JP2019196750A - 燃料噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】噴孔が形成されるプレートの疲労強度の向上を図ることができる燃料噴射装置を提供する。【解決手段】バルブボデー20は、筒状であり、シート部10よりも小径の燃料出口24をもつ。ニードル50は、シート部10を開閉することで燃料の噴射、停止を制御する。ノズルプレート30は、燃料出口24よりも下流側に配置され、燃料を噴射し噴霧を形成する噴孔32を有する。ノズルホルダ40は、バルブボデー20に固定され、ノズルプレート30を保持している。ノズルプレート30はノズルホルダ40より板厚が薄く、バルブボデー20から離間して配置されている。噴孔32は、燃料出口24よりも径方向外側に形成されている。ノズルプレート30とバルブボデー20との間には、燃料出口24から噴孔へ向かって径方向外側に広がる拡径流体室55が形成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、燃料噴射装置に関する。
従来、複数の噴孔を有し、弁座部材の外端面に接合されるインジェクタプレートを備える燃料噴射装置が知られている。特許文献1に開示された燃料噴射装置では、インジェクタプレートは、弁座部材に接合された環状平坦部と、環状平坦部の内側で弁座部材とは反対方向に突出する突出部とを形成している。突出部の内径は弁座部材の中心部の弁孔よりも大きい。弁座部材とインジェクタプレートとの間には、弁孔と噴孔とを連通させる燃料通路が形成されている。
特開2005−54656号公報
特許文献1では、燃料通路を区画する凹形状を形成するために、1枚の均一板厚の板からプレス絞り加工によりインジェクタプレートが製造される。このような絞り加工を行うためには、軟らかい材料を選定する必要がある。そのため、インジェクタプレートの疲労強度の低下が懸念される。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、噴孔が形成されるプレートの疲労強度の向上を図ることができる燃料噴射装置を提供することである。
本発明の燃料噴射装置は、シート部(10)と、バルブボデー(20)と、弁部材(50)と、ノズルプレート(30、302、303、304、307、308、309、310、311、313)と、ノズルホルダ(40、403、404、405、406、407、408、409、410、411、412、413)とを備える。バルブボデーは、筒状であり、シート部よりも小径の燃料出口(24)をもつ。弁部材は、シート部を開閉することで燃料の噴射、停止を制御する。ノズルプレートは、燃料出口よりも下流側に配置され、燃料を噴射し噴霧を形成する噴孔(32、322)を有する。ノズルホルダは、バルブボデーに固定され、ノズルプレートを保持している。
ノズルプレートはノズルホルダより板厚が薄く、バルブボデーから離間して配置されている。噴孔は、燃料出口よりも径方向外側に形成されている。ノズルプレートとバルブボデーとの間には、燃料出口から噴孔へ向かって径方向外側に広がる拡径流体室(55)が形成されている。
これにより、プレス加工による絞り工程を設定する必要がなくなる。また、ノズルプレートの材料として、絞り性を考慮した軟らかい材料を選定する必要が無く、硬い材料を選定することで疲労強度を向上させることができる。また、拡径流体室のための凹形状をバルブボデーに形成する必要がないので、拡径流体室の無い仕様とバルブボデーを共通化することが可能となる。
第1実施形態による燃料噴射装置の断面図である。 図1のII部拡大図である。 図2のIII部拡大図である。 図3に相当する図であって、燃料の流れを説明する図である。 第2実施形態による燃料噴射装置のノズルプレート周辺を示す拡大図である。 第3実施形態による燃料噴射装置のノズルプレート周辺を示す拡大図である。 第4実施形態による燃料噴射装置のノズルプレート周辺を示す拡大図である。 第5実施形態による燃料噴射装置のノズルプレート周辺を示す拡大図である。 第6実施形態による燃料噴射装置のノズルプレート周辺を示す拡大図である。 第7実施形態による燃料噴射装置のノズルプレート周辺を示す拡大図である。 第8実施形態による燃料噴射装置のノズルプレート周辺を示す拡大図である。 第9実施形態による燃料噴射装置のノズルプレート周辺を示す拡大図である。 第10実施形態による燃料噴射装置のノズルプレート周辺を示す拡大図である。 第11実施形態による燃料噴射装置のノズルプレート周辺を示す拡大図である。 第12実施形態による燃料噴射装置のノズルプレート周辺を示す拡大図である。 第13実施形態による燃料噴射装置のノズルプレート周辺を示す拡大図である。 第14実施形態による燃料噴射装置のノズルプレート周辺を示す拡大図である。
以下、燃料噴射装置の複数の実施形態を図面に基づき説明する。実施形態同士で実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
[第1実施形態]
第1実施形態による燃料噴射装置を図1および図2に示す。燃料噴射装置1は、筒状部材12、バルブボデー20、ノズルプレート30、ニードル50、可動コア60、固定コア70、スプリング80およびコイル90等を備えている。
筒状部材12は、筒状に形成され、図1において下方のバルブボデー20側から順に第1磁性部13、非磁性部14および第2磁性部15を有している。第1磁性部13および第2磁性部15は磁性材料から形成されている。非磁性部14は非磁性材料から形成されている。第1磁性部13と非磁性部14、並びに非磁性部14と第2磁性部15は、例えばレーザ溶接等により結合される。非磁性部14は、第1磁性部13と第2磁性部15との間で磁束が短絡することを防ぐ。筒状部材12は、第2磁性部15側の一端部に燃料フィルタ18を収容している。
バルブボデー20は、筒状に形成され、筒状部材12の他端部に固定されている。バルブボデー20は、ノズルプレート30に向けて燃料を流す燃料通路21を有している。バルブボデー20のうち筒状部材12とは反対側の端部は、径方向内側に突き出す環状突起23を形成している。この環状突起23の内壁には、ノズルプレート30に向けて内径が小さくなる傾斜面状の弁座22が形成されている。環状突起23の内側には、燃料通路21の出口である燃料出口24が形成されている。
ノズルプレート30は、燃料通路21と連通する複数の噴孔32を有している。ノズルプレート30の詳細な構成については後述する。
「弁部材」としてのニードル50は、有底筒状に形成され、第1磁性部13およびバルブボデー20の内側にそれらと同軸に収容されている。ニードル50は、バルブボデー20の内周部25に案内されて軸方向に往復移動可能である。ニードル50は、筒壁の内壁面から外壁面へ通じる複数の燃料孔52を有している。ニードル50は、バルブボデー20側に位置する底壁に当接部51を形成している。当接部51は、弁座22に着座可能である。当接部51が弁座22に当接することにより燃料通路21が閉じられる。当接部51が弁座22から離間することにより燃料通路21が開かれる。当接部51および弁座22はシート部10を構成している。燃料出口24は、シート部10よりも小径の開口である。
可動コア60は、磁性材料から筒状に形成され、ニードル50の当接部51とは反対方向の端部に固定されている。可動コア60は、ニードル50と一体となり往復移動可能である。
固定コア70は、磁性材料から筒状に形成され、非磁性部14および第2磁性部15の内周壁に固定されている。固定コア70は、可動コア60のニードル50とは反対方向で可動コア60と向き合うように設けられている。
スプリング80は、一端が可動コア60に係止され、他端がアジャスティングパイプ81に係止されている。アジャスティングパイプ81は、固定コア70の内周壁に圧入されている。アジャスティングパイプ81の固定コア70への圧入量を調整することによりスプリング80の付勢力が調整される。スプリング80は、弾性変形により生じる復元力を可動コア60に印加する。これにより、スプリング80は、ニードル50を弁座22に着座する方向に付勢する。
コイル90の巻回されるスプール91は、筒状部材12の外周壁に固定されている。コイル90の外側には、磁性材料から形成され、互いに磁気的に接続する磁性部材94、95が設けられている。磁性部材94は第1磁性部13と磁気的に接続している。磁性部材95は第2磁性部15と磁気的に接続している。ハウジング75は、筒状部材12および磁性部材94、95の外周側を覆っている。可動コア60、第1磁性部13、磁性部材94、95、第2磁性部15および固定コア70は磁気回路を構成する。
ハウジング75は、コネクタ部76を有している。コネクタ部76の間口に設けられたターミナル92は、コイル90と電気的に接続している。コイル90には、ターミナル92を通じて駆動電流が供給される。
筒状部材12の一端部から流入した加圧燃料は、固定コア70内の燃料通路、可動コア60内の燃料通路、ニードル50内の燃料通路、および燃料孔52を経由し、バルブボデー20内の燃料通路21に到達する。燃料通路21に到達した燃料は、当接部51が弁座22から離座したとき、当接部51と弁座22との間に形成される隙間を抜けて、噴孔32から噴射されて噴霧が形成される。
燃料噴射装置1において、コイル90への通電をオフするとき、可動コア60と固定コア70との間に磁気吸引力は発生しない。このとき、ニードル50は、スプリング80の復元力により弁座22の方向へ移動する。当接部51が弁座22に着座すると燃料通路21が閉じられ、噴孔32からの燃料噴射が停止する。
コイル90への通電をオンするとき、可動コア60、第1磁性部13、磁性部材94、95、第2磁性部15および固定コア70からなる磁気回路に磁束が流れ、固定コア70と可動コア60との間に磁気吸引力が発生する。これにより可動コア60が固定コア70側へ吸引され、ニードル50が可動コア60と共にスプリング80の復元力に抗し、固定コア70の方向へ移動する。当接部51が弁座22から離座すると、燃料通路21が開かれ、噴孔32から燃料が噴射される。この後、コイル90への通電をオフすると、磁気回路を流れる磁束が消失し、固定コア70と可動コア60との間の磁気吸引力も消失し、当接部51が弁座22に着座する。以上により、一回の燃料噴射作動が終了する。ニードル50は、シート部10を開閉することで燃料の噴射、停止を制御する。
次に、ノズルプレート30およびその周辺部位の構成について説明する。図2および図3に示すように、燃料噴射装置1は、ノズルホルダ40をさらに備えている。ノズルホルダ40は、バルブボデー20に固定され、ノズルプレート30を保持している。ノズルホルダ40は、板状かつ環状であり、中心部を貫通する通孔42を有する。ノズルホルダ40は、ノズルホルダ40の外端面(すなわち、燃料出口24が開いている端面)に溶接されており、そのノズルホルダ40を板厚方向に貫通する溶接部46によりノズルホルダ40に固定されている。
ノズルプレート30は、板状であり、ノズルホルダ40よりも板厚が薄い。ノズルプレート30は、板厚方向がバルブボデー20と略一致する状態で通孔42に嵌合されている。ノズルプレート30は、バルブボデー20から離間して配置されている。ノズルプレート30の外周部(すなわち嵌合部)は、ノズルホルダ40の内周部(すなわち通孔42の内壁)に溶接されており、溶接部36によりノズルホルダ40に固定されている。第1実施形態では、ノズルプレート30の板厚は均一である。ノズルプレート30のうちノズルホルダ40に固定されている部分をプレート固定部38とすると、プレート固定部38は、噴孔32の入口よりもバルブボデー20側に出ていない。噴孔32の入口は、プレート固定部38のバルブボデー20側の面と軸方向位置が同じである。また、ノズルプレート30およびノズルホルダ40は、バルブボデー20とは反対側の面同士が軸方向で揃うように配置されている。
噴孔32は、プレス加工により穿孔される。ノズルプレート30の材料は、使用環境やプレス加工性を考慮し、オーステナイト系の例えばSUS304が選定される。第1実施形態では、調質材のSUS304−1/2Hが選定されている。この材料のビッカース硬さは250Hv以上である。
ノズルプレート30は、燃料出口24よりも下流側に配置されている。噴孔32は、燃料出口24よりも径方向外側に形成されている。ノズルプレート30とバルブボデー20との間には、燃料出口24から噴孔32へ向かって径方向外側に広がる拡径流体室55が形成されている。
図4に矢印で示すように、シート部10を抜けた燃料は、一旦、径方向内側に流れて燃料出口24に向かう。そして、燃料出口24を抜けた燃料は、拡径流体室55を径方向外側に流れて、噴孔32から噴射される。このように噴孔32に向かって径外方向への流れが形成されることにより、噴霧を微粒化および広拡散化させることができる。
(効果)
従来、噴孔が形成されるプレートは、バルブボデーに固定される部分も含めて1部品から構成されていた。このような形態のプレートは、本願の拡径流体室55に相当する拡径燃料通路を区画する凹形状を形成するために、1枚の均一板厚の板からプレス絞り加工により製造されていた。このような絞り加工を行うためには、軟らかい材料を選定する必要がある。そのため、プレートの疲労強度の低下が懸念されていた。
一方、拡径燃料通路を区画する凹形状をバルブボデーに形成することも考えられる。しかし、バルブボデーに凹形状を形成すると、拡径燃料通路の無い仕様とバルブボデーを共通化することができなくなる。
これに対して、第1実施形態では、噴孔32を有するノズルプレート30と、それを保持しバルブボデー20に固定されるノズルホルダ40とを設け、これらの2部品で凹形状を形成している。ノズルプレート30は、ノズルホルダ40より板厚が薄く、バルブボデー20から離間して配置されている。噴孔32は、燃料出口24よりも径方向外側に形成されている。ノズルプレート30とバルブボデー20との間には、燃料出口24から噴孔32へ向かって径方向外側に広がる拡径流体室55が形成されている。
これにより、プレス加工による絞り工程を設定する必要がなくなる。また、ノズルプレート30の材料として、絞り性を考慮した軟らかい材料を選定する必要が無く、硬い材料を選定することで疲労強度を向上させることができる。また、拡径流体室55のための凹形状をバルブボデー20に形成する必要がないので、拡径流体室55の無い仕様とバルブボデー20を共通化することが可能となる。
また、第1実施形態では、ノズルプレート30の材料のビッカース硬さは250Hv以上である。従来は、絞り性を考慮してビッカース硬さが200Hv以下の材料として、例えば非調質剤のSUS304等を選定する必要があった。しかし、前述のようにノズルプレート30とノズルホルダ40との2部品で凹形状を形成することで、ノズルプレート30の材料として硬い材料を選定することで疲労強度を向上させることができる。
また、第1実施形態では、ノズルプレート30は、板厚方向がバルブボデー20の軸方向と一致するように配置されている。噴孔32の入口は、プレート固定部38のバルブボデー20側の面と軸方向位置が同じである。つまり、ノズルプレート30のうち噴孔32の穿孔された面が表層部に出ている。さらに言えば、ノズルプレート30は凹形状無く噴孔32のみが穿孔された形状である。従来は、噴孔がプレートの凹形状の底面に開口していたため、テープ研磨等による噴孔の開口のバリ除去が困難であった。これに対して、第1実施形態では、噴孔32の加工後、テープ研磨等による噴孔32の開口のバリ除去が容易である。
[第2実施形態]
第2実施形態では、図5に示すように、ノズルプレート302の噴孔322はテーパ形状である。テーパ形状とは、円錐面のみならず、内径が徐々に大きく又は小さくなる形状を含む。これにより、噴孔322内を流れる燃料の液膜を薄膜化させる効果が得られる。そのため、噴孔322から噴射される噴霧の微粒化が促進され、エンジン性能が向上する。また、第2実施形態は、上記以外の構成が第1実施形態と同様であり、第1実施形態と同様の効果を奏する。
[第3実施形態]
第3実施形態では、図6に示すように、ノズルプレート303の外周部のバルブボデー20側に段差が形成されている。その段差の一段下がった段差面343がノズルホルダ403に軸方向で当接した状態で、ノズルプレート303がノズルホルダ403に溶接されている。ノズルプレート303の外周部すなわちプレート固定部383は、そのプレート固定部383を貫通する溶接部363によりノズルホルダ403に固定されている。
噴孔32の入口は、プレート固定部383よりも軸方向でバルブボデー20側に位置している。つまり、ノズルプレート303のうち噴孔32の穿孔された面が表層部に出ている。そのため、噴孔32の加工後、テープ研磨等による噴孔32の開口のバリ除去が容易である。また、第3実施形態は、上記以外の構成が第2実施形態と同様であり、第2実施形態と同様の効果を奏する。
[第4実施形態]
第4実施形態では、図7に示すように、ノズルプレート304の外周部のプレート固定部384は、ノズルホルダ404の内周部(すなわち通孔42の内壁)に圧入されている。これにより、ノズルプレート304とノズルホルダ404との溶接による噴孔32のひずみを無くすことができ、安定した噴霧性能を確保することができる。また、第4実施形態は、上記以外の構成が第1実施形態と同様であり、第1実施形態と同様の効果を奏する。
[第5実施形態]
第5実施形態では、図8に示すように、ノズルホルダ405は、バルブボデー20に嵌合する筒部485を有するカップ形状である。筒部485は、バルブボデー20に溶接されており、溶接部465でバルブボデー20に固定されている。ノズルホルダ405とバルブボデー20との溶接位置をノズルプレート30から遠ざけることで、溶接による噴孔32のひずみを低減することができる。また、第5実施形態は、上記以外の構成が第1実施形態と同様であり、第1実施形態と同様の効果を奏する。
[第6実施形態]
第6実施形態では、図9に示すように、ノズルホルダ406は、バルブボデー20に嵌合する筒部486を有するカップ形状である。筒部486は、バルブボデー20に圧入されている。ノズルプレート30と比べて板厚が厚いノズルホルダ406を貫通するように溶接する場合、比較的大きな溶接エネルギが必要になり、ノズルプレート30にひずみを生じさせる要因となる。しかし、ノズルホルダ406をバルブボデー20に圧入することで、溶接によるノズルプレート30および噴孔32のひずみを無くすことができる。また、第6実施形態は、上記以外の構成が第1実施形態と同様であり、第1実施形態と同様の効果を奏する。
[第7実施形態]
第7実施形態では、図10に示すように、ノズルホルダ407は、バルブボデー20とは反対側が大径となる段付き孔427を中心部に有している。ノズルプレート307は、段付き孔427の段差面447に軸方向で当接した状態で、段付き孔427の大径部の内壁に溶接されている。ノズルプレート307の外周部すなわちプレート固定部387は、溶接部367によりノズルホルダ407に固定されている。そのため、段付き孔427の段差高さによりノズルプレート307の軸方向位置を設定可能であり、組付け時に位置精度を容易に確保することができる。また、第7実施形態は、上記以外の構成が第1実施形態と同様であり、第1実施形態と同様の効果を奏する。
[第8実施形態]
第8実施形態では、図11に示すように、ノズルプレート308のプレート固定部388は、ノズルホルダ408の段付き孔427の段差面447に軸方向で当接した状態で、段付き孔427の大径部の内壁に圧入されている。そのため、段付き孔427の段差高さによりノズルプレート308の軸方向位置を設定可能であり、組付け時に位置精度を容易に確保することができる。また、ノズルプレート308とノズルホルダ408との溶接による噴孔32のひずみを無くすことができる。また、第8実施形態は、上記以外の構成が第1実施形態と同様であり、第1実施形態と同様の効果を奏する。
[第9実施形態]
第9実施形態では、図12に示すように、ノズルプレート309のプレート固定部389は、ノズルホルダ409の段付き孔427の段差面447に軸方向で当接した状態で、段付き孔427の小径部に溶接されている。ノズルプレート309およびノズルホルダ409は、それらを貫通する溶接部369によりバルブボデー20に固定されている。そのため、段付き孔427の段差高さによりノズルプレート309の軸方向位置を設定可能であり、組付け時に位置精度を容易に確保することができる。また、共通の溶接部369によりノズルプレート309およびノズルホルダ409をバルブボデー20に固定することで、組付け工数を低減することができる。また、第9実施形態は、上記以外の構成が第1実施形態と同様であり、第1実施形態と同様の効果を奏する。
[第10実施形態]
第10実施形態では、図13に示すように、ノズルホルダ410は、中心部に通孔42を有している。ノズルプレート310の外周部であるプレート固定部390は、通孔42の内壁に隅肉溶接されており、溶接部370によりノズルホルダ410に固定されている。これにより、ノズルプレート310の軸方向の固定位置を変更することで拡径流体室55の高さを容易に調整することができ、噴霧性能への影響を容易に調整可能となる。
ノズルホルダ410のバルブボデー20とは反対側の面450は、噴孔32の出口よりもバルブボデー20とは反対側に突出している。これにより、燃料噴射装置1の組付時に噴孔32の出口が他部品と衝突して破損することを抑制することができる。また、噴孔32を保護するためのスリーブを設定する必要がなくなり、部品点数を増やすことなく噴孔32を保護する形状とすることができる。また、第10実施形態は、上記以外の構成が第1実施形態と同様であり、第1実施形態と同様の効果を奏する。
[第11実施形態]
第11実施形態では、図14に示すように、ノズルプレート311の外周部であるプレート固定部391は、ノズルホルダ411の通孔42の内壁に圧入されている。これにより、ノズルプレート311の軸方向の固定位置を変更することで拡径流体室55の高さを容易に調整することができ、噴霧性能への影響を容易に調整可能となる。また、第11実施形態は、上記以外の構成が第10実施形態と同様であり、第10実施形態と同様の効果を奏する。
[第12実施形態]
第12実施形態では、図15に示すように、ノズルホルダ412のバルブボデー20とは反対側の面452は、噴孔32の出口よりもバルブボデー20とは反対側に突出している。これにより、燃料噴射装置1の組付時に噴孔32の出口が他部品と衝突して破損することを抑制することができる。また、第12実施形態は、上記以外の構成が第9実施形態と同様であり、第9実施形態と同様の効果を奏する。
[第13実施形態]
第13実施形態では、図16に示すように、ノズルプレート313の外周部であるプレート固定部393は、カップ形状のノズルホルダ413の底部493に軸方向で当接した状態で溶接されている。ノズルプレート313およびノズルホルダ413は、それらを貫通する溶接部373によりバルブボデー20に固定されている。そのため、共通の溶接部373によりノズルプレート313およびノズルホルダ413をバルブボデー20に固定することで、組付け工数を低減することができる。また、第13実施形態は、上記以外の構成が第5実施形態と同様であり、第5実施形態と同様の効果を奏する。
[第14実施形態]
第14実施形態では、図17に示すように、ノズルプレート314は、カップ状に形成されており、ノズルホルダ414およびバルブボデー20に嵌合している。ノズルプレート314の底部の外周部であるプレート固定部394は、環状板のノズルホルダ414に軸方向で当接した状態で溶接されている。ノズルプレート314およびノズルホルダ414は、それらを貫通する溶接部374によりバルブボデー20に固定されている。そのため、共通の溶接部374によりノズルプレート314およびノズルホルダ414をバルブボデー20に固定することで、組付け工数を低減することができる。また、第14実施形態は、上記以外の構成が第13実施形態と同様であり、第13実施形態と同様の効果を奏する。
[他の実施形態]
他の実施形態では、噴孔は、プレス加工に限らず、例えばレーザ加工などの他の方法により穿孔されてもよい。他の実施形態では、ノズルプレートの材料は、SUS304に限らず、他の材料が選定されてもよい。
第13実施形態では、ノズルホルダ413がカップ形状であった。これに対して、他の実施形態では、ノズルホルダが板状であってもよい。また、ノズルプレートは、板状のノズルホルダに対して軸方向に重ねられた状態で溶接等により固定されてもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
10:シート部、
20:バルブボデー、
24:燃料出口、
30、302、303、304、307、308、309、310、311、313、314:ノズルプレート、
32、322:噴孔、
55:拡径流体室
40、403、404、405、406、407、408、409、410、411、412、413、414:ノズルホルダ、
50:ニードル(弁部材)。

Claims (10)

  1. シート部(10)と、
    筒状であり、前記シート部よりも小径の燃料出口(24)をもつバルブボデー(20)と、
    前記シート部を開閉することで燃料の噴射、停止を制御する弁部材(50)と、
    前記燃料出口よりも下流側に配置され、燃料を噴射し噴霧を形成する噴孔(32、322)を有するノズルプレート(30、302、303、304、307、308、309、310、311、313、314)と、
    前記バルブボデーに固定され、前記ノズルプレートを保持しているノズルホルダ(40、403、404、405、406、407、408、409、410、411、412、413、414)と、
    を備え、
    前記ノズルプレートは、前記バルブボデーから離間して配置されており、
    前記噴孔は、前記燃料出口よりも径方向外側に形成されており、
    前記ノズルプレートと前記バルブボデーとの間には、前記燃料出口から前記噴孔へ向かって径方向外側に広がる拡径流体室(55)が形成されている燃料噴射装置。
  2. 前記ノズルプレートの材料のビッカース硬さは250Hv以上である請求項1に記載の燃料噴射装置。
  3. 前記ノズルプレートは、板厚方向が前記バルブボデーの軸方向と一致するように配置され、
    前記ノズルプレートのうち前記ノズルホルダに固定されている部分をプレート固定部(38、383、384、387、388、389、390、391、393、394)とすると、
    前記噴孔の入口は、前記プレート固定部の前記バルブボデー側の面と軸方向位置が同じであるか、または、前記プレート固定部よりも前記バルブボデー側に位置している請求項1または2に記載の燃料噴射装置。
  4. 前記噴孔(322)はテーパ形状である請求項1〜3のいずれか一項に記載の燃料噴射装置。
  5. 前記ノズルホルダ(40、403、404、405、407、408、409、410、411、412、413)は前記バルブボデーに溶接されており、
    前記ノズルプレートは前記ノズルホルダに溶接または圧入されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の燃料噴射装置。
  6. 前記ノズルホルダ(405、406、413)は、前記バルブボデーに嵌合する筒部(485、486)を有するカップ形状であり、
    前記筒部は前記バルブボデーに溶接または圧入されており、
    前記ノズルプレート(30、313)は前記ノズルホルダに溶接または圧入されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の燃料噴射装置。
  7. 前記ノズルホルダ(407、408、409、412)は、前記バルブボデーとは反対側が大径となる段付き孔(427)を中心部に有しており、
    前記ノズルプレート(307、308、309)は、前記段付き孔の段差面(447)に軸方向で当接している請求項1〜6のいずれか一項に記載の燃料噴射装置。
  8. 前記ノズルプレート(309、313、314)および前記ノズルホルダ(409、412、413、414)は、それらを貫通する溶接部(369、373、374)により前記バルブボデーに固定されている請求項1〜7のいずれか一項に記載の燃料噴射装置。
  9. 前記ノズルホルダは、中心部に通孔(42)を有しており、
    前記ノズルプレート(30、302、304、310、311)の外周部は、前記通孔の内壁に溶接または圧入されている請求項1〜6のいずれか一項に記載の燃料噴射装置。
  10. 前記ノズルホルダの前記バルブボデーとは反対側の面(450、452)は、前記噴孔の出口よりも突出している請求項1〜9のいずれか一項に記載の燃料噴射装置。
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