JP2003240358A - 高層建築物における地中熱回収構造 - Google Patents

高層建築物における地中熱回収構造

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将志 松本
Kazuo Oyama
一男 大山
Kazutake Takatani
一毅 高谷
Yoshihiko Kamimura
善彦 上村
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    • F24T10/10Geothermal collectors with circulation of working fluids through underground channels, the working fluids not coming into direct contact with the ground
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 杭と地中地盤との接触部における伝熱効率を
改善して地中熱の熱エネルギーの回収効率を向上する。 【解決手段】 鉛直方向に所定間隔を隔てて複数個の大
径部4を備えた多段拡径杭1を埋設し、多段拡径杭1上
に高層建築物を構築支持する。多段拡径杭1内に熱交換
パイプ5を設け、熱交換パイプ5と蓄熱槽11とを接続
し、土の粒子の流下を大径部4の地上側部分で受け止め
阻止し、大径部4の地上側部分において、接触圧が弱ま
り、接触面積が減少することを回避して、地盤から多段
拡径杭1に効率良く地中熱を伝熱して回収し、蓄熱槽1
1に蓄える。高層建築物に設けた空調用の利用側熱交換
器6と蓄熱槽11とを冷媒回路10を介して接続し、回
収した地中熱を利用して冷房を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高層建築物におけ
る地中熱回収構造に関する。
【0002】
【従来の技術】地中熱は、その温度が安定していること
から、地中に熱交換杭を埋設し、地中熱を回収し、回収
した地中熱を冷房や暖房などの熱源に利用することが試
みられており、従来、次のようなものが知られている。
【0003】A.第1従来例(特開平11−33600
8号公報) この第1従来例によれば、コンクリート製の中空杭の本
体内に熱交換パイプが埋設されている。熱交換パイプ
が、コイル状に巻き回した螺旋状部と直線状の2本の通
水部とから構成されている。通水部が融雪装置を構成す
る放熱ブロックの溝内に設置された放熱パイプに接続さ
れ、地熱により加熱された熱媒体が放熱ブロックを循環
することにより、融雪または積雪の予防を行えるように
している。
【0004】B.第2従来例(特開昭60−8659号
公報) この第2従来例によれば、建物の基礎として地中に打設
されたコンクリート杭内にU字形熱交換パイプが挿入さ
れ、その熱交換パイプの周囲が熱伝達の良い材料で埋め
られている。熱交換パイプ内に熱媒体として不凍液が循
環され、杭の周囲の地中熱をヒートポンプの熱源にする
ように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来例を高層建築物の支持杭として使用した場
合、いずれにおいても、地中熱の温度と、熱媒体を介し
て回収される温度との差が大きく、地中熱の熱エネルギ
ーの回収効率が低く、改善の余地があった。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、請求項1に係る発明は、杭と地中地盤
との接触部における伝熱効率を改善して地中熱の熱エネ
ルギーの回収効率を向上できるようにすることを目的と
し、請求項2に係る発明は、地中熱の熱エネルギーの利
用効率を向上して杭の構築本数を減少できるようにする
ことを目的とし、請求項3に係る発明は、高層建築物に
対する支持力を向上できるようにすることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
の結果、支持杭を設けるために穴を掘削するに伴い、穴
の表面で土の粒子が削られて乱された状態になってお
り、地中の地盤と杭の外表面との接触部で土が流下しや
すくて、地中の地盤と杭の外表面との接触圧が弱まるこ
とで接触面積が減少し、地盤から杭への伝熱抵抗が大き
く、地中熱の熱エネルギーの回収効率を低下させる要因
になっていることを見出すに至った。また、雨などの地
盤への滲み込みに伴って地上から流下する水が杭の外表
面を伝っていきやすく、その流下に伴っても土が流下し
やすくて、地中の地盤と杭の外表面との接触面積が減少
し、地中熱の熱エネルギーの回収効率を低下させる要因
になっているであろうことが推測されるに至った。
【0008】本発明は、上記知見に基づいてなされたも
のであって、請求項1に係る発明の高層建築物における
地中熱回収構造は、上述のような目的を達成するため
に、鉛直方向に所定間隔を隔てて複数個の大径部を備え
た多段拡径杭を埋設し、前記多段拡径杭上に高層建築物
を構築支持し、前記多段拡径杭内に、前記多段拡径杭に
伝わった地中熱を熱媒体を介して伝熱回収する熱交換パ
イプを設け、前記高層建築物に空調用の利用側熱交換器
を設けるとともに、その利用側熱交換器の熱移送回路に
前記熱交換パイプを接続し、前記利用側熱交換器に対す
る熱源に利用可能に地中熱を回収するように構成する。
【0009】(作用・効果)請求項1に係る発明の高層
建築物における地中熱回収構造の構成によれば、多段拡
径杭の大径部が、他の部分よりも水平方向に張り出し、
掘削に伴って乱された状態の土の粒子が流下することを
多段拡径杭の鉛直方向の複数箇所に備えられた大径部で
受け止めて阻止し、大径部の地上側部分において、接触
圧が弱まることを回避して実質的な接触表面積を大きく
でき、地盤から杭への伝熱抵抗を減少することができ
る。また、地上から水の流下に起因して土の粒子が流下
することをも多段拡径杭の鉛直方向の複数箇所に備えら
れた大径部で受け止めて阻止し、大径部の地上側部分に
おいて、接触圧が弱まり、接触面積が減少することを回
避して地盤から杭への伝熱抵抗を減少することができ
る。この効果は、杭を大径にして杭の外周面の表面積を
大きくしたところで達成できない。
【0010】これにより、多段拡径杭の大径部の地上側
部分において、地盤と杭との間で十分な接触面積を確保
でき、地盤から杭への伝熱抵抗を減少できるから、杭と
地中地盤との接触部における伝熱効率を改善し、多段拡
径杭を蓄熱体として地中熱を多段拡径杭に蓄え、その地
中熱を回収できて地中熱の熱エネルギーの回収効率を向
上できる。また、多段拡径杭の大径部により杭の支持力
を大にできる。
【0011】請求項2に係る発明の高層建築物における
地中熱回収構造は、上述のような目的を達成するため
に、請求項1に記載の高層建築物における地中熱回収構
造において、熱を蓄える蓄熱槽を設け、熱交換パイプと
前記蓄熱槽とを接続するとともに前記蓄熱槽と熱移送回
路とを接続して構成する。
【0012】(作用・効果)請求項2に係る発明の高層
建築物における地中熱回収構造の構成によれば、夜間な
どで空調が不要なときや空調負荷が低いような場合に、
回収した地中熱の熱エネルギーを蓄熱槽に蓄えることが
できる。
【0013】これにより、夜間電力などを利用して熱媒
体を移送して地中熱の熱エネルギーを蓄熱槽に蓄え、そ
の蓄えた熱エネルギーを空調負荷のピーク時に熱源に利
用することで、利用効率を向上でき、電力の平準化を図
ることができる。また、安価に熱エネルギーを得ること
ができるうえに、必要な熱エネルギーを得る上で、1本
の多段拡径杭から得られる熱エネルギー量を増大できる
から、杭の本数を少なくできて工事費を低減でき、経済
性を向上できる。
【0014】請求項3に係る発明の高層建築物における
地中熱回収構造は、上述のような目的を達成するため
に、請求項1または2に記載の高層建築物における地中
熱回収構造において、大径部の地下側部分の鉛直方向に
対して交差する角度を地上側部分よりも大になるように
構成する。
【0015】(作用・効果)請求項3に係る発明の高層
建築物における地中熱回収構造の構成によれば、大径部
の地下側部分が鉛直方向で地盤から受ける反力を大きく
できる。これにより、大径部の地下側部分による高層建
築物に対する支持力を向上できる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を図面に基
づいて詳細に説明する。
【0017】図1の(a)は、本発明の高層建築物にお
ける地中熱回収構造に係る実施例を示す全体概略斜視図
であり、地下に打ち込んで埋設された多段拡径杭1上に
基礎2が構築され、その基礎2上に高層建築物3が構築
支持されている。
【0018】多段拡径杭1には、図1の(b)の拡大断
面図に示すように、鉛直方向に所定間隔を隔てて複数個
の大径部4が備えられている。多段拡径杭1内には、そ
の鉛直方向の最下端まで熱交換パイプ5が設けられ、そ
の熱交換パイプ5内に熱媒体としての不凍液が循環流動
され、多段拡径杭1に伝わった地中熱(例えば、15℃程
度の熱)を不凍液を介して伝熱回収するように構成され
ている。
【0019】上記構成により、掘削に伴って乱された状
態の土の粒子が流下することを、多段拡径杭1の鉛直方
向の複数箇所に備えられた大径部4の地上側部分4bで
受け止めて阻止し、大径部4の地上側部分4bにおい
て、接触圧が弱まることを回避して実質的な接触表面積
を大きくでき、地盤から多段拡径杭1への伝熱抵抗を減
少する。また、地上からの水の流下に起因して土の粒子
が流下することをも大径部4の地上側部分4bで受け止
めて阻止し、大径部4の地上側部分4bにおいて、接触
圧が弱まることを回避して地盤から多段拡径杭1への伝
熱抵抗を減少する。これらの地盤から多段拡径杭1への
伝熱抵抗の減少の結果、多段拡径杭1と地中地盤との接
触部における伝熱効率を改善できる。
【0020】図2の地中熱利用の空調システムを示すシ
ステム構成図に示すように、高層建築物3には、空調用
の利用側熱交換器6が設けられている。空調用の利用側
熱交換器6には、圧縮機7と膨張弁8と熱源側熱交換器
9とが冷媒回路10を介して接続されている。
【0021】また、高層建築物3には、蓄熱槽11が設
けられ、この蓄熱槽11と熱交換パイプ5とが第1のポ
ンプ12を介して接続されている。蓄熱槽11の上部に
散水ノズル13が設けられ、蓄熱槽11の下部に、第2
のポンプ14を介装した配管15が接続され、配管15
が散水ノズル13に接続されるとともに、配管15と熱
源側熱交換器9とが伝熱可能に接続されている。
【0022】以上の構成により、夜間電力などを利用し
て第1のポンプ12を駆動し、地中熱を、地盤から多段
拡径杭1に伝熱し、多段拡径杭1を蓄熱体として、伝わ
った地中熱の熱エネルギーを多段拡径杭1に蓄え、その
熱エネルギーを熱交換パイプ5を介して回収し、蓄熱槽
11に蓄える。昼間などにおいて、第2のポンプ14を
駆動するとともに圧縮機7を駆動し、蓄熱槽11に蓄え
た地中熱の熱エネルギーを熱源として冷房を行うことが
できる。これにより、空調を行うときに、従来のような
室外側熱交換器を駆動する場合に比べ、ランニングコス
トを大幅に低減できる。
【0023】多段拡径杭1の大径部4は、その地下側部
分4aの鉛直方向に対して交差する角度が地上側部分4
bよりも大になるように構成され、大径部4の地下側部
分4aが鉛直方向で地盤から受ける反力を大きくし、大
径部4の地下側部分4aによる高層建築物3に対する支
持力を向上できるように構成されている。
【0024】次に、本発明の多段拡径杭と既存の円柱杭
の表面積の違いによる熱交換量の比較結果について説明
する。図3の(a)は、熱交換量の比較説明に供する本
発明の多段拡径杭の概略断面図、図3の(b)は、熱交
換量の比較説明に供する既存の円柱杭の概略断面図であ
り、いずれの杭1,01とも、直径d、打ち込み深度L
とした。多段拡径杭1においては、大径部4の直径を2
dとするとともに鉛直方向の大径部4の間隔を5dと
し、地上側部分4bの鉛直方向における長さをdとし
た。また、杭と地盤土壌との熱伝達率をhc、杭の温度
をT1、地中の温度をT2とした。
【0025】上記設定のもとに、先ず本発明の多段拡径
杭1の伝熱量を求める。 円柱部分の表面積は、dπ×4d=4πd2・・・ 大径部4の表面積は、
【数1】 である。大径部4,4間の表面積は、+より、11
πd2/2となる。杭の単位長さd当たりの伝熱量Q1
は、5dで割ることにより得られ、 Q1=11hc(T1−T2) πd/10 となる。
【0026】一方、既存杭01の場合、全体の表面積が
dπLであり、既存杭01と地盤土壌との間での伝熱量
Qは Q=hc(T1−T2) dπLとなり、杭の単位長さ当
たりの伝熱量Q2は、Lで割ることにより得られ、 Q2=hc(T1−T2) dπとなる。上記の結果、Q
1/Q2=11/10となり、伝熱量が10%増加してい
ることが明らかであり、しかも、本発明の多段拡径杭1
では、前述した大径部4の地上側部分4bによる土の流
下阻止効果により、一層伝熱量を増加できることが明ら
かである。
【0027】上記熱交換パイプ5としては、螺旋状に多
段拡径杭1内に埋設しても良く、また、大径部4の部分
では、その大径部4の外周面に近づけるように多段拡径
杭1の外周側に曲げるように埋設しても良い。更には、
地中深い箇所での温度の安定した熱を回収できるように
するために、多段拡径杭1の鉛直方向の半分までの地上
側部分でのみ、熱交換パイプ5を断熱材で被覆し、地上
側での放熱ロスを少なくできるようにしても良い。
【0028】本発明としては、高層建築物3を構築支持
する基礎の支持杭の内の任意のものだけを熱交換用の多
段拡径杭1で構成するようにしても良い。また、高層建
築物3を実質的に構築支持する地下連続壁の一部を上述
した熱交換用の多段拡径杭1で構成しても良い。多段拡
径杭1としては、例えば、18mや30mなど、更には
50mに及ぶなど、高層建築物3を構築する地盤によっ
て適宜所望の長さのものに設定すれば良い。
【0029】上記実施例では、回収した地中熱を蓄熱槽
11に蓄熱し、その熱を熱源側熱交換器9と冷媒回路1
0を介して利用側熱交換器6に供給するように構成して
いるが、本発明としては、蓄熱槽11を設けないもので
も良く、また、回収した地中熱を直接利用側熱交換器6
に供給するように構成しても良く、そのような回路構成
や前述した冷媒回路10などをして熱移送回路と総称す
る。
【0030】本発明は、回収した地中熱を冷房に利用す
る場合に限らず、暖房に利用する場合にも適用できる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の高層建築
物における地中熱回収構造によれば、多段拡径杭の大径
部の地上側部分において、地盤と杭との間で接触圧を上
げて十分な接触面積を確保でき、地盤から杭への伝熱抵
抗を減少できるから、杭と地中地盤との接触部における
伝熱効率を改善し、多段拡径杭を蓄熱体として地中熱を
多段拡径杭に蓄え、その地中熱を回収できて地中熱の熱
エネルギーの回収効率を向上できる。また、多段拡径杭
の大径により杭の支持力を大にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の高層建築物における地中熱
回収構造に係る実施例を示す全体概略斜視図、(b)
は、多段拡径杭の拡大断面図である。
【図2】地中熱利用の空調システムを示すシステム構成
図である。
【図3】(a)は、熱交換量の比較説明に供する本発明
の多段拡径杭の概略断面図、(b)は、熱交換量の比較
説明に供する既存の円柱杭の概略断面図である。
【符号の説明】
1…多段拡径杭 3…高層建築物 4…大径部 4a…大径部の地下側部分 4b…大径部の地上側部分 5…熱交換パイプ 6…利用側熱交換器 10…熱移送回路 11…蓄熱槽
フロントページの続き (72)発明者 高谷 一毅 大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式会 社竹中工務店大阪本店内 (72)発明者 上村 善彦 大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式会 社竹中工務店大阪本店内 Fターム(参考) 2D046 CA01 DA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉛直方向に所定間隔を隔てて複数個の大
    径部を備えた多段拡径杭を埋設し、前記多段拡径杭上に
    高層建築物を構築支持し、前記多段拡径杭内に、前記多
    段拡径杭に伝わった地中熱を熱媒体を介して伝熱回収す
    る熱交換パイプを設け、前記高層建築物に空調用の利用
    側熱交換器を設けるとともに、その利用側熱交換器の熱
    移送回路に前記熱交換パイプを接続し、前記利用側熱交
    換器に対する熱源に利用可能に地中熱を回収するように
    構成してあることを特徴とする高層建築物における地中
    熱回収構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の高層建築物における地
    中熱回収構造において、 熱を蓄える蓄熱槽を設け、熱交換パイプと前記蓄熱槽と
    を接続するとともに前記蓄熱槽と熱移送回路とを接続し
    てある高層建築物における地中熱回収構造
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の高層建築物に
    おける地中熱回収構造において、 大径部の地下側部分の鉛直方向に対して交差する角度を
    地上側部分よりも大にしてある高層建築物における地中
    熱回収構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005273235A (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 Fujishima Kensetsu:Kk 地中熱利用建物
WO2008122114A2 (en) * 2007-04-04 2008-10-16 Bardsley James E Coaxial borehole energy exchange system for storing and extracting underground cold
KR101236375B1 (ko) 2011-05-09 2013-02-22 윤외섭 지열을 이용한 히트펌프 시스템

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