直方向下方に向けて傾斜するように延設さ
れた部分に設けられてなり、前記貯留手段は、前記冷却
手段よりも前記排気系側に設けられてなる請求項6に記
載の内燃機関の排気還流装置。 - 【請求項8】前記配管は、前記冷却手段の設けられた部
分が選択的に拡径された拡径部を有してなり、且つ、そ
の前記排気系側に延びる部分が前記拡径部の下端部を始
点として延設されてなる請求項7に記載の内燃機関の排
気還流装置。 - 【請求項9】前記貯留手段は、耐酸性に優れた金属によ
り形成されてなる請求項1〜8のいずれかに記載の内燃
機関の排気還流装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002046593A JP2003247460A (ja) | 2002-02-22 | 2002-02-22 | 内燃機関の排気還流装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002046593A JP2003247460A (ja) | 2002-02-22 | 2002-02-22 | 内燃機関の排気還流装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003247460A true JP2003247460A (ja) | 2003-09-05 |
Family
ID=28659939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002046593A Pending JP2003247460A (ja) | 2002-02-22 | 2002-02-22 | 内燃機関の排気還流装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003247460A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006161593A (ja) * | 2004-12-03 | 2006-06-22 | Toyota Motor Corp | 排気熱回収装置 |
JP2007071118A (ja) * | 2005-09-07 | 2007-03-22 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の排気管 |
JP2008530439A (ja) * | 2005-02-21 | 2008-08-07 | ベール ゲーエムベーハー ウント コー カーゲー | 排気ターボ過給機付き内燃機関 |
JP2009250338A (ja) * | 2008-04-04 | 2009-10-29 | Toyota Motor Corp | 配管の継手構造 |
JP2012255404A (ja) * | 2011-06-09 | 2012-12-27 | Toyota Motor Corp | 機関システム |
CN102900505A (zh) * | 2011-07-28 | 2013-01-30 | 现代自动车株式会社 | 用于车辆的排气尾管组件 |
JP2016014345A (ja) * | 2014-07-02 | 2016-01-28 | スズキ株式会社 | 内燃機関の排気ガス還流装置 |
JP2016510868A (ja) * | 2013-03-08 | 2016-04-11 | マーレ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテルハフツングMAHLE International GmbH | 冷却器 |
-
2002
- 2002-02-22 JP JP2002046593A patent/JP2003247460A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006161593A (ja) * | 2004-12-03 | 2006-06-22 | Toyota Motor Corp | 排気熱回収装置 |
JP4655607B2 (ja) * | 2004-12-03 | 2011-03-23 | トヨタ自動車株式会社 | 排気熱回収装置 |
JP2008530439A (ja) * | 2005-02-21 | 2008-08-07 | ベール ゲーエムベーハー ウント コー カーゲー | 排気ターボ過給機付き内燃機関 |
US7921648B2 (en) | 2005-02-21 | 2011-04-12 | Behr Gmbh & Co. Kg | Exhaust gas turbocharger internal combustion engine |
JP2007071118A (ja) * | 2005-09-07 | 2007-03-22 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の排気管 |
JP2009250338A (ja) * | 2008-04-04 | 2009-10-29 | Toyota Motor Corp | 配管の継手構造 |
JP2012255404A (ja) * | 2011-06-09 | 2012-12-27 | Toyota Motor Corp | 機関システム |
CN102900505A (zh) * | 2011-07-28 | 2013-01-30 | 现代自动车株式会社 | 用于车辆的排气尾管组件 |
US8910747B2 (en) | 2011-07-28 | 2014-12-16 | Hyundai Motor Company | Tail pipe assembly for vehicle |
CN102900505B (zh) * | 2011-07-28 | 2016-08-17 | 现代自动车株式会社 | 用于车辆的排气尾管组件 |
KR101744804B1 (ko) * | 2011-07-28 | 2017-06-09 | 현대자동차 주식회사 | 차량용 테일 파이프 어셈블리 |
JP2016510868A (ja) * | 2013-03-08 | 2016-04-11 | マーレ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテルハフツングMAHLE International GmbH | 冷却器 |
JP2016014345A (ja) * | 2014-07-02 | 2016-01-28 | スズキ株式会社 | 内燃機関の排気ガス還流装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4510354B2 (ja) | 内燃機関で燃料噴射制御するための方法 | |
RU2711900C2 (ru) | Способ охлаждения воздуха в тракте двигателя | |
JP5741032B2 (ja) | 内燃機関の排気再循環システム | |
JP6292209B2 (ja) | エンジンの制御装置 | |
JP2003247460A (ja) | 内燃機関の排気還流装置 | |
JP5742469B2 (ja) | 内燃機関の排気再循環システム | |
JP2009525430A (ja) | 2行程燃焼機関 | |
CA2568167A1 (en) | Ultra-expansion four-stroke internal combustion engine | |
KR20190012615A (ko) | 인터쿨러 및 이를 포함하는 엔진 시스템 | |
JP6115347B2 (ja) | 凝縮水処理機構 | |
WO2016051623A1 (ja) | ディーゼルエンジン | |
US9551270B2 (en) | Control device for coolant flow in an internal combustion engine | |
JP2021131043A (ja) | エンジンの制御装置及び、制御方法 | |
US20140053817A1 (en) | Internal combustion engine | |
WO2019135297A1 (ja) | 内燃機関 | |
JP2010031688A (ja) | 火花点火式内燃機関 | |
JP6589917B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
CN116171348B (zh) | 分体式循环内燃发动机 | |
RU2493394C2 (ru) | Двигатель внутреннего сгорания с компрессионным зажиганием и способ его эксплуатации | |
US20240052793A1 (en) | Engine and method of operating the same | |
JPH108975A (ja) | クランク室過給式4サイクルエンジンの吸気装置 | |
JP5345033B2 (ja) | 内燃機関 | |
JP6369523B2 (ja) | エンジンの排気装置 | |
WO2014199442A1 (ja) | 内燃機関の凝縮水処理装置 | |
JP2021161941A (ja) | 多気筒エンジンの吸気装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041210 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071022 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071030 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080304 |