JP2003242045A - データバックアップ方法 - Google Patents

データバックアップ方法

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JP2003242045A
JP2003242045A JP2002038738A JP2002038738A JP2003242045A JP 2003242045 A JP2003242045 A JP 2003242045A JP 2002038738 A JP2002038738 A JP 2002038738A JP 2002038738 A JP2002038738 A JP 2002038738A JP 2003242045 A JP2003242045 A JP 2003242045A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大雨や雷といった気象による障害、或いは火
災や地震等の災害に迅速に且つ正確にバックアップ保存
処理を実施することができる、データバックアップ技術
を提供する。 【解決手段】 雨量情報や地震情報等の災害情報からな
る、バックアップ判断情報を受け付け、前記バックアッ
プ判断情報に基づいてバックアップ保存を実施するか否
か判断し、前記バックアップ保存を実施することを通知
し、前記バックアップ保存を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ等の
情報処理装置における、データバックアップ技術に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンピュータ等の情報処理装置
では、アプリケーションソフトウェアを実行することに
よって、様々な種類の演算処理を、容易且つ正確に実施
することができる。前記アプリケーションソフトウェア
は、ハードディスク装置等の大容量記憶媒体に格納され
て、必要なときに読み出されて実施されることが多い。
【0003】また、前記コンピュータによって取り扱う
アプリケーションソフトウェアによって生じるデータの
大きさと情報量は年々増加している。通常、これらのデ
ータも、前記ハードディスク装置等の内部に格納され、
必要なときに読み出されて、前記アプリケーションソフ
トウェアとともに利用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したコ
ンピュータ内の記憶装置に格納された、アプリケーショ
ンソフトウェアや処理内容等のデータが、何らかの原因
によって消失してしまうことがある。
【0005】例えば、停電等でコンピュータの電源が突
然断たれたり、コンピュータが外部から何らかの要因で
衝撃を受けたり、或いはコンピュータが物理的に破損す
ることなどによって、正常の状態でアプリケーションソ
フトウェア等のコンピュータによる処理を終了できない
場合に、前記記憶装置内のデータが消失してしまうこと
があった。
【0006】このようなコンピュータの記憶装置内のデ
ータの消失に備えて、何らかの方法でデータの複製を保
存する、所謂バックアップ保存処理が以前から行われて
いた。
【0007】前記バックアップ保存処理の具体的方法と
しては、ユーザが意識的に通常利用している記憶装置と
は別に、磁気ディスクや光記憶ディスク等の他の記憶媒
体に保存することが挙げられる。
【0008】しかし、このような方法は、ユーザにとっ
て不便な作業であるだけでなく、意識的に行わなければ
ならないため、一般のユーザの多くは行わなかった。
【0009】また、ユーザが意識的にバックアップ保存
処理を実施しなくてもよい、データバックアッププログ
ラム等がある。
【0010】しかしながら、前記した方法を用いても、
大雨や雷といった気象による被害や、火災や地震等の災
害が発生した場合にはコンピュータ内のデータを消失し
てしまうことがあった。具体的には、企業等の事業所に
設置されたコンピュータにおいて、夜間に災害が発生し
た場合に最も被害が大きくなることが考えられる。この
ような場合、日中にバックアップ保存処理を実施してい
ないと、夜間は無人となるため、コンピュータが前記し
た何らかの被害を受けたときに、コンピュータ内のデー
タが消失してしまうことが考えられる。
【0011】本発明は、前記した事項に鑑みて為された
ものであり、大雨や雷といった気象による障害、或いは
火災や地震等の災害に迅速に且つ正確にバックアップ保
存処理を実施することができる、データバックアップ技
術を提供しようとすることを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明は以下の手段とした。
【0013】即ち、本発明は、雨量情報や地震情報等の
災害情報からなる、バックアップ判断情報を受け付け、
前記バックアップ判断情報に基づいてバックアップ保存
を実施するか否か判断し、前記バックアップ保存を実施
することを当該ユーザ端末に通知し、前記バックアップ
保存を行うようにした。
【0014】また、本発明は、前記災害情報から、バッ
クアップ保存を実施する地域をバックアップ保存実施地
域として特定し、前記バックアップ保存実施地域に設置
された全てのユーザ端末に対して前記バックアップ保存
を行うようであってもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明である、データバッ
クアップ方法の一実施の形態を図面を参照しつつ、説明
を行う。なお、本実施の形態は、本発明のデータバック
アップ方法をコンピュータで実行可能なプログラムにし
て、前記プログラムを導入(インストール)したコンピ
ュータであるデータバックアップサーバが、データのバ
ックアップ保存処理を希望するコンピュータであるユー
ザ端末のバックアップ保存処理を行う例を示している。
【0016】本実施の形態に示すデータバックアップサ
ーバは、図1に示すようなネットワークを介してユーザ
端末のデータバックアップを行う。なお、図1は本実施
の形態におけるデータバックアップサーバが利用するネ
ットワークの概略構成図である。
【0017】まず、本実施の形態におけるネットワーク
には、本発明のデータバックアップサーバ100が接続
されている。なお、前記データバックアップサーバ10
0は、気象警報や火災情報、或いは地震情報等の、本発
明における各種災害情報を受け付けることが可能であ
る。
【0018】なお、本実施の形態において、災害情報の
種類としては、公的機関や民間機関によって集計され
る、大雨や雷発生等の気象情報や、火災検知器からの火
災に関する情報、或いは地震検知振動センサからの振動
情報等が挙げられる。
【0019】また、前記ネットワークには、前記データ
バックアップサーバ100による、データバックアップ
処理を希望する、ユーザ端末200が接続している。な
お、ユーザ端末200の数は、図1に限定されることは
なく、任意の台数のユーザ端末200が接続している。
【0020】さらに、ユーザ端末200を利用している
ユーザ側には、当該ユーザがユーザ端末200の付近に
いない場合等に、直接ユーザに連絡するための手段とし
て、携帯端末300を所持している。本実施の形態にお
いて、前記携帯端末300は、通常の携帯電話端末や、
携帯情報端末(PDA)等であるものとする。
【0021】続いて、本ネットワークの各構成要素につ
いて説明を行う。本実施の形態におけるデータバックア
ップサーバ100は、図2に示す以下の要素を以て構成
される。なお、図2はデータバックアップサーバ100
の概略構成図である。
【0022】まず、データバックアップサーバ100に
は、CPU(central processing unit)101とメイ
ンメモリ(MM)102とから構成され、アプリケーショ
ンプログラムに基づいて処理を行う、演算処理部103
が設けられている。
【0023】前記演算処理部103には、バス108を
介して、記憶手段として記憶装置104が接続される。
なお、記憶装置104には、通常はハードディスク装置
等の大容量記憶媒体を用いるものとする。そして、前記
記憶装置104には、本データバックアップサーバ10
0が正常に機能するために必要なオペレーティングシス
テム(OS)や、通常のアプリケーションプログラムの
他に、本発明のデータバックアップ方法を実現するため
に作成された、コンピュータで実行可能なデータバック
アッププログラムがインストールされている。
【0024】これらのプログラムは、図示しないCD−
ROM等の記憶媒体に格納されて本データバックアップ
サーバ100に提供され、図2に示されるCD−ROM
ドライブ装置109等を通じて、前記記憶装置104内
に実行可能な状態でインストールされる。
【0025】そして、CPU101が必要に応じて記憶
装置104内のデータバックアッププログラムをメイン
メモリ102にロード(読み込み)し、順次実行するこ
とによって、本実施の形態である、データバックアップ
方法を実現している。
【0026】なお、前記記憶装置104内には、本発明
のデータバックアップ方法で用いるデータベースが設け
られている。前記データベースには、本発明のデータバ
ックアップサーバ100を利用する各ユーザ端末200
のユーザ氏名、登録番号、ユーザ端末200の所在地、
或いはユーザの個人データ等のユーザ情報が格納されて
いる。
【0027】また、前記データベース内には、各ユーザ
端末200の記憶装置に格納されている、OSやアプリ
ケーションソフトウェア、或いはデータファイル等のデ
ータのバックアップファイルが作成されている。前記バ
ックアップファイルは、各ユーザ端末200毎に識別可
能な形態で保存されている。
【0028】また、前記データベース内には、本データ
バックアップサーバ100が各ユーザ端末200のデー
タバックアップ処理を実施するか否かを判断するため
の、各種災害情報に関する情報が格納されている。さら
に、前記データベース内には、データバックアップサー
バ100が前記各種災害情報に基づいて、ユーザ端末2
00のデータのバックアップ保存処理を実施するための
しきい値に関する情報が格納されている。
【0029】また、本データバックアップサーバ100
の演算処理部103には、バス108を介して入力手段
及び出力手段が接続されている。まず、入力手段とし
て、各種情報を入力するためのキーボード107やマウ
ス等の入力装置が設けられている。そして、出力手段と
して、ディスプレイ106やプリンタ105等の出力装
置が、バス108を介して演算処理部103に接続され
る。なお、本発明のデータバックアップサーバ100に
おいて、これらの入力手段及び出力手段は必須の構成要
素ではないため、省略されたものであってもよい。
【0030】続いて、本実施の形態における、ユーザ端
末200の構成要素について、図3を用いて説明を行
う。なお、図3はユーザ端末200の概略構成図であ
る。
【0031】まず、ユーザ端末200には、CPU(ce
ntral processing unit)201とメインメモリ(MM)
202とから構成され、アプリケーションプログラムに
基づいて処理を行う、演算処理部203が設けられてい
る。
【0032】前記演算処理部203には、バス208を
介して、記憶手段として記憶装置204が接続される。
なお、記憶装置204には、ハードディスク装置等の大
容量記憶媒体を用いるものとする。そして、前記記憶装
置204には、本ユーザ端末200が正常に機能するた
めに必要なオペレーティングシステム(OS)や、通常
のアプリケーションプログラムの他に、本発明のデータ
バックアップ方法を実現するために作成された、コンピ
ュータで実行可能なデータバックアッププログラムがイ
ンストールされている。
【0033】これらのプログラムは、図示しないCD−
ROM等の記憶媒体に格納されて本ユーザ端末200に
提供され、図3に示されるCD−ROMドライブ装置2
09等を通じて、前記記憶装置204内に実行可能な状
態でインストールされる。
【0034】そして、CPU201が必要に応じて記憶
装置204内のデータバックアッププログラムをメイン
メモリ202にロード(読み込み)し、順次実行するこ
とによって、本実施の形態である、データバックアップ
方法におけるユーザ端末200の機能を実現している。
【0035】なお、前記記憶装置204内には、各ユー
ザ端末200の用途に合わせたデータベースが設けられ
ている。前記データベースには、各ユーザ端末200毎
のOSやアプリケーションソフトウェア、或いは各種処
理で用いたデータファイル等の情報が格納されている。
【0036】また、本ユーザ端末200の演算処理部2
03には、バス208を介して入力手段及び出力手段が
接続されている。まず、入力手段として、各種情報を入
力するためのキーボード207やマウス等の入力装置が
設けられている。そして、出力手段として、ディスプレ
イ206やプリンタ205等の出力装置が、バス208
を介して演算処理部203に接続される。
【0037】さらに、本ユーザ端末200には、設置さ
れた事業所等に火災や地震等の異常が発生した場合に検
知することが可能な、センサ210がバス208に接続
される。前記センサ210は、火災を検知する煙センサ
や熱センサ、地震を検知する振動センサ、浸水を検知す
る浸水センサ等が挙げられる。なお、本発明において、
ユーザ端末200の入力手段及び出力手段の形態は、本
実施の形態に限定されるものではない。
【0038】続いて、本実施の形態における、気象状況
に関する災害情報に基づいたデータのバックアップ保存
処理の流れを、図4のフローチャートに沿って説明を行
う。
【0039】まず、データバックアップサーバ100
は、気象状況に関する災害情報を集計している公的機関
や民間機関等から、気象予報や雨量に関する情報、或い
は雷の発生情報等の、各種災害情報を受け付ける(図4
におけるステップ101、以下S101のように省略す
る)。なお、前記各種災害情報は、公的機関や民間機関
等の情報提供者側から、ネットワークを介して提供され
たり、キーボード107やI/O(入出力)部110等
の入力手段から前記各種災害情報を受け付けるものとす
る。
【0040】データバックアップサーバ100は、受け
付けた前記災害情報の数値が、予め定めたユーザ端末2
00のバックアップ保存処理を実施するか否かを判断す
るためのしきい値の索出を記憶装置104内のデータベ
ースから索出する(S102)。前記しきい値は、公的
機関による大雨洪水警報の発令や、当該地域の降り始め
からの累積雨量、或いは公的機関による雷警報の発令
等、本サーバ100の管理者やユーザによって任意に定
められるものとする。
【0041】前記しきい値を索出したデータバックアッ
プサーバ100は、そのしきい値がデータのバックアッ
プ保存処理を実施する基準を満たしたか否かを判断する
(S103)。この判断の結果、バックアップ保存処理
を実施しない場合には、前記ステップ101に戻り、災
害情報を受け付ける。
【0042】前記しきい値が基準を満たした場合に、デ
ータバックアップサーバ100は、前記災害情報が発せ
られた地域に該当するユーザ端末200があるか否かの
判断を行う(S104)。また、同時にデータバックア
ップサーバ100は、前記災害情報に該当する地域にあ
る全てのユーザ端末200に対してバックアップ保存を
実施することを決定する。なお、該当するユーザ端末2
00がない場合には、データバックアップサーバ100
はステップ101に戻って処理を行う。
【0043】データのバックアップ保存処理を実施する
場合には、データバックアップサーバ100は、該当す
る地域のユーザ端末200に対してデータのバックアッ
プ保存処理を実施することを通知する(S105)。前
記バックアップ保存処理の実施をユーザ端末200に通
知する際には、図6に示すようなバックアップ保存通知
メール画面1を、電子メールで送信する。前記バックア
ップ保存通知メール画面1には、データのバックアップ
保存処理を実施する理由、データのバックアップ保存処
理を実施する時刻等の情報が表示されている。
【0044】前記バックアップ保存通知メール画面1の
通知後、データバックアップサーバ100は、ネットワ
ークを介して該当するユーザ端末200に接続する(S
106)。
【0045】さらに、データバックアップサーバ100
は、ネットワークを介して該当するユーザ端末200の
データの索出を実施する(S107)。前記データの索
出を実施する際にデータバックアップサーバ100は、
ユーザ端末200のディスプレイ206に図7に示すデ
ータのバックアップ実施画面2を表示させる。前記バッ
クアップ実施画面2には、ユーザに対する注意事項や処
理の進捗状況等が表示される。
【0046】そして、データバックアップサーバ100
は、索出したユーザ端末200のデータを、ネットワー
クを介してデータバックアップサーバ100に転送する
(S108)。この転送処理中も、ユーザ端末200の
ディスプレイ206には前記バックアップ実施画面2が
表示されている。
【0047】そして、データバックアップサーバ100
は、記憶装置104内に設けられたデータベースに転送
したユーザ端末200のデータを格納する(S10
9)。
【0048】さらに、データのバックアップ保存処理が
完了した後にも、データバックアップサーバ100によ
るユーザ端末200の監視を続行するか否かの判断を行
う(S110)。そして、データバックアップサーバ1
00によるユーザ端末200の監視処理を行う場合に
は、前記ステップ101に戻り、災害情報の監視を行
う。
【0049】続いて、本実施の形態における、火災や地
震等の災害警報に基づいたデータバックアップ処理の実
施の流れを、図5に示すフローチャートに基づいて説明
を行う。
【0050】まず、データバックアップサーバ100
は、災害情報を集計している公的機関や民間機関からの
通報、或いはユーザ端末200に接続したセンサ210
等からの地震による一定値以上の振動の検知した場合
や、火災検知センサから一定値以上の煙の量、乃至は温
度上昇量を検知した場合等、各種災害情報を受け付ける
(図5におけるステップ201、以下S201のように
省略)。データバックアップサーバ100によるステッ
プ201の判断は、災害情報を受け付けるまで繰り返さ
れる。データバックアップサーバ100は、前記災害情
報に該当する全てのユーザ端末200に対してデータの
バックアップ保存処理を実施することを決定する。
【0051】データバックアップサーバ100は、前記
災害情報を受け付けた地域のユーザ端末200の担当者
が、該端末200付近にいるか否かの判断を行う(S2
02)。前記ステップ202の判断は、データベース内
に格納されたユーザ情報に含まれるユーザ端末200を
利用する事業所の営業時間等に基づいて行われる。
【0052】ユーザ端末200付近に該端末の担当者が
いない場合にデータバックアップサーバ100は、前記
担当者が所持している携帯端末300に、図8に示す災
害時バックアップ保存通知メール画面3を電子メールで
転送してディスプレイに表示させる(S203)。前記
災害時バックアップ保存通知メール画面3には、データ
の災害時バックアップ保存処理を実施する理由、データ
の災害時バックアップ保存処理を実施する時刻等の情報
が表示されている。
【0053】また、ユーザ端末200の担当者が該端末
200付近にいる場合にデータバックアップサーバ10
0は、該当するユーザ端末200に対してデータの災害
時バックアップ保存処理を実施することを通知する(S
204)。前記バックアップ保存処理の実施をユーザ端
末200に通知する際には、前記した図8に示す災害時
バックアップ保存通知メール画面3を、電子メールで転
送して、ディスプレイ206に表示させる。
【0054】前記災害時バックアップ保存通知メール画
面3の通知後、データバックアップサーバ100は、ネ
ットワークを介して該当するユーザ端末200に接続す
る(S205)。
【0055】さらに、データバックアップサーバ100
は、ネットワークを介して該当するユーザ端末200の
データの索出を実施する(S206)。前記データの索
出を実施する際にデータバックアップサーバ100は、
ユーザ端末200のディスプレイ206に図7に示すデ
ータのバックアップ実施画面2を表示させる。前記バッ
クアップ実施画面2には、ユーザに対する注意事項や処
理の進捗状況等が表示される。
【0056】そして、データバックアップサーバ100
は、索出したユーザ端末200のデータを、ネットワー
クを介してデータバックアップサーバ100に転送する
(S207)。この転送処理中も、ユーザ端末200の
ディスプレイ206には前記バックアップ実施画面2が
表示されている。
【0057】そして、データバックアップサーバ100
は、記憶装置104内に設けられたデータベースに転送
したユーザ端末200のデータを格納する(S20
8)。
【0058】さらに、データのバックアップ保存処理が
完了した後にも、データバックアップサーバ100によ
るユーザ端末の監視を続行するか否かの判断を行う(S
209)。そして、データバックアップサーバ100に
よるユーザ端末の監視処理を行う場合には、前記ステッ
プ201に戻り、災害情報の監視を行う。
【0059】〔その他の実施形態〕尚、本発明のデータ
バックアップ方法は、上述の図示例にのみ限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において
種々変更を加え得ることは勿論である。
【0060】例えば以下の各項に示した構成であっても
前述の実施形態と同様の効果が得られる。
【0061】〔1〕:ユーザ端末内のデータについて、
サーバが当該ユーザ端末内のデータを前記サーバ内に設
けられたデータベース内に格納する、バックアップ保存
を行う方法であって、サーバが、バックアップ判断情報
を受け付けるステップと、前記バックアップ判断情報に
基づいてバックアップ保存を実施するか否か判断するス
テップと、前記バックアップ保存を実施することを当該
ユーザ端末に通知するステップと、前記バックアップ保
存を行うステップとを実行するデータバックアップ方
法。
【0062】〔2〕:前記に加えて、前記サーバが、前
記バックアップ判断情報として、雨量情報や地震情報等
の災害情報を受け取ることを特徴とする、〔1〕に記載
のデータバックアップ方法。
【0063】〔3〕:前記に加えて、前記サーバが、前
記災害情報から、バックアップ保存を実施する地域をバ
ックアップ保存実施地域として特定するステップと、前
記バックアップ保存実施地域に設置された全てのユーザ
端末に対して前記バックアップ保存を行うステップとを
実行する、〔2〕に記載のデータバックアップ方法。
【0064】〔4〕:ユーザ端末内のデータについて、
サーバに当該ユーザ端末内のデータを前記サーバ内に設
けられたデータベース内に格納する、バックアップ保存
を行わせるプログラムであって、サーバに、バックアッ
プ判断情報を受け付けるステップと、前記バックアップ
判断情報に基づいてバックアップ保存を実施するか否か
判断するステップと、前記バックアップ保存を実施する
ことを当該ユーザ端末に通知するステップと、前記バッ
クアップ保存を行うステップとを実行するデータバック
アッププログラム。
【0065】〔5〕:前記に加えて、前記サーバに、前
記バックアップ判断情報として、雨量情報や地震情報等
の災害情報を受け取らせることを特徴とする、〔4〕に
記載のデータバックアッププログラム。
【0066】〔6〕:前記に加えて、前記サーバに、前
記災害情報から、バックアップ保存を実施する地域をバ
ックアップ保存実施地域として特定するステップと、前
記バックアップ保存実施地域に設置された全てのユーザ
端末に対して前記バックアップ保存を行うステップとを
実行させる、〔5〕に記載のデータバックアッププログ
ラム。
【0067】〔7〕:ユーザ端末内のデータについて、
当該ユーザ端末内のデータをデータベース内に格納す
る、バックアップ保存を行うサーバであって、サーバ
が、バックアップ判断情報を受け付ける手段と、前記バ
ックアップ判断情報に基づいてバックアップ保存を実施
するか否か判断する手段と、前記バックアップ保存を実
施することを当該ユーザ端末に通知する手段と、前記バ
ックアップ保存を行う手段とからなるデータバックアッ
プサーバ。
【0068】〔8〕:前記に加えて、前記サーバが、前
記バックアップ判断情報として、雨量情報や地震情報等
の災害情報を受け取ることを特徴とする、〔7〕に記載
のデータバックアップサーバ。
【0069】
〔9〕:前記に加えて、前記サーバが、前
記災害情報から、バックアップ保存を実施する地域をバ
ックアップ保存実施地域として特定する手段と、前記バ
ックアップ保存実施地域に設置された全てのユーザ端末
に対して前記バックアップ保存を行う手段とからなる、
〔8〕に記載のデータバックアップサーバ。
【0070】本発明において、以上の各構成要素は、可
能な限り組み合わせることができる。
【0071】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のデータバ
ックアップ方法によれば、大雨や雷といった気象による
障害、或いは火災や地震等の災害に迅速に且つ正確にバ
ックアップ保存処理を実施することができる、という優
れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における、データバック
アップサーバが利用するネットワークの概略構成図。
【図2】本実施の形態における、データバックアップサ
ーバの概略構成図。
【図3】本実施の形態における、ユーザ端末の概略構成
図。
【図4】本実施の形態における、気象状況に関する災害
情報に基づいたデータのバックアップ保存処理の流れを
説明するフローチャート。
【図5】本実施の形態における、火災や地震等の災害警
報に基づいたデータバックアップ処理の実施の流れを説
明するフローチャート
【図6】本実施の形態における、ユーザ端末に表示され
たバックアップ保存通知メール画面を示す図。
【図7】本実施の形態におけるユーザ端末に表示された
データのバックアップ実施画面を示す図。
【図8】本実施の形態におけるユーザ端末に表示され
た、災害時バックアップ保存通知メール画面を示す図。
【符号の説明】
1 バックアップ保存通知メール画面 2 バックアップ実施画面 3 災害時バックアップ保存通知メール画面 100 データバックアップサーバ 101 CPU 102 メインメモリ 103 演算処理部 104 記憶装置 105 プリンタ 106 ディスプレイ 107 キーボード 108 バス 109 CD−ROMドライブ装置 200 ユーザ端末 201 CPU 202 メインメモリ 203 演算処理部 204 記憶装置 205 プリンタ 206 ディスプレイ 207 キーボード 208 バス 209 CD−ROMドライブ装置 210 センサ 300 携帯端末

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユーザ端末内のデータについて、サーバが
    当該ユーザ端末内のデータを前記サーバ内に設けられた
    データベース内に格納する、バックアップ保存を行う方
    法であって、 サーバが、 バックアップ判断情報を受け付けるステップと、 前記バックアップ判断情報に基づいてバックアップ保存
    を実施するか否か判断するステップと、 前記バックアップ保存を実施することを当該ユーザ端末
    に通知するステップと、 前記バックアップ保存を行うステップとを実行するデー
    タバックアップ方法。
  2. 【請求項2】前記に加えて、前記サーバが、 前記バックアップ判断情報として、 雨量情報や地震情報等の災害情報を受け取ることを特徴
    とする、請求項1に記載のデータバックアップ方法。
  3. 【請求項3】前記に加えて、前記サーバが、 前記災害情報から、バックアップ保存を実施する地域を
    バックアップ保存実施地域として特定するステップと、 前記バックアップ保存実施地域に設置された全てのユー
    ザ端末に対して前記バックアップ保存を行うステップと
    を実行する、請求項2に記載のデータバックアップ方
    法。
  4. 【請求項4】ユーザ端末内のデータについて、サーバに
    当該ユーザ端末内のデータを前記サーバ内に設けられた
    データベース内に格納する、バックアップ保存を行わせ
    るプログラムであって、 サーバに、 雨量情報や地震情報等の災害情報からなる、バックアッ
    プ判断情報を受け付けるステップと、 前記バックアップ判断情報に基づいてバックアップ保存
    を実施するか否か判断するステップと、 前記バックアップ保存を実施することを当該ユーザ端末
    に通知するステップと、 前記バックアップ保存を行うステップとを実行させるデ
    ータバックアッププログラム。
  5. 【請求項5】ユーザ端末内のデータについて、当該ユー
    ザ端末内のデータをデータベース内に格納する、バック
    アップ保存を行うサーバであって、 サーバが、 雨量情報や地震情報等の災害情報からなる、バックアッ
    プ判断情報を受け付ける手段と、 前記バックアップ判断情報に基づいてバックアップ保存
    を実施するか否か判断する手段と、 前記バックアップ保存を実施することを当該ユーザ端末
    に通知する手段と、 前記バックアップ保存を行う手段とからなるデータバッ
    クアップサーバ。
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