JP2003234440A - 温度検出器取付具 - Google Patents

温度検出器取付具

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JP2003234440A
JP2003234440A JP2002032746A JP2002032746A JP2003234440A JP 2003234440 A JP2003234440 A JP 2003234440A JP 2002032746 A JP2002032746 A JP 2002032746A JP 2002032746 A JP2002032746 A JP 2002032746A JP 2003234440 A JP2003234440 A JP 2003234440A
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semiconductor component
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temperature
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JP2002032746A
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Koji Fukami
康二 深海
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Original Assignee
Fujitsu Telecom Networks Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、半導体部品に温度検出器を簡易か
つ確実に取り付け及び取り外しできる温度検出器取付具
を提供することを目的とする。 【解決手段】 電子装置内における3端子トランジスタ
34の取付部52に着脱自在に固定される支持部材66
と、一端72が支持部材66に固定され、他端78が温
度検出器38の3端子トランジスタ34と反対側に接触
し、温度検出器38を形状復元力により3端子トランジ
スタ34に向けて押圧する板ばね部材68とを備えてい
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体部品の温度
を測定する温度検出器を半導体部品に取り付けるための
温度検出器取付具に関する。
【0002】
【従来の技術】3端子トランジスタ等の半導体部品は、
消費電流が大きく、発熱量も大きい。このため、これら
の半導体部品に温度検出器を取り付け、半導体部品の温
度を測定し、装置にフィードバックすることで、半導体
部品の温度を適正な範囲に保っている。温度検出器が所
定の温度以上を検出した場合に、半導体部品に供給され
る電源が遮断されることで、半導体部品が保護される。
【0003】図9は、ねじにより取り付けられる温度検
出器10を示している。温度検出器10は、3端子トラ
ンジスタ12の上部の取付穴14を介してねじ止めされ
る。図10は、別の形状の温度検出器16を示してい
る。温度検出器16は、3端子トランジスタ12の表面
において温度が最も上昇する部分(領域18)に、接着
剤により固定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図9に示した構造で
は、温度検出器10は、3端子トランジスタ12の取付
穴14を利用して取り付けられる。このため、温度検出
器10を3端子トランジスタ12の表面において温度が
最も上昇する部分(領域18)に取り付けることができ
ない。
【0005】また、図10に示した構造では、温度検出
器16と3端子トランジスタ12との間に接着剤が介在
する。このため、3端子トランジスタ12の熱を温度検
出器16に十分に伝導させることができず、3端子トラ
ンジスタ12の正確な温度を測定できない。また、温度
検出器16を3端子トランジスタ12から取り外す際
に、温度検出器16及び3端子トランジスタ12を損傷
してしまうおそれがある。
【0006】本発明は、かかる従来の問題点を解決する
ためになされたもので、半導体部品に温度検出器を簡易
かつ確実に取り付け及び取り外しできる温度検出器取付
具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の温度検出器取
付具は、装置内で動作する半導体部品の温度を測定する
ために、前記半導体部品に温度検出器を密着させる温度
検出器取付具であって、前記装置内における前記半導体
部品の取付部に着脱自在に固定される支持部材と、一端
が前記支持部材に固定され、他端が前記温度検出器の前
記半導体部品と反対側に接触し、前記温度検出器を形状
復元力により前記半導体部品に向けて押圧する板ばね部
材とを備えていることを特徴とする。
【0008】請求項2の温度検出器取付具は、請求項1
記載の温度検出器取付具において、前記板ばね部材の前
記他端側は、前記温度検出器に向けて折曲されている折
曲部を備えていることを特徴とする。
【0009】請求項3の温度検出器取付具は、請求項2
記載の温度検出器取付具において、前記折曲部の先端
は、前記温度検出器に向けて突出している突起を備えて
いることを特徴とする。請求項4の温度検出器取付具
は、請求項1記載の温度検出器取付具において、前記支
持部材は、前記温度検出器の前記半導体部品と反対側に
配置されており、前記半導体部品に向けて開口し、前記
温度検出器を収納するための収納部と、前記支持部材に
おける前記半導体部品と反対側の表面から前記収納部に
貫通し、前記板ばね部材の前記他端を前記収納部まで挿
通する貫通穴とを備えていることを特徴とする。
【0010】請求項5の温度検出器取付具は、請求項4
記載の温度検出器取付具において、前記収納部に収納さ
れる前記温度検出器を摩擦力で支持する弾性部材が、前
記収納部の内壁に取り付けられていることを特徴とす
る。請求項6の温度検出器取付具は、請求項5記載の温
度検出器取付具において、前記弾性部材は、断熱性材料
で形成されていることを特徴とする。
【0011】請求項7の温度検出器取付具は、請求項4
記載の温度検出器取付具において、前記支持部材におけ
る、前記半導体部品と前記温度検出器の接触面に平行か
つ前記板ばね部材の延在方向に直交する第1方向の幅
は、前記半導体部品の前記第1方向の幅以下であること
を特徴とする。請求項8の温度検出器取付具は、請求項
4記載の温度検出器取付具において、前記支持部材は、
前記装置に接続される前記温度検出器の端子を前記装置
へ導くための溝を備えていることを特徴とする。
【0012】請求項9の温度検出器取付具は、請求項1
記載の温度検出器取付具において、前記板ばね部材は、
ステンレスで形成されていることを特徴とする。請求項
10の温度検出器取付具は、請求項1記載の温度検出器
取付具において、前記板ばね部材の前記一端は、前記支
持部材に着脱自在に固定されていることを特徴とする。
【0013】(作用)請求項1の温度検出器取付具で
は、温度検出器を半導体部品に取り付ける際、まず、支
持部材が、装置内における半導体部品の取付部に着脱自
在に固定される。板ばね部材の一端は支持部材に固定さ
れる。次に、温度検出器が半導体部品の表面に載置され
た状態で、板ばね部材の他端が温度検出器における半導
体部品と反対側に当接される。このとき、板ばね部材
は、自身の形状復元力(ばね力)により、温度検出器を
半導体部品側に押圧する。このため、温度検出器を半導
体部品に容易に密着固定できる。また、接着剤を使わず
に、温度検出器を半導体部品に直接取り付けできるの
で、半導体部品の温度を正確に測定できる。
【0014】温度検出器を半導体部品から取り外す際
は、板ばね部材の他端側を持ち上げて、板ばね部材を、
温度検出器の押圧方向と逆方向に曲げることで、温度検
出器を半導体部品から容易に取り外すことができる。さ
らに、温度検出器を半導体部品に取り付ける際に接着剤
を用いないので、温度検出器及び半導体部品を損傷する
ことなく、半導体部品から温度検出器を取り外しでき
る。
【0015】請求項2の温度検出器取付具では、板ばね
部材の他端側は、温度検出器に向けて折曲されている折
曲部を備えている。折曲部を形成することで板ばね部材
の他端側の剛性が増す。温度検出器を半導体部品に取り
付ける際は、板ばね部材の一端を支持部材に固定し、折
曲部の先端を温度検出器における半導体部品と反対側に
当接する。このとき、板ばね部材の折曲部が温度検出器
における半導体部品と反対側の方向に押圧されて、板ば
ね部材における折曲部以外の部分は反る。このため、板
ばね部材は形状復元力により、温度検出器を半導体部品
側に押圧する。板ばね部材の他端側は、剛性が高いため
殆ど変形しないことに加え、押圧する方向と同方向に延
在するので押圧力を伝えやすい。従って、温度検出器を
半導体部品側に確実に押圧できる。
【0016】請求項3の温度検出器取付具では、折曲部
の先端は、温度検出器に向けて突出している突起を備え
ている。突起の先端は、温度検出器と接触する。このた
め、板ばね部材と温度検出器とが接触する面積を小さく
できる。従って、温度検出器を介して半導体部品から板
ばね部材に伝導する熱の量を小さくできる。この結果、
温度検出器による半導体部品の温度の測定をより正確に
できる。
【0017】請求項4の温度検出器取付具では、温度検
出器を半導体部品に取り付ける際、まず、板ばね部材の
他端を貫通穴に挿通させ、収納部内に突出させる。この
状態で、板ばね部材の一端が支持部材に固定される。次
に、温度検出器が収納部に収納され、温度検出器におけ
る半導体部品に取り付けられる面と反対側の表面が、板
ばね部材の他端に当接される。この後、支持部材が装置
内における半導体部品の取付部に固定される。温度検出
器は、収納部に収納された状態で、板ばね部材により半
導体部品側に押圧され、半導体部品に密着する。従っ
て、収納部に温度検出器を収納するだけで温度検出器の
取付位置が決まるため、温度検出器を半導体部品の所定
の位置に容易に固定できる。
【0018】請求項5の温度検出器取付具では、温度検
出器を半導体部品に取り付ける際及び取り外す際に、温
度検出器は、弾性部材に摩擦力により収納部内に支持さ
れている。従って、温度検出器が収納部内から脱落する
ことを防止できる。請求項6の温度検出器取付具では、
弾性部材は、断熱性材料で形成されている。このため、
温度検出器を介して半導体部品から弾性部材に伝導する
熱の量を小さくできる。従って、温度検出器による半導
体部品の温度の測定をより正確にできる。
【0019】請求項7の温度検出器取付具では、支持部
材の第1方向の幅は、半導体部品の第1方向の幅以下で
ある。このため、温度検出器を半導体部品に取り付けた
後に、支持部材が半導体部品の幅方向に突出しないの
で、支持部材は半導体部品の周囲に配置される他の部品
の妨げにならない。従って、装置内の部品の実装効率が
低下することを防止できる。また、これら周囲に配置さ
れる部品の取り付けの際及び取り外しの際に、温度検出
器取付具が妨げとなることを防止できる。
【0020】請求項8の温度検出器取付具では、温度検
出器を半導体部品に取り付ける際、温度検出器の端子
が、溝に支持され、温度検出器が収納部に収納される。
このため、温度検出器の端子を、装置及び半導体部品に
対して所定の位置に支持できる。従って、温度検出器の
端子を装置に容易に接続できる。請求項9の温度検出器
取付具では、板ばね部材は、ステンレスで形成されてい
るため、温度検出器を介して半導体部品から板ばね部材
に伝導する熱の量を小さくできる。この結果、温度検出
器は半導体部品の温度をより正確に測定できる。
【0021】請求項10の温度検出器取付具では、板ば
ね部材は、支持部材に着脱自在に固定される。このた
め、温度検出器を半導体部品に取り付ける際に、板ばね
部材の他端を温度検出器における半導体部品と反対側に
当接させた後に、板ばね部材の一端を支持部材に固定で
きる。上記の手順での取り付けの際、板ばね部材の他端
を温度検出器に当接するときに、板ばね部材の形状復元
力が作用しないため、温度検出器を半導体部品に容易に
取り付けできる。
【0022】温度検出器を半導体部品から取り外す際
は、板ばね部材の一端を支持部材から取り外すだけで容
易に取り外すことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。
【0024】図1は、本発明の第1の実施形態(請求項
1〜請求項10に対応する)を示している。本発明の温
度検出器取付具28は、電源制御装置等の電子装置に実
装される。図において、電子装置は、プリント配線板3
0、放熱フィン32、3端子トランジスタ34(半導体
部品)、トランジスタホルダ36、温度検出器38、及
び本発明の温度検出器取付具28を有している。
【0025】プリント配線板30は、3端子トランジス
タ34の端子44を接続するための第1スルーホール4
6と、温度検出器38のリード線(端子)48を接続す
るための第2スルーホール50を有している。また、プ
リント配線板30には、温度検出器38の検出する温度
が所定の温度以上になった場合に、3端子トランジスタ
34に供給される電源を遮断する装置(図示せず)が取
り付けられている。
【0026】放熱フィン32は、プリント配線板30上
に配置される。また、放熱フィン32は、3端子トラン
ジスタ34及びトランジスタホルダ36を取り付けるた
めの取付部52を有している。取付部52には、トラン
ジスタホルダ36及び温度検出器取付具28をねじ止め
し、3端子トランジスタ34を放熱フィン32に固定す
るためのねじ穴56が形成されている。放熱フィン32
は、3端子トランジスタ34の熱を発散するために、ア
ルミニウム等の熱伝導性のよい金属等で形成されてい
る。
【0027】3端子トランジスタ34は、取付穴58を
有している。3端子トランジスタ34は、後述するトラ
ンジスタホルダ36とともに、取付部52に固定され
る。トランジスタホルダ36は、3端子トランジスタ3
4を取付部52に確実に固定するために用いられる。ト
ランジスタホルダ36は、3端子トランジスタ34の取
付穴58に挿入される突起60と、取付部52のねじ穴
56に取り付けられるねじ(後述する固定ねじ70)を
挿通するための取付穴62を有している。
【0028】温度検出器38は、温度検出器取付具28
により、3端子トランジスタ34の表面において温度が
最も上昇する部分である領域64に密着固定され、3端
子トランジスタ34の温度を検出する。温度検出器38
は、温度ヒューズを内蔵しており、プリント配線板30
のスルーホール50に接続される2つのリード線48を
有している。なお、温度検出器38は、温度ヒューズを
内蔵したものに限定されず、熱電対またはサーミスタを
内蔵したものを使用してもよい。
【0029】温度検出器取付具28は、支持部材66
と、板ばね部材68と、固定ねじ70とで構成される。
支持部材66は、ほぼ直方体状の形状を有している。支
持部材66における板ばね部材68の一端72が固定さ
れる側の面(表面)には、板ばね部材68を収納するた
めのガイド溝71が形成されている。支持部材66と、
3端子トランジスタ34と、トランジスタホルダ36の
第1方向Dの幅は、全て等しくされている。ここで第1
方向Dは、3端子トランジスタ34における温度検出器
38が取り付けられる面である領域64に平行かつ板ば
ね部材68の延在方向すなわちガイド溝71の延在方向
に直交する方向である。
【0030】また、支持部材66のガイド溝71には、
支持部材66を取付部52に固定するとともに、板ばね
部材68の一端72を支持部材66に固定するために、
支持部材66の表面から裏面に貫通する取付穴74が形
成されている。支持部材66の裏面には、温度検出器3
8を収納するための、収納部76が形成されている。さ
らに、支持部材66には、支持部材66の表面から収納
部76に貫通し、板ばね部材68の他端78を収納部7
6まで挿通するための貫通穴80が形成されている。
【0031】板ばね部材68は、長尺板状のばね用ステ
ンレスを折曲することで形成されている。板ばね部材6
8の他端78側は、温度検出器38に向けて折曲されて
いる折曲部82を有する。なお、折曲部82は、板ばね
部材68においてL字型に折曲されている角から他端7
8までの領域をさす。折曲部82を形成することで、板
ばね部材68の他端78側の剛性は増す。
【0032】折曲部82には、軸長方向にスリットが形
成され、第1方向Dに間隔をおいてこのスリットの両側
に2つの突起84が一体形成されている。各突起84の
先端は半円状に面取りされており、この先端が温度検出
器38を3端子トランジスタ34に向けて押圧する。ま
た、板ばね部材68の一端72側には、板ばね部材68
を支持部材66にねじ止めするための貫通穴86が形成
されている。
【0033】図2は、支持部材66の裏面の詳細を示し
ている。収納部76は図1に示した温度検出器38を収
納するために、温度検出器38と同様に直方体状に形成
されている。収納部76の内壁には、温度検出器38を
摩擦力で支持するための弾性部材88が接着されてい
る。弾性部材88は、発泡ウレタン等の断熱性材料を使
用して形成されている。第1方向Dに対向する弾性部材
88の間隔Lは、温度検出器38の第1方向Dの幅より
若干小さくされている。また、支持部材66には、収納
部76から図の下側に貫通する2つの溝90が形成され
ている。2つの溝90により、温度検出器38の2つの
リード線48は、プリント配線板30の第2スルーホー
ル50へ導かれる。
【0034】以下に、3端子トランジスタ34への温度
検出器38の取り付け手順を示す。まず、図3に示すよ
うに、図1に示した3端子トランジスタ34の取付穴5
8にトランジスタホルダ36の突起60を差し込んだ状
態で、放熱フィン32の取付部52上に3端子トランジ
スタ34及びトランジスタホルダ36を配置する。この
とき、放熱フィン32のねじ穴56とトランジスタホル
ダ36の取付穴62は同軸上に位置し、3端子トランジ
スタ34の端子44は、プリント配線板30の第1スル
ーホール46に挿入されている。
【0035】次に、図2に示した2つの溝90に温度検
出器38の2つのリード線48をそれぞれ支持させて、
温度検出器38が温度検出器取付具28の支持部材66
の収納部76に収納される。このとき、温度検出器38
は、収納部76に取り付けられている弾性部材88によ
り、摩擦力で支持される。このため、温度検出器38が
収納部76内から落下することが防止される。
【0036】この状態で、支持部材66の裏面を3端子
トランジスタ34側に向け、取付穴74をトランジスタ
ホルダ36の取付穴62に合わせて、トランジスタホル
ダ36上に支持部材66を密着させる。収納部76に収
納されている温度検出器38は、3端子トランジスタ3
4の領域64上に配置される。次に、板ばね部材68の
貫通穴86を支持部材66の取付穴74に合わせ、板ば
ね部材68をガイド溝71に沿って配置する。板ばね部
材68の各突起84の先端は、貫通穴80を挿通して収
納部76内の温度検出器38に当接される。このとき、
板ばね部材68の一端72はまだ固定されていないの
で、板ばね部材68は反らないため、板ばね部材68の
形状復元力は作用しない。
【0037】次に、固定ねじ70を、板ばね部材68の
貫通穴86と支持部材66の取付穴74とトランジスタ
ホルダ36の取付穴62に挿通させ、取付部52のねじ
穴56にねじ止めする。これにより、図4に示すよう
に、支持部材66、トランジスタホルダ36及び板ばね
部材68の一端72側は、放熱フィン32の取付部52
に固定される。3端子トランジスタ34は、トランジス
タホルダ36に押圧され、放熱フィン32に密着する。
同時に、板ばね部材68の折曲部82は、支持部材66
における3端子トランジスタ34と反対側の方向に押圧
され、板ばね部材68は反る。このため、板ばね部材6
8は、形状復元力(ばね力)により、温度検出器38を
3端子トランジスタ34側に向けて押圧する。従って、
温度検出器38は、図3に示した3端子トランジスタ3
4の領域64上に密着固定される。
【0038】なお、板ばね部材68の折曲部82は、剛
性が高いので殆ど変形しないことに加え、板ばね部材6
8が温度検出器38を3端子トランジスタ34側に押圧
する方向と同方向に延在するため、押圧力を伝えやす
い。また、板ばね部材68において温度検出器38と接
触する部分である各突起84は先端が面取りされている
ため、板ばね部材68と温度検出器38とが接触する面
積は小さい。
【0039】さらに、支持部材66、3端子トランジス
タ34及びトランジスタホルダ36の第1方向Dの幅は
等しいため、温度検出器38を3端子トランジスタ34
に取り付けた後、支持部材66は、3端子トランジスタ
34の幅方向(第1方向D)に突出しない。このため、
支持部材66は3端子トランジスタ34の周囲に配置さ
れる他の部品(図示せず)の妨げにならない。
【0040】この後、放熱フィン32は、3端子トラン
ジスタ34、温度検出器38とともにプリント配線板3
0上に固定される。一方、温度検出器38を3端子トラ
ンジスタ34上から取り外す際は、固定ねじ70を放熱
フィン32から取り外し、板ばね部材68を支持部材6
6とともにトランジスタホルダ36から取り外せばよ
い。このとき、温度検出器38は収納部76内で弾性部
材88に支持されているので、温度検出器38が収納部
76内から落下することが防止される。
【0041】以上、本実施形態の温度検出器取付具28
では、板ばね部材68が形状復元力により、温度検出器
38を3端子トランジスタ34側に押圧する。このた
め、温度検出器38を3端子トランジスタ34に簡易に
密着固定できる。また、接着剤を使わずに、温度検出器
38を3端子トランジスタ34上に直接取り付けでき
る。このため、温度検出器38による3端子トランジス
タ34の温度の測定をより正確にできる。さらに、温度
検出器38及び3端子トランジスタ34を損傷すること
なく、3端子トランジスタ34から温度検出器38を取
り外しできる。
【0042】板ばね部材68における、温度検出器38
を3端子トランジスタ34側に直接押圧する部分(折曲
部82)は、殆ど変形しないことに加え、押圧する方向
と同方向に延在するので押圧力を伝えやすい。このた
め、温度検出器38を3端子トランジスタ34側に確実
に押圧できる。板ばね部材68の突起84は先端が面取
りされているため、板ばね部材68と温度検出器38と
が接触する面積は小さい。このため、温度検出器38を
介して3端子トランジスタ34から板ばね部材68に伝
導する熱の量を小さくできる。また、板ばね部材68
は、ばね用ステンレスで形成されている。従って、温度
検出器38を介して3端子トランジスタ34から板ばね
部材68に伝導する熱の量をより小さくできる。さら
に、収納部76の内壁に取り付けられている弾性部材8
8は、断熱性材料を使用して形成されているため、温度
検出器38を介して3端子トランジスタ34から弾性部
材88に伝導する熱の量を小さくできる。この結果、温
度検出器38による3端子トランジスタ34の温度の測
定をより正確にできる。
【0043】収納部76に温度検出器38を収納するだ
けで温度検出器38の取付位置が決まるため、温度検出
器38を3端子トランジスタ34の所定の位置に容易に
固定できる。収納部76に収納された温度検出器38を
3端子トランジスタ34に取り付ける際及び取り外す際
に、温度検出器38は、弾性部材88に摩擦力により収
納部76内に支持されている。従って、収納部76に収
納された温度検出器38を3端子トランジスタ34に取
り付ける際及び取り外す際に、温度検出器38が収納部
76内から脱落することを防止できる。
【0044】板ばね部材68は、支持部材66に着脱自
在に固定される。このため、板ばね部材68の他端78
を温度検出器38に当接させた後に、一端72を支持部
材66に固定するという順序で、温度検出器38を3端
子トランジスタ34に取り付けできる。上記の手順での
取り付けの際、板ばね部材68の他端78を温度検出器
38に当接するときに、板ばね部材68の形状復元力が
作用しないため、温度検出器38を3端子トランジスタ
34に容易に取り付けできる。温度検出器38を3端子
トランジスタ34から取り外す際は、板ばね部材68の
一端72側を支持部材66から取り外すだけで容易に取
り外すことができる。
【0045】支持部材66、3端子トランジスタ34及
びトランジスタホルダ36の第1方向Dの幅は等しいた
め、温度検出器38を3端子トランジスタ34に取り付
けた後、支持部材66は3端子トランジスタ34の幅方
向(第1方向D)に突出しない。このため、支持部材6
6が3端子トランジスタ34の周囲に配置される他の部
品の妨げになることを防止できる。従って、電子装置内
の部品の実装効率が低下することを防止できる。また、
これら周囲に配置される部品の取り付けの際及び取り外
しの際に、温度検出器取付具28が妨げとなることを防
止できる。
【0046】温度検出器38を3端子トランジスタ34
上に取り付けた後、温度検出器38のリード線48は溝
90に支持される。従って、温度検出器38のリード線
48間の幅を所定の幅に容易にそろえることができる。
また、温度検出器38のリード線48を、プリント配線
板30に対して常に所定の位置に支持できる。この結
果、温度検出器38のリード線48をプリント配線板3
0の第2スルーホール50に接続することを容易にでき
る。
【0047】図5は、本発明の第2の実施形態(請求項
1〜請求項6、請求項8〜請求項10に対応する)を示
している。第1の実施形態と同じ部材には同じ符号を付
し、これ等部材については詳細な説明を省略する。図に
おいて、電源制御装置等の電子装置は、プリント配線板
30、放熱フィン32、3端子トランジスタ34、トラ
ンジスタホルダ36、温度検出器38b、及び本実施形
態の温度検出器取付具28bを有している。
【0048】温度検出器38bは、ほほ直方体状の形状
を有しており、温度検出器取付具28bにより、3端子
トランジスタ34の表面において温度が最も上昇する部
分である領域64に密着固定され、3端子トランジスタ
34の温度を検出する。温度検出器38bは、プリント
配線板30の第2スルーホール50に接続される2つの
リード線48bを有している。
【0049】温度検出器取付具28bは、支持部材66
bと、板ばね部材68と、固定ねじ70とで構成され
る。支持部材66bは、大きさの異なる2種類の温度検
出器に対応するため、表面(図5における板ばね部材6
8の取付面)にガイド溝71bと収納部76bが形成さ
れており、裏面にガイド溝71cと収納部76cが形成
されている。
【0050】大きい温度検出器38bを3端子トランジ
スタ34に取り付ける際は、収納部76cに温度検出器
38bを収納し、板ばね部材68をガイド溝71bに収
納する。後述する図6に示す小さい温度検出器38cを
3端子トランジスタ34に取り付ける際は、収納部76
bに温度検出器38cを収納し、板ばね部材68をガイ
ド溝71cに収納する。なお、温度検出器38cは、温
度検出器38bと同様に、ほぼ直方体状の形状であり、
2つのリード線48cを有する。
【0051】図6は、支持部材66bの表面の詳細を示
している。支持部材66bの表面には、図5に示した板
ばね部材68を収納するためのガイド溝71bと、温度
検出器38cを収納するための収納部76bが形成され
ている。収納部76bは、温度検出器38cを収納でき
る大きさに形成されている。収納部76bの内壁には、
温度検出器38cを摩擦力で支持するための弾性部材8
8bが取り付けられている。弾性部材88bは、発泡ウ
レタン等の断熱性材料を使用して形成されている。第1
の実施形態の弾性部材88と同様に、第1方向Dに対向
する弾性部材88bの間隔は、温度検出器38cの第1
方向Dの幅より若干小さくされている。また、支持部材
66bの表面には、収納部76bから図の下側に貫通す
る2つの溝90bが形成されている。2つの溝90bに
より、温度検出器38cの2つのリード線48cは、プ
リント配線板30の第2スルーホール50へ導かれる。
【0052】図7は、支持部材66の裏面の詳細を示し
ている。裏面には、図5に示した板ばね部材68を収納
するためのガイド溝71cと、温度検出器38bを収納
するための収納部76cが形成されている。収納部76
cは、温度検出器38bを収納できる大きさに形成され
ている。収納部76cの内壁には、温度検出器38bを
摩擦力で支持するための弾性部材88cが取り付けられ
ている。弾性部材88cは、発泡ウレタン等の断熱性材
料を使用して形成されている。第1の実施形態の弾性部
材88と同様に、第1方向Dに対向する弾性部材88c
の間隔は、温度検出器38bの第1方向Dの幅より若干
小さくされている。また、支持部材66bの裏面には、
収納部76cから図の下側に貫通する2つの溝90cが
形成されている。2つの溝90cにより、温度検出器3
8bの2つのリード線48bは、プリント配線板30の
第2スルーホール50へ導かれる。
【0053】さらに、支持部材66bには、ガイド溝7
1b及び71cを貫通する取付穴74bと、収納部76
b及び76cを貫通する貫通穴80bが形成されてい
る。取付穴74bは、支持部材66bを図5に示した取
付部52に固定し、板ばね部材68の一端72を支持部
材66bに固定するためのものである。貫通穴80b
は、板ばね部材68の他端78を収納部76bまたは7
6c内まで挿入させるためのものである。本実施形態で
は、支持部材66bは、第1方向Dの両側にガイド溝7
1bに沿って帯状の突起92を有する。突起92の間隔
Nは、3端子トランジスタ34の第1方向Dの幅及びト
ランジスタホルダ36の第1方向Dの幅とほぼ等しい。
【0054】以下に、支持部材66bの裏面側の収納部
76cに大きい温度検出器38bを収納して、3端子ト
ランジスタ34上に温度検出器38bを取り付ける手順
を示す。まず、図5に示したように、第1の実施形態と
同様の手順で、放熱フィン32の取付部52に3端子ト
ランジスタ34とトランジスタホルダ36が配置され
る。
【0055】そして、図7に示した2つの溝90cに温
度検出器38bの2つのリード線48bをそれぞれ支持
させて、温度検出器38bが温度検出器取付具28bの
支持部材66bの収納部76cに収納される。このと
き、温度検出器38bは、収納部76cに取り付けられ
ている弾性部材88cにより、摩擦力で支持される。こ
のため、温度検出器38bが収納部76c内から落下す
ることが防止される。
【0056】この後、支持部材66bの裏面を3端子ト
ランジスタ34に向け、突起92により3端子トランジ
スタ34及びトランジスタホルダ36の端部を挟ませ、
固定ねじ70により、トランジスタホルダ36、支持部
材66b及び板ばね部材68を放熱フィン32にねじ止
めする。これにより、図8に示すように、温度検出器3
8bは、3端子トランジスタ34に密着固定される。
【0057】固定ねじ70により支持部材66b及び板
ばね部材68をねじ止めする際に、突起92が3端子ト
ランジスタ34及びトランジスタホルダ36の端部を挟
んでいるので、支持部材66bが固定ねじ70を中心に
回転することが防止される。従って、支持部材66b及
び板ばね部材68のねじ止めは容易に行われる。この
後、放熱フィン32は、3端子トランジスタ34、温度
検出器38bとともにプリント配線板30上に固定され
る。
【0058】温度検出器38bを3端子トランジスタ3
4から取り外す際は、固定ねじ70を放熱フィン32か
ら取り外し、板ばね部材68を支持部材66bとともに
トランジスタホルダ36から取り外せばよい。このと
き、温度検出器38bは収納部76c内で弾性部材88
cに支持されているので、温度検出器38bが収納部7
6c内から落下することが防止される。
【0059】次に、支持部材66bの表面側の収納部7
6bに小さい温度検出器38cを収納して、3端子トラ
ンジスタ34に温度検出器38cを取り付ける手順を示
す。まず、図5に示したように、第1の実施形態と同様
の手順で、放熱フィン32の取付部52に3端子トラン
ジスタ34とトランジスタホルダ36が配置される。そ
して、図6に示した2つの溝90bに温度検出器38c
の2つのリード線48cをそれぞれ支持させ、温度検出
器38cが温度検出器取付具28bの支持部材66bの
収納部76bに収納される。
【0060】この後、第1の実施形態と同様に、支持部
材66bの表面を3端子トランジスタ34に向け、支持
部材66bをトランジスタホルダ36に密着させ、固定
ねじ70により、トランジスタホルダ36、支持部材6
6b及び板ばね部材68を放熱フィン32にねじ止めす
る。これにより、温度検出器38cは、3端子トランジ
スタ34に密着固定される。
【0061】温度検出器38cを3端子トランジスタ3
4上から取り外す際は、固定ねじ70を放熱フィン32
から取り外し、板ばね部材68を支持部材66bととも
にトランジスタホルダ36から取り外せばよい。
【0062】以上、本実施形態においても、第1の実施
形態と同様の効果を得ることができる。さらに、本実施
形態では、支持部材66bは表面に収納部76b及びガ
イド溝71bを有し、裏面に収納部76c及びガイド溝
71cを有するので、形状の異なる温度検出器38b、
38cを3端子トランジスタ34に取り付けできる。ま
た、支持部材66bに、3端子トランジスタ34及びト
ランジスタホルダ36の端部を挟むための突起92を形
成した。このため、固定ねじ70により支持部材66b
及び板ばね部材68をねじ止めする際に、突起92が3
端子トランジスタ34及びトランジスタホルダ36の端
部を挟んでいるので、支持部材66bが固定ねじ70を
中心に回転することを防止できる。従って、支持部材6
6b及び板ばね部材68のねじ止めを容易に行うことが
できる。
【0063】なお、上述した第1、第2の実施形態で
は、収納部76(76b、76c)及び貫通穴80(8
0b)を有する支持部材66(66b)が、トランジス
タホルダ36を介して取付部52に固定される例を述べ
た。本発明はかかる実施形態に限定されるものではな
い。例えば、図3に示したトランジスタホルダ36を支
持部材として用い、板ばね部材をトランジスタホルダ3
6を介してねじ止めすることで、温度検出器38を3端
子トランジスタ34に密着固定できる。この場合、支持
部材の構造が簡単になる。
【0064】また、上述した第1、第2の実施形態で
は、板ばね部材68の他端78側には先端が半円状の2
つの突起84が形成されている例を述べた。本発明はか
かる実施形態に限定されるものではない。突起の先端は
球面状または尖った形状でもよい。また、突起の数は2
つに限定されるものではなく、1つまたは3つ以上でも
よい。ただし、突起の数は複数のほうが好ましい。突起
が複数ある場合、温度検出器を複数の箇所で支持できる
ため、温度検出器を半導体部品側に安定して押圧でき
る。
【0065】さらに、上述した第1、第2の実施形態で
は、板ばね部材68はばね用ステンレスで形成されてい
る例を述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるも
のではない。ばね用ベリリウム銅、ばね用リン青銅、ば
ね用洋白等の金属や、ナイロン66(2020GC、2
020GB)等の形状復元力及び断熱性を有する耐熱性
樹脂で形成された板ばね部材を用いる形態でもよい。
【0066】
【発明の効果】請求項1の温度検出器取付具では、温度
検出器を半導体部品に簡易に密着固定できる。また、接
着剤を使わずに、温度検出器を半導体部品に直接取り付
けできるので、半導体部品の温度を正確に測定できる。
さらに、板ばね部材の他端側を持ち上げて、板ばね部材
を、温度検出器の押圧方向と逆方向に曲げることで、温
度検出器を半導体部品から容易に取り外すことができ
る。そして、温度検出器を半導体部品に取り付ける際に
接着剤を用いないので、温度検出器及び半導体部品を損
傷することなく、半導体部品から温度検出器を取り外し
できる。
【0067】請求項2の温度検出器取付具では、板ばね
部材の他端側は、剛性が高いので温度検出器を半導体部
品側に押圧する際に殆ど変形しないことに加え、押圧す
る方向と同方向に延在するため押圧力を伝えやすい。従
って、温度検出器を半導体部品側に確実に押圧できる。
請求項3の温度検出器取付具では、板ばね部材と温度検
出器とが接触する面積を小さくできる。従って、温度検
出器を介して半導体部品から板ばね部材に伝導する熱の
量を小さくできる。この結果、温度検出器による半導体
部品の温度の測定をより正確にできる。
【0068】請求項4の温度検出器取付具では、収納部
に温度検出器を収納するだけで温度検出器の取付位置が
決まるため、温度検出器を半導体部品の所定の位置に容
易に固定できる。請求項5の温度検出器取付具では、収
納部に収納された温度検出器を半導体部品に取り付ける
際及び取り外す際に、温度検出器が収納部内から脱落す
ることを防止できる。
【0069】請求項6の温度検出器取付具では、弾性部
材は、断熱性材料で形成されているため、温度検出器を
介して半導体部品から弾性部材に伝導する熱の量を小さ
くできる。従って、温度検出器による半導体部品の温度
の測定をより正確にできる。請求項7の温度検出器取付
具では、温度検出器を半導体部品に取り付けた後に、支
持部材は第1方向に半導体部品より突出しないため、支
持部材が半導体部品の周囲に配置される他の部品の妨げ
にならない。従って、装置内の部品の実装効率が低下す
ることを防止できる。また、これら周囲に配置される部
品の取り付けの際及び取り外しの際に、温度検出器取付
具が妨げとなることを防止できる。
【0070】請求項8の温度検出器取付具では、温度検
出器の端子を、装置及び半導体部品に対して所定の位置
に支持できる。従って、温度検出器の端子を装置に容易
に接続できる。請求項9の温度検出器取付具では、板ば
ね部材は、ステンレスで形成されているため、温度検出
器を介して半導体部品から板ばね部材に伝導する熱の量
を小さくできる。この結果、温度検出器は半導体部品の
温度をより正確に測定できる。
【0071】請求項10の温度検出器取付具では、温度
検出器を半導体部品に取り付ける際に、板ばね部材の他
端を温度検出器における半導体部品と反対側に当接させ
た後に、板ばね部材の一端を支持部材に固定できる。上
記の手順での取り付けの際、板ばね部材の他端を温度検
出器に当接するときに、板ばね部材の形状復元力が作用
しないため、温度検出器を半導体部品に容易に取り付け
できる。温度検出器を半導体部品から取り外す際は、板
ばね部材の一端を支持部材から取り外すだけで容易に取
り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の温度検出器取付具の第1の実施形態を
示す分解斜視図である。
【図2】図1の支持部材の裏面の詳細を示す斜視図であ
る。
【図3】第1の実施形態において、3端子トランジスタ
とトランジスタホルダの取り付けられ方を示す斜視図で
ある。
【図4】第1の実施形態において温度検出器が3端子ト
ランジスタに取り付けられた状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の温度検出器取付具の第2の実施形態を
示す分解斜視図である。
【図6】図5の支持部材の表面の詳細を示す斜視図であ
る。
【図7】図5の支持部材の裏面の詳細を示す斜視図であ
る。
【図8】第2の実施形態において温度検出器が3端子ト
ランジスタに取り付けられた状態を示す斜視図である。
【図9】従来の温度検出器の取り付けられ方の一例を示
す斜視図である。
【図10】図9とは別の、従来の温度検出器の取り付け
られ方を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 温度検出器 12 3端子トランジスタ 14 取付穴 16 温度検出器 18 領域 28、28b 温度検出器取付具 30 プリント配線板 32 放熱フィン 34 3端子トランジスタ 36 トランジスタホルダ 38、38b、38c 温度検出器 44 端子 46 第1スルーホール 48、48b、48c リード線 50 第2スルーホール 52 取付部 56 ねじ穴 58 取付穴 60 突起 62 取付穴 64 領域 66、66b 支持部材 68 板ばね部材 70 固定ねじ 71、71b、71c ガイド溝 72 一端 74、74b 取付穴 76、76b、76c 収納部 78 他端 80、80b 貫通穴 82 折曲部 84 突起 86 貫通穴 88、88b、88c 弾性部材 90、90b、90c 溝 92 突起

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置内で動作する半導体部品の温度を測
    定するために、前記半導体部品に温度検出器を密着させ
    る温度検出器取付具であって、 前記装置内における前記半導体部品の取付部に着脱自在
    に固定される支持部材と、 一端が前記支持部材に固定され、他端が前記温度検出器
    の前記半導体部品と反対側に接触し、前記温度検出器を
    形状復元力により前記半導体部品に向けて押圧する板ば
    ね部材とを備えていることを特徴とする温度検出器取付
    具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の温度検出器取付具におい
    て、 前記板ばね部材の前記他端側は、前記温度検出器に向け
    て折曲されている折曲部を備えていることを特徴とする
    温度検出器取付具。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の温度検出器取付具におい
    て、 前記折曲部の先端は、前記温度検出器に向けて突出して
    いる突起を備えていることを特徴とする温度検出器取付
    具。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の温度検出器取付具におい
    て、 前記支持部材は、 前記温度検出器の前記半導体部品と反対側に配置されて
    おり、 前記半導体部品に向けて開口し、前記温度検出器を収納
    するための収納部と、前記支持部材における前記半導体
    部品と反対側の表面から前記収納部に貫通し、前記板ば
    ね部材の前記他端を前記収納部まで挿通する貫通穴とを
    備えていることを特徴とする温度検出器取付具。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の温度検出器取付具におい
    て、 前記収納部に収納される前記温度検出器を摩擦力で支持
    する弾性部材が、前記収納部の内壁に取り付けられてい
    ることを特徴とする温度検出器取付具。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の温度検出器取付具におい
    て、 前記弾性部材は、断熱性材料で形成されていることを特
    徴とする温度検出器取付具。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の温度検出器取付具におい
    て、 前記支持部材における、前記半導体部品と前記温度検出
    器の接触面に平行かつ前記板ばね部材の延在方向に直交
    する第1方向の幅は、前記半導体部品の前記第1方向の
    幅以下であることを特徴とする温度検出器取付具。
  8. 【請求項8】 請求項4記載の温度検出器取付具におい
    て、 前記支持部材は、前記装置に接続される前記温度検出器
    の端子を前記装置へ導くための溝を備えていることを特
    徴とする温度検出器取付具。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の温度検出器取付具におい
    て、 前記板ばね部材は、ステンレスで形成されていることを
    特徴とする温度検出器取付具。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の温度検出器取付具にお
    いて、 前記板ばね部材の前記一端は、前記支持部材に着脱自在
    に固定されていることを特徴とする温度検出器取付具。
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