JP2003236627A - 逐次成形方法 - Google Patents

逐次成形方法

Info

Publication number
JP2003236627A
JP2003236627A JP2002042407A JP2002042407A JP2003236627A JP 2003236627 A JP2003236627 A JP 2003236627A JP 2002042407 A JP2002042407 A JP 2002042407A JP 2002042407 A JP2002042407 A JP 2002042407A JP 2003236627 A JP2003236627 A JP 2003236627A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressing member
shaped pressing
plate material
liquid
hologram image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002042407A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Fukuda
浩治 福田
Shigeo Ozawa
茂雄 小澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2002042407A priority Critical patent/JP2003236627A/ja
Publication of JP2003236627A publication Critical patent/JP2003236627A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の逐次成形に必要であった棒状押圧部材
と反対側に配置される型状押圧部材を不要にして成形コ
ストを低減させる。 【手段】液槽1へ液体3を充填し、その液面6の上方に
て被加工板材5の周囲を支持する。液槽1の底部に配置
した超音波発振アレイ又は位相制御板からなる超音波発
振装置7より液体3中へ超音波を発振し、その相互干渉
により液面6にホログラム像8を結像させる。一方、被
加工板材5の上面には棒状押圧部材10を押しつけ、か
つその進行方向前方へレーザー照射器等からなる加熱手
段12を一体化する。加熱手段12によって被加工板材
5における棒状押圧部材10の進行方向前方側近傍部を
被加工板材5の軟化温度近傍まで加熱しながら棒状押圧
部材10を移動させて逐次成形することにより、ホログ
ラム像8を倣った成形部9を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願は、逐次成形に用い
る装置に関する。逐次成形とは棒状又は凸型もしくは凹
型形状をなす押圧部材を、金属製薄板等へ押し当てなが
ら板材と押圧部材を相対的に移動させることにより、シ
ェル形状等の所定立体形状を成形する公知方法をいう。
なお、本願発明においては、成形前の板材平面内におけ
る直交2軸方向をXY、これらとそれぞれ直交する軸方
向をZとする。
【0002】
【従来の技術】このような逐次成形及び装置はWO99
/38627号等により公知であり、例えば、特開平5
−42328号には板材の四辺をしわ押さえにより水平
に保持し、下方から凸型状をなす型状押圧部材を押し上
げて大まかな形状に予備絞り成形し、上方から棒状押圧
部材を押し当てながら板材をXY方向へ移動させ、かつ
押圧部材をZ方向へ移動することにより所望の立体形状
を成形するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の逐次成形におい
ては、棒状押圧部材の受け部材として型状押圧部材が必
要であった。しかし、この型状押圧部材を製作するため
には多くの手間を要するので高コストになった。しかも
長期間生産が必要な補修部品用の場合、比較的大型にな
る型状押圧部材の保管コストも無視できないものになっ
た。そこで型状押圧部材を省略できる逐次成形が望まれ
るところとなった。本願発明は係る要請の実現を目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に係る逐次成形方法は、被加工板材に棒状押圧
部材を押し当てて塑性変形させることにより所定の立体
形状を成形する逐次成形方法において、前記被加工板材
を液体上方に支持させるとともに、液面に超音波の相互
干渉によって形成されたホログラム像を結像させ、この
ホログラム像に倣って前記被加工板材を逐次成形するこ
とを特徴とする。
【0005】請求項2に係る逐次成形方法は、上記請求
項1と同様に型状押圧部材に代えてホログラム像を利用
するとともに、棒状押圧部材に加熱手段を設け、この加
熱手段により被加工板材を軟化点近傍まで加熱すること
を特徴とする。
【0006】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、被加工板材を
液体上方に支持させるとともに、液面に超音波の相互干
渉によって形成されたホログラム像を結像させることに
より、このホログラム像を倣って被加工板材を逐次成形
して所定立体形状にすることができる。したがって従来
必要であった型状押圧部材を省略することができ、全体
の成形コストを低減することができ、かつ型状押圧部材
の保管コストも不要になる。
【0007】請求項2の発明によれば、棒状押圧部材に
加熱手段を設け、この加熱手段により被加工板材を軟化
点近傍まで加熱しつつ熱間塑性加工するので、棒状押圧
部材の押圧力をあまり大きくしないでも済むため、ホロ
グラム像を型状押圧部材に代えることができる。しかも
逐次成形に伴う残留応力を解放して成形後の変形を少な
くするので、精度の高い成形を可能にすることができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて一実施例を
説明する。図1は本実施例に係る逐次成形装置を示し、
図2は逐次成形時状態を加工部上方から示す。図1にお
いて、この逐次成形装置は液槽1を備え、液槽1内には
下部側面に形成された入り口2から液体3が必要量だけ
充填されるようになっている。液槽1は上方へ開口さ
れ、その開口部周囲に設けられたクランプ4により板状
をなす被加工板材5が周囲を固定されて液面6上方へ支
持されている。
【0009】液槽1の底部には超音波発振装置7が設け
られる。超音波発振装置7は超音波発振アレイ又は位相
制御板を備えたものであり、空間変調した超音波を液体
3中に投入し、超音波の相互干渉によるホログラム像8
を液面に結像するようになっている。ホログラム像8
は、目的とする所定立体形状となるように予め公知手段
により超音波発振装置7の超音波発振アレイ又は位相制
御板を制御することにより結像させることができる。
【0010】液層1は被加工板材5と一体になって、被
加工板材5の平面内で直交するXY軸方向及びこれらと
直交するZ軸方向の計3軸方向へ自在に移動可能になっ
ている。この移動は、被加工板材5を所定立体形状の成
形部9が得られるように、XY平面内で等高線を描かせ
つつ、一つの等高線形成が完結する毎にZ軸方向へ等ピ
ッチ又は不等ピッチ(以下、Z方向ピッチという)で移
動させるよう、図示省略の制御装置により移動制御され
る。
【0011】液体3はオイル等の適宜物質からなり、被
加工板材5と酸化等の化学反応を生じないこと、などの
観点から有利なものを適宜選択することができる。
【0012】被加工板材5は、鉄などの金属等、塑性加
工可能な公知の種々な材料が利用可能であり、予め適宜
厚さの板状に形成されている。
【0013】被加工板材5の上には棒状押圧部材10が
Z軸方向移動自在に設けられる。棒状押圧部材10に
は、ホルダ11を介して加熱手段12が一体化され、棒
状押圧部材10と加熱手段12が一体に移動するように
なっている。
【0014】加熱手段12は例えば公知のレーザー照射
器であり、被加工板材5の加工近傍部13をレーザー照
射して被加工板材5の軟化温度近傍まで加熱するように
なっている。但し、加熱手段はレーザーに限らず、その
他の各種公知手段を適用できる。
【0015】加工近傍部13は棒状押圧部材10の移動
方向(図2のA矢示方向)前方部分であり、加熱手段1
2による加熱後、棒状押圧部材10がその上に移動する
ようになっている。
【0016】次に、本実施例の成形方法を説明する。ま
ず、液槽1のクランプ4に被加工板材5の周囲を取付け
て液体3の液面6上方へ支持する。被加工板材5を支持
する当初の液面上高さは、ホログラム像8の最高部14
と同程度に設定する。
【0017】続いて、超音波発振装置7により超音波を
被加工板材5へ向けて発振させ、液面6に所定立体形状
をなすホログラム像8を結像させる。すると、被加工板
材5の下面にホログラム像8の最高部14が接するの
で、この部分を棒状押圧部材10にて逐次成形する。
【0018】このとき、棒状押圧部材10と一体の加熱
手段12により、棒状押圧部材10の進行方向における
加工近傍部13を軟化点近傍まで加熱するので、被加工
板材5は棒状押圧部材10によって容易に熱間塑性変形
される。
【0019】そこで、被加工板材5をホログラム像8の
最高部14近傍の輪郭に沿って等高線を描くように移動
させる。この等高線が完結すると、被加工板材5及び棒
状押圧部材10をZ方向ピッチ分だけ下げ、再びホログ
ラム像8の輪郭に沿うように等高線を描かせる。
【0020】この動作を繰り返して被加工板材5の加工
部が液面6(ホログラム像8の形成されない部分におけ
る一般面)へ達するまで行うと、被加工板材5にホログ
ラム像8の輪郭を正確に倣い、上方へた突出する所定立
体形状の成形部9が形成される(図2)。
【0021】このとき、ホログラム像8が、従来の逐次
成形において要求された、棒状押圧部材の受け側となる
よう反対側に配置される型状押圧部材の代わりをなすこ
とになるので、従来必要であった型状押圧部材を省略で
きる。したがって型状押圧部材の製作コストを削減でき
る。またホログラム像8の形成は比較的安価な位相制御
板の製作等で済むから、全体の成形コストを低減でき
る。しかも型状押圧部材の保管コストも不要にるので、
補修部品のように長期間の生産が必要なものの生産方法
として好適なものになる。
【0022】しかも、本実施例における逐次成形は、加
熱手段12により熱間加工になるため、棒状押圧部材1
0の押圧力をあまり大きくしないでも済むから、ホログ
ラム像8を型状押圧部材に代えることができる。さらに
棒状押圧部材10による塑性変形時の局部的な残留応力
を解放させることができる。その結果、逐次成形後にお
ける成形品の寸法精度を良好に維持でき、形状を安定に
することができる。また、錆を発生しにくくすることが
できる。
【0023】なお、上記逐次成形後において、深絞り部
などの残留応力が大きくなる部分に対して、さらに所定
温度及び時間で局部的な加熱処理を行うことにより、成
形後の残留応力を解放して歪みを取るようにしてもよ
い。このときの加熱温度は被加工板材5の材質等によっ
て適宜に定めるが、例えば、被加工板材5が鋼材の場合
は150°C〜300°C程度が好ましい。加熱時間は
任意である。
【0024】また、加熱手段12をホルダ11により棒
状押圧部材10と一体化したので、常時加熱手段12を
棒状押圧部材10と一体に移動させることができ、棒状
押圧部材10の加工近傍部13を確実に加熱することが
できる。
【0025】なお、本願発明は上記実施例に限定され
ず、同一の発明原理内において種々に変形や応用が可能
である。例えば、加熱手段12は棒状押圧部材10と別
体に構成せず、棒状押圧部材10の先端部周囲に発熱コ
イルを取り付け、電線を介して通電することにより、棒
状押圧部材10の先端を直接加熱してもよい。
【0026】このようにすると、棒状押圧部材10によ
る加工と同時に加工部を加熱でき、加熱部に対して確実
かつ無駄の少ない加熱が可能になる。また、加熱手段が
棒状押圧部材10と一体化するので、装置が簡単かつコ
ンパクトになる。但し、発熱コイルの構造や取付方は種
々可能であり、さらに加熱手段も他の公知手段を適用可
能である。
【0027】また、逐次成形における被加工板材5と棒
状押圧部材10の移動は相対的なものであればよく、被
加工板材5を不動の液槽1へ不動に固定し、棒状押圧部
材10側をXYZ3軸方向へ自在に移動させるようにし
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における本願発明の原理を示す断面図
【図2】逐次成形状態を示す斜視図
【符号の説明】
1:液槽、2:入り口、3:液体、4:クランプ、5:
被加工板材、6:液面、7:超音波発振装置、8:ホロ
グラム像、9:成形部、10:棒状押圧部材、12:加
熱手段、14:最高部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工板材に棒状押圧部材を押し当てて
    塑性変形させることにより所定の立体形状を成形する逐
    次成形方法において、前記被加工板材を液体上方に支持
    させるとともに、液面に超音波の相互干渉によって形成
    されたホログラム像を結像させ、このホログラム像に倣
    って前記被加工板材を逐次成形することを特徴とする逐
    次成形方法。
  2. 【請求項2】 被加工板材に棒状押圧部材を押し当てて
    塑性変形させることにより所定の立体形状を成形する逐
    次成形方法において、前記棒状押圧部材に加熱手段を設
    け、この加熱手段により前記被加工板材を軟化点近傍ま
    で加熱するとともに、前記被加工板材を液体上方に支持
    させて液面に超音波の相互干渉によって形成されたホロ
    グラム像を結像させ、このホログラム像に倣って前記被
    加工板材を塑性変形させることを特徴とする逐次成形方
    法。
JP2002042407A 2002-02-19 2002-02-19 逐次成形方法 Pending JP2003236627A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002042407A JP2003236627A (ja) 2002-02-19 2002-02-19 逐次成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002042407A JP2003236627A (ja) 2002-02-19 2002-02-19 逐次成形方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003236627A true JP2003236627A (ja) 2003-08-26

Family

ID=27782501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002042407A Pending JP2003236627A (ja) 2002-02-19 2002-02-19 逐次成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003236627A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010149137A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Aisin Seiki Co Ltd 遂次成形装置
CN104117566A (zh) * 2013-04-24 2014-10-29 中国科学院电工研究所 一种三维成型装置及方法
JP2019081189A (ja) * 2017-10-31 2019-05-30 明生 関口 逐次成形方法
CN114147116A (zh) * 2021-12-01 2022-03-08 中南大学 一种大径厚比镍合金筒形件旋压装置及加工方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010149137A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Aisin Seiki Co Ltd 遂次成形装置
CN104117566A (zh) * 2013-04-24 2014-10-29 中国科学院电工研究所 一种三维成型装置及方法
CN104117566B (zh) * 2013-04-24 2016-04-27 中国科学院电工研究所 一种三维成型装置及方法
JP2019081189A (ja) * 2017-10-31 2019-05-30 明生 関口 逐次成形方法
CN114147116A (zh) * 2021-12-01 2022-03-08 中南大学 一种大径厚比镍合金筒形件旋压装置及加工方法
CN114147116B (zh) * 2021-12-01 2022-09-02 中南大学 一种大径厚比镍合金筒形件加工方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5746024B2 (ja) 三次元物体を一層ずつ製造する装置
EP3199327B1 (en) Novel method for calibrating laser additive manufacturing process
JP2020114677A (ja) 付加製造における歪みの予測及び最小化
CN101426630B (zh) 树脂成形装置及树脂成形方法
US20170259504A1 (en) Ultraviolet laser 3d printing method for precise temperature control of polymer material and device thereof
CN106363173A (zh) 一种超声波辅助激光增材制造的装置及其实现方法
JPH08281807A (ja) 3次元物体の製造方法および装置
JPS62275734A (ja) 立体形成方法
CN104190931A (zh) 一种高效高精度复合増材制造方法及装置
CN105880589A (zh) 一种感应-超声复合辅助激光金属成形的方法
CN110586941A (zh) 一种金属零件增材制造过程中变形控制系统及方法
Cho et al. Laser scanning path generation considering photopolymer solidification in micro-stereolithography
KR20170097420A (ko) 3차원 금속 프린터를 이용한 비정질 금속 제조 장치 및 이에 제조되는 비정질 금속
Furumoto et al. Study on deformation restraining of metal structure fabricated by selective laser melting
JP2003236627A (ja) 逐次成形方法
CN114951945A (zh) 一种金属复合板的一体化制备成形系统及方法
JPH08168831A (ja) 超塑性成形による細部の成形方法および成形装置
JP3066606B2 (ja) 3次元物体の製造方法及び装置
JPH05177366A (ja) 板金加工方法
WO2018194481A1 (en) Additive manufacturing technique including direct resistive heating of a workpiece
CN114346409A (zh) 三维扫描及验证的实时加工路径生成系统
JP4414830B2 (ja) 成形機
CN1363440A (zh) 粉末材料的选区激光汽化烧结快速薄壁成型的方法及系统
JP3959455B2 (ja) 逐次成形装置
JP2006021253A (ja) 板金製品の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070123

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070326

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070417