JP2003245093A - γ−アミノ酪酸の製造方法 - Google Patents

γ−アミノ酪酸の製造方法

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JP2003245093A JP2002045962A JP2002045962A JP2003245093A JP 2003245093 A JP2003245093 A JP 2003245093A JP 2002045962 A JP2002045962 A JP 2002045962A JP 2002045962 A JP2002045962 A JP 2002045962A JP 2003245093 A JP2003245093 A JP 2003245093A
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Kimio Shibayama
喜美男 柴山
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KATAYAMA SHOKUHIN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薬品であるピリドキサルリン酸を用いずにγ
−アミノ酪酸を大量に製造できる技術を提供するもので
ある。 【解決手段】 グルタミン酸若しくはグルタミン酸塩を
含むグルタミン酸溶液と、米糠と、酵母とを混合して反
応させ、この反応により、前記グルタミン酸溶液中に含
まれるグルタミン酸及び前記米糠に含まれるグルタミン
酸をγ−アミノ酪酸とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、γ−アミノ酪酸の
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】健康促
進効果があると云われるγ−アミノ酪酸(GABA)の
製造方法が種々提案されている。
【0003】また、このγ−アミノ酪酸は、グルタミン
酸を脱炭酸酵素で脱炭酸することによって製造できるこ
と、この脱炭酸の際にピリドキサルリン酸を補酵素とし
て使用するとグルタミン酸からγ−アミノ酪酸への転換
率が向上して生成量が増加することが知られている(特
開平9−238650号公報)。
【0004】しかし、このピリドキサルリン酸は、薬品
であり、現在は食品添加物として認められておらず、現
状ではピリドキサルリン酸を用いたγ−アミノ酪酸の製
造は実施できない。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みて達成したも
ので、繰り返した実験の結果、薬品であるピリドキサル
リン酸を用いずにγ−アミノ酪酸を大量に製造できる技
術を発明したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0007】グルタミン酸若しくはグルタミン酸塩を含
むグルタミン酸溶液と、米糠と、酵母とを混合して反応
させ、この反応により、前記グルタミン酸溶液中に含ま
れるグルタミン酸及び前記米糠に含まれるグルタミン酸
をγ−アミノ酪酸とすることを特徴とするγ−アミノ酪
酸の製造方法に係るものである。
【0008】また、請求項1記載のγ−アミノ酪酸の製
造方法において、グルタミン酸溶液中に含まれるグルタ
ミン酸及び米糠に含まれるグルタミン酸を、米糠に含ま
れる脱炭酸酵素と酵母に含まれる補酵素の作用によって
γ−アミノ酪酸とすることを特徴とするγ−アミノ酪酸
の製造方法に係るものである。
【0009】また、請求項1,2いずれか1項に記載の
γ−アミノ酪酸の製造方法において、グルタミン酸溶液
中に含まれるグルタミン酸及び米糠に含まれるグルタミ
ン酸をγ−アミノ酪酸とした後、副生成された酪酸を除
去することを特徴とするγ−アミノ酪酸の製造方法に係
るものである。
【0010】また、請求項3記載のγ−アミノ酪酸の製
造方法において、グルタミン酸溶液中に含まれるグルタ
ミン酸及び米糠に含まれるグルタミン酸をγ−アミノ酪
酸とした後、アルコールにより洗浄することで前記γ−
アミノ酪酸の生成の際に副生成された酪酸を除去するこ
とを特徴とするγ−アミノ酪酸の製造方法に係るもので
ある。
【0011】また、pH5乃至6に調整したグルタミン
酸ナトリウム溶液を35乃至45℃に加温した後、該グ
ルタミン酸ナトリウム溶液に米糠と酵母とを混合して米
糠に含まれる脱炭酸酵素と酵母に含まれる補酵素とによ
りγ−アミノ酪酸を生成し、続いて、濾過により固形分
を除去してγ−アミノ酪酸を含むγ−アミノ酪酸原液を
分離し、続いて、このγ−アミノ酪酸原液を加熱して前
記脱炭酸酵素及び補酵素を失活すると共にタンパク質分
を凝固し、続いて、濾過により固形分を除去してγ−ア
ミノ酪酸を含むγ−アミノ酪酸溶液を生成することを特
徴とするγ−アミノ酪酸の製造方法に係るものである。
【0012】また、請求項5記載のγ−アミノ酪酸の製
造方法において、γ−アミノ酪酸溶液を生成した後、該
γ−アミノ酪酸溶液を濃縮し、続いて、この濃縮したγ
−アミノ酪酸溶液にアルコールを添加すると共に50乃
至70℃に加熱してγ−アミノ酪酸をアルコールで洗浄
し、続いて、静置した後、アルコールを除去することで
γ−アミノ酪酸の生成の際に副生成される酪酸を含むア
ルコールを除去し酪酸臭の無いγ−アミノ酪酸を生成す
ることを特徴とするγ−アミノ酪酸の製造方法に係るも
のである。
【0013】
【発明の作用及び効果】本発明は繰り返した実験の結果
得られた効果を請求項としてまとめたもので、グルタミ
ン酸若しくはグルタミン酸塩を含むグルタミン酸溶液
に、脱炭酸酵素が含まれている米糠を混合してγ−アミ
ノ酪酸を製造する際、更に、酵母も添加すると、グルタ
ミン酸の多くがγ−アミノ酪酸に転換され、これにより
γ−アミノ酪酸を大量に製造できる。
【0014】これは、酵母には、グルタミン酸の脱炭酸
の際の補酵素として作用するピリドキサルリン酸が微量
ながら含まれていることが要因と思われる。また、転換
率が予想よりも高かった為、酵母に含まれる検知不能の
脱炭酸酵素若しくは補酵素が作用している可能性もあ
る。
【0015】この酵母は食品添加物として認められてい
る為、本発明により製造したγ−アミノ酪酸は食品に添
加して使用することができる。
【0016】本発明は上述のようにするから、食品に使
用できるγ−アミノ酪酸を大量に製造できることにな
る。
【0017】
【発明の実施の形態】図面は本発明の一実施例を図示し
たものであり、以下に説明する。
【0018】γ−アミノ酪酸製造装置に、0.35モル
/リットルのグルタミン酸ナトリウム溶液180リット
ル(含まれるグルタミン酸ナトリウムの量は11.76
kg)を入れ、4N塩酸でpH調整し、pH5.5とし
た。
【0019】このグルタミン酸ナトリウム溶液に米糠
(コシヒカリから分離)32.7kgを投入した。
【0020】更に、このグルタミン酸ナトリウム溶液に
酵母22.5kgを6回に分けて投入した。酵母は、乾
燥したパン用酵母(サッカロミセスセレビシュ)を使用
した。また、酵母を投入する際は、最初に投入する量が
少なくなるようにした。
【0021】米糠と酵母との重量割合は、米糠3に対し
て酵母が1以上となるようにすると良い。これは、ピリ
ドキサルリン酸が不安定な物質である為である。
【0022】続いて、室温で48時間撹拌し、酵素反応
を行った。この酵素反応の際、主に、米糠に含まれてい
る脱炭酸酵素、及び、酵母に含まれている補酵素(ピリ
ドキサルリン酸)により、前記グルタミン酸ナトリウム
溶液中のグルタミン酸及び米糠に含まれているグルタミ
ン酸がγ−アミノ酪酸となる。
【0023】尚、酵母に含まれているピリドキサルリン
酸は微量であり(液体クロマトグラフィーによる分析で
存在は確認できる。)、酵母に含まれるその他の酵素若
しくは補酵素が作用している可能性もある。
【0024】このグルタミン酸からγ−アミノ酪酸を生
成する際には、酸を投入してpHを維持した方が良い。
尚、本実施例では、塩酸注入ポンプを用い、4N塩酸を
合計16リットル投入した。
【0025】上記工程により、γ−アミノ酪酸が約6.
0kg得られ、グルタミン酸の残存量が0.6kgとな
った。
【0026】続いて、濾過による固液分離を行い、濾過
液を得た。この濾過液中には生成されたγ−アミノ酪酸
が含まれている(以下、γ−アミノ酪酸原液という。
尚、図面では、米糠醗酵エキス製造原液と表記した。ま
た、図面では、濾過の際に使用するコンプレッサーをベ
ビコン(ベビーコンプレッサーの略)と表記した。)。
【0027】続いて、脱色処理槽に前記γ−アミノ酪酸
原液を入れ、更に、脱色用の活性炭(粉末状)4.5k
gを投入し、1時間撹拌した後、1晩放置した。
【0028】続いて、85℃で20分間加熱殺菌した。
この際、酵素も失活し、更に、蛋白質凝固も行われる。
【0029】続いて、濾過による固液分離を行い(この
濾過の際には濾過助剤を使用した。)、前記活性炭や凝
固した蛋白質等を除去してγ−アミノ酪酸を含む溶液
(以下、γ−アミノ酪酸溶液という。)を得た。
【0030】また、このγ−アミノ酪酸溶液は除菌フィ
ルターを透過せしめることにより除菌した。尚、除菌フ
ィルターの透過は、γ−アミノ酪酸溶液を、目が夫々
1.5μm,0.45μm,0.20μmの三種類の除
菌フィルターを透過せしめることにより行った。
【0031】この除菌フィルターを透過せしめられた後
のγ−アミノ酪酸溶液(図面では、米糠醗酵エキスと表
記した。)は、容量約150リットルで、γ−アミノ酪
酸が約7.05kg含まれ、グルタミン酸の残存量が
0.45kgであった。
【0032】ところで、得られたγ−アミノ酪酸溶液
は、そのままでも使用可能であるが、前記反応中におい
て酪酸が0.4乃至0.8%(重量)副生成し、この酪
酸によるチーズ臭が問題となる。従って、この酪酸の生
成を抑制する物質を反応の過程で添加することを試みた
が、この場合には、γ−アミノ酪酸の生成量が大幅に低
下したり、酪酸の生成を完全に抑制することができなか
ったりする問題が発生した。よって、γ−アミノ酪酸溶
液を製造してから酪酸を除去する方法が望ましいと考え
られた。以下、この酪酸の除去工程(図面では、米糠醗
酵エキス精製と表記。)について説明する。
【0033】この酪酸の除去工程の前に、先ず、γ−ア
ミノ酪酸の洗浄工程を行った。
【0034】γ−アミノ酪酸溶液450乃至750リッ
トルを減圧加熱蒸留装置で60℃加熱すると共に濃縮し
た(尚、450リットルは前記工程を三回行って製造し
たγ−アミノ酪酸溶液の量であることを示す。750リ
ットルは五回行って製造したγ−アミノ酪酸溶液の量で
あることを示す。以下、数値の範囲はこれに対応。)。
【0035】濃縮終了後、70%(重量)アルコール
(具体的にはエチルアルコールを使用した。以下同
様。)を94乃至156kg投入し、脱気せずに60℃
で30分間加熱撹拌した。
【0036】続いて、容器にあけ、遠心分離機を用いて
白い沈殿物(蛋白質が主成分)と上澄み液とに分離し
た。γ−アミノ酪酸は、主に上澄み液に含まれるが、白
い沈殿物にも若干含まれている。また、酪酸も、主に上
澄み液に含まれるが、白い沈殿物にも極少量含まれてい
る。
【0037】続いて、上澄み液を取り出し、残る白い沈
殿物に再度70%(重量)アルコールを47乃至78k
g投入し、撹拌した後、再度遠心分離機を用いて白い沈
殿物と上澄み液とに分離した。
【0038】続いて、上澄み液を取り出し、更に、残る
白い沈殿物に再度70%(重量)アルコールを4乃至3
9kg投入し、撹拌した後、再度遠心分離機を用いて白
い沈殿物と上澄み液とに分離した(即ち、合計三回の洗
浄工程を行った。)。
【0039】続いて、酪酸の除去工程を行った。
【0040】先ず、上記洗浄工程により取り出した上澄
み液の全て(218乃至364kg)を混合し、減圧加
熱蒸留装置で60℃に加熱し、濃縮した。
【0041】濃縮終了後、95%(重量)アルコールを
38乃至64kg投入し、脱気せずに60℃で30分間
加熱撹拌した。
【0042】続いて、容器にあけ、遠心分離機を用いて
薄茶色の粘性物と白い沈殿物と上澄み液とに分離した。
γ−アミノ酪酸は薄茶色の粘性物に含まれ、酪酸は上澄
み液に含まれている。
【0043】続いて、白い沈殿物と上澄み液を除去し、
薄茶色の粘性物に再度95%(重量)アルコールを19
乃至32kg投入し、撹拌した後、再度遠心分離機を用
いて薄茶色の粘性物と白い沈殿物と上澄み液とに分離し
た。
【0044】以下、薄茶色の粘性物に酪酸臭がなくなる
まで抽出を繰り返し、γ−アミノ酪酸が含まれている薄
茶色の粘性物を最終的に得た。
【0045】次に、本実施例の効果を確認した実験結果
について説明する。
【0046】前記本実施例の方法に沿ってγ−アミノ酪
酸を生成する実験を行った。また、米糠と酵母の比率を
変えた場合の実験も行った。また、比較の為、酵母を使
用せずに米糠のみでγ−アミノ酪酸を生成する実験も行
った。また、米糠のみの場合に該米糠を加熱して脱炭酸
酵素の活性を1/3に低下させた場合の実験も行った。
【0047】実験結果は図2に示す。尚、γ−アミノ酪
酸の生成量は、グルタミン酸溶液中のグルタミン酸が転
換される割合(転換率)で表した。
【0048】この実験結果によれば、酵母を使用した場
合には約48時間でγ−アミノ酪酸への転換率は95%
(重量)を超えたが、酵母を使用しない場合(米糠のみ
を使用した場合)は約48時間での転換率は60%(重
量)程度にしかならず、よって、米糠を使用してγ−ア
ミノ酪酸を生成する場合、酵母を併用することが極めて
有効であることが確認された。
【0049】また、米糠に対して酵母の使用割合が少な
い場合、転換率の上昇速度はやや鈍くなったが、それで
も48時間後での転換率は略同等であった。従って、酵
母は主に補酵素的な役割を果たすものと考えられた。
【0050】また、米糠を使用せず、グルタミン酸溶液
と酵母だけを組み合わせてγ−アミノ酪酸の生成する実
験を行ってみたところ、γ−アミノ酪酸は生成された
が、その転換率45%(重量)程度にしかならなかっ
た。この実験結果からは、酵母自体もγ−アミノ酪酸を
生成する能力を持っているが、その生成能力は低いこと
が伺える。
【0051】本実施例は上述のようにするから、食品に
添加できる酵母や米糠によって大量のγ−アミノ酪酸を
製造できる実用性に秀れた技術となる。
【0052】また、副生成物である酪酸を除去するか
ら、チーズ臭のない食品として極めて好適なγ−アミノ
酪酸を含む物質を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の説明図である。
【図2】本実施例の実験データである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グルタミン酸若しくはグルタミン酸塩を
    含むグルタミン酸溶液と、米糠と、酵母とを混合して反
    応させ、この反応により、前記グルタミン酸溶液中に含
    まれるグルタミン酸及び前記米糠に含まれるグルタミン
    酸をγ−アミノ酪酸とすることを特徴とするγ−アミノ
    酪酸の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のγ−アミノ酪酸の製造方
    法において、グルタミン酸溶液中に含まれるグルタミン
    酸及び米糠に含まれるグルタミン酸を、米糠に含まれる
    脱炭酸酵素と酵母に含まれる補酵素の作用によってγ−
    アミノ酪酸とすることを特徴とするγ−アミノ酪酸の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1,2いずれか1項に記載のγ−
    アミノ酪酸の製造方法において、グルタミン酸溶液中に
    含まれるグルタミン酸及び米糠に含まれるグルタミン酸
    をγ−アミノ酪酸とした後、副生成された酪酸を除去す
    ることを特徴とするγ−アミノ酪酸の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のγ−アミノ酪酸の製造方
    法において、グルタミン酸溶液中に含まれるグルタミン
    酸及び米糠に含まれるグルタミン酸をγ−アミノ酪酸と
    した後、アルコールにより洗浄することで前記γ−アミ
    ノ酪酸の生成の際に副生成された酪酸を除去することを
    特徴とするγ−アミノ酪酸の製造方法。
  5. 【請求項5】 pH5乃至6に調整したグルタミン酸ナ
    トリウム溶液を35乃至45℃に加温した後、該グルタ
    ミン酸ナトリウム溶液に米糠と酵母とを混合して米糠に
    含まれる脱炭酸酵素と酵母に含まれる補酵素とによりγ
    −アミノ酪酸を生成し、続いて、濾過により固形分を除
    去してγ−アミノ酪酸を含むγ−アミノ酪酸原液を分離
    し、続いて、このγ−アミノ酪酸原液を加熱して前記脱
    炭酸酵素及び補酵素を失活すると共にタンパク質分を凝
    固し、続いて、濾過により固形分を除去してγ−アミノ
    酪酸を含むγ−アミノ酪酸溶液を生成することを特徴と
    するγ−アミノ酪酸の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のγ−アミノ酪酸の製造方
    法において、γ−アミノ酪酸溶液を生成した後、該γ−
    アミノ酪酸溶液を濃縮し、続いて、この濃縮したγ−ア
    ミノ酪酸溶液にアルコールを添加すると共に50乃至7
    0℃に加熱してγ−アミノ酪酸をアルコールで洗浄し、
    続いて、静置した後、アルコールを除去することでγ−
    アミノ酪酸の生成の際に副生成される酪酸を含むアルコ
    ールを除去し酪酸臭の無いγ−アミノ酪酸を生成するこ
    とを特徴とするγ−アミノ酪酸の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006054480A1 (ja) * 2004-11-17 2006-05-26 Nichirei Foods Inc. γ-アミノ酪酸含有食品の製造方法、及びγ-アミノ酪酸高生成能を有する酵母
JP2011512836A (ja) * 2008-09-04 2011-04-28 マリン バイオプロセス カンパニー リミテッド 海藻の発酵によるgabaの製造方法

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WO2006054480A1 (ja) * 2004-11-17 2006-05-26 Nichirei Foods Inc. γ-アミノ酪酸含有食品の製造方法、及びγ-アミノ酪酸高生成能を有する酵母
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