JP2003236807A - 防火複合板の製造方法 - Google Patents

防火複合板の製造方法

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JP2003236807A
JP2003236807A JP2002045600A JP2002045600A JP2003236807A JP 2003236807 A JP2003236807 A JP 2003236807A JP 2002045600 A JP2002045600 A JP 2002045600A JP 2002045600 A JP2002045600 A JP 2002045600A JP 2003236807 A JP2003236807 A JP 2003236807A
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fire
plate
composite plate
inorganic
plastic foam
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JP2002045600A
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Kazuhiro Aida
會田和寛
Toshihide Kokubu
国分利秀
Mitsuhiko Ogino
荻野光彦
Fumio Takahashi
高橋文男
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IG Technical Research Inc
Original Assignee
IG Technical Research Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラスチックフォームを芯材とする複合板は
軽量性、水密性、施工性等に優れているが防火性能は期
待できるものではなく、防火性能を向上させるためには
プラスチックフォームと無機マット等とを一体化する方
法があるが、発泡倍率が上がるにつれて不具合が発生し
た。特に、無機マット等に含まれた空気により複合板の
表面に凹凸の不具合を発生させるという問題点があり、
表面がフラットで薄い板の場合にはよりはっきりと表れ
るものであった。 【解決手段】 本発明の製造方法によれば、プラスチッ
クフォーム32の独立気泡率を低くして、連続気泡率を
上げることにより、特に表面材10に表れる凹凸の不具
合をほとんど無くし、防火性能をさらに向上した、軽量
性、水密性、施工性に優れた防火複合板を得ることこと
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は防火性能を必要とす
る建築物の内壁材、外壁材、屋根材、天井材、床材や間
仕切り材等として使用でき、かつ断熱性に優れ、軽量な
防火複合板の製造方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】プラスチックフォームを芯材とする複合
板は軽量性、水密性、施工性等に優れているが、プラス
チックフォームゆえに防火性能は期待できるものではな
かった。防火性能を向上させるためには、例えば難燃剤
等をプラスチックフォームに混入する等の製造方法が用
いられていたが、難燃剤等を増やせばプラスチックフォ
ームの物性等を低下させるなどの問題点があった。 【0003】また、プラスチックフォームに無機板や無
機マット等を一体化することで防火性能を向上させる方
法もあったが、発泡倍率が上がるにつれて、さまざまな
問題点が発生した。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】特に、無機板や無機マ
ットに含まれた空気により複合板の形状を経時的に変形
させる、具体的には表面材の表面に凹凸の不具合を発生
させるという問題点があり、特に表面がフラットな薄い
板の場合にははっきりと表れるものであった。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明では、プラスチッ
クフォームの独立気泡率(独泡率)を低くして、連続気
泡率を上げることにより、特に表面材に表れる凹凸の不
具合をほとんど無くし、防火性能をさらに向上した、軽
量性、水密性、施工性に優れた防火複合板の製造方法を
得ることことができる。 【0006】 【発明の実施の形態】本発明は図1に示すような表面材
10、プラスチックフォーム32及び無機板または無機
マット31からなる芯材30、そして裏面材40とから
構成された防火複合板αの製造方法である。 【0007】本発明に用いられる表面材10は、鉄板、
アルミ板、ステンレス板、チタン板等の金属板や、鉄
箔、アルミ箔、銅箔等の金属箔や、プラスチックフィル
ム、紙などである。 【0008】芯材30に用いられる無機板または無機マ
ット31としては、火山性ガラス質複層板、石綿スレー
ト板、木毛セメント板、木片セメント板、石こうボー
ド、難燃合板、石綿セメントけい酸カルシウム板に代表
される無機板、グラスウールマット、ロックウールマッ
ト、セラミックペーパー、セラミックファイバーブラン
ケットに代表される、密度10〜200kg/mで厚
さ0.5〜5.0mmの無機マットである。 【0009】また、芯材30に用いられるプラスチック
フォーム32としては、ウレタンフォーム、イソシアヌ
レートフォーム、フェノールフォームやウレアフォーム
などの発泡体であり、独泡率が70%以下のものである
が、特に独泡率が40〜60%のものが好ましい。 【0010】裏面材40としては、先述した表面材、無
機板、無機マット等から選ぶことができ、必ずしも表面
材と同じにする必要はない。 【0011】表面材10の裏面には接着層20が設けら
れ、無機板または無機マット31を表面材10と一体化
している。この接着層はゴム系、ウレタン系、エポキシ
系等の接着剤やホットメルト等を用いるが、芯材30に
使用したものと同じプラスチックフォーム32を用いて
もかまわない。 【0012】(実施例)厚さ0.35mmのカラー鋼鈑
(表面材10)に、密度100kg/mmで厚さ3m
mのグラスウールマット(無機板または無機マット3
1)をホットメルト(接着層20)を用いて一体化し、
次にイソシアヌレートフォーム(プラスチックフォーム
32)を散布し、厚さ0.27mmのカラー鋼鈑を裏面
材40とした厚さ35mmの防火複合板Aを得た。イソ
シアヌレートフォームの硬化後に独泡率を測定すると6
0%であった。2日後に表面材10を観察すると、凹凸
はほとんどなく平坦に見えた。 【0013】また、独泡率95%の一般的なイソシアヌ
レートフォームを用いた以外は、先の実施例と同じ構成
の防火複合板Bを得た。2日後に表面材10を観察する
と、多数の凹凸があり、平坦ではなかった。 【0014】この2つの実施例を比較すると、独泡率の
異なるイソシアヌレートフォームを用いた以外は同じ構
成であるが、明確に平坦度が異なるものである。これ
は、独泡率の低いイソシアヌレートフォームを用いたこ
とで、キュア工程以降に、グラスウールマット及びその
周辺に含まれていた空気が連続気泡を通過し徐々に排出
され、防火複合板Aの表面に表れる凹凸等の不具合を少
なくしているのである。 【0015】次に、防火複合板Aについて防火試験を行
ったが、十分に防火性能試験に合格できるレベルであっ
た。 【0016】 【発明の効果】以上のように本発明に係る防火複合板の
製造方法によれば、プラスチックフォームのもつ軽量
性や施工性に加えて、防火性能試験をクリアできる防火
性能を示す複合板が得られる。表面材の裏面に無機マ
ット等、さらにプラスチックフォームを一体化しても、
無機マット等に含まれた水がフォームの連続気泡を通過
し、排出されるので、形状が安定する複合板を得ること
ができる、等の特徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明で製造された防火複合板の構成を示す図
である。 【図2】本発明で製造された防火複合板の一部の実施例
を示す斜視図である。 【符号の説明】 α 防火複合板 10 表面材 20 接着層 30 芯材 31 無機板または無機マット 32 プラスチックフォーム 40 裏面材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荻野光彦 山形県東根市大字蟹沢字上縄目1816番地の 12 株式会社アイジー技術研究所内 (72)発明者 高橋文男 山形県東根市大字蟹沢字上縄目1816番地の 12 株式会社アイジー技術研究所内 Fターム(参考) 2B250 AA01 BA07 CA11 DA01 FA31 2E110 AA02 AB04 AB22 BA03 BA12 BD24 CB02 GA24Z GA33W GA33X GA42Z GB02W GB02X 4F100 AA00B AB03A AB03D AG00B AK33C AK36C AK51C AT00A AT00D BA04 BA07 BA10A BA10D DG06B DJ01C GB07 JD05 JJ07 JK15 JL03 JL04 JL05

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 表面材と芯材と裏面材とから構成される
    複合板において、芯材がプラスチックフォーム及び無機
    板または無機マットから構成されていることを特徴とす
    る防火複合板の製造方法。
JP2002045600A 2002-02-22 2002-02-22 防火複合板の製造方法 Pending JP2003236807A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105058924A (zh) * 2015-07-31 2015-11-18 中国矿业大学 一种高温混合料制件模具用复合板材及生产工艺

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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