JP2001027169A - 燃料噴射弁 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 燃料噴射用のオリフィスプレートを電鋳法に
よって形成することにより、オリフィス孔を小径化し、
燃料の微粒化、噴射性能の向上を図る。 【解決手段】 弁ケーシング1の小径筒部1B内には弁
座部材7を設け、その先端側にはオリフィスプレート1
5を押えプレート17によって取付ける。また、オリフ
ィスプレート15を電鋳法により金属薄板として形成
し、そのオリフィス孔を0.05〜0.14mm程度の
小さな孔径に形成する。そして、弁体8が電磁コイル1
2により開弁したときには、オリフィスプレート15の
オリフィス孔から微粒化した燃料を噴射する。
よって形成することにより、オリフィス孔を小径化し、
燃料の微粒化、噴射性能の向上を図る。 【解決手段】 弁ケーシング1の小径筒部1B内には弁
座部材7を設け、その先端側にはオリフィスプレート1
5を押えプレート17によって取付ける。また、オリフ
ィスプレート15を電鋳法により金属薄板として形成
し、そのオリフィス孔を0.05〜0.14mm程度の
小さな孔径に形成する。そして、弁体8が電磁コイル1
2により開弁したときには、オリフィスプレート15の
オリフィス孔から微粒化した燃料を噴射する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車用エ
ンジン等に燃料を噴射するのに好適に用いられる燃料噴
射弁に関する。
ンジン等に燃料を噴射するのに好適に用いられる燃料噴
射弁に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば自動車用エンジン等に用
いられる燃料噴射弁は、軸方向に燃料通路が設けられた
筒状の弁ケーシングと、該弁ケーシングの先端部内周側
に設けられ、噴射口を囲んで内周側に弁座が設けられた
弁座部材と、前記弁ケーシングの燃料通路内に挿通して
設けられ、基端側が吸着部となり先端側が弁部となった
弁体と、前記弁ケーシングの基端側に設けられ、通電す
ることによって該弁体の吸着部を吸引し該弁体を開弁す
る電磁アクチュエータとから構成されている。
いられる燃料噴射弁は、軸方向に燃料通路が設けられた
筒状の弁ケーシングと、該弁ケーシングの先端部内周側
に設けられ、噴射口を囲んで内周側に弁座が設けられた
弁座部材と、前記弁ケーシングの燃料通路内に挿通して
設けられ、基端側が吸着部となり先端側が弁部となった
弁体と、前記弁ケーシングの基端側に設けられ、通電す
ることによって該弁体の吸着部を吸引し該弁体を開弁す
る電磁アクチュエータとから構成されている。
【0003】この種の従来技術による燃料噴射弁には、
弁ケーシングの先端部に位置して弁座部材を覆うオリフ
ィスプレートが設けられ、その中央側には、弁座部材の
噴射口から流出する燃料を微粒化して噴射する複数のオ
リフィス孔が形成されている。そして、弁体の開弁時に
は、弁ケーシング内に供給される燃料が各オリフィス孔
からエンジンの吸気ポート等に向けて噴射される。
弁ケーシングの先端部に位置して弁座部材を覆うオリフ
ィスプレートが設けられ、その中央側には、弁座部材の
噴射口から流出する燃料を微粒化して噴射する複数のオ
リフィス孔が形成されている。そして、弁体の開弁時に
は、弁ケーシング内に供給される燃料が各オリフィス孔
からエンジンの吸気ポート等に向けて噴射される。
【0004】この場合、オリフィスプレートは、プレス
加工等により形成された肉薄の金属板等からなり、各オ
リフィス孔は、例えばドリル加工、放電加工等の穿設手
段を用いることによって、0.14〜0.2mm程度の
予め定められた孔径をもつ貫通孔として穿設されてい
る。
加工等により形成された肉薄の金属板等からなり、各オ
リフィス孔は、例えばドリル加工、放電加工等の穿設手
段を用いることによって、0.14〜0.2mm程度の
予め定められた孔径をもつ貫通孔として穿設されてい
る。
【0005】また、従来技術では、例えばエンジンの吸
気ポートの配置等に対応して、各オリフィス孔を複数の
方向に傾斜させた状態で穿設し、弁体の開弁時には、各
オリフィス孔から燃料を複数の方向に分岐させて噴射す
る構成としたものもある。
気ポートの配置等に対応して、各オリフィス孔を複数の
方向に傾斜させた状態で穿設し、弁体の開弁時には、各
オリフィス孔から燃料を複数の方向に分岐させて噴射す
る構成としたものもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、例えばドリル加工、放電加工等の穿設手段
を用いて予め定められた孔径をもつ複数のオリフィス孔
を穿設する構成としている。この場合、各オリフィス孔
から噴射される燃料は、オリフィス孔の孔径が小さいほ
ど微粒化し易くなり、その燃焼状態等が向上するため、
従来技術では、オリフィス孔の孔径を可能な限り小さく
形成したいという要求がある。
来技術では、例えばドリル加工、放電加工等の穿設手段
を用いて予め定められた孔径をもつ複数のオリフィス孔
を穿設する構成としている。この場合、各オリフィス孔
から噴射される燃料は、オリフィス孔の孔径が小さいほ
ど微粒化し易くなり、その燃焼状態等が向上するため、
従来技術では、オリフィス孔の孔径を可能な限り小さく
形成したいという要求がある。
【0007】しかし、例えばドリル加工によってオリフ
ィス孔を穿設する場合には、その最小孔径がドリルの外
径寸法等によって0.14mm程度に制限され易く、ま
た放電加工を用いる場合にも、オリフィス孔の最小孔径
は0.2mm程度に制限されることが多い。
ィス孔を穿設する場合には、その最小孔径がドリルの外
径寸法等によって0.14mm程度に制限され易く、ま
た放電加工を用いる場合にも、オリフィス孔の最小孔径
は0.2mm程度に制限されることが多い。
【0008】このため、従来技術では、ドリル加工、放
電加工等の穿設手段によってオリフィス孔の小径化を図
るには限界があり、燃料の微粒化を促進して噴射性能を
向上させるのが難しいという問題がある。
電加工等の穿設手段によってオリフィス孔の小径化を図
るには限界があり、燃料の微粒化を促進して噴射性能を
向上させるのが難しいという問題がある。
【0009】また、例えばエッチング加工等を用いてオ
リフィス孔を穿設する方法も考えられる。しかし、エッ
チング加工では、複数のオリフィス孔を均等に形成する
のが難しいため、その孔径の寸法ばらつきや傾斜角度の
誤差等が生じ易くなり、オリフィスプレートを精度よく
形成することができない。
リフィス孔を穿設する方法も考えられる。しかし、エッ
チング加工では、複数のオリフィス孔を均等に形成する
のが難しいため、その孔径の寸法ばらつきや傾斜角度の
誤差等が生じ易くなり、オリフィスプレートを精度よく
形成することができない。
【0010】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、オリフィスプレートに
小径のオリフィス孔を精度よく形成でき、燃料の微粒化
を促進して噴射性能を向上できるようにした燃料噴射弁
を提供することにある。
されたもので、本発明の目的は、オリフィスプレートに
小径のオリフィス孔を精度よく形成でき、燃料の微粒化
を促進して噴射性能を向上できるようにした燃料噴射弁
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、軸方向に燃料通路が設けられた筒状の
弁ケーシングと、該弁ケーシングの先端部内周側に設け
られ、噴射口を囲んで内周側に弁座が設けられた弁座部
材と、前記弁ケーシングの燃料通路内に挿通して設けら
れ、基端側が吸着部となり先端側が該弁座部材の弁座に
対し離着座する弁部となった弁体と、前記弁ケーシング
の基端側に設けられ、通電することによって該弁体の吸
着部を吸引し該弁体を開弁する電磁アクチュエータとか
らなる燃料噴射弁に適用される。
ために本発明は、軸方向に燃料通路が設けられた筒状の
弁ケーシングと、該弁ケーシングの先端部内周側に設け
られ、噴射口を囲んで内周側に弁座が設けられた弁座部
材と、前記弁ケーシングの燃料通路内に挿通して設けら
れ、基端側が吸着部となり先端側が該弁座部材の弁座に
対し離着座する弁部となった弁体と、前記弁ケーシング
の基端側に設けられ、通電することによって該弁体の吸
着部を吸引し該弁体を開弁する電磁アクチュエータとか
らなる燃料噴射弁に適用される。
【0012】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、弁座部材の先端側には、電鋳法により形成され
前記弁座部材の噴射口に面して複数のオリフィス孔が設
けられたオリフィスプレートを取付ける構成としたこと
にある。
特徴は、弁座部材の先端側には、電鋳法により形成され
前記弁座部材の噴射口に面して複数のオリフィス孔が設
けられたオリフィスプレートを取付ける構成としたこと
にある。
【0013】このように構成することにより、弁体が電
磁アクチュエータによって開弁したときには、弁座部材
の噴射口から流出する燃料をオリフィスプレートの各オ
リフィス孔から微粒化した状態で噴射することができ
る。また、電鋳法を用いてオリフィスプレートを形成す
ることにより、そのオリフィス孔を小径化でき、噴射燃
料の微粒化を促進することができる。
磁アクチュエータによって開弁したときには、弁座部材
の噴射口から流出する燃料をオリフィスプレートの各オ
リフィス孔から微粒化した状態で噴射することができ
る。また、電鋳法を用いてオリフィスプレートを形成す
ることにより、そのオリフィス孔を小径化でき、噴射燃
料の微粒化を促進することができる。
【0014】また、請求項2の発明によると、弁ケーシ
ングの先端部内周側には前記オリフィスプレートを先端
側から押える押えプレートを設け、オリフィスプレート
は溶接手段により該押えプレートを介して前記弁座部材
に固着する構成としている。
ングの先端部内周側には前記オリフィスプレートを先端
側から押える押えプレートを設け、オリフィスプレート
は溶接手段により該押えプレートを介して前記弁座部材
に固着する構成としている。
【0015】これにより、押えプレートを介してオリフ
ィスプレートを弁座部材の先端側に溶接でき、オリフィ
スプレートが薄肉に形成されている場合でも、これを弁
座部材に容易に取付けることができる。
ィスプレートを弁座部材の先端側に溶接でき、オリフィ
スプレートが薄肉に形成されている場合でも、これを弁
座部材に容易に取付けることができる。
【0016】さらに、請求項3の発明によると、押えプ
レートは、前記弁ケーシングの先端部内周側に取付けら
れる筒部と前記オリフィスプレートを介して前記弁座部
材の先端側に取付けられる蓋部とからなる有蓋筒状に形
成すると共に、該筒部と蓋部との間を弁体のリフト量を
調整するときに塑性変形させるリフト量調整保持部とし
て形成している。
レートは、前記弁ケーシングの先端部内周側に取付けら
れる筒部と前記オリフィスプレートを介して前記弁座部
材の先端側に取付けられる蓋部とからなる有蓋筒状に形
成すると共に、該筒部と蓋部との間を弁体のリフト量を
調整するときに塑性変形させるリフト量調整保持部とし
て形成している。
【0017】これにより、押えプレートは、筒部が弁ケ
ーシングに固定され、蓋部がオリフィスプレートを介し
て弁座部材に固定される。また、弁体のリフト量を調整
するときには、弁ケーシングの先端側から押えプレート
の蓋部を押動することにより、筒部と蓋部との間でリフ
ト量調整保持部を塑性変形させつつ、蓋部を弁座部材と
共に軸方向へと変位させることができ、これによって弁
体のリフト量を調整することができる。そして、リフト
量調整保持部は、弁体のリフト量が所定の大きさに調整
された状態を保持することができる。
ーシングに固定され、蓋部がオリフィスプレートを介し
て弁座部材に固定される。また、弁体のリフト量を調整
するときには、弁ケーシングの先端側から押えプレート
の蓋部を押動することにより、筒部と蓋部との間でリフ
ト量調整保持部を塑性変形させつつ、蓋部を弁座部材と
共に軸方向へと変位させることができ、これによって弁
体のリフト量を調整することができる。そして、リフト
量調整保持部は、弁体のリフト量が所定の大きさに調整
された状態を保持することができる。
【0018】また、請求項4の発明のように、各オリフ
ィス孔は前記オリフィスプレートの板厚方向に沿って形
成することにより、弁体の開弁時には、各オリフィス孔
から燃料を一方向に向けて噴射することができる。
ィス孔は前記オリフィスプレートの板厚方向に沿って形
成することにより、弁体の開弁時には、各オリフィス孔
から燃料を一方向に向けて噴射することができる。
【0019】さらに、請求項5の発明のように、各オリ
フィス孔は前記オリフィスプレートの板厚方向に対し傾
斜して形成することにより、弁体の開弁時には、各オリ
フィス孔から燃料を複数の方向に分岐して噴射すること
ができる。
フィス孔は前記オリフィスプレートの板厚方向に対し傾
斜して形成することにより、弁体の開弁時には、各オリ
フィス孔から燃料を複数の方向に分岐して噴射すること
ができる。
【0020】また、請求項6の発明によると、オリフィ
スプレートは、前記弁座部材の先端側に取付けられる平
板部と、該平板部の中央側に球面状に湾曲して設けられ
前記各オリフィス孔が形成された球状湾曲板部とから構
成している。
スプレートは、前記弁座部材の先端側に取付けられる平
板部と、該平板部の中央側に球面状に湾曲して設けられ
前記各オリフィス孔が形成された球状湾曲板部とから構
成している。
【0021】これにより、オリフィスプレートの球状湾
曲板部には、複数のオリフィス孔を放射状に配置でき、
これらのオリフィス孔から燃料を互いに離れるように放
射状に分散して噴射することができる。
曲板部には、複数のオリフィス孔を放射状に配置でき、
これらのオリフィス孔から燃料を互いに離れるように放
射状に分散して噴射することができる。
【0022】さらに、請求項7の発明によると、オリフ
ィスプレートは、前記弁座部材の先端側に取付けられる
平板部と、該平板部の中央側に断面が略V字状に湾曲し
て設けられ前記各オリフィス孔が形成されたV字状湾曲
板部とから構成している。
ィスプレートは、前記弁座部材の先端側に取付けられる
平板部と、該平板部の中央側に断面が略V字状に湾曲し
て設けられ前記各オリフィス孔が形成されたV字状湾曲
板部とから構成している。
【0023】これにより、オリフィスプレートには、V
字状湾曲板部を構成する両側の斜面部にそれぞれ複数の
オリフィス孔を配置でき、これらのオリフィス孔から燃
料を互いに離れるようにV字状に分岐して噴射すること
ができる。
字状湾曲板部を構成する両側の斜面部にそれぞれ複数の
オリフィス孔を配置でき、これらのオリフィス孔から燃
料を互いに離れるようにV字状に分岐して噴射すること
ができる。
【0024】また、請求項8の発明によると、オリフィ
スプレートは0.05〜0.15mmの板厚をもって形
成し、前記各オリフィス孔は0.05〜0.14mmの
孔径をもって形成している。
スプレートは0.05〜0.15mmの板厚をもって形
成し、前記各オリフィス孔は0.05〜0.14mmの
孔径をもって形成している。
【0025】これにより、電鋳法を用いて、オリフィス
プレートを薄肉の金属板として形成でき、例えばドリル
加工、放電加工等の加工手段を用いた場合と比較して、
オリフィス孔の小径化を図ることができる。
プレートを薄肉の金属板として形成でき、例えばドリル
加工、放電加工等の加工手段を用いた場合と比較して、
オリフィス孔の小径化を図ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態
を、自動車用エンジン等に用いられる燃料噴射弁を例に
挙げ、添付図面を参照して詳細に説明する。
を、自動車用エンジン等に用いられる燃料噴射弁を例に
挙げ、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0027】まず、図1ないし図11は本発明による燃
料噴射弁の第1の実施の形態を示している。
料噴射弁の第1の実施の形態を示している。
【0028】1は燃料噴射弁の本体をなす筒状の弁ケー
シングで、該弁ケーシング1は、例えば電磁ステンレス
鋼等の磁性材料により段付き筒状に形成されている。そ
して、弁ケーシング1は、基端側に後述の樹脂カバー2
0が取付けられた大径筒部1Aと、該大径筒部1Aの先
端側に一体形成された小径筒部1Bとからなり、その内
部には後述の弁体8を挿通する燃料通路2が軸方向に設
けられている。
シングで、該弁ケーシング1は、例えば電磁ステンレス
鋼等の磁性材料により段付き筒状に形成されている。そ
して、弁ケーシング1は、基端側に後述の樹脂カバー2
0が取付けられた大径筒部1Aと、該大径筒部1Aの先
端側に一体形成された小径筒部1Bとからなり、その内
部には後述の弁体8を挿通する燃料通路2が軸方向に設
けられている。
【0029】3は弁ケーシング1の基端側に固着された
筒状の連結部材で、該連結部材3は非磁性材料により形
成され、弁ケーシング1と燃料流入パイプ4との間に介
在されている。
筒状の連結部材で、該連結部材3は非磁性材料により形
成され、弁ケーシング1と燃料流入パイプ4との間に介
在されている。
【0030】4は例えば電磁ステンレス鋼等の磁性材料
により形成された筒状の燃料流入パイプで、該燃料流入
パイプ4は、連結部材3を用いて弁ケーシング1の基端
側に固定され、その先端側は燃料通路2に連通してい
る。また、燃料流入パイプ4の基端側内周には燃料フィ
ルタ5が設けられている。
により形成された筒状の燃料流入パイプで、該燃料流入
パイプ4は、連結部材3を用いて弁ケーシング1の基端
側に固定され、その先端側は燃料通路2に連通してい
る。また、燃料流入パイプ4の基端側内周には燃料フィ
ルタ5が設けられている。
【0031】ここで、燃料流入パイプ4と弁ケーシング
1とは、これらの外周側に取付けられた磁性金属片等か
らなる連結コア6を介して磁気的に連結されている。そ
して、後述の電磁コイル12に通電したときには、弁ケ
ーシング1、燃料流入パイプ4、連結コア6と、後述す
る弁体8の吸着部10との間に閉磁路が形成される。
1とは、これらの外周側に取付けられた磁性金属片等か
らなる連結コア6を介して磁気的に連結されている。そ
して、後述の電磁コイル12に通電したときには、弁ケ
ーシング1、燃料流入パイプ4、連結コア6と、後述す
る弁体8の吸着部10との間に閉磁路が形成される。
【0032】7は弁ケーシング1の小径筒部1B内に僅
かな隙間をもって設けられた略筒状の弁座部材で、該弁
座部材7の先端側には、図1、図2に示す如く、後述の
オリフィスプレート15に面して開口する噴射口7Aが
形成されている。また、弁座部材7の内周側には噴射口
7Aを囲んで略円錐状の弁座7Bが設けられている。
かな隙間をもって設けられた略筒状の弁座部材で、該弁
座部材7の先端側には、図1、図2に示す如く、後述の
オリフィスプレート15に面して開口する噴射口7Aが
形成されている。また、弁座部材7の内周側には噴射口
7Aを囲んで略円錐状の弁座7Bが設けられている。
【0033】8は弁ケーシング1の燃料通路2内に挿通
して設けられた弁体で、該弁体8は、図1に示す如く、
金属板等を折曲げることにより略筒状に形成された弁軸
9と、磁性材料等により形成され、該弁軸9の基端側に
固着された筒状の吸着部10と、弁軸9の先端側に固着
され、弁座部材7の弁座7Bに離着座する球状の弁部1
1とから構成されている。
して設けられた弁体で、該弁体8は、図1に示す如く、
金属板等を折曲げることにより略筒状に形成された弁軸
9と、磁性材料等により形成され、該弁軸9の基端側に
固着された筒状の吸着部10と、弁軸9の先端側に固着
され、弁座部材7の弁座7Bに離着座する球状の弁部1
1とから構成されている。
【0034】ここで、吸着部10の基端面は、燃料流入
パイプ4と軸方向の隙間を挟んで対向し、この隙間の寸
法は、後述の如く弁体8のリフト量Lとして予め調整さ
れている。また、弁部11の外周側には複数箇所に面取
りが施されている。
パイプ4と軸方向の隙間を挟んで対向し、この隙間の寸
法は、後述の如く弁体8のリフト量Lとして予め調整さ
れている。また、弁部11の外周側には複数箇所に面取
りが施されている。
【0035】そして、弁体8は、吸着部10が後述の電
磁コイル12等により磁気的に吸引されると、後述の弁
ばね13に抗して軸方向に変位し、弁部11が弁座部材
7の弁座7Bに着座した閉弁位置から吸着部10が燃料
流入パイプ4に当接する開弁位置まで一定のリフト量L
をもって開弁するものである。
磁コイル12等により磁気的に吸引されると、後述の弁
ばね13に抗して軸方向に変位し、弁部11が弁座部材
7の弁座7Bに着座した閉弁位置から吸着部10が燃料
流入パイプ4に当接する開弁位置まで一定のリフト量L
をもって開弁するものである。
【0036】12は弁ケーシング1の基端側で樹脂カバ
ー20内に固着して設けられた電磁アクチュエータとし
ての電磁コイルで、該電磁コイル12は、後述のコネク
タ21を用いて外部から通電されることにより弁体8の
吸着部10を磁気的に吸引し、弁体8を開弁させるもの
である。
ー20内に固着して設けられた電磁アクチュエータとし
ての電磁コイルで、該電磁コイル12は、後述のコネク
タ21を用いて外部から通電されることにより弁体8の
吸着部10を磁気的に吸引し、弁体8を開弁させるもの
である。
【0037】13は燃料流入パイプ4内に配置された圧
縮ばねからなる弁ばねで、該弁ばね13は、燃料流入パ
イプ4の上流側に固着された筒体14と弁体8の基端側
との間に設けられ、該弁体8を閉弁方向に付勢してい
る。
縮ばねからなる弁ばねで、該弁ばね13は、燃料流入パ
イプ4の上流側に固着された筒体14と弁体8の基端側
との間に設けられ、該弁体8を閉弁方向に付勢してい
る。
【0038】15は弁ケーシング1の小径筒部1B内に
位置して弁座部材7の先端側に設けられたオリフィスプ
レートで、該オリフィスプレート15は、図3、図4に
示す如く、後述のエレクトロ・フォーミング法(Electr
o Forming =以下、電鋳法という)を用いることにより
平板状をなす円形の金属薄板として形成され、例えば
0.05〜0.15mm程度の予め定められた板厚tを
有している。
位置して弁座部材7の先端側に設けられたオリフィスプ
レートで、該オリフィスプレート15は、図3、図4に
示す如く、後述のエレクトロ・フォーミング法(Electr
o Forming =以下、電鋳法という)を用いることにより
平板状をなす円形の金属薄板として形成され、例えば
0.05〜0.15mm程度の予め定められた板厚tを
有している。
【0039】ここで、オリフィスプレート15は、後述
の押えプレート17を介して弁座部材7の先端面に溶接
された環状の外周部15Aと、該外周部15Aの内周側
に一体形成され、弁座部材7の噴射口7Aと対面する中
央部15Bとからなり、中央部15Bは押えプレート1
7の内周側を通じて外部にも面している。
の押えプレート17を介して弁座部材7の先端面に溶接
された環状の外周部15Aと、該外周部15Aの内周側
に一体形成され、弁座部材7の噴射口7Aと対面する中
央部15Bとからなり、中央部15Bは押えプレート1
7の内周側を通じて外部にも面している。
【0040】そして、オリフィスプレート15は、弁体
8が開弁したときに、弁座部材7の噴射口7Aから流出
する燃料を後述のオリフィス孔16,16,…から孔径
Dに応じて微粒化した状態で噴射するものである。
8が開弁したときに、弁座部材7の噴射口7Aから流出
する燃料を後述のオリフィス孔16,16,…から孔径
Dに応じて微粒化した状態で噴射するものである。
【0041】16,16,…は電鋳法によりオリフィス
プレート15の中央部15Bに貫通孔として形成された
多数のオリフィス孔で、該各オリフィス孔16は、図4
に示す如く、例えば0.05〜0.14mm程度の予め
定められた孔径Dを有し、オリフィスプレート15の板
厚方向に沿って互いに平行に延びている。
プレート15の中央部15Bに貫通孔として形成された
多数のオリフィス孔で、該各オリフィス孔16は、図4
に示す如く、例えば0.05〜0.14mm程度の予め
定められた孔径Dを有し、オリフィスプレート15の板
厚方向に沿って互いに平行に延びている。
【0042】17はオリフィスプレート15を押えるた
め金属材料等により有蓋筒状に形成された押えプレート
で、該押えプレート17は、図2に示す如く、短尺に形
成された筒部17Aと、環状の平板によって形成され、
該筒部17Aの内周側に一体に設けられた蓋部17B
と、筒部17Aと蓋部17Bとの間の角隅部近傍に設け
られた環状のリフト量調整保持部17Cとにより一体的
に構成されている。
め金属材料等により有蓋筒状に形成された押えプレート
で、該押えプレート17は、図2に示す如く、短尺に形
成された筒部17Aと、環状の平板によって形成され、
該筒部17Aの内周側に一体に設けられた蓋部17B
と、筒部17Aと蓋部17Bとの間の角隅部近傍に設け
られた環状のリフト量調整保持部17Cとにより一体的
に構成されている。
【0043】そして、筒部17Aは、溶接手段により環
状の溶接部18を用いて弁ケーシング1の小径筒部1B
内に溶接されている。また、蓋部17Bは、オリフィス
プレート15の外周部15Aと重なり合うように配置さ
れ、これらの蓋部17Bと外周部15Aとは、弁座部材
7との間に形成された環状の溶接部19により弁座部材
7と溶接されている。
状の溶接部18を用いて弁ケーシング1の小径筒部1B
内に溶接されている。また、蓋部17Bは、オリフィス
プレート15の外周部15Aと重なり合うように配置さ
れ、これらの蓋部17Bと外周部15Aとは、弁座部材
7との間に形成された環状の溶接部19により弁座部材
7と溶接されている。
【0044】また、リフト量調整保持部17Cは、図1
0、図11に示すように、後述の如く弁体8のリフト量
Lを調整するときに、押えプレート17の蓋部17Bを
介して弁座部材7を弁ケーシング1内に押動することに
より軸方向へと伸びるように塑性変形した部位であり、
弁体8のリフト量Lが所定の大きさに調整された状態を
保持するものである。
0、図11に示すように、後述の如く弁体8のリフト量
Lを調整するときに、押えプレート17の蓋部17Bを
介して弁座部材7を弁ケーシング1内に押動することに
より軸方向へと伸びるように塑性変形した部位であり、
弁体8のリフト量Lが所定の大きさに調整された状態を
保持するものである。
【0045】20は弁ケーシング1の大径筒部1Aと燃
料流入パイプ4と連結コア6とを覆うように取付けられ
た樹脂カバーで、該樹脂カバー20には、図1に示す如
く電磁コイル12用のコネクタ21が設けられている。
また、22は弁ケーシング1の小径筒部1B先端に取付
けられたプロテクタで、プロテクタ22はオリフィスプ
レート15等を保護するものである。
料流入パイプ4と連結コア6とを覆うように取付けられ
た樹脂カバーで、該樹脂カバー20には、図1に示す如
く電磁コイル12用のコネクタ21が設けられている。
また、22は弁ケーシング1の小径筒部1B先端に取付
けられたプロテクタで、プロテクタ22はオリフィスプ
レート15等を保護するものである。
【0046】本実施の形態による燃料噴射弁は上述の如
き構成を有するもので、次にその作動について説明す
る。
き構成を有するもので、次にその作動について説明す
る。
【0047】まず、外部からコネクタ21を介して電磁
コイル12に通電すると、電磁コイル12が弁ケーシン
グ1、燃料流入パイプ4および連結コア6を介して弁体
8の吸着部10を磁気的に吸引し、弁体8は弁ばね13
に抗してリフト量L分だけ開弁する。これにより、燃料
流入パイプ4の基端側から弁ケーシング1内の燃料通路
2に供給される燃料は、オリフィスプレート15の各オ
リフィス孔16から微粒化した状態で噴射される。
コイル12に通電すると、電磁コイル12が弁ケーシン
グ1、燃料流入パイプ4および連結コア6を介して弁体
8の吸着部10を磁気的に吸引し、弁体8は弁ばね13
に抗してリフト量L分だけ開弁する。これにより、燃料
流入パイプ4の基端側から弁ケーシング1内の燃料通路
2に供給される燃料は、オリフィスプレート15の各オ
リフィス孔16から微粒化した状態で噴射される。
【0048】次に、燃料噴射弁の組立方法について述べ
ると、まず図5ないし図8を参照しつつ電鋳法を用いた
オリフィスプレート15の製造方法について説明する。
ると、まず図5ないし図8を参照しつつ電鋳法を用いた
オリフィスプレート15の製造方法について説明する。
【0049】ここで、電鋳法とは、予めマスクパターン
を付着した電極板上にめっき手段を用いて金属材料を析
出し、マスクパターンの形成位置を除いて電極板上に金
属膜を成膜することにより、微細構造をもつ金属薄板等
を形成するものである。
を付着した電極板上にめっき手段を用いて金属材料を析
出し、マスクパターンの形成位置を除いて電極板上に金
属膜を成膜することにより、微細構造をもつ金属薄板等
を形成するものである。
【0050】そして、オリフィスプレート15の形成時
には、まず図5中の電極板31上にレジスト膜32を形
成し、このレジスト膜32に例えばフォトリソグラフ
ィ、エッチング処理等を施すことにより、図6に示す如
く後述するオリフィス孔36用のマスク33,33,…
を電極板31上の所定位置に形成する。
には、まず図5中の電極板31上にレジスト膜32を形
成し、このレジスト膜32に例えばフォトリソグラフ
ィ、エッチング処理等を施すことにより、図6に示す如
く後述するオリフィス孔36用のマスク33,33,…
を電極板31上の所定位置に形成する。
【0051】次に、図7に示すように、電極板31上に
めっき手段を用いて金属膜34を析出すると、この金属
膜34は各マスク33の形成位置を除いて電極板31上
に形成されるので、図8に示す如く各マスク33を除去
し、金属膜34を電極板31から取外すことにより、各
オリフィス孔16を有する平板状のオリフィスプレート
15が形成される。
めっき手段を用いて金属膜34を析出すると、この金属
膜34は各マスク33の形成位置を除いて電極板31上
に形成されるので、図8に示す如く各マスク33を除去
し、金属膜34を電極板31から取外すことにより、各
オリフィス孔16を有する平板状のオリフィスプレート
15が形成される。
【0052】また、このオリフィスプレート15を弁ケ
ーシング1に組付けるときには、図9に示す如く、まず
弁座部材7の先端側にオリフィスプレート15と塑性変
形前の押えプレート17とを溶接し、この弁座部材7等
を弁ケーシング1の小径筒部1B内に挿入した後に、押
えプレート17の筒部17Aを小径筒部1Bの内周側に
溶接する。
ーシング1に組付けるときには、図9に示す如く、まず
弁座部材7の先端側にオリフィスプレート15と塑性変
形前の押えプレート17とを溶接し、この弁座部材7等
を弁ケーシング1の小径筒部1B内に挿入した後に、押
えプレート17の筒部17Aを小径筒部1Bの内周側に
溶接する。
【0053】次に、弁体8のリフト量Lを調整するとき
には、図10、図11に示す如く、プッシャ等の治具3
5により弁ケーシング1の先端側から押えプレート1
7、オリフィスプレート15を介して弁座部材7を押動
し、押えプレート17のリフト量調整保持部17Cを塑
性変形させる。この結果、押えプレート17の蓋部17
Bは、例えば調整量ΔL分だけ弁座部材7と共に軸方向
へと変位し、弁体8のリフト量Lは調整量ΔL分だけ小
さくなって所定の大きさに調整される。
には、図10、図11に示す如く、プッシャ等の治具3
5により弁ケーシング1の先端側から押えプレート1
7、オリフィスプレート15を介して弁座部材7を押動
し、押えプレート17のリフト量調整保持部17Cを塑
性変形させる。この結果、押えプレート17の蓋部17
Bは、例えば調整量ΔL分だけ弁座部材7と共に軸方向
へと変位し、弁体8のリフト量Lは調整量ΔL分だけ小
さくなって所定の大きさに調整される。
【0054】かくして、本実施の形態によれば、電鋳法
により形成したオリフィスプレート15を押えプレート
17によって弁座部材7の先端面に溶接する構成とした
ので、オリフィスプレート15を、電鋳法を用いること
によって、例えば0.05〜0.15mm程度の板厚t
をもつ平板状の金属薄板として精度よく形成でき、その
オリフィス孔16を0.05〜0.14mm程度の予め
定められた孔径Dで精密に形成することができる。
により形成したオリフィスプレート15を押えプレート
17によって弁座部材7の先端面に溶接する構成とした
ので、オリフィスプレート15を、電鋳法を用いること
によって、例えば0.05〜0.15mm程度の板厚t
をもつ平板状の金属薄板として精度よく形成でき、その
オリフィス孔16を0.05〜0.14mm程度の予め
定められた孔径Dで精密に形成することができる。
【0055】これにより、ドリル加工、放電加工等の加
工手段を用いて形成した従来技術のオリフィスプレート
と比較して、各オリフィス孔16の孔径Dを小さく形成
できると共に、これらの孔径Dを均等に揃えることがで
きる。従って、オリフィスプレート15は、小径のオリ
フィス孔16から燃料を一方向に向けて精度よく噴射で
き、噴射燃料の微粒化を促進してその燃焼状態を良好に
保持できると共に、燃料噴射弁の性能を向上させること
ができる。
工手段を用いて形成した従来技術のオリフィスプレート
と比較して、各オリフィス孔16の孔径Dを小さく形成
できると共に、これらの孔径Dを均等に揃えることがで
きる。従って、オリフィスプレート15は、小径のオリ
フィス孔16から燃料を一方向に向けて精度よく噴射で
き、噴射燃料の微粒化を促進してその燃焼状態を良好に
保持できると共に、燃料噴射弁の性能を向上させること
ができる。
【0056】また、押えプレート17の外側からオリフ
ィスプレート15を介して弁座部材7の先端側に溶接部
19を形成することにより、オリフィスプレート15を
弁座部材7に溶接したので、押えプレート17によっ
て、金属薄板からなるオリフィスプレート15を弁座部
材7に安定して固定できると共に、その取付強度を向上
させることができる。
ィスプレート15を介して弁座部材7の先端側に溶接部
19を形成することにより、オリフィスプレート15を
弁座部材7に溶接したので、押えプレート17によっ
て、金属薄板からなるオリフィスプレート15を弁座部
材7に安定して固定できると共に、その取付強度を向上
させることができる。
【0057】さらに、押えプレート17を筒部17Aと
蓋部17Bとから有蓋筒状に形成したので、燃料噴射弁
の組立時には、まず押えプレート17の蓋部17Bをオ
リフィスプレート15を介して弁座部材7に溶接でき、
その後に押えプレート17の筒部17Aを弁ケーシング
1に溶接できると共に、これによってオリフィスプレー
ト15と押えプレート17の取付作業を容易に行うこと
ができる。
蓋部17Bとから有蓋筒状に形成したので、燃料噴射弁
の組立時には、まず押えプレート17の蓋部17Bをオ
リフィスプレート15を介して弁座部材7に溶接でき、
その後に押えプレート17の筒部17Aを弁ケーシング
1に溶接できると共に、これによってオリフィスプレー
ト15と押えプレート17の取付作業を容易に行うこと
ができる。
【0058】また、押えプレート17の筒部17Aと蓋
部17Bとの間にリフト量調整保持部17Cを設けたの
で、押えプレート17を弁座部材7等と共に押動するだ
けで、弁体8のリフト量Lを容易に調整でき、リフト量
Lの調整作業を効率よく行うことができると共に、この
リフト量調整保持部17Cによって弁体8のリフト量L
が所定の大きさに調整された状態を保持することができ
る。
部17Bとの間にリフト量調整保持部17Cを設けたの
で、押えプレート17を弁座部材7等と共に押動するだ
けで、弁体8のリフト量Lを容易に調整でき、リフト量
Lの調整作業を効率よく行うことができると共に、この
リフト量調整保持部17Cによって弁体8のリフト量L
が所定の大きさに調整された状態を保持することができ
る。
【0059】次に、図12および図13は本発明による
第2の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、各オ
リフィス孔を複数の方向に傾斜させて形成する構成とし
たことにある。
第2の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、各オ
リフィス孔を複数の方向に傾斜させて形成する構成とし
たことにある。
【0060】41は本実施の形態による燃料噴射弁のオ
リフィスプレートで、該オリフィスプレート41は、第
1の実施の形態のオリフィスプレート15とほぼ同様
に、押えプレート17を介して弁座部材7の先端面に溶
接される環状の外周部41Aと、例えば0.05〜0.
14mm程度の予め定められた孔径をもつ後述のオリフ
ィス孔42A,42Bが設けられた中央部41Bとから
なり、電鋳法を用いて一体形成されている。
リフィスプレートで、該オリフィスプレート41は、第
1の実施の形態のオリフィスプレート15とほぼ同様
に、押えプレート17を介して弁座部材7の先端面に溶
接される環状の外周部41Aと、例えば0.05〜0.
14mm程度の予め定められた孔径をもつ後述のオリフ
ィス孔42A,42Bが設けられた中央部41Bとから
なり、電鋳法を用いて一体形成されている。
【0061】42A,42A,…はオリフィスプレート
41の中央部41Bに形成された多数のオリフィス孔
で、該各オリフィス孔42Aは、図12に示す如く、中
央部41BのうちY−Y軸を中心として左側部位に形成
されている。そして、オリフィス孔42Aは、図12、
図13に示す如く、先端側がオリフィスプレート41の
中心軸O1 −O1 から離れるようにX−X軸に沿って矢
示A方向に傾斜し、その傾斜角は中心軸O1 −O1 に対
してほぼ一定の角度α1 となっている。
41の中央部41Bに形成された多数のオリフィス孔
で、該各オリフィス孔42Aは、図12に示す如く、中
央部41BのうちY−Y軸を中心として左側部位に形成
されている。そして、オリフィス孔42Aは、図12、
図13に示す如く、先端側がオリフィスプレート41の
中心軸O1 −O1 から離れるようにX−X軸に沿って矢
示A方向に傾斜し、その傾斜角は中心軸O1 −O1 に対
してほぼ一定の角度α1 となっている。
【0062】42B,42B,…は中央部41Bのうち
Y−Y軸を中心として右側部位に形成された多数のオリ
フィス孔で、該各オリフィス孔42Bは、左側のオリフ
ィス孔42Aとほぼ左,右対称に矢示B方向へと角度α
1 だけ傾斜している。
Y−Y軸を中心として右側部位に形成された多数のオリ
フィス孔で、該各オリフィス孔42Bは、左側のオリフ
ィス孔42Aとほぼ左,右対称に矢示B方向へと角度α
1 だけ傾斜している。
【0063】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、
オリフィス孔42A,42Bをオリフィスプレート41
の中心軸O1 −O1 に対して矢示A,B方向へと互いに
反対向きに傾斜させる構成としたので、オリフィス孔4
2A,42Bから燃料を微粒化しつつ矢示A,B方向に
分岐して噴射することができる。従って、例えばエンジ
ンの吸気ポートの配置等に対応して単一の燃料噴射弁か
ら燃料を複数の適切な方向に噴射することができる。
形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、
オリフィス孔42A,42Bをオリフィスプレート41
の中心軸O1 −O1 に対して矢示A,B方向へと互いに
反対向きに傾斜させる構成としたので、オリフィス孔4
2A,42Bから燃料を微粒化しつつ矢示A,B方向に
分岐して噴射することができる。従って、例えばエンジ
ンの吸気ポートの配置等に対応して単一の燃料噴射弁か
ら燃料を複数の適切な方向に噴射することができる。
【0064】次に、図14ないし図18は本発明による
第3の実施の形態を示し、本実施の形態では、前記第1
の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、そ
の説明を省略するものとする。しかし、本実施の形態の
特徴は、オリフィスプレートの中央部に球状湾曲板部を
設ける構成としたことにある。
第3の実施の形態を示し、本実施の形態では、前記第1
の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、そ
の説明を省略するものとする。しかし、本実施の形態の
特徴は、オリフィスプレートの中央部に球状湾曲板部を
設ける構成としたことにある。
【0065】51は本実施の形態による燃料噴射弁のオ
リフィスプレートで、該オリフィスプレート51は、図
14ないし図16に示す如く、押えプレート17を介し
て弁座部材7の先端面に溶接された環状の平板部51A
と、該平板部51Aの内周側(中央側)にパンチ加工等
の手段を用いて一体形成され、弁座部材7の噴射口7A
と対面する球状湾曲板部51Bとから構成されている。
リフィスプレートで、該オリフィスプレート51は、図
14ないし図16に示す如く、押えプレート17を介し
て弁座部材7の先端面に溶接された環状の平板部51A
と、該平板部51Aの内周側(中央側)にパンチ加工等
の手段を用いて一体形成され、弁座部材7の噴射口7A
と対面する球状湾曲板部51Bとから構成されている。
【0066】そして、球状湾曲板部51Bは、図17に
示す如く、オリフィスプレート51の中心軸O2 −O2
上に中心O3 が配置された仮想球面R1 に沿って球面状
に湾曲しつつ、平板部51Aから弁ケーシング1の先端
側に向けて突出している。
示す如く、オリフィスプレート51の中心軸O2 −O2
上に中心O3 が配置された仮想球面R1 に沿って球面状
に湾曲しつつ、平板部51Aから弁ケーシング1の先端
側に向けて突出している。
【0067】52,52,…はオリフィスプレート51
の球状湾曲板部51Bに形成された多数のオリフィス孔
で、該各オリフィス孔52は、例えば0.05〜0.1
4mm程度の予め定められた孔径を有し、球状湾曲板部
51Bの半径方向(板厚方向)にほぼ沿って延びつつ、
互いに先端側が離れるように放射状に傾斜して配置され
ている。そして、各オリフィス孔52は、弁体8が開弁
したときに、燃料を球状湾曲板部51Bの内周側の湾曲
形状に沿って流下させ、弁座部材7の噴射口7Aから放
射状に分散しつつ噴射する構成となっている。
の球状湾曲板部51Bに形成された多数のオリフィス孔
で、該各オリフィス孔52は、例えば0.05〜0.1
4mm程度の予め定められた孔径を有し、球状湾曲板部
51Bの半径方向(板厚方向)にほぼ沿って延びつつ、
互いに先端側が離れるように放射状に傾斜して配置され
ている。そして、各オリフィス孔52は、弁体8が開弁
したときに、燃料を球状湾曲板部51Bの内周側の湾曲
形状に沿って流下させ、弁座部材7の噴射口7Aから放
射状に分散しつつ噴射する構成となっている。
【0068】また、オリフィスプレート51は、図18
に示す如く、例えば治具53,54等を用いて平板状の
オリフィスプレート55の中央部にパンチ加工を施すこ
とにより形成されている。この場合、オリフィスプレー
ト55は、前記第1の実施の形態によるオリフィスプレ
ート15とほぼ同様に、電鋳法により円形の金属薄板と
して形成され、その中央部には、オリフィス孔52とな
る多数のオリフィス孔56,56,…が板厚方向に沿っ
て互いに平行となるように形成されている。
に示す如く、例えば治具53,54等を用いて平板状の
オリフィスプレート55の中央部にパンチ加工を施すこ
とにより形成されている。この場合、オリフィスプレー
ト55は、前記第1の実施の形態によるオリフィスプレ
ート15とほぼ同様に、電鋳法により円形の金属薄板と
して形成され、その中央部には、オリフィス孔52とな
る多数のオリフィス孔56,56,…が板厚方向に沿っ
て互いに平行となるように形成されている。
【0069】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、
オリフィスプレート51の中央部にパンチ加工等の手段
を用いて球状湾曲板部51Bを形成し、この球状湾曲板
部51Bに各オリフィス孔52を配置したので、多数の
オリフィス孔52を球状湾曲板部51Bの半径方向にほ
ぼ沿って互いに先端側が離れるように放射状に配置で
き、これらのオリフィス孔52から燃料を微粒化しつつ
放射状に分散して噴射することができる。
形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、
オリフィスプレート51の中央部にパンチ加工等の手段
を用いて球状湾曲板部51Bを形成し、この球状湾曲板
部51Bに各オリフィス孔52を配置したので、多数の
オリフィス孔52を球状湾曲板部51Bの半径方向にほ
ぼ沿って互いに先端側が離れるように放射状に配置で
き、これらのオリフィス孔52から燃料を微粒化しつつ
放射状に分散して噴射することができる。
【0070】これにより、例えば各オリフィス孔52か
ら噴射された燃料の微粒子が空中で互いに付着すること
により噴射燃料の粒子径が大きくなるのを抑制でき、燃
料の微粒化状態を良好に保持できると共に、この燃料と
エンジンの吸入空気との間で混合気を安定して形成する
ことができる。そして、このオリフィスプレート51
を、平板状のオリフィスプレート55にパンチ加工を施
すだけで容易に形成することができる。
ら噴射された燃料の微粒子が空中で互いに付着すること
により噴射燃料の粒子径が大きくなるのを抑制でき、燃
料の微粒化状態を良好に保持できると共に、この燃料と
エンジンの吸入空気との間で混合気を安定して形成する
ことができる。そして、このオリフィスプレート51
を、平板状のオリフィスプレート55にパンチ加工を施
すだけで容易に形成することができる。
【0071】次に、図19ないし図20は本発明による
第4の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、オリ
フィスプレートの中央部に球状湾曲板部を設けると共
に、各オリフィス孔を球状湾曲板部の半径方向に対し複
数の方向に傾斜させて形成する構成としたことにある。
第4の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、オリ
フィスプレートの中央部に球状湾曲板部を設けると共
に、各オリフィス孔を球状湾曲板部の半径方向に対し複
数の方向に傾斜させて形成する構成としたことにある。
【0072】61は本実施の形態による燃料噴射弁のオ
リフィスプレートで、該オリフィスプレート61は、前
記第3の実施の形態によるオリフィスプレート51とほ
ぼ同様に、環状の平板部61Aと、該平板部61Aの内
周側(中央側)にパンチ加工等の手段を用いて一体形成
された球状湾曲板部61Bとから構成されている。そし
て、球状湾曲板部61Bは、オリフィスプレート61の
中心軸O4 −O4 上に中心が配置された仮想球面R2 に
沿って球面状に湾曲している。
リフィスプレートで、該オリフィスプレート61は、前
記第3の実施の形態によるオリフィスプレート51とほ
ぼ同様に、環状の平板部61Aと、該平板部61Aの内
周側(中央側)にパンチ加工等の手段を用いて一体形成
された球状湾曲板部61Bとから構成されている。そし
て、球状湾曲板部61Bは、オリフィスプレート61の
中心軸O4 −O4 上に中心が配置された仮想球面R2 に
沿って球面状に湾曲している。
【0073】62A,62A,…は球状湾曲板部61B
のうちY−Y軸を中心として左半円部位に形成された多
数のオリフィス孔で、該各オリフィス孔62Aは、図1
9、図20に示す如く、X−X軸に沿って例えば矢示C
方向に傾斜し、その傾斜角は中心軸O4 −O4 に対して
角度α2 となっている。
のうちY−Y軸を中心として左半円部位に形成された多
数のオリフィス孔で、該各オリフィス孔62Aは、図1
9、図20に示す如く、X−X軸に沿って例えば矢示C
方向に傾斜し、その傾斜角は中心軸O4 −O4 に対して
角度α2 となっている。
【0074】62B,62B,…は球状湾曲板部61B
の右半円部位に形成された多数のオリフィス孔で、該各
オリフィス孔62Bは、左側のオリフィス孔62Aとほ
ぼ左,右対称に矢示D方向へと傾斜している。
の右半円部位に形成された多数のオリフィス孔で、該各
オリフィス孔62Bは、左側のオリフィス孔62Aとほ
ぼ左,右対称に矢示D方向へと傾斜している。
【0075】また、オリフィスプレート61は、平板状
のオリフィスプレートにパンチ加工を施すことによって
形成され、この平板状のオリフィスプレートは、前記第
2の実施の形態によるオリフィスプレート41とほぼ同
様に、オリフィス孔が傾斜して形成されている。
のオリフィスプレートにパンチ加工を施すことによって
形成され、この平板状のオリフィスプレートは、前記第
2の実施の形態によるオリフィスプレート41とほぼ同
様に、オリフィス孔が傾斜して形成されている。
【0076】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、前記第3の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、
オリフィス孔62A,62Bが傾斜する角度α2 を前記
第3の実施の形態よりも大きく形成でき、左,右のオリ
フィス孔62A,62Bから燃料を微粒化しつつ矢示
C,D方向により大きく分岐させて噴射することができ
る。
形態でも、前記第3の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、
オリフィス孔62A,62Bが傾斜する角度α2 を前記
第3の実施の形態よりも大きく形成でき、左,右のオリ
フィス孔62A,62Bから燃料を微粒化しつつ矢示
C,D方向により大きく分岐させて噴射することができ
る。
【0077】次に、図21および図22は本発明による
第5の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、オリ
フィスプレートの中央部に略V字状の湾曲板部を設ける
構成としたことにある。
第5の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、オリ
フィスプレートの中央部に略V字状の湾曲板部を設ける
構成としたことにある。
【0078】71は本実施の形態による燃料噴射弁のオ
リフィスプレートで、該オリフィスプレート71は、前
記第3の実施の形態のオリフィスプレート51とほぼ同
様に、環状の平板部72と、該平板部72の中央側にパ
ンチ加工等の手段を用いて形成された後述のV字状湾曲
板部73とからなり、電鋳法を用いて一体形成されてい
る。
リフィスプレートで、該オリフィスプレート71は、前
記第3の実施の形態のオリフィスプレート51とほぼ同
様に、環状の平板部72と、該平板部72の中央側にパ
ンチ加工等の手段を用いて形成された後述のV字状湾曲
板部73とからなり、電鋳法を用いて一体形成されてい
る。
【0079】73は平板部72から弁ケーシング1の先
端側に向けて断面が略V字状に突出したV字状湾曲板部
で、該V字状湾曲板部73は、Y−Y軸を挟んで配置さ
れた左,右の傾斜面部73A,73Bを有している。そ
して、これらの傾斜面部73A,73Bは、それぞれX
−X軸に沿って平板部72から先端側に傾斜し、図22
中の仮想球面R3 ,R4 に沿って略円弧(球面)状に湾
曲している。
端側に向けて断面が略V字状に突出したV字状湾曲板部
で、該V字状湾曲板部73は、Y−Y軸を挟んで配置さ
れた左,右の傾斜面部73A,73Bを有している。そ
して、これらの傾斜面部73A,73Bは、それぞれX
−X軸に沿って平板部72から先端側に傾斜し、図22
中の仮想球面R3 ,R4 に沿って略円弧(球面)状に湾
曲している。
【0080】74A,74A,…はV字状湾曲板部73
のうち左側の傾斜面部73Aに形成された多数のオリフ
ィス孔、74B,74B,…は右側の傾斜面部73Bに
形成された多数のオリフィス孔で、該オリフィス孔74
A,74Bは、それぞれ傾斜面部73A,73Bの板厚
方向に沿って延びている。
のうち左側の傾斜面部73Aに形成された多数のオリフ
ィス孔、74B,74B,…は右側の傾斜面部73Bに
形成された多数のオリフィス孔で、該オリフィス孔74
A,74Bは、それぞれ傾斜面部73A,73Bの板厚
方向に沿って延びている。
【0081】また、オリフィス孔74A,74Bは、オ
リフィスプレート71の中心軸O5−O5 に対して図2
2中の矢示E,F方向にそれぞれ傾斜し、その傾斜角
は、傾斜面部73A,73Bの傾斜角に対応した角度α
3 となっている。
リフィスプレート71の中心軸O5−O5 に対して図2
2中の矢示E,F方向にそれぞれ傾斜し、その傾斜角
は、傾斜面部73A,73Bの傾斜角に対応した角度α
3 となっている。
【0082】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、前記第3の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、
オリフィスプレート71にV字状湾曲板部73を設け、
その傾斜面部73A,73Bにオリフィス孔74A,7
4Bを設ける構成としたので、オリフィス孔74A,7
4Bを2方向に向けて略V字状に配置することができ
る。そして、オリフィス孔74A,74Bから噴射され
る燃料をY−Y軸方向に沿って放射状に分散しつつ、こ
の燃料を矢示E,F方向に分岐して噴射することができ
る。
形態でも、前記第3の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、
オリフィスプレート71にV字状湾曲板部73を設け、
その傾斜面部73A,73Bにオリフィス孔74A,7
4Bを設ける構成としたので、オリフィス孔74A,7
4Bを2方向に向けて略V字状に配置することができ
る。そして、オリフィス孔74A,74Bから噴射され
る燃料をY−Y軸方向に沿って放射状に分散しつつ、こ
の燃料を矢示E,F方向に分岐して噴射することができ
る。
【0083】なお、前記各実施の形態では、弁部11を
有する弁体8が設けられた燃料噴射弁を例に挙げて述べ
たが、本発明はこれに限らず、例えば円錐状の弁部を有
するニードル弁体が設けられた燃料噴射弁に適用しても
よい。
有する弁体8が設けられた燃料噴射弁を例に挙げて述べ
たが、本発明はこれに限らず、例えば円錐状の弁部を有
するニードル弁体が設けられた燃料噴射弁に適用しても
よい。
【0084】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、弁座部材の先端側には、電鋳法により形成された
オリフィスプレートを取付ける構成としたので、電鋳法
を用いることによって、金属薄板からなるオリフィスプ
レートを精度よく形成でき、そのオリフィス孔を小径化
して精密に形成することができる。これにより、例えば
ドリル加工、放電加工等の加工手段を用いて形成した従
来技術のオリフィスプレートと比較して、オリフィス孔
の孔径を小さく形成できると共に、これらの孔径を均等
に揃えることができる。従って、オリフィスプレート
は、小径のオリフィス孔から燃料を噴射することによっ
て燃料の微粒化を促進でき、その燃焼状態を良好に保持
できると共に、燃料噴射弁の性能を向上させることがで
きる。
れば、弁座部材の先端側には、電鋳法により形成された
オリフィスプレートを取付ける構成としたので、電鋳法
を用いることによって、金属薄板からなるオリフィスプ
レートを精度よく形成でき、そのオリフィス孔を小径化
して精密に形成することができる。これにより、例えば
ドリル加工、放電加工等の加工手段を用いて形成した従
来技術のオリフィスプレートと比較して、オリフィス孔
の孔径を小さく形成できると共に、これらの孔径を均等
に揃えることができる。従って、オリフィスプレート
は、小径のオリフィス孔から燃料を噴射することによっ
て燃料の微粒化を促進でき、その燃焼状態を良好に保持
できると共に、燃料噴射弁の性能を向上させることがで
きる。
【0085】また、請求項2の発明によれば、オリフィ
スプレートは、溶接手段により押えプレートを介して弁
座部材に固着する構成としたので、押えプレートによっ
て、金属薄板からなるオリフィスプレートを弁座部材に
安定して溶接できると共に、その取付強度を向上させる
ことができる。また、オリフィスプレートの取付作業を
容易に行うことができる。
スプレートは、溶接手段により押えプレートを介して弁
座部材に固着する構成としたので、押えプレートによっ
て、金属薄板からなるオリフィスプレートを弁座部材に
安定して溶接できると共に、その取付強度を向上させる
ことができる。また、オリフィスプレートの取付作業を
容易に行うことができる。
【0086】さらに、請求項3の発明によれば、押えプ
レートを筒部と蓋部とから有蓋筒状に形成し、筒部と蓋
部との間を弁体のリフト量を調整するときに塑性変形さ
せるリフト量調整保持部として構成したので、燃料噴射
弁の組立時には、押えプレートを弁座部材等と共に押動
するだけで、弁体のリフト量を容易に調整でき、リフト
量の調整作業を効率よく行うことができると共に、リフ
ト量調整保持部によって弁体のリフト量が所定の大きさ
に調整された状態を保持することができる。
レートを筒部と蓋部とから有蓋筒状に形成し、筒部と蓋
部との間を弁体のリフト量を調整するときに塑性変形さ
せるリフト量調整保持部として構成したので、燃料噴射
弁の組立時には、押えプレートを弁座部材等と共に押動
するだけで、弁体のリフト量を容易に調整でき、リフト
量の調整作業を効率よく行うことができると共に、リフ
ト量調整保持部によって弁体のリフト量が所定の大きさ
に調整された状態を保持することができる。
【0087】また、請求項4の発明によれば、各オリフ
ィス孔はオリフィスプレートの板厚方向に沿って形成す
る構成としたので、弁体の開弁時には、電鋳法により小
径に形成した各オリフィス孔から燃料を微粒化しつつ一
方向に噴射でき、燃料の噴射方向を精度よく保持するこ
とができる。
ィス孔はオリフィスプレートの板厚方向に沿って形成す
る構成としたので、弁体の開弁時には、電鋳法により小
径に形成した各オリフィス孔から燃料を微粒化しつつ一
方向に噴射でき、燃料の噴射方向を精度よく保持するこ
とができる。
【0088】さらに、請求項5の発明によれば、各オリ
フィス孔は、オリフィスプレートの板厚方向に対し傾斜
して形成する構成としたので、例えばエンジンの吸気ポ
ートの配置等に対応して、各オリフィス孔から燃料を微
粒化しつつ複数の適切な方向に分岐して噴射することが
できる。
フィス孔は、オリフィスプレートの板厚方向に対し傾斜
して形成する構成としたので、例えばエンジンの吸気ポ
ートの配置等に対応して、各オリフィス孔から燃料を微
粒化しつつ複数の適切な方向に分岐して噴射することが
できる。
【0089】また、請求項6の発明によれば、オリフィ
スプレートを、弁座部材の先端側に取付けられる平板部
と、該平板部の中央側に球面状に湾曲して設けられ各オ
リフィス孔が形成された球状湾曲板部とから構成したの
で、複数のオリフィス孔を球状湾曲板部の半径方向に沿
って互いに先端側が離れるように放射状に配置でき、こ
れらのオリフィス孔から燃料を微粒化しつつ放射状に分
散して噴射することができる。これにより、例えば各オ
リフィス孔から噴射された燃料の微粒子が空中で互いに
付着することにより噴射燃料の粒子径が大きくなるのを
抑制でき、燃料の微粒化状態を良好に保持することがで
きる。
スプレートを、弁座部材の先端側に取付けられる平板部
と、該平板部の中央側に球面状に湾曲して設けられ各オ
リフィス孔が形成された球状湾曲板部とから構成したの
で、複数のオリフィス孔を球状湾曲板部の半径方向に沿
って互いに先端側が離れるように放射状に配置でき、こ
れらのオリフィス孔から燃料を微粒化しつつ放射状に分
散して噴射することができる。これにより、例えば各オ
リフィス孔から噴射された燃料の微粒子が空中で互いに
付着することにより噴射燃料の粒子径が大きくなるのを
抑制でき、燃料の微粒化状態を良好に保持することがで
きる。
【0090】さらに、請求項7の発明によれば、オリフ
ィスプレートを、弁座部材の先端側に取付けられる平板
部と、該平板部の中央側に断面が略V字状に湾曲して設
けられ各オリフィス孔が形成されたV字状湾曲板部とか
ら構成したので、複数のオリフィス孔を互いに異なる2
方向に向けてV字状に配置でき、各オリフィス孔から燃
料を微粒化しつつ2方向に分岐して噴射することができ
る。
ィスプレートを、弁座部材の先端側に取付けられる平板
部と、該平板部の中央側に断面が略V字状に湾曲して設
けられ各オリフィス孔が形成されたV字状湾曲板部とか
ら構成したので、複数のオリフィス孔を互いに異なる2
方向に向けてV字状に配置でき、各オリフィス孔から燃
料を微粒化しつつ2方向に分岐して噴射することができ
る。
【0091】また、請求項8の発明によれば、オリフィ
スプレートは0.05〜0.15mmの板厚をもって形
成し、各オリフィス孔は0.05〜0.14mmの孔径
をもって形成する構成としたので、電鋳法を用いて、オ
リフィスプレートを薄肉の金属板として形成でき、例え
ばドリル加工、放電加工等の加工手段を用いた場合と比
較して、オリフィス孔を小径化することができる。
スプレートは0.05〜0.15mmの板厚をもって形
成し、各オリフィス孔は0.05〜0.14mmの孔径
をもって形成する構成としたので、電鋳法を用いて、オ
リフィスプレートを薄肉の金属板として形成でき、例え
ばドリル加工、放電加工等の加工手段を用いた場合と比
較して、オリフィス孔を小径化することができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態による燃料噴射弁を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図2】弁ケーシングの先端側を拡大して示す図1中の
要部拡大断面図である。
要部拡大断面図である。
【図3】オリフィスプレートを示す平面図である。
【図4】図3中の矢示IV−IV方向からみたオリフィスプ
レート中央部の拡大断面図である。
レート中央部の拡大断面図である。
【図5】電鋳法に用いる電極板の表面上にレジスト膜を
形成した状態を示す拡大断面図である。
形成した状態を示す拡大断面図である。
【図6】図5中のレジスト膜を用いてオリフィス孔用の
マスクを電極板上に形成した状態を示す拡大断面図であ
る。
マスクを電極板上に形成した状態を示す拡大断面図であ
る。
【図7】電鋳法によりオリフィスプレートとなる金属膜
を電極板上に形成した状態を示す拡大断面図である。
を電極板上に形成した状態を示す拡大断面図である。
【図8】図7中の金属膜を電極板から取外すことにより
オリフィスプレートを形成した状態を示す拡大断面図で
ある。
オリフィスプレートを形成した状態を示す拡大断面図で
ある。
【図9】オリフィスプレート、押えプレートおよび弁座
部材を弁ケーシング内に取付ける状態を示す要部拡大断
面図である。
部材を弁ケーシング内に取付ける状態を示す要部拡大断
面図である。
【図10】押えプレートの先端側から弁座部材を押動す
ることにより弁体のリフト量を調整する状態を示す要部
拡大断面図である。
ることにより弁体のリフト量を調整する状態を示す要部
拡大断面図である。
【図11】押えプレートを塑性変形させつつ弁座部材を
押動して弁体のリフト量を調整した状態を示す要部拡大
断面図である。
押動して弁体のリフト量を調整した状態を示す要部拡大
断面図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態による燃料噴射弁
のオリフィスプレートを示す平面図である。
のオリフィスプレートを示す平面図である。
【図13】図12中の矢示XIII−XIII方向からみたオリ
フィスプレート中央部の拡大断面図である。
フィスプレート中央部の拡大断面図である。
【図14】本発明の第3の実施の形態による燃料噴射弁
の弁ケーシング先端側を示す要部拡大断面図である。
の弁ケーシング先端側を示す要部拡大断面図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態による燃料噴射弁
のオリフィスプレートを示す平面図である。
のオリフィスプレートを示す平面図である。
【図16】図15中の矢示XVI − XVI方向からみたオリ
フィスプレートの縦断面図である。
フィスプレートの縦断面図である。
【図17】オリフィスプレートの球状湾曲板部を示す拡
大断面図である。
大断面図である。
【図18】平板状のオリフィスプレートにパンチ加工を
施すことにより球状湾曲板部を形成する状態を示す断面
図である。
施すことにより球状湾曲板部を形成する状態を示す断面
図である。
【図19】本発明の第4の実施の形態による燃料噴射弁
のオリフィスプレートを示す平面図である。
のオリフィスプレートを示す平面図である。
【図20】図19中の矢示XX−XX方向からみた球状湾曲
板部の拡大断面図である。
板部の拡大断面図である。
【図21】本発明の第5の実施の形態による燃料噴射弁
のオリフィスプレートを示す平面図である。
のオリフィスプレートを示す平面図である。
【図22】図21中の矢示XXII−XXII方向からみたV字
状湾曲板部の拡大断面図である。
状湾曲板部の拡大断面図である。
1 弁ケーシング 2 燃料通路 7 弁座部材 7A 噴射口 7B 弁座 8 弁体 10 吸着部 11 弁部 12 電磁コイル(電磁アクチュエータ) 15,41,51,61,71 オリフィスプレート 16,42A,42B,52,62A,62B,74
A,74B オリフィス孔 17 押えプレート 17A 筒部 17B 蓋部 17C リフト量調整保持部 51A,61A,72 平板部 51B,61B 球状湾曲板部 73 V字状湾曲板部
A,74B オリフィス孔 17 押えプレート 17A 筒部 17B 蓋部 17C リフト量調整保持部 51A,61A,72 平板部 51B,61B 球状湾曲板部 73 V字状湾曲板部
Claims (8)
- 【請求項1】 軸方向に燃料通路が設けられた筒状の弁
ケーシングと、該弁ケーシングの先端部内周側に設けら
れ、噴射口を囲んで内周側に弁座が設けられた弁座部材
と、前記弁ケーシングの燃料通路内に挿通して設けら
れ、基端側が吸着部となり先端側が該弁座部材の弁座に
対し離着座する弁部となった弁体と、前記弁ケーシング
の基端側に設けられ、通電することによって該弁体の吸
着部を吸引し該弁体を開弁する電磁アクチュエータとか
らなる燃料噴射弁において、 前記弁座部材の先端側には、電鋳法により形成され前記
弁座部材の噴射口に面して複数のオリフィス孔が設けら
れたオリフィスプレートを取付ける構成としたことを特
徴とする燃料噴射弁。 - 【請求項2】 前記弁ケーシングの先端部内周側には前
記オリフィスプレートを先端側から押える押えプレート
を設け、前記オリフィスプレートは溶接手段により該押
えプレートを介して前記弁座部材に固着する構成として
なる請求項1に記載の燃料噴射弁。 - 【請求項3】 前記押えプレートは、前記弁ケーシング
の先端部内周側に取付けられる筒部と前記オリフィスプ
レートを介して前記弁座部材の先端側に取付けられる蓋
部とからなる有蓋筒状に形成すると共に、該筒部と蓋部
との間を弁体のリフト量を調整するときに塑性変形させ
るリフト量調整保持部として形成してなる請求項1また
は2に記載の燃料噴射弁。 - 【請求項4】 前記各オリフィス孔は前記オリフィスプ
レートの板厚方向に沿って形成してなる請求項1,2ま
たは3に記載の燃料噴射弁。 - 【請求項5】 前記各オリフィス孔は前記オリフィスプ
レートの板厚方向に対し傾斜して形成してなる請求項
1,2または3に記載の燃料噴射弁。 - 【請求項6】 前記オリフィスプレートは、前記弁座部
材の先端側に取付けられる平板部と、該平板部の中央側
に球面状に湾曲して設けられ前記各オリフィス孔が形成
された球状湾曲板部とから構成してなる請求項1,2,
3,4または5に記載の燃料噴射弁。 - 【請求項7】 前記オリフィスプレートは、前記弁座部
材の先端側に取付けられる平板部と、該平板部の中央側
に断面が略V字状に湾曲して設けられ前記各オリフィス
孔が形成されたV字状湾曲板部とから構成してなる請求
項1,2,3,4または5に記載の燃料噴射弁。 - 【請求項8】 前記オリフィスプレートは0.05〜
0.15mmの板厚をもって形成し、前記各オリフィス
孔は0.05〜0.14mmの孔径をもって形成してな
る請求項1,2,3,4,5,6または7に記載の燃料
噴射弁。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11202243A JP2001027169A (ja) | 1999-07-15 | 1999-07-15 | 燃料噴射弁 |
DE2000134293 DE10034293A1 (de) | 1999-07-15 | 2000-07-14 | Elektromagnetische Kraftstoffeinspritzeinrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11202243A JP2001027169A (ja) | 1999-07-15 | 1999-07-15 | 燃料噴射弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001027169A true JP2001027169A (ja) | 2001-01-30 |
Family
ID=16454335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11202243A Pending JP2001027169A (ja) | 1999-07-15 | 1999-07-15 | 燃料噴射弁 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001027169A (ja) |
DE (1) | DE10034293A1 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US6805309B2 (en) | 2001-03-16 | 2004-10-19 | Unisia Jecs Corporation | Fuel injector and method of manufacturing the same |
US7100848B2 (en) | 2002-05-30 | 2006-09-05 | Hitachi, Ltd. | Fuel injection valve |
JP2008516135A (ja) * | 2004-10-09 | 2008-05-15 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 燃料噴射弁 |
JP2008516136A (ja) * | 2004-10-09 | 2008-05-15 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 燃料噴射弁 |
WO2008117459A1 (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-02 | Mitsubishi Electric Corporation | 燃料噴射弁 |
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