JP2003241832A - 自走機器およびその制御プログラム - Google Patents

自走機器およびその制御プログラム

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JP2003241832A
JP2003241832A JP2002038100A JP2002038100A JP2003241832A JP 2003241832 A JP2003241832 A JP 2003241832A JP 2002038100 A JP2002038100 A JP 2002038100A JP 2002038100 A JP2002038100 A JP 2002038100A JP 2003241832 A JP2003241832 A JP 2003241832A
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obstacle
traveling
wall
start position
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JP2002038100A
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English (en)
Inventor
Keiko Noda
桂子 野田
Tadashi Nakatani
直史 中谷
Yumiko Hara
由美子 原
Tetsuya Koda
哲也 甲田
Hirotsugu Kamiya
洋次 上谷
Hidetoshi Imai
秀利 今井
Tadashi Matsushiro
忠 松代
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自走機器において、反射板やマーカー等を各
部屋に貼ったり、正確な位置検出のための複雑な処理を
必要とし、また次工程の走行が部屋の途中から始まり、
作業範囲が狭くなる場合があった。 【解決手段】 制御手段6と、壁等を検知するための障
害物検知手段5aと、工程終了判定手段7と、次工程開
始位置判定手段8とを備え、第1の方向に走行中障害物
検知手段5aが壁等を検知すると本体1を反転させ、反
転方向である第2の方向に走行中壁等を検知すると再び
反転させるというように、第1、第2の方向を本体1が
繰り返し往復走行する工程Aが、工程終了判定手段7に
より終了したと判定した場合は、次工程開始位置判定手
段8が開始位置と判定する位置まで、壁等に沿って本体
1を走行制御する構成とした。これにより、簡単な構成
で、作業範囲の広い自走機器を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人間の介助なしに
自立して走行する自走式機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自走式機器では、所定の
位置を認識するために、反射板やマーカー、磁気を発す
るマグネット等を部屋の壁に貼り付けて本体に設けた検
知手段で検知し、その検知内容に従って工程動作を行
い、次の工程に移行するのが一般的であった。また、反
射板やマーカー、磁気を発するマグネット等を部屋の壁
に貼り付けずに工程移行を行う場合は、走行方向と走行
距離により本体自身の位置を検知して、記憶手段にマッ
プを記憶して工程移行を行うものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、反射板
やマーカー等を貼り付ける場合、各部屋に貼り付けなけ
ればならなかったり、汚れて検知精度が低下する不具合
がある。また走行方向と走行距離により本体自身の位置
を検出して、記憶手段にマップを記憶するには、正確な
位置検出が必要であり、複雑な処理を必要とする。ま
た、障害物配置によっては、工程終了判定手段での終了
条件が成立して工程終了する位置が悪く、次工程の走行
が部屋の途中から始まり、作業が不十分となる場合があ
るという問題点を有していた。
【0004】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、反射板やマーカー等を貼り付けることなく、簡単な
構成で、作業範囲の広い自走式機器を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決す
るために本発明の自走機器は、制御手段と、本体を移動
走行させる走行手段と、本体の走行方向を検出する走行
方向検知手段と、壁や障害物を検知するための障害物検
知手段と、工程終了判定手段と、次工程開始位置判定手
段とを備え、前記走行方向検知手段の出力に従って本体
を第1の方向に走行させ、第1の方向に走行中前方に前
記障害物検知手段が壁または障害物を検知すると本体を
反転させ、第1の方向の反転方向である第2の方向に本
体を走行させ、第2の方向に走行中前方に壁または障害
物を検知すると再び反転させ、第2の方向の反転方向で
ある第1の方向に走行させるというように、第1の方向
と第2の方向とを本体が繰り返し往復走行しながら、所
定区域を第1、第2の方向と略直角の方向に進行させる
工程を工程Aとし、前記工程終了判定手段により前記工
程Aが終了したと判定した場合は、その後、前記次工程
開始位置判定手段が次工程の開始位置と判定する位置ま
で、壁や障害物に沿って走行するように本体を走行制御
するようにした。これにより、反射板やマーカー等を貼
り付けることなく、簡単な構成で、作業範囲の広い自走
機器を提供することができるようになる。
【0006】
【発明の実施の形態】請求項1に記載した発明は、制御
手段と、本体を移動走行させる走行手段と、本体の走行
方向を検出する走行方向検知手段と、壁や障害物を検知
するための障害物検知手段と、工程終了判定手段と、次
工程開始位置判定手段とを備え、前記走行方向検知手段
の出力に従って本体を第1の方向に走行させ、第1の方
向に走行中前方に前記障害物検知手段が壁または障害物
を検知すると本体を反転させ、第1の方向の反転方向で
ある第2の方向に本体を走行させ、第2の方向に走行中
前方に壁または障害物を検知すると再び反転させ、第2
の方向の反転方向である第1の方向に走行させるという
ように、第1の方向と第2の方向とを本体が繰り返し往
復走行しながら、所定区域を第1、第2の方向と略直角
の方向に進行させる工程を工程Aとし、前記工程終了判
定手段により前記工程Aが終了したと判定した場合は、
その後、前記次工程開始位置判定手段が次工程の開始位
置と判定する位置まで、壁や障害物に沿って走行するよ
うに本体を走行制御するようにした。これにより、反射
板やマーカー等を貼り付けることなく、簡単な構成で、
スムーズに次工程開始位置に移動可能となり、作業範囲
の広い自走機器を提供することができるようになる。
【0007】請求項2に記載した発明は、請求項1に記
載した発明に加え、第1の方向と第2の方向とを本体が
繰り返し往復走行しながら、所定区域を第1、第2の方
向と略直角の方向に進んでいく際、前記第1、第2の方
向と略直角の方向に進んでいくその方向に向かって反転
できないような壁または障害物を、障害物検知手段が検
知した際、工程終了判定手段が工程終了と判定するよう
にしたので、請求項1に記載した発明の効果に加え、工
程の終了を容易に判定できるようになる。
【0008】請求項3に記載した発明は、請求項1に記
載した発明に加え、第1の方向と第2の方向とを本体が
繰り返し往復走行しながら、所定区域を第1、第2の方
向と略直角の方向に進んでいく際、前記第1、第2の方
向と略直角の方向に進んでいくその方向に向かって反転
できないような壁または障害物を、障害物検知手段が連
続して複数回検知した際、工程終了判定手段が工程終了
と判定するようにしたので、請求項1に記載した発明の
効果に加え、工程の終了を容易にそしてより確実に判定
できるようになる。
【0009】請求項4に記載した発明は、請求項1に記
載した発明に加え、本体の左側面側または右側面側のい
ずれか一方および本体の前方とに壁または障害物を、障
害物検知手段が検知した際、工程終了判定手段が工程終
了と判定するようにしたので、請求項1に記載した発明
の効果に加え、工程の終了を容易に判定できるようにな
る。
【0010】請求項5に記載した発明は、請求項1に記
載した発明に加え、本体の左側面側または右側面側のい
ずれか一方および本体の前方とに壁または障害物を、障
害物検知手段が連続して複数回検知した際、工程終了判
定手段が工程終了と判定するようにしたので、請求項1
に記載した発明の効果に加え、工程の終了を容易にそし
てより確実に判定できるようになる。
【0011】請求項6に記載した発明は、請求項2ない
し5のいずれか1項に記載した発明に加えて、開始位置
方向決定手段を備え、前記開始位置方向決定手段は、工
程終了判定手段が工程終了と判定した時点で、本体が左
側に反転できないか、本体が右側に反転できないかによ
り、壁や障害物に沿って次工程の開始位置まで走行する
ための方向を決定するようにしたので、請求項2ないし
5のいずれか1項に記載した発明の効果に加え、次工程
開始位置への移動が、よりズムーズに行えるようにな
る。
【0012】請求項7に記載した発明は、請求項2ない
し5のいずれか1項に記載した発明に加えて、開始位置
方向決定手段を備え、前記開始位置方向決定手段は、工
程終了判定手段が工程終了と判定した時点で、本体が左
側に反転できないか、本体が右側に反転できないかに関
係なく、壁や障害物に沿って次工程の開始位置まで走行
するための方向を一定とするようにしたので、請求項2
ないし5のいずれか1項に記載した発明の効果に加え、
次工程開始位置への移動が、簡便な制御方法で行えるよ
うになる。
【0013】請求項8に記載した発明は、請求項6また
は7に記載した発明に加えて、次工程を、工程Aの第1
の方向に対して所定の角度差を有する第3の方向とその
反転方向である第4の方向とを繰り返し往復走行しなが
ら、工程Aと同様に、所定区域を走行させる工程Bと
し、工程Bの開始位置に向かって、前記第3または第4
の方向に本体が壁や障害物に沿って走行中、前方に障害
物検知手段が壁または障害物を検知した際、次工程開始
位置判定手段は、その検知した位置を、次工程である工
程Bの開始位置と判定するようにしたので、請求項6ま
たは7に記載した発明の効果に加え、次工程の開始位置
が容易にそして確実に判定できるようになる。
【0014】請求項9に記載した発明は、自走機器の制
御プログラムとして、コンピュータを、請求項1〜8の
いずれか1項に記載の自走機器の全てもしくは一部とし
て機能させるようにしたので、汎用コンピュータやサー
バーを用いて本発明の自走機器の全てもしくは一部を容
易に実現することができるようになる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図1〜図6を
参照しながら説明する。
【0016】(実施例1)図1は、本発明の第1の実施
例における自走機器の構成を示すブロック図である。図
1において、1は自走機器の本体、2は走行手段を構成
する車輪、3は同じく走行手段を構成するモータ、4は
走行方向検知手段であるジャイロセンサ、5a、5b、
5c、5dは前方、左方、右方、後方の壁あるいは障害
物を検知して、壁あるいは障害物との距離を測定する障
害物検知手段である測距センサ、6は制御手段、7は工
程終了判定手段、8は次工程開始位置判定手段である。
【0017】以下、本実施例の動作について、図2及び
図3を用いて説明する。まず、部屋9について、走行開
始位置12で走行を開始する。制御手段6は、障害物1
0や障害物11を測距センサ5a、5b、5c、5dで
検知して回避しながら、モータ3の制御を行い車輪を回
転させて工程Aの走行を続ける。即ち、ジャイロセンサ
4で走行方向15を維持しながら前方に障害物や壁を検
知するまで走行した後、方向転換(反転)し、走行方向
15の反転方向である走行方向16へ障害物や壁を検知
するまで走行を行う。この往復走行を続けながら、走行
方向15、16と略直角の方向(本実施例では図2に向
かって左側)に徐々に進行していく。そして、工程終了
判定手段7が、部屋の端で進行方向へ向かって反転でき
ないような壁または障害物を検知して、14を工程A終
了位置と判定する。
【0018】尚、工程A終了位置の判定に当たり、上記
のように、進行方向へ向かって反転できるかどうかでは
なく、本体1の左側面側または右側面側のいずれか一方
および本体1の前方とに壁または障害物を検知して14
を工程A終了位置と判定してする方法でも問題ないもの
である。そしてこの判定方法によれば、14の位置は、
左側面側に壁を、前方に障害物11を検知する場合に相
当するものである。
【0019】また、工程終了判定手段7が、連続して複
数回、進行方向に反転できない場合、あるいは連続して
複数回、本体1の左側面側または右側面側のいずれか一
方および本体1の前方とに壁または障害物を検知した場
合におけるそれぞれの位置を工程A終了位置と判定する
ようにしておけば更に良いものである。この判定方法に
よれば、例えば図2で走行方向15を維持しながら走行
中に位置30で障害物11を検知して位置30を工程A
終了位置と判定する、あるいは、図2で走行方向15を
維持しながら走行中に位置30で、左側面側に障害物1
1を、前方に壁を検知して位置30を工程A終了位置と
判定し、図2に向かって障害物11の下方の部分を走行
しないで次工程に移行していくということが改善できる
ものである。
【0020】次に、開始位置方向決定手段20は、工程
終了判定手段7での工程A終了の判定を受けて、壁や障
害物のに沿って次工程の開始位置まで走行するための方
向を決定する。即ち、図3に示すように、例えば工程A
終了位置である位置14から左側面側の壁に沿って図3
に向かって下方の方向に走行するのか、あるいは、前方
の障害物11に沿って図3に向かって上方の方向に走行
するのかを決定する。
【0021】開始位置方向決定手段20の方向決定に関
して、本実施例では、工程終了判定手段7が工程終了と
判定した時点で、本体1が左側に反転できないか、本体
1が右側に反転できないかにより、壁や障害物に沿って
次工程の開始位置まで走行するようにしている。すなわ
ち、本体1が左側に反転できない場合は、左側への反転
方向とは逆の方向へ向かって、壁や障害物に沿って走行
し、また本体1が右側に反転できない場合は、右側への
反転方向とは逆の方向へ向かって、壁や障害物に沿って
走行するようにしてスムーズな走行を確保している。従
って本実施例においては、図3に示すように位置14に
おいて、本体1が左側に反転できないため、左側への反
転方向とは逆の方向、すなわち、前方の障害物11に沿
って走行し、位置31に至る。
【0022】尚、次工程である工程Bが、工程Aの走行
方向15、16と所定の角度差を有する方向とその反転
方向とを工程A同様往復走行しながら、略直角の方向に
徐々に進行するように予め、プログラム設定しておくも
のとし、本実施例では走行方向15と時計方向に角度差
を90度有するように次工程の走行方向の1つを設定し
ておくものとする。また、上記所定の角度差は0度から
360度の範囲で設定可能とする。すなわち、次工程で
ある工程Bが工程Aと同じとなって、結果的に工程Aを
繰り返すことになっても、問題ないものである。
【0023】また、開始位置方向決定手段20が、その
後の走行方向を決定し、次工程である工程Bの開始位置
に向かって、壁あるいは障害物に沿って本体1が走行を
開始し、先に設定した、走行方向15と時計方向に角度
差を90度有する方向に向かって走行中において、前方
に壁または障害物を検知したときに、その検知した時点
の位置を次工程である工程Bの開始位置と次工程開始位
置判定手段8が、判定するようにしている。
【0024】本体1が、開始位置方向決定手段20によ
り、図3の障害物11に沿って走行し位置31に到達し
た際、位置14から位置31に向かう方向は、上記走行
方向15と時計方向に角度差を90度有するように設定
した次工程の走行方向と一致はするが、前方に壁や障害
物を検知しないため、本体1は引き続き、障害物11に
沿って、位置30に向かって走行する。そして位置30
では、前方に壁を検知するが、位置31から位置30に
向かってきた方向が、上記走行方向15と時計方向に角
度差を90度有するように設定した次工程の走行方向と
は異なるため、本体1は引き続き、壁に沿って、位置1
7に向かって走行する。
【0025】そして、位置30から位置17に向かう方
向は、上記走行方向15と時計方向に角度差を90度有
するように設定した次工程の走行方向と同じであり、こ
の走行方向に向かって壁に沿って走行し、位置17に到
達した時点で、前方に壁を検知するため、次工程開始位
置判定手段8が、この壁を検知した時点の位置17を次
工程である工程Bの開始位置と判定する。
【0026】その後工程Bの開始位置17を起点に工程
Bを開始する。工程Bは18に示したように工程Aとは
90°走行方向が異なっている。本体1は、工程Aと同
様な往復走行を繰り返しながら図3に向かって下方に徐
々に進行し、工程B終了位置19で工程Bを終了し、全
ての走行を終了する。
【0027】ここで、制御手段6が、工程終了判定手段
7での工程A終了判定を受けて、壁または障害物に沿っ
た走行を行わず、位置14から直接、工程Bへ移行した
場合の走行軌跡を図4に示す。工程Bでの走行は、部屋
9の途中から始まってしまい、走行工程Bの軌跡は、部
屋の約半分にしかならない。特に、走行しながら掃除や
ワックス塗り等の作業を行う自走機器の場合、作業が不
完全になってしまうが、本実施例によればこのような不
具合を防止できるものである。
【0028】尚、図3で示した例では、本体1が左側に
反転できないため、左側への反転方向とは逆の方向、す
なわち、前方の障害物11に沿って走行し、位置30へ
と向かうようにしたが、本体1が左側に反転できない場
合は、その反転できない方向に向かうように場合分け
し、位置14から左側面側の壁に沿って図3に向かって
下方に走行するようにしてもかまわないものである。
【0029】また、障害物検知手段である測距センサは
壁または障害物を検知するようにしているが、壁だけで
なく扉等の所定区域を区切るものであれば何でもかまわ
ないものである。
【0030】また、本実施例では、開始位置方向決定手
段8の方向決定に関し、工程終了判定手段7が工程終了
と判定した時点において、本体1が左側に反転できない
か、本体1が右側に反転できないかにより、その後の方
向を場合分けしているが、本体1が左側に反転できない
か、本体1が右側に反転できないかに関係なく、その後
の進行方向を一定としても、問題ないものである。すな
わち、進行方向を一定としても部屋9全体を走行するこ
とに変わりはなく、多少スムーズな走行に欠ける面はあ
るが、走行上実質的な問題はなく、また逆に、測距セン
サの削減にもつながるという効果を奏するものである。
【0031】以上のように本実施例によれば、次工程が
前工程の終了位置にかかわらず、部屋の隅部から始まる
ため、簡単な構成で、作業範囲の広い自走機器を実現す
るものである。
【0032】(実施例2)次に本発明の第2の実施例に
ついて説明する。尚、本実施例の構成については、実施
例1と同様であり、図1を用いるものとする。
【0033】以下、本実施例の動作について、図5のフ
ローチャートを用いて説明する。まず、部屋9につい
て、走行開始位置12で走行を開始し、制御手段6が、
工程Aを走行制御しながら、14を工程A終了位置と判
定して、工程Aを終了するまでの動作は、実施例1と同
様である(ステップ1、2)。ここで、走行開始時の走
行方向を基準方向「0°」とする。工程Aは「0°」と「1
80°」をねらい走行角度とした往復走行となる。次
に、工程Aを終了して壁または障害物に沿って走行を開
始する(ステップ3)。この時、工程Bの開始方向のね
らいを90°に設定する(ステップ4)。次工程開始位
置判定手段8は、壁または障害物に沿って走行中で且つ
90°方向への走行中(図3では最上辺)に、前壁を検
知した時、この位置を次工程開始位置と判定する(ステ
ップ5、6、7)。この判定を受けた制御手段6は、こ
の判定した位置を起点にして工程Bを開始する。ステッ
プ5での走行方向は、ねらいから所定範囲の角度を含む
ものであり、前壁検知は、小障害物とは異なり、例えば
測距センサ5aを複数のセンサ等で構成して複数のセン
サで検知した時に前壁検知とするものである。
【0034】以上のように本実施例によれば、簡単な構
成で、作業範囲の広い自走機器を実現するものである。
【0035】(実施例3)次に本発明の第3の実施例に
ついて説明する。尚、本実施例の構成については、実施
例1と同様であり、図1を用いるものとする。
【0036】以下、本実施例の動作について図3を用い
て説明する。まず、部屋9について、走行開始位置12
で走行を開始し、制御手段6が、工程Aを走行制御しな
がら、14を工程A終了位置と判定して、工程Aを終了
するまでの動作は、実施例1と同様である。ここで、次
工程開始位置判定手段8は、走行開始した時点で、走行
開始位置12即ち、工程Aの開始位置が「0°」方向であ
るため、工程Bの開始位置を「基準方向+90°」即ち
「90°」方向の前壁検知位置を開始位置と設定する。
【0037】開始位置方向決定手段20は、工程Aの終
了位置が14であれば、左方向に反転できなく左壁があ
ると判断されるため、左壁沿い走行と決定する。もし、
途中の障害物等によって工程Aの終了位置が19になっ
た時には、右方向に反転できなく右壁があると判断され
るため、右壁沿い走行と決定する。制御手段6は、開始
位置方向決定手段20での決定を受けて、左右いずれか
の壁または障害物に沿った走行を行い、「基準方向+9
0°」即ち「90°」方向での前壁検知位置で壁または障
害物に沿った走行を終了し、工程Bを開始し走行終了ま
で走行制御する。尚、本実施例において、工程Aの終了
位置が14であれば、工程Bの開始位置は位置12とな
り、工程Aの終了位置が19であれば、工程Bの開始位
置は位置17となる。
【0038】尚、工程B開始位置17は、工程Bの走行
方向と平行な部屋9の壁(図3では上辺または下辺)沿
いの任意の位置としてかまわない。
【0039】以上のように本実施例によれば、よりスム
ーズに次工程開始位置に移動可能な自走機器を実現する
ものである。
【0040】(実施例4)次に本発明の第4の実施例に
ついて図1を用いて説明する。本実施例は、自走機器の
制御プログラムとして、コンピュータを、制御手段6、
工程終了判定手段7、次工程開始位置判定手段8、開始
位置方向決定手段20の全てもしくは一部として機能さ
せるものである。
【0041】そして、本実施例によれば、汎用コンピュ
ータやサーバーを用いて本発明の自走機器の全てもしく
は一部を容易に実現することができるものである。
【0042】
【発明の効果】以上のように、請求項1〜9に記載の発
明によれば、反射板やマーカー等を貼り付けることな
く、簡単な構成で、作業範囲の広い自走機器を得ること
ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である自走機器の構成を
示すブロック図
【図2】同、自走機器の走行図
【図3】同、自走機器の他の走行図
【図4】同、自走機器の他の走行図
【図5】本発明の第2の実施例である自走機器の動作を
示すフローチャート
【符号の説明】
1 本体 2 車輪(走行手段) 3 モータ(走行手段) 4 ジャイロセンサ(走行方向検知手段) 5a、5b、5c、5d 測距センサ 6 制御手段 7 工程終了判定手段 8 次工程開始位置判定手段 9 部屋 10 障害物 11 障害物 12 (走行開始)位置 13 工程A 14 (工程A終了)位置 15 走行方向 16 走行方向 17 (工程B開始)位置 18 工程B 19 (工程B終了)位置 20 開始位置方向決定手段
フロントページの続き (72)発明者 原 由美子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 甲田 哲也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 上谷 洋次 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 今井 秀利 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 松代 忠 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5H301 AA02 BB03 CC03 CC06 CC08 DD01 DD16 EE08 EE12 FF10 FF13 FF16 FF18 GG08 GG17 LL01 LL06 LL08 LL11 LL14

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御手段と、本体を移動走行させる走行
    手段と、本体の走行方向を検出する走行方向検知手段
    と、壁や障害物を検知するための障害物検知手段と、工
    程終了判定手段と、次工程開始位置判定手段とを備え、
    前記走行方向検知手段の出力に従って本体を第1の方向
    に走行させ、第1の方向に走行中前方に前記障害物検知
    手段が壁または障害物を検知すると本体を反転させ、第
    1の方向の反転方向である第2の方向に本体を走行さ
    せ、第2の方向に走行中前方に壁または障害物を検知す
    ると再び反転させ、第2の方向の反転方向である第1の
    方向に走行させるというように、第1の方向と第2の方
    向とを本体が繰り返し往復走行しながら、所定区域を第
    1、第2の方向と略直角の方向に進行させる工程を工程
    Aとし、前記工程終了判定手段により前記工程Aが終了
    したと判定した場合は、その後、前記次工程開始位置判
    定手段が次工程の開始位置と判定する位置まで、壁や障
    害物に沿って走行するように本体を走行制御する自走機
    器。
  2. 【請求項2】 第1の方向と第2の方向とを本体が繰り
    返し往復走行しながら、所定区域を第1、第2の方向と
    略直角の方向に進んでいく際、前記第1、第2の方向と
    略直角の方向に進んでいくその方向に向かって反転でき
    ないような壁または障害物を、障害物検知手段が検知し
    た際、工程終了判定手段が工程終了と判定する請求項1
    に記載の自走機器。
  3. 【請求項3】 第1の方向と第2の方向とを本体が繰り
    返し往復走行しながら、所定区域を第1、第2の方向と
    略直角の方向に進んでいく際、前記第1、第2の方向と
    略直角の方向に進んでいくその方向に向かって反転でき
    ないような壁または障害物を、障害物検知手段が連続し
    て複数回検知した際、工程終了判定手段が工程終了と判
    定する請求項1に記載の自走機器。
  4. 【請求項4】 本体の左側面側または右側面側のいずれ
    か一方および本体の前方とに壁または障害物を、障害物
    検知手段が検知した際、工程終了判定手段が工程終了と
    判定する請求項1に記載の自走機器。
  5. 【請求項5】 本体の左側面側または右側面側のいずれ
    か一方および本体の前方とに壁または障害物を、障害物
    検知手段が連続して複数回検知した際、工程終了判定手
    段が工程終了と判定する請求項1に記載の自走機器。
  6. 【請求項6】 開始位置方向決定手段を備え、前記開始
    位置方向決定手段は、工程終了判定手段が工程終了と判
    定した時点で、本体が左側に反転できないか、本体が右
    側に反転できないかにより、壁や障害物に沿って次工程
    の開始位置まで走行するための方向を決定する請求項1
    ないし5のいずれか1項に記載の自走機器。
  7. 【請求項7】 開始位置方向決定手段を備え、前記開始
    位置方向決定手段は、工程終了判定手段が工程終了と判
    定した時点で、本体が左側に反転できないか、本体が右
    側に反転できないかに関係なく、壁や障害物に沿って次
    工程の開始位置まで走行するための方向を一定とする請
    求項1ないし5のいずれか1項に記載の自走機器。
  8. 【請求項8】 次工程を、工程Aの第1の方向に対して
    所定の角度差を有する第3の方向とその反転方向である
    第4の方向とを繰り返し往復走行しながら、工程Aと同
    様に、所定区域を走行させる工程Bとし、工程Bの開始
    位置に向かって、前記第3または第4の方向に本体が壁
    や障害物に沿って走行中、前方に障害物検知手段が壁ま
    たは障害物を検知した際、次工程開始位置判定手段は、
    その検知した位置を、次工程である工程Bの開始位置と
    判定する請求項1ないし7のいずれか1項に記載の自走
    機器。
  9. 【請求項9】 コンピュータを、請求項1〜8のいずれ
    か1項記載の自走機器の全てもしくは一部として機能さ
    せるための、自走機器の制御プログラム。
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