JP2003243914A - 着脱式パッチアンテナ - Google Patents

着脱式パッチアンテナ

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JP2003243914A
JP2003243914A JP2002038869A JP2002038869A JP2003243914A JP 2003243914 A JP2003243914 A JP 2003243914A JP 2002038869 A JP2002038869 A JP 2002038869A JP 2002038869 A JP2002038869 A JP 2002038869A JP 2003243914 A JP2003243914 A JP 2003243914A
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patch antenna
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Genshu To
元珠 竇
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Alps Alpine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パソコン等の電子機器に対して使用上の制約
が少なく受信感度も高い無線通信機能を付加することが
できる着脱式パッチアンテナを提供すること。 【解決手段】 パソコン20等の電子機器に配設された
アンテナ端子22,23に対して着脱可能なコネクタ部
11と、このコネクタ部11に回転自在に保持されたア
ンテナ本体12とを備え、アンテナ本体12に放射素子
であるパッチ電極14を設けて着脱式パッチアンテナ1
0を構成した。かかるパッチアンテナ10は、パソコン
20等の電子機器に装着した状態でパッチ電極14の向
きを適宜変更できるので、受信しようとする電波が飛来
する方向に最大指向方向を合わせることにより、受信感
度を大幅に高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パソコン等の電子
機器を無線LAN(構内情報通信網)等に対応させる際
に、該電子機器に装着して使用される着脱式パッチアン
テナに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、有線ケ−ブルを使わずに所定周波
数帯域(例えば2.4GHz帯)の電波の送受信で情報
交換を行える無線LANが普及しつつあり、それに伴
い、通信データの送受信を行うためのアンテナが装着可
能もしくは予め内蔵されているパソコンが実用化されて
いる。すなわち、パソコンを無線LANに対応させるた
めには、PCカードなどの通信モジュールだけでなく、
無線LAN中継器などとの間で高周波信号の送受信を行
うアンテナを該パソコンに付設する必要がある。
【0003】無線LAN用としてパソコンに付設される
アンテナは、通常、ダイポールやモノポールのような直
線状のアンテナが一般的である。例えば、図5に示す従
来のパソコン1の場合、表示画面2の左右両側に直線状
アンテナ3が一対配設されており、これらのアンテナ3
がケ−ブル4を介して通信モジュール5と電気的に接続
されている。したがって、所定位置に設置されている図
示せぬ無線LAN中継器と直線状アンテナ3との間で高
周波信号の送受信を行うことにより、このパソコン1と
他の電子機器との間で無線通信による情報の交換が行え
ることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、無線LAN
用としてパソコンに付設される直線状アンテナ3は、ア
ンテナ導体に直交する平面内での指向特性が、どの方向
にも同じ強さの電波を放射する無指向性なので、使用周
波数帯の電波がアンテナの周囲360度のいずれの方向
から送信されてきても受信可能である。しかしながら、
無指向性のアンテナは利得が低いので、特に5.2GH
z帯等のかなり高い周波数帯域を使用する無線LANの
場合、受信感度が不所望に低下しやすいという問題があ
った。
【0005】また、図5に示すように、パソコン1の表
示画面2の左右両側に配設された直線状アンテナ3は、
垂直偏波の電波は受信できても、水平偏波の電波や上下
方向からの電波を受信できないので、パソコン1の無線
通信機能が制約されたものになってしまうという問題が
あった。つまり、受信しようとする電波が水平偏波であ
ったり、無線LAN中継器の真下や真上にパソコン1が
配置されている場合には、直線状アンテナ3での受信が
困難となるため、無線通信でパソコン1に情報を取り込
むことができなくなってしまう。
【0006】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、パソコン等の電子機
器に対して使用上の制約が少なく受信感度も高い無線通
信機能を付加することができる着脱式パッチアンテナを
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の着脱式パッチアンテナでは、アンテナ端子
を有する電子機器の該アンテナ端子に着脱可能なコネク
タ部と、放射素子であるパッチ電極と、前記電子機器に
装着した状態で前記パッチ電極の向きを変更可能となす
回転手段とを備えることとした。
【0008】一般的にパッチアンテナは、パッチ電極の
前方が最大指向方向となるので、ダイポールやモノポー
ルのアンテナに比べて高利得化が図りやすい。そして、
上述の如き構成の着脱式パッチアンテナは、パソコン等
の電子機器に装着した状態でパッチ電極の向きを適宜変
更できるので、受信しようとする電波が飛来する方向に
最大指向方向を合わせることにより、受信感度を大幅に
高めることができる。また、パッチアンテナは同一の姿
勢で垂直偏波も水平偏波も受信可能なので、パソコン等
の電子機器に無線通信機能を付加する際に使用上の制約
が少なく、使い勝手を向上させやすい。
【0009】上記の構成において、回転手段が互いに直
交する2つの回転軸を有していれば、電子機器側にアン
テナ端子を1個設けるだけで、受信しようとする電波が
飛来する方向に最大指向方向を合わせることができてこ
のましい。
【0010】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明すると、図1は本発明の第1実施形態例に
係る着脱式パッチアンテナを装着したパソコンの正面
図、図2は該パッチアンテナの正面図、図3は該パッチ
アンテナの断面図である。
【0011】図1〜図3に示す着脱式パッチアンテナ1
0は、パソコン20に着脱自在な無線LAN用アンテナ
である。このパッチアンテナ10は、コネクタ部11
と、このコネクタ部11に回転自在に支持されたアンテ
ナ本体12とからなり、アンテナ本体12はコネクタ部
11の軸線を中心として360度回転させることができ
るように構成されている。図2,3に示すように、この
アンテナ本体12は、誘電体基板13と、この誘電体基
板13の片面に設けたパッチ電極14と、誘電体基板1
3の他面に設けられた接地導体16とを備えており、パ
ッチ電極14は給電ピン15を介してコネクタ部11と
電気的に接続されている。パッチ電極14は放射素子と
して機能するもので、接地導体16はパッチ電極14よ
りも十分に大きく形成されている。
【0012】一方、パソコン20の複数箇所に、本実施
形態例では表示画面21に隣接する隅部の2箇所に、コ
ネクタ部11を挿着可能なアンテナ端子22,23が配
設されており、これらのアンテナ端子22,23はケ−
ブル24を介して通信モジュール25と電気的に接続さ
れている。そして、アンテナ端子22,23のいずれか
一方にコネクタ部11を挿着した状態で、アンテナ本体
12のパッチ電極14と所定位置に設置されている図示
せぬ無線LAN中継器との間で高周波信号の送受信を行
うことにより、このパソコン20と他の電子機器との間
で無線通信による情報の交換が行えるようになってい
る。
【0013】着脱式パッチアンテナ10のアンテナ本体
12は、コネクタ部11の軸線を中心として360度回
転させることができるので、無線LAN中継器の位置が
パソコン20の上方や下方でない限り、図1に示すよう
にコネクタ部11をアンテナ端子22に挿着してアンテ
ナ本体12を矢印Aに沿って適宜回転させることによ
り、パッチ電極14と無線LAN中継器との間で送受信
が可能となる。また、無線LAN中継器がパソコン20
の上方や下方に位置する場合には、コネクタ部11をア
ンテナ端子23に挿着してアンテナ本体12を矢印Bに
沿って適宜回転させることにより、パッチ電極14と無
線LAN中継器との間で送受信が可能となる。なお、一
般的にパッチアンテナは、パッチ電極14の前方が最大
指向方向となるので、ダイポールやモノポールのアンテ
ナに比べて高利得化が図りやすい。
【0014】このように本実施形態例に係る着脱式パッ
チアンテナ10は、パソコン20に装着した状態でパッ
チ電極14の向きを適宜変更できるので、受信しようと
する電波が飛来する方向に最大指向方向を合わせること
により、受信感度を大幅に高めることができる。しか
も、パッチアンテナ10は、同一の姿勢で垂直偏波も水
平偏波も共に受信可能なので、パソコン20等の電子機
器に無線通信機能を付加する際に使用上の制約が少ない
という利点もある。
【0015】図4は本発明の第2実施形態例に係る着脱
式パッチアンテナの正面図であり、図1〜図3に対応す
る部分に同一符号を付してある。
【0016】本実施形態例に係る着脱式パッチアンテナ
30が前述した第1実施形態例と相違する点は、コネク
タ部31が互いに直交する2つの回転軸を有することに
あり、それ以外の構成は基本的に同じである。すなわ
ち、コネクタ部31はT字状に連結された第1軸部32
と第2軸部33とからなり、アンテナ本体12は第1軸
部32の軸線を中心として回転可能であると共に、第1
軸部32は第2軸部33の軸線を中心として回転可能で
ある。
【0017】このように本実施形態例に係る着脱式パッ
チアンテナ30は、互いに直交する2つの回転軸を有す
るコネクタ部31にアンテナ本体12が支持されている
ので、コネクタ部31の第2軸部33が挿着されるアン
テナ端子は1個で済み、パソコン等の電子機器側の構造
を簡略化することができる。例えば、図1に示すパソコ
ン20の1箇所に配設されたアンテナ端子22にコネク
タ部31の第2軸部33を挿着した状態で、アンテナ本
体12を第1軸部32の軸線回り(矢印C方向)や第2
軸部33の軸線回り(矢印D方向)に適宜回転させるこ
とにより、パッチ電極14と無線LAN中継器との間で
送受信が可能となる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0019】パソコン等の電子機器に装着した状態でパ
ッチ電極の向きを適宜変更できる着脱式パッチアンテナ
なので、受信しようとする電波が飛来する方向に最大指
向方向を合わせることにより、受信感度を大幅に高める
ことができる。また、パッチアンテナは同一の姿勢で垂
直偏波も水平偏波も受信可能なので、パソコン等の電子
機器に無線通信機能を付加する際に使用上の制約が少な
く、使い勝手を向上させやすいという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態例に係る着脱式パッチア
ンテナを装着したパソコンの正面図である。
【図2】該パッチアンテナの正面図である。
【図3】該パッチアンテナの断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態例に係る着脱式パッチア
ンテナの正面図である。
【図5】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
10 パッチアンテナ 11 コネクタ部 12 アンテナ本体 13 誘電体基板 14 パッチ電極 16 接地導体 20 パソコン 22,23 アンテナ端子 25 通信モジュール 30 パッチアンテナ 31 コネクタ部 32 第1軸部 33 第2軸部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナ端子を有する電子機器の該アン
    テナ端子に着脱可能なコネクタ部と、放射素子であるパ
    ッチ電極と、前記電子機器に装着した状態で前記パッチ
    電極の向きを変更可能となす回転手段とを備えたことを
    特徴とする着脱式パッチアンテナ。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記回転手段
    が互いに直交する2つの回転軸を有することを特徴とす
    る着脱式パッチアンテナ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の記載において、前記
    電子機器が前記アンテナ端子と電気的に接続される通信
    モジュールを備えたパソコンであり、前記パッチ電極を
    介して前記通信モジュールと外部機器との間で高周波信
    号の送受信が行われるように構成したことを特徴とする
    着脱式パッチアンテナ。
JP2002038869A 2002-02-15 2002-02-15 着脱式パッチアンテナ Withdrawn JP2003243914A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012533949A (ja) * 2009-11-30 2012-12-27 ▲華▼▲為▼▲終▼端有限公司 回動自在コネクタを備えたデータカードおよびデータカードのための回動自在コネクタ
WO2018083360A1 (es) * 2016-11-02 2018-05-11 Shih Ping En Conector basculante para dispositivos móviles

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