JP2003241352A - 濃縮写真発色現像用組成物 - Google Patents

濃縮写真発色現像用組成物

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JP2003241352A JP2003036733A JP2003036733A JP2003241352A JP 2003241352 A JP2003241352 A JP 2003241352A JP 2003036733 A JP2003036733 A JP 2003036733A JP 2003036733 A JP2003036733 A JP 2003036733A JP 2003241352 A JP2003241352 A JP 2003241352A
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color developing
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acid
mol
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Shirleyanne Elisabeth Haye
エリザベス ヘイ シャーリーアン
Janet Marie Huston
マリー ヒューストン ジャネット
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    • G03C5/266Supplying of photographic processing chemicals; Preparation or packaging thereof of solutions or concentrates

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定性が改良された濃縮された及び使用濃度
の写真発色現像用組成物を提供すること。 【解決手段】 濃縮された及び使用濃度の写真発色現像
組成物が、α−ケトカルボン酸又はその塩、例えばピル
ビン酸又はその塩を含めることによって安定化される。
これらの組成物は、カラー写真材料を処理することに使
用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、安定性が改良され
た濃縮写真発色現像用組成物及び使用濃度の写真発色現
像用組成物並びにそれらの使用方法に関する。本発明
は、写真の分野において有用であり、カラー写真画像を
提供する。
【0002】
【従来の技術】カラー写真フィルム及びペーパー等のカ
ラー写真材料を処理して写真処理法の初期に望ましい色
素像を得るために写真発色現像用組成物が使用される。
そのような組成物は、一般的に、適切なカラー形成カプ
ラーと反応して望ましい色素を形成する還元剤として、
発色現像主薬、例えば4−アミノ−3−メチル−N−
(2−メタンスルホンアミドエチル)アニリンを含む。
【0003】写真業界では、製造者及び使用者が、大容
量の水の使用、輸送又は貯蔵の費用を負担する必要がな
く、より小さな容器の使用が可能となるように、濃縮形
態にある写真処理用組成物(発色現像組成物を包含す
る)を得る傾向がある。さらに、写真業界では、「自動
補充」現像処理機として知られているもののように、種
々の成分を混合する必要なく(それにより混合の誤りが
減少する)、それらの容器からだしてすぐに使用できる
組成物を得ることが望まれている。
【0004】補足的な小容量のすぐ使用できる発色現像
用組成物が米国特許第5,273,865号(Loiacono
ら)に記載されている。それらの組成物は、臭化物、ヒ
ドロキシルアミン類及びベンジルアルコールを含まず、
4〜8個のヒドロキシ基を有するポリオール化合物を含
むものであり、そして高臭化銀乳剤のみを有する写真要
素の迅速アクセス処理に有用であると述べられている。
【0005】均質で、濃縮されており、安定である非常
に有用な単一パート(single part)の発色現像用組成
物が米国特許第6,077,651号(Darmonら)に記
載及びクレームされている。そのような組成物は、遊離
塩基の形態の発色現像主薬及び特定量の水溶性有機溶剤
が存在することによって、安定である。
【0006】そのような組成物における発色現像主薬の
安定性は、曝気酸化速度を低下させる亜硫酸イオン又は
多くの従来の有機酸化防止剤(又は保恒剤)のうちのい
ずれかを使用して概して達成される。例えば、米国特許
第4,892,804号、米国特許第4,876,17
4号、米国特許第5,354,646号及び米国特許第
5,660,974号には、発色現像用組成物において
酸化防止剤として使用できるヒドロキシルアミン類の多
くの可能な誘導体が記載されている。
【0007】
【特許文献1】米国特許第4,756,997号明細書
【特許文献2】米国特許第4,876,174号明細書
【特許文献3】米国特許第4,892,804号明細書
【特許文献4】米国特許第5,273,865号明細書
【特許文献5】米国特許第5,354,646号明細書
【特許文献6】米国特許第5,660,974号明細書
【特許文献7】米国特許第6,077,651号明細書
【特許文献8】欧州特許第0 204 372号明細書
【特許文献9】欧州特許第0 531 582号明細書
【特許文献10】欧州特許第0 800 111号明細
【特許文献11】米国特許出願第10/077,537
号明細書
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、写真処
理業界において、発色現像用組成物、特に濃縮組成物を
安定化するさらなる手段を見出すことが必要とされてい
る。多くの理由から、曝気酸化を低減する能力を失うこ
となく、有機酸化防止剤の量を減少させることも望まし
い。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、 a)少なくとも0.005モル/リットルの発色現像主
薬; b)少なくとも0.005モル/リットルの、前記発色
現像主薬のための酸化防止剤;及び c)0.01〜2.5モル/リットルの、安定化剤とし
てのα−ケトカルボン酸又はその塩; を含んで成り、7〜13のpHを有する濃縮水性写真発
色現像用組成物により上記の問題を解決する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、 a)0.005〜1モル/リットルの、遊離塩基の形態
にある発色現像主薬; b)0.005〜1モル/リットルの、前記発色現像主
薬のためのヒドロキシルアミン誘導体酸化防止剤;及び c)50〜200の分子量を有する水混和性又は水溶性
のヒドロキシ置換直鎖有機溶剤; d)前記有機溶剤に可溶な緩衝剤; e)0.005〜3モル/リットルのカルシウムイオン
封鎖剤;及び f)少なくとも0.01モル/リットルの、安定化剤と
してのα−ケトカルボン酸又はその塩; を含んで成り、8〜12のpHを有する濃縮水性単一パ
ート発色現像用組成物も提供する。
【0011】本発明の水性の使用濃度の発色現像用組成
物は、7〜13のpHを有し、 a)少なくとも0.005モル/リットルの発色現像主
薬; b)少なくとも0.005モル/リットルの、前記発色
現像主薬のための酸化防止剤;及び c)0.005〜0.25モル/リットルの、安定化剤
としてのα−ケトカルボン酸又はその塩; を含む。
【0012】上記の濃縮水性発色現像用組成物を少なく
とも2倍稀釈することによって、水性の使用濃度の発色
現像用組成物を調製することもできる。
【0013】さらに、ハロゲン化銀カラー写真要素にカ
ラー画像を提供する方法は、当該要素を上記の濃縮水性
写真発色現像用組成物に接触させることを含む。
【0014】代わりに、ハロゲン化銀カラー写真要素に
カラー画像を提供する方法は、上記の濃縮水性発色現像
用組成物を少なくとも2倍稀釈することにより調製され
た水性の使用濃度の発色現像用組成物に当該要素を接触
させることを含む。
【0015】さらに、写真処理方法は、 A)像様露光されたハロゲン化銀カラー写真要素を、α
−ケトカルボン酸又はその塩を含む写真発色現像用組成
物により発色現像し、 B)発色現像された前記ハロゲン化銀カラー写真要素を
脱銀すること、を含む。
【0016】写真処理法における発色現像工程の後に、
発色現像されたハロゲン化銀カラー写真要素の脱銀と、
当該技術分野で周知の他の有用な写真処理工程を行なっ
てよい。
【0017】本発明の発色現像用組成物は、現在入手可
能な又は当該技術分野で周知の発色現像組成物を凌ぐ多
くの利点を提供する。本発明の濃縮組成物及び使用濃度
の組成物は、α−ケトカルボン酸又はその塩の存在によ
り安定化される。これは、発色現像主薬の化学的減損
(崩壊)が抑えられることを意味する。さらに、組成物
の安定性を犠牲にせずにヒドロキシルアミン誘導体等の
従来の有機酸化防止剤の量を減少できる。ヒドロキシル
アミン誘導体を組成物中に使用する量が少なくなるため
に、臭気又は構成成分にかかる費用を抑えることができ
る。
【0018】ある態様において、本発明の発色現像用組
成物は、水性濃縮物、例えば単一パート構成の濃縮物と
して配合できるもので、次いで、水又は緩衝液で少なく
とも2倍(好ましくは少なくとも4倍)に希釈できるも
のである。代わりに、本発明の使用濃度の組成物は、使
用濃度で望ましい構成成分の全てを任意の望ましい順序
で混合することにより調製できる。
【0019】本発明の組成物は、第1の必須成分とし
て、硫酸塩の形態又は遊離塩基の形態にあることができ
る1種以上の発色現像主薬を含む。この組成物の他の成
分としては、発色現像主薬のための1種以上の酸化防止
剤、1種以上の後述するケトカルボン酸(又はそれらの
塩)、及び1種以上の後述する任意の添加剤が挙げられ
る。
【0020】より詳細には、本発明の発色現像用組成物
は、当該技術分野で周知の1種以上の発色現像主薬を含
む。これらの発色現像主薬は酸化型で、処理された材料
中の色素形成カラーカプラーと反応する。そのような発
色現像主薬としては、限定するわけではないが、アミノ
フェノール類、p−フェニレンジアミン類(特にN,N
−ジアルキル−p−フェニレンジアミン類)、並びに当
該技術分野で周知の、例えば欧州特許出願公開第0 4
34 097号(1991年6月26日公開)及び欧州
特許出願公開第0 530 921号(1993年3月
10日公開)に記載されている他の物質が挙げられる。
【0021】好ましい発色現像主薬としては、限定する
わけではないが、N,N−ジエチル−p−フェニレンジ
アミンスルフェート(コダック(KODAK)発色現像主薬
CD−2)、4−アミノ−3−メチル−N−(2−メタ
ンスルホンアミドエチル)アニリンスルフェート、4−
(N−エチル−N−β−ヒドロキシエチルアミノ)−2
−メチルアニリンスルフェート(コダック発色現像主薬
CD−4)、p−ヒドロキシエチルエチルアミノアニリ
ンスルフェート、4−(N−エチル−N−2−メタンス
ルホニルアミノエチル)−2−メチルフェニレンジアミ
ンセスキスルフェート(コダック発色現像主薬CD−
3)、4−(N−エチル−N−2−メタンスルホニルア
ミノエチル)−2−メチルフェニレンジアミンセスキス
ルフェート、及び当業者であれば容易に認識できる他の
ものが挙げられる。好ましい態様において、発色現像主
薬は、米国特許第6,077,651号明細書(上記)
に記載されているように「遊離塩基の形態」で使用され
る。
【0022】発色現像主薬が酸化するのを防止するため
に、発色現像用組成物に一般的に1種以上の酸化防止剤
が第2の必須成分として含められる。無機酸化防止剤又
は有機酸化防止剤を使用できる。多くの種類の有用な酸
化防止剤が周知であり、それらの酸化防止剤としては、
亜硫酸塩(例えば、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウ
ム、亜硫酸水素ナトリウム及びメタ重亜硫酸カリウ
ム)、ヒドロキシルアミン(及びその誘導体)、ヒドラ
ジン類、ヒドラジド類、アミノ酸類、アスコルビン酸
(及びその誘導体)、ヒドロキサム酸類、アミノケトン
類、単糖類及び多糖類、モノアミン類及びポリアミン
類、第4級アンモニウム塩、ニトロキシラジカル、アル
コール類、並びにオキシム類が挙げられるが、これらに
限定されない。必要に応じて、同じ又は異なる部類の酸
化防止剤に属する化合物の混合物も使用できる。
【0023】特に有用な酸化防止剤は、例えば米国特許
第4,892,804号(上記)、米国特許第4,87
6,174号(上記)、米国特許第5,354,646
号(上記)、米国特許第5,660,974号(上記)
及び米国特許第5,646,327号(Burnsら)に酸
化防止剤について記載されているようなヒドロキシルア
ミン誘導体である。これらの酸化防止剤の多くは、片方
又は両方のアルキル基上に1個以上の置換基を有するモ
ノ−及びジアルキルヒドロキシルアミンである。特に有
用なアルキル置換基としては、スルホ、カルボキシ、ア
ミノ、スルホンアミド、カルボンアミド、ヒドロキシ及
び他の可溶化置換基が挙げられる。ヒドロキシルアミン
誘導体が1つ以上のスルホ、カルボキシ又はヒドロキシ
可溶化基を含むことがより好ましい。
【0024】幾つかの好ましいヒドロキシルアミン誘導
体酸化防止剤としては、N,N−ジエチルヒドロキシル
アミン、N−イソプロピル−N−エチルスルホナトヒド
ロキシルアミン及びN,N−ジエチルスルホナトヒドロ
キシルアミンが挙げられる。
【0025】上記ヒドロキシルアミン誘導体は、1つ以
上のアルキル基上に1つ以上のヒドロキシ置換基を有す
るモノ−又はジ−アルキルヒドロキシルアミン類でもよ
い。この種の代表的な化合物は、例えば、米国特許第
5,709,982号(Marrese ら)に記載されてお
り、N,N−ビス(2,3−ジヒドロキシプロピル)ヒ
ドロキシルアミン、N,N−ビス(2−メチル−2,3
−ジヒドロキシプロピル)ヒドロキシルアミン及びN,
N−ビス(1−ヒドロキシメチル−2−ヒドロキシ−3
−フェニルプロピル)ヒドロキシルアミンが挙げられ
る。
【0026】本発明の発色現像組成物の第3の必須成分
として、安定化剤としての1種以上のα−ケトカルボン
酸(又はそれらの金属塩)が挙げられる。これらの化合
物が脂肪族基を含むことが好ましい。代表的な安定化剤
としては、限定するわけではないが、ピルビン酸、オキ
サル酢酸、グリオキシル酸、メソシュウ酸、2−ケト酪
酸及び2−ケトグルタル酸が挙げられる。ピルビン酸、
グリオキサル酸及びそれらの塩が好ましい。本発明の単
一パートの濃縮物では、ピルビン酸が好ましい。必要に
応じて、これらの安定化剤の混合物を使用してもよい。
これらの安定化剤は、アンモニウム塩、アルカリ金属塩
又はアルカリ土類金属塩、例えばナトリウム塩として提
供できる。これらの安定化剤は、Aldrich Chemical Com
panyなどの化学化合物の適当な供給業者から入手でき
る。
【0027】7〜13のpH、好ましくは8〜12の望
ましいアルカリ性pHを提供又は維持するために、本発
明の発色現像用組成物中に概して緩衝剤が存在する。こ
れらの緩衝剤は本明細書に記載の有機溶剤に好ましくは
可溶で、9〜13のpKaを示すものである。そのよう
な有用な緩衝剤としては、限定するわけではないが、炭
酸塩、ホウ酸塩、テトラホウ酸塩、グリシン塩、トリエ
タノールアミン、ジエタノールアミン、リン酸塩及びヒ
ドロキシ安息香酸塩が挙げられる。アルカリ金属炭酸塩
(例えば炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム及び炭酸
カリウム)が好ましい緩衝剤である。
【0028】本発明の発色現像用組成物の任意であるが
好ましい成分は、遊離塩基の形態にある発色現像主薬を
溶解することのできる写真不活性な水混和性又は水溶性
の直鎖有機溶剤である。そのような有機溶剤は、単独で
使用することも組み合わせて使用することも可能であ
り、それぞれ少なくとも50、好ましくは少なくとも1
00、概して200以下、好ましくは150以下の分子
量を有することが好ましい。有機溶剤は、少なくとも1
個のヒドロキシ官能基により置換されており、好ましく
は少なくとも2個のそのような基により置換されてい
る。それらは直鎖状分子であり、環状分子ではない。
【0029】「写真不活性」とは、有機溶剤が濃縮物の
発色現像作用に実質的な正又は負の効果を及ぼさないこ
とを意味する。
【0030】有用な有機溶剤としては、限定するわけで
はないが、グリコール類(例えばエチレングリコール、
ジエチレングリコール及びトリエチレングリコール)を
包含するポリオール類、ポリヒドロキシアミン類(ポリ
アルコールアミン類を包含)、及びアルコール類(例え
ばエタノール及びベンジルアルコール)が挙げられる。
グリコール類が好ましく、エチレングリコール、ジエチ
レングリコール及びトレチレングリコールが非常に好ま
しい。アルコール類のうちで、エタノール及びベンジル
アルコールが非常に好ましい。最も好ましい有機溶剤は
ジエチレングリコールである。
【0031】本発明の発色現像用組成物の別の任意であ
るが好ましい成分は、ポリカルボン酸又はポリアミノポ
リホスホン酸(又はそれらの塩)等のカルシウムイオン
封鎖剤である。それらの化合物の混合物も使用できる。
【0032】特に有用なホスホン酸は、以下で述べるジ
ホスホン酸類(及びそれらの塩)並びにポリアミノポリ
ホスホン酸類(及びそれらの塩)である。これらの部類
に属する一種以上の化合物を組み合わせて用いることが
好ましい。有用なジホスホン酸としては、ヒドロキシア
ルキリデンジホスホン酸、アミノジホスホン酸、アミノ
−N,N−ジメチレンホスホン酸及びN−アシルアミノ
ジホスホン酸が挙げられる。
【0033】特に有用なポリホスホン酸(及びそれらの
塩)は、少なくとも5個のホスホン酸(又は塩)基を有
する化合物(本明細書において「第1カルシウムイオン
封鎖剤」とよぶ)である。必要に応じて、そのような化
合物の混合物を用いてもよい。好適な塩としては、アン
モニウム及びアルカリ金属イオン塩が挙げられる。この
種の好ましい化合物は下記構造式Iで表すことができ
る:
【0034】
【化1】
【0035】上式中、L、L’、L1、L2、L3、L4
びL5は、独立に、置換又は非置換の二価の脂肪族連結
基であって、それぞれ独立に連結基鎖中に1〜4個の炭
素、酸素、イオウ又は窒素原子を有する連結基である。
好ましくは、これらの置換又は非置換の二価の連結基
は、連結基鎖中に炭素原子1〜4個を有する(例えば、
置換もしくは非置換の分枝鎖又は直鎖アルキレン基)。
さらに好ましくは、二価の連結基は、独立に、置換又は
非置換のメチレン又はエチレンである。非常に好ましく
は、L及びL’は、それぞれ置換又は非置換エチレン
(好ましくは非置換のもの)であり、他の連結基はそれ
ぞれ非置換メチレン基である。Mは水素又は一価カチオ
ン(例えば、アンモニウムイオンもしくはアルカリ金属
塩)である。
【0036】上記の二価基は、当該金属イオン封鎖剤の
望ましい性能又は発色現像用組成物のフォトケミカル特
性に影響を与えない任意の置換基で置換されていてもよ
い。そのような置換基としては、ヒドロキシ、スルホ、
カルボキシ、ハロ、低級アルコキシ(炭素数1〜3)も
しくはアミノが挙げられるが、これらに限定されない。
【0037】特に有用な第1カルシウムイオン封鎖剤は
ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸又のそ
のアルカリ金属塩(Solutia Co. からDEQUEST(商標)2
066として入手可能)である。
【0038】さらに別の任意であるが好ましいカルシウ
ムイオン封鎖剤は、ジホスホン酸(又はその塩)であ
り、本明細書において「第2カルシウムイオン封鎖剤」
とよぶ。
【0039】1つの有用な部類の第2カルシウムイオン
封鎖剤として、ヒドロキシアルキリデンジホスホン酸
(又はそれらの塩)が挙げられる。必要に応じて、その
ような化合物の混合物を使用してもよい。有用な塩とし
ては、アンモニウム塩及びアルカリ金属イオン塩が挙げ
られる。好ましいヒドロキシアルキリデンジホスホン酸
(又はそれらの塩)は、下記構造式IIにより表すことが
できる。
【0040】
【化2】
【0041】上式中、R3は炭素原子数1〜5の置換又
は非置換アルキル基(メチル、メトキシメチル、エチ
ル、イソプロピル、n−ブチル、t−ブチル及びn−ペ
ンチル)であり、Mは水素又は一価カチオン(例えばア
ンモニウム又はアルカリ金属イオン)である。好ましく
は、R3はメチル又はエチルであり、非常に好ましく
は、R3はエチルである。
【0042】この部類に属する代表的な第2カルシウム
イオン封鎖剤としては、限定するわけではないが、1−
ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸、1−ヒ
ドロキシ−n−プロピリデン−1,1−ジホスホン酸、
1−ヒドロキシー2,2−ジメチルプロピリデン−1,
1−ジホスホン酸、及び当業者であれば容易に認識でき
るであろう他のもの(並びにこれらのアルカリ金属塩及
びアンモニウム塩)が挙げられる。最初に掲げた化合物
が非常に好ましく、DEQUEST(商標)2010として入手で
きる。その四ナトリウム塩はDEQUEST(商標)2016Dとし
て入手できる。両物質ともSolutia Co.から入手でき
る。
【0043】別の有用な第2カルシウムイオン封鎖剤は
モルホリノメタンジホスホン酸又はその塩であり、Bude
nheim(独国)からBUDEX(商標)5103として入手でき
る。この物質及び類似の環状アミノジホスホン酸(及び
それらの塩)は米国特許第4,873,180号明細書
(Marchesanoら)に記載されている。
【0044】本発明のその他の条件を満足するという条
件で、発色現像用組成物に他の金属イオン封鎖剤(例え
ば、鉄、銅及び/又はマンガンイオン封鎖剤)を含める
こともできる。
【0045】本発明の発色現像用組成物は、写真発色現
像用組成物に通常使用されている種々の他の添加剤のう
ちの1種以上を含んでもよい。
【0046】本発明の発色現像用組成物にリチウムイオ
ン又はマンガンイオンが意図的に添加されないことが好
ましい。処理液を調製するために使用した水の中に存在
するか又は前の処理槽から持ち込まれたそのようなイオ
ンの濃度に応じて、それらのイオンの全濃度は非常に低
く保たれること、すなわち組成物中に0.0001モル
/リットル未満、好ましくは0.00001モル/リッ
トル未満の全濃度に保たれることが好ましい。
【0047】下記表I及びIIには、本発明の発色現像用
組成物(濃縮物及び使用濃度の組成物のそれぞれについ
て)の必須成分と幾つかの任意成分についての一般的量
と好ましい量が記載されている。好ましい範囲を括弧内
に示したが、これらの範囲は全て上限及び下限におよそ
又は「約」の記載があるものとみなす。発色現像の間
に、当該組成物中の抽出された化学物質、補充速度、蒸
発による水の減損並びに任意の前の処理槽からのキャリ
ーオーバー及び次の処理槽へのキャリーオーバーに応じ
て実際の濃度は変わる。量は、混合物中に存在しうる種
々の成分についての全濃度である。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】上記表I及びIIには、ポリホスホン酸であ
る第1及び第2カルシウムイオン封鎖剤の濃度が示され
ているが、当業者であれば、他のカルシウムイオン封鎖
剤が同様な量又は従来用いられている量で有用であろう
ことを認識しているであろう。
【0051】本発明の発色現像用組成物は、支持体と1
つ以上のハロゲン化銀乳剤層を含んでなる像様露光され
たハロゲン化銀カラー写真要素であって、前記ハロゲン
化銀乳剤層が像様分布の現像可能なハロゲン化銀乳剤粒
子を含むものにおいて発色現像を提供するという有用性
を有する。様々な種類の乳剤を含む様々な種類の写真要
素(カラーネガ及びカラーリバーサルフィルム及びペー
パー並びにカラー映画フィルム及びプリント)を、本発
明を使用して処理することができる。乳剤の種類は当該
技術分野で周知である(上記Research Disclosure 3895
7参照)。
【0052】カラー印画紙中の高塩化物(全銀を基準に
して70モル%を超える塩化物、好ましくは90モル%
を超える塩化物)乳剤を処理することに本発明は特に有
用である。そのようなカラー印画紙は、1つ以上の乳剤
層中に任意の有用な量のコーティングされた銀を有する
ことができ、また態様によっては、低銀(すなわち銀
0.8g/m2未満)要素が本発明に従って処理される。
写真要素を構成する層は、様々なゼラチン及び他のコロ
イド材料を包含する当該技術分野で周知の任意の有用な
バインダー材料又はビヒクルを有することができる。
【0053】像様露光されたハロゲン化銀写真要素の発
色現像は、適切な処理装置において適切な時間及び温度
条件下、当該要素を本発明の発色現像用組成物に接触さ
せて望ましい現像されたカラー画像を生成させることに
より行われる。次いで、常用の手法を用いて補足的な処
理工程を行うことができる。この常用の手法としては、
1つ以上の発色現像停止、漂白、定着、漂白/定着、洗
浄(又はすすぎ)、安定化及び乾燥工程が挙げられるが
これらに限定されず、これらの工程は当該技術分野で知
られているような任意の特定の望ましい順序で行われ
る。有用な処理工程並びにそれらの条件及び材料は、カ
ラーネガフィルムを処理するための常用のC−41処
理、カラーペーパーを処理するためのRA−4処理及び
カラーリバーサルフィルムを処理するためのE−6処理
等の様々な処理プロトコルでよく知られている(例えば
上記Research Disclosure 38957参照)。
【0054】本発明に従う処理は、処理液を入れる従来
型のディープタンク(deep tank)で行うことができ
る。代わりに、本発明に従う処理を、ラックとタンクに
よる構造又は自動トレー構造のいずれかを有する「小容
量薄型タンク(low volume thin tank)」処理システム
又はLVTTとして当該技術分野で知られているものを
使用して行うこともできる。これらの処理機は往々にし
て「ミニラボ」として知られているものに組み込まれ
る。そのような処理方法及び設備は、例えば米国特許第
5,436,118号(Carliら)及び上記文献に記載
されている。幾つかのミニラボ処理機は、Noritsu 2211
SMプリンター/ペーパープロセッサー、Noritsu 2102SM
プリンター/ペーパープロセッサー及びNoritsu 2301SM
プリンター/ペーパープロセッサーとして市販されてい
る。
【0055】本発明の各処理工程に使用される処理時間
及び温度は、概して、当該技術分野で慣用的に使用され
ているものである。例えば、発色現像は、概して、20
〜60℃の温度で行われる。全発色現像時間は40分間
以内、好ましくは75秒間〜450秒間であることがで
きる。カラー印画紙の処理には、より短い全発色現像時
間が望ましい。従来用いられている条件を、脱銀及びす
すぎ/安定化等の他の処理工程に使用することができ
る。
【0056】本発明の発色現像用組成物は、使用濃度の
溶液として又は補充液として使用できる。代わりに、使
用濃度の溶液または補充液を得るために、本発明の濃縮
組成物を、少なくとも2倍(すなわち、組成物1単位容
量に対して水又は緩衝液1単位容量)、好ましくは少な
くとも4倍で、最大8倍まで稀釈することができる。
【0057】以下の実施例により本発明の実施化を例示
するが、これらの実施例は決して本発明を限定するもの
ではない。特に断らない限り、百分率を重量で表す。
【0058】
【実施例】例1:発色現像用組成物及び曝気試験 下記表IIIに示す成分及び量(対照組成物とともに)の
発色現像組成物にピルビン酸ナトリウムを添加すること
によって、本発明の使用濃度の発色現像用組成物を調製
した。対照Aの組成物は、ピルビン酸塩を添加しなかっ
た、大容量タンク用の発色現像用組成物である。対照B
の組成物は、同様な組成物であるが、ピルビン酸ナトリ
ウムを含み、ヒドロキシルアミン誘導体を除いたもので
ある。組成物は、全て、調製したら、開放ガラス容器内
での室温で325ml/分の加速酸化条件下で同様に追
跡した。蒸発による容量の減損分を、脱イオン水を定期
的に加えることにより補った。残留する発色現像主薬の
量及びpHの変化について、組成物を定期的に分析し
た。これらの測定の結果を下記表IVに示す。組成物の安
定性及び不安定性は、発色現像主薬の減損(又は発色現
像主薬の活性の低下)から分かる。
【0059】
【表3】
【0060】表III中の各組成物のpHは、硫酸又は水
酸化カリウムを使用して10.10に調整した。
【0061】
【表4】
【0062】これらの結果から、ピルビン酸ナトリウム
を含みヒドロキシルアミン誘導体酸化防止剤を含まない
対照Bの組成物が、標準的な発色現像組成物(対照A)
よりも安定でないことが分かる。対称的に、ピルビン酸
ナトリウムと、従来量の半分のヒドロキシルアミン誘導
体を含む例1の組成物は、72時間(この時間は、写真
処理の際の組成物の使用時間として標準的な時間であ
る)の曝気時間で対照Aの組成物よりもかなり安定であ
った。ピルビン酸ナトリウムとヒドロキシルアミン誘導
体の組み合わせは、発色現像用組成物の安定性を相乗的
に著しく高めるようである。例1の組成物が示したpH
の減少はほんのわずかであった。
【0063】例2〜4:発色現像用組成物及び濃度系列 本発明に係る3通りの使用濃度の発色現像用組成物を調
製し、ピルビン酸塩とヒドロキシルアミン誘導体の組み
合わせについて評価し、従来のコダック・エクタカラー
・プライム(KODAK EKTACOLOR(商標)Prime)RA発色
現像補充液(対照C)と比較した。これらの組成物の成
分を下記表Vに示す。組成物を室温で曝気し、残留する
発色現像主薬の量、ヒドロキシルアミン誘導体、及びp
Hの変化を追跡した。組成物の安定性及び不安定性は、
発色現像主薬の減損(又は発色現像主薬の活性の低下)
及びヒドロキシルアミン誘導体の減損(又は酸化防止剤
の活性の低下)から分かる。これらの測定の結果を下記
表VI及びVIIに示す。
【0064】
【表5】
【0065】表V中の各組成物のpHは、硫酸又は水酸
化カリウムを使用して10.8に調整した。
【0066】
【表6】
【0067】
【表7】
【0068】表VIから、ヒドロキシルアミン誘導体酸化
防止剤とピルビン酸塩の幾つかの組み合わせが、上記曝
気時間で、発色現像主薬の安定性を著しく高めることが
分かる。さらに、表VIIから、ピルビン酸塩も発色現像
液中の酸化防止剤の安定性を著しく高めること(すなわ
ち、活性の低下が抑えられること)が分かる。
【0069】例5:カラーペーパーの処理 コダックEdge 8カラーペーパーの試料に、HA-50フィル
ター、NP-11フィルター及び0.3インコネル(Incone
l)を用いて、従来の1Bセンシトメーターによる1/
10秒間のステップウェッジ試験対象露光を与えた。次
に、試料を、標準的なコダック・エクタカラー・プライ
ム発色現像補充液(対照C)を使用して、又は対照Aの
組成物にピルビン酸ナトリウム(5.5g/リットル,
0.05モル/リットル)を加えることにより調製され
た本発明の使用濃度の発色現像用組成物を使用して処理
した。従来のエクタカラーRA−4処理条件を使用して
ディープタンク処理機内で処理を行なった。処理工程は
以下の通りである: 発色現像 38℃ 45秒間 漂白/定着 35℃ 45秒間 洗浄/安定化 35℃ 90秒間
【0070】市販されているコダック・エクタカラー・
プライム漂白定着液を使用して漂白/定着を行い、コダ
ック・エクタカラー・プライム安定化剤を使用して洗浄
工程を行った。処理後、試料を周囲温度の空気中で乾燥
させた。これらの試料の全てで、望ましいカラー画像が
得られた。
【0071】例6〜11:安定化された単一パート発色
現像用組成物 本発明に係る幾つかのコダック・エクタカラー・プライ
ムSP単一パート発色現像用組成物を下記表VIIIに記載
のように調製した。ピルビン酸塩及びヒドロキシルアミ
ン誘導体酸化防止剤の濃度を下記表XIに示すように様々
に変えた。対照Dは従来の単一パート濃縮組成物であ
り、対照Eは酸化防止剤の量をちょうど半分にしたこと
を除いて対照Dと同様な組成物であった。
【0072】各組成物を室温で静置し、例4に記載した
ように評価した。結果は図1及び2に示すとおりであっ
た。図1および2において、発色現像主薬の変化(減
損)(図1)及びヒドロキシルアミン誘導体の変化(減
損)(図2)を写真処理条件をシミュレートした曝気時
間に対して示した。これらの結果から、ピルビン酸又は
その塩が、一型発色現像用組成物中の酸化防止剤及び発
色現像主薬の安定性を著しく高めること(すなわち、活
性の低下の減少)も分かる。
【0073】
【表8】
【0074】
【表9】
【0075】例12〜15:グリオキサル酸を含む発色
現像用組成物 安定化剤としてグリオキサル酸を使用して本発明に係る
使用濃度の発色現像用組成物も調製し、安定性を本発明
に係る他の組成物及び対照組成物と比較した。この例で
使用した組成物は以下の通り: 対照F:従来のコダック・エクタカラーRAプライム発
色現像液; 例12:対照Fに0.01モル/リットルのピルビン酸
ナトリウムを加えたもの; 例13:対照Fに0.02モル/リットルのピルビン酸
ナトリウムを加えたもの; 例14:対照Fに0.027モル/リットルのグリオキ
サル酸を加えたもの; 例15:対照Fに0.1モル/リットルのピルビン酸ナ
トリウムを加えたもの。 例2〜4で述べたように曝気試験を行なった。下記表XI
I及びXIIIに発色現像主薬及びヒドロキシルアミン誘導
体の減損に関する結果を示す。
【0076】
【表10】
【0077】
【表11】
【0078】これらの結果から、ピルビン酸ナトリウム
のレベルが低くても本発明の発色現像組成物の安定性が
向上することが分かる。さらに、これらの結果から、別
のα−ケトカルボン酸であるグリオキサル酸も、発色現
像組成物の安定性を高めるために使用できることが分か
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、写真処理条件をシミュレートする曝気
時間に対して示した発色現像主薬の変化(減損)を示す
図である。
【図2】図2は、写真処理条件をシミュレートする曝気
時間に対して示したヒドロキシルアミン誘導体の変化
(減損)を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャネット マリー ヒューストン アメリカ合衆国,ニューヨーク 14580, ウェブスター,レイク ロード 1578 Fターム(参考) 2H016 BK01 BK03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)少なくとも0.005モル/リット
    ルの発色現像主薬; b)少なくとも0.005モル/リットルの、前記発色
    現像主薬のための酸化防止剤;及び c)0.01〜2.5モル/リットルの、安定化剤とし
    てのα−ケトカルボン酸又はその塩; を含んで成り、7〜13のpHを有する濃縮水性写真発
    色現像用組成物。
  2. 【請求項2】 前記α−ケトカルボン酸又はその塩が、
    ピルビン酸、オキサル酢酸、グリオキシル酸、メソシュ
    ウ酸、2−ケト酪酸、2−ケトグルタル酸、又はそれら
    のアンモニウム、アルカリ金属若しくはアルカリ土類金
    属塩であり、0.02〜2モル/リットルの量で存在す
    る請求項1記載の写真発色現像用組成物。
  3. 【請求項3】 a)少なくとも0.005モル/リット
    ルの発色現像主薬; b)少なくとも0.005モル/リットルの、前記発色
    現像主薬のための酸化防止剤;及び c)0.005〜2.5モル/リットルの、安定化剤と
    してのα−ケトカルボン酸又はその塩; を含んで成り、7〜13のpHを有する濃縮水性写真発
    色現像組成物を、少なくとも2倍に稀釈することにより
    調製される水性の使用濃度の発色現像用組成物。
  4. 【請求項4】 ハロゲン化銀カラー写真要素を、 a)少なくとも0.005モル/リットルの発色現像主
    薬; b)少なくとも0.005モル/リットルの、前記発色
    現像主薬のための酸化防止剤;及び c)0.01〜2.5モル/リットルの、安定化剤とし
    てのα−ケトカルボン酸又はその塩; を含んで成り、7〜13のpHを有する濃縮水性写真発
    色現像用組成物に接触させることを含む、ハロゲン化銀
    カラー写真要素にカラー画像を提供する方法。
  5. 【請求項5】 A)像様露光されたハロゲン化銀カラー
    写真要素を、α−ケトカルボン酸又はその塩を含む写真
    発色現像用組成物により発色現像し、 B)発色現像された前記ハロゲン化銀カラー写真要素を
    脱銀すること、 を含む、写真処理方法。
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