JP2003242263A - 半導体記録媒体を用いた医療情報管理システム - Google Patents

半導体記録媒体を用いた医療情報管理システム

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JP2003242263A
JP2003242263A JP2002044157A JP2002044157A JP2003242263A JP 2003242263 A JP2003242263 A JP 2003242263A JP 2002044157 A JP2002044157 A JP 2002044157A JP 2002044157 A JP2002044157 A JP 2002044157A JP 2003242263 A JP2003242263 A JP 2003242263A
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semiconductor recording
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JP2002044157A
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Kazuaki Tamura
和明 田村
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のシステムでは、複数人の医療情報が一
括管理されているので、一旦暗号が解かれると、記録さ
れている患者全ての情報が漏洩してしまう。また、緊急
時など、迅速に医療情報を必要とする場合に対応するこ
とができない。 【解決手段】 携帯可能な半導体記録媒体1は、セキュ
リティ管理領域3を有し、暗号化された医療情報が認証
番号5により再暗号化されて医療情報記録領域2に記録
される。読み出しの際は、携帯する本人が認証番号5を
入力することにより、セキュリティ管理領域3との間で
認証装置4が認証処理を実行し、正しく照合された場合
に、読み出し/書き込み装置6で読み出し、表示装置7
に医療情報を表示する。これにより、半導体記録媒体1
に記録された医療情報は、所有者による認証手続きがな
ければ読み出すことができず、また、2重に暗号化され
ているので、安全性が高く携帯に適したシステムを構築
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、個人の医療情報に
対してセキュリティ機能を有する医療情報管理システム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、IT(インフォメーション・テク
ノロジー)を利用した医療情報の電子化、ネットワーク
化が急速に推進されており、情報の入手が比較的誰でも
安易に、かつ、早急に行えるようになってきている。こ
れにより、高齢化社会における特に老人など緊急時の医
療情報の取得が早急にできるようになってきている。
【0003】また同時に、情報のセキュリティ管理の方
法がより重要視されるようになってきている。
【0004】そこで、セキュリティに優れ、かつ、電子
化された医療情報を管理する方法として、特開2000
−285189号公報に示される電子カルテがあげられ
る。
【0005】同公報において、電子カルテ1は、IC部
7と、メモリー部9と、光記録部11とを備える。電子
カルテ1に対する医療情報の書き込み、または読み出し
は、セキュリティに優れているIC部7が制御する。I
C部7は、電子カルテ1に格納する医療情報を暗号化
し、電子カルテ1から読み出される暗号化された医療情
報を復号化する。IC部7は、電子カルテ1に格納され
てきた治療完了時までの医療情報が要約されたものを、
光記録部11に格納する。
【0006】このように構成することにより、医療情報
が電子化されているので、容易に検索取り出しが可能に
なるとともに、医療情報は暗号化されているので、セキ
ュリティに優れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、医療情
報の暗号化は1ステップのみで、暗号を解かれ易いとと
もに、一旦暗号が解かれると、光記録部11に記録され
ている全ての情報、つまり、他の患者の医療情報までも
が漏洩してしまう。
【0008】また、患者が、電子カルテが格納されてい
る病院以外の場所で、倒れた場合などの緊急時、病院へ
到着するまで情報が得られ難いため、より最適な応急処
置を施すことが出来ない。
【0009】本発明は、これらの課題に対して、携帯性
に優れ、かつセキュリティの面で安全な半導体記録媒体
を用いた医療情報管理システムを提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】これらの問題を解決する
ために、本発明の半導体記録媒体を用いた医療情報管理
システムは、セキュリティ管理領域を有し、暗号化され
た医療情報が認証番号により再暗号化されて記録され
た、携帯可能な半導体記録媒体と、別途入力される認証
番号による認証を行う認証手段と、半導体記録媒体に対
して医療情報の読み出しまたは書き込みを行う読み出し
/書き込み手段と、読み出し/書き込み手段からの医療
情報の表示を行う表示装置とを備え、認証手段は、半導
体記録媒体のセキュリティ管理領域を介し、再暗号化の
際に使用した認証番号による認証処理を行い、正しく認
証処理が行われた場合に、半導体記録媒体に記録された
医療情報の復号化を行うものである。
【0011】これにより、半導体記録媒体に記録された
医療情報は、その所有者による認証手続がなければ、読
み出すことができず、また、2重に暗号化されているの
で、専用のシステムを必要とし、所有者にもデータの改
竄ができず、セキュリティ面での安全性が高く、携帯に
適する医療情報管理システムを提供できる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の第1の発明は、セキュリ
ティ管理領域を有し、暗号化された医療情報が認証番号
により再暗号化されて記録された、携帯可能な半導体記
録媒体と、別途入力される前記認証番号による認証を行
う認証手段と、前記医療情報の読み出しまたは書き込み
を行う読み出し/書き込み手段と、前記読み出し/書き
込み手段からの医療情報の表示を行う表示装置とを備
え、前記認証手段は、前記半導体記録媒体のセキュリテ
ィ管理領域を介し、再暗号化の際に使用した認証番号に
よる認証処理を行い、前記認証処理が正しかった場合
に、前記半導体記録媒体に記録された医療情報の復号化
を行うものである。これにより、半導体記録媒体に納め
られている個人医療情報は、2重に暗号化されているの
で、高いセキュリティ効果を得ることができ、より機密
性の高い情報を安心して携帯することができる。従っ
て、本人が常時携帯可能であるので、緊急時において
も、本人から直接医療情報を取得することができ、適切
な対応が可能となる。また、万が一、暗号が解読されて
も携帯者個人の情報に留まるので、他人の情報の漏洩に
到ることが無く、被害を最小限で止めることができる。
【0013】また、本発明の第2の発明は、上記第1の
発明において、認証番号は、指紋情報に基づくものであ
ることを特徴とする。これにより、半導体記録媒体を携
帯する本人が意識不明の状態のような場合でも、認証作
業を行うことができ、必要な医療情報を迅速に取得する
ことができる。
【0014】また、本発明の第3の発明は、上記第1の
発明において、認証番号は、DNA情報に基づくもので
あることを特徴とする。これにより、指紋が取得できな
い等の、本人が如何なる状態でも、認証作業を行うこと
ができ、医療情報を取得することができる。
【0015】また、本発明の第4の発明は、上記第1〜
第3の発明において、複数の暗号化された個人医療情報
が、それぞれ異なる認証番号により再暗号化されている
ことを特徴とする。これにより、医療情報を得ることが
できるユーザーと情報を限定することができるので、複
数の医療情報を1つの半導体記録媒体に納めている場合
にも、情報取得者間のセキュリティを確保することがで
きる。
【0016】以下、本発明の半導体記録媒体を用いた医
療情報管理システムについて、図面を用いて説明する。
【0017】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1による医療情報管理システムの構成を示すブロッ
ク図である。本実施の形態による医療情報管理システム
は、半導体記録媒体を用いたものである。
【0018】図1において、1は医療情報を記録する半
導体記録媒体であり、カード所有者本人の医療情報を記
録する医療情報記録領域2と、少なくとも認証に用いる
ための情報を記録するセキュリティ管理領域3とを有す
る。4は半導体記録媒体1との間で認証、暗号化および
復号化の処理を行う認証装置、5は認証装置4で認証す
るための認証番号、6は認証装置4を介して半導体記録
装置1との間で医療情報の読み出しまたは書き込みを行
う読み出し/書き込み装置、7は医療情報を表示するた
めの表示装置である。
【0019】半導体記録媒体1は、いわゆるICメモリ
ーカードであり、不揮発性のメモリを有する。その容量
は例えば32Mバイトであり、形状は全体として概略四
辺形状で、例えば一端角を斜めに切り落とした形状であ
る。外形寸法は、例えば、縦45mm、横37mm、厚
み0.8mmである。これらの形状または外形寸法は、
常時携帯するのに都合がよければ、如何なるものであっ
てもかまわない。
【0020】また、半導体記録媒体1の内部の医療情報
記録領域2に記録されている医療情報は、例えば、健康
保険証の情報、主治医名簿、通院記録、持病、アレルギ
ー、投薬記録、レントゲン写真、基本身体情報(身長、
体重、血液型など)などである。半導体記録媒体1の容
量が、32Mバイトと大きいので、ファイルサイズの大
きなレントゲンなどの画像ファイルも容易に記録してお
くことができる。
【0021】この医療情報は、認証装置4により暗号化
され、さらに、カード所有者本人のみが知り得る認証番
号5に基づき認証装置4により再暗号化されている。
【0022】認証装置4は、医療情報の暗号化、復号
化、認証番号5による認証処理、および認証番号5に基
づく暗号化、復号化を行う機能を有する。認証処理のた
めの認証情報は、通常のパーソナルコンピュータなどで
は見ることのできないセキュリティ管理領域3に記録さ
れている。
【0023】また、認証装置4は、医療情報の読み出し
/書き込み装置6に接続されており、半導体記録媒体1
内の医療情報は、この読み出し/書き込み装置6によ
り、読み出しまたは書き込みが行われる。さらに、読み
出し/書き込み装置6は、表示装置7に接続されてお
り、この表示装置7により、半導体記録媒体1内の医療
情報を表示することができる。読み出し/書き込み装置
6および表示装置7としては、パーソナルコンピュータ
を利用することが可能である。
【0024】半導体記憶媒体1の所有者は、医療機関、
医療施設等において、認証装置4に半導体記録媒体1を
装着し、認証番号5を認証装置4に入力する。認証装置
4は、認証番号5により半導体記録装置1のセキュリテ
ィ管理領域3にある認証に関する情報に基づき認証処理
を行う。半導体記録媒体1が正規の所有者のものである
ことが確認されると、医療情報記録領域2から暗号化さ
れた医療情報を読み出し、復号化処理が施されて、表示
装置7に表示され、適切な医療行為を受けることができ
る。
【0025】このように構成された本実施の形態による
半導体記録媒体を用いた医療情報管理システムによれ
ば、半導体記録媒体1に納められている暗号化されてい
る医療情報は、半導体記録媒体1の所有者のみ知り得る
認証番号により再暗号化されているので、高いセキュリ
ティ効果が得られる。従って、仮に紛失した場合でも、
暗号を解かれる可能性が極めて低いので、医療関係者以
外の者には知られたくない機密性の高い医療情報も安心
して記録し、常時携帯することが出来る。その結果、認
証装置4、読み出し/書き込み装置6、表示装置7を、
救急車に据え付けておくことにより、例えば、所有者を
病院へ搬送する場合、どこの病院が最適かが瞬時に分か
るとともに、アレルギーや投薬の情報を取得することに
より、誤った処置をすることがなく、適切な応急処置を
しながら搬送することができる。
【0026】また、万が一、暗号化が解かれても半導体
記録媒体の所有者の個人の情報のみであるので、従来例
の場合のように他人の医療情報が漏洩することなく、被
害を最小限で止めることができる。
【0027】なお、本実施の形態では、認証装置4と読
み出し/書き込み装置6および表示装置7は、互いに別
ピースで相互に接続されているが、一体型仕様であって
も何ら問題のないことは、言うまでもない。むしろ、一
体型仕様にした方が、携帯性に優れるので有利である。
【0028】また、認証番号5は、半導体記録媒体1の
所有者本人のみ知り得る番号であるとしているが、介護
者や親族など親近者が知っている場合においても、ほぼ
同様の効果が得られることは言うまでもないことであ
る。
【0029】また、半導体記録媒体1の容量について
も、本実施の形態では、32Mバイトとしているが、必
要とする医療情報を記録できる容量であれば、さらに小
さくても、また逆に大きくても何ら問題ないことは言う
までもないことである。
【0030】また、暗号化の方法としては、公開鍵暗号
による方法や秘密鍵暗号による方法など、様々な方法が
考えられるが、少なくとも認証番号5が情報を受ける際
の秘密鍵に相当させることができることは言うまでもな
い。
【0031】その他、本発明は上記説明した例に限定さ
れるものでないことは、言うまでもない。
【0032】(実施の形態2)図2は、本発明の実施の
形態2による半導体記録媒体を用いた医療管理システム
の構成を示すブロック図である。
【0033】本実施の形態は、図2に示すように、認識
番号5を生成する手段として指紋読み取り装置8を備え
ている点が、実施の形態1と異なる。指紋読み取り装置
8は、文字どおり、指紋を読み取り、その指紋固有の識
別番号出力するものである。本実施の形態2では、IC
メモリーカード所有者本人の右手人差し指の指紋を指紋
読み取り装置8に密着させることで、指紋を読み取り、
識別番号5を出力するものである。出力された番号情報
は、認証番号5として、認証装置4へと伝達される。以
後は実施の形態1と同様に、この認証番号5により、あ
らかじめこの認証番号で再暗号化された医療情報を復号
化することができる。
【0034】なお、指紋による認証の方法として、指紋
読み取り装置8で読み取った指紋のパターンと、セキュ
リティ管理領域3に予め記憶しておいた指紋のパターン
との類似性を検証し、認証処理を行ってもよい。
【0035】このように構成された本発明の実施の形態
2による半導体記録媒体を用いた医療情報管理システム
によれば、緊急時、すなわち、本人が意識不明の状態
や、認証番号を知っている親近者に連絡がつかない場合
においても、認証作業を行うことができ、医療情報を取
得することができる。
【0036】なお、本実施の形態2では、指紋を読み取
りは、右手の人差し指の指紋で行うとしているが、予め
登録しておいた、その他の指でも何ら問題のないことは
言うまでもないことである。
【0037】また、指紋読み取りは、ICメモリーカー
ド所有者本人の指紋から行うとしているが、親近者の指
紋でも、ほぼ同様の効果が得られることは言うまでもな
いことである。
【0038】その他、本発明は上記説明した例に限定さ
れるものでないことは、言うまでもない。
【0039】(実施の形態3)図3は、本発明の実施の
形態3による半導体記録媒体を用いた医療情報管理シス
テムの構成を示すブロック図である。
【0040】本実施の形態は、図3に示すように、認識
番号5を生成する手段として、DNA読み取り装置9を
備えている点が、実施の形態1と異なる。DNA読み取
り装置9は、文字どおり、DNA(デオキシリボ核酸:
Deoxyribo Nucleic Acid)を読み取り、そのDNA固有
の識別番号出力するものである。具体的には、ミニサテ
ライトというDNA塩基配列(多型性)の繰り返し数を
比較するDNA鑑定の方法を用いることができる。本実
施の形態3では、ICメモリーカード所有者本人の髪の
毛等からDNA情報を読みとることができるような構成
になっている。ここで読みとられたDNA情報は、所有
者本人の識別番号を出力する。出力された番号情報は、
認証番号5として、認証装置4へと伝達される。以後は
実施の形態1と同様に、この認証番号5により、暗号化
された医療情報を、あらかじめこの認証番号で再暗号化
された医療情報を復号化することができる。
【0041】このように構成された本発明の実施の形態
3による半導体記録媒体を用いた医療情報管理システム
によれば、緊急時、すなわち、本人が意識不明の状態
で、かつ、指紋が採取できない状態や、認証番号を知っ
ている親近者に連絡がつかない場合においても、認証作
業を行うことができ、医療情報を取得することができ
る。
【0042】なお、本実施の形態3では、DNA情報の
読み取りは、髪の毛を用いてとしているが、DNA情報
が入手できる他の部位、例えば、皮膚、爪などを用いて
も同様の効果が得られることが言うまでもないことであ
る。
【0043】また、DNA情報読み取りは、ICメモリ
ーカード所有者本人のDNAを用いて行うとしている
が、親近者のDNAでも、ほぼ同様の効果が得られるこ
とは言うまでもないことである。
【0044】その他、本発明は上記説明した例に限定さ
れるものでないことは、言うまでもない。
【0045】(実施の形態4)図4は、本発明の実施の
形態4による半導体記録媒体を用いた医療情報管理シス
テムの構成を示すブロック図である。
【0046】本実施の形態は、図4に示すように、半導
体記録媒体1に複数の医療情報記録領域21を有してい
る点で、実施の形態1と異なる。
【0047】複数の医療情報記録領域21の各々には、
例えば、情報A、B、Cと独立した医療情報が記録され
る。これに対応して、認証番号51〜53が、認証番号
A、B、Cと複数個存在する。本実施の形態では、情報
Aは認証番号A51で、情報Bは認証番号Bで、情報C
は認証番号Cで、各々再暗号化されている。
【0048】従って、認証番号51〜53によって、認
証処理が行われた後に、対応する情報A〜Cの読み出
し、表示、出力が行われる。
【0049】このように構成された本発明の実施の形態
4による半導体記録媒体を用いた医療情報管理システム
によれば、医療情報を得ることができるユーザと情報を
限定することができるので、複数の医療情報を1つの半
導体記録媒体に納めている場合にも、情報取得者間のセ
キュリティを確保することが可能になる。
【0050】例えば、情報Aは所有者の通院情報などが
記録されており、情報Aを参照することで、緊急時の搬
送先などが明確になる。この情報Aを暗号化、復号化す
るための認証番号Aは、所有者本人や親近者、および、
後述の病院B、Cの関係者の知る番号である。また、情
報Bには病院Bの医療情報、カルテなどが記録されてお
り、病院Bの関係者のみ知る認証番号Bで暗号化されて
いる。同様に、情報Cには病院Cの医療情報、カルテな
どが記録されており、病院Cの関係者のみ知る認証番号
Cで暗号化されている。すなわち、このように構成する
ことにより、本人は病院B、Cの医療情報を見ることが
できず、また、情報Bの情報は、病院Cは見ることがで
きず、同様に、情報Cの情報は、病院Bは見ることがで
きない。このように、互いにより機密性の高い情報をI
Cメモリーカードに記録しておくことが可能になる。
【0051】なお、本実施の形態4では、医療情報記憶
領域をA、B、Cと3つの領域に区分したが、2つ、若
しくは、4つ以上にしても、同様の効果が得られること
は言うまでもないことである。また、認証番号を知る区
分についても、本実施例以外の組み合わせでも、何ら問
題のないことは言うまでもないことである。
【0052】また、認識番号51〜53と、対応する医
療情報の組み合わせは、上記以外にも任意に構成できる
ことは言うまでもない。
【0053】また、認識番号51〜53を生成する手段
として、実施の形態2または3に記載した手段を用いて
もよい。
【0054】その他、本発明は上記説明した例に限定さ
れるものでないことは、言うまでもない。
【0055】なお、上記各実施の形態において、医療情
報を半導体記録媒体に記録する際の方法は、例えば、次
の様に実現することができる。
【0056】例えば、診療などの度に各医療機関におい
て医療情報を作成あるいは生成し、各医療機関に備えら
れた、医療情報管理システムにおいて、医療情報を暗号
化し、さらに、携帯する人(患者本人)の認識番号に基
づき再暗号化し、半導体記録媒体の医療情報記録領域に
記録する。あるいは、各医療機関において生成された医
療情報は、暗号化されネットワークを介して一旦サーバ
ーに蓄えられ、認識番号に基づきダウンロードして半導
体記録媒体に記録するなど、他の方法でもよい。なお、
認識番号は、半導体記録媒体を発行する際に、登録する
様にしておけばよい。
【0057】以上の様な手法により、各人の医療情報を
各人が携帯する半導体記録媒体に記録することができ
る。
【0058】また、本発明による半導体記録媒体そのも
のが、例えばICカード型の健康保険証とすると、より
効果的である。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、半
導体記録媒体に納められている個人医療情報は、二重に
暗号化されているので、より高いセキュリティ効果が得
られるので、より機密性の高い情報を、安心して、本人
が常時携帯することができる。従って、緊急時などにお
いて、本人の医療情報を迅速に取得することができるの
で、最適な搬送先等が瞬時に明確になると共に、最適な
応急処置を搬送中に行うことができる。また、万が一暗
号化が解かれても携帯者個人の情報のみであるので、他
人の医療情報の漏洩などがなく、被害を最小限でくい止
めることができる。
【0060】また、本発明によれば、指紋により認証処
理を可能にすることができるので、本人が意識不明の状
態においても、認証作業を行うことができ、医療情報を
取得することができる。その結果、より早急に適切な治
療を行うことができる。
【0061】また、本発明によれば、DNA情報により
認証処理を可能にすることができるので、本人がいかな
る状態でも、つまり、指紋が取得できない場合において
も、認証作業を行うことができ、医療情報を取得するこ
とができる。その結果、より早急に適切な治療を行うこ
とができる。
【0062】また、本発明によれば、複数の医療情報に
対応した認証番号を個別に設けることにより、医療情報
を得ることができるユーザと情報を限定することができ
るので、複数の医療情報を1つの半導体記録媒体に納め
ている場合にも、情報取得者間のセキュリティを確保す
ることが可能になる。従って、より機密性の高い情報も
記録しておくことが可能になる。
【0063】以上のように、本発明は医療情報を安全に
携帯可能にすることができるので、その実用的価値は、
極めて大きなものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による半導体記録媒体を
用いた医療情報管理システムの構成を示すブロック図
【図2】同実施の形態2による半導体記録媒体を用いた
医療情報管理システムの構成を示すブロック図
【図3】同実施の形態3による半導体記録媒体を用いた
医療情報管理システムの構成を示すブロック図
【図4】同実施の形態4による半導体記録媒体を用いた
医療情報管理システムの構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 半導体記録媒体 2、21 医療情報記録領域 3 セキュリティ管理領域 4 認証装置 5、51〜53 認証番号 6 読み出し/書き込み装置 7 表示装置 8 指紋読み取り装置 9 DNA読み取り装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 12/14 G06F 12/14 320C G06K 19/073 G09C 1/00 640E 19/10 H04L 9/00 673D G09C 1/00 640 G06K 19/00 P H04L 9/32 S

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セキュリティ管理領域を有し、暗号化さ
    れた医療情報が認証番号により再暗号化されて記録され
    た、携帯可能な半導体記録媒体と、 別途入力される前記認証番号による認証を行う認証手段
    と、 前記医療情報の読み出しまたは書き込みを行う読み出し
    /書き込み手段と、 前記読み出し/書き込み手段からの医療情報の表示を行
    う表示装置とを備え、 前記認証手段は、前記半導体記録媒体のセキュリティ管
    理領域を介し、再暗号化の際に使用した認証番号による
    認証処理を行い、前記認証処理が正しかった場合に、前
    記半導体記録媒体に記録された医療情報の復号化を行う
    ことを特徴とする半導体記録媒体を用いた医療情報管理
    システム。
  2. 【請求項2】 認証番号は、指紋情報に基づくものであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の半導体記録媒体を
    用いた医療情報管理システム。
  3. 【請求項3】 認証番号は、DNA情報に基づくもので
    あることを特徴とする請求項1に記載の半導体記録媒体
    を用いた医療情報管理システム。
  4. 【請求項4】 複数の暗号化された個人医療情報が、そ
    れぞれ異なる認証番号により再暗号化されていることを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の半導体
    記録媒体を用いた医療情報管理システム。
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Cited By (5)

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