JP2003245288A - 超音波歯ブラシ - Google Patents

超音波歯ブラシ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波振動子の埋設状態に何ら触れることな
く簡単な構造で機能主要部及び電池の組立及び修理点検
を容易にする。 【解決手段】 本体カバー1の末端開口部1aから機能
主要部Bと電池Cを突出させて装備し、それらの外周を
囲むように握りカバー2を往復動自在に取り付けて、こ
れら握りカバー2の先端開口部2aと本体カバー1の末
端開口部1aとを連結手段5で着脱自在に嵌合させるこ
とにより、連結手段5を解除した後に、本体カバー1か
ら握りカバー2を移動させて取り外せば、本体カバー1
の先端側に埋設配置した超音波振動子とは関係なく、機
能主要部Bと電池Cが完全に露出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波振動より歯
を洗浄するための電源が電池で持ち運び可能な超音波歯
ブラシに関する。詳しくは、柄の内部空間に、少なくと
も超音波発信回路が含まれる機能主要部と電池を内装
し、この機能主要部の通電によって柄の先端に埋設され
た超音波振動子から超音波振動を発振させ、ブラシを介
して使用者の歯と歯茎及びその周囲の口腔組織へ向け伝
播される超音波歯ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の超音波歯ブラシとして、
例えば実開平6−58722号公報や特表平7−509
151号公報や特開平10−165228号公報に開示
される如く、柄の内部空間に超音波発信回路などの機能
主要部と電池を内装して密閉したものがある。更に、例
えば実開昭57−2829号公報や特開昭63−109
807号公報に開示される如く、柄本体の末端開口部を
蓋で着脱自在に閉鎖し、この末端開口部から内部空間に
超音波発振器や超音波発信回路などの機能主要部を挿入
して一体的に装着すると共に、電池を交換可能に組み込
んだものがある。一方、柄の先端に配置される超音波振
動子は、それから発振した超音波振動がブラシを介して
使用者の歯と歯茎及びその周囲の口腔組織へ確実に伝播
されるようにするため、例えば実開昭57−2829号
公報や特表平7−509151号公報に開示される如
く、柄の先端内部に超音波振動子を隙間なく埋設する構
造が、最も簡単で効率良く伝播できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、このよう
な従来の超音波歯ブラシでは、前者のような密閉構造の
場合、柄本体を切断しなければ機能主要部と電池を取り
出せず、その修理点検作業が困難であると共に、廃棄す
る場合には電池を取り出すことが義務づけられているも
のの、一般の使用者では電池を容易に取り出せないとい
う問題がある。また、後者の場合には、電池を簡単に取
り出せるが、柄の内部空間に機能主要部が一体的に装着
される構造であるため、柄本体の末端開口部の蓋を取り
外しても機能主要部は容易に取り出せず、その修理点検
作業が面倒で使用勝手が悪いだけでなく、しかも組み立
て作業が手間取って完成させるのに時間を要するという
問題がある。そこで、これらの問題を解決するために柄
本体の末端開口部から機能主要部と電池を引き出し自在
に配備することが考えられるものの、この場合には構造
が複雑化して製造コストが高くなるという問題がある。
また、柄の先端に埋設した超音波振動子は、その組立後
に手などが触れると故障の原因となるため、機能主要部
及び電池の修理点検の際にも、超音波振動子の埋設状態
と接触しない構造にする必要がある。
【0004】本発明のうち請求項1記載の発明は、超音
波振動子の埋設状態に何ら触れることなく簡単な構造で
機能主要部及び電池の組立及び修理点検を容易に行うこ
とを目的としたものである。請求項2記載の発明は、請
求項1に記載の発明の目的に加えて、超音波振動子の埋
め込みを容易に行うことを目的としたものである。請求
項3記載の発明は、請求項1または2に記載の発明の目
的に加えて、柄が分割可能でありながら防水機能を保持
することを目的としたものである。請求項4記載の発明
は、請求項1、2または3に記載の発明の目的に加え
て、1本の柄で複数の利用者が使用可能にすることを目
的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうち請求項1記載の発明は、柄が相互
に分割自在な本体カバーと有底筒状の握りカバーとを備
え、この本体カバーの先端側に超音波振動子を埋設配置
すると共に、該本体カバーの末端開口部から機能主要部
と電池を突出させて装備し、これら機能主要部と電池の
外周を囲むように握りカバーを本体カバーに対して往復
動自在に取り付け、これら握りカバーの先端開口部と本
体カバーの末端開口部とを着脱自在に嵌合させる連結手
段を設けたことを特徴とするものである。ここで、「本
体カバーの先端側に超音波振動子を埋設配置する」と
は、超音波振動子を本体カバーの先端開口内に直接埋設
して配置する場合のみに限定されず、本体カバーとは別
部材に超音波振動子を一体的に埋設した上でこの埋設部
分を本体カバーの先端開口に挿通して突出配置させる場
合などの他の構造も含まれる。請求項2記載の発明は、
請求項1記載の発明の構成に、前記機能主要部と電池を
ホルダーに取り付け、このホルダーを本体カバーの末端
開口部に対して着脱自在に取り付けた構成を加えたこと
を特徴とする。請求項3記載の発明は、請求項1または
2記載の発明の構成に、前記連結手段が握りカバーの末
端底部に挿通した固定ネジと、ホルダーの末端面に開設
されたネジ受け部とからなり、この固定ネジの締め付け
で握りカバーの先端開口部と本体カバーの末端開口部と
を圧接させると共に、これらの間には環状パッキンを周
設した構成を加えたことを特徴とする。請求項4記載の
発明は、請求項1、2または3記載の発明の構成に、前
記超音波振動子を埋設した柄の先端に対して、ブラシが
植毛された複数本のブラシヘッドを交換自在に取り付け
た構成を加えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】請求項1の発明は、本体カバーの末端開口部か
ら機能主要部と電池を突出させて装備し、それらの外周
を囲むように握りカバーを往復動自在に取り付けて、こ
れら握りカバーの先端開口部と本体カバーの末端開口部
とを連結手段で着脱自在に嵌合させることにより、連結
手段を解除した後に、本体カバーから握りカバーを移動
させて取り外せば、本体カバーの先端側に埋設配置した
超音波振動子とは関係なく、機能主要部と電池が完全に
露出するものである。請求項2の発明は、請求項1記載
の構成に対して、前記機能主要部と電池をホルダーに取
り付け、このホルダーを本体カバーの末端開口部に対し
て着脱自在に取り付けた構成を追加したので、機能主要
部と電池が取り付けられたホルダーを、本体カバーから
分離させることにより、柄の先端に埋設される超音波振
動子の埋め込み箇所が機能主要部や電池で隠れることな
く全体的に露出する。請求項3の発明は、請求項1また
は2記載の構成に対して、前記連結手段が握りカバーの
末端底部に挿通した固定ネジと、ホルダーの末端面に開
設されたネジ受け部とからなり、この固定ネジの締め付
けで握りカバーの先端開口部と本体カバーの末端開口部
とを圧接させると共に、これらの間には環状パッキンを
周設した構成を追加したので、連結手段の固定ネジを握
りカバーの末端底部に挿通して、ホルダーの末端面のネ
ジ受け部に捩じ込んで締め付けることにより、握りカバ
ーの先端開口部と本体カバーの末端開口部とが環状パッ
キンを介して密接する。請求項4の発明は、請求項1、
2または3記載の構成に対して、前記超音波振動子を埋
設した柄の先端に対して、ブラシが植毛された複数本の
ブラシヘッドを交換自在に取り付けた構成を追加したの
で、利用者専用のブラシヘッドを柄に取り付けて、使用
者毎に交換する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。この実施例は、図1〜図3に示す如
く、柄Aを相互に分割自在な本体カバー1と握りカバー
2とで構成し、この本体カバー1の末端開口部1aから
機能主要部Bと電池Cが装備されたホルダー3を突出さ
せて取り付け、握りカバー2の末端底部2bからホルダ
ー3の末端面3bへ向け連結手段5の固定ネジ5aを捩
じ込むことにより、握りカバー2の先端開口部2aと本
体カバー1の末端開口部1aとが水密状に嵌合される場
合を示すものである。
【0008】上記本体カバー1は、図1及び図3に示す
如く、硬質合成樹脂で先端へ向かうのに従って徐々に細
くなる筒状に形成され、本実施例の場合には、その先端
開口内に例えば圧電変換素子などからなる薄板状の超音
波振動子Dを直接埋設している。
【0009】圧電変換素子Dの場合には、圧電効果(ピ
エゾ効果)により後述する超音波発信回路Bから電気信
号を入力すると、その体積が膨脹及び収縮して、超音波
信号を出力する例えば圧電セラミック素子などの圧電振
動子であり、超音波を柄1の軸線方向と垂直な方向へ発
振させ、この超音波振動の出力を10〜100mW/cm2に設定
すると共に、その周波数を 1.3〜1.9 MHzに設定する。
【0010】図示例の場合には、この圧電変換素子Dを
例えば4×17×1mm程度の薄板状に形成して柄1の軸線
方向と略平行に配置し、その周囲に粘状硬化タイプの合
成樹脂接着剤D1を充填して封入することにより、上記
本体カバー1の先端開口内面との間に空気層が発生しな
い構造にしている。
【0011】前記握りカバー2は、上記本体カバー1と
同じ硬質合成樹脂で有底筒状に形成され、その先端開口
部2aと上記本体カバー1の末端開口部1aとが着脱自
在に嵌合する構造にすると共に、該本体カバー1に対し
て後述するホルダー3の外周を囲むように柄1の軸線方
向へ往復動自在に取り付けられる。
【0012】本実施例の場合には、本体カバー1の末端
開口部1aの外周縁に環状凹部1bを段状に凹設し、こ
の環状凹部1bに握りカバー2の先端開口部2aの内周
面を嵌合させると共に、これらの間には環状パッキン1
cを介装する。
【0013】前記ホルダー3は、硬質合成樹脂で一側面
が開口した略円筒状に形成され、上記本体カバー1の末
端開口部1aに対して着脱自在に取り付け、その取り付
け構造は本実施例の場合、これら本体カバー1の末端開
口部1aとホルダー3の先端部3aとに亘って回転係合
部4を形成し、これらの回転係合で両者を結合するよう
になっている。
【0014】この回転係合部4は図示例の場合、図2に
示す如く、本体カバー1の環状凹部1bに切欠形成され
た一対の係合切欠部4a,4aと、この環状凹部1bの
内周面と嵌合する略円柱状に形成したホルダー3の先端
部3aに突設された一対の突起4b,4bとからなり、
これら本体カバー1の環状凹部1b内にホルダー3の先
端部3aを嵌挿して、その突起4b,4bを係合切欠部
4a,4aに嵌入した状態で回転することにより、両者
が係合して柄Aの軸線方向へ抜け止めされる。
【0015】更に、前記ホルダー3には、少なくとも超
音波発信回路B1を含む機能主要部Bと電池Cが露出す
るように内装される。この機能主要部Bとしては、上記
超音波振動子Dを作動させるための例えば超音波発振器
などからなる超音波発信回路B1以外にも、電源スイッ
チ部B2と通電中(1回3分間)に亘って点灯する表示
灯B3などが一体的に配備されると共に、必要に応じて
人間が感じ取れる機械的な振動を柄Aの全体に伝播する
ための振動発振手段B4が一体的に配備される。
【0016】本実施例の場合には、この振動発振手段B
4が電動モーターの回転軸に固着した偏心板であり、こ
れを上記超音波振動子Dの作動中に亘って作動させ、上
記電池Cが例えばニッカド電池(ニッケル‐カドミウム
電池)などの充電式電池であり、図示せぬ充電器にセッ
トすることにより充電される。
【0017】また、前記握りカバー2の筒部には、上記
電源スイッチ部B2と対向して防水処理された操作スイ
ッチB2′が一体的に配備されると共に、上記表示灯B
3と対向してレンズB3′が一体的に配備され、更に上
記電池Cの外周を囲むように充電用二次コイルC′が一
体的に配備されている。
【0018】そして、前記握りカバー2の先端開口部2
aと本体カバー1の末端開口部1aとを着脱自在に嵌合
させる連結手段5を設ける。この連結手段5は、本実施
例の場合、握りカバー2の末端底部に開穿したネジ孔2
bを回転自在に挿通する固定ネジ5aと、ホルダー3の
末端面3bに開設されたネジ受け部5bとからなり、こ
の固定ネジ5aの締め付けでカバー2の先端開口部2a
と本体カバー1の末端開口部1aとを圧接させている。
【0019】図示例の場合には、握りカバー2の末端底
部のネジ孔2bに固定ネジ5aの頭部と接触する防水パ
ッキン2cを配備すると共に、上記ネジ受け部5bがナ
ットであり、その回転止めガイド5cをホルダー3の末
端面3bに形成するなどして、固定ネジ5aとの共周り
を防止している。更に必要に応じて図示せぬが、固定ネ
ジ5aの締め付け後にその頭部を覆うように密閉カバー
が固着されても良い。
【0020】一方、前記超音波振動子Dが埋設された柄
Aの先端には、これに対してブラシE1が植毛された複
数本のブラシヘッドEを交換自在に取り付ける。本実施
例の場合には、本体カバー1の先端部の背面が、その先
端側から中間部側へ向かうのに従って肉厚寸法が徐々に
厚くなるように緩やかに傾斜させると共に、この傾斜背
面1dと対向する上記ブラシヘッドEの背面部E2の内
面を平行となるように緩やかに傾斜させ、この背面部E
2には係合孔E3を貫通開穿し、上記傾斜背面1dに
は、該係合孔E3と嵌り合う突起1eを突設する。
【0021】図示例の場合には、この突起1eをブラシ
ヘッドEの圧入方向へ対称な形状、図1に示す如く例え
ば山形などに形成することにより、ブラシヘッドEの装
着に際して本体カバー1の先端部を圧入した時に、ブラ
シヘッドEの係合孔E3に対して突起1eが軽い力で確
実に嵌合すると共に、簡単に抜けない構造にしている。
【0022】次に、斯かる超音波歯ブラシの組立及び修
理点検方法について説明する。先ず、連結手段5の固定
ネジ5aを取り外して解除した後、本体カバー1から握
りカバー2を移動させて取り外すせば、ホルダー3上の
機能主要部Bと電池Cが完全に露出する。その結果、構
造を簡素化しながら機能主要部B及び電池Cの組立及び
修理点検を容易に行うことができる。
【0023】更に本実施例の場合には、機能主要部Bと
電池Cが取り付けられたホルダー3を、本体カバー1か
ら分離させることにより、柄Aの先端に埋設される超音
波振動子Dの埋め込み箇所が機能主要部Bや電池Cで隠
れることなく全体的に露出する。その結果、超音波振動
子Dの埋め込みを容易に行うことができるという利点が
ある。
【0024】また、連結手段5の固定ネジ5aを握りカ
バー2の末端底部のネジ孔2bに挿通して、ホルダー3
の末端面3bのネジ受け部5bに捩じ込んで締め付けれ
ば、握りカバー2の先端開口部2aと本体カバー1の末
端開口部1aとが環状パッキン1cを介して密接する。
その結果、柄Aが分割可能でありながら防水機能を保持
できるという利点がある。
【0025】また更に、利用者専用のブラシヘッドEを
柄Aに取り付けて、使用者毎に交換すれば、1本の柄A
で複数の利用者が使用できるという利点もある。
【0026】尚、前示実施例では、本体カバー1の先端
開口内に超音波振動子Dを直接埋設したが、これに限定
されず、本体カバー1の先端側に超音波振動子Dを埋設
配置するのであれば、例えばホルダー3の先端部に超音
波振動子Dを一体的に埋設した上でこの埋設部分を本体
カバー1の先端開口に挿通して突出配置させるなど、他
の構造でも良い。更に連結手段5を握りカバー2の末端
底部2bに挿通した固定ネジ5aと、ホルダー3の末端
面3bに開設されたネジ受け部5bとで構成したが、こ
れに限定されず、カバー2の先端開口部2aと本体カバ
ー1の末端開口部1aとを圧接させるものであれば、他
の構造であっても良い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明は、本体カバーの末端開口部から機能主
要部と電池を突出させて装備し、それらの外周を囲むよ
うに握りカバーを往復動自在に取り付けて、これら握り
カバーの先端開口部と本体カバーの末端開口部とを連結
手段で着脱自在に嵌合させることにより、連結手段を解
除した後に、本体カバーから握りカバーを移動させて取
り外せば、本体カバーの先端側に埋設配置した超音波振
動子とは関係なく、機能主要部と電池が完全に露出する
ので、超音波振動子の埋設状態に何ら触れることなく簡
単な構造で機能主要部及び電池の組立及び修理点検を容
易に行える。従って、柄本体を切断しなければ機能主要
部と電池を取り出せない従来のものや、柄の内部空間に
機能主要部が一体的に装着される従来のものに比べ、超
音波振動子の故障を防止しながら一般の使用者でも機能
主要部と電池を容易に取り出せて修理点検作業が簡単に
なると共に、製造時間の短縮化が図れて、使用勝手を向
上できる。更に、柄本体の末端開口部から機能主要部と
電池を引き出し自在に配備するものに比べ、製造コスト
を低減できる。
【0028】請求項2の発明は、請求項1の発明の効果
に加えて、機能主要部と電池が取り付けられたホルダー
を、本体カバーから分離させることにより、柄の先端に
埋設される超音波振動子の埋め込み箇所が機能主要部や
電池で隠れることなく全体的に露出するので、超音波振
動子の埋め込みを容易に行うことができる。従って、完
成するまでの製造時間を更に短縮化できる。
【0029】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明の効果に加えて、連結手段の固定ネジを握りカバーの
末端底部に挿通して、ホルダーの末端面のネジ受け部に
捩じ込んで締め付けることにより、握りカバーの先端開
口部と本体カバーの末端開口部とが環状パッキンを介し
て密接するので、柄が分割可能でありながら防水機能を
保持できる。従って、柄の分割回数に関係なく内部空間
への流体の浸入を完全に防止できる。
【0030】請求項4の発明は、請求項1、2または3
の発明の効果に加えて、利用者専用のブラシヘッドを柄
に取り付けて、使用者毎に交換すれば、1本の柄で複数
の利用者が使用できる。従って、例えば家族などのよう
に複数の利用者が使用する場合には、利用者に相当する
数の超音波歯ブラシが必要いらず、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す超音波歯ブラシの縦
断正面図である。
【図2】 図1の(2)−(2)線に沿える拡大縦断側
面図である。
【図3】 分解状態を示す縮小正面図である。
【符号の説明】
A 柄 A1 内部空間 B 機能主要部 B1 超音波発信
回路 C 電池 D 超音波振動子 E ブラシヘッド E1 ブラシ 1 本体カバー 1a 末端開口部 1c 環状パッキン 2 握りカバー 2a 先端開口部 2b 末端底部
(ネジ孔) 3 ホルダー 3b 末端面 5 連結手段 5a 固定ネジ 5b ネジ受け部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柄(A)の内部空間(A1)に、少なく
    とも超音波発信回路(B1)が含まれる機能主要部
    (B)と電池(C)を内装し、この機能主要部(B)の
    通電によって柄(A)の先端に埋設された超音波振動子
    (D)から超音波振動を発振させ、ブラシ(E1)を介
    して使用者の歯と歯茎及びその周囲の口腔組織へ向け伝
    播される超音波歯ブラシにおいて、 前記柄(A)が相互に分割自在な本体カバー(1)と有
    底筒状の握りカバー(2)とを備え、この本体カバー
    (1)の先端側に超音波振動子(D)を埋設配置すると
    共に、該本体カバー(1)の末端開口部(1a)から機
    能主要部(B)と電池(C)を突出させて装備し、これ
    ら機能主要部(B)と電池(C)の外周を囲むように握
    りカバー(2)を本体カバー(1)に対して往復動自在
    に取り付け、これら握りカバー(2)の先端開口部(2
    a)と本体カバー(1)の末端開口部(1a)とを着脱
    自在に嵌合させる連結手段(5)を設けたことを特徴と
    する超音波歯ブラシ。
  2. 【請求項2】 前記機能主要部(B)と電池(C)をホ
    ルダー(3)に取り付け、このホルダー(3)を本体カ
    バー(1)の末端開口部(1a)に対して着脱自在に取
    り付けた請求項1記載の超音波歯ブラシ。
  3. 【請求項3】 前記連結手段(5)が握りカバー(2)
    の末端底部(2b)に挿通した固定ネジ(5a)と、ホ
    ルダー(3)の末端面(3b)に開設されたネジ受け部
    (5b)とからなり、この固定ネジ(5a)の締め付け
    で握りカバー(2)の先端開口部(2a)と本体カバー
    (1)の末端開口部(1a)とを圧接させると共に、こ
    れらの間には環状パッキン(1c)を周設した請求項2
    記載の超音波歯ブラシ。
  4. 【請求項4】 前記超音波振動子(D)を埋設した柄
    (A)の先端に対して、ブラシ(E1)が植毛された複
    数本のブラシヘッド(E)を交換自在に取り付けた請求
    項1、2、3または4記載の超音波歯ブラシ。
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