JP2014198482A - ミキサ車 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動機を始動するときの始動電流を低減させるミキサ車を提供する。
【解決手段】電動機(61)の回転によって駆動されると共に油圧モータ(12)を駆動する第2の油圧ポンプ(62)と、電動機(61)の動作を制御する制御部(40)と、を備え、記制御部(40)は、エンジン(2)の停止中に、電動機(61)を駆動させてドラム(4)回転させ、エンジン(2)が運転中状態から停止状態に切り換わる以前に、前記エンジンの停止中における電動機(61)の回転速度よりも低速で、電動機(61)を駆動する。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンジン又は電動モータによりドラムを回転可能なミキサ車に関する。
従来、エンジンによって駆動される発電機が発電する電力を充電するバッテリ(二次電池)と、バッテリの電力によって駆動される電動機と、エンジン又は電動機の動作に基づいて駆動される油圧モータとを備え、エンジン停止時に、電動機により駆動された油圧モータによってドラムを回転させるミキサ車が知られている(特許文献1参照)。
特開2003−301802号公報
従来技術では、エンジンによって発電機を発電させ、この電力をバッテリに充電する。エンジンが停止した場合には、バッテリに充電された電力を用いて電動機を駆動し、電動機の動作に基づいて油圧モータを駆動してドラムを回転させる。このような構成により、エンジンをアイドリングストップさせることができるので、騒音や排気の低減及び燃費効率の向上が行える。
このようなミキサ車において、エンジンが停止したときには、エンジンによる油圧ポンプの駆動が停止して、油圧モータに油圧が供給されなくなるので、ドラムの回転が停止する。エンジンが停止したときに電動機を駆動することで、電動機の動作に基づいて油圧モータを駆動してドラムを再び回転させる。
エンジンから電動機への駆動に切り替わるときには、停止したドラムを再び回転させるため、電動機に要求される出力トルクは大きなトルクとなる。このために、電動機に大きな始動電流が流れてしまうという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、エンジン及び電動機の少なくとも一方によりドラムを回転可能なミキサ車において、電動機を始動するときの始動電流を低減させるミキサ車を提供することを目的とする。
本発明のミキサ車は、エンジンの運転時に駆動される第1の油圧ポンプと、第1の油圧ポンプによって駆動される油圧モータと、油圧モータによって回転されるドラムとを備えたミキサ車において、電動機の回転によって駆動されると共に油圧モータを駆動する第2の油圧ポンプと、電動機の動作を制御する制御部と、を備え、制御部は、エンジンの停止中に電動機を駆動させてドラムを回転させ、エンジンが運転状態から停止状態に切り換わる以前に、エンジンの停止中における電動機の回転速度よりも低速で、電動機を駆動することを特徴とする。
本発明によれば、エンジンが運転状態から停止状態に切り換わる以前に、低速で電動機を駆動させ、エンジンの停止時は、電動機を駆動させて第2の油圧ポンプが発生する油圧によって油圧モータを回転させることによりドラムを回転させる。このように、低速で電動機の駆動を開始させておくことにより、電動機の始動電流を低減できる。
本発明の実施形態のミキサ車の概略構成図である。 本発明の実施形態のコントローラが実行するモータ制御処理のフローチャートである。 本発明の実施形態のコントローラが実行するモータ制御処理の変形例のフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態のミキサ車1を説明する。
図1は、本発明の実施形態のミキサ車1を示す概略構成図である。
ミキサ車1は、走行用のエンジン2の出力により油圧回路10の油圧ポンプ11を駆動して、ドラム4を回転するように構成されている。
油圧回路10は、油圧ポンプ11及び油圧モータ12を備える。エンジン2の出力は、例えばスプロケットとチェーンとからなる動力伝達機構3を介して油圧ポンプ11に伝達される。油圧ポンプ11は、エンジン2により回転されることで油圧を発生する。油圧ポンプ11が発生した油圧は油圧モータ12を回転させる。油圧モータ12の回転は、減速機5を介してドラム4に伝達され、ドラム4を回転させる。
エンジン2の出力は動力伝達機構3を介して発電機30にも伝達される。発電機30は、エンジン2により回転されることで発電を行う。発電機30により発電された電力は、コントローラ40の制御によってバッテリ50に充電される。バッテリ50は、例えばリチウムイオン二次電池により構成される。バッテリ50に充電された電力は、電動モータ61を駆動するときに使用される。
具体的には、コントローラ40は、図示しない第一スイッチング素子の動作を制御して発電機30により発電された電力をバッテリ50に供給する。第一スイッチング素子は発電機30とバッテリ50と間に設けられ、バッテリ50の充電を行うときは第一スイッチング素子をオンに、バッテリの充電を行わないときには第一スイッチング素子をオフに切り換える。また、バッテリ50に供給する電流を制御したい場合には、第一スイッチング素子のオン、オフのデューティー比を制御して、バッテリ50に供給される電流を調整する。
油圧回路10には、切換弁63を介して補助油圧回路60が接続されている。補助油圧回路60には、電動モータ61によって駆動される補助油圧ポンプ62が備えられる。補助油圧ポンプ62は、補助油圧回路60内に油圧を発生させる。切換弁63は、補助油圧ポンプ62と油圧モータ12との間の流路に設けられて、補助油圧ポンプと油圧モータ12との間の流路を連通又は遮断させる。
切換弁63には、補助油圧回路60の油圧を油圧回路10に供給しない中立位置、ドラム4を正転させる正転位置及びドラム4を逆転させる逆転位置の3つの位置が備えられている。切換弁63は、エンジン2が運転されているときは中立位置に切り換えられ、エンジン2が停止した場合には、ドラム4の制御状態に応じて正転位置又は逆転位置に切り換えられる。
電動モータ61と補助油圧ポンプ62とは、同一の回転軸64を共有する。回転軸64には、電動モータ61と補助油圧ポンプ62との間の回転を伝達又は遮断する電磁クラッチ65が備えられている。電磁クラッチ65は、コントローラ40の制御により締結状態又は解放状態とされる。
エンジン2には、エンジンコントローラ8が備えられる。エンジンコントローラ8は、オペレータの指示に基づいてエンジン2の動作を制御すると共に、エンジン2のアイドリングストップを制御する。
次に、以上のように構成されたミキサ車1の動作を説明する。
ミキサ車1は、コンクリートプラントにおいてドラム4に生コンクリートが投入され、これを現場へと運搬する。運搬中や打設現場での生コンクリートの排出時にはドラム4を回転させて、生コンクリートを撹拌又は排出する。ドラム4の回転は、前述のようにエンジン2によって回転される油圧ポンプ11の油圧により油圧モータ12を駆動することで行われる。
ミキサ車1では、排ガスや騒音を低減させるとともに、燃費効率を向上させるために、例えば、コンクリートプラントでの生コンクリート投入や信号待ち、現場での待機時等の停車時にエンジン2を停止するアイドリングストップが行われる。アイドリングストップ中はエンジン2が停止し、油圧ポンプ11が駆動されないので、そのままではドラム4の回転が停止する。
ドラム4の回転の停止を防ぐために、エンジン2の停止中は、補助油圧回路60の補助油圧ポンプ62によって油圧を供給して、ドラム4を回転させる。この場合、コントローラ40は、切換弁63をドラム4の制御状態に応じて正転位置又は逆転位置に切り換え、バッテリ50に充電した電力を用いて電動モータ61の駆動を開始させる。電動モータ61の駆動により補助油圧ポンプ62が回転することで、補助油圧回路60内に油圧が発生する。この油圧は補助油圧回路60から切換弁63を介して油圧回路10へと伝達されて、油圧モータ12を回転させる。これにより、ドラム4が正転又は逆転する。従って、エンジン2をアイドリングストップした場合であっても、ドラム4の回転を維持することができる。
コントローラ40は図示しない第二スイッチング素子の動作を制御してバッテリ50に蓄えられた電力を電動モータ61に供給する。第二スイッチング素子は、バッテリ50と電動モータ61との間に設けられ、電動モータ61を駆動するときは第二スイッチング素子をオンに、電動モータ61を駆動しないときは第二スイッチング素子をオフに切り換える。また、電動モータ61に供給する電流を制御したい場合には、第二スイッチング素子のオン、オフのデューティー比を制御して、電動モータ61に供給される電流を調整する。このようにして、コントローラ40は、電動モータ61の回転速度を制御することができる。
前述のように、電動モータ61を駆動するとバッテリ50の電力が消費される。そのため、エンジン2の運転中は、エンジン2の回転により発電機30を発電させ、発電された電力をバッテリ50に充電する。
次に、エンジン2をアイドリングストップするときの動作を説明する。
ミキサ車1は、停車時にエンジン2をアイドリングストップさせるように構成されている。アイドリングストップは、オペレータからエンジンコントローラ8にアイドリングストップの指示を行ってもよいし、エンジンコントローラ8がミキサ車1の状態(車速、ブレーキ状態等)に応じて自動的にアイドリングストップを行ってもよい。
アイドリングストップを行うと、エンジン2の停止に伴って油圧ポンプ11の駆動が停止し、油圧モータ12に油圧が供給されなくなる。ドラム4は質量が大きいため、油圧モータ12の回転が停止すると、ドラム4の回転は直ちに停止する。
このとき、コントローラ40は、電動モータ61の駆動を開始させて、補助油圧ポンプ62に油圧を発生させると共に、切換弁63を切り換えて、補助油圧回路60の油圧を油圧回路10に供給する。これにより再び油圧モータ12を回転させて、ドラム4の回転を再開する。
エンジン2の停止後に、電動モータ61を駆動させることによりドラム4の回転を再開させるが、一旦停止したドラム4の回転を再開させるためには大きな油圧が必要となる。従って、電動モータ61の駆動開始時には、電動モータ61に要求される出力トルクが大きくなる。そのため、電動モータ61の駆動を開始させるときに、大きな始動電流が流れるという問題が従来あった。
そこで、本発明の実施形態のミキサ車1は、次に説明するように、電動モータ61の駆動を開始させるときの始動電流を低減することができるように構成されている。
ミキサ車1では、エンジン2が運転されている場合、油圧ポンプ11の油圧によってドラム4が回転駆動される。この場合は、切換弁63を中立位置に切り換え、電磁クラッチ65を解放状態とした上で、低速回転で電動モータ61の駆動を開始させる。なお、低速回転とは、電動モータ61の回転速度を安定して維持できる回転速度である。低速回転の回転速度は、電動モータ61及び回転軸64の構造や質量等により、適宜設定される。また、電動モータ61の温度や発電機30及びバッテリ50の電圧に応じて回転速度を変更してもよい。
その後、エンジンコントローラ8からアイドリングストップ信号が送られてきたときに、コントローラ40は、電磁クラッチ65を締結状態に制御して、電動モータ61と補助油圧ポンプ62とを直結させ、補助油圧ポンプ62が吐出する作動油によりドラム4を回転させるために必要な回転速度となるように、電動モータ61の回転速度を制御する。続いて、コントローラ40は、切換弁63をドラム4の制御状態に応じて正転位置又は逆転位置に切り換え、補助油圧回路60の油圧を油圧回路10へと供給する。この油圧によって油圧モータ12を回転させ、ドラム4を正転又は逆転させる。
このように、アイドリングストップによりエンジン2が停止する以前から、無負荷の状態で電動モータ61を低速回転で駆動を開始させることにより、エンジン2を停止した後に電動モータ61の駆動を開始させ、電動モータ61の駆動により補助油圧ポンプ62に油圧を発生させてドラム4を回転させる場合よりも、始動電流を低減することができる。
次に、図2を参照して、電動モータ61の動作を制御するモータ制御処理について説明する。図2は、本発明の実施形態のコントローラ40が行うモータ制御処理を示すフローチャートである。
コントローラ40は、ミキサ車1が起動されたときに、図2のフローチャートに示す制御を実行する。例えばミキサ車1のメインスイッチがONにされた場合にミキサ車1が起動したと判断し、モータの制御処理を実行する。
まず、コントローラ40は、ステップS10において、エンジン2が運転中であるか否かを判定する。エンジン2が運転中である場合はステップS20に移行する。エンジン2が運転中であるか否かは、エンジンコントローラ8からの信号に基づいて判定する。エンジン2が運転中である場合はステップS20に移行する。エンジン2が停止している場合はステップS100に移行する。なお、エンジン2が運転中である場合は油圧ポンプ11が駆動され、この油圧ポンプ11の油圧によってドラム4が駆動される。
ステップS20では、コントローラ40は、エンジンコントローラ8から、エンジン2のアイドリングストップ信号が送られてきたか否かを判定する。アイドリングストップ信号が送られていない場合はステップS30に移行する。アイドリングストップ信号が送られた場合はステップS100に移行する。
ステップS30では、コントローラ40は、電磁クラッチ65を解放状態に制御し、電動モータ61と補助油圧ポンプ62との間の回転を遮断して、ステップS40に移行する。
ステップS40では、コントローラ40は、切換弁63を中立位置に切り換え、補助油圧回路60の補助油圧ポンプ62と油圧回路10の油圧モータ12との間の流路を遮断して、ステップS50に移行する。
ステップS50では、コントローラ40は、電動モータ61を低速回転させる。このステップS50の処理の後、ステップS10に戻る。
このステップS30からS50において、電動モータ61を停止状態から駆動開始させる場合、電動モータ61の負荷が小さく、かつ電動モータ61の回転速度が低速回転で駆動される。そのため、電動モータ61の駆動を開始させるときの始動電流が低減される。また、ステップS30からS50の制御により、エンジン2の運転中も電動モータ61が低速回転で維持される。
電動モータ61は、エンジン2の運転中はエンジン2により駆動される発電機30の電力によって駆動される。電動モータ61は負荷が小さい状態で低速回転させられるので、電動モータ61の電力の消費量は小さい。発電機30の電力は同時にバッテリ50にも充電されているが、電動モータ61の消費電力が小さいため、バッテリ50に充電される発電機30の電力量の減少は少ない。なお、エンジン2の停止中は、バッテリ50に充電された電力によって電動モータ61が駆動される。
また、電動モータ61を低速回転させるときは、電磁クラッチ65を解放するので、電動モータ61の駆動力が補助油圧ポンプ62には伝わらず、補助油圧ポンプ62が油圧を発生しないので、補助油圧回路60内に無駄な油圧を発生させることがない。そのため、補助油圧ポンプ62の寿命を向上させることができる。また、電動モータ61を低速回転で始動させた後は、エンジン2の運転中に電磁クラッチ65を締結させると共に切換弁63を正転位置又は逆転位置に切り換え、電動モータ61により油圧モータ12の駆動をアシストしてもよい。この場合、油圧ポンプ11から補助油圧ポンプ62へ作動油が流れないよう、油圧ポンプ11と補助油圧ポンプと62との間にチェック弁を設ける。
ステップS10でエンジン2が停止していると判定された場合、又は、ステップS20でアイドリングストップ信号が送られた場合は、ステップS100で、コントローラ40は、電磁クラッチ65を締結する。これにより電動モータ61の回転が補助油圧ポンプ62に伝達される。
次に、ステップS110で、コントローラ40は、電動モータ61の回転速度を規定の回転速度まで上昇させる。規定の回転速度とは、補助油圧ポンプ62がドラム4を回転させる油圧を発生させるために必要な回転速度である。このとき、電動モータ61は既に低速回転で駆動されているので、電動モータ61の回転速度を上昇させるだけで、補助油圧ポンプ62がドラム4を回転させる油圧を発生することができる。この制御により、エンジン2を停止した後に、要求されるトルクが大きい状態で電動モータ61の駆動を開始させることで発生する電動モータ61の始動電流を低減できる。なお、エンジン2の停止により発電機30の発電が停止するので、エンジン2の停止後はバッテリ50に充電された電力によって電動モータ61が駆動される。
次に、ステップS120で、コントローラ40は、切換弁63をドラム4の制御状態に応じて正転位置又は逆転位置に切り換える。これにより、補助油圧回路60の補助油圧ポンプ62と油圧回路10の油圧モータ12との間の流路が連通して、補助油圧ポンプ62の油圧が油圧モータ12に供給される。この油圧によってドラム4を回転させる。このステップS120の処理の後、ステップS10に戻る。
このような制御によって、電動モータ61の始動電流を抑制しながら、エンジン2のアイドリングストップ時にも、ドラム4の回転を維持することができる。
なお、ステップS110及びS120の処理において、電磁クラッチ65を締結状態としてから、電動モータ61を規定の回転速度まで上昇させているが、必ずしもこの順序でなくてもよい。電動モータ61の回転速度を規定の回転速度まで上昇させてから電磁クラッチ65を締結してもよいし、電動モータ61の回転速度の上昇と電磁クラッチの締結とを同時としてもよい。
以上説明したように、本実施形態は、エンジン2の運転時に駆動される油圧ポンプ11(第1の油圧ポンプ)と、油圧ポンプ11によって駆動される油圧モータ12と、油圧モータ12によって回転されるドラム4とを備えたミキサ車1において、電力によって駆動される電動モータ61(電動機)と、電動モータ61の回転によって駆動されると共に油圧モータ12を駆動する補助油圧ポンプ62(第2の油圧ポンプ)と、電動モータ61の動作を制御するコントローラ40(制御部)を備える。
コントローラ40は、エンジン2の停止中に、電動モータ61を駆動させて、電動モータ61の回転によって駆動される補助油圧ポンプ62の油圧により油圧モータ12を駆動することで、ドラム4を回転させる。また、コントローラ40は、エンジン2が運転状態から停止状態に切り換わる以前に、エンジン2が運転状態における電動モータ61の回転速度よりも低速で電動モータ61を駆動する。
このように、油圧を発生させるための電動モータ61を、エンジン2が停止する以前に低速回転で駆動させておくことにより、停止状態の電動モータ61の駆動を始動させるときに発生する始動電流を低減することができる。
特に、エンジン2が運転している状態で、前記電磁クラッチ65を解放することにより補助油圧ポンプ62が油圧を発生することないように電動モータ61の駆動を開始させるので、電動モータ61の駆動を始動させるときの負荷が小さい。このため、停止状態の電動モータ61の駆動を始動させるときの負荷が小さく、電動モータ61の始動電流をさらに低減することができる。
また、ミキサ車1は、エンジン2により回転されて発電を行う発電機30と、発電機30の電力を充電する二次電池としてのバッテリ50、を備え、電動モータ61を、発電機30及びバッテリ50の少なくとも一方からの電力によって駆動するので、エンジン2が運転中は発電機30により電力を充電し、エンジン2が停止した後には、充電した電力によって電動モータ61を駆動することができる。これにより、エンジン2をアイドリングストップさせることができて、騒音や排気の低減及び燃費効率の向上が行える。
なお、コントローラ40は、エンジン2の運転中ではなく、次に説明する変形例のように、エンジン2を停止させることを指示するアイドリングストップ信号が送られてきたときに電動モータ61を低速回転で駆動を開始させるように制御してもよい。
図3は、本発明の実施形態のコントローラ40が行うモータ制御処理の変形例を示すフローチャートである。なお、図3に示すフローチャートは、図2のフローチャートと同一のフローには同一のステップ番号を付し、その説明は一部省略する。
エンジン2が運転中であって(ステップS10がYES)、アイドリングストップ信号が送られていないと判定した場合は(ステップS20がNO)、ステップS30において電磁クラッチを解放し、ステップS40において切換弁63を中立位置に切換えてからステップS55に移行する。
ステップS55では、コントローラ40は、電動モータ61が既に駆動中である場合はこれを停止させる。ステップS55の処理の後、ステップS10に戻る。
このように、エンジン2が停止中であってアイドリングストップ信号が送られていない状態では、電動モータ61を停止状態とする。このとき、エンジン2の駆動により油圧ポンプ11が駆動されて、油圧により油圧モータ12が駆動されることで、ドラム4を回転させる。
また、ステップS10において、エンジン2が停止していると判定された場合は、前述のように、コントローラ40は、ステップS100で電磁クラッチ65を締結状態とし、ステップS110で電動モータ61の回転速度を規定の回転速度まで上昇させ、ステップS120で切換弁63をドラム4の制御状態に応じて正転位置又は逆転位置に切り換える。このステップS120の処理の後、ステップS10に戻る。
これにより、エンジン2が停止状態では、電動モータ61の駆動によって補助油圧回路60の油圧が油圧回路10に供給され、油圧モータ12が回転されてドラム4を回転させる。
一方、エンジン2が運転中であるときに、ステップS20において、アイドリングストップ信号が送られてきたと判定した場合は,ステップS60に移行する。
ステップS60では、コントローラ40は、電磁クラッチ65を解放状態に制御し、電動モータ61と補助油圧ポンプ62との間の回転を遮断して、ステップS70に移行する。
ステップS70では、コントローラ40は、切換弁63を中立位置に切り換え、補助油圧回路60の補助油圧ポンプ62と油圧回路10の油圧モータ12との間の流路を遮断して、ステップS80に移行する。
ステップS80では、コントローラ40は、電動モータ61を低速回転させる。その後、ステップS90において、エンジン2が停止中であるか否かを判定する。エンジン2が停止していない場合は、ステップS80に戻り、電動モータ61の低速回転を維持する。エンジン2が停止したと判定した場合は、ステップS100に移行し、前述のように、電動モータ61の駆動によって補助油圧回路60の油圧が油圧回路10に供給され、油圧モータ12が回転されてドラム4を回転させる。
このように、エンジン2の運転中にも電動モータ61を停止しておき、アイドリングストップ信号が送られてきたとき、初めて電動モータ61を低速回転で駆動を開始させる。これにより、エンジン2の運転中に電動モータ61を停止させて、電動モータ61が電力を消費しないように制御できる。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内でなしうるさまざまな変更、改良が含まれることは言うまでもない。
上記実施形態では、エンジンコントローラ8から、アイドリングストップ信号が送られたときに、補助油圧回路60が油圧を発生させる。特に、アイドリングストップ信号がエンジン2の停止よりも前に送られた場合は、エンジン2の停止によりドラム4が停止する前に、補助油圧回路60の油圧を油圧モータ12に供給することで、ドラム4を停止させることなく、ドラム4の回転を継続することができる。
一方で、アイドリングストップ信号がエンジンの停止と同時に送られる場合、または、エンジンコントローラ8がアイドリングストップ信号を送らない場合は、エンジン2の停止後、ドラム4が停止した後に、補助油圧回路60の油圧を油圧モータ12に供給することで、停止したドラム4の回転を再開することができる。この場合にも、エンジン2が停止する以前から、電動モータ61を低速で駆動しておくことにより、電動モータ61の始動電流を低減することができる。
なお、アイドリングストップ信号が送られない場合は、例えば、エンジン2の停止により発電機30の回転が漸減したことを発電機30が発電する電力値から検出し、これによってアイドリングストップ信号が送られたと判定してもよい。
また、上記実施形態では、電動モータ61の回転により補助油圧ポンプ62の油圧を発生させ、この油圧を油圧回路10側に供給させるか否かを決定するために、電磁クラッチ65及び切換弁63を備えたが、電磁クラッチ65及び切換弁63の少なくとも一方を備えていればよい。
電磁クラッチ65を備えない場合は、エンジン2が運転中のときには、電動モータ61を駆動するときに補助油圧ポンプ62が回転するが、切換弁63を中立位置として補助油圧ポンプ62が吐出する作動油を補助油圧回路60内で循環させることで、補助油圧回路60の油圧を油圧回路10に供給しないように設定する。エンジン2が停止したときには、切換弁63を正転位置又は逆転位置に切り換えて、補助油圧回路60の油圧を油圧回路10に供給して、油圧モータ12を駆動させる。
また、切換弁63を備えない場合は、エンジン2が運転中のときには、電磁クラッチ65を解放状態として電動モータ61を駆動して、補助油圧ポンプ62を回転させないことで補助油圧回路60の油圧を油圧回路10に供給しないように設定する。エンジン2が停止したときには、電磁クラッチ65を締結状態として補助油圧ポンプ62を回転させて、発生する油圧を油圧回路10に供給して、油圧モータ12を駆動させる。なお、切換弁63を備えない場合は、油圧回路10と補助油圧回路60との間にチェック弁を備えてもよい。また、補助油圧ポンプ62を低速回転させているときに、油圧モータ12の駆動をアシストしてもよい。
また、上記実施形態において、バッテリ50の充電を、エンジン2に駆動されて発電を行う発電機30としたが、これに限られない。例えばプラントや待機現場、打設現場等において、商用電源等の外部の電源を電力発生源とし、これをバッテリ50に充電させるように構成してもよい。また、電動モータ61と補助油圧ポンプ62との間の回転を伝達又は遮断する機構として電磁クラッチ65を用いたが、これに限られず電動で動作する機械式のクラッチ機構などを用いてもよい。
1 ミキサ車
2 エンジン
3 動力伝達機構
4 ドラム
8 エンジンコントローラ
10 油圧回路
11 油圧ポンプ(第1の油圧ポンプ)
12 油圧モータ
30 発電機
40 コントローラ(制御部)
50 バッテリ
60 補助油圧回路
61 電動モータ(電動機)
62 補助油圧ポンプ(第2の油圧ポンプ)
63 切換弁
64 回転軸
65 電磁クラッチ(クラッチ)

Claims (5)

  1. エンジンの運転時に駆動される第1の油圧ポンプと、前記第1の油圧ポンプによって駆動される油圧モータと、前記油圧モータによって回転されるドラムとを備えたミキサ車において、
    電動機の回転によって駆動されると共に前記油圧モータを駆動する第2の油圧ポンプと、
    前記電動機の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記エンジンの停止中に前記電動機を駆動させて前記ドラムを回転させ、
    前記エンジンが運転状態から停止状態に切り換わる以前に、前記エンジンの停止中における前記電動機の回転速度よりも低速で、前記電動機を駆動する
    ことを特徴とするミキサ車。
  2. 前記制御部は、前記エンジンをアイドリングストップさせることを指示するアイドリングストップ信号が送られたときに、前記電動機の駆動を開始させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のミキサ車。
  3. 前記電動機と前記第2の油圧ポンプとの間の回転を伝達又は遮断するクラッチを備え、
    前記クラッチは、前記エンジンの運転中に前記電動機と前記第2の油圧ポンプとの間の回転を遮断し、前記エンジンの停止中に前記電動機と前記第2の油圧ポンプとの間の回転を伝達する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のミキサ車。
  4. 前記第2の油圧ポンプと前記油圧モータとの間の流路に切換弁を備え、
    前記切換弁は、前記エンジンの運転中に前記第2の油圧ポンプと前記油圧モータとの間の流路を遮断し、前記エンジンの停止中に前記第2の油圧ポンプと前記油圧モータと間の流路を連通させる
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載のミキサ車。
  5. 前記エンジンにより回転されて発電を行う発電機と、
    前記発電機の電力を充電する二次電池と、を備え、
    前記電動機は、前記発電機及び前記二次電池の少なくとも一方からの電力によって駆動されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載のミキサ車。
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