JP2003234336A - プラズマプロセス装置およびその装置内のダスト除去方法 - Google Patents

プラズマプロセス装置およびその装置内のダスト除去方法

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JP2003234336A
JP2003234336A JP2002030800A JP2002030800A JP2003234336A JP 2003234336 A JP2003234336 A JP 2003234336A JP 2002030800 A JP2002030800 A JP 2002030800A JP 2002030800 A JP2002030800 A JP 2002030800A JP 2003234336 A JP2003234336 A JP 2003234336A
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plasma
plasma process
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discharge electrode
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JP2002030800A
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Akira Sugiyama
昭 杉山
Shozo Yoshimoto
尚三 芳本
Kazuhiko Furukawa
和彦 古川
Tatsushi Yamamoto
達志 山本
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダスト除去用の電極自体のメンテナンス労力
が低減されたプラズマプロセス装置を提供する。 【解決手段】 追い出し用電極先端部20および追い出
し用電極シャフト部21からなるダスト追い出し用電極
が絶縁体22を介して反応器1に固定され、追い出し用
電極先端部20および追い出し用電極シャフト部21と
対向する内壁面に排気口12bが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマの生成、
制御技術を応用することで、たとえば、半導体、液晶表
示素子、EL(Electro Luminescence)またはPDP
(Plasma DisplayPanel)をはじめとするフラットパネ
ルディスプレイ、太陽電池等を製造するための、エッチ
ング、アッシング、CVD(Chemical Vapor Deposit
ion)等のプラズマプロセスに用いられるプラズマプロ
セス装置およびその装置内のダスト除去方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体、フラットパネルディス
プレイ、太陽電池等の製造工程ではプラズマを利用し半
導体ウエハ(以下、ウエハ)やガラス基板(以下、基
板)等に対してエッチング、アッシング、CVD等の処
理を行う。この処理は、ウエハや基板を載せるホルダを
備えた真空容器内に処理ガスを導入し、たとえば、電磁
波の形で電力エネルギーをこの処理ガスに供給して、処
理ガスをプラズマ化することによって行われる。供給さ
れる電力エネルギーとしては、DC(Direct Curren
t)、VHF(Very High Frequency)、マイクロ波等
があり、励起方法により表面波、ECR(Electron Cy
clotron Resonance)、ICP(InductivelyCoupled
Plasma)などに分類される。
【0003】以下、図8を用いて、ウエハや基板を表面
波プラズマプロセス装置により処理する従来技術につい
て説明する。
【0004】電源140により発せられた、たとえば、
2.45GHzのマイクロ波が導波管109を介し、導
波管開口部107に供給される。導波管開口部107内
に入射し広がったマイクロ波は誘電体103を通過し処
理室102に供給される。プラズマプロセス装置によっ
ては、導波管開口部107から処理室102の間に金属
板等に一つ以上の開口部を設けることで放射電界を制限
し、導波管開口部107内に定在波をつくることでプラ
ズマ分布の均一化を図るようにするものもある。
【0005】処理室102内に供給されたマイクロ波
は、ガスボンベ150からガス管113を介し一旦ガス
バッファ104aに溜められ、その後ガス導入孔104
を通過して来たプラズマ生成用ガスや反応性ガスをプラ
ズマ化する。プラズマ化された反応ガスはウエハ、基板
に到達しラジカルの反応促進効果や電子やイオンの物理
的アタックによりエッチングやアッシングを進行させた
り、CVDの場合にはプラズマにより種ガスを分解し、
シリコン等の薄膜を堆積したりする。図8では、表面波
プラズマ装置を記載しているが、表面波プラズマ装置に
限らず、ECR、ICP、リモートプラズマ、平行平板
などでも基本的に同じ原理を用いている。
【0006】エッチングやアッシングの最中には、ウエ
ハ、基板表面から反応生成物が発生し、その大部分は排
気口112aから排気管111を通って排気ポンプ13
0によって系外に放出される。しかし、一部の反応生成
物は処理室102内に留まり、反応器101の内壁や誘
電体103の表面に付着し堆積する。CVDの場合も同
様にウエハ、基板表面に堆積できなかったものが反応器
101の内壁や誘電体103の表面に付着する。
【0007】堆積物は成長し、プラズマによる壁面への
アタックなどの刺激により壁面から剥離、ダストとなり
ウエハ、基板上に落下する。落下したダストはパターン
ニング精度の悪化、ピンホールによる絶縁不良、半導体
膜の特性悪化など製品の品質や歩留まりに係わる重大な
問題を引き起こす。
【0008】従来、このような課題に対しては、以下の
ようなプラズマ中におけるダストの振る舞いを利用する
ことがウエハや基板、装置に対する影響が小さい有効な
手段として用いられてきた。
【0009】プラズマ処理中は、図9に示すように、誘
電体103とウエハ(基板)106との間に、バルクプ
ラズマ126が存在し、ウエハ(基板)106との界面
ではイオンに比べ移動度の大きい電子がバルクプラズマ
126側からウエハ(基板)表面106に飛び込むた
め、イオンが過剰となってシースが形成される。この結
果、バルクプラズマ126からウエハ(基板)106表
面に向かい電位が急激に降下し、ウエハ(基板)106
表面はブロッキングコンデンサを介して接地されている
場合には負の電位となる。
【0010】プラズマを通過するダストについても、イ
オンと電子の移動度の差のために、同様に負に帯電す
る。このように負に帯電したダストがウエハ(基板)1
06表面に落下しようとするとダストに掛かる重力と、
ウエハ(基板)106表面での電位降下領域での電界に
よる電気的な反発力との釣り合いで、ウエハ(基板)1
06上方空間125にダストが閉じ込められ浮遊する。
電力エネルギーの供給を絶ちプラズマがなくなると接地
電位へのコンデンサ放電を通じてウエハ(基板)106
表面の帯電はなくなるため、ダストはウエハ(基板)1
06上に落下する。
【0011】このようなプラズマ中でのダストの振る舞
いを利用し、除去する方法として、たとえば、特公平7
-111959号に記載されている技術のように基板ホ
ルダの周囲部分に微粒子を集めて排除方向へ導くための
凹部を設け、最終的に排気ポンプにより系外へ放出する
方法や、特開平7-106307号公報に記載されてい
る技術のように反応室の内壁の内側に内壁と平行に向き
合う形で集塵電極を配し、集塵電極を正の電位に保持す
ることで電気的に吸引捕捉する方法や、特開2000−
91247号公報に記載されている技術のように処理室
内にウエハを取り囲むようにダスト引き込み用のリング
状電極を設け、その電極に正電圧を印可することでダス
トを引き込む方法等があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなプラズマプロセス装置のダスト除去方法では次の
ような課題があった。
【0013】まず、一つ目として、捕集可能な範囲が、
捕集機構が設けられているウエハ、基板の周囲に限定さ
れているため、ダスト捕集機構から離れるほどその効果
は薄くなる。したがって、ウエハ、基板が大型化した場
合には中央部分の捕集が不完全となる。
【0014】次に、一度捕集したダストを確実に系外へ
と放出する仕組みがないため、捕集されても放出されな
かったダストがプラズマを停止した瞬間やウエハ、基板
の搬送途中でウエハ上に付着する可能性がある。以上
は、上記3つの技術について共通の課題である。
【0015】また、特開平7−106307号公報に記
載の技術および特開2000−91247号公報に記載
の技術では、負に帯電したダストを正に帯電した電極表
面に付着させる方式のため、捕集を続けていくと徐々に
集塵能力が低下し、電極の交換、クリーニング等のメン
テナンスを要する。
【0016】したがって、大型のウエハ、基板に対して
も、高いダスト捕集効果を発揮でき、一度捕集したダス
トを確実に系外へと放出する仕組みを備え、集塵能力の
低下を抑制することが必要である。
【0017】本発明は、上述の事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、ダスト除去用の電極自体のメン
テナンス労力が低減されたプラズマプロセス装置および
その装置内のダスト除去方法を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明のプラズマプロセ
ス装置は、被処理物をプラズマにより処理するためのプ
ラズマプロセス装置であって、被処理物をプラズマ処理
するための処理室と、その処理室内に設けられ、処理室
内に発生するダストを、電気的な斥力を利用して、処理
室外へ吐出するためのダスト吐出用電極とを備えてい
る。
【0019】上記のような構成によれば、従来技術より
も集塵能力の低下を抑制することができるダスト吐出用
電極を用いているため、ダスト除去用の電極自体のメン
テナンス労力を低減することができる。
【0020】本発明のプラズマプロセス装置は、ダスト
吐出用電極の先端部が、金属板を含む構造、金属メッシ
ュを含む構造、または、金属板に複数の開口部を設けた
構造であってもよい。
【0021】上記のような構成にすることにより、吐出
効率がよいダスト吐出用電極を容易に形成することがで
きる。
【0022】本発明のプラズマプロセス装置は、好まし
くは、ダスト吐出用電極において、ダストを吐出する方
向に対して垂直な平面における被処理物体の主表面と平
行な方向の長さが、被処理物の長さよりも長い。
【0023】上記のような構成によれば、被処理物体の
主表面と平行な方向に分布するダストをより確実に吐出
することが可能となる。
【0024】本発明のプラズマプロセス装置は、好まし
くは、ダスト吐出用電極において、ダストを吐出する方
向に対して垂直な平面における被処理物体と垂直な方向
の長さが、被処理物の上に位置するプラズマの処理物体
と垂直な方向のシース厚さより大きい。
【0025】上記のような構成によれば、被処理物体の
主表面と垂直な方向に分布するダストをより確実に吐出
することが可能となる。
【0026】本発明のプラズマプロセス装置は、ダスト
吐出用電極の先端部の形状が、ダストを吐出する方向と
平行にかつ被処理物体と垂直に切った断面において、直
線状、くの字型、または、円弧状であってもよい。
【0027】本発明のプラズマプロセス装置は、好まし
くは、ダスト吐出用電極の先端部を支持する支持部が、
平面的に見て、被処理物の端部より外側に位置する。
【0028】上記のような構成にすることにより、支持
部に付着したダストが被処理物体に落下することが抑制
される。
【0029】本発明のプラズマプロセス装置は、さらに
好ましくは、ダスト吐出用電極の先端部を支持する支持
部が、平面的に見て、被処理物が固定される固定部の端
部より外側に位置する。
【0030】上記のような構成にすることにより、支持
部に付着したダストが被処理物体に落下することがさら
に確実に抑制される。
【0031】本発明のプラズマプロセス装置は、ダスト
吐出用電極に印加される電圧の形態が、直流、パルス、
および、正弦波のうちいずれかであってもよい。
【0032】本発明のプラズマプロセス装置は、好まし
くは、処理室内のダストを排出するための排気手段を備
えている。
【0033】上記のような構成にすることにより、ダス
ト吐出用電極により除去するダストの除去能力の低下を
抑制することができる。
【0034】本発明のプラズマプロセス装置は、排気手
段に、ダストの逆流を抑制するためのフィルタが設けら
れている。
【0035】本発明のプラズマプロセス装置は、より好
ましくは、排気手段が、処理室内からダストを排出する
ための排気口を含み、ダスト吐出用電極が、排気口と対
向する処理室の内壁に設けられている。
【0036】上記のような構成によれば、ダストの吐出
方向が直線的になるため、ダストの排出効率を向上させ
ることができる。
【0037】本発明のプラズマプロセス装置は、好まし
くは、排気口が、被処理物を支持する支持部材の被処理
物と接する面に対し垂直な方向に延びる処理室の内壁に
設けられている。
【0038】上記のような構成によれば、プラズマの発
生に関連する手段が設けられていない側からダストを吐
出することにより、ダストの吐出効率を向上させること
ができる。
【0039】本発明のプラズマプロセス装置は、好まし
くは、フィルタが、処理室と排気手段との間に設けられ
たバルブの上流側および下流側に挿入されていている。
【0040】上記のような構成によれば、下流側のフィ
ルタの取り替え時に大気中に含まれる塵埃が装置内に逆
流することを上流側のフィルタにより抑制することがで
きる。
【0041】本発明のプラズマプロセス装置は、フィル
タが取外可能に構成されていてもよい。これにより、フ
ィルタを取り替えるだけで、ダストの吐出能力の低下を
抑制することができる。
【0042】本発明のプラズマプロセス装置は、好まし
くは、ダスト吐出用電極が、処理室内で移動可能に構成
されている。
【0043】上記のような構成によれば、ダストを効率
的に除去することが可能になる。本発明のプラズマプロ
セス装置は、好ましくは、ダスト吐出用電極がダスト吐
出用電極の移動によりダストがダスト吐出用電極の移動
空間外にはみだすことを抑制する形状である。
【0044】上記の構成によれば、ダスト吐出用電極の
移動によりダストがダスト吐出用電極の移動空間外には
みだすことが抑制される。
【0045】本発明のダスト除去方法は、前述のプラズ
マプロセス装置を用いてプラズマプロセスにおいて発生
するダストの除去を行なう。
【0046】上記のような方法によれば、前述のプラズ
マプロセス装置で示したような効果を得ることができる
ため、ダストの除去の労力が軽減される。
【0047】本発明のダスト除去方法は、より好ましく
は、クヌーセン数が1未満、かつ、ガスの平均滞在時間
が10秒以下の条件下で行われる。
【0048】上記のような方法によれば、ダストの除去
効率がよい条件でダストの除去を行なうことにより、ダ
ストの除去をより効率的に行なうことができる。
【0049】本発明のダストの除去方法は、より好まし
くは、プラズマ処理の開始直後、および、停止直前のう
ち少なくともいずれか一方のタイミングで行なわれる。
【0050】上記のような方法によれば、ダストが溜ま
り易いタイミングでダストの除去を行なうことにより、
ダストの除去をより効率的に行なうことができる。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて、本発明の実施
の形態のプラズマプロセス装置を説明する。
【0052】図1には、このプラズマプロセス装置の一
例が示されており、以下この図に従って実施の形態のプ
ラズマプロセス装置を説明する。まず、本実施の形態の
プラズマプロセス装置を説明する。本実施の形態のプラ
ズマプロセス装置は、電源40により発せられた、たと
えば、2.45GHzのマイクロ波が伝搬される導波管
9と、この導波管9を介してマイクロ波が入射され、プ
ラズマ処理室内にマイクロ波を導くための導波管開口部
7とを備えている。また、この導波管開口部7内に入射
して広がったマイクロ波は、誘電体3を通過してプラズ
マを処理する処理室2に供給される。
【0053】なお、プラズマプロセス装置によっては、
導波管開口部7から処理室2の間に開口部を有する金属
板等を設け、その金属板等により放射電界を制限するこ
とにより、導波管開口部7内に定在波をつくり、プラズ
マ分布の均一化を図るようにしてもよい。
【0054】また、本実施の形態のプラズマプロセス装
置は、プラズマ生成用ガスや反応性ガスが蓄えられたガ
スボンベ50と、ガスボンベ50から供給されたプラズ
マ生成用ガスや反応性ガスを導くガス管13と、ガス管
13に設けられたバルブ62とを備えている。本実施の
形態のプラズマプロセス装置は、誘電体3の下部のガス
ボンベ50から供給されたプラズマ生成用ガスや反応性
ガスを蓄えるガスバッファ4aと、ガスバッファ4aに
蓄えられたガスを処理室2内へ導くためのガス導入孔4
とを備えている。
【0055】プラズマプロセス装置の使用時には、処理
室2内に供給されたマイクロ波は、ガスボンベ50から
ガス管13を介し一旦ガスバッファ4aに溜められ、そ
の後ガス導入孔4を通過してきたプラズマ生成用ガスや
反応性ガスをプラズマ化する。プラズマ化された反応ガ
スは、ウエハや基板に到達し、ラジカルの反応促進効果
や電子やイオンの物理的アタックにより、エッチングや
アッシングを進行させたり、CVDの場合にはプラズマ
により種ガスを分解し、シリコン等の薄膜を堆積したり
する。
【0056】なお、図1には、表面波プラズマプロセス
装置が示されているが、ECR、ICP、リモートプラ
ズマ、平行平板などの方式で設計されたプラズマプロセ
ス装置であっても、以下に示される本実施の形態のプラ
ズマプロセス装置による効果を得ることができる。
【0057】また、本実施の形態のプラズマプロセス装
置は、追い出し用電極先端部20および追い出し用電極
シャフト部21からなるダスト追い出し用電極が絶縁体
22を介して反応器1に固定されている。この追い出し
用電極先端部20および追い出し用電極シャフト部21
からなるダスト追い出し用電極は、プラズマ処理中に反
応器1に固定される。また、追い出し用電極先端部20
および追い出し用電極シャフト部21は、配線23によ
り電源24と電気的に接続されており、任意の電圧(直
流、パルス、正弦波)が印加され得るように構成されて
いる。
【0058】また、本実施の形態のプラズマプロセス装
置は、モータードライブ装置27を駆動させることによ
り、追い出し用電極先端部20および追い出し用電極シ
ャフト部21を、図1に示す被処理半導体ウエハまたは
ガラス基板6の左端の位置から右端の位置まで移動可能
に構成されている。
【0059】また、本実施の形態のプラズマプロセス装
置は、図1に示すように、ウエハ(基板)ホルダ5上の
ウエハ(基板)6と接する面と垂直に設けられた処理室
2の内壁面に排気口12bが設けられているため、ウエ
ハ(基板)6表面の上側の空間に処理室2内において左
から右へ内部ガスの流れが形成されることになる。
【0060】また、排気口12bと対向する内壁面に追
い出し用電極20,21を設けているため、流れの弱い
側から流れの強い側へとダストを寄せることができる。
追い出し用電極20,21により右端まで追いやられた
ダストは、排気口12bから配管12を通り排気ポンプ
31に到達する前にフィルタ70で回収される。
【0061】このとき、フィルタ71は挿入されていな
いものとする。使用済みのフィルタを交換する場合、バ
ルブ61をクローズ状態にしておけば、反応器1を大気
開放する必要はない。また、フィルタ70、71の種類
は状況に応じ適切なものを選択する必要があるが、HE
PA(High Efficiency Particulate Air)とULP
A(Ultra Low Penetration Air)などトラップでき
るダストのサイズが異なるものを組合せて用いることが
好ましい。
【0062】また、バルブ61を隔てて処理室2側と排
気ポンプ31側に圧力差があり、バルブ61をオープン
にした際、フィルタ70にトラップされているダストや
ガス管12の内壁に付着しているダストが処理室2内に
進入することが予想される場合にはフィルタ71を挿入
し、逆流により処理室2内へ戻ってくるダストを回収す
る。
【0063】このような逆流防止用のフィルタ71を状
況に応じて挿入することはバルブ61をオープンした状
態でガスを導入する場合などガス管12からの逆流が考
えられるあらゆる場面に有効である。
【0064】図2は、バルクプラズマ26と被処理半導
体ウエハ、ガラス基板6の間に存在するダスト閉じ込め
領域25と追い出し用電極20,21の位置関係を示し
た図である。追い出し用電極先端部20は、図2の面奥
行き方向にウエハ(基板)ホルダ5と同程度の長さを有
し、金属板が設けられた構造、金属メッシュが設けられ
た構造、または、金属板に複数の開口を設けた構造のも
のであり、ウエハ(基板)6表面に接触しないぎりぎり
上空を、図2の紙面において、左端から右端へと移動す
ることが可能に構成されている。
【0065】また、追い出し用電極20,21の高さは
ダスト閉じ込め領域25の厚みより大きく、バルクプラ
ズマ26の下部に掛かる程度とする。追い出し用電極先
端部20を、メッシュを設ける構造、または、金属板に
複数の開口を設ける構造にする場合は、メッシュの開口
部からダストが通り抜けない程度に、メッシュの開口お
よびメッシュの開口率を小さくする必要がある。
【0066】図3は、負に帯電したダスト25aが負の
電位の追い出し用電極20,21(断面くの字:後述)
により排気口12bに追いやられ系外へと放出される時
の、追い出し用電極20,21およびその周辺の側面断
面図である。ダスト25aはガスの粘性を利用し排気口
12bより排出される。この際、流れが連続流の範疇
で、ダストが滞ることなく排出されるためには、排気口
12b付近において下記の(1)式で与えられるクヌー
セン数Kuを1未満、且つ(2)式で与えられるガス滞
在時間τを10秒以下とする必要がある。
【0067】Ku=λ/L (1) τ=P・V/Q (2) ここで、λ:分子の平均自由行程、L:代表長さ、P:
圧力、V:処理室の容積、Q:総ガス流量である。これ
を満たすような条件としては、たとえば、内寸がφ30
0mm×150mm、処理室2に対し、φ100mmの
排気口12bが設けられてあると仮定した場合、圧力
0.1Pa以上であり、また、ガス流量0.1SCCM
以上、または、内寸が1000mm×1000mm×3
00mm、処理室2に対し、φ200mmの排気口12
bが設けてあると仮定した場合、圧力0.05Pa以
上、ガス流量1SCCM以上である。
【0068】排気口12bは、ウエハ(基板)ホルダ5
上のウエハ(基板)6より幾分下方からダスト25aの
存在する範囲をカバーする範囲、すなわち、ダスト25
aが図3の紙面に垂直な断面において広がる面よりも大
きな面になるようにすることで、排気ポンプによる吸引
力を最も効果的に活用することができる。追い出し用電
極先端20とダスト25aとの間には反発力が生まれる
ため、両者は接することがなく、追い出し用電極20,
21はダストが付着せず常にクリーンな状態に保たれ
る。
【0069】図4は、図1に記載のプラズマプロセス装
置の図3に示す部分を、紙面上側から見た場合の図であ
る。追い出し用電極シャフト部21は被処理半導体ウエ
ハ(ガラス基板)ホルダ5の外周部より外側を移動する
ものとする。これにより、被処理半導体ウエハ、ガラス
基板を処理するプラズマを遮ったり、ガスの流れを変え
たりすることが抑制される。また、追い出し用電極先端
部20の長辺の長さは、被処理半導体ウエハ(ガラス基
板)ホルダ5の直径と同程度(図4(b))、または、
被処理半導体ウエハ(ガラス基板)ホルダ5の一辺の長
さと同程度(図4(a))とする。
【0070】図5(a)は、追い出し用電極先端部20
をコの字に、図5(b)は、追い出し用電極先端部20
を円弧状にした場合を示す図であり、それぞれに示す追
い出し用電極先端部20は、その長辺方向の端部におい
て、長辺方向の端部からダストがこぼれ出ることを抑制
する構造となっている。
【0071】図6(a)から(c)は、追い出し電極先
端部20を金属メッシュにした場合の斜視図であり、そ
れぞれ長辺方向に対し垂直な断面が直線、くの字、半円
弧であり、図6の(b)、図6の(c)に示す構造は、
図6の(a)に示す構造に比較して、追い出し用電極先
端部20の短辺方向の端部において、短辺方向の端部か
らダストがこぼれ出ることを抑制する構造となってい
る。
【0072】図6(d)は、追い出し用電極先端部20
の構造として、金属板に複数の開口を設けた構造を示す
図である。なお、図6(d)において、追い出し用電極
先端部20の各開口の大きさや形状および分布は、任意
に変えることができるものとする。図6には示していな
いが、金属板に複数の開口を設ける場合も(b)、
(c)のように長辺方向に対し垂直な断面において、追
い出し用電極先端部20を、くの字、または、半円弧等
にしてもよい。
【0073】図7(a)から(h)は追い出し電極先端
部20の長辺方向に対し垂直な断面の一例である。この
他にも長辺方向で断面形状を途中で変化させたり、長辺
方向で高さをかえたり、角度をつけたりすることも可能
である。
【0074】ダスト追い出しを行うタイミングは、一般
的には、プラズマ処理の開始直後、停止直前、または、
その両方であるが、プラズマ処理の種類によって好まし
いタイミングがある。たとえば、エッチングやアッシン
グ等の表面加工、表面改質プロセスではプラズマ処理後
にウエハ、基板上へのダスト落下が問題となる。これを
防ぐためには、プラズマ処理停止直前にダスト追い出し
を行うことが最も効果が高く好ましい。
【0075】また、CVD等の膜堆積を行う場合は、前
述のダスト落下に加え、膜中への不純物混入を防ぐた
め、プラズマ処理開始直後と停止直前の両方においてダ
スト追い出しを行うことが好ましい。なお、途中でプラ
ズマを停止しなければダスト追い出しを行う際のプラズ
マ維持は、たとえば、Arなどの不活性ガスのみで行っ
てもよい。
【0076】本実施の形態のプラズマプロセス装置の作
用をまとめると以下のようになる。本実施のプラズマプ
ロセス装置は、プラズマ処理中に、ウエハまたは基板上
方に浮遊する負に帯電したダストに対し、地絡された反
応器とはたとえば碍子等の絶縁物を介して電気的にフロ
ーティング状態とした電極を反応器の一つの側壁から挿
入しダスト側へと徐々に近付けていく。
【0077】挿入した電極の先端には金属板、金属メッ
シュ、または、金属板に複数の開口部を設けた構造のも
のを取付けており、その寸法は、長辺の長さが、ウエ
ハ、基板ホルダの直径、または、一辺と同程度の長さを
有し、短辺の長さがシースの厚みよりも大きいものとす
る。
【0078】電極は大気側で電源と接続されており、任
意の直流、パルス、正弦波電圧を印加することができ
る。ここでは、電極に、たとえば、負の直流電圧を印加
するものとする。負に帯電し浮遊するダストは、同じく
負に帯電した電極を近付けることにより反発する。電極
を挿入した側から反対側へと電極を移動させた場合、ダ
ストは電極に触れることなく、電極を挿入した側壁と対
向する側壁へと追いやられる。
【0079】この場合の電極移動は、たとえば、モータ
ードライブ等を用いることにより、その位置や速度制御
を正確に行うことができる。電極を挿入した側壁と対向
する側壁面にはダスト排気用の排気ポンプに通じる排気
口が、ウエハ、基板位置と同じ高さに設けてあり、電極
により排気口の直近まで追いやられたダストを引き込
む。引き込まれたダストは、排気口と排気ポンプの間に
設けたダスト回収用のフィルタ、たとえば、HEPA、
ULPA、または、その両者の組合せによって回収され
る。
【0080】ダスト追い出しに要する時間は、電極が移
動する時間であり、ウエハ、基板のサイズに依存する
が、秒速1センチメートルから秒速1メートルが実用的
な移動速度である。この時、ウエハ、基板に対しては電
極が上空を通過するほんの一瞬影響を与えるが、通常の
エッチングやアッシングでは処理時間に対し僅かである
ため実用上問題とならない。
【0081】また、CVDなど薄膜品質上、プラズマが
一瞬でも遮断されることを避けたい場合は、ダスト追い
出しのタイミングをプラズマ処理の開始直後、または、
停止直前に行う。また、その際には、放電を停止しなけ
ればダスト除去中の供給ガスをArなどの不活性ガスに
切替えることも可能である。
【0082】上記のように、本実施の形態のプラズマプ
ロセス装置は、ウエハ、基板が大型化された場合でも電
極サイズと移動範囲を変更すればよく、電極がウエハ、
基板上空を隈なくスキャンする方式であるため、ウエ
ハ、基板の面内ポジションによる除去ムラがない。ま
た、ダストを排気口の直近まで持っていくため排気ポン
プの吸引力を最大限に活用でき、フィルタを用いるため
逆流もなく確実にダストを系外へと放出することができ
る。また、電極とダストは非接触であり、電極自体の交
換、クリーニングなどのメンテナンスも必要ない。
【0083】なお、今回開示された実施の形態はすべて
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許
請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意
味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図
される。
【0084】
【発明の効果】本発明のプラズマプロセス装置およびダ
スト除去方法によれば、従来技術よりも集塵能力の低下
を抑制することができるダスト吐出用電極を用いている
ため、ダスト除去用の電極自体のメンテナンス労力を低
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態のプラズマプロセス装置の構成を
説明するための側面断面図である。
【図2】 実施の形態のプラズマプロセス装置のダスト
閉じ込め領域と追い出し用電極を説明するための側面断
面図である。
【図3】 実施の形態のダスト除去装置の追い出し用電
極と系外への放出を説明するための側面断面図である。
【図4】 実施の形態のプラズマプロセス装置の追い出
し用電極と系外への放出を説明するための上面図であ
る。
【図5】 実施の形態のプラズマプロセス装置の追い出
し用電極と系外への放出を説明するための上面図であ
る。
【図6】 実施の形態のプラズマプロセス装置の追い出
し用電極先端部の斜視図である。
【図7】 実施の形態のプラズマプロセス装置の追い出
し用電極先端部の断面図である。
【図8】 従来のプラズマプロセス装置の構成を説明す
るための側面断面図である。
【図9】 従来のプラズマプロセス装置のダスト閉じ込
め領域を説明するための概念図である。
【符号の説明】
1 反応器、2 処理室、3 誘電体、4 ガス導入
孔、4a ガスバッファ、5 ウエハ(基板)ホルダ、
6 被処理半導体ウエハまたはガラス基板、7波管開口
部、8 上蓋、9 導波管、11 排気管(圧力調整
用)、12 排気管(ダスト捕集用)、12a 排気口
(圧力調整用)、12b 排気口(ダスト捕集用)、1
3 ガス管、20 追い出し用電極先端部、21 追い
出し用電極シャフト部、22 絶縁体、23 配線、2
4 電源、25 ダスト閉じ込め領域、25a ダス
ト、26 バルクプラズマ領域、27 モータードライ
ブ、30 排気ポンプ(圧力調整用)、31 排気ポン
プ(ダスト捕集用)、40 マイクロ波電源、50 処
理ガスボンベ、60 バルブ(圧力調整用)、61 バ
ルブ(ダスト捕集用)、62 ガス弁、70 フィルタ
(ダスト回収用)、71フィルタ(逆流防止用)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古川 和彦 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 山本 達志 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 4K030 CA04 CA06 DA06 FA01 KA49 LA15 LA16 LA18 5F004 AA14 BA20 CA03 FA08 5F045 AA09 AF07 BB15 CA15 DP03 EB06 EF05 EF20 EG08 EH03 EH06 EH07

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理物をプラズマにより処理するため
    のプラズマプロセス装置であって、 前記被処理物をプラズマ処理するための処理室と、 該処理室内に設けられ、前記処理室内に発生するダスト
    を、電気的な斥力を利用して、前記処理室外へ吐出する
    ためのダスト吐出用電極とを備えた、プラズマプロセス
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ダスト吐出用電極は、その先端部
    が、金属板を含む構造、金属メッシュを含む構造、また
    は、金属板に複数の開口部を設けた構造である、請求項
    1に記載のプラズマプロセス装置。
  3. 【請求項3】 前記ダスト吐出用電極は、ダストを吐出
    する方向に対して垂直な平面における前記被処理物体の
    主表面と平行な方向の長さが、前記被処理物の長さより
    も長い、請求項1または2に記載のプラズマプロセス装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ダスト吐出用電極は、ダストを吐出
    する方向に対して垂直な平面における前記被処理物体と
    垂直な方向の長さが、前記被処理物の上に位置するプラ
    ズマの前記処理物体と垂直な方向のシース厚さより大き
    い、請求項1〜3のいずれかに記載のプラズマプロセス
    装置。
  5. 【請求項5】 前記ダスト吐出用電極は、その先端部の
    形状が、ダストを吐出する方向と平行にかつ前記被処理
    物体と垂直に切った断面において、直線状、くの字型、
    または、円弧状である、請求項1〜4のいずれかに記載
    のプラズマプロセス装置。
  6. 【請求項6】 前記ダスト吐出用電極は、その先端部を
    支持する支持部が、平面的に見て、前記被処理物の端部
    より外側に位置する、請求項1〜5のいずれかに記載の
    プラズマプロセス装置。
  7. 【請求項7】 前記ダスト吐出用電極は、その先端部を
    支持する支持部が、平面的に見て、前記被処理物が固定
    される固定部の端部より外側に位置する、請求項1〜6
    のいずれかに記載のプラズマプロセス装置。
  8. 【請求項8】 前記ダスト吐出用電極は、その印加され
    る電圧の形態が、直流、パルス、および、正弦波のうち
    いずれかである、請求項1〜7のいずれかに記載のプラ
    ズマプロセス装置。
  9. 【請求項9】 前記処理室内のダストを排出するための
    排気手段を備えた、請求項1〜8のいずれかに記載のプ
    ラズマプロセス装置。
  10. 【請求項10】 前記排気手段は、ダストの逆流を抑制
    するためのフィルタが設けられた、請求項8に記載のプ
    ラズマプロセス装置。
  11. 【請求項11】 前記排気手段は、前記処理室内から前
    記ダストを排出するための排気口を含み、前記ダスト吐
    出用電極は、前記排気口と対向する前記処理室の内壁に
    設けられた、請求項8または9に記載のプラズマプロセ
    ス装置。
  12. 【請求項12】 前記排気口が、前記被処理物を支持す
    る支持部材の前記被処理物と接する面に対し垂直な方向
    に延びる前記処理室の内壁に設けられた、請求項11に
    記載のプラズマプロセス装置。
  13. 【請求項13】 前記フィルタは、前記処理室と前記排
    気手段との間に設けられたバルブの上流側および下流側
    に挿入された、請求項10〜12のいずれかに記載のプ
    ラズマプロセス装置。
  14. 【請求項14】 前記フィルタは、取外可能に構成され
    ている、請求項10〜13のいずれかに記載のプラズマ
    プロセス装置。
  15. 【請求項15】 前記ダスト吐出用電極は、前記処理室
    内で移動可能に構成されている、請求項1〜14のいず
    れかに記載のプラズマプロセス装置。
  16. 【請求項16】 前記ダスト吐出用電極は、該ダスト吐
    出用電極の移動によりダストがダスト吐出用電極の移動
    空間外にはみだすことを抑制する形状である、請求項1
    5に記載のプラズマプロセス装置。
  17. 【請求項17】 請求項1〜16のいずれかに記載のプ
    ラズマプロセス装置を用いてプラズマプロセスにおいて
    発生するダストの除去を行なう、ダスト除去方法。
  18. 【請求項18】 前記ダストの除去は、クヌーセン数が
    1未満、かつ、ガスの平均滞在時間が10秒以下の条件
    下で行われる、請求項17に記載のダスト除去方法。
  19. 【請求項19】 前記ダストの除去は、プラズマ処理の
    開始直後、および、停止直前のうち少なくともいずれか
    一方のタイミングで行なわれる、請求項17または18
    に記載のダスト除去方法。
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