JP2003245373A - 流量規制部材及びスプリンクラー設備の末端試験装置 - Google Patents

流量規制部材及びスプリンクラー設備の末端試験装置

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JP2003245373A
JP2003245373A JP2002047663A JP2002047663A JP2003245373A JP 2003245373 A JP2003245373 A JP 2003245373A JP 2002047663 A JP2002047663 A JP 2002047663A JP 2002047663 A JP2002047663 A JP 2002047663A JP 2003245373 A JP2003245373 A JP 2003245373A
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JP
Japan
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flow rate
orifice
edge face
face
sprinkler
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JP2002047663A
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English (en)
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Koji Nakazawa
幸次 中澤
Hideo Shudo
英男 周藤
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Yamato Protec Corp
Original Assignee
Yamato Protec Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 末端試験弁、圧力計、及びオリフィスから構
成されるスプリンクラー設備の末端試験装置において、
オリフィスの種類の単一化、低コスト化を図る。 【解決手段】 オリフィス11は、一端面15aから他
端面15bに向けて漸次細く絞った形の孔16を有する
とともに、他端面15bを先細状の円錐形状に形成して
ある流量規制部材15で構成している。オリフィス11
の一端面15a側を末端試験弁12の流出口部12a
に、他端面15b側を排水管側14に接続することによ
り所定の流量が得られる。また、オリフィス11の他端
面15b側を末端試験弁12の流出口部12aに、一端
面15a側を排水管側14に接続すれば、オリフィス1
1の孔16を逆向きにすることによる流量差分と、オリ
フィス11の円錐形の他端面15bと末端試験弁12の
流出口部12aの内周面との空間19内で発生する渦に
よる減量分とを合わせた分だけ少ない所定の流量が得ら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流量規制部材及び
これを用いる閉鎖型スプリンクラー設備の末端試験装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】閉鎖型スプリンクラー設備としては、一
般的に、図5に示すような系統図のものが知られてい
る。このスプリンクラー設備は、閉鎖型スプリンクラー
ヘッド1、流水検知装置2(圧力スイッチ3、自動警報
弁4等)、加圧送水装置(消火ポンプ・モータ)5、送
水口6、水源(消火用貯水槽)7および配管弁類等から
構成されている。
【0003】常時、スプリンクラーヘッド1までの配管
系統は加圧水により充水されており、火災が発生する
と、スプリンクラーヘッド1の感熱部が火災時の熱を受
けて溶解し、スプリンクラーヘッド1のシール機構が分
解し放水が開始される。スプリンクラーヘッド1が開放
され、放水されることによって配管内圧力が低下する
と、流水検知装置2の圧力スイッチ3が作動し、加圧送
水装置5を起動させて消火水を送る。
【0004】このような閉鎖型ヘッドを用いるスプリン
クラー設備では、施工完了時や定期点検時に、当該設備
が正常に作動するかどうかの試験が行われる。この試験
の一つに、給水配管8上のスプリンクラーヘッド1個が
火災を感知し作動したことを想定し、給水配管8の管末
8aに設けてある末端試験装置10のオリフィス11か
らスプリンクラーヘッド1個分の流量を放水したときに
流水検知器が正常に作動するかを検査するという試験方
法がある。末端試験装置10は末端試験弁12、圧力計
13、およびオリフィス11から構成されている。
【0005】スプリンクラーヘッド1には流量が80l
/分(放水圧力;0.1MPa)と50l/分(放水圧
力;0.1MPa)の2種類があり、防火区画によって
使い分けられている。そして末端試験装置10のオリフ
ィス11においても、スプリンクラーヘッド1の2種類
に対応すべく流量が80l/分の絞り孔形状を有するも
のと50l/分の絞り孔形状を有するものとの2種類が
あって、これらはスプリンクラーヘッド1の種類に対応
して設置されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、スプリンク
ラーヘッド1の種類に合わせて末端試験装置10の流量
が80l/分又は50l/分のオリフィス11をそれぞ
れ使い分ける上記スプリンクラー設備では、絞り孔形状
の異なる2種類のオリフィス11を製造する必要があ
り、コスト高になるばかりか、在庫管理の面においても
不利不便であった。また、末端試験装置10は、工場
で、末端試験弁12、圧力計13、及び流量が80l/
分のオリフィス11の一式を含むものと、末端試験弁1
2、圧力計13及び流量が50l/分のオリフィス11
の一式を含むものとの2種類を組み立てて、スプリンク
ラー設備施工現場へ出荷されるが、このとき種類や数量
を間違って現場へ配送するおそれがあった。こうした問
題はスプリンクラー設備の末端試験装置のオリフィスに
限られず、その他の各種流体装置などの管路の途中に挿
入して流路を絞る流量規制部材においても同様に生じ
る。
【0007】本発明は、流量規制部材の種類の単一化、
低コスト化を図れる流量規制部材、及びこれを用いるス
プリンクラー設備の末端試験装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の流量規制部材
は、一端面から他端面に向けて漸次細く絞った形の孔を
有するとともに、他端面を先細状の円錐形状に形成して
あることに特徴を有するものである。
【0009】本発明のスプリンクラー設備の末端試験装
置は、末端試験弁、圧力計、及び前記末端試験弁と排水
管との間に着脱可能に接続されるオリフィスから構成さ
れるスプリンクラー設備の末端試験装置において、前記
オリフィスが、一端面から他端面に向けて漸次細く絞っ
た形の孔を有するとともに、他端面を先細状の円錐形状
に形成してある流量規制部材で構成されていることに特
徴を有するものである。
【0010】
【作用】上記構成の流量規制部材は、或る管路の途中に
挿入して流路を絞る場合に使用される。この場合、或る
管路の途中箇所において流量規制部材をこれの一端面が
流体の上流側(1次側)になるように、又他端面が流体
の下流側(2次側)になるように接続される場合と、そ
れとは反対に一端面が流体の下流側になるように、又他
端面が流体の上流側になるように接続される場合とで流
量を異ならせることができる。後者の接続方式で使用す
る場合は、流量規制部材の円錐形の他端面とこれの外周
を囲む上流側管路の内周面との間に断面三角形の入隅空
間が形成され、この入隅空間内で渦を発生させて圧損を
生じさせることができる。このため、後者の接続方式で
使用する場合における流量は、孔の逆向きにより生じる
流量差に、更に渦発生による圧損分が加わる分だけ、前
者の接続方式で使用する場合の流量よりも流量を減量さ
せることができる。つまり、前者の接続方式で使用する
場合と後者の接続方式で使用する場合との流量差は、孔
の逆向きにより生じる流量差のみならず、更に渦発生に
よる圧損により生じる流量差が加わって流量差を増大で
きる。
【0011】したがって、或る管路の途中箇所に対し一
つの流量規制部材をこれの一端面と他端面を入れ替えて
挿入接続することにより、2種類の流量を得ることがで
きる。
【0012】上記構成のスプリンクラー設備の末端試験
装置によれば、オリフィスがこれの一端面側を末端試験
弁の流出口部(上流側)に、他端面側を排水管側(下流
側)にそれぞれねじ込み接続されることにより所定の流
量が得られる。上記の場合とは反対に、オリフィスがこ
れの他端面側を末端試験弁の流出口部(上流側)に、一
端面側を排水管側(下流側)にそれぞれねじ込み接続さ
れると、オリフィスの孔の向きを逆にすることによる流
量差分と、オリフィスの円錐形の他端面と上流側の末端
試験弁の流出口部の内周面との間に形成される断面三角
形の入隅空間内で渦を発生させて圧損を生じさせること
で減量される減量分とを合わせた分だけ、一端面側を末
端試験弁の流出口部(上流側)に、他端面側を排水管側
(下流側)にそれぞれねじ込み接続されることによる前
記流量よりも少ない所定の流量が得られることになる。
【0013】したがって、流量が異なる2種類のスプリ
ンクラーヘッドに対して一つのオリフィスを共用できる
ことになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。図1は閉鎖型スプリンクラー
設備の末端試験装置の正面図、図2は流量規制部材の半
欠截断面図、図3はオリフィスの一端面側を末端試験弁
に、他端面側を排水管側にそれぞれねじ込み接続した状
態を示す断面図、図4はオリフィスの一端面側を排水管
側に、他端面側を末端試験弁にそれぞれねじ込み接続し
た状態を示す断面図である。
【0015】図5のスプリンクラー設備の末端試験装置
10は、図1に示すように、給水配管8の管末8aに接
続される三方弁タイプの末端試験弁12、圧力計13、
及び末端試験弁12の流出口部12aと排水管側14と
の間に接続されるオリフィス11から構成される。オリ
フィス11は本発明の流量規制部材15により構成され
る。
【0016】流量規制部材15は、流量Q1が例えば8
0l/分(放水圧力;0.1MPa)のスプリンクラー
ヘッド1と流量Q2が例えば50l/分(放水圧力;
0.1MPa)のスプリンクラーヘッド1との2種類の
スプリンクラーヘッド1に共用できるように構成され
る。そのために、流量規制部材15は、図2に示すよう
に、全体形状が筒形状もしくはこれに類する形状に形成
されて一端面15aから他端面15bに向けて漸次細く
絞った形の孔16を有するとともに、他端面15bを先
細状の円錐形状に形成してある。円錐形状の他端面15
bは他端面15bとこの外周面とが交わる角部を切削に
より面取りすることにより形成される。孔16の形状自
体は、従来の流量Q1が80l/分のオリフィスの孔形
状と同じ形状に形成してある。なお、流量規制部材15
の一端面15a側の外周、および他端面15b側の外
周にそれぞれ接続ねじ17,18を設けてある。
【0017】給水配管8上のスプリンクラーヘッド1が
流量Q1を80l/分とするものである場合は、図3に
示すように、上記流量規制部材15よりなるオリフィス
11がこれの一端面15a側を末端試験弁12の流出口
部(上流側)12aに、他端面15b側を排水管側(下
流側)14にそれぞれねじ込み接続されることにより、
前記スプリンクラーヘッド1の流量Q1に対応した所定
の流量80l/分が得られるように設定してある。な
お、符合Fは流体の流れ方向を示す。
【0018】給水配管8上のスプリンクラーヘッド1が
流量Q2を50l/分とするものである場合は、オリフ
ィス11を上記の場合と反対向きにして、図4に示すよ
うに、オリフィス11がこれの他端面15b側を末端試
験弁12の流出口部(上流側)12aに、一端面15a
側を排水管側(下流側)14にそれぞれねじ込み接続さ
れることにより、前記スプリンクラーヘッド1の流量Q
2に対応した所定の流量50l/分が得られるように設
定してある。これは、オリフィス11の孔16を逆向き
にすることにより前記流量Q1よりも流量55l/分程
度まで減少でき、これに加えてオリフィス11の円錐形
の他端面15bと上流側の末端試験弁12の流出口部1
2aの内周面との間に形成される断面三角形の入隅空間
19内で渦を発生させて圧損を生じさせ、この圧損分に
より更に減量でき(5l/分)、この結果オリフィス1
1の流量が50l/分となるのである。
【0019】流量規制部材15はスプリンクラー設備の
末端試験装置のオリフィス以外に、その他の各種流体装
置などの管路の途中に挿入して流路を絞る流量規制部材
としても同様に適用できる。
【0020】
【発明の効果】本発明の流量規制部材によれば、一つの
流量規制部材を二種類の流量用に共用できるため、コス
トダウンを図ることができ、在庫管理上においても有利
となる。
【0021】本発明のスプリンクラー設備の末端試験装
置によれば、一つのオリフィスを2種類のスプリンクラ
ーヘッドに共用できるため、コストダウンを図ることが
でき、在庫管理上においても有利となり、また工場で末
端試験弁、圧力計、及び単一種のオリフィスを一式とす
る1種類を組み立てることで足りるため出荷の荷姿も単
一化することができ、スプリンクラー設備施工現場でも
種類や数量を混同することも無くなり扱い易くなるとい
う利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】閉鎖型スプリンクラー設備の末端試験装置の正
面図である。
【図2】流量規制部材の半欠截断面図である。
【図3】オリフィスの一端面側を末端試験弁に、他端面
側を排水管側にそれぞれねじ込み接続した状態を示す断
面図である。
【図4】オリフィスの一端面側を排水管側に、他端面側
を末端試験弁にそれぞれねじ込み接続した状態を示す断
面図である。
【図5】閉鎖型スプリンクラー設備の系統図である。
【符号の説明】
1 スプリンクラーヘッド 10 末端試験装置 11 オリフィス 12 末端試験弁 13 圧力計 14 排水管 15 流量規制部材 15a 一端面 15b 他端面 16 孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端面から他端面に向けて漸次細く絞っ
    た形の孔を有するとともに、他端面を先細状の円錐形状
    に形成してあることを特徴とする、流量規制部材。
  2. 【請求項2】 末端試験弁、圧力計、及び前記末端試験
    弁と排水管側との間に着脱可能に接続されるオリフィス
    から構成されるスプリンクラー設備の末端試験装置にお
    いて、前記オリフィスが、一端面から他端面に向けて漸
    次細く絞った形の孔を有するとともに、他端面を先細状
    の円錐形状に形成してある流量規制部材で構成されてい
    ることを特徴とする、スプリンクラー設備の末端試験装
    置。
JP2002047663A 2002-02-25 2002-02-25 流量規制部材及びスプリンクラー設備の末端試験装置 Pending JP2003245373A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007054142A (ja) * 2005-08-23 2007-03-08 Yamato Protec Co 閉鎖型泡消火設備の点検装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007054142A (ja) * 2005-08-23 2007-03-08 Yamato Protec Co 閉鎖型泡消火設備の点検装置

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