JP4679536B2 - 障害発生予測システム - Google Patents

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Description

本発明は、コンピュータ端末における障害発生を、当該コンピュータ端末で実行しているアプリケーションの重要性に応じて予測し、警告などを行う障害発生予測システムに関する。
コンピュータ端末は企業などの組織体において多数使用されているが、突然、コンピュータ端末に障害が発生するなどの事態がある。コンピュータ端末に障害が発生すると、そのコンピュータ端末が使用できなくなるほか、そのコンピュータ端末に記憶しているデータが消えたり、入力中のデータが消える場合もある。その為、下記特許文献1乃至特許文献3に記載のように、コンピュータ端末の障害発生を予測し、警告するシステムが考えられている。
特開平11−338729号公報 特開2000−330831号公報 特開2002−49492号公報
これら各特許文献に記載の発明を用いることによって、コンピュータ端末の障害発生を予測することが出来るので、そのコンピュータ端末の使用を停止したり、バックアップを頻繁に取るなどの対応を行うことが出来る点では有益である。
これらの発明を用いた場合であっても、単に画一的に障害の履歴を記憶し、それらが所定の条件を満たした場合に起動制限を行ったり、警告を行っているに過ぎない。つまり、コンピュータ端末において実行されるアプリケーションは非常に多岐にわたり、例えば表計算ソフトやワープロソフトなどでデータや文書の入力を行うほか、ウェブブラウザでサイトを閲覧したり、場合によっては動画再生ソフトで動画を見るなど、様々な作業がある。ところが従来の特許文献のような障害発生の予測のシステムでは、上述のように障害の履歴を記憶し、その履歴や使用するソフトウェアの相性などの故障要因に基づいて障害の発生を予測しているに過ぎない。その為、コンピュータ端末でどのようなアプリケーションを使用していようとも、障害発生の警告が行われることとなる。
しかし表計算ソフトでデータ入力を行っている場合と、ウェブブラウザでサイトを閲覧している場合とでは、仮に障害が発生したときの被害が全く異なる。前者では表計算ソフトに入力したデータが消えてしまい、その入力作業が無に帰することから被害が極めて大きいが、後者ではもう一度ウェブブラウザで当該サイトにアクセスすれば良いだけなので、被害は極めて小さい。従って、前者のように重要な作業を行っている場合には感度の高い障害発生の予測が求められるが、後者のような場合には感度の高い障害発生の予測が行われると、寧ろ煩わしく感じる場合もあるので、前者のような感度は求められない。
以上のように、コンピュータ端末において実行しているアプリケーションの重要性に応じた障害発生の予測を、上述の特許文献のような従来技術では行うことが出来ない。
そこで本発明者は、コンピュータ端末において実行しているアプリケーションの重要性に応じた障害発生の予測を行って、警告を行える障害発生予測システムを発明した。
請求項1の発明は、クライアント端末における障害発生の予測を行う障害発生予測システムであって、前記障害発生予測システムは、前記クライアント端末から不具合情報を受け取る不具合情報取得部と、前記受け取った不具合情報に対応する危険性を示す指標値を判定する危険度判定部と、前記クライアント端末における所定期間内における危険性を示す指標値またはその累積値を抽出し、前記抽出した指標値またはその累積値と前記判定した危険性を示す指標値とを用いて新たな累積値を算出すると共に、その新たな累積値で該累積値を更新する累積値処理部と、前記クライアント端末で起動しているアプリケーション情報を前記クライアント端末から受け取るアプリケーション情報取得部と、前記受け取ったアプリケーション情報に対応する重要性を示す指標値を判定する重要度判定部と、前記新たな累積値と重要性を示す指標値とを用いて、障害発生予測の指標値を算出する障害発生予測処理部と、前記算出した障害発生予測の指標値と所定値とを用いて所定の条件を充足しているかを比較することで、前記クライアント端末で障害が予測されるかの判定を行う警告判定部と、を有する障害発生予測システムである。
本発明のように構成することで、クライアント端末で起動しているアプリケーションの重要性に応じて、障害発生の予測結果が変化するので、それを踏まえた警告を行うことが出来る。これによって表計算ソフトやワープロソフトなど比較的重要度が高いアプリケーションを使用している場合には、警告が行われやすくなり、一方で、インターネットブラウザソフトのような比較的重要度が低いアプリケーションを使用している場合には、警告が行われにくくなる。これによって、従来より適切な障害発生の予測と、それに伴う警告を行うことが出来る。
請求項2の発明は、少なくとも一台以上のコンピュータを、コンピュータの不具合情報を受け取る不具合情報取得部、前記受け取った不具合情報に対応する危険性を示す指標値を判定する危険度判定部、前記コンピュータにおける所定期間内における危険性を示す指標値またはその累積値を抽出し、前記抽出した指標値またはその累積値と前記判定した危険性を示す指標値とを用いて新たな累積値を算出すると共に、その新たな累積値で該累積値を更新する累積値処理部、前記コンピュータで起動しているアプリケーション情報を前記コンピュータから受け取るアプリケーション情報取得部、前記受け取ったアプリケーション情報に対応する重要性を示す指標値を判定する重要度判定部、前記新たな累積値と重要性を示す指標値とを用いて、障害発生予測の指標値を算出する障害発生予測処理部、前記算出した障害発生予測の指標値と所定値とを用いて所定の条件を充足しているかを比較することで、前記コンピュータで障害が予測されるかの判定を行う警告判定部、として機能させる障害発生予測プログラムである。
請求項1の発明は、本発明のプログラムのように構成することも出来、上述と同様の技術的効果を得られる。
本発明のように構成することで、コンピュータ端末において実行しているアプリケーションの重要性に応じた障害発生の予測を行うことが出来る。これによって、従来のように、コンピュータ端末でどのようなアプリケーションを使用していても画一的に警告が行われるのではなく、使用しているアプリケーションの重要性に応じた適切な、障害発生の予測とそれに伴う警告が行えることとなる。
本発明の障害発生予測システム1の全体の概念図を図1に、システム構成の概念図を図2に示す。
障害発生予測システム1は、各クライアント端末3を監視する管理者が利用するコンピュータ端末またはサーバ(以下、「管理端末2」という)において、所定のプログラムが読み込まれ、処理されることにより実現される(なお、このプログラムがクライアント端末3に読み込まれることで実現されても良い)。管理端末2は、複数のクライアント端末3においてどのようなアプリケーションが実行されているか、どのような操作が実行されているか、を保存、監視する。従って、各クライアント端末3には、当該クライアント端末3において実行されているプログラム名、ファイル名などのアプリケーション情報や、当該クライアント端末3に入力装置23で入力された情報などが定期的に、あるいは新たなアプリケーションが実行された場合または終了した場合などの所定のタイミングで、クライアント端末3から管理端末2にその操作ログの情報を送信する機能、クライアント端末3において発生した不具合(アプリケーションの異常終了、アプリケーションのエラー、操作不能、不正リブートなど)の情報を、OSのイベントログから抽出し、不具合情報として管理端末2に送信する機能を備えている。操作ログを送信する機能は、クライアント端末3の演算装置20やメモリにおけるプログラム名やファイル名などのアプリケーションを識別する情報であるアプリケーション情報を抽出したり、当該クライアント端末3の入力装置23で入力された情報を送信すればよい。
管理端末2は、プログラムの演算処理を実行するCPUなどの演算装置20と、情報を記憶するRAMやハードディスクなどの記憶装置21と、演算装置20の処理結果や記憶する情報をインターネットやLANなどのネットワークを介して送受信する通信装置24を少なくとも有している。コンピュータ上で実現する各機能(各手段)は、その処理を実行する手段(プログラムやモジュールなど)が演算装置20に読み込まれることでその処理が実行される。各機能は、記憶装置21に記憶した情報をその処理において使用する場合には、該当する情報を当該記憶装置21から読み出し、読み出した情報を適宜、演算装置20における処理に用いる。当該管理端末2には、キーボードやマウスやテンキーなどの入力装置23、ディスプレイなどの表示装置22を有していても良い。図3に管理端末2のハードウェア構成の一例を模式的に示す。また管理端末2は、複数のコンピュータ端末またはサーバに、その機能が分散配置されていても良い。
本発明における各手段は、その機能が論理的に区別されているのみであって、物理上あるいは事実上は同一の領域を為していても良い。
管理端末2は、不具合情報取得部4と不具合履歴記憶部5と危険度判定部6と不具合情報記憶部7と累積値処理部8とアプリケーション情報取得部9と重要度判定部10とアプリケーション情報記憶部11と障害発生予測処理部12と警告判定部13と警告部14とを有している。
不具合情報取得部4は、各クライアント端末3で発生した不具合に関する情報を、定期的にまたは不具合が発生した後にクライアント端末3から受け取る。各クライアント端末3における不具合情報は、各クライアント端末3のOSにおけるイベントログを参照する(イベントIDなどから不具合の種類が判定できる)ことで、どのような不具合が当該クライアント端末3で発生したのか分かるので、発生した不具合を示す情報を不具合情報としてクライアント端末3から管理端末2に送信されればよい。この際の不具合情報としては、不具合の内容を示す情報であれば良く、例えば不具合の名称、識別情報のほか、イベントログそのもの、或いはそのほかのログであっても良い。
イベントログには、例えばアプリケーションに関するログ、セキュリティに関するログ、システムに関するログがある。アプリケーションに関するログ(アプリケーションログ)は、アプリケーションによって記録されたイベントであり、例えばデータベースやプログラムでエラーが発生するとアプリケーションログとして記録される。セキュリティに関するログは、ログオン成功・失敗、リソース使用に関するイベント(ファイルなどのオブジェクト作成、オープン、削除など)がある。システムに関するログは、OSのシステムコンポーネントによって記録されたイベントであり、例えば起動時にドライバまたはその他のシステムコンポーネントの読み込みに失敗した場合などに記録される。図5にイベントログについて模式的に示す。
またイベントログには種々の情報が記録されるが、例えばOSがウィンドウズ(登録商標)の場合には、エラー、警告、情報、成功の監査、失敗の監査の5種類のイベントを記録する。エラーは、データや機能の損失などの重大な問題であり、例えば起動中にロードに失敗した場合、エラーのログが記録される。警告は、必ずしも重大ではないが、将来的には問題となる可能性のあるイベントであり、例えばディスク空き領域の減少時に警告のログが記録される。情報は、アプリケーション、ドライバ、またはサービスの成功した操作について説明したイベントであり、例えばネットワークドライバのロードに成功した場合、情報イベントが記録される。成功の監査は、監査されたセキュリティへのアクセス試行の成功のイベントであり、例えばユーザによるシステムへのログオンが成功した場合、成功の監査イベントとして記録される。失敗の監査は、監査したセキュリティへのアクセス試行の失敗のイベントであり、例えばユーザがネットワークドライブへアクセスを試みて失敗した場合、失敗の監査イベントとして記録される。
また5種類のイベントのほかにもイベントログには、日付(イベントが実行された日付)、時刻(イベントが実行された時刻)、ソース(イベントを生成したプロセス)、分類(イベントを分類する特定のクラス)、イベント(イベントを識別する一意な数値)、ユーザ(イベントを生成したユーザ)、コンピュータ(イベントが生成されたコンピュータ)などが記録される。図6にイベントログに記録される情報を模式的に示す。また図7に実際のイベントログの表示の一例を示す。また各不具合情報と、その場合のイベントログを模式的に図8に示す。
不具合情報取得部4は、上述のような不具合情報を各クライアント端末3から取得した場合に、後述する不具合履歴記憶部5に記憶させる。
不具合履歴記憶部5は、各クライアント端末3から受け取った不具合情報を記憶しており、好適には受け取ったクライアント端末3の識別情報と、後述する累積ポイントとを対応づけて記憶している。なお不具合履歴記憶部5においては、累積ポイントを記憶するのではなく、不具合情報の履歴とその各場合の危険度ポイントとを、クライアント端末3の識別情報に対応づけて記憶していても良い。
危険度判定部6は、不具合情報取得部4で受け取った不具合情報に対応する危険度ポイントを、後述する不具合情報記憶部7を参照することにより判定する。なお危険度ポイントとは、発生した不具合情報により障害が発生する危険性を示す指標値であり、管理端末2の管理者などが任意に設定可能である。
不具合情報記憶部7は、不具合情報とその不具合情報に応じて予め定められている危険度ポイントとを記憶する。例えば不具合情報として「PC電源のシャットダウン」の場合には危険度ポイントとして「5」が対応づけられており、不具合情報として「一部機能及びアプリケーションとの異常終了」の場合には危険度ポイントとして「3」が対応づけられている。不具合情報記憶部7を図9に模式的に示す。危険度判定部6は、不具合情報取得部4で受け取った不具合情報に基づいて不具合情報記憶部7を参照することにより、それに対応づけられた危険度ポイントを判定することとなる。
累積値処理部8は、危険度判定部6で判定した危険度ポイントと、不具合履歴記憶部5に記憶する当該クライアント端末3の所定期間における不具合情報に対応づけられた危険度ポイントの累積値(累積ポイント)とを加算することで、新たな累積ポイントを算出する。なお不具合履歴記憶部5において累積ポイントを記憶しているのではなく、不具合情報の履歴とその各場合の危険度ポイントとを記憶している場合には、それらを累積値処理部8において合計することにより累積ポイントとし、その累積ポイントに、危険度判定部6で判定した危険度ポイントを更に加算することで、新たな累積ポイントとしても良い。
アプリケーション情報取得部9は、各クライアント端末3で実行しているアプリケーションやプログラム(本明細書ではこれらを総称して「アプリケーション」とする)の名称などの情報を、定期的にまたは不定期(例えば不具合情報取得部4において、当該クライアント端末3から不具合情報を受け取った際)に、各クライアント端末3から受け取る。
重要度判定部10は、アプリケーション情報取得部9で受け取ったアプリケーション情報に対応する重要度ポイントを、後述するアプリケーション情報記憶部11を参照することにより判定する。この重要度ポイントは、アプリケーションの重要性、つまり仮にクライアント端末3に障害が発生してデータが喪失等した場合に被る被害の度合いを示す指標値である。そしてこの重要度ポイントを判定することにより、クライアント端末3で現在、どのような重要性のあるアプリケーションが実行されているかを判定することが出来る。
アプリケーション情報記憶部11は、アプリケーション情報とそのアプリケーション情報に応じて予め定められている重要度ポイントとを記憶する。例えばアプリケーション情報として「表計算ソフト」の場合には重要度ポイントとして「8」が対応づけられており、アプリケーション情報として「インターネットブラウザソフト」の場合には重要度ポイントとして「1」が対応づけられている。アプリケーション情報記憶部11を図10に示す。重要度判定部10は、アプリケーション情報取得部9で受け取ったアプリケーション情報に基づいてアプリケーション情報記憶部11を参照することにより、それに対応づけられた重要度ポイントを判定することとなる。
障害発生予測処理部12は、累積値処理部8で算出した新たな累積ポイントと、重要度判定部10で判定した重要度ポイントとを用いて、障害発生予測ポイントを算出する。障害発生予測ポイントを算出するにあたり、累積ポイントと重要度ポイントとを加算することが好ましいが、それ以外の演算を用いても良い。
警告判定部13は、障害発生予測処理部12での障害発生予測ポイントと所定値とを比較し、当該クライアント端末3に対して、障害発生が予測されることの警告を行うかを判定する。例えば障害発生予測ポイントと所定値とを比較し、障害発生予測ポイントが所定値以上であれば、警告を行うことを判定する。なおこの比較には様々な条件を用いることが出来、障害発生予測ポイントと所定値とを用いた所定の比較条件を満たした場合に、警告を行うことを判定できればよい。
警告部14は、警告判定部13において、当該クライアント端末3において障害発生が予測されることの警告を行うことを判定した場合、当該クライアント端末3に対して、電子メールやポップアップメッセージなどを送信することにより、警告を行う。この際に、障害発生予測ポイントや累積ポイントの算出、重要度ポイントの判定などの処理を行ったクライアント端末3の識別情報が一連の処理において管理されており、それを用いて、警告先のクライアント端末3を識別する。この際に行う警告としては、例えば「障害の発生が予測されます。修理を依頼すると共に、頻繁にバックアップを取るように心がけて下さい。」といったようなメッセージを表示する。なおクライアント端末3に対して上記のようなメッセージを表示させるほか、システムの保守部門の担当者に対して、障害の発生が予測されることを電子メールやポップアップメッセージなどで送信するようにしても良い。この際に上述のクライアント端末3の識別情報を当該担当者に併せて送信することで、どのコンピュータ端末で障害の発生が予測されるかを把握できる。そしてそのメッセージを受けて、保守部門の担当者がメンテナンス等の作業を事前に行うことで、障害の発生の未然防止などが行える。なおこのようなメンテナンス等を行ったのちには、不具合履歴記憶部5に記憶する当該クライアント端末3の不具合履歴や累積ポイントについて削除したり、累積ポイントを初期状態(例えば「0」)にするように、管理端末2から入力が行えても良い。
次に本発明の障害発生予測システム1の処理プロセスの一例を、図4のフローチャート、図2の概念図を用いて説明する。
クライアント端末3で不具合が発生した際にまたは定期的に、各クライアント端末3では、そのOSにおけるイベントログを参照することにより、不具合情報を当該クライアント端末3から管理端末2に送信する。この不具合情報を管理端末2の不具合情報取得部4で受け取る(S100)。受け取った不具合情報は、好適には不具合履歴記憶部5に記憶させる。
クライアント端末3から不具合情報を受け取ると、危険度判定部6は、受け取った不具合情報に対応する危険度ポイントを、不具合情報記憶部7を参照することにより判定する(S110)。例えばクライアント端末3から受け取った不具合情報が「アプリケーションの異常終了」であった場合、不具合情報記憶部7を参照することで、危険度ポイントが「3」であることを判定する。
このようにして危険度ポイントを判定すると、累積値処理部8は、当該不具合情報を受け取ったクライアント端末3における累積ポイントを不具合履歴記憶部5から抽出し(例えば抽出した累積ポイントが「10」であったとする)、抽出した累積ポイント(「10」)と、判定した危険度ポイント(「3」)とを用いて所定の方法により演算する(例えば加算)することにより、新たな累積ポイント(例えば「13」)を算出する(S120)。算出した新たな累積ポイントは、当該クライアント端末3の累積ポイントとして、不具合履歴記憶部5に記憶させることで、それを更新する。
一方、クライアント端末3から不具合情報を管理端末2が受け取ると、アプリケーション情報取得部9は、当該クライアント端末3において起動しているアプリケーションのアプリケーション情報を受け取る。そして受け取ったアプリケーション情報に基づいて、重要度判定部10が、そのアプリケーション情報に対応する重要度ポイントを、アプリケーション情報記憶部11を参照することにより判定する(S130)。
例えばクライアント端末3において、「表計算ソフト」、「ワープロソフト」、「メーラーソフト」の各アプリケーションが起動している場合、それらを示すアプリケーション情報(ソフトウェア名など)を、アプリケーション情報取得部9で受け取る。そうすると重要度判定部10は、「表計算ソフト」、「ワープロソフト」、「メーラーソフト」などを示す当該アプリケーション情報に対応する重要度ポイントとして、「8」、「6」、「4」を判定する(S140)。なおS100からS140は順不同で良い。
そして累積値処理部8で算出した累積ポイントと、重要度判定部10で判定した重要度ポイントとを用いて、障害発生予測処理部12が障害発生予測ポイントを算出する(S150)。上述の例の場合、算出した累積ポイントが「13」であり、判定した重要度ポイントが「8」、「6」、「4」であるので、それらを用いて障害発生予測ポイントが「31」であることを算出する。なおこの例では、累積ポイントと重要度ポイントとを合計して障害発生予測ポイントを算出したが、それ以外の演算であっても良い。
障害発生予測ポイントを算出後、警告判定部13は、障害発生予測ポイントと所定値とを用いて所定の条件を充足しているか、を比較する(S160)。例えば所定値が「30」であり、所定の条件が、「障害発生予測ポイントが所定値以上であるか」の場合には、障害発生予測ポイント「31」と所定値「30」とを比較する。そうすると、障害発生予測ポイントが所定値以上なので、比較条件を充足していることから、警告判定部13は、当該クライアント端末3やシステムの保守部門の担当者のコンピュータ端末に対して、警告を行うことを判定する。
警告を行うことを判定すると、警告部14は、当該クライアント端末3に対して、所定の警告メッセージを電子メールやポップアップメッセージなどにより通知する(S170)。また予め定められた、システム保守部門の担当者のコンピュータ端末に対しても、所定の警告メッセージを電子メールやポップアップメッセージなどにより通知する。なお、これ以外のコンピュータ端末に対して警告メッセージを通知するように構成しても良い。
一方、例えば所定値が「45」であり、所定の条件が、「障害発生予測ポイントが所定値以上であるか」の場合には、障害発生予測ポイント「31」と所定値「45」とを比較する。そうすると、障害発生予測ポイントが所定位置未満なので、比較条件を充足しておらず、警告判定部13は、警告を行わないと判定する。そして障害発生予測システム1は、次の不具合情報を受け取るのを待機する。
なお上述では、警告判定部13において警告を行うことを判定した場合、クライアント端末3におけるアプリケーションの起動制限指示を行う起動制限指示部(図示せず)を更に設けても良い。その場合、警告判定部13において警告を行うことを判定すると、起動制限指示部は、クライアント端末3に対してアプリケーションの起動制限(全てのアプリケーションの起動不可、所定のアプリケーション以外の起動不可、所定時間毎にデータがバックアップされているアプリケーション以外の起動不可など)の指示を送信する。これを受けたクライアント端末3は、その起動制限指示に応じてアプリケーションの起動制限を実行する。つまり、クライアント端末3においてアプリケーションを起動する際に、その起動制限指示における起動制限と対比して、制限対象のアプリケーションであるかを判定したのち、制限対象のアプリケーションの場合には起動を行わず、対象外のアプリケーションのみを起動させる。
なお上述の実施例1の異なる実施形態として、クライアント端末3から不具合情報を受け取り、その不具合情報に対応する危険度ポイントを判定する。そしてその危険度ポイントと、不具合情報の所定期間内における累積ポイントとを合計して、新たな累積ポイントを算出する。算出した新たな累積ポイントが所定値以上になった場合に、当該クライアント端末3に対して警告を行うように構成しても良い。
以上のような処理を実行することで、クライアント端末3において起動しているアプリケーションの重要度に応じて、障害発生の予測結果が変化するので、それを踏まえた警告を行うことが出来る。これによって表計算ソフトやワープロソフトなど比較的重要度が高いアプリケーションを使用している場合には、警告が行われやすくなり、一方で、インターネットブラウザソフトのような比較的重要度が低いアプリケーションを使用している場合には、警告が行われにくくなる。これによって、従来より適切な障害発生の予測と、それに伴う警告を行うことが出来る。
本発明の全体を模式的に示す概念図である。 本発明のシステム構成の一例を模式的に示す概念図である。 本発明のハードウェア構成の一例を模式的に示す概念図である。 本発明の処理プロセスの一例を模式的に示すフローチャートである。 イベントログの種類を模式的に示す図である。 イベントログを模式的に示す図である。 実際のイベントログの一例を示す図である。 各不具合情報とその場合のイベントログを模式的に示す図である。 不具合情報記憶部を模式的に示す図である。 アプリケーション情報記憶部を模式的に示す図である。
符号の説明
1:障害発生予測システム
2:管理端末
3:クライアント端末
4:不具合情報取得部
5:不具合履歴記憶部
6:危険度判定部
7:不具合情報記憶部
8:累積値処理部
9:アプリケーション情報取得部
10:重要度判定部
11:アプリケーション情報記憶部
12:障害発生予測処理部
13:警告判定部
14:警告部
20:演算装置
21:記憶装置
22:表示装置
23:入力装置
24:通信装置

Claims (2)

  1. クライアント端末における障害発生の予測を行う障害発生予測システムであって、
    前記障害発生予測システムは、
    前記クライアント端末から不具合情報を受け取る不具合情報取得部と、
    前記受け取った不具合情報に対応する危険性を示す指標値を判定する危険度判定部と、
    前記クライアント端末における所定期間内における危険性を示す指標値またはその累積値を抽出し、前記抽出した指標値またはその累積値と前記判定した危険性を示す指標値とを用いて新たな累積値を算出すると共に、その新たな累積値で該累積値を更新する累積値処理部と、
    前記クライアント端末で起動しているアプリケーション情報を前記クライアント端末から受け取るアプリケーション情報取得部と、
    前記受け取ったアプリケーション情報に対応する重要性を示す指標値を判定する重要度判定部と、
    前記新たな累積値と重要性を示す指標値とを用いて、障害発生予測の指標値を算出する障害発生予測処理部と、
    前記算出した障害発生予測の指標値と所定値とを用いて所定の条件を充足しているかを比較することで、前記クライアント端末で障害が予測されるかの判定を行う警告判定部と、
    を有することを特徴とする障害発生予測システム。
  2. 少なくとも一台以上のコンピュータを、
    コンピュータの不具合情報を受け取る不具合情報取得部、
    前記受け取った不具合情報に対応する危険性を示す指標値を判定する危険度判定部、
    前記コンピュータにおける所定期間内における危険性を示す指標値またはその累積値を抽出し、前記抽出した指標値またはその累積値と前記判定した危険性を示す指標値とを用いて新たな累積値を算出すると共に、その新たな累積値で該累積値を更新する累積値処理部、
    前記コンピュータで起動しているアプリケーション情報を前記コンピュータから受け取るアプリケーション情報取得部、
    前記受け取ったアプリケーション情報に対応する重要性を示す指標値を判定する重要度判定部、
    前記新たな累積値と重要性を示す指標値とを用いて、障害発生予測の指標値を算出する障害発生予測処理部、
    前記算出した障害発生予測の指標値と所定値とを用いて所定の条件を充足しているかを比較することで、前記コンピュータで障害が予測されるかの判定を行う警告判定部、
    として機能させることを特徴とする障害発生予測プログラム。
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