JP2003234119A - Fcモジュール用パレット - Google Patents

Fcモジュール用パレット

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JP2003234119A
JP2003234119A JP2002031004A JP2002031004A JP2003234119A JP 2003234119 A JP2003234119 A JP 2003234119A JP 2002031004 A JP2002031004 A JP 2002031004A JP 2002031004 A JP2002031004 A JP 2002031004A JP 2003234119 A JP2003234119 A JP 2003234119A
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JP2002031004A
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Yuichi Ito
友一 伊藤
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Toyota Motor Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全ての工程で使用可能なパレットの提供。 【解決手段】 (1)接着剤硬化、リークテスト、流路
閉塞テストの全ての工程で使用可能なパレット。(2)
接着剤硬化時は厚さが厚くなり、リークテスト時は厚さ
が薄くなる可変厚セパレータ11。(3)直動軸受34
とそれを挿通するガイドシャフト35。(4)個別に通
じる検査流体供給・排出流路40〜47。(5)圧力上
昇測定による流路閉塞検査。(6)可動くさび52によ
る加圧力保持。(7)バネ51による予圧変動抑制。
(8)支持キャップ28。(9)操作シャフト穴を検査
流体供給に兼用。(10)シャフト14、15先端の球
面構造。(11)シャフト14、15を短絡チェック端
子に兼用。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池(Fuel C
ell 、以下FCという)モジュールの量産に用いるFC
モジュール量産用パレット(パレットは、治具と呼ぶ場
合もある)に関する。
【0002】
【従来の技術】固体高分子電解質型燃料電池は、膜−電
極アッセンブリ(MEA:Membrane-Electrode Assembl
y )とセパレータとからなるセルを1層以上重ねてモジ
ュールとし、モジュールを積層して構成される。MEA
は、イオン交換膜からなる電解質膜とこの電解質膜の一
面に配置された触媒層からなる電極(アノード)および
電解質膜の他面に配置された触媒層からなる電極(カソ
ード)とからなる。MEAとセパレータとの間には、通
常、拡散層が設けられる。この拡散層は、触媒層への反
応ガスの拡散をよくするためのものであり、触媒層と協
働して電極を構成すると考えてもよい。セパレータは、
アノードに燃料ガス(水素)を供給する燃料ガス流路お
よびカソードに酸化ガス(酸素、通常は空気)を供給す
るための酸化ガス流路が形成されるとともに、隣接する
セル間の電子の通路を構成している。セル積層体のセル
積層方向両端に、ターミナル(電極板)、インシュレー
タ、エンドプレートを配置し、セル積層体をセル積層方
向に締め付け、セル積層体の外側でセル積層方向に延び
る締結部材(たとえば、テンションプレート)とボルト
にて固定して、スタックが形成される。固体高分子電解
質型燃料電池では、アノード側では、水素を水素イオン
と電子にする反応が行われ、水素イオンは電解質膜中を
カソード側に移動し、カソード側では酸素と水素イオン
および電子(隣りのMEAのアノードで生成した電子が
セパレータを通してくる、または、セル積層体の一端の
セルのアノードで生成した電子が外部回路を通してセル
積層体の他端のセルのカソードにくる)から水を生成す
る反応が行われる。 アノード側:H2 →2H+ +2e- カソード側:2H+ +2e- +(1/2)O2 →H2 O 上記反応を行うために、スタックには燃料ガス、酸化ガ
スが供給・排出される。また、セパレータでのジュール
熱とカソードでの水生成反応で熱が出るので、セパレー
タ間には、各セル毎にあるいは複数個のセル毎に、冷媒
(通常は冷却水)が流れる流路が形成されており、そこ
に冷媒が循環され、燃料電池を冷却している。燃料電池
の製造工程には、モジュールが製造された段階で少なく
とも1つのモジュールをパレットに組付けて行われる、
接着剤硬化工程、リークテスト工程、流路閉塞テスト工
程、短絡テスト工程等が含まれる。これらのテストの合
格品のみが積層されてスタックとされる。特開2000
−23665は、この種の燃料電池モジュールの各種テ
ストの一例を開示している。そこでは、複数のFCモジ
ュールの構成部品をパレット上に順番に直接積層して、
ネジ締結により一定時間加圧保持して接着剤を硬化さ
せ、そのままの状態でパレットに設けた供給穴より、積
層したFCモジュールの燃料ガス流路、酸化ガス流路、
冷媒流路へそれぞれ検査流体を個々に供給することで、
各流路のリークテストも実施している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開2000
−23665のパレットには、つぎの問題があった。 多大な労力と平行度の乱れ FCモジュールのセパレータ間接着及びセパレータとM
EA間接着に流動性のある接着剤を使用し、モジュール
間シール用ガスケットが予めセパレータに一体で設けら
れている場合、特開2000−23665の方法では、
接着剤硬化時にガスケット圧縮反力によりセパレータ間
の平行が悪化し、この状態で接着剤が硬化してしまう場
合がある。単純にガスケットの部分を逃がしたスペーサ
をモジュール間にはさんで硬化させ、リークテスト時に
スペーサを取り外すのでは多大な労力を要する。 平行度の乱れによるシール性の低下 において、多モジュール積層とすると、パレットで平
行を矯正される最上段と最下段のモジュールを除く中間
のモジュールは、セパレータの反りやMEAの圧縮反力
の面内バラツキ等により最上段と最下段のモジュールに
対し平行でなくなるおそれがある。そして、後工程の漏
洩検査で不良モジュールが発生したときに良品と差し替
えた場合、最上段と最下段のモジュールとの平行が悪く
なり、面圧が不均一なことによるセパレータの損傷や、
シール部での漏洩につながるおそれがある。 漏洩モジュール特定が困難 複数モジュール積層の場合、燃料ガス流路、酸化ガス流
路、冷媒流路が複数モジュールにわたってつながってい
るため、複数モジュール分同時に漏洩検査でき、時間・
装置の数上有利な反面、単モジュール検査より高い検出
力が必要で、かつ、漏洩検査時に漏洩モジュールを特定
できない。 接着剤の流路流れ込み検出不可 セパレータ間接着及びセパレータとMEA間接着に流動
性のある接着剤を使用すると、接着剤が各MEAへのガ
ス供給流路に垂れ込んで流路を閉塞するおそれがある
が、閉塞しても従来の漏洩検査ではこれを検出できな
い。 面圧変化 接着剤硬化に加熱を要する場合、接着剤硬化時にFCモ
ジュールやパレットに比較的大きな寸法変化が生じると
過予圧または予圧不足になるおそれがある。 多モジュールの同時短絡チェック不可 多モジュールを同時に電気的短絡チェックすることはで
きなかったため、短絡チェックに時間と労力を要する。
本発明の目的は、多大な労力を要することなく、接着剤
硬化、リークテストを行うことができるFCモジュール
量産用パレットを提供することにある。本発明の他の目
的は、上記目的に加えて、セパレータ間の平行度の悪
化、平行度の乱れによるシール性の低下、漏洩モジュー
ル特定が困難、接着剤の流路流れ込み検出不可、面圧変
化、多モジュールの同時短絡チェック不可、の少なくと
も1つの問題を解決できるFCモジュール量産用パレッ
トを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】〔上記の課題を解決す
るための手段〕図1に示すように、パレットをFCモジ
ュール10の生産工程における少なくとも接着剤硬化工
程とリークテスト工程で共用可能な構造とする。また、
接着剤硬化工程とリークテスト工程でFCモジュール拘
束状態を可変とする手段を有する。FCモジュール10
のガスケット7の無い部分に対応するパレット部分の厚
さが可変で、かつFCモジュールと交互に積層した時に
所定の位置をシールするようにFCモジュールと同等の
位置にガスケット25を設けたスペーサ(可変厚プレー
トともいう)11を、FCモジュール10にはさんで積
層する。そして、接着剤6の硬化時は、厚さ可変部をF
Cモジュール10およびスペーサ11に形成されたガス
ケット7、25が圧縮変形しないように厚くし、接着剤
硬化後のリークテスト時には、厚さ可変部をFCモジュ
ール10およびスペーサ11に形成されたガスケット
7、25がシール時の所定の寸法に圧縮変形するように
薄くするように構成する。これによって、接着剤硬化時
のガスケット圧縮反力の影響を避け、かつ接着剤硬化後
にパレットからFCモジュール10を取り外すことなく
リークテストを実施することができる。その結果、ガス
ケットの反力によるセパレータの平行度の乱れがなくな
り、かつFCモジュール10のハンドリングによる多大
な労力を伴うこともなくなる。
【0005】〔上記の課題を解決するための手段〕図
2に示すように、スペーサ11と天板27に直動軸受3
4が設けられており、底板26にガイドシャフト35が
設けられており、該ガイドシャフト34は直動軸受34
に摺動可能に挿通されている。FCモジュール10とス
ペーサ11を交互にはさんで積層することにより、全F
Cモジュール間の平行を保証できる。
【0006】〔上記の課題を解決するための手段〕図
3、図4に示すように、各スペーサ11に、FCモジュ
ール10の燃料ガス流路、酸化ガス流路、冷媒流路のそ
れぞれに個別に通じる検査流体供給・排出流路A、B、
C、D、E、Fが設けられている。第1のFCモジュー
ル10の燃料(酸化)ガス流路の漏洩検査時、検査流体
供給側流路A、排出側流路Bのうち少なくとも1箇所よ
り検査流体を充填(残り流路は漏れ止め)し、第2のF
Cモジュール10(第1のFCモジュールにセパレータ
をはさんで対向するモジュール)の燃料(酸化)ガス流
路の漏洩検査時は検査流体供給側流路C、排出側流路D
のうち少なくとも1箇所より検査流体を充填(残り流路
は漏れ止め)し、流路A、B、C、Dはそれぞれスペー
サ11を貫通しないようにすることにより、各FCモジ
ュール間の流路がパレット内で貫通せず各モジュールの
独立した漏洩検査が可能となる。冷媒流路検査時は検査
流体供給・排出流路E、Fおよび隣接するプレートの検
査流体供給・排出流路2箇所を含めた4箇所中の少なく
とも1箇所より検査流体を充填(残り流路は漏れ止め)
することにより、各モジュールの独立した漏洩検査が可
能となる。
【0007】〔上記の課題を解決するための手段〕図
3、図4に示すように、検査流体供給流路A、B、C、
D、E、Fは、FCモジュール10の燃料ガス供給・排
出流路100、101、酸化ガス供給・排出流路10
2、103、冷媒供給・排出流路104、105に、上
流側から通じる流路と、下流側から通じる流路を有して
おり、上流側から通じる流路は圧力計に連通されてお
り、下流側から通じる流路は大気開放とされている。そ
して、大気開放と反対側から検査流体を供給し流して圧
力計で圧力上昇を測定することにより、燃料ガス流路、
酸化ガス流路、冷媒流との流路閉塞検査が可能となる。
【0008】〔上記の課題を解決するための手段〕図
5に示すように、FCモジュール量産用パレットは、天
板27の上方に配された荷重プレート50と、荷重プレ
ートの上方に配されガイドシャフト上部に固定された固
定側くさび支持プレートから垂下する固定側くさび53
と、荷重プレートの上面で水平に可動とされ固定側くさ
び53と荷重プレート50との間に押し込まれる可動く
さび52と、を更に有する。また、荷重プレート50と
天板27との間にバネ51が配されている。そして、プ
レス装置などの加圧装置で荷重プレート50の上面を加
圧し、荷重プレート50、バネ51、天板27を介して
FCモジュール10に所定の荷重を加え、この状態を保
持するように固定側くさび53と荷重プレート50間に
可動くさび52を押し込めば、荷重プレート50の上面
の加圧装置の荷重を除去しても、FCモジュール10に
加えた予圧を保持できる。バネ51力を適切に選ぶこと
により、接着剤のクリープや、加熱硬化型接着剤の場合
はパレットごと炉内で加熱した時のパレットおよびパレ
ットとモジュールの各部の材質違いによる膨張量の違い
による予圧抜けまたは過予圧を回避することができる。
【0009】〔上記の課題を解決するための手段〕図
6に示すように、各セパレータに独立して電気的に導通
する端子(たとえば、ストッパープレート操作シャフト
を端子に兼用)15と、各モジュール間に絶縁機能をも
つ絶縁プレート24(たとえば、ガスケットを絶縁プレ
ートに兼用)を設ける。そして、FCモジュールに実際
の使用状態と同じ面圧を加えた状態で、抵抗を測定する
ことにより、パレットに多モジュールを積層した状態で
各FCモジュールの短絡チェックを同時に実施できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のFCモジュール
量産用パレットを図7〜図26を参照して説明する。F
Cモジュール10は固体高分子電解質型燃料電池のモジ
ュールである。燃料電池は、モジュールを積層したスタ
ックから構成され、燃料電池自動車等に搭載される。た
だし、自動車以外に搭載、配置されてもよい。そして、
FCモジュール量産用パレットは、モジュール10を量
産する段階で使用され、モジュールの接着剤の硬化、リ
ークテスト、接着剤による流路閉塞の有無のテスト、短
絡の有無のテストに、ワークをパレットから外すことな
く、共通に用いられる。
【0011】まず、FCモジュール10を説明する。図
7に示すように、固体高分子電解質型燃料電池10は、
セパレータ1、2の間に、固体高分子電解質膜(両面に
白金系触媒を塗布)3とその両側に配置されるカーボン
クロス4とからなるMEA5を挟んだものからなる。
【0012】セパレータ1、2間およびセパレータとM
EA間のシールとして熱硬化性接着剤6が使用されてい
る。セパレータ2には予めゴムガスケット7が焼付など
により一体で形成されている。ガス流路9、冷媒流路8
のガスケットは一体化しているためまとめて「ガスケッ
ト」7と表現したが、独立した互いに異なるガスケット
であってもよく、また、たとえば冷媒ガスケットはセパ
レータ1側、ガスガスケットはセパレータ2側など、分
かれて構成されていてもよい。
【0013】セパレータ1、2の双方には冷媒流路8が
形成されている。ただし、セパレータ1、2の一方のみ
に冷媒流路8が形成され、他方のセパレータは冷媒流路
用の凹凸をもたない構造としてもよい。2つのセパレー
タと1つのMEAで1モジュールを構成している。ただ
し、3セパレータと2MEAで1モジュール、あるい
は、N(Nは4以上)セパレータとN−1MEAで1モ
ジュールとしてもよい。実際のスタック組み付け状態で
はFCモジュール10を多数積層して使用されるが、図
7では、2モジュール分のみを示している。隣接モジュ
ール間のセパレータ面同士が密着時、ガスケット7は隣
接モジュールのセパレータ1により所定の厚みまで圧縮
されてシール力を発揮するように構成されている。
【0014】パレットを説明する。パレットの説明にお
いて、スペーサ11の可変厚構造を構成1とし、作用を
作用1とする。スペーサ11の天板27との平行構造を
構成2とし、作用を作用2とする。複数モジュール同時
リークテスト構成を構成3とし、作用を作用3とする。
接着剤の流路閉塞防止構成を構成4とし、作用を作用4
とする。過予圧または予圧不足の防止構成を構成5と
し、作用を作用5とする。複数モジュール同時短絡チェ
ック構成を構成6とし、作用を作用6とする。
【0015】〔構成1〕図8、図15〜17に示すよう
に、パレット(治具)は、可変厚スペーサ11と、天板
27と、底板26と、ガイドシャフト35を有する。パ
レットは、さらに、荷重プレート50、固定側くさび5
3、可動くさび52、バネ51を有していてもよい。ス
ペーサ11は可変厚構造を有する。図8に示すように、
可変厚スペーサ(可変厚プレートともいう)11は、接
着剤6硬化時に全厚が厚く、接着剤硬化後のリークテス
ト時に全厚が薄くなるように操作可能な可変厚プレート
からなる。可変厚スペーサ11をFCモジュール10巻
に挟んで積層する。図8に示すように、可変厚スペーサ
11は、面圧付加プレート12とストッパープレート1
3を有し、押さえプレート22により、面圧付加プレー
ト12は上下方向にガイドされ、ストッパープレート1
3は水平方向にガイドされる。面圧付加プレート12は
接着剤硬化時にセパレータ2の面圧付加必要部分に面圧
を加えるのに十分な面積をもち、かつ、ガスケット7を
横切らない面形状をもつ。ストッパープレート13の両
端にはストッパープレート操作シャフト14、15が取
り付けられており、該シャフト14、15を介して外部
からストッパープレート13を押し、右進・左進操作す
る。
【0016】面圧付加プレート12、ストッパープレー
ト13には、プレート13左進時にリブ(凸部)18、
19同士が合い、プレート13右進時にリブ(凸部)1
8と谷部(凹部)21、リブ(凸部)19と谷(凹部)
20が合うように、リブ、谷を配置し、かつ、リブの一
部には斜面16、17が設けてある。斜面の配置、幅
は、プレート13が右進端から左進端へ移動すると斜面
16、17が接触して滑り、プレート12が下降端から
上昇端へ持ち上げられるように、また、プレート12が
接触剤硬化時やリークテスト時に加わる面圧に対し十分
な剛性を有するように定められている。したがって、シ
ャフト14を右から左に押し込むとプレート12が上昇
して可変厚スペーサ11の全厚が厚くなり、シャフト1
5を左から右に押し込むとプレート12が下降して可変
厚スペーサ11の全厚が薄くなる。
【0017】以上のプレート12、13、シャフト1
4、15、押さえプレート22より成る構造は、ガスケ
ット24の上面側だけでなく下面側にも対称に配置して
あり、機能は同様である。下側の押さえプレート23に
は、セパレータ2のガスケット7に対応する位置にダミ
ーのガスケット25が設けられている。押さえプレート
22、23と面圧付加プレート12、12’の段差は、
接着剤硬化時はガスケット7、25が圧縮されない寸法
になるように、また、リークテスト時はガスケット7、
25を圧縮してシール力が発揮される寸法になるように
適切に選んである。また、搬送パレットである底板26
には、可変厚プレート11のガスケット24を境とした
上半分の部品(ガスケット24を含む)を取付け、天板
27には、可変厚プレート11のガスケット24を境と
した下半分の部品(ガスケット24を含む)を取付けて
あり、可変厚プレート11と同様の機能を果たすように
してある。
【0018】1つのパレットに取り付けられている複数
のシャフト14、15を同時に操作し易くするために、
ストッパープレート操作シャフト14、15の先端部は
球面状に形成されている。すなわち、1枚のプレートを
複数のシャフト15に垂直に当てて同時に押し込むこと
によって、複数のシャフト14、15を同時に操作する
ことができる。この時、可変厚スペーサの厚さ変化に伴
い、底板26のシャフト15を除き、各シャフト15は
上下方向に移動する。通常、省スペースのために可変厚
スペーサ11は可能な限り薄く、それに伴って各シャフ
ト15の径も細くなる。そのため、シャフト15にかか
る横荷重は可能な限り小さくしてシャフト15が曲がっ
たりしないようにすることが望ましい。
【0019】そのためには、つぎのイ、ロの構造をとる
ことが望ましい。イ.シャフトの上下方向移動時の引っ
掛かりによる横荷重を避けるため、シャフトに当てるプ
レートは滑らかな平面をもち、シャフト15の端面は滑
らかな曲面(たとえば、球面)または鈍角の面取りを施
してあることが望ましい。更には、これに加えて焼入
れ、表面処理を施すことが望ましい。または、硬球をシ
ャフト先端にカシメて保持させてもよい。ロ.シャフト
15の端面とシャフト15の垂直が悪いとシャフトに横
荷重がかかりやすいため、シャフト15の、流路47を
通る部分の断面積より、シャフト15先端部の押し込み
プレートの接触する部分の面積(端面の面積)を小さく
することが望ましい。
【0020】図9〜図12に示すように、モジュールが
開くのを抑えるために、支持キャップ28が、ガスケッ
ト7、25と干渉せず面圧付加プレート12、12’か
ら離れた位置に、可変厚スペーサ11の上下両方に設け
てある。また、穴37は、パレット底板26に取付けら
れて上方に延びるワークガイド30(モジュールの位置
を上下方向に合わせるガイド)の逃がし穴であり、可変
厚スペーサ11、天板27、荷重プレート50を貫通し
ている。
【0021】図13、図14に示すように、面圧付加プ
レート12、12’には、4隅に脱落防止爪31が設け
てある。脱落防止爪31は押さえプレート23の窪み3
2に引っ掛かる。また、面圧付加プレート12、12’
内に小型のヒートパイプを組み込んでおけば、接着剤硬
化時にパレットを炉内に搬入した時、ワークの均等、高
速加熱が可能となる。
【0022】図14に示すように、押さえプレート2
2、23のガスケット24対向面に設けた窪み32に脱
落防止爪31が引っ掛かるため、可変厚スペーサ11か
らの面厚付加プレート12、12’の脱落が防止されて
いる。また、押さえプレート22、23のガスケット2
4対向面に設けた溝33により、ストッパープレート1
3は上下方向に動作できないように、また水平面内で回
転しないようにガイドされている。図14のストッパー
プレートは、図8の側面方向から見た状態を図示してい
る。
【0023】また、支持キャップ28は、接着剤硬化時
のセパレータ1、2の面圧付加必要範囲以外の周縁部の
平行度確保用であり、押さえプレート22、23のガス
ケット24対向面に設けたザグリ穴の肩34に引っ掛か
った状態で、セパレータの、初期反りおよび接着剤硬化
時面圧付加により生じる反りを矯正できる程度の強さの
バネ29を内蔵している。このときキャップ28の頂面
と面圧付加プレート12の面圧付加面との段差が相手の
セパレータの寸法と対応するよう、支持キャップ28の
形状、寸法が適切に管理されている。また、接着剤硬化
後のリークテスト時の荷重に対し、バネ29は容易に撓
む程度の荷重である。
【0024】〔作用1〕接着剤硬化時は、ガスケット7
を圧縮せずに加熱・加圧が必要で、接着剤硬化後のリー
クテスト時は、ガスケット7の圧縮が必要という相反す
る課題を、可変厚スペーサ11の採用により両立させ
て、工程間でのワーク脱着を不要にするとともに、工程
間でワークを脱着することなくパレットを共用化でき
る。
【0025】〔構成2〕図9〜図12、図15〜図17
に示すように、底板26に上方に延びるガイドシャフト
35を設け、押さえプレート22、天板27および荷重
プレート50に直動軸受34を設ける。 〔作用2〕底板26に対して可変厚スペーサ11、天板
27が平行を保ちながら上下動可能にガイドされる。そ
の結果、接着剤硬化時の各FCモジュール10間の平行
が確保される。
【0026】〔構成3〕図9、図10に示すように、押
さえプレート22に設けられた検査流体供給・排出用流
路40、41、42、43は可変厚スペーサ11の上側
に置かれたモジュール10の燃料ガス供給流路100、
燃料ガス排出流路101、酸化ガス供給流路102、酸
化ガス排出流路103にそれぞれつながるように一端が
押さえプレート22の上面に開口している。各FCモジ
ュールごとに検査を実施するには可変厚スペーサ11の
下側に置かれたFCモジュール10のガス流路と前記流
路40、41、42、43との気密が保たれていなけれ
ばならず、実施例のように流路40、41、42、43
を押さえプレート22の板厚内で構成すればよいが、押
さえプレート22を貫通する場合でも、ガスケット24
により気密を保つように構成できる。なお、図示例で
は、押さえプレート22にのみ検査流体供給・排出用流
路40、41、42、43を設けたが、押さえプレート
23にのみ流路40、41、42、43を設けてもよ
く、あるいは押さえプレート22と押さえプレート23
の両方に流路40、41、42、43を設けてもよい。
【0027】図9〜図12、図14に示すように、押さ
えプレート22に設けられた検査流体供給・排出用流路
44、45はストッパープレート操作シャフト14、1
5より大きな穴である。ストッパープレート操作シャフ
ト14、15は流路44、45を貫通してストッパープ
レート13に接続されている。検査流体供給・排出用流
路44、45は押さえプレート22と面圧付加プレート
12とのすきま48経由で可変厚スペーサ11の上側に
置かれたFCモジュール10の冷媒流路8につながって
いる。すきま48は後述する冷媒流路閉塞検査のために
は大きいほうがよく、面圧付加プレート12の周縁部に
切欠きを設けたり、貫通穴を設けてもよい。一方、押さ
えプレート23も同様の構造であり、こちらの検査流体
供給・排出用流路46、47は可変厚スペーサ11の下
側に置かれたFCモジュール10の冷媒流路8とつなが
っており、押さえプレート22との間のガスケット24
により検査流体供給・排出用流路44、45から独立し
て気密が保たれている。押さえプレート23、ガスケッ
ト24はボルト38で押さえプレート22に対し締結固
定されている。ボルト38はガスケット24のシール性
能を発揮させるために十分な本数、ピッチで設ける必要
がある。シールワッシャ39は押さえプレート22にネ
ジ穴やその下穴等の貫通穴のシールであるが、板厚とネ
ジサイズの関係で、押さえプレート22に貫通穴が設け
られない場合や、ボルト38の位置がガスケット7、2
5のシール範囲外にある場合は省いてもよい。また、支
持キャップ28も押さえプレート22、23を貫通する
ので、ガスケット24でシールされている。
【0028】〔作用3〕可変厚スペーサ11に各FCモ
ジュール10の燃料ガス流路、酸化ガス流路、冷媒流路
それぞれに個別に検査流体を供給可能な流路を設けたた
め、各FCモジュールごとに燃料ガス流路、酸化ガス流
路、冷媒流路のリークテストを実施できる。たとえばあ
る1つのFCモジュールのリークテストを実施する場
合、燃料ガス流路についてはモジュール下側の可変厚ス
ペーサ11の検査流体供給・排出用流路40、41の2
箇所から検査流体を流入して(1箇所は単に漏れ止めで
もよい)実施することができる。また、酸化ガス流路に
ついてはモジュール下側の可変厚スペーサ11の検査流
体供給・排出用流路42、43の2箇所から検査流体を
流入して(1箇所は単に漏れ止めでもよい)実施するこ
とができる。また、冷媒流路についてはモジュール上側
の可変厚スペーサ11の検査流体供給・排出用流路4
4、45、46、47の4箇所から検査流体を流入して
(1〜3箇所は単に漏れ止めでもよい)実施することが
できる。
【0029】〔構成4〕構成3と同じである。 〔作用4〕可変厚スペーサ11に各FCモジュール10
の燃料ガス流路、酸化ガス流路、冷媒流路それぞれの流
路の下流側流路を大気開放にしておいて、上流側流路に
圧力計を設け十分な流量の検査流体を流すことにより、
閉塞による圧力上昇を測定する方法を適用できる。かく
して各FCモジュール10ごとに燃料ガス流路、酸化ガ
ス流路、冷媒流路の閉塞検査を実施できる。
【0030】たとえばある1つのFCモジュールの閉塞
検査を実施する場合、燃料ガス流路についてはモジュー
ル下側の可変厚スペーサ11の検査流体供給・排出用流
路40、41の1箇所から検査流体を流入し、他方は大
気開放にして、実施することができる。また、酸化ガス
流路についてはモジュール下側の可変厚スペーサ11の
検査流体供給・排出用流路42、43の1箇所から検査
流体を流入し、他方は大気開放にして、実施することが
できる。また、冷媒流路については、 (イ)モジュール上側の可変厚スペーサ11の検査流体
供給・排出用流路44、45の1箇所から検査流体を流
入し、他方は漏れ止めし、下側の可変厚スペーサ11の
検査流体供給・排出用流路46、47を大気開放する
か、あるいは (ロ)モジュール下側の可変厚スペーサ11の検査流体
供給・排出用流路46、47の1箇所から検査流体を流
入し、他方は漏れ止めし、上側の可変厚スペーサ11の
検査流体供給・排出用流路44、45を大気開放して、
実施することができる。
【0031】〔構成5〕図15〜図17に示すように、
加圧装置49で荷重プレート50上面を加圧し、荷重プ
レート50、バネ51、天板27を介してFCモジュー
ル10に所定の荷重を加え、この状態を保持するように
固定側くさび53と荷重プレート50間に可動くさび5
2を押し込み、かつ各部が十分な剛性をもつよう構成す
ることにより、加圧装置49の荷重を除去しても、FC
モジュール10に加えた予圧を保持できる。バネ51を
適切に選ぶことにより、この状態から接着剤を硬化させ
るためにパレットごと炉内で加熱した時のパレットおよ
びワーク各部の材質違いに起因する膨張度合いの違いに
よる予圧抜けまたは過予圧を回避できる。
【0032】図18〜図20に示すように、リークテス
トは常温で実施するため、接着剤加熱硬化後ワークやパ
レットが常温にもどるまで十分に強制冷却または自然冷
却する必要がある。もともと加圧力をパレットで保持す
る必要性は、主に長時間の接着剤硬化時間の間加圧装置
が占領されて生産効率が落ちるのを避けるためであり、
リークテストの所要時間は接着剤加熱硬化および冷却に
くらべてかなり短時間であり、リークテスト中に加圧装
置54が占領されても特に問題とならないため、実施例
では、リークテスト中のパレット加圧保持機構は特に設
けなかった。しかし、必要があれば加圧保持機構を設け
てもよい。たとえば、各部の剛性が十分なら、固定側く
さび53(または可動くさび52)、片側は接着剤硬化
時の寸法に、他方はリークテスト時の寸法に合わせてお
けばよく、別の例としては、固定側くさび53(または
可動くさび52)を2段くさびまたは単に斜面の長さの
長いくさびとし、可動くさびのスライドするストローク
で接着剤硬化時の寸法とリークテスト時の寸法の差を吸
収させてもよい。固定においてねじ締結を用いないでく
さびを用いた理由は、特に自動設備の場合、可動時信
頼性が高い、消耗箇所が少ない、設備の構成を単純
化しやすい、等のためである。
【0033】図21に示すように、ガイドシャフト3
5、直動軸受34を設けているため、各可変厚プレート
11、天板27、底板26の間隔が自由に変更可能であ
る。また、可動くさび52のフリー位置では固定側くさ
び53が長穴36に入り込むため、ガイドシャフト3
5、固定側くさび53等各部の寸法を長めにとればワー
ク脱着時は各可変厚プレート11、天板27、荷重プレ
ート50を持ち上げて脱着作業が可能である。また、固
定側くさび53が抜け止めになり可変厚プレート11、
天板27、荷重プレート50がガイドシャフト35から
脱落しないようになっている。各プレートをパレットか
ら取り外すことなく持ち上げてワーク脱着を行う構造の
ため、省スペースであり、また、自動化した場合設備の
信頼性を高くできる。
【0034】〔作用5〕くさびによるロック機構を採用
したこと、およびバネを併用したことにより、接着剤硬
化時の加圧保持が可能であり、加圧保持状態での加熱に
より各部寸法変化が生じても、予圧変化を低減できる。
【0035】〔構成6〕図22に示すように、ストッパ
ープレート操作シャフト15、ストッパープレート1
3、13’、面圧付加プレート12、12’は導電体
(または表面のみ導電性皮膜を付加しても可)で構成し
てある。短絡チェックに使用するため、プレート12、
12’、プレート13、13’は特に、低電気抵抗、低
接触抵抗かつそれらの経時変化が少ないこと、さらに硬
度・耐摩耗性が要求される。また、加熱時速やかに昇温
し、リークテスト前には速やかに常温に戻る性質が要求
されており、これらから実施例ではジュラルミンの表面
にニッケルボロンメッキを施したものが採用されてい
る。
【0036】ガスケット24はシール性と同時にその両
面間を絶縁する機能をもつ。ガスケット24は薄い金属
板の両面に絶縁ゴムをコーティングしたものを使用し、
シール性と絶縁性を同時に確保している。ガスケット2
4の構造はこれに限るものではなく、たとえば押さえプ
レート22、23に挟持される部分のみ金属板の両面に
絶縁ゴムシートを設けて絶縁性とシール性を確保し、プ
レート13、13’と接する面はセラミックコート等で
絶縁性のみ確保するようにしてもよく、あるいは金属板
の全面セラミックコートとし、シール部のみゴムシート
を一緒に挟み込むようにしてもよく、絶縁とシール性が
確保できればよい。
【0037】図23に示すように、押さえプレート22
は支持キャップ28やプレート12、プレート13と接
触し、押さえプレート23は同様に支持キャップ28や
プレート12´、プレート13´と接触する可能性が高
いので、両者は絶縁が必要である。図示例では、ボルト
38は金属製でありネジ山を介して押さえプレート22
と導通している。ボルト38と、押さえプレート23の
間の絶縁についてはボルト座面のシールワッシャ39を
ガスケット24と同様な構造にしてシール性と絶縁性を
同時確保し、またボルト38が押さえプレート25を貫
通する取付け穴はボルトに接触しないよう十分に大きな
穴とした。もちろん、例えばボルト38をセラミック製
や、高強度樹脂性等絶縁材料にしたり絶縁性コーティン
グをしてもよく、要は押さえプレート22、23間の絶
縁が確保できればよい。
【0038】図24、25、26に示すように、短絡チ
ェック時、FCモジュールに車両搭載状態と同等の面圧
を加えた状態で測定する必要があるが、接着剤硬化時の
加圧保持機構としてバネ51、可動クサビ52、固定側
クサビ53をパレットは既に備えており、接着剤硬化後
の短絡チェックを行う際に再度面圧を加える加圧装置4
9が不要である。なお、図示例では、接着剤加熱硬化→
短絡チェック→リークテストとしたが、短絡チェックと
リークテストは逆でもよい。ただし短絡チェックとリー
クテストのステーションが分かれている場合は加圧装置
が1台余分に必要となる。
【0039】〔作用6〕前工程の接着剤硬化工程で加え
た面圧を保持した状態で、FCモジュールの上下のスト
ッパープレート15に、例えば定電流電源及び抵抗計を
接続すれば、セパレータ1、2間の接着剤6及びMEA
5の短絡有無が確認できる。具体的には、測定装置を接
続直後から抵抗計を監視すれば、通常MEAはコンデン
サー的挙動を示すので充電されるに従い抵抗値が増加す
るが、短絡MEAの場合は抵抗値は増加しない。このよ
うにして短絡の有無がチェックできる。また、各FCモ
ジュール間はガスケット24、シールワッシャ39で絶
縁されているので、各FCモジュールに個々に測定装置
を接続すれば、多モジュール積層した状態で、個々の短
絡チェックが同時に可能となる。また、図示例では定電
流電源と抵抗計を使用したが、もちろんこれに限定され
るものではなく、例えば定電圧を加え、電流の増加がみ
られればOK、電流値が変化しなければNG等の測りか
たでもよい。
【0040】
【発明の効果】請求項1のFCモジュール量産用パレッ
トによれば、パレットを、FCモジュールの生産工程に
おける少なくとも接着剤硬化工程とリークテスト工程で
共用可能な構造としたので、接着剤硬化されたワークを
パレットから取り外すことなくリークテスト工程で漏洩
試験することができ、多大な労力を要することなく、接
着剤硬化、リークテストを行うことができる。請求項2
のFCモジュール量産用パレットによれば、接着剤硬化
工程とリークテスト工程でFCモジュール拘束状態を可
変とする手段を有するので、接着剤硬化時はガスケット
を圧縮しないで平行度を出す、またリークテスト時はガ
スケットを圧縮してシール性を出すという相反する課題
を、ワークの脱着を行うことなく、達成できる。請求項
3のFCモジュール量産用パレットによれば、スペーサ
は、FCモジュールのガスケットと同等の位置にガスケ
ットを有し、かつ、大の厚さと小の厚さとに可変厚とさ
れており、可変厚の該スペーサは、接着剤硬化工程では
大の厚さとされ、接着剤硬化後のリークテスト工程では
小の厚さとされるので、接着剤硬化時のガスケット圧縮
反力によるセパレータ間の平行度の悪化を防止でき、平
行度が悪化したまま接着剤が硬化した場合にリークテス
トで生じるおそれのある、平行度の乱れによるシール性
の低下を防止できる。これにより、接着剤硬化時はガス
ケットを圧縮しないで平行度を出す、またリークテスト
時はガスケットを圧縮してシール性を出すという相反す
る課題を、ワークの脱着を行うことなく、達成できる。
【0041】請求項4のFCモジュール量産用パレット
によれば、スペーサと天板に直動軸受を設け、底板にガ
イドシャフトが設け、該ガイドシャフトを直動軸受に摺
動可能に挿通したので、各スペーサと天板、底板との平
行を保証でき、全FCモジュール間の平行を保証でき
る。
【0042】請求項5のFCモジュール量産用パレット
によれば、各スペーサに、FCモジュールの燃料ガス流
路、酸化ガス流路、冷媒流路のそれぞれに個別に通じる
検査流体供給・排出流路を設けたので、各FCモジュー
ル毎に、各流路毎に、リークテストを実施でき、容易に
漏洩モジュールを特定できる。請求項6のFCモジュー
ル量産用パレットによれば、検査流体供給・排出流路
は、FCモジュールの燃料ガス供給・排出流路、酸化ガ
ス供給・排出流路、冷媒供給・排出流路に、上流側から
通じる流路と、下流側から通じる流路を有しており、上
流側から通じる流路を圧力計に連通し、下流側から通じ
る流路を大気開放としたので、各流路毎の閉塞検査をF
Cモジュール毎に実施できる。
【0043】請求項7のFCモジュール量産用パレット
によれば、固定側くさびと荷重プレートとの間に可動く
さびを押し込むようにしたので、FCモジュールとスペ
ーサとの積層体にかかる加圧力を保持することができ
る。請求項8のFCモジュール量産用パレットによれ
ば、バネを設けたので、固定側くさびと荷重プレートと
の間に可動くさびを押し込んで加圧力を保持した後に、
加熱や接着剤クリープによりFCモジュールやパレット
各部の膨張量差が生じた場合でも、予圧抜けや過予圧を
防ぐことができる。請求項9のFCモジュール量産用パ
レットによれば、可変圧スペーサに支持キャップを設け
たので、FCモジュール周縁部の平行度を向上させるこ
とができる。
【0044】請求項10のFCモジュール量産用パレッ
トによれば、ストッパープレート操作シャフトを押さえ
板に通す穴と、検査流体供給・排出流路とを共通の穴に
したので、リークテスト、閉塞検査時のマスキング必要
箇所を減らすことができる。請求項11のFCモジュー
ル量産用パレットによれば、ストッパープレート操作シ
ャフトの先端形状を横荷重がかかりにくい形状としたの
で、1つのパレット中の複数のストッパープレート操作
シャフトを同時に操作することができる。請求項12の
FCモジュール量産用パレットによれば、パレットから
可変圧スペーサ、天板、荷重プレートを抜き取ることな
く持ち上げてワーク脱着する構造としたので、占有面積
を小さくしかつ自動化時信頼性を高めることができる。
請求項13のFCモジュール量産用パレットによれば、
面圧付加プレートにヒートパイプを仕込んだので、加熱
面均熱化、高速昇降温化をはかることができる。
【0045】請求項14のFCモジュール量産用パレッ
トによれば、パレットを、接着剤硬化工程とリークテス
ト工程と短絡チェック工程で共用可能な構造としたの
で、各工程間でワークをパレットから取り外すことな
く、したがって多大な労力を要することなく、接着剤硬
化、リークテスト、短絡チェックを行うことができる。
請求項15のFCモジュール量産用パレットによれば、
リークテスト、短絡チェックに必要なシール機能、絶縁
機能を兼用したガスケットとすることで、それぞれの目
的に異なるガスケットを設けた場合に比べて、部品点数
削減、薄肉化が可能となる。請求項16のFCモジュー
ル量産用パレットによれば、可変厚スペーサの操作に必
要なシャフトと、短絡テストに必要な端子を兼用させた
ので、部品点数削減が可能になる。請求項17のFCモ
ジュール量産用パレットによれば、接着剤硬化工程を効
率よく実施するための加圧保持機構を、短絡チェック工
程で必要な面圧保持に兼用したので、短絡チェック工程
における加圧装置を削減できる。請求項18のFCモジ
ュール量産用パレットによれば、面圧付加プレート、ス
トッパープレート、ストッパープレート操作シャフトの
全部または一部の表面処理としてニッケルボロンメッキ
を用いたので、低電気抵抗、低接触抵抗、経時変化省、
硬度・耐摩耗性大の特性を出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の課題の解決手段を示す、パレットの
接着剤硬化時とリークテスト時における断面図である。
【図2】本発明の課題の解決手段を示す、ガイド機構
をもつパレットの正面図である。
【図3】本発明の課題、の解決手段を示す、FCモ
ジュールを組付けたパレットの平面図である。
【図4】図3のパレットの断面図である。
【図5】本発明の課題の解決手段を示す、FCモジュ
ールを組付けたパレットの側面図である。
【図6】本発明の課題の解決手段を示す、FCモジュ
ールの短絡テストの断面図である。
【図7】FCモジュールの構成および積層状態を示す断
面図である。
【図8】接着剤硬化時とリークテスト時の動作を示すパ
レットの断面図である。
【図9】可変厚スペーサの平面図である。
【図10】図9の可変厚スペーサの断面図である。
【図11】可変厚スペーサの断面図である。
【図12】図11の可変厚スペーサの底面図である。
【図13】面圧付加プレートの斜視図である。
【図14】可変厚スペーサの拡大断面図である。
【図15】接着剤硬化時のパレットの平面図である。
【図16】接着剤硬化時のパレットの側面図である。
【図17】接着剤硬化時のパレットの正面図である。
【図18】リークテスト時のパレットの平面図である。
【図19】リークテスト時のパレットの側面図である。
【図20】リークテスト時のパレットの正面図である。
【図21】各工程での各部材の位置を比較するために、
接着剤硬化時、リークテスト時、ワーク脱着時のパレッ
トの側面図を並べて示した図である。
【図22】短絡チェック時のパレットの平面図である。
【図23】短絡チェック時とリークテスト時のパレット
の断面図である。
【図24】接着剤硬化・短絡チェック時とリークテスト
時のパレットの平面図である。
【図25】図24のパレットの側面図である。
【図26】図24のパレットの正面図である。
【符号の説明】
1、2 セパレータ 3 電解質膜 4 カーボンクロス(拡散層) 5 MEA 6 接着剤 7 ガスケット 8 冷媒流路 9 ガス流路 10 FCモジュール 12、12’ 面圧付加プレート 13、13’ ストッパープレート 14、15 ストッパープレート操作シャフト 16、17 斜面 18、19 リブ 20、21 谷 22、23 押さえプレート 24、25 ガスケット 26 底板 27 天板 28 支持キャップ 29 バネ 30 ワークガイド 31 脱落防止爪 32 窪み 33 ガイド溝 34 直動軸受 35 ガイドシャフト 36 長穴 37 ワークガイド逃がし穴 38 ボルト 39 シールワッシャ 40、41、42、43、44、45、46、47 検
査流体供給・排出流路 48 面圧付加プレートと押さえプレートの隙間 49 加圧装置 50 荷重プレート 51 バネ 52 可動くさび 53 固定側くわび 100 燃料ガス供給流路 101 燃料ガス排出流路 102 酸化ガス供給流路 103 酸化ガス排出流路 104 冷媒供給流路 105 冷媒排出流路

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスケット装着するセパレータを有し流
    動性のある接着剤を使用したFCモジュールの生産工程
    で使用されるFCモジュール量産用パレットであって、
    該パレットを、前記FCモジュールの生産工程における
    少なくとも接着剤硬化工程とリークテスト工程で共用可
    能な構造としたFCモジュール量産用パレット。
  2. 【請求項2】 接着剤硬化工程とリークテスト工程でF
    Cモジュール拘束状態を可変とする手段を有する請求項
    1記載のFCモジュール量産用パレット。
  3. 【請求項3】 前記パレットは1以上のFCモジュール
    と積層される1以上のスペーサを有しており、 前記スペーサは、FCモジュールのガスケットと同等の
    位置にガスケットを有し、かつ、大の厚さと小の厚さと
    に可変厚とされており、 可変厚の該スペーサは、接着剤硬化工程では大の厚さと
    され、接着剤硬化後のリークテスト工程では小の厚さと
    される、請求項1記載のFCモジュール量産用パレッ
    ト。
  4. 【請求項4】 スペーサの上方に天板を有しスペーサの
    下方に底板を有し、各スペーサと天板に直動軸受が設け
    られており、底板にガイドシャフトが設けられており、
    該ガイドシャフトは前記直動軸受に摺動可能に挿通され
    ている、請求項3記載のFCモジュール量産用パレッ
    ト。
  5. 【請求項5】 各スペーサに、FCモジュールの燃料ガ
    ス流路、酸化ガス流路、冷媒流路のそれぞれに個別に通
    じる検査流体供給・排出流路が設けられている、請求項
    3記載のFCモジュール量産用パレット。
  6. 【請求項6】 前記検査流体供給・排出流路は、FCモ
    ジュールの燃料ガス供給・排出流路、酸化ガス供給・排
    出流路、冷媒供給・排出流路に、上流側から通じる流路
    と、下流側から通じる流路を有しており、上流側から通
    じる流路は圧力計に連通されており、下流側から通じる
    流路は大気開放とされている、請求項5記載のFCモジ
    ュール量産用パレット。
  7. 【請求項7】 天板の上方に配された荷重プレートと、
    荷重プレートの上方に配されガイドシャフト上部に固定
    された固定側くさび支持プレートから垂下する固定側く
    さびと、荷重プレートの上面で水平に可動とされ固定側
    くさびと荷重プレートとの間に押し込まれる可動くさび
    と、を更に有し、可動くさびを押し込んでFCモジュー
    ルとスペーサとの積層体にかかる加圧力を保持した、請
    求項4記載のFCモジュール量産用パレット。
  8. 【請求項8】 荷重プレートと天板との間にバネが配さ
    れている、請求項7記載のFCモジュール量産用パレッ
    ト。
  9. 【請求項9】 スペーサに上下方向に可動な、FCモジ
    ュールを支持する支持キャップを設けた請求項3記載の
    FCモジュール量産用パレット。
  10. 【請求項10】 前記スペーサは面圧付加プレートおよ
    びストッパープレートを有しており、面圧付加プレート
    とストッパープレートは対向面にリブ、谷部を有しリブ
    とリブを当接させた時にスペーサは大の厚さとなりリブ
    と谷部を当接させた時にスペーサは小の厚さとなり、前
    記パレットは更に押さえプレートを備えており、前記面
    圧付加プレートは押さえプレートによって上下方向に可
    動にガイドされており、前記ストッパープレートは押さ
    えプレートによって水平方向に可動にガイドされてお
    り、前記ストッパープレートには水平方向に延びるスト
    ッパープレート操作シャフトが取付けられており、前記
    押さえプレートにはストッパープレート操作シャフトを
    通す穴が形成されており、該穴は検査流体供給流路を兼
    ねる、請求項3記載のFCモジュール量産用パレット。
  11. 【請求項11】 前記ストッパープレート操作シャフト
    の先端部の端面形状を検査流体供給流路を通過する部分
    の断面積より小とし、かつ、前記ストッパープレート操
    作シャフトの先端部の断面形状を滑らかな曲面か鈍角な
    面取りを有する形状とした請求項10記載のFCモジュ
    ール量産用パレット。
  12. 【請求項12】 ガイドシャフトの間隔をFCモジュー
    ルの対向辺間距離より大にして、スペーサ、天板をガイ
    ドシャフトから抜き取ることなく持ち上げてFCモジュ
    ールをパレットに着脱可能とした請求項4記載のFCモ
    ジュール量産用パレット。
  13. 【請求項13】 前記スペーサは面圧付加プレートおよ
    びストッパープレートを有しており、面圧付加プレート
    にヒートパイプを仕込んだ請求項3記載のFCモジュー
    ル量産用パレット。
  14. 【請求項14】 前記パレットを、前記FCモジュール
    の生産工程における少なくとも接着剤硬化工程とリーク
    テスト工程と短絡チェック工程で共用可能な構造とした
    請求項2記載のFCモジュール量産用パレット。
  15. 【請求項15】 スペーサ間、スペーサと天板間、スペ
    ーサと底板間にガスケットを配し、該ガスケットにシー
    ル性と絶縁性を具備させた請求項4記載のFCモジュー
    ル量産用パレット。
  16. 【請求項16】 ストッパープレート操作シャフトに短
    絡テストに必要な端子を兼用させた請求項10記載のF
    Cモジュール量産用パレット。
  17. 【請求項17】 固定側くさび、可動くさび、バネを有
    する加圧保持機構を、短絡チェック工程で必要な面圧保
    持機構に兼用した請求項8記載のFCモジュール量産用
    パレット。
  18. 【請求項18】 面圧付加プレート、ストッパープレー
    ト、ストッパープレート操作シャフトの少なくとも1つ
    の部材にニッケルボロンメッキの表面処理を施した請求
    項10記載のFCモジュール量産用パレット。
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