JP2003232271A - 燃料噴射弁のノズルプレートの取付方法 - Google Patents

燃料噴射弁のノズルプレートの取付方法

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JP2003232271A
JP2003232271A JP2002031825A JP2002031825A JP2003232271A JP 2003232271 A JP2003232271 A JP 2003232271A JP 2002031825 A JP2002031825 A JP 2002031825A JP 2002031825 A JP2002031825 A JP 2002031825A JP 2003232271 A JP2003232271 A JP 2003232271A
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nozzle plate
valve seat
inner peripheral
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JP2002031825A
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Kazunari Kuroiwa
一成 黒岩
Masanori Miyagawa
正則 宮川
Tsukasa Aoki
司 青木
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料噴射弁において、ノズルプレートをその
塑性変形を防止しつつ弁座部材に取り付けることができ
る、ノズルプレートの弁座部材への取付方法を提供する
ことである。 【解決手段】 弁ケーシング70に取り付けられ弁座1
7を持つ筒形状の弁座部材10に、有底筒形状のノズル
プレート20を押圧部材30により取り付ける方法であ
る。ノズルプレート20は外周部23と、環状の傾斜部
22により該外周部23よりも開口方向に後退された内
周部24とを含む底部21と、筒状の周壁部26とから
成る。ノズルプレート20に弁座部材10を被せ、その
外周側よりも内周側が軸方向に突出した形状の押圧面3
1を持つ押圧部材30により底部21を押圧し、ノズル
プレート21を弁座部材10に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料噴射弁におい
てノズルプレートを弁座部材に取り付ける方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】燃料噴射弁は、例えば自動車用エンジン
において吸気ポートに燃料を噴射するものである。細部
構造は目的に応じて異なるが、図10に示すように、燃
料噴射弁は一般に、筒状の弁ケーシング70と、該弁ケ
ーシング70に設けられ噴出口77の周りに弁座76が
形成された弁座部材75と、弁ケーシング70に挿通さ
れ弁座76に着座する弁部81を備えた弁体80と、通
電されることによって弁体を吸引し開弁するアクチュエ
ータ(不図示)と、から構成される。
【0003】弁座部材75にはノズルプレート85が取
り付けられている。ノズルプレート85の具体的な形状
は目的に応じて異なるが、その一つに有底円筒形状のも
のがある。これは、図11に示すように、弁座部材の7
5先(下)端面78を覆う円板状の底部(覆蓋部)86
と、該底部86に対してほぼ直立し弁座部材75の外周
面79に嵌合保持される円筒状の周壁部(保持部)93
と、両者を連結する環状で断面L字形状の角部94とか
ら成る。底部86の内周部87には、弁座部材75の噴
射口77に対向して、複数個のノズル孔88が板厚方向
に貫通して形成されている。
【0004】燃料の噴射時、弁体80がアクチュエータ
により移動されその弁部81が弁座部材75の弁座76
から離れる(開弁する)。すると、弁ケーシング70の
燃料通路内に供給される燃料が弁座部材75の噴射口7
7に至り、各ノズル孔88からエンジンの吸気ポート等
に向けて噴射される。このとき燃料はノズル孔88によ
りその噴射量が決定されるとともに微粒化(噴霧化)さ
れる。
【0005】次に、上記ノズルプレート85、及び該ノ
ズルプレート85の弁座部材75への取付けについて詳
述する。図11に示すように、ノズルプレート85の底
部86には外周部91の一部から成る環状の傾斜部89
が形成されている。この傾斜部89は外周側から内周側
に進むにつれて後端側(開口側、図11において上側)
に傾斜している。その結果、弁座部材75に取り付ける
前の自然状態では、軸方向において、軸線と直交する平
面内に位置する平坦な円形状の内周部87は外周部91
よりも後端側に後退している。
【0006】底部86に傾斜部89を形成したのは、内
周部87を弁座部材75の噴射口77の周りの先端面7
8に密着させるためである。即ち、ノズルプレート85
を弁座部材75に押し込み、周壁部93を外周面79に
嵌合保持した状態で、燃料が弁座部材75の噴射口77
からノズルプレート85に向かって流れる。すると、図
10で矢印X及び二点鎖線で示すように、燃料の圧力
(燃圧)が内周部87に先端方向(底部86側、図10
において下方)に作用して、該内周部87を先端面78
から離そうとする。
【0007】しかし、傾斜部89を形成したことによ
り、傾斜部89(特に傾斜部89と内周部87との境界
部92)が弁座部材75の先端面78の外周寄りの部分
に環状にかつ弾性的に当接する。その結果、内周部87
が噴射口77の回りの先端面78に近接して位置する。
よって、燃圧により内周部87が先端方向に変形するこ
とが防止される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】但し、上述したのは理
想的な取付状態の場合であり、現実の取付けは必ずしも
このようにうまく行かない。その原因として、弁座部材
75及びノズルプレート85の作製時の寸法ばらつきが
挙げられる。即ち、弁座部材75の外周面79及びノズ
ルプレート85の周壁部93の真円度にばらつきが生ず
ることがある。何れか一方又は双方の真円度が悪いとき
は、弁座部材75への取付け時の抵抗が大きく、ノズル
プレート85が弁座部材75に嵌合し難くなる。これと
は逆に、周壁部93の真円度が良いときは、該抵抗が小
さく弁座部材75に嵌合し易くなる。
【0009】このように取付け時の抵抗の大きさが変動
する結果、たとえノズルプレート85を押圧部材95を
一定の大きさの駆動荷重で駆動しても、ノズルプレート
85を弁座部材75に取り付けるために必要な荷重(取
付荷重)が不足したり、過剰となったりする。つまり、
周壁部93の真円度が悪いノズルプレート85を基準に
して駆動荷重の大きさを決めると、真円度が良いノズル
プレート85の取付時の駆動荷重が過剰となり、底部8
6等の変形量が大きくなる。
【0010】その結果、ノズルプレート85の取付(押
込み)完了時、図11中二点鎖線で示すように、底部8
6及び角部94が塑性変形することがある。底部86で
は傾斜面89が消滅して、内周部87、傾斜部89及び
外周部91が全体として平坦形状になる。一方、角部9
4は全体として半径方向外向きに変形(突出)する。
【0011】塑性変形した底部86及び角部94は押圧
部材95が後退した後も取付け前の状態に復帰せず、境
界部92の先端面78への当接力が不十分となる。ま
た、底部86は全体が平坦状態にあり、内周部87は剛
性が小さく不安定である。
【0012】なお、ノズルプレート85の底部86及び
角部94の塑性変形を回避するために、周壁部93の真
円度が良いノズルプレート85を基準にして駆動荷重の
大きさを決めると、真円度が悪いノズルプレート85を
弁座部材75にうまく取り付けることができない場合が
生ずる。
【0013】ところで、燃料噴射弁からエンジンの吸気
ポート等に噴射される燃料は、燃料室内において燃料が
最適状態で燃料するように、ECUにより圧力や流量が
細かく制御されている。しかるに、ノズルプレート85
の内周部87は先端面78への密着力が弱くしかも平坦
形状で不安定なため、図10に二点鎖線で示すように、
燃圧により先端方向に変形し易い。その結果、弁座部材
75の先端面78と底部86の内周部87との間にすき
間が形成され、その分燃料の流通空間の大きさが変動す
る。これにより燃料の流量、圧力が微妙に変化し、燃料
の良好な微粒化が妨げられることがある。
【0014】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、弁座部材の外周面及びノズルプレートの周壁部の真
円度に多少のばらつきがあっても、ノズルプレートの塑
性変形を防止しつつ該ノズルプレートを弁座部材に取り
付けることができる、ノズルプレートの弁座部材への取
付方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本願の発明者は、押圧部
材によるノズルプレートの取付荷重の他に、押圧部材の
押圧面の形状即ちノズルプレートの取付け時の底部の変
形量に注目した。上述したように、従来の押圧部材95
の押圧面96は平坦面から成っていた。そのため、ノズ
ルプレート85を弁座部材75に取り付ける際、底部8
6の外周部91の変形量が大きすぎて傾斜部89を解消
させ、底部86及び角部94が塑性変形し易くなってい
ることに気付いた。
【0016】即ち、本発明にかかる燃料噴射弁における
ノズルプレートの弁座部材への取付方法は、弁ケーシン
グに取り付けられ弁座を持つ筒形状の弁座部材に、外周
部と環状の傾斜部により外周部よりも開口方向に後退さ
れた内周部とを含む底部と、筒状の周壁部とから成り、
弁座部材に被せられた有底筒形状のノズルプレートを、
押圧部材で底部を押圧することによりノズルプレートを
弁座部材に取り付ける方法であって、押圧部材は、その
外周側よりも内周側が軸方向に突出した形状の押圧部を
持つことを特徴とする。
【0017】本発明によるノズルプレートの取付方法に
おいて、ノズルプレートは押圧部材の突出した押圧部に
よりにより、底部における内周部の後退方向と同じ方向
に押圧変形される。よって、底部の変形量は従来よりも
小さくなる。
【0018】
【発明の実施の形態】<燃料噴射弁> 全体構成 燃料噴射弁は、弁ケーシングと、弁座部材と、弁体と、
アクチュエータと、ノズルプレートとを含む。弁ケーシ
ングは筒形状を持ち、その中心部に軸方向に延びる燃料
通路が形成されている。弁座部材は弁ケーシングの先端
部に取り付けられ、噴射口の周りに弁座が形成されてい
る。弁体は弁ケーシングの燃料通路内に挿通され、基端
部が吸着部となり先端部が弁部となっている。アクチュ
エータは弁ケーシングの基端側に設けられ、通電される
ことにより弁体の吸着部を吸引して弁部を弁座に着座さ
せる。ノズルプレートは複数個のノズル孔を備え、弁座
部材に取り付けられている。 弁座部材 弁座部材には種々の形状のものがある。本発明が適用さ
れる弁座部材は全体として筒形状を持ち、筒状部はその
後端が弁ケーシングに取り付けられ、先端は環状の平坦
な先端面を備えている。筒状部の外径(半径)は約5か
ら10mmの範囲で、内径(半径)は約3から7mmの
範囲で、それぞれ選択できる。
【0019】筒状部の先端に他の部分よりも内径の小さ
い小径部が形成され、その中空孔が噴射口を形成してい
る。噴射口の内径(半径)は約2から3mmの範囲で選
択できる。小径部の外面は弁座部材の筒状部の先端面と
面一となっている。小径部の内面と噴射口の周縁に環状
の弁座が形成されている。 ノズルプレート ノズルプレートは板厚の薄い(約0.1から0.2m
m)金属板から成り、円形の底部と、筒状の壁部と、両
者をつなぐ環状で断面L字形状の角部とから成り、有底
筒形状を持つ。底部の内径(半径)や壁部の高さは弁座
部材の外径との関係で決められ、底部が弁座部材の底部
を覆い、壁部が弁座部材の筒状部に嵌合保持されてい
る。
【0020】弁座部材に取り付けられる前の自然状態に
おいて、ノズルプレートの底部は、内周部の方が外周部
よりも後端(開口)方向に後退している。かかる形状の
底部は、外周部の一部(角部と反対側)に、環状で平坦
な傾斜部(テーパ部)を形成することにより実現され
る。傾斜部は、ノズルプレートの軸線と直交する平面に
対して所定角度(約5から15度)を成し、外周側から
内周側に進むにつれて後方に後退する。
【0021】底部の半径に対する傾斜部の半径方向の長
さの比は約0.3から0.5の範囲で、底部の半径に対
する底部の中心から傾斜部の半径方向中間部までの長さ
の比は約0.5から0.75の範囲で、それぞれ選択で
きる。以上の結果、外周部に対する内周部の開口側への
後退量は約40から80μmとなり、底部の半径に対す
る内周部の後退量の比は約0.016から0.004と
なる。
【0022】図9(a)(b)及び(c)に示すよう
に、傾斜部61及びその内側の内周部は三つのタイプの
分類される。第1タイプの内周部62は、図9(a)に
示すように、傾斜部61に連続して該傾斜部61と同じ
傾斜で傾斜した環状傾斜部63と、その内側の平坦な円
形部64とから成る。尚、環状傾斜部63は外周部60
の一部と見ることもできるが、傾斜傾斜部63が外周部
60又は内周部62の何れに含まれるかは本発明におい
て重要ではない。重要なことは、外周部60と内周部6
2との間に傾斜部61が存在し、その結果内周部62が
外周部60よりも後方に後退していることである。環状
傾斜部63の半径方向長さは傾斜部61のそれよりも小
さくすることができる。
【0023】第2タイプの内周部65は、図9(b)に
示すように、ノズルプレートの軸線上に中心を持つ一定
半径の球面の一部から成る湾曲部66で構成される。底
部の半径に対する湾曲部66の半径の比は約20から2
6の範囲で選択できる。
【0024】第3タイプの内周部67は、図9(c)に
示すように、中心に向かうにつれて後端側に後退した円
錐部68から成る。軸線と直交する平面Lに対して円錐
部68が成す所定角度θは約3から約6度の範囲で選択
できる。
【0025】何れのタイプのノズルプレートでも、傾斜
部から内周部に亘る部分が、弁座部材の筒状部の先端面
から小径部の前面にわたる部分に接触される。 <取付方法> 押圧部材(治具) 押圧部材は金属等から成り、全体として柱形状を持ち、
その外径は弁座部材及びノズルプレートの外径よりも大
きければ良い。押圧部材はノズルプレートと対向する端
部に、ノズルプレートを弁座部材に取り付ける(押し込
む)ための押圧部を持つ。押圧部は二つのタイプに大別
される。
【0026】第1タイプの押圧部は外周側の環状の平坦
面と、該平坦面よりも軸方向に突出した内周側の円形の
突出面とから成る。突出面の直径(内径)はノズルプレ
ートの底部の傾斜部の直径に対応して決め、たとえば約
3から5mmの範囲とできる。突出面の高さはノズルプ
レートの内周部の外周部からの後退量を考慮して決め、
たとえば10から20μmの範囲とできる。これより、
突出面の直径に対する突出面の高さの比は約0.007
から約0.002となる。
【0027】一方、第2タイプの押圧部は一定半径で湾
曲した球面の一部(湾曲面)から成る。例えば押圧部材
の外径が15mmの場合、湾曲面の半径は300から4
00mmとすることができる。その結果、湾曲面の中心
部は周縁部よりも軸方向に10から20μm程度突出す
る。これより、湾曲面の直径に対する湾曲面の高さの比
は約0.00003から0.00001となる。
【0028】第1タイプの押圧部を持つ押圧部材も第2
タイプの押圧部を持つ押圧部材も、上記第1タイプ、第
2タイプ及び第3タイプのノズルプレートの取付けに使
用することができる。 押圧面の形状(輪郭)の決定 上記押圧部材の押圧部の望ましい形状は、モデル弁座部
材、モデルノズルプレート及びモデル押圧部材を用い
て、シミュレーション解析により求めることができる。
各モデルの形状、寸法は実際の弁座部材、モデルノズル
プレート及びモデル押圧部材のそれに対応させる。たと
えば、第1タイプの押圧部材の場合、突出面の直径及び
高さと、ノズルプレートと弁座部材との接触部(ノズル
プレートの傾斜部から内周部に亘る部分と、弁座部材の
先端面から前面に亘る部分とが接触する部分)の接触圧
の大きさとの関係を調べる。これにより、接触部におい
て傾斜部が先端面に最大の接触圧で当接する突出面の直
径及び高さを求めることができる。
【0029】尚、押圧部材の押圧部が球面の一部(湾曲
面)から成る場合は、湾曲面の半径と上記接触圧との関
係を調べることになる。 取付け ノズルプレートを弁座部材に取り付ける際は、押圧部材
でノズルプレートを弁座部材に軸方向に押し込む。押込
みにつれて、ノズルプレートの壁部が弁座部材の外周面
に嵌合され、底部が弁座部材の小径部に接近、当接し、
押圧部が底部を変形させる。
【0030】ここで、第1タイプ及び第2タイプの押圧
部材の押圧部は内周部が外周部よりも軸方向に突出した
形状を有し、この突出方向は第1タイプ、第2タイプ及
び第3タイプのノズルプレートの内周部の外周部からの
後退方向と一致している。よって、何れのタイプの押圧
部材により何れのタイプのノズルプレートの底部を変形
させる際も、底部の変形量が小さい。そのため、ノズル
プレートの底部及び角部は塑性変形を生じ難い。
【0031】ノズルプレートを弁座部材に取り付けた状
態では、ノズルプレートの傾斜部が弁座部材の先端面に
環状にかつ弾性的に接触している。その結果、ノズルプ
レートの内周部が弁座部材の先端面に隙間零に近い状態
で近接、又は軽く接触している。また、ノズルプレート
の底部は内周部の中心部が後端側に向かって突出したア
ーチ形状に変形され、その突出方向から軸方向に加わる
外力に対して剛性が大きい。 従って、燃圧が作用して
もノズルプレートの内周部が弁座部材の先端面から離れ
難い。
【0032】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説
明する。 (第1実施例)燃料噴射弁は、弁ケーシングと、弁座部
材と、弁体と、アクチュエータと、ノズルプレートとを
含む。このうち、弁ケーシング及び弁体は従来と同様で
あり、本発明には直接関係ないので、詳しい説明は割愛
し、弁座部材及びノズルプレートについて図1及び2を
基に説明する。
【0033】図1に示すように弁座部材10は円筒部1
1と小径部12とから成る。円筒部12の後端において
弁ケーシング70に取り付けられ、先端は環状の平坦な
先端面13を備えている。
【0034】円筒部11及び小径部12の中空孔が噴射
口14を形成している。小径部12は環状の平坦な外面
16を備え、該外面16は円筒部12の先端面13と面
一となっている。小径部12の内面と噴射口14の内周
面とが交差する縁部には環状の弁座17が形成されてい
る。
【0035】図2に示すように、ノズルプレート20は
円板形状の底部21と、円筒状の周壁部26と、両者を
つなぐ環状で断面L字形状の角部27とから成り、有底
円筒形状を持つ。底部21は、その一部(角部27と反
対側)に傾斜部22が形成された環状の外周部23と、
該外周部23の内側の円形状の内周部24とから成り、
内周部24が外周部23よりも後端(開口)方向に後退
している。
【0036】ノズルプレート20の底部21の外径及び
周壁部26の内径はそれぞれ弁座部材10の小径部12
の外径及び円筒部11の外径とほぼ等しくされ、底部2
1が小径部12を覆い、周壁部26が円筒部11に嵌合
保持されている。底部21の内周部24には、弁座部材
10の噴射口14に対向して複数個のノズル孔(不図
示)が該内周部24を貫通して形成されている。
【0037】次に、ノズルプレート20の弁座部材10
への押込みについて説明する。押圧部材30は円柱形状
を持ち、その先端に外周側の環状の平坦面32と内周側
の円形状の突出面33とから成る押圧面31が形成され
ている。
【0038】ノズルプレート20を弁座部材10に押し
込む際は、手動又は自動によりノズルプレート20と弁
座部材10とを芯合わせして配置し、ノズルプレート2
0を弁座部材10に被せる。次に、押圧部材30でノズ
ルプレート20を軸方向に押圧して弁座部材20に取り
付ける。取付けにつれて、周壁部26が外周面18に嵌
合され、底部24が小径部12に接近する。押込みの最
終段階において、押圧面31と先端面13及び外面16
とで底部24を挟み込み、押圧面31が底部24に当接
してこれを変形させる。
【0039】ここで、押圧部材30の突出面33の外周
縁がノズルプレート20の傾斜部22(その半径方向中
間部)に対向している。また、突出面33の平坦面32
からの突出方向は、ノズルプレート20の内周部24の
外周部23からの後退方向と一致している。よって、底
部24の変形量が小さくノズルプレート20の底部24
及び角部27は塑性変形を生じ難い。ノズルプレート2
0を弁座部材10に完全に押し込んだ状態では、周壁部
26が外周面18に係合保持され、傾斜部22及び境界
部25が先端面13及び外面16に環状にかつ弾性的に
当接し、内周部24が外面16に密着している。
【0040】また、ノズルプレート20の底部21は押
圧部材30の突出面33により内周部24が後端側に向
かって突出したアーチ形状に変形する。このアーチ形状
は剛性が大きく、燃圧が作用しても内周部24が先端面
17及び外面13から離れ難く、ノズルプレート20と
弁座部材10との間にすき間が形成されることが防止さ
れる。
【0041】ところで、上記突出面33の直径は、図3
に示すように、コンピュータのディスプレイ上に作成し
たモデル弁座部材10a、モデルノズルプレート20a
及びモデル押圧部材30aを用いて、シミュレーション
解析により求めた。モデル弁座部材10a及びモデルノ
ズルプレート20aの形状及び寸法は上記弁座部材10
及びノズルプレート20のそれと同じにした。モデル押
圧部材30aの突出面の高さは上記突出面33の高さと
同じにし、半径rは変化させた。半径rの変化によりモ
デル押圧部材とモデルノズルプレートとの当接部Zの位
置が変化する。
【0042】このモデルにおいて、モデル押圧部材30
aからモデルノズルプレート20aに所定の駆動荷重を
加え、そのときの突出面33aの半径と、モデルノズル
プレート20a上のモデル弁座部材10aとの接触部Y
(底部21a上の傾斜部22aから内周部24aに亘る
部分と先端面13aから前面16aにわたる接触部分)
での反発力との関係を調べた。
【0043】モデル押圧部材30aには 弁座部10及
び周壁部26の真円度が悪い場合を基準にして所定の駆
動荷重を加えた。その結果、図4の曲線aから明らかな
ように、突出面33aの半径がraからrbの範囲にお
いて、曲線bで示した従来例の反発力よりも大きい。そ
して、地点Y(半径rx)における反発力が最大とな
り、その大きさは従来例のそれよりも大きくなった。こ
れはモデルノズルプレート20aの底部21a及び角部
27aが弾性を持つことを意味する。
【0044】尚、従来例のノズルプレートの反発力は上
記モデル弁座部材10a及びモデルノズルプレート20
aと、押圧面が平坦なモデル押圧部材(不図示)とから
シミュレーション解析により求めた。
【0045】突出面31aの半径がrxよりも大きい場
合に反発力が減少したのは、半径が大きすぎ、従来の平
坦な押圧面を持つ押圧部材に近くなり、角部27aが塑
性変形したためと考えられる。一方、突出面31aの半
径がrxよりも小さい場合に反発力が減少したのは、突
出面31aの半径が小さすぎてモデルノズルプレート2
0aの角部27aがばね力を発生する程度まではモデル
弁座部材10aに十分に押し込まれないためと考えられ
る。
【0046】また、突出面33の高さは、図5に示すよ
うに、上記モデル弁座部材10a及びモデルノズルプレ
ート20aと、モデル押圧部材30bとを用いて、シミ
ュレーション解析により求めた。モデル押圧部材30b
の突出面33aの半径は上記押圧部材33の突出面33
の半径と同じにし、高さhを変化させた。
【0047】このモデルにおいて、モデル押圧部材30
bからモデルノズルプレート20aに所定の駆動荷重を
かけ、そのときの突出面33aの高さhと、上記接触部
Yにおける反発力との関係を調べた。
【0048】その結果、図6の曲線cから明らかなよう
に、接触部Yにおける反発力は、突出面33aの高さが
haからhbの範囲において、曲線dで示した従来例の
反発力よりも大きい。そして、突出面33aの高さhx
のとき反発力が最大になり、その大きさは従来例のそれ
よりも大きくなった。これは、モデルノズルプレート2
0aの底部21a及び角部27aが弾性を持つことを意
味する。
【0049】突出面の高さがhxよりも高い場合に反発
力が減少しているのは、上述したように角部27aが塑
性変形したためと考えられる。一方、突出面33aの高
さがhxよりも小さい場合に反発力が減少したのは、上
述したように角部27aがモデル弁座部材10aに十分
に押し込まれないためと考えられる。
【0050】このように、所定の駆動荷重に対して、ノ
ズルプレート20と弁座部材10との接触部Yにおける
接触圧が最大となるように、押圧部材30の突出部31
の直径及び高さ、即ち当接部Zの位置を決めている。従
って、ノズルプレート20は底部21及び角部27の塑
性変形が小さく抑えられ、弁座部材10に確実に押し込
まれる。 (第2実施例)第2実施例は、第1実施例と比較して、
ノズルプレートの底部の形状、及び押圧部材の押圧面の
形状が異なり、その他の構成は同じである。従って、以
下では相違点を中心に説明する。
【0051】図7においてノズルプレート40は円形の
底部41と、円筒状の周壁部46と、両者をつなぐ環状
で断面L字形状の角部47とから成り、有底円筒形状を
持つ。底部46は、傾斜部43を含む環状の外周部42
と、円形の内周部44とから成る。内周部44はノズル
プレート40の軸線上にある中心の周りの一定半径の球
面の一部(湾曲面)から成り、内周部44が外周部42
よりも後端(開口)方向に後退している。
【0052】図8に示すように、ノズルプレート40の
弁座部材10への押込みに使用する押圧部材50は円柱
形状を有し、その先端に、押圧部51を持つ。押圧部5
1は押圧部材50の軸線上に中心を持つ持つ一定半径の
球面の一部(湾曲面)から成る。
【0053】押圧部51は全体が湾曲し、内周部52が
外周部53よりも突出している。この湾曲及び突出方向
はノズルプレート40の内周部44の湾曲、及び内周部
44の外周部42からの後退方向と対応している。よっ
て、押圧部材50の押圧部51によりノズルプレート4
0の底部41を変形させる際に、底部41の変形量が小
さく、底部41及び角部47は塑性変形を生じ難い。従
って、ノズルプレート40を弁座部材10に押し込んだ
状態では、傾斜部43及び境界部47が弁座部材10の
先端面13及び外面16に環状でかつ弾性的に当接し、
内周部44が外面16に密着している。
【0054】また、押圧面51の湾曲により、底部41
は内周部44が後端側に突出したアーチ形状に変形さ
れ、頂部に加わる外力に対して大きな剛性を持つ。よっ
て、燃圧が作用しても内周部44が外面16から離れ難
く、両者間のすき間の形成が防止される。
【0055】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明のノズル
プレートの弁座部材への取付方法では、押圧部材の押圧
部の突出方向がノズルプレートの内周部の後退方向と一
致している。従って、ノズルプレートの底部の変形量が
少なくなり、塑性変形し難い。また、底部は押圧部材の
押圧部により全体としてアーチ形状に変形されるので、
燃圧により変形し難く、弁座部材の先端面から離れ難
く、燃料が良好に微粒化される効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例において押圧部材により弁
座部材に取り付けたノズルプレートを示す断面説明図で
ある。
【図2】第1実施例で弁座部材に取り付けられるノズル
プレートを示す断面図(半分のみ図示)である。
【図3】第1実施例における押圧部材の突出面の半径を
決めるために作製したシミュレーションモデルを示す断
面説明図である。
【図4】図3のシミュレーションモデルにより得られ
た、突出面の半径と弁座部材からノズルプレートへの反
発力との関係を示すグラフである。
【図5】第1実施例における押圧部材の突出面の高さを
決めるために作製したシミュレーションモデルを示す断
面説明図である。
【図6】図5のシミュレーションモデルにより得られ
た、突出面の高さと弁座部材からノズルプレートへの反
発力との関係を示すグラフである。
【図7】本発明の第2実施例により弁座部材に取り付け
たノズルプレートを示す、図1に対応する断面説明図で
ある。
【図8】第2実施例で弁座部材に取り付けられるノズル
プレートを示す断面図(半分のみ図示)である。
【図9】(a)(b)及び(c)は本発明により弁座部
材に取り付けられるノズルプレートの種々の態様を示す
断面図(半分のみ)である。
【図10】従来例の押圧部材により弁座部材に取り付け
たノズルプレートを示す断面説明図である。
【図11】従来例で弁座部材に取り付けられるノズルプ
レートを示す断面図(半分のみ図示)である。
【符号の説明】
10:弁座部材 11:円筒部 12:小径部 13:先端面 14:噴出口 16:前面 17:弁座 20:ノズルプレート 21:底部 22:傾斜部 23:外周部 24:内周部 26:周壁部 27:角部 30:押圧部材 31:押圧面 32:平坦面 33:突出面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 司 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3G066 AA01 AB02 BA56 CC24 CD04 CD30 CE22

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料噴射弁において、弁ケーシングに取
    り付けられ弁座を持つ筒形状の弁座部材に、 外周部と環状の傾斜部により該外周部よりも開口方向に
    後退された内周部とを含む底部と、筒状の周壁部とから
    成り、該弁座部材に被せられた有底筒形状のノズルプレ
    ートを、 押圧部材で該底部を押圧することにより該ノズルプレー
    トを該弁座部材に取り付ける方法であって、 前記押圧部材は、その外周側よりもその内周側が軸方向
    に突出した形状の押圧部を持つことを特徴とする燃料噴
    射弁のノズルプレートの取付方法。
  2. 【請求項2】 前記押圧部材の押圧部は、外周側の環状
    の平坦面と、該平坦面よりも軸方向に突出した内周側の
    突出面とから成る請求項1記載の燃料噴射弁のノズルプ
    レートの取付方法。
  3. 【請求項3】 前記突出面は円形状を持つ請求項2記載
    の燃料噴射弁のノズルプレートの取付方法。
  4. 【請求項4】 前記突出面の直径は、その外周縁が前記
    ノズルプレートの底部の傾斜部に対向するように決めら
    れる請求項3記載の燃料噴射弁のノズルプレートの取付
    方法。
  5. 【請求項5】 前記突出面の高さは、前記ノズルプレー
    トの内周部の後退量に対応して決められる請求項3記載
    の燃料噴射弁のノズルプレートの取付方法。
  6. 【請求項6】 前記押圧部材の押圧部は、該押圧部材の
    軸線上に中心を持つ一定半径の球面の一部から成る請求
    項1記載の燃料噴射弁のノズルプレートの取付方法。
  7. 【請求項7】 前記ノズルプレートの底部の内周部は、
    前記傾斜部に連続して該傾斜部と同じ傾斜で傾斜した環
    状傾斜部と、その内側の平坦な円形部とから成る請求項
    2又は6記載の燃料噴射弁のノズルプレートの取付方
    法。
  8. 【請求項8】 前記ノズルプレートの底部の内周部は、
    該ノズルプレートの軸線上に中心を持つ一定半径の球面
    の一部から成る湾曲部で構成される請求項2又は6記載
    の燃料噴射弁のノズルプレートの取付方法。
  9. 【請求項9】 前記ノズルプレートの底部の内周部は、
    該底部の中心に向かうにつれて後端側に後退した円錐部
    から成る請求項2又は6記載の燃料噴射弁のノズルプレ
    ートの取付方法。
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