JP2003232063A - 集水台 - Google Patents

集水台

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JP2003232063A
JP2003232063A JP2002032161A JP2002032161A JP2003232063A JP 2003232063 A JP2003232063 A JP 2003232063A JP 2002032161 A JP2002032161 A JP 2002032161A JP 2002032161 A JP2002032161 A JP 2002032161A JP 2003232063 A JP2003232063 A JP 2003232063A
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electromagnetic switching
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JP2002032161A
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Yoshikata Mizoguchi
喜方 溝口
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Nippon Sheet Glass Environment Amenity Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Environment Amenity Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動型給排水設備を設けた集水台を、停電時
に水漏れを生じないように機構的に防止する。 【解決手段】 洗面器28と、カラン10eと、排水タ
ンク10cと、排水タンク10cに対する排水ポンプ1
0dと、カラン10eへの給水経路途中に装備の電磁切
換弁13と、貯水タンク10cの水量が第1所定量以上
になると作動する第1水量検出手段11bと、それ以上
の水量ある第2所定量以上になると作動する第2水量検
出手段11cとを備え、タンク10c内水量が第1所定
量以上になると排水ポンプ10dを作動させる第1制御
手段26と、タンク10c内水量が第2所定量以上にな
ると電磁切換弁13を遮断操作する第2制御手段27と
を設けた洗面台において、電磁切換弁13を、これへの
通電に伴って開通位置に切換わり、通電の解除に伴って
遮断位置に切換わる常閉型に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗面台や流し台等
の集水台の排水装置に係り、詳しくは、停電等の異常時
における不測の漏水といった不都合を未然に防止させる
技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平11−217894号公報
(図7参照)にて示されたように、集水台の一例である
洗面台とその給配水装置の構造が知られている。この洗
面台を含む洗面ユニットは、介護用、防音用等の目的の
ために、既存の部屋の中に新たな部屋を作成するリフォ
ーム工法において使用されるものである。
【0003】即ち、住宅の建築工法として、戸建て、集
合住宅を問わず、壁、床、天井、屋根等の構造部分を先
ず構築し、その構造部分に下地処理、仕上げ処理を行う
のが一般的であり、台所、浴室、洗面所、トイレ等への
給水給湯並びに排水等の配管は、床下、躯体壁や間仕切
り壁の内部、又は、天井内等の躯体内部に埋設されてい
た。特に、洗面設備は独立した洗面器具が前記躯体壁や
間仕切り壁に取り付けられていた。
【0004】そして、このような一般的な住宅の建築工
法に対して、既設構造部分に下地処理、仕上げ処理を行
わずに、その既設構造部分に形成された既設部屋内に新
たな部屋空間を形成するために、複数の軸組部材と、組
み立てられた複数の軸組部材間に下地処理、仕上げ処理
を施したパネル部材を取り付けるという新たな工法を、
リフォーム工法という。
【0005】このようなリフォーム工法における洗面
台、流し台等の集水台における排水設備においては、排
水の処理に関して必要な水勾配を取ることが困難になる
ため、前述の公報にて示されたように、洗面器からの排
水を貯留する貯水タンクと、貯水タンク内の排水を強制
排出する排水ポンプとを設けて、設置場所の条件に関係
無く排水を部屋外に強制排出させる構造を採っていたの
である。
【0006】つまり、貯水タンク内の排水貯留量を検出
するために、上中下の3位置に計3個の水位センサを配
置するとともに、給水及び給湯の各カランに給水するし
ないを切換える電磁切換弁を設けて、貯水量が少ないと
きには排水ポンプを停止し、かつ、電磁切換弁を開通さ
せ、貯水量がある程度に達したら排水ポンプを作動さ
せ、かつ、電磁切換弁を開通させるとともに、貯水量が
溜まり過ぎると排水ポンプを作動させ、かつ、電磁切換
弁を遮断させるように制御することにより、洗面台にお
ける良好な給排水作動が行えるように構成されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術における
給水給湯の各カランへの給水経路に装備された電磁切換
弁は、弁への通電によって遮断され、通電停止によって
開通される常開型に構成されていたが、そのことに起因
して不都合の生じることが分かってきた。即ち、電磁切
換弁が常開型であるから、停電等の何らかの原因によっ
て電気供給が断たれたときには、電磁切換弁は開通状態
に維持されるとともに、排出ポンプは停止状態が維持さ
れるようになる。
【0008】従って、その電気供給断絶状態とは知らず
に給水カランを開き操作しても、水道水として制御され
ている水は通常通り出るから、排水ポンプが作動できな
い状況であることに気づかずそのまま給水し続けること
があると、貯水タンクがオーバーフローして不測の水漏
れを招くおそれがある。又は、給水カランの締めが甘
く、水が滴り落ち続ける状態を機構的に防止することも
できないことになり、改善の余地が残されているもので
あった。
【0009】上記実状に鑑みて、本発明の目的は、貯水
タンク、排水ポンプ、給水用電磁切換弁等による駆動型
の給排水設備を設けた集水台において、停電等によって
給電されない状態に陥っても、水漏れ等の不都合が生じ
ないよう、機構的に防止できるように改善する点にあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の構成は、図7
に例示する如く、集水器28と、この集水器28に注水
自在な給水カラン10eと、集水器28から流下してく
る排水を貯留可能な貯水タンク10cと、この貯水タン
ク10c内の排水を強制排出自在な排水ポンプ10d
と、給水カラン10eに水を供給する開通位置と水の供
給を止める遮断位置とに切換自在な電磁切換弁13と、
貯水タンク10c内に貯えられた排水量が第1所定量以
上になったか否かを検出する第1水量検出手段11b
と、貯水タンク10c内に貯えられた排水量が第1所定
量を上回る第2所定量以上になったか否かを検出する第
2水量検出手段11cとを備えるとともに、貯水タンク
10c内の水量が第1所定量以上になると排水ポンプ1
0dを作動させるように、排水ポンプ10dと第1水量
検出手段11bとを連係する第1制御手段26と、貯水
タンク10c内の水量が第2所定量以上になると電磁切
換弁13を開通位置から遮断位置に切換えるように、電
磁切換弁13と第2水量検出手段11cとを連係する第
2制御手段27とを設けてある集水台において、電磁切
換弁13を、これへの通電に伴って開通位置に切換わ
り、通電の解除に伴って遮断位置に切換わるように作動
する常閉型に設定してあることを特徴とする。
【0011】請求項1の構成によれば、給水カラン10
eへの経路途中に設けられる電磁切換弁13を常閉型と
したので、通電されないときには遮断位置に切換わり、
給水カラン10eを開き操作しても出水できないように
なるとともに、通電すれば開通位置に切換わり、給水カ
ラン10eの開閉に応じて給水できる状態が得られる。
従って、停電等によって電気が供給されなくなったとき
には、排水ポンプ10dが停止して排水不能になるが、
同時に給水カラン10eから水や湯も出なくなるので、
貯水タンク10cがオーバーフローして水漏れすると
か、給水カラン10eの閉じ操作が不十分であるために
水が滴り漏れるといった不都合が生じないようにするこ
とができる。
【0012】請求項2の構成は、図4、図7に例示する
如く、請求項1の構成において、集水器28を、これが
水平方向に張出た作用姿勢と、この作用姿勢から上下方
向に揺動して水平方向の張出し量が軽減された収納姿勢
とに切換自在に構成するとともに、集水器28が作用姿
勢から収納姿勢に切換えられると、電磁切換弁13への
通電を停止する切換手段Kを設けてあることを特徴とす
るものである。
【0013】請求項2の構成によれば、集水器を、これ
が水平方向に張出た作用姿勢と、この作用姿勢から上下
方向に揺動して水平方向の張出し量が軽減された収納姿
勢とに切換自在に構成したので、洗面や食器洗いを行う
等の必要時には作用姿勢に切換え、不要時には揺動させ
て収納することにより、必要時以外は集水台が邪魔にな
らないようにすることができて便利である。そして、集
水台を使わないときには、部屋への張り出しを軽減する
べく収納姿勢にするものであるから、その収納姿勢への
姿勢切換わりに伴って電磁制御弁への通電が断たれて遮
断位置となり、給水カランへの給水自体が断たれた状態
になるから、収納姿勢における給水カランからの不測の
水漏れが防止されるという請求項1の構成による前記作
用を奏することができる。
【0014】加えて、次のような作用も得られる。即
ち、電磁切換弁は通電によって発熱する構造[ソレノイ
ド(電磁コイル)を駆動源とするため]を有しているの
で、電磁切換弁が常開型である場合には、洗面台を使わ
ない(給水給湯しない)状態では、電磁切換弁を遮断位
置に維持すべく通電され続けており、電磁切換弁の発熱
によって配管内におけるその弁の前後に存在する水や湯
(特に湯)が加熱されて熱くなることがある。故に、洗
面台を長時間使用しないでおき、次に使用すべくカラン
を開き操作すると、電磁切換弁で加熱された熱い湯が唐
突に出水される不都合が生じ、場合によっては火傷する
おそれもある。つまり、意図しない高温の湯がいきなり
出ることが考えられるのである。
【0015】しかして、請求項2の構成によれば、切換
手段の機能により、長時間使用しない状況となる収納姿
勢では、電磁切換弁には通電されないことになるからそ
の弁が発熱することは無く、従って電磁切換弁前後の水
が加熱されることも無いから、その後に集水台を作用姿
勢に切換えて給水カランを開き操作しても、常温の水
(又は湯)が出るだけであり、意図しない高温の湯がい
きなり出るという前述の不都合現象は生じないようにな
るのである。
【0016】請求項3の構成は、図7に例示する如く、
請求項2の構成において、切換手段Kは、集水器28の
揺動移動に伴って操作される電気スイッチ29であるこ
とを特徴とするものである。
【0017】請求項3の構成によれば、集水台によって
操作される接触式の電気スイッチを設けて集水台の姿勢
切換りを検出する切換手段としたので、例えば光センサ
等による非接触式の手段を用いる場合に比べて、構造簡
単で、かつ、比較的廉価な切換手段とすることができ
る。
【0018】尚、上述のように、図面との対照を便利に
するために符号を記したが、該記入により本発明は添付
図面の構成に限定されるものではない。
【0019】
【発明の実施の形態】図1に示すように、一般住宅の既
設の壁、床、天井等の構造体1によって形成される既設
部屋内1aに、新たに形成される部屋空間2側に面する
片面が仕上げ処理された、壁パネル部材3である平板壁
パネル部材3a及びL字型のコーナ壁パネル部材3b
と、天井パネル部材4とを組み立てることで、構造体1
の一部がリフォームされ、新たな部屋空間2が形成され
る。尚、図2は、リフォーム前の構造体1によって形成
される既設部屋内1aを側面視したものであり、図3
は、図2に示す既設部屋内1aを、図1に示す要領でリ
フォームした後の新たな部屋空間2を示す。
【0020】ここで、コーナ壁パネル部材3bは平面視
形状がL字型であるため、他の支持構造部材に頼らず自
立できるので、先ず、コーナ壁パネル部材3bの一つを
既設部屋内1aの一つのコーナに載置し、それに平板壁
パネル部材3aを連結することで、壁面のリフォームが
各壁パネル部材3の組み立てだけで、他の構造部材の組
み立て等の作業を伴わずに行えるのである。
【0021】図1に示すように、壁パネル部材3の一種
である洗面ユニット付き壁パネル部材9が壁パネル部材
3に連結しており、新たに形成される部屋空間2内に洗
面設備を提供している。尚、洗面ユニット付き壁パネル
部材9は平板壁パネル部材3aまたはL字型のコーナ壁
パネル部材3bと同様の相互に横方向に連結可能な構造
を有している。
【0022】図4に示すように、洗面ユニット付き壁パ
ネル部材9に設けられた洗面ユニット10は、洗面器2
8(集水器の一例)を備えた洗面台10a(集水台の一
例)を左右向きの揺動軸心P回りで揺動昇降自在に支持
されている。即ち、通常は上方に揺動して壁内部に収容
された収納姿勢(洗面台10aの裏面が、洗面ユニット
10としての前面と面一となる)に維持して、邪魔にな
らないように部屋空間2側への張出し量を少なくしてお
き、必要時には洗面器カバー10bを開けて洗面台10
aを下降揺動させて倒し、部屋空間2側に張出た略水平
な姿勢となる作用姿勢に設定できるように構成されてい
る。尚、図4における上下中間で左側の位置に符記され
た「10a」は、上昇揺動して倒立状態にある洗面台1
0aの底面を指している。
【0023】つまり、洗面器28を、これが水平方向に
張出た作用姿勢と、この作用姿勢から上方向に揺動して
水平方向の張出し量が軽減された収納姿勢とに、揺動軸
心P回りの揺動によって切換自在に構成してある。又、
洗面ユニット10内部における洗面台10aの下方位置
には、洗面器28からの排水を貯水する貯水タンク10
c、その貯水タンク10c内の排水を強制排水する排水
ポンプ10d、及び制御装置12等が収納されている。
【0024】図5に示すように、各壁パネル部材3及び
洗面ユニット付き壁パネル部材9の部屋空間2側に面し
た壁前面の天井廻り縁部分に相当する上辺部30aと、
床面と当接する幅木部分に相当する下辺部30bに、部
屋空間2側に開口した溝部5、9aを夫々設けてある。
図6に示すように、溝部5の鉛直断面形状は「コ」の字
形状である。又、上下の各溝部5、9aの上端側及び下
端側の厚みは、中央部より薄く加工されており、天井廻
り縁仕上げ部材6aと幅木仕上げ部材6bを兼ねた蓋部
材6を収納する空間を形成している。尚、蓋部材6の長
さは、各壁パネル部材3の連接方向全幅に等しく、各壁
パネル部材3毎に着脱できるようになっている。また、
蓋部材6の裏面側には、溝部5、9aと係止するための
係止部材6cが取り付けられている。
【0025】図5及び図6に示すように、溝部5、9a
と蓋部材6で囲まれた空間は、リフォーム工事で必要と
なる給水配管7a、給湯配管7b、排水配管7c等の配
管である給排水管7や電気配線、通信配線等の電気通信
配線8を収納するためのもので、部屋空間2側から給排
水管7及び電気通信配線8の敷設または撤去工事ができ
るため、工事自体の高効率化が図れ、更に配管配線の追
加変更が容易にでき、再リフォームや部分リフォームで
の対応が容易である。
【0026】図6に示すように、上側の溝部5、9aに
電気通信配線8を収納し、下側の溝部5、9aに給排水
管7を収納している。本実施形態の場合、下側の溝部
5、9aによって、新たな部屋空間2側から配管7の敷
設が可能な配管収納部が形成されている。
【0027】図4に示すように、壁パネル部材3の溝部
5に敷設された排水配管7cが洗面ユニット付き壁パネ
ル部材9の溝部9aを通って洗面ユニット10に内蔵さ
れた排水ポンプ10dと連結している。このように洗面
ユニット10に強制排水機能を持たせることによって、
排水配管7cを水勾配を付けずに水平に敷設することが
できる。又、洗面台10aに設けられた給水給湯カラン
10e,10eには、壁パネル部材3の溝部5に敷設さ
れた給水配管7aと給湯配管7bが溝部9aを通って接
続されている。
【0028】図7に示すように、洗面ユニット10の強
制排水機能は、貯水タンク10c内に設置された三つの
水位センサ11a、11b、11cが貯水タンク10c
内の排水の貯水レベルを検出して、排水ポンプ10dの
作動を制御することで行われる。各水位センサ11a、
11b、11cは異なる三つの水位に設けられており、
中間に位置する中水位センサ11b(第1水量検出手段
の一例)が当該水位以上になったことを検出してその検
出情報を制御装置12に出力すると、第1制御手段26
が機能して、排水ポンプ10dの作動が開始されて強制
排水が行われる。又、強制排水によって、貯水タンク1
0c内の貯水レベルが低下して、下位に位置する下水位
センサ11aが当該水位以下になったことを検出してそ
の検出情報を制御装置12に出力すると、排水ポンプ1
0dの作動が止り、強制排水が停止される。
【0029】給水カラン10e、給湯カラン10eにつ
ながる給水配管7aと給湯配管7bの夫々には、給水量
や給湯量を調節可能な電磁切換弁13を設けてある。給
水配管7aまたは給湯配管7bから給水給湯カラン10
eを通して洗面器28への給水給湯量が強制排水量を超
えて多くなり、貯水タンク10c内の貯水レベルが上昇
して、上位に位置する上水位センサ11c(第2水量検
出手段の一例)が当該水位以上になったことの検出情報
を制御装置12に出力すると、各電磁切換弁13,13
への通電を止めてこれら電磁切換弁13,13を遮断位
置に切換え(閉成し)て、洗面器28への給水給湯を強
制的に遮断し、貯水タンク10cがオーバーフローする
のを防止する。
【0030】又、給水給湯の強制遮断によって、排水が
促進され貯水レベルが上水位センサ11cのレベル以下
になると、そのことの上水位センサ11cからの検出情
報が制御装置12に出力され、各電磁切換弁13,13
に通電して開通位置に切換える(開成する)。尚、これ
ら電磁切換弁13,13は、これへの通電に伴って開通
位置に切換わり、通電の解除に伴って遮断位置に切換わ
るように作動する常閉型に設定されている。
【0031】電磁切換弁13,13が常閉型であること
により、停電等によって電気が供給されなくなったとき
には、排水ポンプ10dが停止して排水不能になるが、
同時に給水給湯カラン10e,10eから水や湯も出な
くなるので、貯水タンク10cがオーバーフローすると
いった不測の水漏れ等の不都合が生じないようになる利
点がある。
【0032】つまり、貯水タンク10c内の水量が第1
所定量(貯水タンク10cにおける中水位センサ11b
の配置高さレベル)以上になると排水ポンプ10dを作
動させるように、排水ポンプ10dと中水位センサ11
bとを連係する第1制御手段26と、貯水タンク10c
内の水量が第2所定量(貯水タンク10cにおける上水
位センサ11cの配置高さレベル)以上になると各電磁
切換弁13,13を開通位置から遮断位置に切換えるよ
うに、電磁切換弁13,13と上水位センサ11cとを
連係する第2制御手段27とを制御装置12に設けてあ
る。
【0033】図4、図7に示すように、洗面台10aの
姿勢を検出する切換手段Kを設けてある。この切換手段
Kは、洗面台10aの揺動移動に伴って操作される電気
スイッチ29で構成されており、作用姿勢にある洗面台
10aの直下の位置に配備されている。洗面台10aが
作用姿勢にあれば、接触片29aが下方に押し込まれて
スイッチONになり、洗面台10aが作用姿勢からある
程度上昇揺動すると、押し込まれていた接触片29aが
上方に戻り移動してスイッチOFFとなるように構成し
てある。尚、この電気スイッチ29の動作は、前述のO
NとOFFとが逆になったものでも良い。
【0034】そして、洗面台10aが作用姿勢から収納
姿勢に切換えられると、各カラン10e,10eへの給
水給湯を強制的に遮断し、洗面台10aが収納姿勢から
作用姿勢に切換えられると、各カラン10e,10eへ
の給水給湯を許容する第3制御手段40を制御装置12
に設けてある。即ち、電気スイッチ29がOFFのとき
には各電磁切換弁13,13への通電を絶対的に停止
し、電気スイッチ29がONのときには各電磁切換弁1
3,13の切換えが、前述の各水位センサ11a、11
b、11cによる第1及び第2制御手段26, 27によ
って司られる状態を許容するように第3制御手段40が
機能するのである。
【0035】第3制御手段40によれば次のような作用
がある。電磁切換弁13は通電によって発熱する構造
[ソレノイド(電磁コイル)を駆動源とするため]を有
しているので、例えば、電磁切換弁13が常開型である
場合には、洗面台10aを使わない(給水給湯しない)
状態では、電磁切換弁13を遮断位置に維持すべく通電
され続けており、電磁切換弁13の発熱によってその直
前に存在する給水や給湯(特に給湯)が熱せられて熱く
なっていることがある。故に、長時間使用されていない
洗面台10aを、次に使用すべくカラン10eを開き操
作すると、その熱い湯が唐突に出水され、場合によって
は火傷するおそれがある。つまり、意図しない高温の湯
がいきなり出ることが考えられるのである。
【0036】これに対して、常閉型の電磁切換弁13を
用い、かつ、洗面台10aの上昇揺動に伴って電磁切換
弁13への通電を強制的に断つ本実施形態の構成とすれ
ば、洗面台10aを収納姿勢とすれば自動的に電磁切換
弁13への通電が断たれて遮断位置に切換えられるの
で、給水給湯が機構的に阻止されるとともに電磁切換弁
13の発熱が生じないようになる。
【0037】しかして、次に洗面台10aを作用姿勢に
して給湯又は給水カラン10eを開操作しても、通常の
温度の湯又は水が出るようになり、意図しない高温の湯
が出る現象が生じないようになるのである。つまり、長
時間給水作動されない状態の後に給水操作しても、いき
なり熱い湯が出ることが生じないようにして、不使用時
間の長短に関係なく良好に使用できる集水台とすること
ができたのである。
【0038】更に、排水ポンプ10dの入水口の上流側
で排水供給路14が2系統に分岐しており、一方は貯水
タンク10cの排水口につながり、他方は室内排水口1
5を形成している。それらの夫々は、分岐した上流側に
電磁弁16、17が設けられ、何れの分岐路からの排水
を排水ポンプ10dに出水するかを、切換スイッチ18
で選択できるように構成されている。
【0039】例えば、室内用浴槽19の排水処理を行う
ときは、一方端をその浴槽19内に浸したゴムホース等
の他端側を室内排水口15に接続し、切換スイッチ18
を操作して、貯水タンク10c側の電磁弁16を閉成
し、室内排水口15側の電磁弁17を開成するととも
に、排水ポンプ10dの作動を開始して排水処理する構
成となっている。
【0040】上記した洗面設備や給排水設備以外に、図
5に示すように、壁パネル部材3には、部屋空間2内に
電気通信設備を付加するための器具20またはその器具
を取り付けるための器具取付部21が予め工場生産にて
設けられている。そして、器具20または器具取付部2
1から溝部5内へ引き出すための電気通信配線8aが、
溝部5内のものとは別に内蔵されている。
【0041】このように、壁パネル部材3に内蔵された
電気通信配線8aを壁パネル部材3の溝部5内の電気通
信配線8に接続し、更に、電気通信配線8が溝部5を介
して既設の電気通信系配線と接続することで、電気通信
系配線の敷設または撤去及び設備工事の手間が大幅に軽
減されるのである。器具20または器具取付部21の一
例として、例えば、図5に示すように、照明器具22及
びそのスイッチ23、電気コンセント24、電話用端子
25が壁パネル部材3に設けられている。
【0042】次に、壁パネル部材3、9及び天井パネル
部材4の組み立てについて説明する。図8に示すよう
に、壁パネル部材3の上端面31には、夫々、各パネル
部材の全幅にわたる連通溝32が設けられてあり、平板
壁パネル部材3aとコーナ壁パネル部材3bの側端面3
3a、33bを当接させ、各連通溝32に嵌合可能な連
結部材34を、上端面31の境界をまたいで嵌め込むこ
とで、平板壁パネル部材3aとコーナ壁パネル部材3b
の連結と位置合わせを同時に行う。
【0043】尚、壁パネル部材3同士の連結は、上端面
31以外でも行い、図9に示すように、側端面33a、
33bの下方部において、一方側に外部からの回動操作
でパネル面に垂直な軸芯周りに回動自在な係止爪金具3
5を内蔵した係止部36を設け、他方側には、係止爪金
具35が所定の回動位置で係止される係止ピン37を内
蔵した被係止部38を設けてあり、回動操作によって係
止部36と被係止部38を連結した後、回動操作を行う
ために、部屋空間側に面するパネル面に設けられた回動
操作部39を所定の目隠し用部材で目隠し処理する。
【0044】このように、壁パネル部材3同士の連結が
部屋空間2側からの操作で行えることにより、パネル組
み立てまたは解体作業が迅速に行えるのである。以上、
平板壁パネル部材3a同士についても、更には、洗面ユ
ニット付き壁パネル部材9と各壁パネル部材3との連結
についても同様に行う。
【0045】図5に示すように、天井パネル部材4の組
み立ては、各壁パネル部材3、9の組み立て後に、天井
パネル部材4の周縁部下面側に設けられた連通溝32に
嵌合可能な突起部4aを、連通溝32の連結部材34が
嵌め込まれた以外の溝部分に嵌め込むように、天井パネ
ル部材4の周縁部を各壁パネル部材上に載置連結する。
これにより、連結部材34は連通溝32にあって、左右
からは天井パネル部材4の突起部4aによって、上から
は天井パネル部材4の周縁部下面によって固定されるこ
とになる
【0046】尚、構造体1の一部である既設の天井から
天井パネル部材4を吊り下げ支持するための天井パネル
支持金具を既設の天井に予め設けておくことにより、天
井パネル部材4の大きい、つまりは、対向する平板壁パ
ネル部材3a間のスパンの長い大空間の部屋を形成する
ことも可能である。
【0047】壁パネル部材3、9、天井パネル部材4、
及び、蓋部材6の部屋空間2側に面する表面は、夫々、
上述の如く仕上げ処理が施されており、各部材の組み立
てを行うだけで、現場での仕上げ処理は必要とされな
い。また、各部材の仕上げ処理を多種類にわたって工場
生産にて準備して部品化しておくことで、リフォーム設
計の自由度を低下させることなく、現場施工の効率化、
リフォーム設計及び工事の総コストの低価格化が図れる
のである。
【0048】[別実施形態] 《1》洗面ユニット10の電磁弁13の開閉制御におい
て、給水給湯の強制遮断によって、排水が促進され貯水
レベルが中水位センサ11bのレベル以下になると、遮
断位置にある各電磁切換弁13,13に通電して開通位
置に切換えるように制御させるものでも良い。この実施
形態の場合、中水位センサ11bは、排水ポンプ10d
の作動と電磁切換弁13,13の開閉との両制御に使用
することになるが、各制御毎に検出水位を異ならせるこ
とで各別の水位センサを設けるようにしても構わない。
【0049】《2》洗面ユニット10は、必ずしも、上
記実施形態に示す形態に限定されるものではなく、例え
ば、洗面台10aとして奥行き方向に薄型のものを壁内
部に常時使用状態姿勢で埋め込んだ収納姿勢から、手前
側にスライドさせて引き出すことで部屋側に張り出した
作用姿勢とする移動構造のものでも良い。又、洗面台1
0aを揺動軸心P回りで下方揺動させて収納姿勢とする
構造も可である。
【0050】《3》本発明に言う集水台とは、洗面台、
流し台、トイレ用手洗い台、掃除用具の洗浄台、その他
等の総称であり、集水器とは、洗面器、流し台や手洗い
台の器部分等の総称であると夫々定義する。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
集水台では、貯水タンクと、排出ポンプと、給水カラン
への水供給を司る電磁切換弁とを備えた電気式の強制排
出型の排出設備を有するものにおいて、電磁切換弁を常
閉型とする工夫により、停電等の給電されない状況にな
っても、貯水タンクが溢れて水漏れする等の不都合が生
じないようになり、より信頼性に優れるものとして提供
することができた。
【0052】請求項2に記載の集水台では、請求項1の
構成による前記効果を奏するとともに、集水台の作用姿
勢と収納姿勢との姿勢切換え構造を利用した合理的な切
換手段の採用により、暫くぶりに給水カランを開き操作
しても、常温の水又は意図する温度の湯が出る通常の状
況が得られるようになり、通電によって発熱する電磁弁
を用いながらも、それに起因した意図しない熱い湯が出
る不都合が回避されるようにできた。
【0053】請求項3に記載の集水台では、請求項2の
構成による前記効果を奏するとともに、切換手段を構造
簡単で廉価に実施できて、実用上の効果大となる利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】部屋形成パネル部材によるリフォームの一実施
形態を示す説明図
【図2】部屋形成パネル部材によるリフォーム前の状態
を示す説明図
【図3】部屋形成パネル部材によるリフォーム後を状態
を示す説明図
【図4】(イ)は洗面ユニット付き壁パネル部材を示す
斜視図、(ロ)は給排水管の敷設状態を示す一部切欠き
の正面図
【図5】部屋形成パネル部材による部屋空間形成を示す
分解斜視図
【図6】洗面ユニット付き壁パネル部材及びその他の壁
パネル部材の要部断面図
【図7】洗面ユニットの強制排水機能及び付随機能を示
す系統図
【図8】部屋形成パネル部材上部における連結部の要部
を示す斜視図
【図9】部屋形成パネル部材下部における連結部の要部
を示す斜視図
【符号の説明】
10c 貯水タンク 10d 排水ポンプ 10e 給水カラン 11b 第1水量検出手段 11c 第2水量検出手段 13 電磁切換弁 26 第1制御手段 27 第2制御手段 28 集水器 29 電気スイッチ K 切換手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集水器と、この集水器に注水自在な給水
    カランと、前記集水器から流下してくる排水を貯留可能
    な貯水タンクと、この貯水タンク内の排水を強制排出自
    在な排水ポンプと、前記給水カランに水を供給する開通
    位置と水の供給を止める遮断位置とに切換自在な電磁切
    換弁と、前記貯水タンク内に貯えられた排水量が第1所
    定量以上になったか否かを検出する第1水量検出手段
    と、前記貯水タンク内に貯えられた排水量が前記第1所
    定量を上回る第2所定量以上になったか否かを検出する
    第2水量検出手段とを備えるとともに、 前記貯水タンク内の水量が第1所定量以上になると前記
    排水ポンプを作動させるように、前記排水ポンプと前記
    第1水量検出手段とを連係する第1制御手段と、前記貯
    水タンク内の水量が第2所定量以上になると前記電磁切
    換弁を開通位置から遮断位置に切換えるように、前記電
    磁切換弁と前記第2水量検出手段とを連係する第2制御
    手段とを設けてある集水台であって、 前記電磁切換弁を、これへの通電に伴って前記開通位置
    に切換わり、通電の解除に伴って前記遮断位置に切換わ
    るように作動する常閉型に設定してある集水台。
  2. 【請求項2】 前記集水器を、これが水平方向に張出た
    作用姿勢と、この作用姿勢から上下方向に揺動して水平
    方向の張出し量が軽減された収納姿勢とに切換自在に構
    成するとともに、前記集水器が作用姿勢から収納姿勢に
    切換えられると、前記電磁切換弁への通電を停止する切
    換手段を設けてある請求項1に記載の集水台。
  3. 【請求項3】 前記切換手段は、前記集水器の揺動移動
    に伴って操作される電気スイッチである請求項2に記載
    の集水台。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101159572B1 (ko) 2012-03-30 2012-06-26 흥일기업주식회사 열차용 화장실 모듈
CN104088334A (zh) * 2014-06-29 2014-10-08 衢州迪升工业设计有限公司 楼宇废水循环利用系统

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