JP2003232304A - ミキサ車 - Google Patents
ミキサ車Info
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Abstract
することができるミキサ車を提供する。 【解決手段】 エンジン1によって駆動される発電機3
と、発電機3の出力を蓄積する蓄電池6と、前記蓄電池
6に蓄積された電力によって駆動される電動機8Aと、
前記電動機8Aによって回転駆動される油圧ポンプ9A
及びその圧油の供給を受ける油圧モータ13を備え、ド
ラム16に前記油圧モータ13を直結して前記油圧ポン
プ9Aの作動油によってドラム16を回転駆動させるこ
とを特徴とする。
Description
特に低騒音、燃料節約、排出ガス削減を可能とする電動
ミキサ車のミキサドラム駆動システムに関する。
に示すように、ミキサドラム(以下ドラムと呼ぶ)を油
圧モータで回転駆動しており、この油圧モータはエンジ
ン出力軸に接続された油圧ポンプから吐出される作動油
によって回転するようになっている。ドラムの駆動は、
一般的には、生コンクリートプラントにおける生コンク
リート投入時、建設現場への搬送時、建設現場での生コ
ンクリート排出待ち時、排出直前の混練り時、排出時、
ドラム内洗浄時、プラントへの帰路走行時、洗車時、に
大きく分類できるが、そのいずれもがエンジンが運転さ
れていることを前提としていた。
コンクリートミキサ車は、ドラムを駆動するときは必ず
エンジンが運転されていなければならず、このため建設
現場が住宅地近辺にあるときのエンジンの騒音、トンネ
ル内工事での排気ガス、また、信号待ちや渋滞によるア
イドリング運転時の排気ガスや騒音等、環境面での問題
が大きく指摘されるようになってきた。さらに、エンジ
ンアイドリングや、混練、洗浄、洗車等各作業でのエン
ジン回転数増大によるエンジン効率低下に伴う無駄な燃
料消費についても、資源の有効利用の面で問題が大き
い。
ンクリートを排出する場合(例えば、ネコ車に少量の生
コンクリートを取り出して運ぶような場合の排出方
法)、油圧ポンプの斜板傾転角度による吐出量制御は、
安定限界に極めて近い領域あるいはその領域外を逸脱し
た領域のため、従来の方法ではドラムの安定した回転を
得ることが難しかった。
を目的とする。
によって駆動される発電装置と、前記発電装置の出力を
蓄積する蓄電装置と、前記蓄電装置に蓄積された電力に
よって駆動される電動機と、前記電動機によって回転駆
動される油圧ポンプ及びその圧油を受ける油圧モータと
を備え、ドラムに前記油圧モータを直結して前記油圧モ
ータの作動油によって前記ドラムを回転駆動させること
を特徴とする。
油圧ポンプは吐出量可変型油圧ポンプであとことを特徴
とする。
る発電装置と、前記発電装置の出力を蓄積する蓄電装置
と、前記蓄電装置に蓄積された電力によって駆動される
電動機と、前記電動機によって回転駆動される油圧ポン
プ及びその圧油の供給を受ける油圧モータと、前記ドラ
ムに前記油圧モータを直結すると共に、前記吐出量可変
型油圧ポンプと共に駆動される第2の補助油圧ポンプ
と、前記吐出量可変型油圧ポンプと第2の補助油圧ポン
プのうち、何れかのポンプからの作動油を前記油圧モー
タに供給可能に切り換える切換弁と、ドラムを低速度で
回転する場合、前記第2の補助油圧ポンプからの作動油
を前記油圧モータに供給するよう切り換えるように前記
切換弁を制御する手段とを備えたことを特徴とする。
第2の油圧ポンプが、吐出量可変型ポンプの吐出量制御
機構の油圧源を兼ねていることを特徴とする。
よって駆動される発電装置と、前記発電装置の出力を蓄
積する蓄電装置と、前記蓄電装置に蓄積された電力によ
って駆動される電動機と、前期電動機によって回転駆動
される油圧ポンプ及びその圧油を受ける油圧モータとを
備えたので、エンジンを停止した状態でドラムの回転が
可能となる。
て、前記油圧ポンプは吐出量可変型油圧ポンプであとこ
とを特徴としているので、ドラムの回転数を自由に制御
することが可能となる。
動される発電装置と、前記発電装置の出力を蓄積する蓄
電装置と、前記蓄電装置に蓄積された電力によって駆動
される電動機と、前記電動機によって回転駆動される吐
出量可変型油圧ポンプ及びその圧油の供給を受ける油圧
モータと、前記ドラムに前記油圧モータを直結すると共
に、前記吐出量可変型油圧ポンプと共に駆動される第2
の補助油圧ポンプと、前記吐出量可変型油圧ポンプと第
2の補助油圧ポンプのうち、何れかのポンプからの作動
油を前記油圧モータに供給可能に切り換える切換弁と、
ドラムを低速度で回転する場合、前記第2の補助油圧ポ
ンプからの作動油を前記油圧モータに供給するよう切り
換えるように前記切換弁を制御する手段とを備えたの
で、エンジンを停止して状態でドラムの回転が可能とな
り、低速度でドラムを回転する場合においても、極めて
安定したドラムの駆動が可能となる。
て、前記第2の油圧ポンプが、吐出量可変型ポンプの吐
出量制御機構の油圧源を兼ねているので、油圧ポンプの
数を減らすことが可能となる。
の電動ミキサ車の構成を示す回路図である。
は、エンジン1と、エンジン1によって駆動される発電
機3と、発電機3の出力又はプラント施設におかれた充
電器17からの電力を蓄積する蓄電池6と、蓄電池6の
出力によって駆動される電動機8Aと、電動機8Aの駆
動力によって駆動される主油圧ポンプ9Aと、主油圧ポ
ンプ9Aの吐出する作動油によって駆動する油圧モータ
13と、油圧モータ13によって回転されるドラム16
と、を備えている。
る自動車エンジンであり、ガソリンエンジンもしくはデ
ィーゼルエンジン等が用いられる。
して取り出され、発電機3を駆動する。発電機3が発生
する電力は、自動電圧調整器4及びスイッチ5を介して
蓄電池6に蓄えられる。自動電圧調整器4には一定以上
の電力を後段に出力しないようにするための適切な保護
機能が設けられる。また、自動電圧調整器4には、発電
機3が交流式であれば交流を直流に変換する整流器も付
加され、発電機3が直流式であれば整流器は不要であ
る。
コンクリートのプラントに設備された充電器17からの
電力の、いずれかを蓄電池6及び可変速ドライバ7に送
るか選択する手段である。電動機ドライバ20は、電動
機8Aを駆動させる電力変換器である。油圧ポンプ9A
は、動力伝達軸8Bを介して電動機8Aの駆動力によっ
て駆動され、油圧ポンプ9Aの吐出する作動油によって
油圧モータ13が駆動される。油圧モータ13の駆動力
は、動力伝達軸14、減速機15を介してドラム16を
駆動し回転させる。減速機15は、電動機8Aの回転数
を適切な回転数に減速し、ドラム16を回転させる。ド
ラム16は、収納した生コンクリートを混練し、運搬排
出するもので、油圧モータ13によって回転駆動され
る。主油圧ポンプ9Aは、ポンプ制御機構9Cによって
作動油吐出方向及び吐出量を可変でき、ポンプ制御機構
9Cは、電動機8Aによって駆動される補助油圧ポンプ
9Bからの作動油が供給されて、手動操作レバーあるい
は操作箱(図示省略)からの指令で動作する。
回路30の2本の油路を繋ぐように設けられ、電動機8
Aによって駆動される補助油圧ポンプ9Bから吐出され
る作動油を、リリーフバルブ11の設定圧力範囲内の圧
力にて主油圧回路30に供給することで常に作動油を充
満させる。リリーフバルブ12A、12Bは、主油圧回
路30の2本の油路を繋ぐように設けられ、主油圧回路
30の圧力の異常な上昇を防止する。
説明する。
は、動力取出軸2を介して発電機3に伝わり、発電機3
を駆動する。発電機3の発生する電力は、自動電圧調整
器4、スイッチ5を介して、蓄電池6及び電動機ドライ
バ20に送られる。電動機ドライバ20は、作業者の操
作によって制御され、自動電圧調整器4又は蓄電池6か
ら電力を受け、電動機8Aを適切な回転方向及び回転速
度で駆動するよう電力を出力する。
介して主油圧ポンプ9Aを駆動させる。主油圧ポンプ9
Aの吐出する作動油によって油圧モータ13が駆動さ
れ、油圧モータ13の駆動力は、動力伝達軸14、減速
機15を介してドラム16を駆動し回転させる。
の駆動に必要な電力より大きい時は、発電機3は蓄電池
6の充電と電動機8Aの駆動を同時に行い、逆に発電機
3から出力する電力が電動機8Aの駆動に必要な電力よ
りも小さい時は、不足分の電力を蓄電池6から供給す
る。
れた電力が電動機ドライバ20を介して電動機8Aに送
られ、電動機8Aを駆動させる。電動機8Aの駆動力
は、動力伝達軸8Bを介して主油圧ポンプ9Aを駆動さ
せる。主油圧ポンプ9Aの吐出する作動油によって、油
圧モータ13が駆動され、動力伝達軸14、減速機15
を介してドラム16を駆動し回転させる。
3が発生する電力が、自動電圧調整器4、スイッチ5を
介して、蓄電池6及び電動機ドライバ20に送られ、電
動機8Aを駆動する。電動機8Aの駆動力は、動力伝達
軸8Bを介して主油圧ポンプ9Aを駆動させる。主油圧
ポンプ9Aの吐出する作動油によって、油圧モータ13
が駆動され、動力伝達軸14、減速機15を介してドラ
ム16を駆動し回転させる。
要な動力や電力量は、ミキサ車の作業形態や生コンクリ
ートの形状、量等によって変化するが、それに対応でき
る動力や電力量を満たすように蓄電池6の容量を選択
し、車両走行中等のエンジン1運転中に行う蓄電池充電
量には、エンジン1停止中に行われるドラム16の駆動
に伴う蓄電池放電量を補充できる値になるように発電機
容量を設定する。実際のミキサ車の運行状態は建設現場
と生コンクリートプラントの距離等で大きく異なるた
め、特に蓄電池充電必要量を算出することは難しく、場
合によっては充電が不足する場合も考えられる。そのよ
うな場合には、生コンクリートのプラントに設置される
充電器17とから、スイッチ5を介して蓄電池6を充電
できるようにする。
は、建設現場に到着し生コンクリートを排出する状態に
なるまで現場待機する間のドラム内生コンクリートの攪
拌運転において、エンジン1を停止しても蓄電池6に蓄
えられた電力を使って電動機8Aを駆動し、油圧ポンプ
9A、油圧モータ13を駆動することでドラム16を回
転駆動できるようにしたので、従来のミキサ車のように
ドラム駆動時は常にエンジンを運転する必要がなくな
り、エンジンを停止できない従来のミキサ車において発
生するエンジン騒音や排気ガスの低減、燃料の節約が可
能となる。また、走行中の渋滞や信号待ち時にもドラム
16の回転を維持しながらエンジンのアイドリングスト
ップを行うことが可能となり、ドラム16を停止するこ
となくエンジン1を停止することが可能となる。さら
に、電動機8Aによって可変容量式の油圧ポンプである
主油圧ポンプ9Aを駆動し、主油圧ポンプ9Aの吐出す
る作動油によって油圧モータ13を駆動しドラム16を
回転させるようにしたため、主油圧ポンプ9Aの吐出量
を変化させることでドラム16の回転数を自由に制御す
ることが可能となる。
施の形態と比較し、ドラム16を極低速回転させる時
に、主油圧ポンプ9Aの吐出量をゼロにしておき、小容
量固定式油圧ポンプである補助油圧ポンプ9Bを電動機
8Aによって駆動し、油圧モータ13を駆動させ、ドラ
ム16を回転させる点で特徴を有する。
る構成には同一の符号を付して、その詳細な説明は省略
する。
方向に速度可変で駆動するための電力変換器である。油
圧ポンプ9Aは、動力伝達軸8Bを介して電動機8Aの
駆動力によって駆動され、油圧ポンプ9Aの吐出する作
動油によって油圧モータ13が駆動される。油圧モータ
13の駆動力は、動力伝達軸14、減速機15を介して
ドラム16を駆動し回転させる。前記主油圧ポンプ9A
は、ポンプ制御機構9Cによって作動油吐出方向及び吐
出量を可変でき、ポンプ制御機構9Cは、電動機8Aに
よって駆動される補助油圧ポンプ9Bからの作動油が供
給されて、手動操作レバーあるいは操作箱(図示省略)
からの指令で動作する。
ら吐出される作動油を、ポンプ制御機構9Cに送るか補
助油圧回路31に送るかを切り換えるよう制御される。
切換バルブ19は、切換バルブ18と連動し、作動油を
オイルタンク21に戻すか否かを切り換えるよう制御さ
れる。
説明する。
る電力又は、蓄電池6に蓄えられた電力が、可変速ドラ
イバ7を介して電動機8Aを駆動させる。電動機8Aの
駆動力は、動力伝達軸8Bを介して主油圧ポンプ9Aを
駆動させる。主油圧ポンプ9Aの吐出する作動油によっ
て油圧モータ13が駆動され、油圧モータ13の駆動力
は、動力伝達軸14、減速機15を介してドラム16を
駆動し回転させる。
させる場合において、主油圧ポンプ9Aの吐出量がゼロ
になるようにポンプ制御機構9Cで制御しておき、すな
わち、主油圧ポンプ9Aを無負荷状態にしておき、電動
機8Aを可変速ドライバ7によって可変速で駆動するこ
とで小容量固定式油圧ポンプである補助油圧ポンプ9B
を駆動させる。このため、補助油圧ポンプ9Bの吐出す
る作動油のみによって油圧ポンプ13を駆動させ、ドラ
ム16を回転させる。この時、切換バルブ18をポート
aからポートbに、切換バルブ19をポートcに切り換
え、補助油圧ポンプ9Bの吐出する作動油を主油圧ポン
プ9Aと油圧モータ13の間の補助油圧回路31に供給
する。
れた電力が可変速ドライバ7を介して電動機8Aに送ら
れ、電動機8Aを駆動させる。電動機8Aの駆動力は、
動力伝達軸8Bを介して主油圧ポンプ9Aを駆動させ
る。主油圧ポンプ9Aの吐出する作動油によって、油圧
モータ13が駆動され、動力伝達軸14、減速機15を
介してドラム16を駆動し回転させる。
に補助油圧ポンプ9Bの吐出する作動油のみによって油
圧モータ13を駆動し、ドラム16を極遅い速度で回転
させることもできる。
3が発生する電力は、自動電圧調整器4、スイッチ5を
介して、蓄電池6及び可変速ドライバ7に送られ、電動
機8Aを駆動する。電動機8Aの駆動力は、動力伝達軸
8Bを介して主油圧ポンプ9Aを駆動させる。主油圧ポ
ンプ9Aの吐出する作動油によって、油圧モータ13が
駆動され、動力伝達軸14、減速機15を介してドラム
16を駆動し回転させる。
前述した第1の実施の形態の効果に加え、電動機8Aを
可変速で駆動することで小容量固定式油圧ポンプである
補助油圧ポンプ9Bを駆動させ、補助油圧ポンプ9Bの
吐出する作動油によって油圧モータ13を駆動しドラム
16を回転できるようにしたので、極遅い速度領域でド
ラム16を回転させる場合においても、従来不可能であ
った極めて安定したドラム駆動が可能となる。
成を示す回路図である。
成を示す回路図である。
Claims (4)
- 【請求項1】車両を走行駆動する動力を供給するエンジ
ンと、回転駆動されるドラムとを備えるミキサ車におい
て、 前記エンジンによって駆動される発電装置と、 前記発電装置の出力を蓄積する蓄電装置と、 前記蓄電装置に蓄積された電力によって駆動される電動
機と、 前記電動機によって回転駆動される油圧ポンプ及びその
圧油の供給を受ける油圧モータとを備え、 前記ドラムに前記油圧モータを直結して前記油圧ポンプ
の作動油によって前記ドラムを回転駆動させることを特
徴とするミキサ車。 - 【請求項2】前記油圧ポンプは、吐出量可変型油圧ポン
プであることを特徴とする、請求項1に記載のミキサ
車。 - 【請求項3】車両を走行駆動する動力を供給するエンジ
ンと、回転駆動されるドラムとを備えるミキサ車におい
て、 前記エンジンによって駆動される発電装置と、 前記発電装置の出力を蓄積する蓄電装置と、 前記蓄電装置に蓄積された電力によって駆動される電動
機と、 前記電動機によって回転駆動される吐出量可変型油圧ポ
ンプ及びその圧油の供給を受ける油圧モータと、 前記ドラムに前記油圧モータを直結すると共に、前記吐
出量可変型油圧ポンプと共に駆動される第2の補助油圧
ポンプと、 前記吐出量可変型油圧ポンプと前記第2の補助油圧ポン
プのうち、何れかのポンプからの作動油を前記油圧モー
タに供給可能に切り換える切換弁と、 ドラムを低速度で回転する場合、前記第2の補助油圧ポ
ンプからの作動油を前記油圧モータに供給するよう切り
換えるように前記切換弁を制御する手段と、を備えたこ
とを特徴とするミキサ車。 - 【請求項4】前記第2の補助油圧ポンプが、吐出量可変
型ポンプの吐出量制御機構の油圧源を兼ねていることを
特徴とする請求項3に記載のミキサ車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002029207A JP3822826B2 (ja) | 2002-02-06 | 2002-02-06 | ミキサ車 |
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---|---|---|---|
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