JP2003244050A - 中継器の送信電力制御方法 - Google Patents

中継器の送信電力制御方法

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JP2003244050A
JP2003244050A JP2002037152A JP2002037152A JP2003244050A JP 2003244050 A JP2003244050 A JP 2003244050A JP 2002037152 A JP2002037152 A JP 2002037152A JP 2002037152 A JP2002037152 A JP 2002037152A JP 2003244050 A JP2003244050 A JP 2003244050A
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data
signal
transmission
repeaters
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Application number
JP2002037152A
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Katsumi Sakai
克巳 酒井
Takeshi Tamaki
剛 玉木
Takashi Yano
隆 矢野
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Hitachi Cable Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/155Ground-based stations
    • H04B7/15528Control of operation parameters of a relay station to exploit the physical medium
    • H04B7/15535Control of relay amplifier gain
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多地点中継伝送方式において中継器の送信電
力を制御することで伝搬路をマルチパス伝搬路に近付
け、より大きな通信路容量を得ることのできる中継器の
送信電力制御方法を提供する。 【解決手段】 中継器数をLとし、i番目の中継器3
01の送信電力をPTiとし、i番目の中継器301と受
信器102との間の伝搬電力損失をGi とするとき、 PT11 =PT22 =…=PTLL を満たすように各中継器301の送信電力PTiを制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の送信アンテ
ナを持つ送信器と複数の受信アンテナを持つ受信器との
間に複数の中継器を配置した多地点中継伝送方式に係
り、特に、伝搬路をマルチパス伝搬路に近付け、より大
きな通信路容量を得ることのできる中継器の送信電力制
御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の移動通信システムにおいて、送信
器から1本の送信アンテナで送信された無線信号に対し
て、受信器における受信感度向上のために、2本の受信
アンテナを用いて受信し、信号対雑音電力比(S/N)
のよい受信アンテナからの受信信号を用いる選択ダイバ
ーシチ受信や、2本の受信アンテナからの信号を信号対
雑音電力比に応じて加算する合成ダイバーシチ受信が知
られている。また、第三世代移動通信規格の標準化組織
のひとつである3GPP(Partnership P
roject)では、2本の送信アンテナから同一の信
号を送信することにより、無線信号が受信器まで到着す
る経路(伝搬路)において確率的に遮蔽物の影響を受け
にくくし、受信器における受信感度向上を可能とする送
信ダイバーシチが検討されている。一方、前記3GPP
とは別の標準化組織(3GPP2)では、図7に示され
るように、送信器101において送信データを複数本
(M本)の送信アンテナに分配して送信し、伝搬路Hを
経て到着した無線信号を受信器102において複数本
(N本)の受信アンテナにて受信し、信号処理によって
N個の受信信号からM個の送信信号を求めて受信データ
を得るという通信方式(MIMO;Multiple
Output)が提案されている。
【0003】次に、MIMO方式の原理について説明す
る。まず、送信器101においてM個に分配された送信
信号ベクトルをss=(s1 ,…,sMT とする(s
sはイメージ式ではsの太字で示す)。m番目(mは1
からMまでの自然数)の送信アンテナから送信された信
号sm がhnm倍されて、n番目(nは1からNまでの自
然数)の受信アンテナで受信されるとすると、n番目の
受信信号xn は次式(1)で表される。
【0004】
【数1】
【0005】ここで、vn は受信器102でn番目の受
信アンテナの信号に重畳される雑音を表すものとする。
【0006】次に、hnmを要素とするN行×M列の行列
HH(HHはイメージ式ではHの太字で示す)、受信信
号xx=(x1 ,…,xNT (xxはイメージ式では
xの太字で示す)、受信器重畳される雑音ベクトルvv
=(v1 ,…,vNT を用いると、式(1)は、次式
(2)のように全部の受信アンテナについてまとめて表
現することができる。
【0007】
【数2】
【0008】式(2)の伝搬路行列HHと雑音ベクトル
vvとが分かれば、受信信号xxから送信信号ssを求
めることができる。しかし、通信する時間や場所によっ
て送信器101と受信器102との間の伝搬状況が変化
するため、伝搬路行列HHは一意に定まらない。そこ
で、送信信号にトレーニング信号をのせ、受信器102
でトレーニング信号を受信し、この受信信号から送信信
号を求めるための作用行列WW(WWはイメージ式では
Wの太字で示す)を計算する。この作用行列WWを求め
ることにより、伝搬路行列HHと雑音ベクトルvvとの
状況をトレーニングによって学習したことになる。これ
により、トレーニング期間以降に受信した受信信号xx
と作用行列WWとを用いて、送信信号の推定値ss´=
(s1 ´,…,sM ´)T は、次式(3)で表すことが
できる。
【0009】
【数3】
【0010】このMIMO方式によれば、送信データを
1本のアンテナから送る方式に比べて、理想的には送信
アンテナ数倍(M倍)のデータを送ることが可能となる
ため、無線周波数帯域あたりの通信容量(周波数利用効
率)が高い方式として期待されている。
【0011】上述のように、送信器101において複数
本のアンテナに送信データを分配して送信し、受信器1
02において複数本のアンテナで受信した信号から信号
処理によってデータを得るMIMO方式は、式(2)に
示した伝搬路Hの特性に依存した方式である。図8
(a)に示すように、都市部のように建物が多く存在す
る場合、送信器101からの無線信号は多くの建物で反
射し、様々な経路を経て受信器102に到着する。この
ような伝搬路(伝搬環境)をマルチパス伝搬環境と呼
ぶ。また、図8(b)に示すように、送信器101と受
信器102との間に障害物や反射する建物など何もない
ような伝搬路(伝搬環境)を見通し伝搬環境と呼ぶ。M
IMO方式における通信路容量対送受信アンテナ数の特
性をマルチパス伝搬環境と見通し伝搬環境とで比較した
ものを図8(c)に示す。図8(c)より、マルチパス
伝搬環境では送受信アンテナ数の増加に比例して通信路
容量が増加するが、見通し伝搬環境ではマルチパス伝搬
環境に比べて通信路容量が小さく送受信アンテナ数を増
やしても通信路容量が増えなくなってくる。図8に示す
例において、送信器101の送信アンテナ数を3、受信
器102の受信アンテナ数を3とすると、受信信号x
1 ,x2 ,x3 は、式(1)を用いて次式(4)(5)
(6)のように表すことができる。
【0012】 x1 =h111 +h122 +h133 +v1 …(4) x2 =h211 +h222 +h233 +v2 …(5) x3 =h311 +h322 +h333 +v3 …(6) マルチパス伝搬環境では、送信アンテナ201aから受
信アンテナ202aへの経路と送信アンテナ201bか
ら受信アンテナ202aへの経路とが異なるため、伝搬
路行列の要素h11とh12とが異なる値をとる。一方、見
通し伝搬環境では、送信アンテナ201aと送信アンテ
ナ201bとの間の距離に比べて、送信アンテナ201
aと受信アンテナ202aとの間の距離及び送信アンテ
ナ201bと受信アンテナ202aとの間の距離が大き
いので、受信アンテナ202aに対して送信アンテナ2
01aと送信アンテナ201bとが同程度に見えるた
め、伝搬路行列の要素h11とh12とは似た値となる。同
様な理由により、h11とh13とが、また、h11とh21
が似た値となり、式(4)(5)(6)から送信信号s
1 ,s2 ,s3 を分離するのが困難になる。以上の理由
により、MIMO方式は、見通し伝搬環境に比べてマル
チパス伝搬環境で通信路容量特性がよいといえる。
【0013】しかしながら、見通し伝搬環境においても
通信路容量特性のよいMIMO方式の提供が望まれる。
このような背景のもとに、見通し伝搬環境においてもM
IMO方式の通信路容量を確保する通信方式として、送
信器と受信器との間に中継器を用いる多地点中継伝送方
式が考案されており、本出願人によって特許出願されて
いる(特願2001−399800号)。この出願の明
細書に記載されている多地点中継伝送方式を図9に示
す。信号の流れに沿って説明すると、送信器101にお
いて、送信データに対して無線通信路における誤りを訂
正できるように冗長度を付加する符号化処理を行い、符
号化データを複数本(M本)のアンテナに対応してs
1 ,s2 ,…,sM に分配して送信する。送信器101
から送信された無線信号は、複数個(L個)の中継器3
01a,301b,301cに到達し、中継器のバッフ
ァに各々z1 ,z2 ,…,zL として貯えられる。この
とき、送信器101と中継器301a,301b,30
1cとの間の伝搬路特性を表す行列を伝搬路行列FF
(FFはイメージ式ではFの太字で示す)とすると、中
継器301a,301b,301cに貯えられた信号z
z=(z1 ,z2 ,…,z L )(zzはイメージ式では
zの太字で示す)は、式(2)より次式(7)のように
表すことができる。
【0014】
【数4】
【0015】ここで、vv´(vv´はイメージ式では
v´の太字で示す)は、重畳される雑音を表すものとす
る。
【0016】中継器301a,301b,301cに貯
えられた信号z1 ,z2 ,…,zLは、バッファに貯え
ることにより所定時間遅延させてから、増幅した後に再
度送信される。この中継器からの無線信号は、複数本
(N本)のアンテナを持つ受信器102によって受信さ
れる。中継器301a,301b,301cでの信号増
幅率をk1 ,k2 ,…,kL とし、これらを対角要素と
する行列をKK(KKはイメージ式ではKの太字で示
す)=diag(k1 ,k2 ,…,kL )(diag
( )は対角行列を意味する)とし、中継器301a,
301b,301cと受信器102との間の伝搬路特性
を表す行列を伝搬路行列GG(GGはイメージ式ではG
の太字で示す)とすると、受信器102で受信した受信
信号xx=(x 1 ,…,xNT は、式(2)と式
(7)とより、次式(8)のように表すことができる。
【0017】
【数5】
【0018】ここで、vv´´(vv´´はイメージ式
ではv´´の太字で示す)は、重畳される雑音を表すも
のとする。
【0019】送信器101で送信された送信信号ss=
(s1 ,…,sMT を式(8)から代数的に求めるた
めに、送信データに既知のトレーニング信号を多重化さ
せて送信することにより、受信信号xx=(x1 ,…,
NT から送信信号ss=(s1 ,…,sMT を求
めるための行列WWをMMSE(Minimum Me
an Square Error)のSMI(Samp
led MatrixInverse)法を使用するこ
とによって求めることができる。行列WWが求まると、
送信器101でM本のアンテナに分割された信号を復元
した推定値ss´=(s1 ´,…,sM ´)T が次式
(9)によって求めることができる。
【0020】
【数6】
【0021】式(9)で得られた送信アンテナM本の信
号s1 ´,…,sM ´を結合し、結合したデータに対し
て誤り訂正復号処理を行うことにより、受信データを得
ることができる。
【0022】以上説明したとおり、送信器101と受信
器102との間に複数の中継器を介設することにより、
送信器101から中継器までの伝搬路と中継器から受信
器102までの伝搬路とが独立に生成されるため、多地
点に中継器を設置することにより、マルチパス伝搬環境
と同様な伝搬路特性を生成することが可能となる。これ
により、見通し伝搬環境においてもマルチパス伝搬環境
と同様な通信路容量特性が得られる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】前述の先行出願に述べ
られている多地点中継伝送方式を用いた場合、送信器1
01と受信器102との間の伝搬路の伝搬路特性は、式
(2)と式(8)との比較からGGKKFF(イメージ
式ではGKFの太字)で与えられる。多地点中継方式で
は伝搬路特性GGKKFFをマルチパス伝搬路の特性に
近付けるほど通信路容量が大きくなり、逆に見通し伝搬
路の特性に近付けるほど通信路容量が小さくなる。この
ため多地点中継伝送方式においては送信器受信器間伝搬
路特性GGKKFFをマルチパス伝搬路特性に近付ける
ことが通信路容量を大きくする上で重要となる。
【0024】例えば、中継器が空間的に固まって(集ま
って)存在する場合には、伝搬路特性FF及びGGの各
要素は前述のように互いに似た値となり、その結果、送
信器101と受信器102との間の伝搬環境は見通し伝
搬環境に近くなり、通信路容量は小さくなる。逆に、中
継器が空間的に広がって存在する場合には、送信器01
と受信器102との間の伝搬環境はマルチパス伝搬環境
に近くなりやすい。従って、多地点中継方式では、送信
器101と受信器102との間の伝搬環境をマルチパス
伝搬環境に近付けるために、中継器が空間的にある程度
広がって存在することが必要となる。
【0025】一方、送信器101と受信器102との間
の伝搬路特性GGKKFFの中に中継器の増幅率の行列
KKが含まれていることに着目すると、伝搬環境をさら
にマルチパス伝搬環境に近付けることができると考えら
れる。しかし、中継器の増幅率KKをどのような値にす
れば通信路容量が大きくなるかについては知られていな
い。
【0026】中継器の増幅率KKを制御することは、言
い換えると、中継器の送信電力を制御することである。
【0027】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、多地点中継伝送方式において中継器の送信電力を制
御することで伝搬路をマルチパス伝搬路に近付け、より
大きな通信路容量を得ることのできる中継器の送信電力
制御方法を提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、送信したいデータを複数のアンテナに分配する分配
手段と、これらの分配データに受信器でデータ復元に使
用するためのトレーニング信号を多重化するトレーニン
グ信号多重化手段と、これらの多重化データを所定のタ
イミングでそれぞれのアンテナから無線信号として送信
する送信部とを備えた送信器と、前記送信器の送信タイ
ミングで無線信号を受信する受信手段と、受信した信号
を貯えるバッファと、この貯えた信号を前記送信器の送
信タイミングに対して所定時間遅延させたタイミングで
無線信号として送信する送信手段とを備えた複数の中継
器と、前記複数の中継器の送信タイミングで無線信号を
複数のアンテナによりそれぞれ受信する受信手段と、こ
れら受信データに多重化されているトレーニング信号か
ら伝搬路特性に関する情報を求める特性情報取得手段
と、この伝搬路特性に関する特性情報を用いて前記受信
データから前記送信器が各アンテナに分配したデータを
復元するデータ復元手段とを備えた受信器とを用いて送
信器から複数の中継器を経て受信器に通信する多地点中
継伝送方式において、中継器数をL(Lは自然数)と
し、i番目(iは1からLまでの自然数)の中継器の受
信電力をPRiとし、i番目の中継器の送信電力をPTi
し、i番目の中継器と受信器との間の伝搬電力損失をG
i とするとき、請求項1の発明では、 PT11 =PT22 =…=PTLL (10) を満たすように各中継器の送信電力PTiを制御する。
【0029】また、請求項2の発明では、 PT1/PR1=PT2/PR2=…=PTL/PRL (11) を満たすように各中継器の送信電力PTiを制御する。
【0030】また、請求項3の発明では、 PT1=PT2=…=PTL (12) を満たすように各中継器の送信電力PTiを制御する。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて詳述する。
【0032】図1に示されるように、本発明に係る多地
点中継伝送方式を用いた伝送システムには、M本の送信
アンテナを持つ送信器101とN本の受信アンテナを持
つ受信器102との間に複数L個のの中継器301a,
301b,301cが配置されている。ここでは、請求
項1の発明について送信器101のアンテナ数が2、受
信器102のアンテナ数が2、中継器数が2として動作
を具体的に説明するが、送信アンテナ数M、受信アンテ
ナ数N、中継器数Lが任意のものについても同様の動作
であることは勿論である。
【0033】まず、中継器の送信電力制御方法と中継器
の増幅率との関係について説明する。第1の中継器(i
=1)301aの送信信号は、式(7)及び式(8)か
らk 11 となる。第1の中継器301aの送信電力P
T1は、行列FFのi行j列の要素をfijとし、k11
に含まれる雑音成分は信号成分に比べ十分に小さいと近
似すると、次式(13)で与えられる。
【0034】 PT1=〈|k112 〉 =(近似)〈|k1 (f11s1+f122 )|2 〉 (13) ここで〈 〉は、平均を意味する。また、=(近似)は
近似等号である。送信器101の各送信アンテナは通常
互いに近接して設置されており、各送信アンテナ間の距
離は送信器中継器間距離よりも十分短いため、送信器1
01のどの送信アンテナについても、送信器と中継器と
の間の伝搬路係数fijは同程度になると考えられるの
で、|f11|=(近似)|f12|と近似できる。この近
似を使用すると、送信器101と第1の中継器301a
との間の伝搬電力損失F1 は、 F1 =(近似)|f112 =(近似)|f122 (14) と表すことができる。さらに、2本の送信アンテナの送
信信号s1 ,s2 相互間には相関がないと仮定すると、
式(13)は式(15)に近似できる。
【0035】 PT1=(近似)|k121 〈|s12 +|s2 )|2 〉 (15) 同様に、|f21|=(近似)|f22|と近似すると、送
信器101と第2の中継器301bとの間の伝搬電力損
失F2 は式(16)で表すことができ、第2の中継器3
01bの送信電力PT1は式(17)で近似できる。
【0036】 F2 =(近似)|f212 =(近似)|f222 (16) PT2=(近似)|k222 〈|s12 +|s2 )|2 〉 (17) また、行列GGのi行j列の要素をgijとし、送信器中
継器間と同様の考え方により、|g11|=(近似)|g
12|、|g21|=(近似)|g22|と近似すると、第1
の中継器301aと受信器102との間の伝搬電力損失
1 は式(18)で近似でき、第2の中継器301bと
受信器102との間の伝搬電力損失G2は式(19)で
近似できる。
【0037】 G1 =(近似)|g112 =(近似)|g122 (18) G2 =(近似)|g212 =(近似)|g222 (19) ここで、請求項1の式(10)に式(15)(17)
(18)(19)を適用し、両辺の平方根をとると、式
(10)は式(20)となる。
【0038】 k1 √(F11 )=(近似)k2 √(F22 ) (20) このことから請求項1の送信電力制御方法を適用する場
合には、第1、第2の中継器301a,301bの信号
増幅率k1 ,k2 を式(20)により決定することにな
る。
【0039】なお、中継器数がLの場合には、中継器の
信号増幅率k1 ,k2 ,…,kL を式(21)により決
定する。
【0040】 k1 √(F11 )=(近似)k2 √(F22 )=(近似) …=(近似)kL √(FLL ) (21) 即ち、請求項1の式(10)を再掲すると、 PT11 =PT22 =…=PTLL (10) である。中継器の受信電力PRi=(近似)Fi ×(送信
器の送信電力)、中継器の送信電力PTi=ki 2Ri
あることから、式(10)を送信器の送信電力の式に変
形し、共通項である送信器の送信電力を消去すると、k
1 211 =k 2 222 =…=ki 2LL
得られる。この式の両辺の平方根をとると、式(21)
が得られる。
【0041】次に、第1、第2の中継器301a,30
1bの信号増幅率k1 ,k2 を式(20)により決定し
た場合に、伝搬路特性GGKKFFがマルチパス伝搬路
特性に近付くことを説明する。伝搬路特性GGKKFF
を成分表示すると、式(22)となる。
【0042】
【数7】
【0043】式(22)は、行列GGKKFFの各要素
が第1の中継器301aを経由する伝搬路と第2の中継
器301bを経由する伝搬路との和の形で表されること
を意味している。式(22)に式(14)(16)(1
8)(19)を適用すると、式(23)が得られる。
【0044】
【数8】
【0045】ここで、dni,im =gniim/|gniim
|である。dni,im は絶対値が1の複素数であり、その
偏角はm番目の送信アンテナから1番目の中継器301
aを経由しn番目の受信アンテナへ至る伝搬路の位相で
ある。
【0046】式(23)に本発明による式(20)を適
用すると、式(24)となる。
【0047】
【数9】
【0048】式(24)から伝搬路特性GGKKFFの
各要素は、互いに大きさが等しく位相が異なる複素数の
和の形となる。つまり、伝搬路特性GGKKFFの各要
素が互いに独立した値になりやすい。よって、伝搬路特
性GGKKFFがマルチパス伝搬路特性に近付き、通信
路容量が大きくなる。
【0049】一方、本発明の送信電力制御を行わない場
合として、極端な例であるが、|g 111111|>>|
222222|という場合を考えると、2番目の中継器
301bは伝搬路特性GGKKFFをマルチパス伝搬路
特性に近付けることに役に立っていないため、その分だ
け伝搬路特性GGKKFFがマルチパス伝搬路特性から
遠ざかる(見通し伝搬路特性に近付く)ことになる。
【0050】次に、送信器、中継器、及び受信器の構成
をそれぞれ説明する。
【0051】まず、送信器101は、図2に示されるよ
うに、シリアル送信データを入力とし、データ誤りに対
する誤り訂正を行うために、このシリアル送信データに
冗長度を付加する符号化を行う符号化手段(誤り訂正符
号器)及び符号化されたデータをシリアルパラレル変換
することにより、送信したいデータを複数の送信アンテ
ナ507a,507b,507cに分配する分配手段
(シリアル・パラレル変換器)501と、これらの分配
データに受信器でデータ復元に使用するためのトレーニ
ング信号を多重化するトレーニング信号多重化手段(マ
ルチプレクサ)502a,502b,502cと、複素
ベースバンド信号を搬送波に載せて送信アンテナ507
a,507b,507cから送信する送信部506a,
506b,506cとを備える。503は、データ復元
用のトレーニング信号であるウェイト計算用トレーニン
グ信号を生成するウェイト計算用トレーニング信号生成
部である。504は、送信電力制御用のトレーニング信
号である伝搬損失測定用トレーニング信号を生成する伝
搬損失測定用トレーニング信号生成部である。505
a,505b,505cは、各多重化データを複素ベー
スバンド信号に変換する変調器である。
【0052】中継器301は、図3に示されるように、
送信器101の送信タイミングで無線信号を受信する受
信手段(アンテナ701,共用器702,アンテナ70
1で受信した信号から搬送波成分を除去し複素ベースバ
ンド信号を求める受信部703)と、タイミング信号に
応じて、受信した信号から伝搬損失測定用トレーニング
信号と貯えるべき信号とを分離するデマルチプレクサ7
04と、伝搬損失測定用トレーニング信号から伝搬損失
を測定する伝搬損失測定部705と、その伝搬損失に基
づいて増幅率を制御する増幅率制御部709と、受信し
た信号を貯えるバッファ706と、タイミング信号に応
じて、この貯えた信号を送信器101の送信タイミング
に対して所定時間遅延させたタイミングで無線信号とし
て送信する送信手段(増幅部707,増幅部707で増
幅された複素ベースバンド信号を搬送波に載せてアンテ
ナ701から送信する送信部708,共用器702,ア
ンテナ701)とを備える。
【0053】受信器102は、図4に示されるように、
複数の中継器301の送信タイミングで無線信号を複数
の受信アンテナ601a,601b,601cによりそ
れぞれ受信する受信手段(受信アンテナ601a,60
1b,601cで受信した信号から搬送波成分を除去し
複素ベースバンド信号を求める受信部605a,605
b,605c)と、タイミング信号に応じて、受信した
信号からウェイト計算用トレーニング信号と受信データ
とを分離するデマルチプレクサ606a,606b,6
06cと、これら受信データに多重化されていたウェイ
ト計算用トレーニング信号から伝搬路特性に関する情報
を求める特性情報取得手段(ウェイト計算部608a,
608b,608c)と、この伝搬路特性に関する特性
情報を用いて受信データから送信器101が各送信アン
テナ507a,507b,507cに分配したデータを
復元するデータ復元手段(積和演算部607a,607
b,607c)と、これら分配されたデータをパラレル
シリアル変換することにより、送信器101が符号化し
たシリアルデータとして結合する結合手段(パラレル・
シリアル変換器)及びそのシリアルデータに対して誤り
訂正を行う復号化手段(誤り訂正復号器)612を備え
る。611a,611b,611cは、複素ベースバン
ド信号をバイナリデータに変換する復調器である。60
4は伝搬損失測定用トレーニング信号を生成する伝搬損
失測定用トレーニング信号生成部である。603は、伝
搬損失測定用トレーニング信号を中継器301に送信す
るための送信部である。受信アンテナ601aは、共用
器602を介して送信にも使用される。積和演算部60
7a,607b,607cは、互いに同等の内部構造を
有するので、積和演算部607aのみ詳しく示してあ
る。即ち、積和演算部607aは、乗算器609と加算
器610とからなる。
【0054】以上説明した送信器、中継器、及び受信器
によって図1の伝送システムが構成されている。この伝
送システムでは、送信器から受信器へ送信したいデータ
(以下、通信データと記す)のほかに、ウェイト計算用
トレーニング信号及び伝搬損失測定用トレーニング信号
が送受信されることになる。
【0055】まず、通信データがどのように送受信され
るかを説明する。送信器101において通信データは、
誤り訂正符号器+シリアル・パラレル変換器501で誤
り訂正符号化された後にパラレルデータに変換される。
パラレルデータのそれぞれは、マルチプレクサ502
a,502b,502cを経由してから変調器505
a,505b,505cで変調され、送信アンテナ50
7a,507b,507cから無線信号として送信され
る。送信器101から送信された通信データは、中継器
301a,301b,301cにおいてアンテナ701
で受信され、共用器702、受信部703、デマルチプ
レクサ704を経てバッファ706に貯えられる。バッ
ファ706に貯えられた通信データは、予め決められた
時間が経過した後に、増幅部707において増幅され、
再びアンテナ701から送信される。このときの増幅部
707の増幅率が増幅率制御部709の出力により制御
される。中継器301a,301b,301cから送信
された通信データは、受信器102において受信アンテ
ナ601a,601b,601cで受信され、デマルチ
プレクサ606a,606b,606cを経て、積和演
算部607a,607b,607cへ送られる。積和演
算部607a,607b,607cでは、ウェイト計算
部608a,608b,608cで求めた重みと受信信
号(通信データ)とが乗算された後に加算され、送信器
101の各送信アンテナ507a,507b,507c
から送信された通信データが復元される。さらに、パラ
レル・シリアル変換器+誤り訂正復号器612におい
て、復元された通信データはシリアルデータに変換さ
れ、誤り訂正が行われて送信器101における当初の通
信データとなる。
【0056】ここで、タイミング制御について説明を付
加すると、送信器101、中継器301a,301b,
301c、受信器102の間では、送受信のタイミング
が同期している。即ち、図5に示されるように、送信器
101において伝搬損失測定用トレーニング信号A1、
ウェイト計算用トレーニング信号B1,B2,B3、通
信データC1,C2,C3が順に送信されている間、受
信器102は伝搬損失測定用トレーニング信号A2をA
1と同じタイミングで送信する。これと同時に中継器3
01a,301b,301cでは、これらの無線信号を
伝搬損失測定用トレーニング信号A3、ウェイト計算用
トレーニング信号B4,B4,B4、通信データC4,
C4,C4として受信し、バッファ706に貯える。
【0057】中継器301a,301b,301cは、
所定時間経過後、好ましくは送信器101からの送信が
終了したタイミングで、バッファ706からのウェイト
計算用トレーニング信号B5,B5,B5、通信データ
C5,C5,C5を送信する。これと同時に受信器10
2では、これらの無線信号をウェイト計算用トレーニン
グ信号B6,B6,B6、通信データC6,C6,C6
として受信する。
【0058】送信器101及び受信器102は、所定時
間経過後、好ましくは中継器301a,301b,30
1cからの送信が終了したタイミングで、次のデータ送
信のサイクルに入る。このようにして、送信器から中継
器への無線送信と中継器から受信器への無線送信とが交
互するサイクルが繰り返される。
【0059】互いに空間的に離れた送信器101、中継
器301a,301b,301c、受信器102の間で
上記のタイミングの同期を図るために、例えば、送信器
101は、図5には示さないパイロット信号を送信す
る。パイロット信号は、送信器101が図5に示した無
線信号を送信するタイミングに同期している。中継器3
01a,301b,301c、受信器102は、パイロ
ット信号を受信し、このパイロット信号を時間的基準と
して送受信動作を制御する。
【0060】次に、ウェイト計算用トレーニング信号に
ついて説明する。送信器101におてい、ウェイト計算
用トレーニング信号生成部503aが送信アンテナ50
7a,507b,507c用にそれぞれ異なるパターン
のウェイト計算用トレーニング信号を生成する。このウ
ェイト計算用トレーニング信号は、マルチプレクサ50
2a,502b,502cで通信データと多重化され、
通信データと同様に送信アンテナ507a,507b,
507cから送信される。送信器101から送信された
ウェイト計算用トレーニング信号は、中継器301a,
301b,301cにおいてアンテナ701で受信さ
れ、通信データと同様の手順でバッファ706に貯えら
れた後に再度送信される。中継器301a,301b,
301cから送信されたウェイト計算用トレーニング信
号は、受信器102において受信アンテナ601a,6
01b,601cで受信され、デマルチプレクサ606
a,606b,606cを経て、ウェイト計算部608
a,608b,608cへ送られる。ウェイト計算部6
08a,608b,608cでは、例えば、MMSEに
おけるSMI法により、重み行列WWが計算される。
【0061】次に、伝搬損失測定用トレーニング信号に
ついて説明する。送信器101の伝搬損失測定用トレー
ニング信号生成部504において、送信器と中継器との
間の伝搬損失Fi を求めるための伝搬損失測定用トレー
ニング信号が生成される。この伝搬損失測定用トレーニ
ング信号は、マルチプレクサ502aで通信データ及び
ウェイト計算用トレーニング信号と多重化されて送信ア
ンテナ507aから送信される。一方、受信器102の
伝搬損失測定用トレーニング信号生成部604において
は、中継器と受信器との間の伝搬損失Gi を求めるため
の伝搬損失測定用トレーニング信号が生成される。この
伝搬損失測定用トレーニング信号は、受信アンテナ(送
信兼用)601aから送信される。送信器101から送
信された伝搬損失測定用トレーニング信号と受信器10
2から送信された伝搬損失測定用トレーニング信号とが
中継器301a,301b,301cにおいてアンテナ
701で受信され、デマルチプレクサ704を経て伝搬
損失測定部705へ送られる。伝搬損失測定部705で
は、これらの伝搬損失測定用トレーニング信号の電力を
測定し、予め決められている伝搬損失測定用トレーニン
グ信号の送信電力との比から伝搬損失Fi ,Gi を算出
する。なお、伝搬損失Fi を求めるための伝搬損失測定
用トレーニング信号と伝搬損失Gi を求めるための伝搬
損失測定用トレーニング信号とを互いに異なるパターン
の信号とすれば、この2つの伝搬損失測定用トレーニン
グ信号を識別することは可能である。増幅率制御部70
9では伝搬損失Fi ,Gi を用いて、式(21)を変形
して得られる次式(25)により、増幅率ki を算出
し、増幅部707の増幅率を制御する。
【0062】
【数10】
【0063】ここで、Aは予め決めておく定数であり、
各中継器301a,301b,301cで同じ値を使用
する。これにより、中継器301a,301b,301
c間で式(21)が満足され、請求項1の式(10)が
満足されるので、送信器101から中継器301a,3
01b,301cを経て受信器102に至る伝搬路の特
性がマルチパス伝搬路特性に近付き、通信路容量が大き
くなる。
【0064】なお、この実施形態では、送信器中継器間
の伝搬損失Fi を測定するために伝搬損失測定用トレー
ニング信号を用いているが、別の実施形態として、ウェ
イト計算用トレーニング信号を伝搬損失Fi の測定にも
利用することができる。この場合、送信器101の伝搬
損失測定用トレーニング信号生成部504は不要とな
り、受信器102のみ伝搬損失測定用トレーニング信号
生成部604を設けることになる。
【0065】次に、請求項2の発明の実施形態を説明す
る。これまでに説明した図2の送信器、図3の中継器、
及び図4の受信器によって図1の伝送システムが構成さ
れているものとする。このとき、全ての中継器301
a,301b,301cで増幅率ki を同じにすると、
請求項2の式(11)が満たされる。これを実現するに
は、中継器301a,301b,301cの増幅部70
7において増幅率を予め決められた同じ値とすればよ
い。このとき、伝搬損失測定用トレーニング信号は不要
となるので、伝搬損失測定部705、伝搬損失測定用ト
レーニング信号生成部504,604は不要となる。つ
まり、送信器101及び受信器102は従来からあるも
のを使用することができる。従って、請求項1の発明の
実施形態よりも装置構成は簡素になる。
【0066】次に、請求項3の発明の実施形態を説明す
る。これまでに説明した図2の送信器、図3の中継器、
及び図4の受信器によって図1の伝送システムが構成さ
れているものとする。このとき、各中継器301a,3
01b,301cの増幅率k i を次式(26)により定
めれば、請求項3の式(12)が満たされる。
【0067】
【数11】
【0068】ここで、Aは予め決めておく定数であり、
各中継器301a,301b,301cで同じ値を使用
する。
【0069】これを実現するには、各中継器301a,
301b,301cの増幅部707において増幅率を式
(26)に従って決めればよい。このとき中継器受信器
間の伝搬損失Gi は不要となるので、受信器102の伝
搬損失測定用トレーニング信号生成部604は不要とな
り、送信器101のみ伝搬損失測定用トレーニング信号
生成部504を設ければよいので、請求項1の発明の実
施形態よりも装置構成は簡素になる。
【0070】次に、請求項3の発明の実施形態を説明す
る。これまでに説明した図2の送信器、図3の中継器、
及び図4の受信器によって図1の伝送システムが構成さ
れているものとする。ここでは、各中継器301a,3
01b,301cにおいて増幅率制御部709の代わり
にAGC(Auto Gain Control)を設
け、増幅部707で予め決められた振幅まで増幅するよ
うに制御すれば、請求項3の式(12)が満たされる。
このとき、伝搬損失測定用トレーニング信号は不要とな
るので、伝搬損失測定部705、伝搬損失測定用トレー
ニング信号生成部504,604は不要となる。つま
り、送信器101及び受信器102は従来からあるもの
を使用することができる。従って、請求項1の発明の実
施形態よりも装置構成は簡素になる。
【0071】以上の実施形態では、中継器の受信電力P
Ri、送信電力PTi、伝搬電力損失F i ,Gi を用いた
が、各中継器のアンテナ利得が異なる場合には、アンテ
ナ利得分を受信電力、送信電力に含めて考えれば本発明
を実施することができる。
【0072】また、L個の中継器の全てが式(10)、
式(11)、或いは式(12)を満たすものとしたが、
いくつかの中継器がこれらの式を満たさない場合でも、
伝搬路の特性をマルチパス伝搬路特性に可及的に近付け
ることができ、通信路容量を大きくすることができるの
で、本発明はこのような場合を排除するものではない。
【0073】また、送信しようとする通信データがシリ
アルデータであるとし、このシリアルデータをパラレル
に変換してM本の送信アンテナに分配し、受信器にて結
合してシリアルデータに戻したが、もともとパラレルの
通信データをM本の送信アンテナから送信する場合でも
本発明は有効である。
【0074】次に、効果を実験的に確認する。ここで
は、中継器は、送信器と受信器との中間点を中心とし一
辺の長さがRの正方形内に一様分布するものとし、平均
伝送容量を計算する。送信器、受信器のアンテナは各6
本とし、形状は半波長間隔(fc=2GHz)のリニア
アレーとする。送信器受信器間隔を100mとする。送
信器の送信電力は、非中継時に受信器でSNR30dB
となる電力とし、各アンテナの送信電力は等しいとす
る。中継器の送信電力の合計は送信器の全送信電力と等
しいとする。中継器数は30とする。電力は距離の2乗
に反比例するものとする。各受信アンテナ及び中継器に
加わる雑音電力は等しいとする。
【0075】以上の条件において請求項1,2,3の送
信電力制御方式を適用した場合の通信路容量を異なるR
について計算し、図6に記入する。請求項1の方式によ
るものを黒三角、請求項2の方式によるものを黒丸、請
求項1の方式によるものを黒四角で示す。図示のよう
に、請求項1の送信電力制御方式が最も通信路容量を大
きくすることができる。請求項2,3の送信電力制御方
式は、通信路容量がやや小さいが、前述のように装置構
成が簡素になるという利点がある。
【0076】以上まとめると、送信器から複数アンテナ
に分配して送信した無線信号を複数の中継器でバッファ
リングした後に再度送信し、この中継器からの無線信号
を受信器の複数アンテナで受信することで、送信器と受
信器とが直接見通すことができる見通し伝搬環境におい
ても疑似的にマルチパス伝搬環境を作り出すことができ
る多地点中継伝送型のMIMO方式において、本発明に
より、各中継器から送信した電力がほぼ等しい電力で受
信器に届くように各中継器の送信電力を制御すること
で、本発明の制御を行わない場合よりも、送信器と受信
器との間の伝搬路をマルチパス伝搬路により近付けるこ
とができるため、通信路容量をより大きくすることがで
きる。
【0077】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0078】(1)請求項1の発明によれば、伝搬路特
性を表す行列式の各要素が互いに独立した値になるた
め、伝搬路特性がマルチパス伝搬路特性に近付き、通信
路容量が大きくなる。
【0079】(2)請求項2の発明によれば、請求項1
ほどではないが、伝搬路特性がマルチパス伝搬路特性に
近付き、通信路容量が大きくなり、しかも、簡素な構成
で実現することができる。
【0080】(3)請求項3の発明によれば、請求項1
ほどではないが、伝搬路特性がマルチパス伝搬路特性に
近付き、通信路容量が大きくなり、しかも、簡素な構成
で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す伝送システムの構成
図である。
【図2】本発明を実施するための送信器の構成図であ
る。
【図3】本発明を実施するための中継器の構成図であ
る。
【図4】本発明を実施するための受信器の構成図であ
る。
【図5】本発明における送受信のタイミング図である。
【図6】本発明の伝送システムの空間的広がりと通信路
容量との関係図である。
【図7】MIMO方式による伝送システムの構成図であ
る。
【図8】MIMO方式による伝送システムにおける伝搬
環境と通信路容量との関係を示す図であり、(a)はマ
ルチパス伝搬環境の構成図、(b)は見通し伝搬環境の
構成図、(c)はアンテナ数対通信路容量の特性図であ
る。
【図9】本発明の基礎となる多地点中継伝送型MIMO
方式による伝送システムの構成図である。
【符号の説明】
101 送信器 102 受信器 301,301a,301b,301c 中継器 501 符号化手段+分配手段(誤り訂正符号器+シリ
アル・パラレル変換器) 507a,507b,507c 送信アンテナ 502a,502b,502c トレーニング信号多重
化手段(マルチプレクサ) 506a,506b,506c 送信部 601a,601b,601c 受信アンテナ 605a,605b,605c 受信手段(受信部) 606a,606b,606c デマルチプレクサ 607a,607b,607c データ復元手段(積和
演算部) 608a,608b,608c 特性情報取得手段(ウ
ェイト計算部 612 結合手段+復号化手段(パラレル・シリアル変
換器+誤り訂正復号器) 701 アンテナ 702 共用器 703 受信部 706 バッファ 707 増幅部 708 送信部 709 増幅率制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玉木 剛 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 矢野 隆 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 Fターム(参考) 5K028 AA06 AA11 BB06 CC02 CC05 DD04 KK01 KK03 5K067 AA02 AA11 CC24 EE06 EE10 GG08 KK03 5K072 AA01 AA19 BB02 BB27 CC02 CC35 DD15 EE06 EE19 FF17 GG12 GG13 GG14 GG34 GG37

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信したいデータを複数のアンテナに分
    配する分配手段と、これらの分配データに受信器でデー
    タ復元に使用するためのトレーニング信号を多重化する
    トレーニング信号多重化手段と、これらの多重化データ
    を所定のタイミングでそれぞれのアンテナから無線信号
    として送信する送信部とを備えた送信器と、 前記送信器の送信タイミングで無線信号を受信する受信
    手段と、受信した信号を貯えるバッファと、この貯えた
    信号を前記送信器の送信タイミングに対して所定時間遅
    延させたタイミングで無線信号として送信する送信手段
    とを備えた複数の中継器と、 前記複数の中継器の送信タイミングで無線信号を複数の
    アンテナによりそれぞれ受信する受信手段と、これら受
    信データに多重化されているトレーニング信号から伝搬
    路特性に関する情報を求める特性情報取得手段と、この
    伝搬路特性に関する特性情報を用いて前記受信データか
    ら前記送信器が各アンテナに分配したデータを復元する
    データ復元手段とを備えた受信器とを用いて送信器から
    複数の中継器を経て受信器に通信する多地点中継伝送方
    式において、 中継器数をL(Lは自然数)とし、i番目(iは1から
    Lまでの自然数)の中継器の送信電力をPTiとし、i番
    目の中継器と受信器との間の伝搬電力損失をG i とする
    とき、 PT11 =PT22 =…=PTLL を満たすように各中継器の送信電力PTiを制御すること
    を特徴とする中継器の送信電力制御方法。
  2. 【請求項2】 送信したいデータを複数のアンテナに分
    配する分配手段と、これらの分配データに受信器でデー
    タ復元に使用するためのトレーニング信号を多重化する
    トレーニング信号多重化手段と、これらの多重化データ
    を所定のタイミングでそれぞれのアンテナから無線信号
    として送信する送信部とを備えた送信器と、 前記送信器の送信タイミングで無線信号を受信する受信
    手段と、受信した信号を貯えるバッファと、この貯えた
    信号を前記送信器の送信タイミングに対して所定時間遅
    延させたタイミングで無線信号として送信する送信手段
    とを備えた複数の中継器と、 前記複数の中継器の送信タイミングで無線信号を複数の
    アンテナによりそれぞれ受信する受信手段と、これら受
    信データに多重化されているトレーニング信号から伝搬
    路特性に関する情報を求める特性情報取得手段と、この
    伝搬路特性に関する特性情報を用いて前記受信データか
    ら前記送信器が各アンテナに分配したデータを復元する
    データ復元手段とを備えた受信器とを用いて送信器から
    複数の中継器を経て受信器に通信する多地点中継伝送方
    式において、 中継器数をL(Lは自然数)とし、i番目(iは1から
    Lまでの自然数)の中継器の受信電力をPRiとし、i番
    目の送信電力をPTiとするとき、 PT1/PR1=PT2/PR2=…=PTL/PRL を満たすように各中継器の送信電力PTiを制御すること
    を特徴とする中継器の送信電力制御方法。
  3. 【請求項3】 送信したいデータを複数のアンテナに分
    配する分配手段と、これらの分配データに受信器でデー
    タ復元に使用するためのトレーニング信号を多重化する
    トレーニング信号多重化手段と、これらの多重化データ
    を所定のタイミングでそれぞれのアンテナから無線信号
    として送信する送信部とを備えた送信器と、 前記送信器の送信タイミングで無線信号を受信する受信
    手段と、受信した信号を貯えるバッファと、この貯えた
    信号を前記送信器の送信タイミングに対して所定時間遅
    延させたタイミングで無線信号として送信する送信手段
    とを備えた複数の中継器と、 前記複数の中継器の送信タイミングで無線信号を複数の
    アンテナによりそれぞれ受信する受信手段と、これら受
    信データに多重化されているトレーニング信号から伝搬
    路特性に関する情報を求める特性情報取得手段と、この
    伝搬路特性に関する特性情報を用いて前記受信データか
    ら前記送信器が各アンテナに分配したデータを復元する
    データ復元手段とを備えた受信器とを用いて送信器から
    複数の中継器を経て受信器に通信する多地点中継伝送方
    式において、 中継器数をL(Lは自然数)とし、i番目(iは1から
    Lまでの自然数)の中継器の送信電力をPTiとすると
    き、 PT1=PT2=…=PTL を満たすように各中継器の送信電力PTiを制御すること
    を特徴とする中継器の送信電力制御方法。
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