JP2003243039A - 急速充電の際の電解質層化を改善するための方法及び装置 - Google Patents

急速充電の際の電解質層化を改善するための方法及び装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再充電可能な鉛酸バッテリを再充電するため
の装置および方法を提供すること。 【解決手段】 装置は、バッテリの成層化を改善するた
めに、バッテリの再充電中、または再充電が終了する前
に、過充電電流をバッテリに供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリの充電に
関し、より詳細には、充電中の電解質成層化を改善する
ための方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】バッテリは、電子を一方の物質から他方
の物質に移動させることを含む酸化還元電気化学反応に
よって、活性物質が持つ化学エネルギーを電気エネルギ
ーに直接変換する装置である。鉛酸バッテリは、バッテ
リの最も一般的な種類の1つである。そのようなバッテ
リは、正および負の鉛の電極と、これらの電極間にある
硫酸(HSO)および水の混合物とを含む。硫酸
は、正極と負極の間の媒質を伝わる電流ならびに電極で
の電気化学反応における活性物質を提供する。
【0003】バッテリの放電中、鉛(Pb)が酸化して
Pb2+になることにより負極が形成される。(Pb⇒
Pb2++2e) 完全反応は、 Pb+HSO⇒PbSO↓+2H+2e である。
【0004】同時に、以下の反応によりPb4+を還元
してPb2+にすることによって正極が形成される。
(Pb4++2e⇒Pb2+) 完全反応は、 PbO+HSO+2H+2e⇒PbSO
+2HO である。
【0005】鉛酸バッテリが放電するにつれ、鉛(P
b)と二酸化鉛(PbO)は硫酸鉛(PbSO)に
変換される。生成した水(2HO)と消費された硫酸
(HSO)は電解液を希釈し、より低い密度の読取
り値が放電したバッテリで観察される。
【0006】鉛酸バッテリは、広く2つのクラスに分類
される充電器、すなわち単純な充電器と閉ループまたは
帰還充電器に分類される充電器を使用して、再充電する
ことができる。単純な充電器は、ある時間間隔にわたっ
て低レベルの充電電流をバッテリに送出する。この電流
レベルは、過充電によって損なわれないように選択され
る。一方、帰還充電器は、充電サイクル中の充電電流の
大きさを制御するために、バッテリの状態を監視する。
充電サイクルは、高電流段階と調整段階からなる。高電
流段階では、バッテリを急速に充電するために、帰還充
電器によって高充電電流がバッテリに印加される。帰還
電流充電器は、バッテリの状態を監視し続け、バッテリ
の充電状態が回復するにつれて充電電流を低下させる。
【0007】室温では、硫酸の密度が1834kg/m
であり、これは水の密度(1000kg/m)の
1.8倍を超えるものである。このような密度の差があ
ると、硫酸の密度が比較的高いことにより水中を下に向
かって沈降するようになるので、再充電中、特に再充電
が高速で行われる場合に問題が生じる可能性がある。こ
の問題は、再充電中に生じる化学反応について調べるこ
とによって、より詳細に見ることができる。この反応の
いくつかの生成物の傍に示される下向きの矢印は、これ
らの生成物が極板上に堆積することを示す。
【0008】鉛酸バッテリを充電すると、以下の反応に
基づいて両方の電極で硫酸が生成される。 正極では、 PbSO+2HO⇒PbO↓+HSO+2H
+2e 負極では、 PbSO+2H+2e⇒Pb↓+HSO
【0009】硫酸の濃度が正極および負極付近で上昇す
るにつれ、酸がより高い密度になって電極の下の方へと
流れ、その結果、セルの底部での酸濃度が上昇する。こ
の問題は、成層化と呼ばれる。
【0010】バッテリ電圧は酸濃度に依存する。したが
って、底部があまり充電されない状態で、上昇する平衡
電圧に耐えかつ充電反応を引き起こすために、成層化セ
ルの底部付近ではより高い電圧が必要とされる。問題が
正されない場合、電極底部での条件は各充電サイクルが
行われるたびに次第に悪くなる。最終的に、このセルの
容量は、不可逆的に低下することになる。
【0011】従来技術では、各充電サイクルの終わりに
10〜20%という低率で過充電を行うことによって、
この問題に対処してきた。電子流(電流)の速度が主充
電反応の速度を上回ると、未使用の電子が不可逆的な副
反応(水の電解)に関与し始める。
【0012】正極での反応は、 2HO⇒O+4H+4e である。 負極での反応は、 4H+4e⇒2H である。
【0013】電流と分解した水の量との関係は、ファラ
デー定数(96485Asまたは26.8Ahに相当)
を使用して評価することができる。電解反応で交換され
た電子の数は2であるので、1モル重量の水(18g)
を分解するのに53.6Ahが必要とされる。このた
め、1Ahの過充電電流によって水0.336gが分解
し、標準状態で0.68リットルの気体が生成される
(摂氏25度および標準大気圧で)。水の分解によって
生成した気体(HおよびO)はこの系内を上昇し、
下から上に向かって液体の混合運動を引き起こし、成層
化を改善する。気体の混合運動の強さは、気体発生また
は過充電の速度によって制御される。
【0014】各充電サイクルの終わりに10〜20%と
いう低率で過充電を行う溶液には、時間がかかるという
欠点があり、それによって急速再充電の利益が大きく打
ち消される。また、過充電の速度が速いと電極を腐食さ
せる傾向があり、それによってバッテリの耐用寿命が短
縮される。これらの作用は、より高い温度で悪化する。
【0015】したがって、成層化を回避しながらバッテ
リを急速に再充電するための方法および装置が望まれて
いる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明の一態様の目的
は、改善されたバッテリ充電器を提供することである。
本発明の一態様によれば、バッテリ充電用の充電電流を
発生させる発生器手段と、この発生器手段を制御するた
めの制御器手段とを有するバッテリ充電器が提供され
る。発生器手段は、過充電電流を得るため充電電流に加
えられる過充電電流増分を発生させるように動作可能で
ある。制御器手段は、再充電中に再充電可能な鉛酸バッ
テリの充電受入れ能力および充電状態の少なくとも1つ
を決定するための帰還手段と、バッテリの充電受入れ能
力を上回る過充電電流を決定するための過充電命令手段
と、充電電流および過充電電流増分が供給されるよう発
生器を制御するための電流制御手段とを含む。電流制御
手段は、充電中に過充電電流がバッテリに送出されるよ
う動作可能である。
【0017】過充電命令手段は、過充電の所要時間と過
充電を行う時を決定するよう動作可能であり、電流制御
手段は、過充電を行う時にその過充電の所要時間だけバ
ッテリに過充電電流が送出されるよう動作可能であるこ
とが好ましい。
【0018】本発明の別の態様の一目的は、再充電可能
な鉛酸バッテリを再充電するための、改善された方法を
提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明のこの態様によれ
ば、再充電可能な鉛酸バッテリを再充電する方法が提供
される。この方法は、(a)バッテリを充電するための
充電電流を発生させるステップと、(b)充電電流をバ
ッテリに供給するステップと、(c)再充電可能な鉛酸
バッテリの充電受入れ能力と充電状態の少なくとも1つ
を決定するステップと、(d)バッテリの充電受入れ能
力を上回る過充電電流を決定するステップと、(e)過
充電電流を得るために充電電流に加えられる過充電電流
増分を決定するステップと、(f)ステップbの間、過
充電電流増分をバッテリに供給し、電流制御手段が、充
電中に過充電電流をバッテリに送出するよう動作可能で
あるステップとを含む。
【0020】この方法は、過充電の所要時間および過充
電を行う時も決定することが好ましい。過充電電流は、
過充電を行う時に過充電の所要時間だけバッテリに供給
される。
【0021】次に、一例として本発明の好ましい実施形
態を示す添付図面を参照する。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の一態様によれば、再充電
プロセス中の2〜3の異なる時間に電解質が混合される
よう、バッテリに、制御された短い過充電パルスを供給
することによって、再充電中の鉛酸バッテリの非層化が
改善される。電解質の混合は、バッテリの充電状態(S
OC)が60〜100%の間であるときにバッテリに過
充電パルスを供給する場合が、最も効果的である。過充
電パルスは、バッテリに供給される電流を、その充電電
流からバッテリの充電受入れ能力(CAA)を上回る過
充電電流まで0.5分から5分かけて増大させることに
よって実行される。好ましい実施形態では、この手順
を、例えばSOCが60%、80%、95%程度のとき
に、充電サイクル中に2回から3回繰り返す。
【0023】本発明の好ましい実施形態によれば、充電
方法は、1998年10月8日に公開された国際特許出
願PCT/CA98/00308に開示されている方法
に実質上従い、追加として、非層化機能が組み込まれ
る。この特許出願により教示されるように、鉛酸バッテ
リは、充電サイクル中に充電電流の大きさを制御するた
めバッテリの状態を監視する帰還充電器によって、素早
く充電することができる。次に述べるように、本発明
は、成層化を改善するための鉛酸バッテリの急速充電に
適用される。
【0024】図11を参照すると、本発明による充電方
法を実施するためのバッテリ充電器10のブロック図が
示されている。このバッテリ充電器は、制御器12と、
ユーザ・インターフェースおよび電源制御表示パネル1
4と、プログラマブル電源16とを含む。
【0025】プログラマブル電源16は、充電器10に
結合されたバッテリ20を充電するために、符号18で
示される充電電流Iを発生させる。制御器12は、デジ
タル/アナログ(D/A)変換器22を通してプログラ
マブル電源16のアナログ入力に結合している。D/A
変換器22は、バッテリ20に印加される充電電流Iの
相対レベルを表すアナログ制御信号出力を、電源に供給
する。アナログ入力は、D/A変換器22から、0〜1
0VDCの範囲の制御電圧信号を受信する。制御電圧信
号は、プログラマブル電源16のフルスケール出力電流
容量の0%から100%までの範囲を表す。
【0026】プログラマブル電源16は、制御器12の
出力ポートおよび入力ポートにそれぞれ結合されたバッ
ファ付きデジタル入力/出力(I/O)インターフェー
スも含む。プログラマブル電源16は、充電電流Iのオ
ン/オフを設定するために、また障害状態をクリアする
ために、制御器12から送出されたデジタル制御信号を
受信する。電源16は、デジタル入力信号を制御器12
から受信して、それにより瞬時に遮断を行って出力充電
電流Iを0%にすることが好ましい。またプログラマブ
ル電源16は制御器12にデジタル信号を出力して、ス
テータスおよび障害状態、例えば温度過昇やDCバス電
圧が高すぎること、DCバス電圧が低すぎることを示
す。当業者なら、プログラマブル電源16の実施につい
て熟知しているであろう。
【0027】制御器12は、本発明による充電プログラ
ムおよび成層化制御方法を実行するよう適切にプログラ
ムされたマイクロプロセッサまたはプロセッサ・ボード
を含む。充電プロセスは、ユーザ・インターフェースお
よび電源制御表示パネル14を通して入力されるパラメ
ータによって構成される。ユーザ・インターフェースお
よび電源制御表示パネル14は、バッテリ・タイプ用の
充電パラメータを入力するために、ディスプレイおよび
キーボード、またはキーパッドを含むことが好ましい。
ユーザ・インターフェースおよび電源制御パネル14
は、ある特定の既知のタイプのバッテリに関連付けられ
たバッテリ・パラメータ識別子を読み取るための入力デ
バイスを含んでもよい。米国特許第5,548,200
号に記載されるように、複数のユーザ・インターフェー
スおよび電源制御表示パネルを図11のバッテリ充電器
に組み込むことによって、いくつかのバッテリを同じ充
電ステーションに割り当てることが可能になる。
【0028】制御器12は、ユーザ・インターフェース
および電源制御表示パネル14を使用して、バッテリ充
電ステータス、充電システム・ステータス・インジケー
タ、障害状態および診断情報を表示する。この表示パネ
ルは、バッテリ充電プロセスを開始/停止するための、
またバッテリ20を充電器10に接続して充電パラメー
タを入力するようユーザに指示を与えるプロンプト/メ
ッセージを表示するための、入力キーも含む。
【0029】上述のように、充電器10は帰還充電シス
テムとして動作する。図11に示されるように、充電器
10は、バッテリ20の様々なパラメータを監視するた
めのセンサを含む。センサは、充電電流センサ26、バ
ッテリ電圧センサ28、バッテリ圧力センサ30、バッ
テリ温度センサ32、およびバッテリ電解質センサ42
を含む。これらのセンサ26、28、30、32、およ
び42は、アナログ・プロセス測定回路を含み、アナロ
グ/デジタル(A/D)変換器および制御器34を介し
て制御器12のそれぞれの入力ポートに結合されてい
る。
【0030】充電電流センサ26は充電電流Iを監視す
るものであり、信号を処理するために不可抵抗器および
アナログ増幅器(図示せず)に接続されたスイスのLE
MS.A.から入手可能なLEMモジュールLT500
などの電流変換器を使用して実施される。このようなア
ナログ回路の実施は、当業者に知られているであろう。
【0031】バッテリ電圧センサ28はバッテリ20の
出力電圧を監視するものであり、好ましくは、例えばオ
プトカプラ(図示せず)によって得られた電気的な分離
を有するスケーラブル信号処理増幅器(図示せず)を含
む。
【0032】バッテリ圧力センサ30はバッテリ20の
内部圧力を監視するものであり、Omega Engi
neering Inc.から入手可能なPX302モ
デルなどの適切な圧力変換器を使用して実施される。
【0033】バッテリ電解質レベル・センサ42は、バ
ッテリ内の電解液のレベルを監視する。このレベルが低
すぎる場合、この情報はA/D変換器34を介してバッ
テリ給水システム制御器44に伝達され、水の供給46
および給水システム48を制御してバッテリに水を追加
する。
【0034】バッテリ温度センサ32はバッテリ20の
内部温度を監視するものであり、バッテリ20の外壁に
接触するよう配置される固相熱センサを使用して実施さ
れる。適切な温度センサは、CA、Santa Cla
raのNational Semiconductor
から入手可能なLM335A固相デバイスである。温度
センサ32は、温度センサ32からの出力信号を処理す
るためのアナログ処理増幅器(図示せず)を含むことが
できる。センサ26〜32および42からの出力信号
は、A/D変換器および制御器34に供給されデジタル
化されて、制御器12により入力される。A/D変換器
および制御器34は、高速12ビット変換器を含むこと
が好ましい。
【0035】制御器12によって読み取られたA/D変
換器および制御器34からのデジタル化信号は、ユーザ
によって入力されたバッテリおよび充電パラメータと併
せてバッテリ充電プログラムおよび方法により利用され
る。入力に応答して、バッテリ充電器10用のプロセス
制御プログラムがプルグラマブル電源15用の制御コマ
ンドを計算し、更新する。プロセス制御プログラムは、
プログラマブル電源16のステータスおよび動作も監視
し続ける。何らかの障害が検出された場合、バッテリ充
電プログラムは充電サイクルを終了し、すなわち電源1
6をオフにして、ユーザ・インターフェースおよび電源
制御表示パネル14とLEDステータス・インジケータ
36に打切りまたは障害ステータスであることを表示す
る。具体的には、赤色LEDステータス・インジケータ
が「オン」のときは障害が生じたことを示す。コハク色
のLEDが「オン」のときは、ステーションが、接続さ
れているバッテリを充電していることを示す。緑色LE
Dが「オン」のときは、ステーションが待機中であり、
または充電を開始できる状態にあり、または充電が終了
したことを示す。応急処置が必要な場合は、応急処置が
必要であるという警告をユーザに発するために、音声イ
ンジケータ38を使用する。バッテリ充電プログラムお
よび方法で具体化された処理ステップについて、図1〜
10を参照しながら以下に詳細に述べる。
【0036】過充電されることなく任意の所与の時間に
バッテリが電流を受け取ることができる最大速度を、充
電受入れ能力(CAA)と呼ぶ。CAAは、充電ステー
タス、温度、バッテリの使用時間、および以前の充電履
歴と関係がある。本発明の好ましい態様によれば、19
98年10月8日に公開された国際特許出願PCT/C
A98/00308により教示されるように、CAAと
充電状態(SOC)の両方を決定するために端子電圧プ
ロフィルを使用する。しかし、CAAとSOCを決定す
るその他の方法が当業者に周知であり、CAAおよびS
OCの決定に使用される特定の方法とは関係なく本発明
をどのように実施することができるかが当業者に明らか
にされよう。
【0037】図1を参照すると、本発明の実施形態によ
るバッテリ充電プログラムの構成が、ブロック図に示さ
れている。バッテリ充電プログラム100は、充電制御
モジュール102と、ユーザ・インターフェース・モジ
ュール104と、充電器出力モジュール106と、充電
器入力モジュール108と、プロセス測定モジュール1
10とを含む。
【0038】充電制御モジュール102は、本発明によ
るバッテリの充電を制御するための方法ステップを含
み、これについては以下により詳細に述べる。ユーザ・
インターフェース・モジュール104は、ユーザ・イン
ターフェースおよび電源制御表示パネル14(図11)
の操作を制御する機能を提供する。ユーザ・インターフ
ェース・モジュール104は、充電制御モジュールで使
用される充電制御パラメータにユーザが入力した入力を
処理し、これについては以下により詳細に述べる。ユー
ザ・インターフェース・モジュール104は、充電プロ
セス中の充電制御モジュール102からのデータもプロ
セス出力としてまた診断情報116としてユーザ・イン
ターフェースおよび電源制御表示パネル14に表示す
る。
【0039】充電器出力モジュール106は、充電制御
モジュール102から送出された制御コマンドに応答し
て、プログラマブル電源16の動作を制御する。充電器
出力モジュール106は、デジタル制御信号をD/A変
換器22に供給して、プログラマブル電源16用の制御
電圧信号を発生させる。充電器出力モジュール106
は、プログラマブル電源16を制御するために、デジタ
ル出力信号、例えば充電電流のオン/オフや障害リセッ
トなどの信号も発生させる。
【0040】充電器入力モジュール108は、プログラ
マブル電源16から送出されたステータスおよび障害信
号を受信する。ステータスおよび障害状態信号は制御器
12の入力ポートで受信され、充電制御モジュール10
2に送信されて処理が行われる。例えば、電源温度過昇
状態に応答して、充電制御モジュール102はバッテリ
20の充電を打ち切り、充電器出力モジュール106を
介して電源16を遮断し、さらにユーザ・インターフェ
ース・モジュール104によってユーザ・インターフェ
ースおよび電源制御表示パネル14に「打切りメッセー
ジ」を表示する。
【0041】プロセス測定モジュール110は、充電電
流センサ26、バッテリ電圧センサ28、バッテリ圧力
センサ30、およびバッテリ温度センサ32(図11)
からの信号の入力を監視する。次いでこれらのセンサか
らのアナログ入力をA/D変換器34によりデジタル化
する。次いで以下により詳細に述べるように、センサか
ら得られたデジタル化情報をメモリに記憶させて充電制
御モジュール102により使用する。
【0042】次に図2を参照すると、本発明によるバッ
テリ充電器10および充電制御モジュールの動作が示さ
れている。
【0043】初めに、充電器10がバッテリ識別子を読
み取るための入力デバイスを含む場合は、充電制御器1
02がステップ103でバッテリ・タイプ識別子を読み
取る。充電器10がバッテリ・タイプ用の読取り装置を
含まない場合は、ユーザがインターフェース14を使用
してバッテリ・タイプを入力するよう指示を与える。こ
のバッテリ・タイプ情報を使用して、ステップ105で
適切なパラメータ・テーブルを選択する。
【0044】端子電圧プロフィルおよびパラメータ・テ
ーブルは、バッテリのタイプによって異なる。本発明の
この態様によれば、バッテリはグループIとグループI
Iに分類される。グループIのバッテリは、最も一般的
なバッテリ・タイプを構成し、鉛酸バッテリおよびニッ
ケルカドミウム・バッテリが含まれる。グループ1のバ
ッテリは、図8に示されるように勾配がdV/dtの端
子電圧プロフィルを有する。端子電圧プロフィルは、以
下に述べるように、充電電流Iが遮断されまたは変化す
るときのバッテリの電圧と定義される。グループIのバ
ッテリの充電プロセスの開始時は(すなわちバッテリが
放電され、実際の充電速度がバッテリの充電受入れ能力
を下回る)、曲線120aにより示されるように、端子
電圧プロフィルの勾配dV/dtがほとんど平らであ
る。バッテリが充電されるにつれ、曲線120b、12
0c、120dにより示されるように、端子電圧プロフ
ィルの勾配dV/dtが増大する。最終的に端子電圧プ
ロフィルの勾配dV/dtは、曲線122により示され
るように、その最大値に達する。端子電圧プロイフィル
の最大勾配dV/dt、すなわち図8の曲線122は、
バッテリの充電受入れ能力CAAに達しており、したが
ってバッテリの過熱および損傷を回避するために充電電
流Iを低減させなければならないことを意味する。
【0045】グループIIのバッテリにはニッケル水素
バッテリが含まれる。グループIIのバッテリは、図9
の曲線によって示されるように勾配がdV/dtの端子
電圧プロフィルを有する。バッテリが完全に放電される
場合、端子電圧プロフィルの勾配dV/dt(すなわち
電流変動間隔中に得られた)は、図9の曲線124aに
よって示されるように最大勾配dV/dtを示すことに
なる。バッテリが充電されるにつれ、端子電圧プロフィ
ルの勾配dV/dt(例えば連続する電流変動間隔)
は、図9の曲線124b、124c、および124dに
よって示されるように減少する。バッテリが充電される
と、すなわち充電速度が充電受入れ能力に達すると、端
子電圧プロフィルの勾配dV/dtは、図9の曲線12
6によって示されるように0に近付く。
【0046】ステップ105で読み取られるパラメータ
・テーブルは、特定のタイプのバッテリ、例えばニッケ
ルカドミウムかまたは鉛酸(グループI)バッテリであ
るか、あるいはニッケル水素(グループII)バッテリ
かによって異なる。テーブルには、充電パラメータと、
安全性限界と、入力/出力タイマに関するサンプリング
速度および分解能であって、以下により詳細に述べるよ
うなものを含むことが好ましい。充電器10を考慮に入
れた様々なバッテリに関するパラメータは、制御器12
によりアクセス可能な不揮発性メモリに記憶されること
が好ましい。
【0047】図2に示されるように、チャージャ10で
のデータ収集処理およびコマンド転送制御をそれぞれ行
う2つのモジュール201、202が存在する。データ
収集モジュール201は、センサ26〜32(図11)
からのデータ入力を監視する。実時間プロセス・モジュ
ール202は、デジタル制御信号および電流制御信号を
(D/A変換器22を介して)、プログラマブル電源1
6に出力する。
【0048】実時間プロセス制御モジュール202のス
テップ203では、出力制御コマンドを出力するための
時間基準が発生する。次に、ステップ205では、出力
制御コマンドが適切なハードウェア・ドライバに送られ
る。図示されるように、実時間プロセス制御モジュール
202と実時間データ収集モジュール201との間に
は、以下に述べるループバック・パス207も存在す
る。ループバック207は、以下に述べるように実時間
データ収集モジュール201に「トリガ」を供給する。
【0049】図2を参照すると、ステップ209では、
データ収集モジュール201が、データを入力するため
の、すなわちサンプリングするための時間基準を発生さ
せる。サンプリング速度は、当業者に理解されるよう
に、利用されている特定のハードウェアおよびプロセス
制御のための所望の分解能によって異なる。例えば、6
0マイクロ秒ごとに1回のサンプリングが充電器には適
している。ステップ211では、データ収集モジュール
201が、充電電流センサ26(図11)から電流の読
取りI、...、Iを、バッテリ電圧センサ28か
ら電圧の読取りV 、...、Vを、バッテリ圧力セ
ンサ30からの圧力の読取りP、...、Pを、バ
ッテリ温度センサ32から温度の読取りT、...、
を収集する(サンプリング速度で)。
【0050】ステップ213では、平均電圧Vav、平
均充電電流Iav、クーロン電荷Q、充電エネルギー
E、および経過充電時間の各値を入力データから計算す
る。平均充電電流Iavおよび平均電圧Vavの値は、
選択された期間にわたって計算される。例えば1秒であ
る。クーロン電荷Qは充電電流I、...、Iの値
を積分することによって計算され、充電エネルギーE
は、平均電流Iavおよび平均電圧Vavから計算され
る。
【0051】ステップ211では、充電電流IHiの高
い値、充電電流ILOWの低い値、電圧VHiの高い
値、電圧VLOWの低い値に対応するデータも、実時間
プロセス制御モジュール202からループバック・バス
207に供給されたトリガと合わせて読み取られる。高
充電電流IHiに関するトリガは、充電電流Iを高い値
まで上昇させるためのプログラマブル電源16への出力
コマンドを含む。同様に、低充電電流ILOWに関する
トリガは、充電電流Iを低い値に低下させるための電源
16への出力コマンドを含む。高電圧VHiおよび低電
圧VLOWの値は、同様の手法で読み取られる。データ
収集モジュール201で発生したデータはメモリに記憶
されてさらに処理される。
【0052】図2を参照すると、充電サイクルの開始時
に、ブロック107でステータスを「RAMP UP
(ランプアップ)」に設定する。ランプアップ・ステー
タスは、充電電流IがHIGH(高)電流レベルまでラ
ンプアップしまたは増加することを意味する。次いで充
電サイクルの高電流段階の間、バッテリの充電受入れ能
力に達するまで、すなわち充電電流を調整してバッテリ
の充電が完了しまたは終了するまで、充電電流Iを高い
値に維持する。
【0053】ステップ109では、「ランプアップ」ス
テータスをチェックする。充電器10がRAMP UP
モードにある場合は、ステップ111でランプアップ手
順300を呼び出す。ランプアップで順300の機能は
充電電流Iを最大値IMaxまで増加させまたは上昇さ
せることであり、特定のバッテリを充電することができ
る。最大電流IMaxは、都合よくパラメータ・テーブ
ルに記憶される。ラップ・アップ手順300を、図3に
より詳細に示す。
【0054】図3を参照すると、ランプアップ手順30
0によって実行される第1のオペレーションは、充電さ
れるバッテリの充電受入れ能力CAAを計算することで
ある。ステップ301では、充電受入れ能力手順400
を呼び出すが、この充電受入れ能力手順400を図6に
より詳細に示す。充電受入れ手順400の機能は、バッ
テリの充電受入れ能力に達したかどうかを決定すること
である。バッテリの充電受入れ能力に達していない場
合、バッテリの急速充電が続けられるように充電電流I
を増加させることができる。本発明のこの態様によれ
ば、充電受入れ能力CAAは、端子電圧プロフィルの勾
配dV/dt(図9および10)から決定される。
【0055】図6に示されるように、充電受入れ能力手
順400は、初めにステップ401で動作モードをチェ
ックし、すなわちより具体的には、そのモードがREG
ULATE(調整)であるかどうかをチェックする。動
作モードが調整モードではない場合、充電器10はHI
GH CURRENT(高電流)モードまたはランプア
ップ・モードにあり、次にそのバッテリ・タイプをステ
ップ403でチェックする。上述のように、本発明によ
る充電方法はグループIのバッテリとグループIIのバ
ッテリを区別し、端子電圧プロフィルの勾配dV/dt
を使用してバッテリの充電受入れ能力CAAを確認す
る。バッテリがグループIIのニッケル水素(NiM
H)バッテリである場合、端子電圧プロフィルの勾配d
V/dtは、充電受入れ能力に達すると0に近付く(図
9)。逆に、グループIのバッテリについては、充電受
入れ能力に達すると端子電圧プロフィルの勾配dV/d
tが最大に達する(図8)。グループIのバッテリで
は、ステップ405で、端子電圧プロフィルの勾配dV
/dtmaxの最大値と現在の勾配dV/dtとの差を
とることによって充電受入れ能力CAAを計算する。勾
配dV/dtmaxの最大値は、都合よくパラメータ・
テーブルに記憶される。バッテリが充電されるにつれ、
最大勾配dV/dtmaxと実際の勾配dV/dtとの
差が小さくなり、ステップ405でCAA=0のときに
充電受入れ能力に達する。
【0056】端子電圧プロフィルは、充電電流の変動間
隔中に測定され、または充電電流Iおよび電流が遮断さ
れないときのバッテリ内部抵抗を用いて端子電圧から計
算される。図7に示されるように、充電電流Iが遮断さ
れまたは変動すると、端子電圧は、2つの構成要素また
は段階、すなわち電圧Vと電圧Vを含む降下が生じ
る(図7の曲線によって表される)。電圧Vは電圧変
位であり、充電電流Iが変化したほぼ直後、すなわち図
7のTで示される時間に生じる。電圧変位ΔVは、
バッテリ内の抵抗損(例えばポストや極板、セル間配線
などの抵抗損)によってほぼ完全に生じる。第2の構成
要素は、端子電圧の電圧充電ΔVを含む。電圧充電Δ
は勾配dV/dtを有し、また本発明のこの態様に
よれば、端子電圧プロフィルの勾配dV/dtを利用し
て、バッテリの充電受入れ能力を決定する。
【0057】図6に戻り参照すると、グループIIのバ
ッテリ、すなわちニッケル水素バッテリでは、ステップ
407で充電受入れ能力CAAを計算する。本発明のこ
の態様によれば、端子電圧プロフィルの勾配dV/dt
は、バッテリが充電されると最小に近付く。ステップ4
07では、充電受入れ能力CAAを、端子電圧プロフィ
ルの最小勾配dV/dtMINと現在の勾配dV/dt
との差として計算する。NiMHバッテリでは、最小勾
配dV/dtMINと勾配dV/dtとの差が0に近付
く。
【0058】図6を参照すると、充電器がLOW CU
RRENT MODE(低電流モード)で動作する場
合、すなわちステータス=調整がTRUE(真)である
場合は、ステップ409でカウンタ・フラグ「n」をチ
ェックする。調整モードでは、充電電流Iを最適なレベ
ルに維持するために充電受入れ能力CAAを監視する
(カウンタ・フラグnは、以下に述べるように調整手順
によって設定する)。調整状態が開始した後のファース
ト・パスでは、フラグが1になり、手順400はステッ
プ415に進む。ステップ411では、パラメータI・
dV/dIを更新する。パラメータI・dV/dIは、
調整段階中の充電電流Iのステップ式変化と、電圧dV
で結果的に生じる変化を表す。充電電流Iのステップ式
減少と端子電圧の変化dVとの関係を、図10に示す。
計算を簡単にするために、充電電流Iを減少させるため
のステップ・サイズはI/dIが一定になるよう選択さ
れる。したがってステップ411では、電圧の変化dV
のみ測定すればよい。次にステップ413では、充電受
入れ能力CAAを、最初の読取り(I・dV/dI)
と現在の読取り(I・dV/dI)との差として計算
する。最初の読取り(I・dV/dI)は、CAAが
0の状態、すなわちバッテリ充電受入れ能力に達した状
態に対応する。ステップ413で計算された充電受入れ
能力の値が0ではない場合、それはバッテリが完全に充
電されていないことを意味し、設定点を高めることがで
きる。カウンタ・フラグnが真(すなわちステップ40
9でn=1)である場合、充電受入れ能力CAAはステ
ップ415で0に設定されてバッテリが充電されたこと
が示され、読取り(I・dV/dI)はステップ41
7で更新される。次いで制御は、ステップ419で呼出
し手順に戻る。
【0059】図3のランプアップ手順300に戻って参
照すると、この手順300は、ステップ303で、充電
受入れ能力CAAが0より大きいかどうかチェックす
る。CAAが0より大きい場合、バッテリは完全に充電
されず、充電電流Iをさらに増大させまたはランプアッ
プさせる。ステップ305では、充電電流Iを漸進的に
増加させる。ステップ307では、充電電流Iの設定値
を最大許容電流設定値I max(パラメータ・テーブル
に記憶されている)と比較する。充電電流Iが最大値に
達した場合、充電器10が高電流で動作していることを
示すためにステップ309でステータス・フラグをHI
GH(高)に設定し、したがって充電電流Iのランプア
ップが終了する。ステップ311では、ランプアップ手
順300が充電器制御100に戻る。
【0060】図3に示されるように、充電受入れ能力C
AAが0以下である場合、ランプアップ手順300はス
テップ313で、充電受入れ能力CAAが0に等しいか
どうかチェックする。充電受入れ能力CAAが0に等し
くない場合、すなわち負である場合はバッテリの充電受
入れ能力を上回り、したがってステップ315で充電電
流Iを低下させる。充電受入れ能力CAAが0の場合
(または最大充電電流に達していない場合−上述のステ
ップ307)、ランプアップ機能300はステップ31
7で、端子(例えば抵抗なし)電圧Vrf(すなわち充
電電流Iの変動中に得られたもの)の読取を設定電圧S
refと比較する。電圧の読取りVrfが設定電圧S
refを超えた場合はランプアップ・オペラーション
を終了させるべきであり、またステップ319でステー
タス・フラグを「調整」に設定し、ステップ321カウ
ンタ・フラグ「n」を0に設定して、調整段階が開始し
たことが示されるようにする(カウンタ・フラグ「n」
は、上述のように充電受入れ手順400によって使用さ
れる)。端子電圧Vrfが依然として設定電圧SV
ef未満である場合、ランプアップ手順300はステッ
プ323で、充電電流Iをランプアップするための時間
が経過したかどうかをチェックする。例えば、所定時間
内にランプアップ電流に達していない場合は障害が生じ
る可能性があり、そのような状態であることを示すフラ
グを立てるべきである。次いでランプアップ手順300
は、ステップ311で呼出し手順に戻る。
【0061】図2に戻って参照すると、充電制御プログ
ラム102はステップ113で、ステータスがHIGH
(高)に設定されたかどうかをチェックする。ステータ
スは、上述のように、最大充電電流Imaxに達したと
きにランプアップ手順300によってHIGH(高)に
設定される。ステータスがHIGH(高)である場合、
充電制御プログラム100はステップ115で高電流制
御手順500を呼び出す。図4を参照すると、充電電流
Iが最大値Imaxまでランプアップされると、高電流
制御手順500が充電電流Iを制御する。図4に示され
るように、最初のオペレーションは、ステップ501で
端子電圧Vrfの値を更新することを含む。端子電圧V
rfは、ステップ501で、電圧V、電流I、および抵
抗R用のデータ収集モジュール201により得られた電
流値に基づいて更新される。端子または抵抗なしの電圧
は、以下の式に従って計算され、
【数1】 抵抗Rは以下の式に従って計算される。
【数2】
【0062】電圧および電流の読取りは、充電電流Iが
遮断されまたは変化したときに行われる。本発明におい
ては、充電電流Iの変動によって、バッテリの端子、す
なわち抵抗のない電圧Vrfを計算するために、電圧お
よび電流パラメータを測定するウィンドウが得られる。
充電電流Iの変動は、制御器12およびプログラマブル
電源16(図11)によって調整される。電流Iの適切
な変動には、ステップ式変化(例えば電流がオフにさ
れ、0以外の値まで減少しまたは増加する)、ランプ変
化、正弦変化、指数変化、対数変化が含まれる。
【0063】次にステップ503では、高電流制御手順
500が、端子電圧Vrfの値が設定電圧SVref
満であるかどうかをチェックする。電圧Vrfが設定電
圧SVref未満である場合、ステップ505でバッテ
リの充電受入れ能力CAAを更新する。バッテリの充電
受入れ能力CAAは、図6を参照しながら述べたように
計算される。充電受入れ電圧CAAが0より大きい場合
(ステップ507)、バッテリはより多くの充電電流を
得ることができ、したがって設定基準電圧SV ref
ステップ509で増加する。本発明のこの態様によれ
ば、設定電圧SV refは、バッテリの充電受入れ能力
CAAを使用して最適に調節される。
【0064】安全点検として、ステップ509で調節さ
れた設定電圧SVrefと最大設定設定基準電圧(SV
refMAXとをステップ511で比較する。最大設
定電圧(SVrefMAXに達した場合、さらに充電
を行うとバッテリに損傷を与える可能性があるので、ス
テップ513で充電ステータスをREGULATE(調
整)に設定する。同様に、充電受入れ能力CAAが0以
下である場合(ステップ507)、ステップ513で充
電ステータスをREGULATE(調整)に設定する。
次にステップ515で、カウンタ・フラグ「n」を0に
リセットし、高電流制御手順は充電制御モジュール10
2に戻る(ステップ517)。
【0065】図2に戻って参照すると、次に充電制御プ
ログラム102は、ステップ117で、ステータスが調
整動作に設定されたかどうかをチェックする(上述のよ
うに、高電流制御手順500はステータスをREGUL
ATE(調整)に設定する)。ステップ119では、充
電電流調整手順を充電制御プログラム102により呼び
出す。充電電流調整手順600の機能は、バッテリの充
電を終了しまたは完了するために充電電流Iを調整する
ことである。
【0066】図5を参照すると、電流調整手順600が
より詳細に示されている。ステップ601では、調整手
順601が、データ収集モジュール201(図2)によ
って得られた電圧、電流、および抵抗の読取りを使用し
て、端子、すなわち抵抗のない電圧Vrfに対する電流
値を計算する。次にステップ603では、更新された端
子電圧Vrfを設定電圧SVrefと比較する。電圧が
設定電圧SVrefより大きい場合、電流調整手順60
0はステップ605で、等化オペレーションを実行する
かどうかを確認する。等化オペレーションは、高い充電
電流Iで充電サイクルの終わりにバッテリを過充電する
ことを含む。この高い充電電流の目的は、バッテリ・パ
ック内の全てのセルを完全に充電することである。等化
オペレーションは、典型的な場合、バッテリ・パックの
充電サイクルが50回行われるごとに1回実行される。
等化オペレーションを実行する場合、ステップ607で
充電電流Iを等化電流値Ieqと比較する。充電電流I
が所定の等化電流Ieq未満の場合、ステップ609で
充電電流Iを等化値Ieqに設定し、ステップ611で
充電ステータスをEQUALIZE(等化)に設定す
る。次いで調整手順600は、ステップ613で充電制
御プログラム102に戻る。
【0067】図5を参照すると、等化が選択されない場
合(ステップ605)、または充電電流Iが等化電流を
上回る場合(ステップ607)、カウンタ・フラグ
「n」を次に進める。次にステップ617では、設定電
圧に達したので充電電流Iを漸進的に減少させる。ステ
ップ619では、充電受入れ手順400を呼び出すこと
によって充電受入れ能力CAAを計算する(図6を参照
して述べたように)。ステップ617での充電電流Iの
ステップ式変化によって、勾配dV/dtを決定するの
に都合よい充電電流I変動がもたらされる。ステップ6
19で決定された充電受入れ能力CAAが0より大きい
場合(ステップ621)、バッテリをさらに充電するこ
とができ、ステップ623で設定電圧SVrefをチェ
ックする。設定電圧SVrefがすでに最大設定基準電
圧(SVrefmaxにある場合、手順600はステ
ップ613で、その制御を充電制御プログラム102に
戻す。一方、最大設定電圧(SVrefmaxに達し
ていない場合、設定基準電圧SVrefはステップ62
5で漸進的に増加し、制御が充電制御プログラム102
に戻る。
【0068】図2に戻って参照すると、次にステップ1
21では、充電サイクルの終わりをチェックする。充電
サイクルの終わりは、1つまたは複数の選択されたパラ
メータを見ることによって決定される。パラメータに
は、充電経過時間、クーロン電荷Qの値、充電電流を最
小充電電流IMINと比較した値、およびバッテリ電圧
dV/dtの変化率が含まれる。例えば、バッテリに印
加された充電電流が最小値IMINまで徐々に減少した
場合、バッテリは充電されたとされ、すなわちさらなる
充電を受け入れることができない。同様に、バッテリ電
圧の変化率が本質的に0である場合、バッテリは充電さ
れたとされる。
【0069】ステップ121で充電状態が終わりである
ことを踏まえ、ステップ123で充電手順の正常終了を
開始する。終了または等化充電(図5)が適用される場
合、充電の終わりは終了充電手順の終了に対応する。充
電手順の終わり(ステップ123)は、プログラマブル
電源16(図11)、すなわち充電電流I、およびその
他のハードウェア・デバイス規則的遮断を含み、その
後、通告メッセージがパネル14に表示される。
【0070】サイクルの終わりに達していない場合は充
電プロセスを継続し、ステップ125で安全性限界をチ
ェックする。ステップ125での安全性チェックによ
り、充電サイクルは確実に、定められた安全性限界の範
囲内でなお続行する。ステップ125でチェックされる
パラメータには、最大許容電圧VMAX、最小電圧V
IN、最大許容バッテリ温度TMax、最大許容クーロ
ン電荷QMax、バッテリ内部抵抗R、およびバッテリ
圧力Pが含まれる。これらのパラメータの最大許容値
は、充電されるバッテリの電気化学特性に依存し、パラ
メータ・テーブルに都合よく記憶させることができる。
【0071】ステップ125で安全性限界の1つを超え
た場合、ステップ127で障害状態が入力され、ステッ
プ129で充電サイクルが中止される。充電サイクルの
中止は表示パネル14に示される。
【0072】一方、安全性限界を超えない場合は充電サ
イクルが継続され、ステップ131でプロセス制御パラ
メータおよびデータを更新する。制御パラメータおよび
データは、バッテリに印加される充電電流の大きさおよ
び印加(すなわち変動)を制御する。次いでハードウェ
ア・デバイス、例えばプログラマブル電源16を制御す
るために、制御パラメータを実時間制御モジュール20
2に渡す。
【0073】図2に戻って参照すると、充電制御プログ
ラムはステップ137で、過充電命令D1、D2、およ
びD3に従う3つの過充電電流パルスの1つをバッテリ
20に供給すべきかどうかチェックする。ステップ13
7では、充電制御プログラム102により非層化手順7
00を呼び出す。非層化手順700の機能は、短期間、
充電電流Iを周期的に増加させることである。
【0074】非層化手順700は、急速充電アルゴリズ
ムに組み込むことができる酸撹拌方法を提供する。鉛酸
バッテリ20の急速再充電中2〜3回、制御された短い
過充電パルスを送ってバッテリ20の電解質を混合す
る。混合は、SOCが60%から100%の間で実施す
ることが最も効果的である。過充電は、0.5〜5分
間、バッテリに供給された電流を増加させることによっ
て実施される。過充電パルスは、2〜2.5分間にわた
り送出することが好ましい。電解質の比重測定では、上
述の期間および強度の単一の過充電パルスによって電解
質を十分に混合できることが示された。この手順は、各
充電サイクル中、SOCがおよそ60%、80%、およ
び95%で2〜3回繰り返すことが好ましい。あるい
は、充電電流がCAAに基づいて調節される実施形態で
は、電流がある特定のパーセンテージI max、例えば
50%Imax、20%Imax、および10%I
maxまで徐々に低下するときに、過充電パルスを送出
することができる。
【0075】過充電パルスが送出された後、電流をバッ
テリ容量の10分の1以下に低減させて、バッテリの電
圧を安定化させる。充電および放電中にバッテリ内で引
き電気化学反応の不均一な性質に起因して、バッテリの
電圧を安定化させる必要がある。具体的には、これらの
反応は典型的な場合、5つのステップで行われる。 1.境界層を通して反応種を極板表面に拡散させる。 2.反応物を極板表面に吸着させる。 3.極板表面で化学反応を行う。 4.固体生成物を極板結晶構造に組み込む。 5.境界層を通して極板から反応生成物を拡散させる。
【0076】バッテリに供給される電流を止めると、電
流によって推し進められる反応の全てがすぐに停止する
わけではない。具体的には、電流が止められた後、ステ
ップ1、2、および5が遅い速度で継続する。ステップ
3については、表面化学反応の電気化学的部分だけが、
電流を止めるとすぐに停止する。ステップ3の非電気化
学反応は、遅い速度で継続する。このため、過充電電流
が止められた後、反応の全てが元の状態に戻るまで少な
くとも5〜60秒を見込んでおかなければならず、好ま
しくは充電の再開は、その期間だけ遅らせるべきであ
る。好ましい実施形態では、少なくとも5秒後、好まし
くは約30秒後にCAAの後をたどる充電電流まで電流
を増加させる。
【0077】過充電パルスのタイミング、期間、および
大きさ、ならびに追随する電圧安定電流の期間および大
きさは、第1、第2、および第3の命令に関する過充電
命令D、D、およびDにそれぞれ明記されてい
る。好ましい実施形態による特定の急速再充電方法で
は、通常、充電電流Iが、充電サイクルの少なくとも
後半でバッテリ充電受入れCAAに追随する。充電サイ
クルの前半では、充電器は、充電電流がIMaxに設定
されるようにランプアップ・モードにある。I
Ma は、通常、バッテリ充電器10が供給することの
できる最大電流になる。再充電サイクルの後半では、過
充電パルスが送出されるとバッテリ20のCAAがI
Maxの下まで低下し、点IがCAAに追随する。過
充電の3つの短い期間中、バッテリ20に送出された電
流は、そのときのCAAと、アンペア時を単位とするバ
ッテリ容量の5分の1から20分の1までのアンペア数
の和に等しくなる(バッテリ容量の時間成分は、この計
算では無視すべきである)。第1、第2、および第3の
過充電期間中に送出される全電流を、それぞれID1
D2、およびID3と表す。
【0078】これらの過充電パルスは、充電器電流I
がImaxになるので再充電のランプアップ・モード中
バッテリに供給されない。しかし、再充電中のこの点で
は、過充電命令D1、D2、およびD3がステップ73
2、734、および736でそれぞれ使用可能になる。
ランプアップ・モードが終了した後、これらの過充電
は、ステップ720でバッテリ20に対し連続的に実施
される。
【0079】この方法によって実施される過充電の量
は、最小限に抑えられる。典型的な場合、それは戻って
きた全電荷の1%程度であり、標準的な方法で必要とさ
れる10〜20%の過充電よりも著しく低いものであ
る。実施される過充電全体は、戻ってきた全電荷の5%
を超えるべきではない。過充電の実施に必要とされる時
間は、何時間から何分にまで短縮される。
【0080】図12を参照すると、非層化手順700は
ステップ702で、バッテリ20がバッテリ充電器10
に接続されているかどうかを照会する。バッテリ20が
バッテリ充電器10に接続されていない場合、ステップ
702は「ノー」という答を送り返し、非層化手順はス
テップ704に進んで過充電命令D1、D2、およびD
3を使用不可能にする。次いで非層化手順700は、ス
テップ706で充電制御プログラムに戻る。
【0081】非層化手順700がステップ702でイエ
スという答を送り返した場合、この手順は次にステップ
708に進んでバッテリ・パラメータをチェックする。
次いで手順700は、ステップ710で、バッテリ20
の充電ステータスをチェックする。ステップ712で
は、非層化手順700は、充電器10がランプアップ・
モードにあるかどうかを照会する。充電器10がランプ
アップ・モードにある場合、この非層化手順は次にステ
ップ724に進む。このステップでは、充電電流が決定
される。次いでステップ726は、充電電流が第1の過
充電電流ID1を上回るかどうかについて照会する。充
電電流IがID1よりも大きい場合、非層化手順は次
にステップ732に進み、D1が使用可能になる。充電
電流IがID1以下の場合、非層化手順700はステ
ップ728に進む。ステップ728では、手順700
が、充電電流Iが第2の過充電電流ID2より大きい
かどうかチェックする。ステップ728がイエスという
答を送り返した場合、非層化手順700はステップ73
4に進み、過充電パルス命令D2を使用可能にする。充
電電流Iが過充電パルスID2以下の場合、非層化手
順700はステップ730に進む。ステップ730で
は、充電電流が第3の過充電パルスID3を上回る場合
にイエスという答を送り返し、そうでない場合はノーと
いう答を送り返す。IがID3より大きい場合、非層
化手順700はステップ736に進み、過充電命令D3
を使用可能にする。次いで非層化手順はステップ738
で、充電制御プログラム102に戻る。
【0082】ステップ712に戻って参照すると、バッ
テリ充電器がこの時点でランプアップ・モードにない場
合は、非層化手順700がステップ714に進む。手順
700の特定の実行中、ステップ714を始めて通過す
るときに、カウンタiを1に等しくなるよう設定する。
非層化手順700は、次にステップ716に進み、i番
目の過充電命令Dを使用可能にする。非層化パルスD
、D、およびDの全ては、Imaxが過充電パル
スID1、ID2、およびID3のそれぞれよりも大き
いならば、最初に使用可能にされる。しかし各過充電が
行われた後に、ステップ722でその過充電に関する特
定の過充電命令が使用不可能にされる。初めての実行で
が使用可能になったとすると、非層化手順700は
次にステップ718に進み、充電電流Iが過充電パル
スID1未満かどうか照会される。ステップ718がノ
ーという答を送り返した場合、非層化手順はステップ7
38で呼出し手順に戻る。ステップ718がイエスとい
う答を送り返した場合、非層化手順700は次にステッ
プ719に進む。ステップ719では、過充電電流を得
るために充電電流に加えられる過充電増分ΔIは、基準
温度に対するバッテリの温度、バッテリのSOC、およ
びバッテリごとに異なる経験的定数に基づき調節され
る。具体的には、デフォルト過充電増分ΔIは、I
D1をCAAよりも所望の量だけ上昇させるのに十分な
充電増分となるよう最初に設定される。次いで実際の過
充電増分ΔIを、示される式を使用してデフォルト過充
電増分ΔI から計算する。この式では、必要とされる
過充電の量がバッテリの温度によって変化するので、基
準温度Tが実際のTから差し引かれる。同様に、必要
とされる過充電の量は、バッテリのSOCに応じて変化
する。好ましい実施形態では、基準温度Tが摂氏25
度であり、経験的定数a、b、およびcは以下のように
変化する(−10≦a≦10、−0.1≦b≦0.1、
0≦c≦1)。ステップ719の後、非層化手順700
はステップ720に進む。ステップ720では、過充電
パルスID1がバッテリ20に送出される。次いでステ
ップ722で、過充電命令Dを使用不可能にする。ス
テップ722の後、非層化手順700はステップ738
で呼出し手順に戻る。
【0083】次に非層化手順700が図2の充電方法の
ステップ137によって呼び出されると、第1の過充電
命令Dが使用不可能にされる。このため、手順700
がステップ716に達し、iがステップ714で1に等
しくなるよう設定されると、Dは前もって使用不可能
にされているので、ステップ716は、「ノー」という
答を送り返す。手順700はステップ714に戻り、そ
こでiが2に等しくなるように設定され、次いでステッ
プ716は、Dがまだ使用不可能にされていないの
で、「イエス」という答を送り返す。同様に、Dおよ
びDが使用不可能にされた後、手順700はステップ
714および716に2回ループ・バックして、その
後、ステップ718に進んでIがID3よりも大きい
かどうか照会する。ステップ718がイエスという答を
送り返した場合、過充電増分ΔIはステップ719で決
定され、過充電命令D3はステップ720で実行され、
次いでステップ722で使用不可能にされ、その後、手
順700はステップ138で充電制御プログラム102
に戻る。この時点で、バッテリの再充電に関する非層化
機能が終了する。
【0084】本発明は、その精神または本質的な特徴か
ら逸脱することなく、その他の特定の形に具体化するこ
とができる。特に、非層化機能を、特定の急速再充電方
法について述べてきたが、非層化機能をその他の急速再
充電方法と有利に組み合わせることができることが、当
業者に理解されよう。さらに、記述された過充電方法
は、ある時間間隔で過充電電流を供給するために充電電
流を遮断することを含むが、充電中に過充電電流を連続
的に供給できることも当業者に理解されよう。したがっ
て、現在論じられている実施形態は、例示的なものであ
りそれに制限されないものとみなされ、本発明の範囲
は、前述の記述ではなく上述の特許請求の範囲によって
示され、したがって請求項の意味および柔軟性の範囲に
包含される全ての変更例が、その請求項に含まれるもの
とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による充電電流を調整するための方法
を、ブロック図の形で示す図である。
【図2】本発明による充電方法を示すフローチャートで
ある。
【図3】図2の充電方法に関するランプアップ機能を示
すフローチャートである。
【図4】図2の充電方法に関する高電流制御方法を示す
フローチャートである。
【図5】図2の充電方法に関する電流調整方法を示すフ
ローチャートである。
【図6】本発明による充電受入れ能力を決定するための
方法ステップを示すフローチャートである。
【図7】オーム抵抗電圧降下と、電解質集中境界層を通
ってイオンが移動することにより生じた電圧降下との関
係を示すグラフである。
【図8】バッテリの第1のクラスの電圧プロフィル特性
を示すグラフである。
【図9】バッテリの第2のクラスの電圧プロフィル特性
を示すグラフである。
【図10】端子電圧プロフィルに基づく充電電流の制御
を示すグラフである。
【図11】本発明による充電プロセスに適するバッテリ
充電器を示すブロック図である。
【図12】図2の充電方法の非層化機能を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
12 制御器 14 ユーザ・インターフェースおよび電源制御パネル 16 プログラマブル電源 20 バッテリ 22 デジタル/アナログ変換器 26 充電電流センサ 28 バッテリ電圧センサ 30 バッテリ圧力センサ 32 バッテリ温度センサ 38 LEDステータス・インジケータ 40 音声インジケータ 42 バッテリ電解質レベル・センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート フィールド カナダ エル6エッチ 5エッチ3 オン タリオ,オアクヴィレ,カラガン クレッ セント 393 (72)発明者 ロバート ジー.ピッケリング カナダ エル7ジェイ 2エル7 オンタ リオ,アクトン,シックスス ライン ナ サッガウェイヤ 11201 Fターム(参考) 5H030 BB01

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再充電可能な鉛酸バッテリを充電するた
    めの装置において、 バッテリを充電するための充電電流と、過充電電流をも
    たらすために充電電流に加えられる過充電電流増分とを
    発生させる発生器手段と、 前記発生器手段を制御する制御器手段であって、 (a)再充電中に再充電可能な鉛酸バッテリの充電受入
    れ能力と充電状態の少なくとも1つを決定するための帰
    還手段と、 (b)バッテリの充電受入れ能力を上回る過充電電流を
    決定するための過充電命令手段と、 (c)充電電流および過充電電流増分が供給されるよう
    に発生器を制御するための電流制御手段であって充電中
    にバッテリに過充電電流が送出されるように動作可能な
    電流制御手段とを含む制御器手段とを含む装置。
  2. 【請求項2】 過充電命令手段が、過充電の所要時間と
    過充電を行う時を決定するよう動作可能であり、 電流制御手段が、過充電を行う時にその過充電の所要時
    間だけバッテリに過充電電流が送出されるよう動作可能
    である、請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 過充電を行う時が、鉛酸バッテリの充電
    状態が60%に達した後になるように決定される、請求
    項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 過充電の所要時間が2分の1分から5分
    の間であり、過充電電流が、バッテリ容量の5分の1未
    満でありかつバッテリ容量の20分の1を超えた量だけ
    鉛酸バッテリの充電受入れ能力を上回る、請求項2に記
    載の装置。
  5. 【請求項5】 過充電命令手段が、過充電を行う複数の
    時と、過充電を行うそれぞれの時に関連する過充電電流
    と、過充電を行うそれぞれの時に関連する過充電所要時
    間とを決定し、 過充電を行うそれぞれの時に関連する過充電所要時間
    が、2分の1分から5分の間であり、 過充電を行うそれぞれの時に関連する過充電電流が、過
    充電を行う時に、バッテリ容量の5分の1未満でありか
    つバッテリ容量の20分の1を超えた量だけ鉛酸バッテ
    リの充電受入れ能力を上回る、請求項2に記載の装置。
  6. 【請求項6】 過充電を行う複数の時が、バッテリの充
    電状態が少なくとも60%になった後であってバッテリ
    の充電状態が100%になる前である、請求項5に記載
    の装置。
  7. 【請求項7】 過充電を行うそれぞれの時に関連する過
    充電所要時間が経過した後、発生器手段が、充電電流が
    元に戻る前に関連する電圧安定化間隔にわたって関連す
    る電圧安定化電流がバッテリに供給されるよう動作可能
    であり、過充電を行うそれぞれの時に関連する電圧安定
    化電流がバッテリ容量の10分の1未満である、請求項
    6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 過充電を行うそれぞれの時に関連する電
    圧安定化間隔が少なくとも5秒である請求項7に記載の
    装置。
  9. 【請求項9】 バッテリの充電中に送出される過充電全
    体が、再充電中にバッテリに提供される充電全体の5%
    未満である、請求項7に記載の装置。
  10. 【請求項10】 バッテリの内部温度を決定するための
    温度感知手段をさらに含み、過充電命令手段が、バッテ
    リの内部温度に応じて過充電電流を調節するよう動作可
    能である、請求項6に記載の装置。
  11. 【請求項11】 再充電可能な鉛酸バッテリを再充電す
    る方法であって、 (a)バッテリを充電するための充電電流を発生させる
    ステップと、 (b)充電電流をバッテリに供給するステップと、 (c)再充電可能な鉛酸バッテリの充電受入れ能力と充
    電状態の少なくとも1つを決定するステップと、 (d)バッテリの充電受入れ能力を上回る過充電電流を
    決定するステップと、 (e)過充電電流を得るために充電電流に加えられる過
    充電電流増分を決定するステップと、 (f)ステップ(b)の間、過充電電流増分をバッテリ
    に供給し、電流制御手段が、充電中に過充電電流をバッ
    テリに送出するよう動作可能であるステップとを含む方
    法。
  12. 【請求項12】 過充電の所要時間および過充電を行う
    時を決定し、 過充電電流が、過充電を行う時に過充電の所要時間だけ
    バッテリに供給される、請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 過充電を行う時が、鉛酸バッテリの充
    電状態が50%に達した後である、請求項12に記載の
    方法。
  14. 【請求項14】 過充電の所要時間が2分の1分から5
    分の間であり、過充電電流が、バッテリ容量の5分の1
    未満でありかつバッテリ容量の20分の1を超えた量だ
    け鉛酸バッテリの充電受入れ能力を上回る、請求項12
    に記載の方法。
  15. 【請求項15】 過充電を行う複数の時と、過充電を行
    うそれぞれの時に関連する過充電電流と、過充電を行う
    それぞれの時に関連する過充電所要時間とを決定し、 過充電を行うそれぞれの時に関連する過充電所要時間
    が、2分の1分から5分の間であり、 過充電を行うそれぞれの時に関連する過充電電流が、過
    充電を行う時に、バッテリ容量の5分の1未満でありか
    つバッテリ容量の20分の1を超えた量だけ鉛酸バッテ
    リの充電受入れ能力を上回る、請求項12に記載の方
    法。
  16. 【請求項16】 過充電を行う複数の時が、バッテリの
    充電状態が少なくとも60%になった後であってバッテ
    リの充電状態が100%になる前である、請求項15に
    記載の方法。
  17. 【請求項17】 過充電を行うそれぞれの時に関連する
    過充電所要時間が経過した後、関連する電圧安定化電流
    が、充電電流が元に戻る前に関連する電圧安定化間隔に
    わたってバッテリに送出され、過充電を行うそれぞれの
    時に関連する電圧安定化電流がバッテリ容量の10分の
    1未満である、請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 過充電を行うそれぞれの時に関連する
    電圧安定化間隔が少なくとも5秒である請求項17に記
    載の方法。
  19. 【請求項19】 バッテリの充電中に送出される過充電
    全体が、再充電中にバッテリにもたらされる充電全体の
    5%未満である、請求項17に記載の方法。
  20. 【請求項20】 バッテリの内部温度を決定すること、
    およびバッテリの内部温度に応じて過充電電流を調節す
    ることをさらに含む、請求項16に記載の方法。
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