JP2003235746A - 熱可塑性樹脂浴槽とその製法 - Google Patents
熱可塑性樹脂浴槽とその製法Info
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 ＦＲＰ積層時の脱泡作業性に優れ、かつ、浴
槽内部底部に細かな凹凸の滑り止めを有する熱可塑性樹
脂浴槽を供給する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂板を熱成形して熱可塑性樹
脂成形品とし、その裏面に補強層５を設けた熱可塑性樹
脂浴槽において、浴槽底部２の熱可塑性樹脂成形品表面
が凹凸４で裏面が平坦であることを特徴とする熱可塑性
樹脂浴槽。
槽内部底部に細かな凹凸の滑り止めを有する熱可塑性樹
脂浴槽を供給する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂板を熱成形して熱可塑性樹
脂成形品とし、その裏面に補強層５を設けた熱可塑性樹
脂浴槽において、浴槽底部２の熱可塑性樹脂成形品表面
が凹凸４で裏面が平坦であることを特徴とする熱可塑性
樹脂浴槽。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、熱可塑性樹脂浴槽に関
し、より詳しくは、熱可塑性樹脂成形品の底部表面に凹
凸を設けた熱可塑性樹脂浴槽に関する。
し、より詳しくは、熱可塑性樹脂成形品の底部表面に凹
凸を設けた熱可塑性樹脂浴槽に関する。
【０００２】
【従来の技術】熱可塑性樹脂成形品の裏面に繊維強化樹
脂（以下、「ＦＲＰ」という。）を積層し、強度を向上
させた熱可塑性樹脂浴槽が上市されている。そして多く
の浴槽底部には、滑り止めのための凹凸が賦型されてい
る。この凹凸は、熱可塑性樹脂板を真空成形あるいは圧
空成形などの熱成形をして、金型に設けられた凹凸を、
熱可塑性樹脂成形品に転写させている。また、熱可塑性
樹脂浴槽では、熱可塑性樹脂成形品とＦＲＰの界面に気
泡が存在すると、補強層の剥離や、ふくれの原因とな
る。
脂（以下、「ＦＲＰ」という。）を積層し、強度を向上
させた熱可塑性樹脂浴槽が上市されている。そして多く
の浴槽底部には、滑り止めのための凹凸が賦型されてい
る。この凹凸は、熱可塑性樹脂板を真空成形あるいは圧
空成形などの熱成形をして、金型に設けられた凹凸を、
熱可塑性樹脂成形品に転写させている。また、熱可塑性
樹脂浴槽では、熱可塑性樹脂成形品とＦＲＰの界面に気
泡が存在すると、補強層の剥離や、ふくれの原因とな
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
熱成形では、熱可塑性樹脂成形品の裏面のＦＲＰ積層面
にも凹凸が賦型されるため、ＦＲＰ積層時の脱泡作業が
行い難い問題を有していた。また、従来の熱成形では、
熱可塑性樹脂板の厚さのため、有意面側の形状がぼやけ
てしまい、細かなパターンを形成することは困難であっ
た。本発明の目的は、ＦＲＰ積層時の脱泡作業性に優
れ、かつ、浴槽内部底部に細かな凹凸の滑り止めを有す
る熱可塑性樹脂浴槽を供給することにある。
熱成形では、熱可塑性樹脂成形品の裏面のＦＲＰ積層面
にも凹凸が賦型されるため、ＦＲＰ積層時の脱泡作業が
行い難い問題を有していた。また、従来の熱成形では、
熱可塑性樹脂板の厚さのため、有意面側の形状がぼやけ
てしまい、細かなパターンを形成することは困難であっ
た。本発明の目的は、ＦＲＰ積層時の脱泡作業性に優
れ、かつ、浴槽内部底部に細かな凹凸の滑り止めを有す
る熱可塑性樹脂浴槽を供給することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するにあたり検討を重ねた結果、本発明に至った。
すなわち本発明は、熱可塑性樹脂板を熱成形して熱可塑
性樹脂成形品とし、その裏面に補強層を設けた熱可塑性
樹脂浴槽において、浴槽底部の熱可塑性樹脂成形品表面
が凹凸で裏面が平坦であることを特徴とする熱可塑性樹
脂浴槽である。
解決するにあたり検討を重ねた結果、本発明に至った。
すなわち本発明は、熱可塑性樹脂板を熱成形して熱可塑
性樹脂成形品とし、その裏面に補強層を設けた熱可塑性
樹脂浴槽において、浴槽底部の熱可塑性樹脂成形品表面
が凹凸で裏面が平坦であることを特徴とする熱可塑性樹
脂浴槽である。
【０００５】また本発明は、熱可塑性樹脂板を熱成形す
る際に、表面が凹凸処理されたプラグを使用してプラグ
アシスト成形することにより、浴槽底部の熱可塑性樹脂
成形品表面に凹凸を設けることを特徴とする上記記載の
熱可塑性樹脂浴槽の製造方法である。
る際に、表面が凹凸処理されたプラグを使用してプラグ
アシスト成形することにより、浴槽底部の熱可塑性樹脂
成形品表面に凹凸を設けることを特徴とする上記記載の
熱可塑性樹脂浴槽の製造方法である。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明で使用できる熱可塑性樹脂
板としては、アクリル樹脂板、ポリスチレン樹脂板、ポ
リプロピレン樹脂板、ポリカーボネート樹脂板、塩化ビ
ニル樹脂板等熱成形可能な樹脂を使用することが出来
る。また、これらの樹脂は、単独でまたは積層した状態
で使用できる。
板としては、アクリル樹脂板、ポリスチレン樹脂板、ポ
リプロピレン樹脂板、ポリカーボネート樹脂板、塩化ビ
ニル樹脂板等熱成形可能な樹脂を使用することが出来
る。また、これらの樹脂は、単独でまたは積層した状態
で使用できる。
【０００７】熱可塑性樹脂板としては、透明性に優れ
る、すなわち発色性に優れるアクリル樹脂からなる樹脂
板が好ましい。さらに好ましくは、特公平６−７００９
８号公報に開示されているメタクリル酸メチル単独また
はメタクリル酸メチル６０質量％以上とアクリル酸エス
テル４０質量％以下との単量体混合物を重合開始剤の存
在下で重合させてアクリル樹脂板を製造するに当たり、
予め単量体全体に対して０．０１〜２０質量％の連鎖移
動剤を添加してシラップを製造し、次いでその得られた
シラップに対して０．０２〜１．０質量％の架橋剤を添
加し、鋳型中で注型重合させることによって得られるア
クリル樹脂板の使用が望ましい。
る、すなわち発色性に優れるアクリル樹脂からなる樹脂
板が好ましい。さらに好ましくは、特公平６−７００９
８号公報に開示されているメタクリル酸メチル単独また
はメタクリル酸メチル６０質量％以上とアクリル酸エス
テル４０質量％以下との単量体混合物を重合開始剤の存
在下で重合させてアクリル樹脂板を製造するに当たり、
予め単量体全体に対して０．０１〜２０質量％の連鎖移
動剤を添加してシラップを製造し、次いでその得られた
シラップに対して０．０２〜１．０質量％の架橋剤を添
加し、鋳型中で注型重合させることによって得られるア
クリル樹脂板の使用が望ましい。
【０００８】熱可塑性樹脂成形品の板厚は特に制限はな
いが、板厚が薄くなり過ぎると補強用の原料樹脂に含ま
れる溶剤でクラックが発生したり、重合硬化性樹脂原料
の硬化時の発熱による変形が生じるため、成形品の板厚
が最も薄いところで０．３ｍｍ以上、さらには０．８ｍ
ｍ以上とするのが好ましい。また、熱可塑性樹脂成形品
表面には、アクリル系やシリコーン系のハードコート処
理をしたり、フッ素樹脂等の被覆を設けて防汚染処理す
ることを妨げない。また、透明な熱可塑性樹脂成形品の
場合、裏面より塗装などの手段により柄を設けたり、色
を付与することも出来る。
いが、板厚が薄くなり過ぎると補強用の原料樹脂に含ま
れる溶剤でクラックが発生したり、重合硬化性樹脂原料
の硬化時の発熱による変形が生じるため、成形品の板厚
が最も薄いところで０．３ｍｍ以上、さらには０．８ｍ
ｍ以上とするのが好ましい。また、熱可塑性樹脂成形品
表面には、アクリル系やシリコーン系のハードコート処
理をしたり、フッ素樹脂等の被覆を設けて防汚染処理す
ることを妨げない。また、透明な熱可塑性樹脂成形品の
場合、裏面より塗装などの手段により柄を設けたり、色
を付与することも出来る。
【０００９】本発明で使用できる熱可塑性樹脂成形品
は、熱可塑性樹脂板を真空成形、圧空成形等熱成形した
ものが使用できる。熱成形するための型材質としては、
金属、ＦＲＰ、木材など既知の材質のものが使用でき
る。また、製品の寸法を安定させるため、温度調節する
手段を設けることが好ましい。
は、熱可塑性樹脂板を真空成形、圧空成形等熱成形した
ものが使用できる。熱成形するための型材質としては、
金属、ＦＲＰ、木材など既知の材質のものが使用でき
る。また、製品の寸法を安定させるため、温度調節する
手段を設けることが好ましい。
【００１０】真空ないし圧空成形する時には、表面が凹
凸処理されたプラグによる補助成形、すなわちプラグア
シスト成形を行ない、浴槽底部の熱可塑性樹脂成形品表
面に凹凸を賦形し、ノンスリップ性を形成することがで
きる。このとき、真空ないし圧空成形型表面を平坦にし
ておくことにより、熱可塑性樹脂成形品の裏面が平坦に
なる。
凸処理されたプラグによる補助成形、すなわちプラグア
シスト成形を行ない、浴槽底部の熱可塑性樹脂成形品表
面に凹凸を賦形し、ノンスリップ性を形成することがで
きる。このとき、真空ないし圧空成形型表面を平坦にし
ておくことにより、熱可塑性樹脂成形品の裏面が平坦に
なる。
【００１１】プラグの材質としては、金属、ＦＲＰ、木
材などが挙げられるが、とくにこれらに限定されるもの
ではない。また、凹凸形状の賦形性を向上させるため、
プラグの温度調節する手段を設けることも有効である。
材などが挙げられるが、とくにこれらに限定されるもの
ではない。また、凹凸形状の賦形性を向上させるため、
プラグの温度調節する手段を設けることも有効である。
【００１２】熱可塑性樹脂成形品の裏面は、ＦＲＰによ
り補強して、補強層を設ける。ＦＲＰを形成するための
重合硬化性樹脂としては、アクリル樹脂、不飽和ポリエ
ステル樹脂、ビニルエステル樹脂、ウレタン樹脂、エポ
キシ樹脂、およびこれらを変性した樹脂などが使用で
き、それらの発泡樹脂も含む。これらの重合硬化性樹脂
は、熱可塑性樹脂成形品と親和性を有し重合硬化して、
かかる熱可塑性樹脂成形品と密着一体化可能なものが使
用され、熱可塑性樹脂成形品の樹脂の種類に応じて適宜
選択される。
り補強して、補強層を設ける。ＦＲＰを形成するための
重合硬化性樹脂としては、アクリル樹脂、不飽和ポリエ
ステル樹脂、ビニルエステル樹脂、ウレタン樹脂、エポ
キシ樹脂、およびこれらを変性した樹脂などが使用で
き、それらの発泡樹脂も含む。これらの重合硬化性樹脂
は、熱可塑性樹脂成形品と親和性を有し重合硬化して、
かかる熱可塑性樹脂成形品と密着一体化可能なものが使
用され、熱可塑性樹脂成形品の樹脂の種類に応じて適宜
選択される。
【００１３】また、ＦＲＰを形成するための補強材とし
ては、ガラス繊維やカーボン繊維などの繊維状物質を使
用する。最も一般的なのはガラス繊維である。ガラス繊
維は既存の市販品でよいが通常、ロービングと呼ばれる
繊維状のものを長さ０．２５〜５０ｍｍ程度の長さにカ
ットしたチョップ品およびそれらをマット状にしたマッ
ト品等を用いることができる。補強材は重合硬化性樹脂
との含浸性を向上させた表面処理されたものを用いるの
が好ましい。補強材と重合硬化性樹脂の混合割合につい
ては必要な強度にあわせて適当に選ぶことができるが、
積層時の「たれ」の防止や脱泡し易さを考慮すると、重
合硬化性樹脂１００質量部に対し２５〜５０質量部が好
ましい。補強材の量が少な過ぎると積層中に重合硬化性
樹脂がたれやすくなり積層厚さを適当な値に保持できな
い。また、補強材の量が多過ぎると脱泡が困難になる。
ては、ガラス繊維やカーボン繊維などの繊維状物質を使
用する。最も一般的なのはガラス繊維である。ガラス繊
維は既存の市販品でよいが通常、ロービングと呼ばれる
繊維状のものを長さ０．２５〜５０ｍｍ程度の長さにカ
ットしたチョップ品およびそれらをマット状にしたマッ
ト品等を用いることができる。補強材は重合硬化性樹脂
との含浸性を向上させた表面処理されたものを用いるの
が好ましい。補強材と重合硬化性樹脂の混合割合につい
ては必要な強度にあわせて適当に選ぶことができるが、
積層時の「たれ」の防止や脱泡し易さを考慮すると、重
合硬化性樹脂１００質量部に対し２５〜５０質量部が好
ましい。補強材の量が少な過ぎると積層中に重合硬化性
樹脂がたれやすくなり積層厚さを適当な値に保持できな
い。また、補強材の量が多過ぎると脱泡が困難になる。
【００１４】また、ＦＲＰには補強用のフィラーを混合
させることができ、その具体的なものとして、水酸化ア
ルミニウム、炭酸カルシウム等既知のフィラーを用いる
ことができる。またその含有量は、充填するフィラーと
重合硬化性樹脂原料の合計量に対して１０質量％から９
０質量％の範囲で用いるのが好ましい。
させることができ、その具体的なものとして、水酸化ア
ルミニウム、炭酸カルシウム等既知のフィラーを用いる
ことができる。またその含有量は、充填するフィラーと
重合硬化性樹脂原料の合計量に対して１０質量％から９
０質量％の範囲で用いるのが好ましい。
【００１５】補強層の厚みは、１ｍｍ以上１５ｍｍ以
下、より好ましくは２ｍｍ以上１０ｍｍ以下とする。補
強層の厚みが薄すぎると、熱可塑性樹脂表層から衝撃が
加わったときに熱可塑性樹脂成形品が割れやすくなる。
また、補強層の厚みが厚すぎると、浴槽の重量が重くな
り取り扱い難くなる。さらに、補強材として一枚または
複数に分割したベニヤ板や樹脂板などを、補強層の間に
入れ込み一体化することも有効である。
下、より好ましくは２ｍｍ以上１０ｍｍ以下とする。補
強層の厚みが薄すぎると、熱可塑性樹脂表層から衝撃が
加わったときに熱可塑性樹脂成形品が割れやすくなる。
また、補強層の厚みが厚すぎると、浴槽の重量が重くな
り取り扱い難くなる。さらに、補強材として一枚または
複数に分割したベニヤ板や樹脂板などを、補強層の間に
入れ込み一体化することも有効である。
【００１６】本発明におけるＦＲＰを熱可塑性樹脂製成
型品に積層する方法としてはスプレーアップ法、ハンド
レーアップ法、ＲＴＭ法、注型法などの既知の方法を用
いることができ、特にその形成方法は問わない。なお、
熱可塑性樹脂成形品は変形しやすいので、変形防止のた
めの馬型（図示せず）に被せた状態でＦＲＰは形成され
ることが多い。
型品に積層する方法としてはスプレーアップ法、ハンド
レーアップ法、ＲＴＭ法、注型法などの既知の方法を用
いることができ、特にその形成方法は問わない。なお、
熱可塑性樹脂成形品は変形しやすいので、変形防止のた
めの馬型（図示せず）に被せた状態でＦＲＰは形成され
ることが多い。
【００１７】
【実施例】以下、実施例を添付の図面に従って説明す
る。 ［実施例１］厚さ５ｍｍのアクリル樹脂板（商品名：ア
クリライトＰＸ２００ 色調：Ｎ３６９（白）、三菱レ
イヨン（株）製）を、その表面温度がほぼ均一になるよ
うに１８０℃（放射温度計にて計測）まで加熱した。予
張ブローは行わず、プラグは特に加熱せず常温のまま
で、プラグアシストして真空成形し、図１に示したよう
な浴槽の形状（長さ１２００ｍｍ、幅７８０ｍｍ、深さ
５００ｍｍ、底部のコーナーＲ６０ｍｍ）をした成形品
１を得た。このとき、プラグとしては、アルミニウム製
で、成形品とプラグが接触する部分に、高さ０．５ｍ
ｍ、底辺１ｍｍの四角錐をした凹凸を設けたものを使用
した。これにより、浴槽の底部２の優位面側に細かなパ
ターンの凹凸４が賦形された。そして裏面（金型面側）
３は、凹凸のない平坦な面が得られた。
る。 ［実施例１］厚さ５ｍｍのアクリル樹脂板（商品名：ア
クリライトＰＸ２００ 色調：Ｎ３６９（白）、三菱レ
イヨン（株）製）を、その表面温度がほぼ均一になるよ
うに１８０℃（放射温度計にて計測）まで加熱した。予
張ブローは行わず、プラグは特に加熱せず常温のまま
で、プラグアシストして真空成形し、図１に示したよう
な浴槽の形状（長さ１２００ｍｍ、幅７８０ｍｍ、深さ
５００ｍｍ、底部のコーナーＲ６０ｍｍ）をした成形品
１を得た。このとき、プラグとしては、アルミニウム製
で、成形品とプラグが接触する部分に、高さ０．５ｍ
ｍ、底辺１ｍｍの四角錐をした凹凸を設けたものを使用
した。これにより、浴槽の底部２の優位面側に細かなパ
ターンの凹凸４が賦形された。そして裏面（金型面側）
３は、凹凸のない平坦な面が得られた。
【００１８】熱可塑性樹脂成形品浴槽１の底部２の裏面
３に、不飽和ポリエステル樹脂（商品名：ユピカ８８６
１、日本ユピカ（株）製）１００質量部に、ガラス繊維
（商品名：ＲＥＲ２３１−ＧＲ３６、日本板硝子（株）
製）３０質量部、触媒（商品名：パーメックＮ、日本油
脂（株）製）１質量部を混合しながらスプレーアップに
て吹きつけ、脱泡作業を行ったのち、硬化させ、厚み３
ｍｍのＦＲＰ層５（補強層）を形成した。このとき、ノ
ンスリップ部の裏面３が平坦なため、脱泡作業は非常に
容易であった。
３に、不飽和ポリエステル樹脂（商品名：ユピカ８８６
１、日本ユピカ（株）製）１００質量部に、ガラス繊維
（商品名：ＲＥＲ２３１−ＧＲ３６、日本板硝子（株）
製）３０質量部、触媒（商品名：パーメックＮ、日本油
脂（株）製）１質量部を混合しながらスプレーアップに
て吹きつけ、脱泡作業を行ったのち、硬化させ、厚み３
ｍｍのＦＲＰ層５（補強層）を形成した。このとき、ノ
ンスリップ部の裏面３が平坦なため、脱泡作業は非常に
容易であった。
【００１９】
【発明の効果】本発明によると、脱泡作業性に優れ、細
かなパターンの凹凸を有する熱可塑性樹脂積層品を得る
ことが出来た。
かなパターンの凹凸を有する熱可塑性樹脂積層品を得る
ことが出来た。
【図１】本発明の浴槽の断面図である。
【図２】図１の楕円で囲った部分の拡大断面図である。
１ 浴槽
２ 底部
３ 裏面
４ 凹凸
５ ＦＲＰ層（補強層）
Claims (2)
- 【請求項１】 熱可塑性樹脂板を熱成形して熱可塑性樹
脂成形品とし、その裏面に補強層を設けた熱可塑性樹脂
浴槽において、浴槽底部の熱可塑性樹脂成形品表面が凹
凸で裏面が平坦であることを特徴とする熱可塑性樹脂浴
槽。 - 【請求項２】 熱可塑性樹脂板を熱成形する際に、表面
が凹凸処理されたプラグを使用してプラグアシスト成形
することにより、浴槽底部の熱可塑性樹脂成形品表面に
凹凸を設けることを特徴とする請求項１記載の熱可塑性
樹脂浴槽の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002039367A JP2003235746A (ja) | 2002-02-15 | 2002-02-15 | 熱可塑性樹脂浴槽とその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002039367A JP2003235746A (ja) | 2002-02-15 | 2002-02-15 | 熱可塑性樹脂浴槽とその製法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003235746A true JP2003235746A (ja) | 2003-08-26 |
Family
ID=27780399
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002039367A Pending JP2003235746A (ja) | 2002-02-15 | 2002-02-15 | 熱可塑性樹脂浴槽とその製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003235746A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021130226A (ja) * | 2020-02-19 | 2021-09-09 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 成形品の製造方法 |
-
2002
- 2002-02-15 JP JP2002039367A patent/JP2003235746A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021130226A (ja) * | 2020-02-19 | 2021-09-09 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 成形品の製造方法 |
| JP7426653B2 (ja) | 2020-02-19 | 2024-02-02 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | 成形品の製造方法 |
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