JP2003244752A - 無線基地局、通信方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

無線基地局、通信方法、及びコンピュータプログラム

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JP2003244752A JP2002040613A JP2002040613A JP2003244752A JP 2003244752 A JP2003244752 A JP 2003244752A JP 2002040613 A JP2002040613 A JP 2002040613A JP 2002040613 A JP2002040613 A JP 2002040613A JP 2003244752 A JP2003244752 A JP 2003244752A
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昌典 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、個別UW方式の端末局と共通UW
方式の端末局と空間多重方式を用いて通信する場合の指
向性パターンの形成精度を向上する無線基地局を提供す
る。 【解決手段】 無線基地局は、空間多重通信可能な端末
局数分の相異なる符号と順位番号と各符号が使用中か否
かを示す情報とを対応付けて記憶していて、最低順位の
符号を除き何れの符号も所定の共通符号と異なり、端末
局からリンクチャネル確立要求又は再要求を受信すると
(S01、S02)、当該共通符号を含む信号を送信す
る共通UW局であるか、無線基地局から通知された符号
を含む信号を送信する個別UW局であるかを判断し(S
03)、個別UW局には未使用で最高順位の符号の使用
を指示し(S07、08)、共通UW局は当該共通符号
を使用するものとし、それぞれの符号を用いて個々の端
末局に対するアンテナ指向性を制御する(S09、1
1)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の端末局と空
間多重方式を用いて通信する無線基地局、通信方法、及
び当該無線基地局を実現するためのコンピュータプログ
ラムに関し、特に、通信品質を向上させる技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機、携帯型情報通信機器
等を含む無線情報端末の増加に伴い、周波数資源の有効
利用に対する社会的要請が高まっている。この要請に応
える技術に、空間多重方式がある。空間多重方式とは、
無線基地局が、指向性を有するアンテナを用いて、同一
周波数の搬送波で異なる方向に存在する複数の端末局と
同時刻に通信を行う方式である。
【0003】この空間多重方式に用いられる指向性を有
するアンテナとして、アダプティブアレイ装置がある。
アダプティブアレイ装置は、固定的に設置された複数の
アンテナ素子を備え、個々のアンテナ素子に対する送受
信信号の振幅と位相とを動的に変化させることにより、
アンテナ全体として、送信、受信のための指向性パター
ン(アレイアンテナパターンともいう)を形成するもの
である。
【0004】アダプティブアレイ装置は、指向性パター
ンの形成においては、所望の端末局の方向へ送信強度及
び受信感度を高めるのみならず、空間多重している他の
端末局の方向へ送信強度及び受信感度を低下させること
をも行う。アダプティブアレイ装置の原理及び作用につ
いては「アレーアンテナによる適応信号処理」(菊間信
良著、科学技術出版刊)に詳細に記載されている。
【0005】空間多重方式を用いて通信する従来の無線
基地局において、N個のアンテナ素子を備えるアダプテ
ィブアレイ装置を、最小二乗平均誤差(MMSE)方式
を用いて制御して、受信時及び送信時の指向性パターン
を形成する場合の制御内容について説明する。受信時に
おける指向性パターンの制御は、各アンテナ素子を通じ
て受信された信号の振幅と位相とをそれぞれ変化させた
上で加算して得られる目的信号が、所望の端末局からの
受信信号となるように、適切な変化量(ウェイトともい
う)を見出す制御である。
【0006】図9は、当該制御の内容を示す概念図であ
る。 [数1] y(t)=W(t−1)×X(t)=w
1(t−1)×x1(t)+w 2(t−1)×x2(t)+
・・・+wN(t−1)×xN(t) ここで、tは時刻、x1(t)、x2(t)、・・・、x
N(t)は各時刻において各アンテナ素子を通じて実際
に得られた受信信号、w1(t−1)、w2(t−1)、
・・・、wN(t−1)は、各時刻において各アンテナ
素子に対応するウェイトである。
【0007】当該受信信号及び当該ウェイトは何れも解
析的表現(複素数)であり、両者の複素乗算は即ち、受
信信号の振幅及び位相を変化させる操作を表している。
当該時刻は、例えば、「第二世代コードレス電話システ
ム標準規格STD−28」(社団法人電波産業会発行)
における1シンボルを受信する時間を単位としたタイム
スロット内での経過時間であるとしてもよい。なお、当
該規格を、以下「PHS規格」と略称する。
【0008】W(t)=[w1(t),w2(t),・・
・,wN(t)]は、アンテナ毎の受信信号を要素とす
る受信信号ベクトル、X(t)=[x1(t),x
2(t),・・・,xN(t)]Tは、アンテナ毎のウェ
イトを要素とするウェイトベクトルであり、何れも複素
ベクトルである。目的信号y(t)は、数1に従って、
各時刻における受信信号ベクトルと、直前の時刻におけ
るウェイトベクトルとを乗じることにより逐次算出され
る。 [数2] e(t)=d(t)−y(t)=d(t)−
W(t−1)×X(t) ここで、d(t)は、端末局から送られる送信信号のう
ち、予め信号内容が規定されている部分、例えばPHS
規格に規定されるプリアンブルや同期用のユニークワー
ド(UW:Unique Word)等の部分の信号
(以下「参照信号」という)であり、e(t)は、前記
算出された目的信号と当該参照信号との各時刻における
誤差である。
【0009】ウェイトベクトルには所定の初期値が定め
られており、各時刻において、数2に従って算出される
誤差が最小となるように、予め定められた範囲内で修正
される。理論的には、時間経過と共に、ウェイトベクト
ルは一定値に収束するとともに、目的信号y(t)は、
所望端末局が送信した信号となる。参照信号を構成する
プリアンブルやユニークワードは、通信内容である本体
的データに先駆けて送られるため、通信内容である本体
的データの受信時点において得られる目的信号は、所望
端末局が送信した信号に近似する。
【0010】なお、通信が開始された後は、各タイムス
ロットにおけるウェイトベクトルの初期値として、例え
ば前回のタイムスロットにおいて最終的に得られた値を
用いてもよい。送信時における指向性パターンの制御
は、所望端末局への送信信号を各アンテナ素子に分配
し、その分配された信号に対し、受信時に得られた各ア
ンテナ素子に対応する最終的なウェイトベクトルを掛け
合せて得られた信号を、各アンテナ素子から同時に送信
することを内容とする。これにより、当該所望端末局方
向へ指向性が向き送信利得が得られるとともに、非所望
端末局方向へ送信される干渉信号が低減される。
【0011】このように、空間多重方式を用いる従来の
無線基地局は、受信時に、複数のアンテナ素子を通じて
受信された信号とプリアンブルやユニークワード等の参
照信号とに基づいてウェイトベクトルを調整しつつ所望
端末局からの信号を分離抽出し、送信時にはそのウェイ
トベクトルを利用して当該所望端末局に指向性を向ける
ことにより、混信を防ぎ通信品質を維持して各端末局と
の通信を行っている。
【0012】なお、上記説明した指向性パターンの制御
では、何れの端末局も、PHS規格に規定される共通の
ユニークワードを送信するため、稀に複数の端末局から
の受信タイミングが完全に一致した場合、各端末局から
の受信信号を取り違えることによって誤った指向性パタ
ーンが形成されるという問題がある。この問題を回避す
るため、従来、個々の端末局が互いに異なる個別ユニー
クワードを送信する方式(以下「個別UW方式」とい
う)が実施されている。
【0013】個別UW方式に従って通信する無線基地局
は、端末局から、制御チャネルを使って通信開始を要求
された際に、他の端末局に通知していない個別ユニーク
ワードを、同じく制御チャネルを使って当該新規端末局
に通知する。当該新規端末局は、通信チャネルにおいて
当該通知されたユニークワードを送信する。個別UW方
式を採る無線基地局と端末局とが協働することにより、
各端末局からの受信タイミングが完全に一致した場合の
受信信号の取り違えが解消される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現状で
は、個別UW方式の端末局と、PHS規格に規定される
共通のユニークワードを固定的に送信する共通UW方式
の端末局とが並存して利用されているため、現実の無線
基地局は、その双方の端末局と、空間多重方式を用いて
通信する必要がある。
【0015】ところが、上記従来技術の個別UW方式を
採る無線基地局は、個別UW方式の端末局(個別UW局
とも略称する)と、共通UW方式の端末局(共通UW局
とも略称する)とを並存して通信する場合に、指向性パ
ターンを精度よく形成できない場合があるという問題が
ある。一例として、従来の無線基地局は、空間多重方式
を用いて通信する端末局の一つに、PHS規格に規定さ
れる共通のユニークワードを通知することを妨げないの
で、当該ユニークワードを通知された個別UW局と、共
通UW局との間で受信信号を取り違える問題がある。
【0016】また、他の例として、従来の無線基地局
が、時分割多重方式を併用して、個々の時分割タイムス
ロットおいて空間多重方式を用いた通信を行う場合に
は、既に通信を行っている端末局数が最小のタイムスロ
ットを新規端末局へ割り当てるが、そのようなタイムス
ロットが複数ある場合に、より多数の共通UW局が通信
しているタイムスロットを、新たな共通UW局に割り当
てることを妨げないので、複数の共通UW局の間で受信
信号を取り違える問題を助長する。
【0017】その逆に、より少数の共通UW局が通信し
ているタイムスロットを、新たな個別UW局に割り当て
ることを妨げないので、その後に通信を開始する共通U
W局にとって有利なタイムスロットを残しておくことが
できない。上記の問題に鑑み、本発明は、空間多重方式
を用いて、個別UW局と、共通UW局とを並存して通信
する場合の指向性パターンの形成精度を向上し、もって
通信精度を向上する無線基地局、及び当該無線基地局に
おいて用いられる通信方法の提供を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明の無線基地局は、端末局からの受信信号に含
まれる符号を用いて、当該端末局との間で空間多重方式
で通信する無線基地局であって、当該空間多重方式にお
ける最大多重数の相異なる符号と、当該符号の順位を示
す番号と、当該符号が現に通信に使用されているか否か
を示す情報とを対応付けて記憶している符号記憶手段
と、新規端末局が通信を開始した際に、当該新規端末局
が、共通符号を含む信号を送信する第1種端末局である
か、当該無線基地局から通知された符号を含む信号を送
信する第2種端末局であるかを判断する端末種別判断手
段と、当該新規端末局が第2種端末局であると判断され
た場合、前記情報により現に通信に使用されていないと
示された最高順位の符号を、前記新規端末局に通知する
符号通知手段とを備え、当該符号記憶手段に記憶されて
いる符号は、最低順位の符号を除いて何れも前記共通符
号と異なっていることを特徴とする。
【0019】また、前記無線基地局は、時分割多重方式
を併用し、個々のタイムスロットにおいて、端末局との
間で前記空間多重方式で通信し、さらに、前記新規端末
局との通信に利用すべきタイムスロットの候補から、そ
のタイムスロットにおいて前記共通符号を含む信号を送
信している端末局の数が最も少ないタイムスロットを選
択するタイムスロット選択手段と、前記新規端末局が第
1種端末局であると判断された場合、当該選択されたタ
イムスロットにおいて通信すべき旨を前記新規端末局に
通知するタイムスロット通知手段とを備えてもよい。
【0020】また、前記無線基地局は、時分割多重方式
を併用し、個々のタイムスロットにおいて、端末局との
間で前記空間多重方式で通信し、さらに、前記新規端末
局との通信に利用すべきタイムスロットの候補から、そ
のタイムスロットにおいて前記共通符号を含む信号を送
信している端末局の数が最も多いタイムスロットを選択
するタイムスロット選択手段と、前記新規端末局が第2
種端末局であると判断された場合、当該選択されたタイ
ムスロットにおいて通信すべき旨を前記新規端末局に通
知するタイムスロット通知手段とを備え、前記符号記憶
手段は、前記最大多重数の相異なる符号と、当該符号の
順位を示す番号と、当該符号が個々のタイムスロットに
おける通信に現に使用されているか否かを示す情報とを
対応付けて記憶しており、前記符号通知手段は、前記新
規端末局が第2種端末局であると判断された場合、前記
情報により、前記通知したタイムスロットにおいて現に
通信に使用されていないと示された最高順位の符号を、
前記新規端末局に通知してもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】本実施の形態における無線基地局
は、PHS規格で定められた、複数周波数の搬送波の各
々を用いて、時分割多重アクセス(TDMA/TDD、
Time Division Multiple Ac
cess/Time Division Duple
x)方式に加え、空間多重方式により、同一周波数で最
大4つの信号を空間多重して、端末局と無線接続する無
線基地局である。
【0022】本無線基地局は、特に、PHS規格に規定
される共通のユニークワードを送信する共通UW局と、
無線基地局から指定されたユニークワードを送信する個
別UW局との双方を混在して通信する。 <全体構成>図1は、本実施の形態における無線基地局
100の全体構成を示すブロック図である。
【0023】無線基地局100は、アンテナ11〜1
4、無線部21〜24、信号処理部50、モデム部6
0、ベースバンド部70、制御部80及びユニークワー
ド記憶部90を備える。無線基地局100は、PHS規
格に従って1つのTDMA/TDDフレーム内に4つの
チャネルを多重し、1チャネルにつき空間多重されるべ
き最大4つの通信回線の信号を並列に処理する。1つの
TDMA/TDDフレームは、5mSの周期を有し、各
周期を8等分して得られる4つの送信タイムスロットと
4つの受信タイムスロットとから構成される。送信、受
信各々1つのタイムスロットは時分割多重による1つの
時分割チャネルを構成する。
【0024】ベースバンド部70は、通信網を介して接
続される複数の回線と信号処理部50との間で複数の信
号(音声又はデータのベースバンド信号)を授受する。
モデム部60は、信号処理部50とベースバンド部70
との間で、デジタル化されたベースバンド信号に対して
π/4シフトQPSK(QuadraturePhas
e Shift Keying)により変調及び復調を
行う機能を有する。この変調及び復調は、1つの時分割
チャネルにおいて空間多重される最大4つのTDMA/
TDDフレームについて並列に行われる。
【0025】信号処理部50は、制御部80の制御下
で、指向性パターンの形成に関する制御、即ち、各無線
部21〜24から入力される空間多重された各端末局か
らの受信信号を分離抽出しモデム部60に出力し、ま
た、モデム部60から入力された送信信号を所望の端末
局へ送信できるように空間多重する信号を生成して各無
線部21〜24に出力する制御を行う部分であり、具体
的には、プログラマブルなDSP(Digital S
ignal Processor)により実現される。
【0026】当該制御は、前記MMSE方式で行われ、
具体的には、モデム部60で並列に処理される最大4つ
のTDMA/TDDフレーム内のタイムスロット毎に、
次のように行われる。受信時には、各無線部21〜24
が現に受信した信号に各無線部に対応するウェイトを乗
じて加算することにより得られる受信信号と、参照信号
との誤差を少なくするように各ウェイトを調整する。送
信時には、直前の受信時に調整された無線部毎のウェイ
トを送信信号に乗じて得られる信号を、対応する無線部
21〜24に分配する。
【0027】なお、空間多重方式を用いて、端末局毎の
指向性パターンを形成して送受信を行うのは、通信チャ
ネルでの通信のみであり、制御チャネルでの通信につい
ては空間多重方式を用いない。無線部21〜24はいず
れも同等であり、無線部21はハイパワーアンプ等を含
む送信部111とローノイズアンプ等を含む受信部11
2とから構成される。
【0028】送信部111は、信号処理部50から入力
された低周波信号を高周波信号に変換し、送信出力レベ
ルにまで増幅してアンテナ11に出力するもので、制御
部80からの指示に応じて、ハイパワーアンプのゲイン
を制御する等して送信出力を調整する機能を有する。受
信部112は、アンテナ11に受信された高周波信号を
低周波信号に変換し、増幅して信号処理部50に出力す
る機能を有する。
【0029】制御部80は、具体的にはCPU(Cen
tral ProcessingUnit)及びメモリ
等で構成され、CPUがメモリ中のプログラムを実行す
ることにより無線基地局100の各部を制御する機能を
有する。また、ユニークワード記憶部90は、空間多重
する複数の個別UW局に割り当てるためのユニークワー
ドパターン情報、及び、各ユニークワードパターンとそ
れを割り当てた各端末局との関係を示すユニークワード
使用状況情報を保持する。なお、これらの情報について
は後に詳しく説明する。
【0030】図2は、信号処理部50の構成を示すブロ
ック図である。信号処理部50は、送受信切替スイッチ
561〜564、加算器551〜554、ユーザ処理部
51a〜51dから構成される。ここで、ユーザ処理部
51a〜51dはそれぞれ、1つのTDMA/TDDフ
レームについて、タイムスロットごとに、タイムスロッ
トにおいて通信している端末局の信号を最適に送受信す
るようウェイトベクトルの調整を行うものであり、各無
線部からの入力信号X1〜X4を受け取り、各無線部へ
の出力信号Sa1〜Sa4を出力する。即ち、ユーザ処
理部51a〜51dそれぞれは、空間多重されている1
つの端末局からの信号を分離抽出してモデム部60に伝
え、また、モデム部60から伝えられたその端末局に対
する送信信号を元にして生成した信号を各無線部に出力
するものである。
【0031】送受信切替スイッチ561〜564は、制
御部80の制御により切り替えられるものである。ま
た、加算器551〜554は、ユーザ処理部51a〜5
1dによって調整された各無線部への出力信号を加算
し、無線部21〜24へ出力するものである。図3は、
ユーザ処理部51aの構成を示すブロック図である。
【0032】ユーザ処理部51aは、乗算器521〜5
24、乗算器581〜584、加算器59、送受信切替
スイッチ56、参照信号発生部55、ウェイト算出部5
8、ウェイト記憶部57から構成される。ここで、参照
信号発生部55は、PHS規格によりユニークワード以
外にも固定的に定められているスタートシンボル(S
S)及びプリアンブル(PR)、並びに、ユニークワー
ドを表す参照信号を発生する。このとき、ユニークワー
ドの部分については、制御部80から受け取ったユニー
クワードの値をとるように参照信号を発生する。
【0033】ウェイト算出部58は、上述したMMSE
方式によりウェイトベクトルを調整する。ウェイト算出
部58は、無線部21〜24によって現に受信された受
信信号X1、X2、X3、及びX4のそれぞれに、対応
するウェイトベクトルを乗じて加算することにより得ら
れる受信信号と、参照信号発生部55から得られた参照
信号とを比較しその差が小さくなるように、各ウェイト
を調整する。
【0034】即ち、ウェイト算出部58は、受信信号を
時間に応じて変化する数列x1(t)、x2(t)、x
3(t)、及びx4(t)と表し、それぞれに対応する
ウェイトをw1(t)、w2(t)、w3(t)、及び
w4(t)と表すとき、次の数3により受信信号y
(t)を求める。tはPHS規格のタイムスロットにお
ける1シンボルの受信時間を単位時間とした時刻であ
る。 [数3] y(t)=w1(t−1)×x1(t)+w
2(t−1)×x2(t)+w3(t−1)×x3
(t)+w4(t−1)×x4(t) 受信信号y(t)を求めた後に、受信信号y(t)と参
照信号d(t)との差e(t)を最小とするようにw
(t−1)の値を予め定めた範囲内で変動させることに
より調整して、当該調整された値を次の時刻におけるウ
ェイトベクトルw(t)とする。なお、e(t)は次の
数4により算出する。 [数4] e(t)=d(t)−y(t) ウェイト記憶部57は、受信時にウェイト算出部58が
算出した無線部毎のウェイトを記憶し、乗算器581〜
584は、モデム部から与えられる送信信号に、記憶さ
れているそれぞれのウェイトを乗じて出力する。 <データ構造>以下、ユニークワード記憶部90に保持
されているユニークワードパターン情報、及びユニーク
ワード使用情報について説明する。
【0035】図4は、ユニークワードパターン情報の一
例を示す図である。ユニークワードパターン情報200
は、UW番号201とUWパターン値202とを対応付
けて含み、最大空間多重数(ここでは4つ)のUWパタ
ーン値P1〜P4と、当該UWパターン値を識別するU
W番号1〜4を含む。P1〜P4は、具体的には2進数
で「0011110101001100」等と表される
16ビット値であり、互いに異なり、特にP4はPHS
規格で定められた共通のユニークワード値である。
【0036】UW番号201は、UWパターン値を選択
する際の順位をも表しており、1が最高順位、4が最低
順位を表している。図5は、ユニークワード使用情報の
一例を示す図である。ユニークワード使用状況情報30
0は、周波数番号301と、スロット番号302と、空
間多重される端末局の最大個数分のUW通知状況値30
3とを対応付けて含む。
【0037】周波数番号301は、搬送波の周波数を識
別する番号であり、スロット番号302は、タイムスロ
ットを識別する番号であり、両者の組み合わせによって
通信チャネルが特定される。UW通知状況値303は、
当該周波数の搬送波を用いて当該タイムスロットに設け
られる通信チャネルにおいて、通信中の個別UW端末局
に通知したUW番号か、又はどの端末局とも通信を行っ
ていない状態を表す値「空」を示す。なお、共通UW局
と通信中である場合にも「4」に設定される。
【0038】なお、空間多重方式を用いずに通信が行わ
れる特定周波数の特定スロットに対応するUW通知状況
値は記録されないものとする。同図の例では、周波数1
の搬送波を用いたタイムスロット1を、空間多重によら
ない通信のみが行われる制御チャネルとし、UW通知状
況値は記録されないものとしている。 <動作>以下、上述の構成を備える無線基地局100の
動作について、本発明の特徴である、リンクチャネル選
択処理、及び、各個別UW局に対するユニークワードの
選択及び通知処理について詳細に説明する。 <ユニークワード通知処理の詳細>図6は、通話やデー
タ通信を開始するために端末局からリンクチャネル確立
要求を受けた場合の無線基地局100の動作を示すフロ
ーチャートである。なお、この動作は制御部80の制御
下で実行される。
【0039】制御部80は、制御チャネルを介して、端
末局からリンクチャネル確立要求を受信するか(ステッ
プS01)、又はリンクチャネル確立再要求を受信する
と(ステップS02)、その端末局が共通UW局か個別
UW局かを判断する(ステップS03)。この判断を行
う方法の一具体例として、個別UW局は、リンクチャネ
ル確立要求メッセージ、及びリンクチャネル確立再要求
メッセージ中の特定のフィールドに、共通UW局が設定
する値とは異なる特定の値を含めて送信することとし、
その値に基づいて、当該端末局が個別UW局であること
を判断すればよい。
【0040】制御部80は、その端末局との通信に利用
すべきリンクチャネルを選択する(ステップS04)。
一つのリンクチャネルは、搬送波の周波数とタイムスロ
ットとの組により特定される通信チャネルであって、空
間多重方式による1組の多重通信を行う単位となる。こ
の処理の詳細については後述する。リンクチャネルが選
択されなかった場合(ステップS05:no)、リンク
チャネル割り当て拒否通知をその端末局に送信するよう
制御する(ステップS12)。
【0041】リンクチャネルが選択された場合(ステッ
プS05:yes)、その端末局が個別UW局と判断さ
れたか否かに応じて次の処理を行う。個別UW局であれ
ば(ステップS06:yes)、ユニークワード使用情
報から、当該通信チャネルに対応するUW通知状況値を
参照して、当該通信チャネルにおいて使用されていない
最高順位の(即ち最小の)UW番号を選択するととも
に、当該選択したUW番号が当該通信チャネルにおける
UW通知状況値として示されるように、ユニークワード
使用情報を更新する(ステップS07)。
【0042】この選択方法によれば、ユニークワードパ
ターン情報には最大空間多重数のUWパターン値が記憶
されていて、最低順位のUWパターン値を除いて何れも
共通UWパターン値と異なっているから、個別UW局に
対して共通UWが指定されるのは、空間多重される端末
局が全て個別UW局である場合であって、その最後に通
信を開始した個別UW局に限られる。即ち、共通UW局
が通信している場合には、個別UW局に共通UWが指定
されることがない。
【0043】当該選択したユニークワード、並びに通信
チャネルを特定する周波数及びタイムスロットをそれぞ
れ示す情報を含んだリンクチャネル割り当て通知をその
端末局に送信し(ステップS08)、その端末局に対応
する処理を行うことと定めたユーザ処理部の参照信号発
生部に対して端末局に通知したユニークワードを渡す
(ステップS09)。これにより、当該ユーザ処理部に
おける参照信号発生部55は、そのユニークワードの値
を含み、その端末局から送信されることが予定される信
号を参照信号として発生することになる。また、当該ユ
ーザ処理部は、端末局に対する送信データにそのユニー
クワードを含めて送信する。
【0044】共通UW局であれば(ステップS06:n
o)、通信チャネルを特定する周波数及びタイムスロッ
トをそれぞれ示す情報を含んだリンクチャネル割り当て
通知をその端末局に送信し、最低順位のUW番号が当該
通信チャネルにおけるUW通知状況値として示されるよ
うに、ユニークワード使用情報を更新する(ステップS
10)。その端末局に対応する処理を行うことと定めた
ユーザ処理部の参照信号発生部に対して共通ユニークワ
ードを渡す(ステップS11)。 <リンクチャネル選択処理の詳細>図7は、前記ユニー
クワード選択及び通知処理の一部分として、新規端末局
との通信に使用するリンクチャネルを選択する場合の無
線基地局100の動作を示すフローチャートである。こ
の動作は制御部80の制御下で実行される。
【0045】制御部80は、新規端末局との通信に使用
するリンクチャネルの候補として、通信中の端末局数が
最大空間多重数未満であって、かつ最小の通信チャネル
を、ユニークワード使用状況情報300から、各周波数
の搬送波の各タイムスロットに対応するUW通知状況値
303を検索することにより見出す(ステップS2
1)。そして、見つかった通信チャネルの個数に応じて
次の処理を行う。
【0046】1個の通信チャネルが見つかった場合(ス
テップS22:1個)、その通信チャネルをリンクチャ
ネルとして選択する。複数個の通信チャネルが見つかっ
た場合(ステップS22:複数個)、新規端末局が個別
UW局なら(ステップS24:yes)、通信中の共通
UW局数が最大の通信チャネルをリンクチャネルとして
選択し(ステップS25)、共通UW局なら(ステップ
S24:no)、通信中の共通UW局数が最小の通信チ
ャネルをリンクチャネルとして選択する(ステップS2
6)。
【0047】該当する通信チャネルが見つからなかった
場合(ステップS22:なし)、リンクチャネルを選択
することなく、ユニークワード通知処理へ戻る。ここ
で、制御部80は、通信中の端末局数が最大空間多重数
未満で、かつ最小数の通信チャネルを、新規端末局との
通信に使用するリンクチャネルの候補として検索すると
したが、雑音レベルが所定しきい値を上回る雑音レベル
が検出された通信チャネルを、当該候補から除外しても
よい。また、新規端末局と、既に通信中の端末局との受
信レベル差が所定しきい値を上回るような通信チャネル
を、当該候補から除外してもよい。この場合には、アダ
プティブアレイ装置の指向性によって生じる利得差をも
ってしても、両者の信号を正しく分離できないからであ
る。 <リンクチャネル確立シーケンスとの関係>図8は、端
末局と無線基地局との間のリンクチャネル確立シーケン
スの概略を示す図である。同図を参照しながら、当該シ
ーケンスにおいて前述した各処理が行われるタイミング
を説明する。
【0048】同図に示すように、端末局からリンクチャ
ネル確立要求を受けた場合(S101)、無線基地局
は、図6に示す動作を行い、ステップS03の実行によ
り新規端末局が個別UW局か共通UW局かを判断し、ス
テップS04から図7に示した処理を呼び出して実行
し、割り当てるべき通信チャネルを選択する。個別UW
局と判断された場合、ステップS07及びS08の実行
により、使用すべきユニークワードを選択し、当該端末
局に、当該ユニークワード、並びに、通信チャネルを特
定するための搬送波周波数、及びタイムスロットの指示
を含むリンクチャネル割り当て通知を送信する(S10
2)。また、当該通知を行った以降、割り当てた通信チ
ャネルでの通信において、端末局に対する送信データに
そのユニークワードを含めて送信する。
【0049】共通UW局と判断された場合、ステップS
10及びS11の実行により、当該端末局に、通信チャ
ネルを特定するための搬送波周波数、及びタイムスロッ
トの指示を含むリンクチャネル割り当て通知を送信する
(S102)。なお、個別UW局は、上述したように、
従来のPHS規格に従った共通UW局の構成に加えて、
無線基地局からユニークワードの通知を受けた場合にそ
のユニークワードの値をPHS規格に規定されたユニー
クワードの代わりに使用して無線基地局との間で通信デ
ータを送受信する機能を備えた端末局である。 <通信チャネル、及びユニークワード選択動作の具体例
>具体例として、ユニークワード使用情報が図5に示し
た状態で、新規端末局からリンクチャネル確立要求等を
受け付けた場合の、通信チャネル及びユニークワードの
選択動作を説明する。
【0050】ここで、新規端末局との通信に使用するリ
ンクチャネルの候補となる、通信中の端末局数が最大空
間多重数未満で、かつ最小数の通信チャネルは、周波数
1のスロット4、及び周波数2のスロット1である。リ
ンクチャネル確立要求等を受け付けた端末局が共通UW
局であれば、そのうちで通信中の共通UW局数が0の、
周波数1のスロット4がリンクチャネルとして選択さ
れ、当該周波数番号と当該スロット番号とがリンクチャ
ネル割り当て通知により制御チャネルを介して当該共通
UW局に指示され、当該共通UW局は当該指示されたリ
ンクチャネルにおいて通信を開始する。
【0051】リンクチャネル確立要求等を受け付けた端
末局が個別UW局であれば、そのうちで通信中の共通U
W局数が1の、周波数2のスロット1がリンクチャネル
として選択され、さらに当該リンクチャネルで使用され
ていない最小のUW番号2が選択され、当該周波数番
号、当該スロット番号、及び当該UW番号がリンクチャ
ネル割り当て通知により制御チャネルを介して当該個別
UW局に指示され、当該個別UW局は、当該指示された
リンクチャネルにおいて、当該UW番号で示されるユニ
ークワードを用いて通信を開始する。 <まとめ>このように、無線基地局100は、通信を開
始した端末局が共通UW局である場合には、当該共通U
W局との通信に利用すべき通信チャネルの候補から、共
通UWを使用して既に通信中の端末局がないか又は最も
少ないチャネルを選択するので、共通UWを使用する他
の端末局との間で受信信号を取り違える問題が、可能な
限り低減される。
【0052】また、通信を開始した端末局が個別UW局
である場合には、当該個別UW局との通信に利用すべき
通信チャネルの候補から、共通UWを使用して既に通信
中の端末局数が最も多いチャネルを選択するので、その
後に通信を開始する共通UW局に対して通信品質の面で
有利なチャネルを、可能な限り残しておくことができ
る。このようにしても、当該個別UW局には、他の端末
局と異なるUWが通知されるから、受信信号を取り違え
る問題は生じない。
【0053】また、当該個別UW局には、当該通信チャ
ネルにおいて未使用で最高順位のUWが通知されるの
で、共通UW局が既に通信中である場合には、前述した
ように、共通ユニークワードが個別UW局に通知される
ことがない。従って、個別UW局と共通UW局との間で
受信信号を取り違える問題が解消される。 <その他の変形例>なお、本発明を上記の実施の形態に
基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態
に限定されないのはもちろんである。以下のような場合
も本発明に含まれる。 (1)本発明は、実施の形態で説明したステップを含む
方法であるとしてもよい。また、これらの方法を、コン
ピュータシステムを用いて実現するためのコンピュータ
プログラムであるとしてもよいし、前記プログラムを表
すデジタル信号であるとしてもよい。
【0054】また、本発明は、前記プログラム又は前記
デジタル信号を記録したコンピュータ読取り可能な記録
媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディス
ク、CD―ROM、MO、DVD、DVD−ROM、D
VD−RAM、半導体メモリ等であるとしてもよい。ま
た、本発明は、電気通信回線、無線又は有線通信回線、
若しくはインターネットに代表されるネットワーク等を
経由して伝送される前記コンピュータプログラム又は前
記デジタル信号であるとしてもよい。
【0055】また、本発明は、マイクロプロセッサ及び
メモリを備えたコンピュータシステムであり、前記メモ
リは前記プログラムを記憶しており、前記マイクロプロ
セッサは前記メモリに記憶されている前記プログラムに
従って動作することにより、前記方法を実現するとして
もよい。また、前記プログラム又は前記デジタル信号
は、前記記録媒体に記録されて移送され、若しくは、前
記ネットワーク等を経由して移送され、独立した他のコ
ンピュータシステムにおいて実施されるとしてもよい。 (2)本実施の形態では、PHSシステムにおける無線
基地局及び端末局を例に取って説明したが、空間多重方
式を用いて通信を行う通信システムであって、端末局が
個々に送信する符号を用いて端末局毎にアンテナ指向性
を制御する通信システムであれば、一般的に本発明を適
用することができる。 (3)本実施の形態では、無線基地局がユニークワード
を指定するUW番号を端末局に通知することとしたが、
通知する情報は、UW番号に限定されることはなく、ユ
ニークワードを指定するために必要な情報であれば、例
えばユニークワードを構成するビットパターンそのもの
であってもよい。 (4)本実施の形態では特に示さなかったが、無線基地
局は、端末局との通信を終了した場合に、当該端末局に
対応するUW通知状況値が「空」となるように、ユニー
クワード使用情報を更新する。
【0056】
【発明の効果】本発明の無線基地局は、端末局からの受
信信号に含まれる符号を用いて、当該端末局との間で空
間多重方式で通信する無線基地局であって、当該空間多
重方式における最大多重数の相異なる符号と、当該符号
の順位を示す番号と、当該符号が現に通信に使用されて
いるか否かを示す情報とを対応付けて記憶している符号
記憶手段と、新規端末局が通信を開始した際に、当該新
規端末局が、共通符号を含む信号を送信する第1種端末
局であるか、当該無線基地局から通知された符号を含む
信号を送信する第2種端末局であるかを判断する端末種
別判断手段と、当該新規端末局が第2種端末局であると
判断された場合、前記情報により現に通信に使用されて
いないと示された最高順位の符号を、前記新規端末局に
通知する符号通知手段とを備え、当該符号記憶手段に記
憶されている符号は、最低順位の符号を除いて何れも前
記共通符号と異なっていることを特徴とする。
【0057】この構成によれば、前記無線基地局は、第
2種端末局と新たに通信を開始した際に、第1種端末局
が通信中であれば、当該第2種端末局に既定の共通符号
を通知することがない。これにより、前記無線基地局
は、第1種端末局と第2種端末局とを混在して空間多重
方式を用いて通信する場合に、両者の間で受信信号を取
り違える問題を解消する。
【0058】また、前記無線基地局は、時分割多重方式
を併用し、個々のタイムスロットにおいて、端末局との
間で前記空間多重方式で通信し、さらに、前記新規端末
局との通信に利用すべきタイムスロットの候補から、そ
のタイムスロットにおいて前記共通符号を含む信号を送
信している端末局の数が最も少ないタイムスロットを選
択するタイムスロット選択手段と、前記新規端末局が第
1種端末局であると判断された場合、当該選択されたタ
イムスロットにおいて通信すべき旨を前記新規端末局に
通知するタイムスロット通知手段とを備えてもよい。
【0059】この構成によれば、前記無線基地局は、第
1種端末局と新たに通信を開始した際に、利用候補とな
るタイムスロットのうち、共通符号を使用して既に通信
中の端末局がないか又は最も少ないタイムスロットを当
該第1種端末局に通知し、当該タイムスロットにおいて
通信を行う。これにより、前記無線基地局は、当該第1
種端末局と、当該共通符号を使用する他の端末局との間
で受信信号を取り違える問題を可能な限り低減する。
【0060】また、前記無線基地局は、時分割多重方式
を併用し、個々のタイムスロットにおいて、端末局との
間で前記空間多重方式で通信し、さらに、前記新規端末
局との通信に利用すべきタイムスロットの候補から、そ
のタイムスロットにおいて前記共通符号を含む信号を送
信している端末局の数が最も多いタイムスロットを選択
するタイムスロット選択手段と、前記新規端末局が第2
種端末局であると判断された場合、当該選択されたタイ
ムスロットにおいて通信すべき旨を前記新規端末局に通
知するタイムスロット通知手段とを備え、前記符号記憶
手段は、前記最大多重数の相異なる符号と、当該符号の
順位を示す番号と、当該符号が個々のタイムスロットに
おける通信に現に使用されているか否かを示す情報とを
対応付けて記憶しており、前記符号通知手段は、前記新
規端末局が第2種端末局であると判断された場合、前記
情報により、前記通知したタイムスロットにおいて現に
通信に使用されていないと示された最高順位の符号を、
前記新規端末局に通知してもよい。
【0061】この構成によれば、前記無線基地局は、第
2種端末局と新たに通信を開始した際に、利用候補とな
るタイムスロットのうち、共通符号を使用して既に通信
中の端末局数が最も多いタイムスロットを当該第2種端
末局に通知し、当該タイムスロットにおいて通信を行
う。これにより、前記無線基地局は、その後に通信を開
始する第1種端末局に対して通信品質の面で有利なタイ
ムスロットを、可能な限り残しておくことができる。こ
のようにしても、当該第2種端末局には、他の端末局と
異なる符号が通知されるから、受信信号を取り違える問
題は生じない。
【0062】また、前記無線基地局は、複数の搬送波を
使用し、当該個々の搬送波によって、端末局との間で前
記空間多重方式で通信し、さらに、前記新規端末局との
通信に利用すべき搬送波の候補から、その搬送波を用い
て前記共通符号を含む信号を送信している端末局の数が
最も少ない搬送波を選択する搬送波選択手段と、前記新
規端末局が第1種端末局であると判断された場合、当該
選択された搬送波を用いて通信すべき旨を前記新規端末
局に通知する搬送波通知手段とを備えてもよい。
【0063】この構成によれば、前記無線基地局は、第
1種端末局と新たに通信を開始した際には、利用候補と
なる搬送波うち、共通符号を使用して既に通信中の端末
局がないか又は最小数の搬送波を当該第1種端末局に通
知し、当該搬送波を用いて通信を行う。これにより、前
記無線基地局は、当該第1種端末局と、共通符号を使用
する他の端末局との間で受信信号を取り違える問題を可
能な限り低減する。
【0064】また、前記無線基地局は、複数の搬送波を
使用し、当該個々の搬送波によって、端末局との間で前
記空間多重方式で通信し、さらに、前記新規端末局との
通信に利用すべき搬送波の候補から、その搬送波によっ
て前記共通符号を含む信号を送信している端末局の数が
最も多い搬送波を選択する搬送波選択手段と、前記新規
端末局が第2種端末局であると判断された場合、当該識
別された搬送波を用いて通信すべき旨を前記新規端末局
に通知する搬送波選択手段とを備え、前記符号記憶手段
は、前記最大多重数の相異なる符号と、当該符号の順位
を示す番号と、当該符号が個々の搬送波による通信に現
に使用されているか否かを示す情報とを対応付けて記憶
しており、前記符号通知手段は、前記新規端末局が第2
種端末局であると判断された場合、前記情報により、前
記通知した搬送波による通信に現に使用されていないと
示された最高順位の符号を、前記新規端末局に通知して
もよい。
【0065】この構成によれば、前記無線基地局は、第
2種端末局と新たに通信を開始した際に、利用候補とな
る搬送波のうち、共通符号を使用して既に通信中の端末
局数が最も多い搬送波を当該第2種端末局に通知し、当
該搬送波を用いて通信を行う。これにより、前記無線基
地局は、その後に通信を開始する第1種端末局に対して
通信品質の面で有利な搬送波を、可能な限り残しておく
ことができる。このようにしても、当該第2種端末局に
は、他の端末局と異なる符号が通知されるから、受信信
号を取り違える問題は生じない。
【0066】本発明の通信方法は、端末局からの受信信
号に含まれる符号を用いて、当該端末局との間で空間多
重方式で通信する無線基地局における通信方法であっ
て、当該無線基地局は、当該空間多重方式における最大
多重数の相異なる符号と、当該符号の順位を示す番号
と、当該符号が現に通信に使用されているか否かを示す
情報とを対応付けて記憶していて、当該記憶されている
符号は、最低順位の符号を除いて何れも所定の共通符号
と異なっており、新規端末局が通信を開始した際に、当
該新規端末局が、前記共通符号を含む信号を送信する第
1種端末局であるか、当該無線基地局から通知された符
号を含む信号を送信する第2種端末局であるかを判断す
る端末種別判断ステップと、当該新規端末局が第2種端
末局であると判断された場合、前記情報により現に通信
に使用されていないと示された最高順位の符号を、前記
新規端末局に通知する符号通知ステップとを含む。
【0067】この通信方法を実施する無線基地局は、第
2種端末局と新たに通信を開始した際に、第1種端末局
が通信中であれば、当該第2種端末局に既定の共通符号
を通知することがない。これにより、当該無線基地局
は、第1種端末局と第2種端末局とを混在して空間多重
方式を用いて通信する場合に、両者の間で受信信号を取
り違える問題を解消する。
【0068】本発明のプログラムは、端末局からの受信
信号に含まれる符号を用いて、当該端末局との間で空間
多重方式で通信する無線基地局を、コンピュータを用い
て制御するためのコンピュータ実行可能なプログラムで
あって、当該無線基地局は、当該空間多重方式における
最大多重数の相異なる符号と、当該符号の順位を示す番
号と、当該符号が現に通信に使用されているか否かを示
す情報とを対応付けて記憶していて、当該記憶されてい
る符号は、最低順位の符号を除いて何れも所定の共通符
号と異なっており、新規端末局が通信を開始した際に、
当該新規端末局が、当該共通符号を含む信号を送信する
第1種端末局であるか、当該無線基地局から通知された
符号を含む信号を送信する第2種端末局であるかを判断
する端末種別判断ステップと、当該新規端末局が第2種
端末局であると判断された場合、前記情報により現に通
信に使用されていないと示された最高順位の符号を、前
記新規端末局に通知する符号通知ステップとを当該コン
ピュータに実行させる。
【0069】このプログラムを用いて制御される無線基
地局は、第2種端末局と新たに通信を開始した際に、第
1種端末局が通信中であれば、当該第2種端末局に既定
の共通符号を通知することがない。これにより、当該無
線基地局は、第1種端末局と第2種端末局とを混在して
空間多重方式を用いて通信する場合に、両者の間で受信
信号を取り違える問題を解消する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態における無線基地局の全体構成を示
すブロック図である。
【図2】信号処理部50の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】ユーザ処理部51aの構成を示すブロック図で
ある。
【図4】ユニークワードパターン情報の一例である。
【図5】ユニークワード使用情報の一例である
【図6】無線基地局が実行するユニークワード通知処理
を示すフローチャートである。
【図7】無線基地局が実行するリンクチャネル選択処理
を示すフローチャートである。
【図8】端末局と無線基地局との間のリンクチャネル確
立シーケンスである
【図9】アダプティブアレイ装置のMMSE方式を用い
た制御内容を示す概念図である。
【符号の説明】
11〜14 アンテナ 21〜24 無線部 50 信号処理部 51a〜51d ユーザ処理部 55 参照信号発生部 56 送受信切替スイッチ 57 ウェイト記憶部 58 ウェイト算出部 59 加算器 60 モデム部 70 ベースバンド部 80 制御部 90 ユニークワード記憶部 100 無線基地局 111 送信部 112 受信部 521〜524 乗算器 551〜554 加算器 561〜564 送受信切替スイッチ 581〜584 乗算器
フロントページの続き Fターム(参考) 5K022 FF00 5K028 AA15 BB06 CC02 CC05 EE08 HH00 KK01 KK12 MM08 MM17 5K067 AA03 CC01 CC04 DD19 DD25 DD34 EE02 EE10 GG03 HH22 HH23 JJ11 JJ21 KK02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末局からの受信信号に含まれる符号を
    用いて、当該端末局との間で空間多重方式で通信する無
    線基地局であって、 当該空間多重方式における最大多重数の相異なる符号
    と、当該符号の順位を示す番号と、当該符号が現に通信
    に使用されているか否かを示す情報とを対応付けて記憶
    している符号記憶手段と、 新規端末局が通信を開始した際に、当該新規端末局が、
    共通符号を含む信号を送信する第1種端末局であるか、
    当該無線基地局から通知された符号を含む信号を送信す
    る第2種端末局であるかを判断する端末種別判断手段
    と、 当該新規端末局が第2種端末局であると判断された場
    合、前記情報により現に通信に使用されていないと示さ
    れた最高順位の符号を、前記新規端末局に通知する符号
    通知手段とを備え、 当該符号記憶手段に記憶されている符号は、最低順位の
    符号を除いて何れも前記共通符号と異なっていることを
    特徴とする無線基地局。
  2. 【請求項2】 前記無線基地局は時分割多重方式を併用
    し、個々のタイムスロットにおいて、端末局との間で前
    記空間多重方式で通信し、さらに、 前記新規端末局との通信に利用すべきタイムスロットの
    候補から、そのタイムスロットにおいて前記共通符号を
    含む信号を送信している端末局の数が最も少ないタイム
    スロットを選択するタイムスロット選択手段と、 前記新規端末局が第1種端末局であると判断された場
    合、当該選択されたタイムスロットにおいて通信すべき
    旨を前記新規端末局に通知するタイムスロット通知手段
    とを備えることを特徴とする請求項1に記載の無線基地
    局。
  3. 【請求項3】 前記無線基地局は時分割多重方式を併用
    し、個々のタイムスロットにおいて、端末局との間で前
    記空間多重方式で通信し、さらに、 前記新規端末局との通信に利用すべきタイムスロットの
    候補から、そのタイムスロットにおいて前記共通符号を
    含む信号を送信している端末局の数が最も多いタイムス
    ロットを選択するタイムスロット選択手段と、 前記新規端末局が第2種端末局であると判断された場
    合、当該選択されたタイムスロットにおいて通信すべき
    旨を前記新規端末局に通知するタイムスロット通知手段
    とを備え、 前記符号記憶手段は、前記最大多重数の相異なる符号
    と、当該符号の順位を示す番号と、当該符号が個々のタ
    イムスロットにおける通信に現に使用されているか否か
    を示す情報とを対応付けて記憶しており、 前記符号通知手段は、前記新規端末局が第2種端末局で
    あると判断された場合、前記情報により、前記通知した
    タイムスロットにおいて現に通信に使用されていないと
    示された最高順位の符号を、前記新規端末局に通知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線基地局。
  4. 【請求項4】 前記無線基地局は複数の搬送波を使用
    し、当該個々の搬送波によって、端末局との間で前記空
    間多重方式で通信し、さらに、 前記新規端末局との通信に利用すべき搬送波の候補か
    ら、その搬送波を用いて前記共通符号を含む信号を送信
    している端末局の数が最も少ない搬送波を選択する搬送
    波選択手段と、 前記新規端末局が第1種端末局であると判断された場
    合、当該選択された搬送波を用いて通信すべき旨を前記
    新規端末局に通知する搬送波通知手段とを備えることを
    特徴とする請求項1に記載の無線基地局。
  5. 【請求項5】 前記無線基地局は複数の搬送波を使用
    し、当該個々の搬送波によって、端末局との間で前記空
    間多重方式で通信し、さらに、 前記新規端末局との通信に利用すべき搬送波の候補か
    ら、その搬送波によって前記共通符号を含む信号を送信
    している端末局の数が最も多い搬送波を選択する搬送波
    選択手段と、 前記新規端末局が第2種端末局であると判断された場
    合、当該識別された搬送波を用いて通信すべき旨を前記
    新規端末局に通知する搬送波選択手段とを備え、 前記符号記憶手段は、前記最大多重数の相異なる符号
    と、当該符号の順位を示す番号と、当該符号が個々の搬
    送波による通信に現に使用されているか否かを示す情報
    とを対応付けて記憶しており、 前記符号通知手段は、前記新規端末局が第2種端末局で
    あると判断された場合、前記情報により、前記通知した
    搬送波による通信に現に使用されていないと示された最
    高順位の符号を、前記新規端末局に通知することを特徴
    とする請求項1に記載の無線基地局。
  6. 【請求項6】 端末局からの受信信号に含まれる符号を
    用いて、当該端末局との間で空間多重方式で通信する無
    線基地局における通信方法であって、 当該無線基地局は、当該空間多重方式における最大多重
    数の相異なる符号と、当該符号の順位を示す番号と、当
    該符号が現に通信に使用されているか否かを示す情報と
    を対応付けて記憶していて、当該記憶されている符号
    は、最低順位の符号を除いて何れも所定の共通符号と異
    なっており、 新規端末局が通信を開始した際に、当該新規端末局が、
    共通符号を含む信号を送信する第1種端末局であるか、
    当該無線基地局から通知された符号を含む信号を送信す
    る第2種端末局であるかを判断する端末種別判断ステッ
    プと、 当該新規端末局が第2種端末局であると判断された場
    合、前記情報により現に通信に使用されていないと示さ
    れた最高順位の符号を、前記新規端末局に通知する符号
    通知ステップとを含むことを特徴とする通信方法。
  7. 【請求項7】 端末局からの受信信号に含まれる符号を
    用いて、当該端末局との間で空間多重方式で通信する無
    線基地局を、コンピュータを用いて制御するためのコン
    ピュータ実行可能なプログラムであって、 当該無線基地局は、当該空間多重方式における最大多重
    数の相異なる符号と、当該符号の順位を示す番号と、当
    該符号が現に通信に使用されているか否かを示す情報と
    を対応付けて記憶していて、当該記憶されている符号
    は、最低順位の符号を除いて何れも所定の共通符号と異
    なっており、 新規端末局が通信を開始した際に、当該新規端末局が、
    共通符号を含む信号を送信する第1種端末局であるか、
    当該無線基地局から通知された符号を含む信号を送信す
    る第2種端末局であるかを判断する端末種別判断ステッ
    プと、 当該新規端末局が第2種端末局であると判断された場
    合、前記情報により現に通信に使用されていないと示さ
    れた最高順位の符号を、前記新規端末局に通知する符号
    通知ステップとを当該コンピュータに実行させることを
    特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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