JP2003244915A - 同期型モータ - Google Patents
同期型モータInfo
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- JP2003244915A JP2003244915A JP2002036508A JP2002036508A JP2003244915A JP 2003244915 A JP2003244915 A JP 2003244915A JP 2002036508 A JP2002036508 A JP 2002036508A JP 2002036508 A JP2002036508 A JP 2002036508A JP 2003244915 A JP2003244915 A JP 2003244915A
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- pole teeth
- windings
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Abstract
く、モータの軸受寿命が長く、かつ巻線作業の容易な同
期型モータを提供することを目的とする。 【解決手段】 固定子1は隣り合う磁極ティース1a間
によりスロット1bが形成されており、それぞれの磁極
ティース1aを集中巻回した巻線(図示せず)はこのス
ロット1bのスペースに収納される。U、V、Wはそれ
ぞれ固定子巻線の3相を表わしており、連続する磁極テ
ィース3個を1相1組としてU、V、W相を順次配置す
る。磁気利用率を上げるため、対向位置の巻線が同相で
電流の向きも同じになるように設定する。このため、連
続する磁極ティース3個のうち2番目巻線の巻回方向が
1番目および3番目巻線の巻回方向と逆になるように巻
回している(文字上のバーは巻線の巻回方向が逆である
ことを表わしている)。
Description
におけるトルク性能の向上と長寿命化及び巻線作業の作
業性向上に関するものである。
心のスロット数と回転子の永久磁石磁極数の関係は、1
2スロット8極、9スロット8極などが一般的である。
磁極ティースの磁極幅と永久磁石磁極のピッチとが離れ
ているため巻線係数が小さくなり電動機効率が低下する
という問題や、固定子鉄心のスロット数と永久磁石の磁
極数の最小公倍数により決まるコギングトルクの発生次
数が24と小さく、コギングトルクが大きくなるという
問題があった。
に流れるU、V、W相の各巻線電流が各時点で同一でな
いためラジアル方向の合成吸引力が0とならず、常に回
転子に磁気吸引力が発生し、その結果、ボールベアリン
グなどの軸受にはラジアル方向に偏心力がかかり軸受寿
命が短くなるという問題や、各磁極ティースに発生する
誘起電圧の位相が異なるため固定子巻線の並列巻線がで
きず巻線の線径が太くなり作業性が悪いという問題があ
った。
モータやロボット用のモータにおいて、減速機を用いず
負荷を直接駆動するダイレクト駆動モータでは、大きな
トルクが必要となるため多極化してモータ径を大きくす
る手法がとられ、固定子スロット数と回転子磁極数の最
適化が多く提案されている(例えば、特開2000−2
01462号公報参照)。そして、磁極ティースの個数
nを18×(1+Z)、永久磁石磁極の個数mを16×
(1+Z)、(但しZは1以上の整数)にそれぞれ設定
することで、コギングトルクの低減、および巻線係数の
向上を図っている。
磁石磁極が16でありながら、この最大公約数の2に少
なくとも2以上(1+Z)を掛けるため、磁極ティース
数nと永久磁石磁極数mとの最大公約数は4以上とな
り、最大公約数が2もしくは3のものよりも最小公倍数
は小さくなり、コギングトルクの発生次数も小さくな
る。
を大きくとっているにもかかわらず、コギングトルクは
それほど小さくならなかった。
動機器など低速回転域で使用される用途に用いると、コ
ギングトルクを含んだトルクリップルが振動源となるた
め極力低減することが望まれている。
ものであり、コギングトルクが小さく、磁束利用率が高
く、モータの軸受寿命が長く、かつ巻線作業の容易な同
期型モータを提供することを目的とする。
めに本発明は、円周状にほぼ等間隔に配列された磁極テ
ィースとスロットをS個有する固定子鉄心と、上記各磁
極ティースにそれぞれ集中巻され、かつ3相Y結線した
固定子巻線と、上記磁極ティースと周方向にギャップを
有しほぼ等間隔でN,S極を交互に配列したP個の永久
磁石磁極を有する回転子とを備え、上記磁極スロットの
個数をS、永久磁石磁極の個数をP、固定子巻線のY結
線の並列回路数をNとした時、S={3×(2n+1)
×N}、P={3×(2n+1)+1}×N、(n=
1,2,3、N=2,3)の関係に設定したものであ
る。
求項1記載の同期型モータは、円周状にほぼ等間隔に配
列された磁極ティースとスロットをS個有する固定子鉄
心と、上記各磁極ティースにそれぞれ集中巻され、かつ
3相Y結線した固定子巻線と、上記磁極ティースと周方
向にギャップを有しほぼ等間隔でN,S極を交互に配列
したP個の永久磁石磁極を有する回転子とを備え、上記
磁極スロットの個数をS、永久磁石磁極の個数をP、固
定子巻線のY結線の並列回路数をNとした時、S={3
×(2n+1)×N}、P={3×(2n+1)+1}
×N、(n=1,2,3、N=2,3)の関係に設定し
たものである。
型モータは、磁極ティースのうち連続する3個(または
5個、または7個)を1相1組として3相を順次配列
し、前記1組の固定子巻線は、偶数番目の磁極ティース
への巻方向が奇数番目の磁極ティースへの巻方向と逆に
なるように巻回したものである。
は、並列回路数Nを2としたものである。
(巻線係数)を高くすることができる。また、磁極スロ
ット数と永久磁石磁極数との最小公倍数を大きくできる
ので(コギングトルクの発生次数が大きくなり)、コギ
ングトルクを小さくできる。
極ティースに巻回したU,V,W相の各巻線電流の向き
を対称に設定するのでラジアル方向の合成吸引力が0と
なり、回転子に磁気吸引力が作用しない。したがって、
軸受寿命に悪影響を与えることがなくなり、長寿命の同
期型モータが得られる。同様に並列回路数が3の場合に
は、機械角で120°ごとの磁極ティースに巻回した
U,V,W相各巻線電流の向きを同じに設定するのでラ
ジアル方向の合成吸引力は0となる。
設定することで、固定子巻線に太い銅線を用いる必要が
なく、磁極ティースのスロット内で巻線の占める割合
(巻線占積率)が向上する。さらに、1組の固定子巻線
において、偶数番目の磁極ティースへの巻方向が奇数番
目の磁極ティースへの巻方向と逆になるように巻回する
ので連続巻線が可能になり、巻線作業および線処理の作
業性が高まり工数を削減できる。
ながら説明する。
n+1)×N}、P={3×(2n+1)+1}×Nの
n=1、N=2の場合(磁極スロット数S=18、永久
磁石磁極数P=20)の同期型モータについて説明す
る。
間隔に分割した18個の磁極ティース1aを備えてい
る。2は回転子で、永久磁石2aを備えており、永久磁
石2a外周面は等間隔で交互にN、S極となるように着
磁している。
よりスロット1bが形成されており、それぞれの磁極テ
ィース1aを集中巻回した巻線(図示せず)はこのスロ
ット1bのスペースに収納される。
表わしており、連続する磁極ティース3個を1相1組と
してU,V,W相を順次配置する。磁気利用率を上げる
ため、対向位置の巻線が同相で電流の向きも同じになる
ように設定する。このため、連続する磁極ティース3個
のうち2番目巻線の巻回方向が1番目および3番目巻線
の巻回方向と逆になるように巻回している(文字上のバ
ーは巻線の巻回方向が逆であることを表わしている)。
たU,V,W相の各巻線電流の向きを対称にできるので
ラジアル方向の合成吸引力が0となり、回転子に磁気吸
引力が作用せず軸受寿命に悪影響を与えることがなくな
り、長寿命の同期型モータを得ることができる。
固定子巻線に太い銅線を用いる必要がなく、巻線の巻回
作業が容易になり巻線占積率を向上させることができ、
作業工数を削減できる。
する3つの磁極ティースを1つのブロックとすれば、1
相1組の固定子巻線は途中で切断することなく連続して
巻回することも可能となり、結線処理の作業工数を削減
できる。
示しており、連続する3つの巻線を1組とし、対向する
2組を並列接続してU,V,W相とし、3相をY結線し
ている。
ロット数S=18、永久磁石磁極数P=20)と従来モ
ータ(S=12、P=8およびS=9、P=8)とを、
固定子の内径および外径、永久磁石の内径および外径、
磁石材質を同じに設定して解析したモータのコギングト
ルクおよび誘起電圧と、代用特性としてのコギングトル
ク次数および巻線係数とを対比した結果を表1に示す。
永久磁石磁極数Pの最小公倍数であり、コギングトルク
はコギングトルク次数の最小公倍数に反比例、また、巻
線係数(磁束利用率)の結果は誘起電圧の値として表
れ、誘起電圧の値が大きいほど巻線占積率が高くかつ永
久磁石の磁束を効率的に利用していることになる。言い
換えると大きなトルクを効率よく発生させることができ
る。
ングトルクが一番小さく、誘起電圧も大きく良好な結果
が得られている。
(2n+1)×N}、P={3×(2n+1)+1}×
N、(n=1,2,3、N=2,3)のうち、n=1,
N=3における同期型モータを中心に説明する。
隔に27個の磁極ティース31aおよびスロット31b
を備えており、回転子32は永久磁石32aの外周面を
等間隔で交互にN,S極となるように30極着磁してい
る。ここでは実施例1と異なる並列回路数を中心に説明
する。
個を1相1組としてU,V,Wを3回繰り返し配置す
る。本実施例2では磁気利用率を上げるため、ここでは
機械角で120°位置の巻線が同相で電流の向きも同じ
になるように設定するため、連続する磁極ティース3個
のうち2番目巻線の巻回方向が1番目および3番目巻線
の巻回方向と逆になるように巻回する。この巻回された
3相巻線の結線は、連続する3つの巻線を1組とし、機
械角で120°離れた3組を並列接続してU,V,W相
とし、3相をY結線する(図4)。
P={3×(2n+1)+1}×N、(n=1,2,
3、N=2,3)の範囲の各組合せにおける代用特性と
してのコギングトルク次数および巻線係数の比較一覧を
表2に示す。
願発明の式中の並列回路数には関係せず、nの値に依存
しており、nの設定値を大きくすれば巻線係数が向上す
る。また、コギングトルク次数は並列回路数に比例して
大きくなり、コギングトルクを小さくできる。
のときの並列回路数Nが2および3の場合について説明
したが、S={3×(2n+1)×N}におけるn=2
の場合には、磁気利用率を上げるため、連続する磁極テ
ィース5個を1相1組として、連続する磁極ティース5
個のうち偶数番目巻線の巻回方向が奇数番目巻線の巻回
方向と逆になるように巻回すればよい。また、n=3の
場合には、連続する磁極ティース7個のうち偶数番目巻
線の巻回方向が奇数番目巻線の巻回方向と逆になるよう
に巻回する。このとき、連続する磁極ティース1組(3
または5または7個)毎に分割してもよい。
する磁極ティースの同相2組を並列接続し、並列回路数
が3の場合には、機械角120°の同相3組を並列接続
してU,V,W相とし、3相をY結線すればよい(連続
する磁極ティースの1組の数が3から5または7になる
だけであり図示せず)。
1462号公報)に開示された磁極スロット数=36、
永久磁石磁極数=32の場合、コギングトルクの次数は
288であり、本願発明で比較的近い構成のものと比べ
ると、永久磁石磁極数は32で同じ、磁極スロット数が
30と少ないにもかかわらずコギングトルクの次数は4
80と大きく、コギングトルクを小さくできることがわ
かる。
石磁極数、並列回路数を設定するにあたっては、要求さ
れるモータの外形寸法や特性により適宜選択される。例
えば、要求されるモータ外径から磁極ティース数を絞込
み、使用回転速度や要望トルクの大小から巻線係数とコ
ギングトルク(磁極ティース数と永久磁石磁極数の最小
公倍数=コギングトルク次数)を考慮して設定する。並
列回路数Nを2から3に設定するよりも並列回路数Nを
2に固定してnを1つ大きく設定するほうが、巻線係数
(磁気利用率)とコギングトルクの両方を改善できる。
なお、並列回路数の決定には使用する巻線径を考慮す
る。
項1に記載の発明によれば、磁極ティース数と永久磁石
磁極数を特定の関係に設定することで、コギングトルク
次数を大きくでき、コギングトルクを小さくできる。
によれば、連続する1相1組の巻線の偶数番目と奇数番
目の巻回方向を逆にした複数組の同相を並列に接続して
U,V,W相とし、3相をY結線することで、磁束利用
率を高めることができる。また、回転時に回転子にかか
るラジアル方向の吸引力をバランスさせることができる
ので軸受寿命に悪影響を与えることがなく、長寿命の同
期型モータが得られる。
にするので、巻線として太い銅線を用いる必要がなくな
り、巻線の作業性が向上し作業工数を削減できる。ま
た、巻線占積率を向上させることができる。
並列回路数を2にすることでコギングトルクをより効果
的に低減できる。
束利用率が高く、モータの軸受寿命が長く、かつ巻線作
業の容易な同期型モータを得ることができる。
図
Claims (5)
- 【請求項1】 円周状にほぼ等間隔に配列された磁極テ
ィースとスロットをS個有する固定子鉄心と、上記各磁
極ティースにそれぞれ集中巻され、かつ3相Y結線した
固定子巻線と、上記磁極ティースと周方向にギャップを
有しほぼ等間隔でN,S極を交互に配列したP個の永久
磁石磁極を有する回転子とを備え、上記磁極スロットの
個数をS、永久磁石磁極の個数をP、固定子巻線のY結
線の並列回路数をNとした時、S={3×(2n+1)
×N}、P={3×(2n+1)+1}×N、(n=
1,2,3、N=2,3)の関係に設定したことを特徴
とする同期型モータ。 - 【請求項2】 18または27個の磁極ティースのうち
連続する3個を1相1組として3相を順次配列し、前記
1組の固定子巻線は、偶数番目の磁極ティースへの巻方
向が奇数番目の磁極ティースへの巻方向と逆になるよう
に巻回したことを特徴とする請求項1に記載の同期型モ
ータ。 - 【請求項3】 30個の磁極ティースのうち連続する5
個を1相1組として3相を順次配列し、前記1組の固定
子巻線は、偶数番目の磁極ティースへの巻方向が奇数番
目の磁極ティースへの巻方向と逆になるように巻回した
ことを特徴とする請求項1に記載の同期型モータ。 - 【請求項4】 42または63個の磁極ティースのうち
連続する7個を1相1組として3相を順次配列し、前記
1組の固定子巻線は、偶数番目の磁極ティースへの巻方
向が奇数番目の磁極ティースへの巻方向と逆になるよう
に巻回したことを特徴とする請求項1に記載の同期型モ
ータ。 - 【請求項5】 並列回路数Nが2である請求項1から請
求項4のいずれか1項に記載の同期モータ。
Priority Applications (1)
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JP2002036508A JP4039074B2 (ja) | 2002-02-14 | 2002-02-14 | 同期型モータ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003244915A true JP2003244915A (ja) | 2003-08-29 |
JP4039074B2 JP4039074B2 (ja) | 2008-01-30 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002036508A Expired - Lifetime JP4039074B2 (ja) | 2002-02-14 | 2002-02-14 | 同期型モータ |
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006029969A1 (de) * | 2004-09-15 | 2006-03-23 | Siemens Aktiengesellschaft | Synchronmaschine |
WO2009144946A1 (ja) | 2008-05-30 | 2009-12-03 | パナソニック株式会社 | 同期電動機駆動システム |
WO2010013433A1 (ja) | 2008-07-30 | 2010-02-04 | パナソニック株式会社 | 同期電動機 |
US8134270B2 (en) | 2008-10-28 | 2012-03-13 | Panasonic Corporation | Synchronous motor |
CN103107623A (zh) * | 2011-10-18 | 2013-05-15 | 罗伯特·博世有限公司 | 电机 |
JP2013524747A (ja) * | 2010-07-06 | 2013-06-17 | 峰▲チァオ▼科技(深▲セン▼)有限公司 | 三相ac永久磁石モータ |
-
2002
- 2002-02-14 JP JP2002036508A patent/JP4039074B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (8)
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US8390165B2 (en) | 2008-05-30 | 2013-03-05 | Panasonic Corporation | Synchronous motor drive system |
WO2010013433A1 (ja) | 2008-07-30 | 2010-02-04 | パナソニック株式会社 | 同期電動機 |
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CN103107623A (zh) * | 2011-10-18 | 2013-05-15 | 罗伯特·博世有限公司 | 电机 |
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