JP2003236625A - 板材の成形方法 - Google Patents

板材の成形方法

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JP2003236625A
JP2003236625A JP2002042380A JP2002042380A JP2003236625A JP 2003236625 A JP2003236625 A JP 2003236625A JP 2002042380 A JP2002042380 A JP 2002042380A JP 2002042380 A JP2002042380 A JP 2002042380A JP 2003236625 A JP2003236625 A JP 2003236625A
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JP
Japan
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molding
forming
pressing member
shape
plate
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2002042380A
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English (en)
Inventor
Shigeo Ozawa
茂雄 小澤
Koji Fukuda
浩治 福田
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数ケ所に別々の逐次成形をするとき、後の逐
次成形により既加工部分が変形することを防止する。 【構成】板材10の周囲を支持枠11とクランプ12で
固定し、下方に型状押圧部材13を配置し、これを押し
上げて型押し成形により板材10を大まか形状に全体成
形する(AB)。さらに型押し成形では成形しきれない
複雑形状部である裾部15aの上を棒状押圧部材20に
より最初の逐次成形をする(B)。続いてこの逐次成形
部の上に成形凸部15を囲むようにしてリング状の可撓
性部材からなる保護治具21を置き、これを押圧ブロッ
ク22により加圧して既加工部を固定する。その後、保
護治具21の外側に隣接する成形凹部16の上を棒状押
圧部材20により2回目の逐次成形をする。このとき保
護冶具21に囲まれた既加工部は変形せずに成形形状を
P維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願は、逐次成形方法に
関する。逐次成形とは棒状押圧部材を金属製薄板等へ押
し当てながら板材と棒状押圧部材を相対的に移動させる
ことにより、シェル形状等の所定立体形状を成形する公
知方法をいう。なお、本願発明においては、成形前の板
材平面内における直交2軸方向をXY、これらとそれぞ
れ直交する軸方向をZとする。また、
【0002】
【従来の技術】このような逐次成形及び装置はWO99
/38627号等により公知であり、例えば特開平5−
42328号には板材の四辺をしわ押さえにより水平に
保持し、下方から凸型状をなす型状押圧部材を押し上げ
て大まかな形状に全体成形し、上方から棒状押圧部材を
押し当てながら板材をXY方向へ移動させ、かつ押圧部
材をZ方向へ移動させて逐次成形することにより所望の
立体形状を成形するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一つの成形品の中に、
別々に逐次成形する部分が複数存在するとき、そのうち
のいずれか一つを逐次成形後、隣接部分を逐次成形し始
めると、加工済みの逐次成形部が変形してしまうことが
ある。そこでこのような既加工部を変形しにくくして成
形効率及び成形精度を向上させることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1は、周囲を固定
された板材に対して、棒状押圧部材により複数部分を別
々に逐次成形する成形方法において、いずれか一つの部
分を逐次成形した後、その成形部分の周囲を囲繞する保
護治具にて成形部分を押さえつけてから、この保護治具
外側の他の部分を逐次成形することを特徴とする。
【0005】請求項2は、前記請求項1において、保護
治具が可撓性材料よりなることを特徴とする。
【0006】
【発明の効果】複数の逐次成形対象部のうち一つの部分
における加工が済むと、その周囲を保護冶具で囲み、成
形部分周囲を押さえつける。この状態で保護治具外側の
他の部分を逐次成形すると、既加工済み部分は保護冶具
により固定されて変形を阻止されるため当初の成形状態
を維持する。したがって、複数ケ所を別々に時間を変え
て逐次成形しても、成形効率よく成形できかつ成形精度
を向上できる。
【0007】また、保護治具を可撓性材料から形成する
と、保護治具外側の他の部分を逐次成形するとき、既加
工部分に連続する他の部分の形状に沿って保護治具が変
形するため、他の部分の形状を損なわないようにでき
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて一実施例を
説明する。図1は、本成形方法によって得られる成形品
の外観を示し、図2は実施例の成形工程を示す図であ
る。
【0009】まず、図1において、ボンネット1は本願
発明による成形品であり、鉄板から自動車用ボンネット
の表面形状となる立体形状に形成されている。ボンネッ
ト1の上面2は緩やかな曲面をなし、その一部に上方へ
凸の平面視略楕円形をなす凸部3を備え、かつ端部に通
気孔4が複数開口されている。周囲はフランジ状の周囲
壁5をなし、全体として立体的なシェル形状に形成され
る。
【0010】図2は成形工程を示し、Aは全体成形前の
状態、Bは全体成形後部最初の逐次成形をする状態、C
は保護冶具取付後次の逐次成形をする状態を示す図であ
る。まず、Aに示すように板材10の周囲を支持枠11
の上へ置いてクランプ12で固定するとともに、板材1
0の下方に型状押圧部材13を配置する。
【0011】型状押圧部材13は、板材10の下方に配
置され、板材10について簡単形状部を全体成形するた
めの下押圧部材であり、エアシリンダ等に連結された昇
降軸14により昇降自在である。昇降軸14は支持台へ
支持され、かつ板材10、支持枠11及びクランプ12
と一体になってXY方向へ移動自在である。
【0012】型状押圧部材13は、ボンネット1の上面
側を成形する大きさと形状の成形部を有する凸型であ
り、凸部3に対応する中央側へ略楕円弧状に大きく突出
する成形凸部15が形成される。周縁部の通気孔4に対
応する部分に成形凹部16が形成されている。図中の符
号17は凸部3や通気孔4部分を除く上面2に対応す
る、比較的なだらかな緩曲面からなる単純形状部のため
の成形凸部、18は周囲壁5に対応する周壁である。
【0013】型状押圧部材13は、昇降軸14で押し上
げられることにより、板材10の全体を大まかな形状に
全体成形し、成形凸部15の頂部から成形凸部17に略
沿う比較的なだらかな曲面からなる単純形状部並びに周
壁18等に対応する部分を成形する。但し、この全体成
形では成形凸部15の裾部15aなどの曲率が急変する
部分や成形凹部16などの全体成形では正確に成形でき
ない複雑形状部分は未成形部として残る。
【0014】板材10は、鉄系又はその他の金属等から
なる板状材料であり、例えば、0.数mm〜数mm程度
の板厚を有する鉄製薄板である。但し、板材10の材料
はアルミなどの軽合金その他の金属等、塑性加工に適し
たものであれば任意に選択でき、その板厚も同様であ
る。
【0015】支持枠11は矩形状等の適宜枠形状をな
し、その内側空間内に型状押圧部材13が配置される。
支持枠11はクランプ12とともに、型状押圧部材13
と共通の支持台に支持され、この支持台はXY方向へ自
由に移動自在である。型状押圧部材13のみはこの支持
台上で支持枠11やクランプ12と別にZ方向へ昇降軸
14により昇降自在であり、型状押圧部材13を押し上
げると、板材10の下面へ当接するようになっている。
【0016】板材10を成形するには、まずAに示すよ
うに、板材10に対して下方から型状押圧部材13を押
し上げ、Bに示すように板材10全体を大まかな形状に
成形する。続いて裾部15a上方となる板10の部分を
棒状押圧部材20を押し下げて最初の逐次成形をする。
【0017】次に、Cに示すように、保護治具21を成
形凸部15の裾部15a上方となる板10の上へ置き、
保護治具21を上から押圧ブロック22で加圧すること
により最初の逐次成形部とその周囲部分を型状押圧部材
13の表面へ押しつけて固定する。保護治具21は図1
に仮想線で示すように、成形凸部15を囲むことのでき
るリング状をなし、ゴム等の可撓性部材で形成すること
が好ましい。但し、金属や木材等の剛性部材で形成して
もよい。
【0018】次に、保護治具21の外側となる隣接部、
例えば成形凹部16にて、棒状押圧部材20による次の
逐次成形を行い、成形凹部16内に凹部23を形成す
る。凹部23は、型状押圧部材13による全体成形では
成形されない複雑形状部である。
【0019】この2回目の逐次成形において、最初の逐
次成形による既加工済み部分は保護冶具21で囲まれか
つ押さえつけられて固定されているので、隣接する保護
治具21の外側となる成形凹部16を逐次成形しても、
変形を阻止されるため当初の成形状態を維持する。した
がって、複数ケ所を別々に逐次成形しても、成形効率よ
くかつ成形精度を向上できる。
【0020】しかも、保護治具21を可撓性材料から形
成したので、保護治具21の外側における他の部分を逐
次成形するとき、既加工部分に連続する他の部分の形状
に沿って保護治具21が変形するため、他の部分の形状
を損なわないようにできる。また、板材10の成形面に
成形時の傷をつけないようにできる。
【0021】これにより、板材10は型状押圧部材13
の表面を正確に倣った形状となり、成形凸部15の対応
部分は製品のボンネットにおける凸部3となり、成形凸
部17部分は上面2となる。その後、例えばレーザー光
等を用いて周囲のクランプ部をカットし、凹部23の底
部をスリット状にカットして通気孔4を形成すれば図1
に示すボンネット1となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の逐次成形によって成形された製品の外
観図
【図2】実施例における成形工程図
【符号の説明】
1:ボンネット(成形品)、3:凸部、4:通気孔、
5:周囲壁、10:板材、13:凸型の型状押圧部材、
16:成形凹部、20:棒状押圧部材、21:保護治
具、23:凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲を固定された板材に対して、棒状押
    圧部材により複数部分を別々に逐次成形する成形方法に
    おいて、いずれか一つの部分を逐次成形した後、その成
    形部分の周囲を囲繞する保護治具にて成形部分を押さえ
    つけてから、この保護治具外側の他の部分を逐次成形す
    ることを特徴とする板材の成形方法。
  2. 【請求項2】 前記保護治具が可撓性材料よりなること
    を特徴とする請求項1に記載した板材の成形方法。
JP2002042380A 2002-02-19 2002-02-19 板材の成形方法 Withdrawn JP2003236625A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007302189A (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Nissan Motor Co Ltd 座席用板フレームの製造方法、座席用板フレーム及び座席
WO2014008680A1 (zh) * 2012-07-13 2014-01-16 深圳市华星光电技术有限公司 一种背板的凸包加工方法及背板
US8915627B2 (en) 2012-07-13 2014-12-23 LiFeng Wang Protrusion structure processing method of backplane and backplane

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