JP2003237355A - 熱交換装置 - Google Patents

熱交換装置

Info

Publication number
JP2003237355A
JP2003237355A JP2002036101A JP2002036101A JP2003237355A JP 2003237355 A JP2003237355 A JP 2003237355A JP 2002036101 A JP2002036101 A JP 2002036101A JP 2002036101 A JP2002036101 A JP 2002036101A JP 2003237355 A JP2003237355 A JP 2003237355A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
air
guide
heat
air guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002036101A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Uchikura
誠二 内倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Shatai Co Ltd
Original Assignee
Nissan Shatai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Shatai Co Ltd filed Critical Nissan Shatai Co Ltd
Priority to JP2002036101A priority Critical patent/JP2003237355A/ja
Publication of JP2003237355A publication Critical patent/JP2003237355A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の熱交換器を寝かせて配置させた熱交換
装置において、各熱交換器へ冷却風を導くようにするこ
とを、部品点数、コストおよび取付工数を増加させるこ
となく達成することを可能とすること。 【解決手段】 車両前部の下部に、第1熱交換器(6
s)とその後方に配置された第2熱交換器(7)とを略
水平に寝かせ、かつ、その上方の車体との間に空気流通
用空間(RS)を空けて設置し、第1熱交換器(6s)
の上方に設けたエアガイド(62)に、空気流通用空間
(RS)に流れ込む走行風を、その下方の第1熱交換器
(6s)へ向けて下方へ導く第1熱交換器用ガイド面
(65s)を形成するとともに、エアガイド上面に、そ
の上方を流れる走行風を第2熱交換器(7)へ向けて後
下方へ導く第2熱交換器用ガイド面(65c)を形成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンや空調装
置の複数の熱交換器において熱交換を行う熱交換装置に
関する。 【0002】 【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、エンジンを車両前部に配置した、一般にセダンタイ
プと呼ばれる車両にあっては、エンジンや空調装置の複
数の熱交換器を起立状態で前後に並べて配置するのが一
般的である。これに対して、ワンボックスカーなどのよ
うに床面全体が低く配置された車両にあっては、複数の
熱交換器を起立状態で配置するスペースを確保すること
ができない。このため、図3に示すように、熱交換器を
寝かせて配置する。すなわち、エンジン冷却用のメイン
ラジエータ01と空調装置の放熱用のコンデンサ02と
を設置する場合、メインラジエータ01を起立状態で設
置し、その前方にコンデンサ02を寝かして配置してい
る。ここで、これら2つの熱交換器01,02で十分な
冷却容量を確保できない場合には、サブラジエータやサ
ブコンデンサなどの副熱交換器03を設置する必要が生
じる。この場合、この副熱交換器03も、起立状態で設
置すると、その後方への走行風の流れを妨げるために、
図3に示すように、コンデンサ02の前方に寝かせて配
置することになる。 【0003】このように、複数の熱交換器02,03を
寝かせて配置させた場合、走行風は両熱交換器02,0
3とその上方の車体との間を流れるため、この走行風を
各熱交換器02,03へ導いて効率良く熱交換を図る必
要があるという新たな課題が生じる。 【0004】この課題を解決するために、まず、第3熱
交換器03に走行風を導くためにエアガイド04を設け
ることを考えると、第2熱交換器02が、第3熱交換器
03およびエアガイド04の陰に隠れてしまい、第2熱
交換器02に走行風を導くことが難しくなる。そこで、
上述の課題を解決する手段として、エアガイド04に加
えて走行風を第2熱交換器02に向けて後下方へ導く第
2熱交換器02専用のエアガイド05を設けることが考
えられる。しかしながら、各熱交換器02,03にそれ
ぞれエアガイド04,05を設置すると、部品点数、製
造コストおよび取付工数が増加するという問題が生じ
る。 【0005】本発明は、上述のような課題に着目して成
されたもので、複数の熱交換器を寝かせて配置させた熱
交換装置において、各熱交換器へ冷却風を導くようにす
ることを、部品点数、コストおよび取付工数を増加させ
ることなく達成することを可能とすることを目的として
いる。 【0006】 【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに請求項1に記載の発明は、車両前部の下部に、第1
熱交換器(6s)とその後方に配置された第2熱交換器
(7)とが略水平に寝かせられ、かつ、その上方の車体
との間に空気流通用空間(RS)を空けて設置され、前
記第1熱交換器(6s)の上方にはエアガイド(62)
が設けられ、このエアガイド(62)は、空気流通用空
間(RS)に流れ込む走行風を、その下方の第1熱交換
器(6s)へ向けて下方へ導く第1熱交換器用ガイド面
(65s)が形成されているとともに、エアガイド上面
には、その上方を流れる走行風を第2熱交換器(7)へ
向けて後下方へ導く第2熱交換器用ガイド面(65c)
が形成されていることを特徴とする手段とした。 【0007】 【発明の作用および効果】本発明では、第1熱交換器お
よび第2熱交換器とその上方の車体との間に形成された
空気流通用空間に向けて走行風が導かれると、第1熱交
換器の上方に設けたエアガイドよりも下方に導かれた走
行風は、エアガイドの第1熱交換器用ガイド面により第
1熱交換器へ向けて下方へ導かれる。また、空気流通用
空間においてエアガイドの上方を通る走行風は、エアガ
イド上面に形成された第2熱交換器用ガイド面により第
2熱交換器へ向けて後下方へ導かれる。このように、本
発明では、第1熱交換器の上方に設けた1つのエアガイ
ドにより走行風が第1熱交換器と第2熱交換器との2つ
の熱交換器へ導かれて、効率良く熱交換が成される。し
たがって、部品点数、コストおよび取付工数を増加させ
ることなく効率の良い熱交換を行うことができるという
効果が得られる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は実施の形態の熱交換装置
を適用した車両の前端下部の断面図であり、図2は同部
の斜め前方から見た斜視図である。 【0009】両図に示すように、実施の形態を適用した
車両は、一般にワンボックスカーと呼ばれる車両であっ
て、車両の前端部までフロアパネル1が延在されてい
る。このフロアパネル1は、前端部の後部位置に、図外
のエンジンや後述するメインラジエータ6mを格納する
格納空間1kを上方に拡げるために、立ち上がり部1t
が形成されている。また、フロアパネル1よりも下方位
置において、車両の前端下部には、フロントグリル2が
設けられているとともに、このフロントグリル2の下に
バンパ3が設けられている。これらフロントグリル2お
よびバンパ3には、それぞれ空気取入口2b,3bが開
口されている。 【0010】前記フロアパネル1の下方には、金属によ
り箱断面形状に形成されたサイドメンバ4L,4Rが車
両左右位置において前後方向に延在されている。また、
これらサイドメンバ4L,4Rと直交して、サイドメン
バ4L,4Rに対して、その前端部にファストクロスメ
ンバ51が結合され、その後方位置でセカンドクロスメ
ンバ52が結合されている。なお、ファストクロスメン
バ51の左右には、バンパ取付用穴51h,51hが形
成されている。 【0011】図外のエンジンは、冷却水の冷却用の熱交
換器として、高い冷却性能を確保するためにメインラジ
エータ6mとサブラジエータ(特許請求の範囲の第1熱
交換器に相当する)6sとの2つの熱交換器を備えてい
る。また、図外の空調装置は、冷媒の放熱用の熱交換器
としてコンデンサ(特許請求の範囲の第2熱交換器に相
当する)7を備えている。 【0012】前記メインラジエータ6mは、前記格納空
間1kにおいて車両前方を向いて起立状態で設置されて
いる。それに対して、前記コンデンサ7とサブラジエー
タ6sとは、フロアパネル1において立ち上がり部1t
よりも前方の低く配置された部分の下方の限られた空間
内に配置するため、上下方向を向いて略水平に寝かせた
状態で設置されている。すなわち、前記コンデンサ7
は、前記メインラジエータ6mとセカンドクロスメンバ
52との間の位置において、フロアパネル1との間に空
気流通用空間RSを形成してセカンドクロスメンバ52
の下面と略同位置の高さに設置されている。また、前記
サブラジエータ6sは、前記ファストクロスメンバ51
とセカンドクロスメンバ52との間の位置において、フ
ロアパネル1との間に空気流通用空間RSを形成して前
記セカンドクロスメンバ52の略中間位置の高さに配置
されている。したがって、前記空気流通用空間RSは、
各空気取入口2b,3bと格納空間1kとを結んで形成
されている。そして前記フロントグリル2に形成された
空気取入口2bから取り入れられた空気は、主としてメ
インラジエータ6mへ導かれ、前記バンパ3に形成され
た空気取入口3bから取り入れられた空気は、主として
サブラジエータ6sおよびコンデンサ7に導かれる構成
となっている。 【0013】前記コンデンサ7は、下面を樹脂あるいは
金属製のアンダカバー71により覆われ、一方、上方に
は、押し込み式のファン72が設けられ、このファン7
2の上方にはゴミ吸い込み防止用の網73が設けられて
いる。また、コンデンサ7の後端部には、樹脂あるいは
金属により薄板状に形成されたコンデンサ用エアガイド
74が起立されている。さらに、コンデンサ7におい
て、前記ファン72と上下方向で重ならない部分である
左右両端部の上方位置には、コンデンサ7の前上方の空
気をコンデンサ7の上面に導く筒状の導風ダクト75,
75が設けられている。 【0014】また、前記サブラジエータ6sは、その下
方に吸い込み式のファン61が設けられ、その上方に
は、樹脂あるいは金属製のサブラジエータ用エアガイド
(特許請求の範囲のエアガイドに相当する)62が設け
られている。このサブラジエータ用エアガイド62は、
図示のように前部に横長四角形状の開口部63が形成さ
れ、かつ、この開口部63を囲むように左右に側壁6
4,64が起立されているとともに、側壁64,64の
上端部に連続して上板65が設けられ、後端部には空気
が後方に抜けるのを防止する縦壁66が設けられてい
る。そして、前記上板65は、後方に向かうほど下方に
下がる流線形状に形成されることで、その下面が開口部
63から取り入れた空気を下方に湾曲させながらサブラ
ジエータ6sへ導くサブラジエータ用ガイド面(特許請
求の範囲の第1熱交換器用ガイド面に相当する)65s
として形成され、一方、その上面は空気流通用空間RS
を流れる空気を下方に湾曲させながらコンデンサ7へ導
くコンデンサ用ガイド面(特許請求の範囲の第2熱交換
器用ガイド面に相当する)65cとして形成されてい
る。 【0015】以上のように構成された実施の形態の熱交
換装置にあっては、走行時に空気取入口2b,3bから
空気流通用空間RSに取り入れられた空気のうちで、バ
ンパ3の空気取入口3bから取り入れた空気の一部は、
サブラジエータ用エアガイド62の開口部63に取り入
れられてサブラジエータ用ガイド面65sにより下方に
湾曲されてサブラジエータ6sに導かれ、サブラジエー
タ6sの冷却が成される。また、バンパ3の空気取入口
3bから取り入れられて開口部63の上方を通過した空
気は、サブラジエータ用エアガイド62の上面に形成さ
れたコンデンサ用ガイド面65cによりこの形状に沿っ
て図示のように下方に湾曲されながらコンデンサ7に導
かれる。このように、サブラジエータ6sとコンデンサ
7との2つの熱交換器は、略水平に前後に並べて配置さ
れているが、コンデンサ用ガイド面65cを形成したこ
とにより、後方に配置されたコンデンサ7にも効率良く
空気が導かれて高い冷却性能を確保することができる。
しかも、コンデンサ用ガイド面65cは、サブラジエー
タ用エアガイド62に形成したもので、コンデンサ7の
専用の部材ではないため、部品点数を増加させることが
無く、コストおよび取付工数を増加させることがない。 【0016】以上、本発明の実施の形態を図面に基づき
説明してきたが、具体的な構成については、この実施の
形態に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求
項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追
加等は許容される。例えば、実施の形態では、第1熱交
換器としてサブラジエータ6sを、また、第2熱交換器
としてコンデンサ7を示したが、これら熱交換器として
はこれらに限定されるものではない。すなわち、サブラ
ジエータ6sとコンデンサ7とを逆に設けてもよし、ま
た、メインラジエータ6mを第1熱交換器と第2熱交換
器とのいずれかとしてもよいし、あるいは、熱交換器と
して、インタクーラなど他の熱交換器を用いてもよい。 【0017】また、ファン61,72として、吸い込み
式、押し込み式のものを示したが、これらのファンもこ
れに限定されることなく、いずれの形式のものを設けて
もよいし、シロッコ式など他の形式のものを用いてもよ
い。
【図面の簡単な説明】 【図1】実施の形態の熱交換装置を示す断面図である。 【図2】実施の形態の熱交換装置を示す斜視図である。 【図3】先行技術の熱交換装置を示す断面図である。 【符号の説明】 1 フロアパネル 1k 格納空間 1t 立ち上がり部 2 フロントグリル 2b 空気取入口 3 バンパ 3b 空気取入口 4L,4R サイドメンバ 6m メインラジエータ 6s サブラジエータ 7 コンデンサ 51 ファストクロスメンバ 51h,51h バンパ取付用穴 52 セカンドクロスメンバ 61 ファン 62 サブラジエータ用エアガイド 63 開口部 64,64 側壁 65 上板 65c コンデンサ用ガイド面 65s サブラジエータ用ガイド面 66 縦壁 71 アンダカバー 72 ファン 73 網 74 コンデンサ用エアガイド 75,75 導風ダクト RS 空気流通用空間

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 車両前部の下部に、第1熱交換器(6
    s)とその後方に配置された第2熱交換器(7)とが略
    水平に寝かせられ、かつ、その上方の車体との間に空気
    流通用空間(RS)を空けて設置され、 前記第1熱交換器(6s)の上方にはエアガイド(6
    2)が設けられ、 このエアガイド(62)は、空気流通用空間(RS)に
    流れ込む走行風を、その下方の第1熱交換器(6s)へ
    向けて下方へ導く第1熱交換器用ガイド面(65s)が
    形成されているとともに、エアガイド上面には、その上
    方を流れる走行風を第2熱交換器(7)へ向けて後下方
    へ導く第2熱交換器用ガイド面(65c)が形成されて
    いることを特徴とする熱交換装置。
JP2002036101A 2002-02-14 2002-02-14 熱交換装置 Pending JP2003237355A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002036101A JP2003237355A (ja) 2002-02-14 2002-02-14 熱交換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002036101A JP2003237355A (ja) 2002-02-14 2002-02-14 熱交換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003237355A true JP2003237355A (ja) 2003-08-27

Family

ID=27778079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002036101A Pending JP2003237355A (ja) 2002-02-14 2002-02-14 熱交換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003237355A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006123579A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Nissan Motor Co Ltd 車両用熱交換器の配置構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006123579A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Nissan Motor Co Ltd 車両用熱交換器の配置構造
JP4581625B2 (ja) * 2004-10-26 2010-11-17 日産自動車株式会社 車両用熱交換器の配置構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100925926B1 (ko) 자동차 프론트엔드부의 듀얼 에어덕트
KR101189244B1 (ko) 에어 덕트
JP2005053464A (ja) 車両の前端構造
US7051786B2 (en) Vertical airflow engine cooling system
JP4557738B2 (ja) 燃料電池車の冷却装置
KR101405234B1 (ko) 차량용 라디에이터
US7383905B2 (en) Vehicle cooling system
JP2005035476A (ja) 車両用冷却装置
US7998233B2 (en) Air cleaner unit for vehicle and fan shroud having the same
JP2008155739A (ja) 車両用エアガイド
JP5884718B2 (ja) 車体前部構造
JP4305999B2 (ja) 空気調和機の室外ユニット
AU2015235701B2 (en) Package-stored engine generator
WO2015146344A1 (ja) パッケージ収納型エンジン発電機
KR100844506B1 (ko) 자동차 인터쿨러의 모듈화 장착구조
JP2018034759A (ja) 車両の前部構造
JP2003237355A (ja) 熱交換装置
WO2001056865A1 (fr) Structure d'extremite avant
JP2013129259A (ja) 自動車
JP2005061343A (ja) 車両の冷却装置
KR102633918B1 (ko) 차량용 쿨링 모듈
JP4161820B2 (ja) 車両の熱交換器冷却構造
KR101923645B1 (ko) 차량용 에어덕트
JP4420689B2 (ja) 自動車のフロント構造
JP3525504B2 (ja) 車両の熱交換器設置構造