JP2004204664A - 排水再利用装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、排水を再利用し、工事量が少なく安価で、供給先の自動切換えが行なえ、ポンプの空運転を防止し、水道水への自動切換えが可能な排水再利用装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の排水再利用装置は、排水、例えば浴槽1の残り水を吸い込んで供給先に供給する水中ポンプ2と、水中ポンプ2に接続される供給管6aと、水道水供給管5に接続される供給路6bと、供給路6a,6bが合流される合流路6cと、合流路6cに接続され1以上の供給先にそれぞれ接続される供給先管6dを備え、供給路6bには電磁弁7が設けられるとともに、水中ポンプ2には運転を制御するコントローラ11が設けられ、排水が所定量以下になったことが検出されると、コントローラ11が水中ポンプ2の運転を停止し、電磁弁7を開くことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、家庭内等から排出される排水を水洗トイレの洗浄水や洗濯その他の水として再利用できる排水再利用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、家庭で使用する水は、浴槽水、水洗トイレの洗浄水、洗濯、炊事、打ち水等、すべて水道水や井戸水を使用している。このため水の使用量は増加する一方であり、無尽蔵とみられた水資源にも限りが見え、最近では各地で深刻な水不足が多発している。
【0003】
こうした水不足に遭遇したとき、一番多く行われるのは浴槽の残り水を洗濯に使うことであり、残り水を水洗トイレの洗浄水に使うこともしばしば行われている。しかし、こうした排水を洗濯機等に移し替えるのはバケツを使っての手作業であり、きわめて能率が悪く、重労働を強いるものであった。
【0004】
そこで、浴槽の残り水を洗濯機に移し替えるための汲み出し用のポンプが提案された。しかし、この汲み出し用のポンプを使うには、使用者がポンプの側にいてスイッチを入れたり切ったりしないと、オーバーフローを起こしたり、ときには残り水が少ないこともあったりして空運転してしまうことがあった。
【0005】
また、水洗トイレの洗浄水として残り水を使うためには、バケツで残り水を運んでロータンクに注ぎ汚物を流すことが行われている。しかし、ロータンクの上蓋をとって水を注ぐ作業は大変であった。水洗トイレのロータンクに汲み出し用のポンプで洗浄水を注ぐことも考えられるが、浴槽の位置とロータンクの位置が離れており、操作が難しくなる。家の中が水浸しになることも希ではなかった。
【0006】
そこで、従来の排水再利用装置が提案された(特許文献1参照)。これにより、排水を水洗トイレ用の洗浄水及び洗濯用水として有効に再利用し、水道水の使用量を大幅に減らすことが可能になるものであった。図9は従来の排水再利用装置の構成図である。
【0007】
図9に示すように従来の排水再利用装置は、浴槽51に漬けた風呂用ポンプ54の吐出口と洗濯機52の給水口とを接続する通路の途中に高設タンク55を洗濯機52の上方に設け、洗濯機52の下方に洗濯排水を貯水する排水貯水槽56を設け、排水貯水槽用ポンプ58の吐出口と水洗トイレ53のロータンク59のボールタップ給水口とを接続する通路の途中に貯水タンク57を設けて浴槽51の残り水を洗濯用水及び水洗トイレ53の洗浄水として再利用するものである。
【0008】
しかし、この従来の排水再利用装置は、高設タンク55や排水貯水槽56、排水貯水槽用ポンプ58、貯水タンク57を設ける必要があり、工事も大掛かりで費用が莫大になるものであった。とても家庭に設置できるものでなく、集合住宅ではまず設置不能であった。
【0009】
また、この浴槽51の排水再利用装置は、タイマースイッチ60によって設定ダイヤルで設定した所定の時間後に自動停止することで、使用者がポンプの側にいて目視しながらスイッチを入れたり切ったりする必要をなくしているが、供給する残り水を一時的に集めておくための高設タンク55や、排水貯水槽56と排水貯水槽用ポンプ58、貯水タンク57等の装置のどれかがなければ、オーバーフローする可能性がきわめて大である。そして、このタイマースイッチ60だけでは、洗濯機52から水洗トイレ53へ、もしくは逆に水洗トイレ53から洗濯機52への供給を自動で切換える方式にすることは難しい。また、浴槽51の残り水が少なかったとき空運転を防ぐには、従来同様使用者が水位を目視しなければ風呂用ポンプ54を停止できないから、基本的には空運転を防止できないものであった。
【0010】
そして、洗濯の水であっても、水洗トイレの洗浄水であっても、浴槽51の残り水が少なかったときには、使用量まで水道水で補わなければ洗濯機も水洗トイレも使うことができないが、この水道水の補充への切換えが自動的にできないものであった。
【0011】
【特許文献1】
特開平10−204942号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明したように、従来の排水再利用装置は、排水を水洗トイレ用の洗浄水及び洗濯用水として有効に再利用し、水道水の使用量を減らすことができるものであったが、高設タンク55や排水貯水槽56、排水貯水槽用ポンプ58、貯水タンク57等を設ける必要があり、工事が大掛かりで多額の費用を必要とし、空間的に集合住宅では設置不能であった。
【0013】
また、この浴槽51の残り水再利用装置は、供給する残り水を一時的に集めておくための高設タンク55や、排水貯水槽56と排水貯水槽用ポンプ58、貯水タンク57等の装置がなければ、オーバーフローしてしまうし、供給先を自動で切換える方式にすることは難しい。
【0014】
そして、浴槽51の残り水が少なくなったとき、空運転を防ぐにためには水位を目視しなければならないから、基本的には自動で空運転を防止できないものであった。さらに、浴槽51の残り水がなくなったときには、供給先で必要な使用量まで水道水で補わなければならないが、この水道水の補充への切換えが自動的にできないものであった。
【0015】
そこで本発明は、排水を再利用し、水道水の使用量を大幅に減らすことができ、工事量が少なく安価で、残り水がなくなってもポンプの空運転を防止し、水道水への自動切換えが可能な排水再利用装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
以上説明した問題を解決するために本発明の排水再利用装置は、排水を吸い込んで供給先に供給するポンプと、ポンプに接続される第1供給路と、原水路に接続される第2供給路と、第1供給路と第2供給路が合流される合流路に接続され1以上の供給先にそれぞれ接続される供給先路を備え、第2供給路には電磁弁が設けられるとともに、ポンプには運転を制御する制御部が設けられ、排水が所定量以下になったことが検出されると、制御部がポンプの運転を停止し、電磁弁を開くことを特徴とする。
【0017】
これにより、排水を再利用し、水道水の使用量を大幅に減らすことができ、工事量が少なく安価で、供給先の自動切換えが行なえ、残り水がなくなってもポンプの空運転を防止し、水道水への自動切換えが可能な排水再利用装置を提供することができる。
【0018】
また、本発明の排水再利用装置は、排水を貯めることができる排水槽と、前記排水槽内の排水を吸い込んで供給先に供給するポンプと、前記ポンプと前記供給先を接続する排水供給路と、原水路と供給先を接続する原水供給路とを備え、前記原水供給路には電磁弁が設けられるとともに、前記ポンプには運転を制御する制御部が設けられ、前記排水槽内の排水が所定量以下になったことが検出されると、前記制御部が前記ポンプの運転を停止し、前記電磁弁を開く排水再利用装置であって、前記原水供給路には、前記電磁弁を迂回するバイパス路が設けられ、前記バイパス路には停電時にも操作可能な弁機構が設けられていることを特徴とする。
【0019】
これにより、排水を再利用し、水道水の使用量を大幅に減らすことができ、工事量が少なく安価で、残り水がなくなってもポンプの空運転を防止し、水道水への自動切換えが可能な排水再利用装置を提供することができるだけでなく、停電時等に電磁弁が操作できなくなった場合であっても、前記弁機構を操作すれば、水道水の供給ができる。また、装置の構成が極めて簡単であるので、専門業者に依頼することなく、家庭用の1つのトイレや洗濯機等に簡単に設置することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載された発明は、排水を貯めることができる排水槽と、排水槽内の排水を吸い込んで供給先に供給するポンプと、ポンプに接続される第1供給路と、原水路に接続される第2供給路と、第1供給路と第2供給路が合流される合流路と、合流路に接続され1以上の供給先にそれぞれ接続される供給先路と、供給先路に設けられ供給先に応じて供給の有無と供給先路を選択できる供給先選択部を備えた排水再利用装置であって、第2供給路には電磁弁が設けられるとともに、ポンプには運転を制御する制御部が設けられ、排水槽内の排水が所定量以下になったことが検出されると、制御部がポンプの運転を停止し、電磁弁を開くことを特徴とする排水再利用装置であり、排水を利用できるため水道水の使用量を大幅に減らすことができ、高設タンクや複数のポンプを設ける必要がなく基本的に配管設備だけで工事量が少なく安価であり、残り水がなくなってもポンプの空運転を防止して、水道水への自動切換えが可能である。
【0021】
本発明の請求項2に記載された発明は、合流路にはフロースイッチが設けられ、排水槽内の排水が所定量以下になったことを該フロースイッチによって検出することを特徴とする請求項1記載の排水再利用装置であり、残り水が所定量以下になったことをフロースイッチによって検出でき、きわめて容易に残り水が少なくなったことを検知してポンプの空運転を防止できる。
【0022】
本発明の請求項3に記載された発明は、浴槽には水位を検出するレベルセンサが設けられ、排水槽内の排水が所定量以下になったことを該レベルセンサによって検出することを特徴とする請求項1記載の排水再利用装置であり、残り水が所定量以下になったことをレベルセンサによって検出でき、簡単且つ確実に残り水が少なくなったことを検知してポンプの空運転を防止できる。
【0023】
本発明の請求項4に記載された発明は、合流路に定流量弁が設けられるとともに制御部にはタイマが設けられ、供給先に送る流量をタイマが検出する時間で算出することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の排水再利用装置であり、供給先に送る流量を簡単且つ確実に測定でき、供給先の自動切換えが可能になる。
【0024】
本発明の請求項5に記載された発明は、供給先選択部が流路切換え弁であって、供給先路が指定できることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の排水再利用装置であり、供給先の自動切換えが容易に行なえる。
【0025】
本発明の請求項6に記載された発明は、制御部からの入力で供給先路と供給順が指定可能であることを特徴とする請求項5記載の排水再利用装置であり、供給先の自動切換えが制御部からの入力で容易に行なえる。
【0026】
本発明の請求項7に記載された発明は、第2供給路から分岐された給水管が設けられ、供給先路の少なくとも1以上の供給先に接続されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の排水再利用装置であり、給水管から原水を供給先路に直接供給することができる。
【0027】
本発明の請求項8に記載された発明は、原水路に接続される第2供給路に水タンクが設けられたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の排水再利用装置であり、水タンクに一旦貯めて空気に触れさせるために、嫌気的環境にすることがなく、未使用の状態が継続しても滞留した水の水質が悪化することがなく、衛生的な残り水再利用装置とすることができる。
【0028】
本発明の請求項9に記載された発明は、給水管に水タンクが設けられたことを特徴とする請求項7または8に記載の排水再利用装置であり、給水管から原水を供給先路に直接供給するとき、未使用の状態が継続しても滞留した水の水質が悪化することがなく、衛生的な残り水再利用装置とすることができる。
【0029】
本発明の請求項10に記載された発明は、排水槽が1以上の槽から構成されたことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の排水再利用装置であり、排水源の位置やそれぞれの排水量を考慮して排水槽の配置とサイズの自由が確保でき、排水を残らず再利用でき、水資源を無駄にすることがない。
【0030】
本発明の請求項11に記載された発明は、槽にはポンプを設置した1以上の第1の槽と該第1の槽に接続されて使用される第2の槽とが含まれ、ポンプの吐出管がそれぞれ第1供給路に接続されていることを特徴とする請求項10記載の排水再利用装置であり、ポンプの配置と容量、排水槽の配置とサイズの設計の自由度が確保できる。
【0031】
本発明の請求項12に記載された発明は、排水槽が1以上の排水源からの排水を貯めることができることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の排水再利用装置であり、排水源が複数あるため水量を十分確保でき、排水を残らず再利用でき、水資源を無駄にすることがない。
【0032】
本発明の請求項13に記載された発明は、排水源が浴槽であることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の排水再利用装置であり、浴槽の残り水を残らず再利用できる。
【0033】
本発明の請求項14に記載された発明は、排水槽を収容し、該浴槽の下部に排水槽を配設したユニットバスとして構成されたことを特徴とする請求項13記載の排水再利用装置であり、排水槽と浴槽を配設したユニットバス構成とするため、据え付けが容易になる。
【0034】
本発明の請求項15に記載された発明は、排水源がシンクからの排水であることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の排水再利用装置であり、台所のシンクからの排水を残らず再利用できる。
【0035】
本発明の請求項16に記載された発明は、1以上の槽が接続部を備えたユニット型の小タンクであることを特徴とする請求項10〜15のいずれかに記載の排水再利用装置であり、小タンクを接続して各槽を構成するため、排水源の位置やそれぞれの排水量を考慮して各槽の配置とサイズの自由が確保でき、排水を残らず再利用でき、水資源を無駄にすることがない。
【0036】
本発明の請求項17に記載された発明は、前記第2供給路に設けられた前記電磁弁を迂回するバイパス路が設けられ、前記バイパス路には停電時にも操作可能な弁機構が設けられていることを特徴とする請求項1〜16のいずれかに記載の排水再利用装置であり、バイパス路に停電時にも操作可能な弁機構を設けているため、停電時等に電磁弁が操作できなくなった場合であっても、前記弁機構を操作すれば、水道水の供給ができるため、停電時等にもトイレや洗濯機を使用できる。
【0037】
本発明の請求項18に記載された発明は、前記第2供給路から分岐された給水管に設けられた電磁弁を迂回するバイパス路が設けられ、前記バイパス路には停電時にも操作可能な弁機構が設けられていることを特徴とする請求項7記載の排水再利用装置であり、請求項17に記載された発明と同様に、バイパス路に停電時にも操作可能な弁機構を設けているため、停電時等に電磁弁が操作できなくなった場合であっても、前記弁機構を操作すれば、水道水の供給ができるため、停電時等にもトイレや洗濯機を使用できる。
【0038】
本発明の請求項19に記載された発明は、排水を貯めることができる排水槽と、前記排水槽内の排水を吸い込んで供給先に供給するポンプと、前記ポンプと前記供給先を接続する排水供給路と、原水路と供給先を接続する原水供給路とを備え、前記原水供給路には電磁弁が設けられるとともに、前記ポンプには運転を制御する制御部が設けられ、前記排水槽内の排水が所定量以下になったことが検出されると、前記制御部が前記ポンプの運転を停止し、前記電磁弁を開く排水再利用装置であって、前記原水供給路には、前記電磁弁を迂回するバイパス路が設けられ、前記バイパス路には停電時にも操作可能な弁機構が設けられていることを特徴とする排水再利用装置であり、バイパス路に停電時にも操作可能な弁機構を設けているため、停電時等に電磁弁が操作できなくなった場合であっても、前記弁機構を操作すれば、水道水の供給ができるため、停電時等にもトイレや洗濯機を使用できる。さらに、装置の構成が極めて簡単であるので、家庭用の1つのトイレや洗濯機等に簡単に設置することができ、家庭用としては最適である。
【0039】
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1における排水再利用装置について図面に基づき説明する。実施の形態1は排水源が浴槽で、浴槽の残り水を再利用する場合である。図1は本発明の実施の形態1における排水再利用装置の構成図である。
【0040】
図1において、1は浴槽、1aは浴槽1の側部に設けられ浴槽1内と連通している連通ポンプ室(本発明の排水槽を構成する第1の槽)、2は連通ポンプ室1a内に設置され浴槽1内の残り水を供給先に送るための水中ポンプ(本発明のポンプ)、3は温水洗浄できる水洗トイレ、3aは水洗トイレ3の洗浄水を貯めるロータンク、3bは水洗トイレ3に設けられた温水洗浄ノズル、3cは温水洗浄ノズル3bから吐出する水を保温して貯めた温水タンク、4は洗濯機である。なお、4aは洗濯機4が全自動洗濯機である場合の洗濯機4のコントローラであり、破線で示したのはこのような特定の場合であることを示している。水中ポンプ2としてはターボ型ポンプが好適である。ただ回転型等、ターボ型ポンプに限られるものではない。そして、本実施の形態1においては、水洗トイレ3の洗浄水として残り水を使い、温水タンク3cには水道水を使用する。このため温水洗浄ノズル3bへ供給する水は水道水となり衛生的である。さらに、水洗トイレ3自体の制御機能を利用して、お客など外部の人間が水洗トイレ3を利用するときなどには洗浄水を水道水に切り換えるといったことも可能である。
【0041】
5は原水路である水道水供給管、5aは浴槽1の上方に設けられて水道水を供給する二股蛇口、6aは水中ポンプ2の吐出口に接続され、浴槽1内の残り水を水洗トイレ3や洗濯機4へ供給する供給管(本発明の第1供給路)、6bは浴槽1内の残り水がなくなったとき水道水を供給する供給管(本発明の第2供給路)、6cは供給管6a,6bが合流する合流管、6dは供給先管(本発明の供給先路)、6eは二股蛇口5aから分岐され洗濯機4へ向かう供給管6dに接続される給水管、7は水道水を供給するときに開放され、浴槽1内の残り水が送られているときには閉止される供給管6bに設けられた電磁弁である。なお、供給先管6dの数は供給先の数に応じて増やすことができる。このとき給水管6eの数は少なくとも1以上となる。給水管6eは二股蛇口5aとは別の水道水供給管を接続するのでもよい。そして実施の形態1においては給水管6eを2つに分岐して2箇所で供給管6dに接続しているが、これは洗濯機4にはすすぎ水が必要だからであり、しかも洗濯機4が全自動洗濯機かそれ以外のタイプかによってすすぎ水の供給方法が変わるため、これに対応できるように設けたものである。ただ後述するように、すすぎの水は電磁弁7を開くことによって二股蛇口5aから給水することもできるから、給水管6eは必要に応じて適宜設置する。
【0042】
続いて、8は合流管6cに設けられたフロースイッチ、9は合流管6cに設けられた定流量弁である。このフロースイッチ8がONし、定流量弁9から所定の流量が吐出され始めると、後述のタイマ12でその後の供給水の供給時間をカウントすることで供給先への供給流量が算出できる。なお、水中ポンプ2が駆動されている間は定流量弁9を通して残り水が送られ、残り水の送水が終了したときには引き続き二股蛇口5aからの水道水が送水される。フロースイッチ8がOFFした場合、これは水中ポンプ2が送る残り水が減少したことを意味するから、フロースイッチ8のOFFにより浴槽1内の残り水が少なくなったことを検知できる。フロースイッチ8のOFFで残り水の減少を検知するのに代えて、浴槽1内もしくは連通ポンプ室1a内の水位をレベルセンサで測定するのでもよい。
【0043】
10は複数の供給先を切換えるための流路切換弁(本発明の供給先選択部)、11は水中ポンプ2の運転を制御するコントローラ(本発明の制御部)、11aは供給先管6dとその供給順を指定するためのコントローラ11の入力部である。流路切換弁10は、供給先が3方以上に増加したときには、3方切換弁以上のポートをもつ多方切換弁にする必要がある。さらに実施の形態1の供給先選択部として、上述した複数の供給先の切換えだけでなく、1の供給先への水の供給の有無を制御できる構成のものが好適である。また、コントローラ11はマイクロコンピュータ等で構成され、メモリ部(図示しない)に格納されている制御プログラムを読み出して中央処理装置(CPU)にロードし、水中ポンプ2、電磁弁7、流路切換弁10の制御を行う。洗濯機4のコントローラ4aも基本的に同様である。そして入力部11aはタッチパネル等で構成され、供給先をパネル上の表示を供給順に押すことにより、供給先管6dとその供給順の指定ができる。12はコントローラ11からの指令で残り水もしくは水道水が定流量弁9を通過する時間をカウントするタイマである。
【0044】
13a,13b,13c,13dは逆流を防止するための逆止弁、15aは給水管6eの一方の分岐管に設けられた電磁弁、15bは給水管6eの他方の分岐管に設けられた止水弁である。電磁弁15aは洗濯機4が全自動洗濯機の場合に洗濯機4のコントローラ4aからの指示ですすぎ水を供給する。止水弁15bは、全自動洗濯機のコントローラ4aからの指示がない場合か、もしくはコントローラ4aがあっても手動の設定を行った場合に、すすぎ水を手動で供給するためのものである。すべてのすすぎ水を手動で供給する場合には、止水弁15bによればよく、電磁弁15aとこれを設置する分岐管を設ける必要はない。また、コントローラ4aとコントローラ11とを連携させて、電磁弁7と流路切換弁10を動作させた場合は、電磁弁15a、止水弁15b,給水管6eは不要となる。
【0045】
次に、本実施の形態1の排水再利用装置を使用するときの動作について説明する。図2は本発明の実施の形態1における排水再利用装置の残り水供給フローチャートである。
【0046】
排水再利用装置の使用者がコントローラ11の入力部11aから水洗トイレ3、洗濯機4を供給先として希望の順に入力し(step1)、スタートボタン(図示しない)を押すと(step2)、コントローラ11はメモリ部にこれらのデータを格納する。なお、このメモリ部には、予め、水洗トイレ3への必要供給流量、洗濯機4への必要供給流量が定流量弁9の設定流量と関連して供給時間の形で設定入力されている。
【0047】
図2に示すようにコントローラ11は水中ポンプ2の運転開始を指令する(step3)。なお、フロースイッチ8の閾値として定流量弁9の吐出流量が設定されている。フロースイッチ8がONすると(step4)、コントローラ11はタイマ12にカウント開始を命じる(step5)。その後、コントローラ11はフロースイッチ8がONしているか否かをチェックし(step6)、Noの場合には水中ポンプ2の運転に停止し(step7)、水道水を送るために電磁弁7をONし(step8)、step6に戻る。上述のstep6において、フロースイッチ8がONしておりYesの場合には、タイマ12がカウントアウトしたか否かがチェックされる(step9)。タイマ12がカウントアウトしておれば(Yes)、供給先に供給流量が送られたことを示すから、コントローラ11は次の供給先がメモリ部に設定されているか否かをチェックする(step10)。タイマ12がカウントアウトしていないとき(No)には、再度step6に戻ってカウントアウトまでこれを繰り返す。
【0048】
step10において次の供給先がメモリ部に格納されている場合には、コントローラ11は合流管6cを設定されている次の供給先管6d連通するように流路切換弁10を切り換え(step11)、再びstep5に戻ってタイマ12をスタートさせる。step10において次の供給先がメモリ部に格納されていない場合には、電磁弁7がONしているか否かがチェックされ(step12)、Yesであれば電磁弁7を閉止する(step13)。電磁弁7がONしているときには水中ポンプ2は既に停止されている。step12において電磁弁7がOFFの場合、浴槽1の残り水を送るため水中ポンプ2が駆動されているから、この水中ポンプ2を停止する(step14)。水中ポンプ2が停止され、電磁弁7が閉止されたあとEND処理される。
【0049】
以上説明したように、本実施の形態1の排水再利用装置は、浴槽1の残り水を水中ポンプ2で供給先に送水できるため、水道水の使用量を大幅に減らすことができる。従来のように高設タンクや複数のポンプを設ける必要がなく、基本的に配管設備だけであるから工事量が少なく、装置は安価であり、工事に要する時間も少なくて済む。フロースイッチ8を使って残り水が低下したことを検知するから、きわめて簡単且つ正確に残り水の低下を検出できる。また、これによって残り水がなくなったとしても、水中ポンプ2の空運転を防止することができ、水道水への自動切り換えを円滑に行うことができる。コントローラ11に入力するだけで供給先と供給順が簡単に指定できるし、使用者が側についていなくとも自動的に残り水から水道水に切り換えるから、使用者が供給先の機器を使うときには必要水量が常に確保されており、使い勝手の高い排水再利用装置とすることができる。そして、この残り水再利用装置によれば、水洗トイレ3や洗濯機4等に対して基本的に特別の装備や変更を加えることなく、残り水再利用装置だけですべての制御が可能になる。加えて、水道水が望ましい時期と場所には水道水を供給し、残り水の利用ができる時期と場所には残り水を望み通りに供給でき、水資源をもっとも有効に活用できる。
【0050】
(実施の形態2)
実施の形態2の排水再利用装置は、実施の形態1で使用した流路切換弁に代えて、各供給先路においてコック等の止水弁を設けるものである。実施の形態2も排水源が浴槽で、浴槽の残り水を再利用する場合である。図3は本発明の実施の形態2における排水再利用装置の構成図である。実施の形態1で使用した符号と同一符号の構成は基本的に実施の形態1の構成と同一であるから、これらは詳細な説明は実施の形態1に譲って、特徴である各供給先路に設けた止水弁について説明する。
【0051】
図3において、1は浴槽、2は水中ポンプ、3は水洗トイレ、4は洗濯機、5aは二股蛇口、6a,6bは供給管、6cは合流管、6dは供給先管、6eは給水管、7は電磁弁、8はフロースイッチ、9は定流量弁、11はコントローラ、12はタイマ、13a,13b,13c,13dは逆止弁である。そして、14a,14bは各供給先管6dにそれぞれ設けられたコック等の止水弁(本発明の供給先選択部)、15bは止水弁である。なおここで止水弁15bを設けているのは、すべてのすすぎ水を手動で供給するためである。実施の形態1のように給水管6eに分岐管を設け、電磁弁を併設してもよい。
【0052】
使用者は止水弁14a,14bをそれぞれ切り換えることにより、供給先への送水が可能になる。コントローラ11により自動的に供給先を切り換えるのでなく、供給先ごとにタイマ12で供給時間をカウントして送水を行う。
【0053】
実施の形態2の排水再利用装置は、止水弁14a,14bを用い、コントローラ11もシンプルにすることができ、全体的に安価なシステムとすることができる。
【0054】
(実施の形態3)
実施の形態3の排水再利用装置は、実施の形態1で水道水を供給する供給管に水タンクを設けるものである。実施の形態1、2と同様、浴槽の残り水を再利用する場合である。図4は本発明の実施の形態3における排水再利用装置の構成図である。実施の形態1で使用した符号と同一符号の構成は基本的に実施の形態1の構成と同一であるから、これらは詳細な説明は実施の形態1に譲って、ここでは特徴である水タンクを中心に説明する。
【0055】
図4において、1は浴槽、1aは連通ポンプ室、2は水中ポンプ、3は水洗トイレ、3aはロータンク、3bは温水洗浄ノズル、3cは温水タンク、4は洗濯機である。5は水道水供給管、5aは二股蛇口、6a,6bは供給管、6cは合流管、6dは供給先管、6eは給水管、7は電磁弁である。8はフロースイッチ、9は定流量弁、10は流路切換弁、11はコントローラ、11aは入力部、12はタイマである。13a,13b,13c,13dは逆止弁、15aは電磁弁、15bは止水弁である。以上の構成は実施の形態1と同一である。
【0056】
16aは水道水を一旦貯めて空気との接触を行う第1水タンク、同様に16bは水道水を一旦貯めて空気との接触を行う第2水タンクである。第1水タンク16a,第2水タンク16bはいずれも本発明の水タンクである。続いて17aは第1水タンク16aと供給管6bを接続する導入管、17bは第1水タンク16aと供給管6aを接続する吐出管、18aは第2水タンク16bと給水管6eを接続する導入管、18bは第2水タンク16bと供給先管6dを接続する吐出管である。第2水タンク16bの導入管18aは、分岐された給水管6eとそれぞれ接続されるように二股に分岐されている。
【0057】
本実施の形態3の排水再利用装置は、水道水を供給する場合、本実施の形態1の残り水再利用装置のように水道水の供給圧力で水洗トイレ3,洗濯機4に直接水を供給するのではなく、水道水の供給圧力で第1水タンク16a,第2水タンク16bに水道水を一旦貯めて、第1水タンク16a,第2水タンク16bのヘッド差(水頭)で第1水タンク16a,第2水タンク16bから供給管6a,供給先管6dに水道水を供給する。供給圧力は水位の設定でコントロールする。
【0058】
このように本実施の形態3の排水再利用装置は、水道水を供給するとき、第1水タンク16a,第2水タンク16bに一旦貯めて空気に触れさせるために、嫌気的環境にすることがなく、未使用の状態が継続したときでも滞留した水の水質が悪化することがなく、衛生的な残り水再利用装置とすることができる。従来の高設タンクや貯水槽は残り水の余剰水を貯める必要があり、大容量でなければならないが、実施の形態3の水タンクは小容量のもので十分である。
【0059】
(実施の形態4)
実施の形態4の排水再利用装置は、実施の形態2で水道水を供給する供給管に水タンクを設けるものである。この場合も浴槽の残り水を再利用する場合である。図5は本発明の実施の形態4における排水再利用装置の構成図である。実施の形態2で使用した符号と同一符号の構成は基本的に実施の形態2の構成と同一であり、同様に、実施の形態3で使用した水タンクの構成の符号と同一符号の構成は基本的に実施の形態3の水タンクの構成と同一であるから、これらは詳細な説明は実施の形態3に譲る。
【0060】
図5において、1は浴槽、2は水中ポンプ、3は水洗トイレ、4は洗濯機、5aは二股蛇口、6a,6bは供給管、6cは合流管、6dは供給先管、6eは給水管、7は電磁弁、8はフロースイッチ、9は定流量弁、11はコントローラ、12はタイマ、13a,13b,13c,13dは逆止弁である。そして、14a,14bは各供給先管6dにそれぞれ設けられたコック等の止水弁、15bは止水弁である。
【0061】
また、16aは第1水タンク、同様に16bは第2水タンクである。17aは導入管、17bは吐出管、18aは導入管、18bは吐出管である。
【0062】
本実施の形態4も、供給管6a,供給先管6dに供給する水道水は第1水タンク16a,第2水タンク16bのヘッド差(水頭)で供給する。供給圧力は水位の設定でコントロールする。これらは実施の形態3と同様である。
【0063】
そして、本実施の形態4の排水再利用装置は、止水弁14a,14bを用い、コントローラ11もシンプルにすることができ、全体的に安価なシステムにすることができる。これと同時に、水道水を供給するとき、第1水タンク16a,第2水タンク16bに一旦貯めて空気に触れさせるために、水質が悪化することがなく、衛生的な残り水再利用装置とすることができる。
【0064】
(実施の形態5)
実施の形態5の排水再利用装置は、風呂の洗い場で排水された水を回収する付加タンクが設けられたものである。図6(a)は本発明の実施の形態5における排水再利用装置の構成図、図6(b)は(a)の残り水再利用装置の洗い場の排水槽斜視図である。実施の形態3で使用した符号と同一符号の構成は基本的に実施の形態3の構成と同一であるから、これらは詳細な説明は実施の形態3に譲って、ここでは付加タンクを中心に説明する。
【0065】
図6において、1は浴槽、1aは連通ポンプ室(本発明の排水槽の一部を構成する第1の槽)、2は水中ポンプ、2aは第2水中ポンプ(本発明の第2ポンプ)、3は水洗トイレ、3aはロータンク、3bは温水洗浄ノズル、3cは温水タンク、4は洗濯機である。5は水道水供給管、5aは二股蛇口、6a,6bは供給管、6cは合流管、6dは供給先管、6eは給水管、7は電磁弁である。8はフロースイッチ、9は定流量弁、10は流路切換弁、11はコントローラ、11aは入力部、12はタイマである。13a,13b,13c,13dは逆止弁、15aは電磁弁、15bは止水弁である。16aは第1水タンク、16bは第2水タンクである。17a,18aは導入管、17b,18bは吐出管である。
【0066】
19は入浴室内に浴槽1を収容しユニット化されたユニットバス、20は浴槽1を載置し洗い場から排水される水を貯める付加タンク(本発明の排水槽の他の一部を構成する第1の槽及び第2の槽の結合槽)、20aは付加タンク20の上面でスノコ状に構成された洗い場タンク面、20bは洗い場タンク面20aに形成された溝の中に設けられた多数の回収孔、20cは洗い場タンク面20aに形成された第2水中ポンプ2aの吐出管が挿通される吐出管孔、20は付加タンク20を構成する小タンク(本発明の他の第1の槽)、20,20は付加タンク20を構成する他の小タンク(本発明の第2の槽)である。洗い場タンク面20a上で流されたお風呂の湯は多数の長溝に流れ込み、溝内の回収孔20bから付加タンク20内に回収される。20dは、付加タンク20を複数のユニット化された小タンク20、20,20を結合して使用するときにこれらを接続するための接続栓である。組合わせて付加タンク20を構成すれば、ユニットバスの広さに応じて組合わせ方を変えることができる。21は第2水中ポンプ2aの吐出管である。吐出管21は供給管6aに接続される。
【0067】
実施の形態5の排水再利用装置は、ユニットバスの下面に付加タンク20を設け、この付加タンク20の上面が洗い場となり、排水はすべて回収孔20bから付加タンク内に回収される点に特徴がある。付加タンク20が回収した排水で一杯となったときは図示しない排水孔からオーバーフローさせる。このように付加タンク20を用いることにより、浴槽1で使用する水はすべて再利用でき、水資源をきわめて有効に利用することができる。
【0068】
続いて浴槽1の残り水と排水の利用の仕方について説明する。残り水を利用するときには、コントローラ11は入力部11aからの入力で供給先が水洗トイレ3か洗濯機4を確認する。水洗トイレ3の場合には、最初に第2水中ポンプ2aに起動をかけて水洗トイレ3に付加タンク20内の排水を供給する。付加タンク20内の排水がなくなったことがフロースイッチ8により検出されたとき、コントローラ11は水中ポンプ2を駆動して連通ポンプ室1a内の残り水を水洗トイレ3に供給し、これもすべてなくなったときに初めて水道水を供給するために電磁弁7を開く。また、洗濯機4の場合には、コントローラ11は水中ポンプ2に起動をかけ、連通ポンプ室1a内の残り水を洗濯機4に供給し、これがすべて供給し終わったときに初めて電磁弁7を開き、水道水を供給するものである。
【0069】
このように実施の形態5の排水再利用装置は、風呂で使用した水をほとんどすべてリサイクルでき、水資源の有効活用ができる。水洗トイレ3へは排水を供給するが、洗濯機4にはこれを供給せず、用途に応じて最も適切なリサイクルが行える。なお、残り水再利用装置の付加タンク20は必ずしもユニットバス19内に配置するタンクである必要はなく、普通のタンクを浴槽1脇に配置するので構わない。ユニットバス19として構成する必要もない。また、付加タンク20を固定式でなく移動可能なタンクとすれば、安価なタンクにすることができる。
【0070】
(実施の形態6)
本発明の実施の形態6における排水再利用装置について図面に基づき説明する。実施の形態6は排水源が浴槽と流し台のシンクで、浴槽の残り水のほかにシンクからの排水を再利用する場合である。図7(a)は本発明の実施の形態1における排水再利用装置の構成図、図7(b)は(a)の残り水再利用装置の排水槽斜視図である。
【0071】
図7において、1は浴槽、2bは水中ポンプ、3は水洗トイレ、3aはロータンク、3bは温水洗浄ノズル、3cは温水タンク、4は洗濯機である。5は水道水供給管、5aは二股蛇口、6a,6bは供給管、6cは合流管、6dは供給先管、6eは給水管、7は電磁弁である。8はフロースイッチ、9は定流量弁、10は流路切換弁、11はコントローラ、11aは入力部、12はタイマである。13a,13b,13c,13dは逆止弁、15aは電磁弁、15bは止水弁である。16aは第1水タンク、16bは第2水タンクである。17a,18aは導入管、17b,18bは吐出管である。
【0072】
図7(a)に示すように、実施の形態6では水中ポンプ2bだけを使っており、浴槽1内の残り水と洗い場からの排水はすべて後述の集合タンク23内に貯めて再利用している。しかし、実施の形態5と同様に浴槽1内に連通ポンプ室1aを設置し、水中ポンプ2を設けて、この水中ポンプ2と水中ポンプ2bとで2系統の排水供給源とするのでもよい。
【0073】
22は台所等の流し台、22aは流し台22のシンク、22bはシンク22aから炊事等の排水を後述する集合タンク23に導く導水路、22cは導水路22bに排水を導入するように切換えるレバー付きの切換え弁である。23は浴槽1の洗い場から排水とシンク22aからの排水を貯めることができる集合タンク(本発明の排水槽)、23,23,23,23は集合タンク23を構成するユニット型の小タンク、23aは小タンク23の上面でスノコ状に構成された洗い場タンク面、23bは小タンク23,23,23に形成された回収孔、23cは小タンク23に設置された水中ポンプ2bの吐出管が挿通される吐出管孔である。23dは小タンク23,23,23の上面に形成された切込み溝、23eはオーバーフローした水を排水できる排水孔、23f,23fは小タンク23,23,23,23の接続部を構成する挿入管、23gはシンク22aからの排水を導く導水路22bを接続するシンク排水接続孔である。
【0074】
小タンク23,23,23,23は挿入管23f,23fを嵌合させることにより接続され、組み合わされて集合タンク23を構成する。また、小タンク23,23,23の上面は平面状に形成されているが、切込み溝23dが設けられ、回収孔23cに向って切り込み深さが増すようにテーパがついており、洗い場からの排水は切込み溝23dに沿って回収孔23cにガイドされ、集合タンク23に回収される。
【0075】
シンク22aから排水するときは、切換え弁22cを切換えて排水を導水路22bから小タンク23に回収する。小タンク23は小タンク23,23,23と連通されており、浴槽1の残り水と集合されて貯められる。集合タンク23内に貯められた排水は、水中ポンプ2bによって水洗トイレ3等で再利用される。
【0076】
実施の形態6の排水再利用装置は、風呂と台所で使用した水をほとんどすべてリサイクルでき、水資源の有効活用ができる。排水源はさらに増すことができる。ユニット型の小タンク23,23,23,23を組み合わせることにより集合タンク23を構成するため、タンクの拡張がきわめて容易である。
【0077】
(実施の形態7)
実施の形態7の排水再利用装置は、大規模施設用ではなく家庭用のトイレや洗濯機用として好適に適用できるよう装置の構成を簡単にし、しかも、停電時等に電磁弁が操作できなくなった場合であっても、給水を可能とするものである。図8は本発明の実施の形態7における排水再利用装置の構成図である。実施の形態1で使用した符号と同一符号の構成は基本的に実施の形態1の構成と同一であるから、これらは詳細な説明は実施の形態1に譲る。
【0078】
図8において、1は浴槽、2は水中ポンプ、3は水洗トイレ、3aはロータンクである。水中ポンプ2とロータンク3aにはそれぞれ水センサ24,25が取り付けられている。水中ポンプ2とロータンク3aは排水供給路26で接続されており、この排水供給路26には、エアタンク27と流動センサ28と電磁弁29と逆止弁30が設けられている。流動センサ28は流動スイッチによって代替することができる。
【0079】
一方、31は、水道水供給管である原水路(図示せず)と接続されロータンク3aに水道水を供給する原水供給路である。原水供給路31には、電磁弁32が設けられ、さらに、電磁弁32を迂回するバイパス路33が設けられている。バイパス路33には、停電時にも操作可能な弁機構として手動バルブ34が設けられている。手動バルブ34は、内部電池付きの電磁弁で代替することできる。要するに、バイパス路33には、停電時にも操作可能な弁機構を設ければよい。また、原水供給路31とロータンク3aとの接続部には通常のボールタップ35が設けられている。
【0080】
11は、水中ポンプ2の運転等を制御するコントローラである。コントローラ11は、水センサ24,25及び流動センサ28からのセンサ信号を受けて、水中ポンプ2及び電磁弁29,32を制御する。
【0081】
以上の構成において、ロータンク3a内の水位が下がって水センサ25が作動すると、排水供給路26側の電磁弁29が開放される。これにともない、エアタンク27からの圧力により排水供給路26内に水流が発生し、流動センサ28が作動する。この流動センサ28が作動し、かつ、水中ポンプ2の水センサ24が排水があることを検知すると、水中ポンプ2が作動する。水中ポンプ2が作動しているときには原水供給路側の電磁弁32は閉止状態となるように設定されており、水道水は供給されない。
【0082】
その後、ロータンク3a内の水センサ25が満水を検知すると水中ポンプ2は停止する。一方、ロータンク3a内の水センサ25が満水を検知しなくても、水中ポンプ2の水センサ24によって排水がないことが検知されると、水中ポンプ2は停止する。水中ポンプ2が停止すると、排水供給路26側の電磁弁29は閉止され、原水供給路側の電磁弁32は開放される。排水供給路26側の電磁弁29が閉止されるのにともない、エアタンク27に排水が浸入しエアタンク27の圧力があがる。この圧力は、次に電磁弁29が開放したときに排水供給路26内に水流を発生させるための圧力となる。一方、原水供給路側の電磁弁32が開放されると、水道水がロータンク3aに供給される。この水道水の供給量は、ポールタップ35によって制御される。すなわち、ロータンク3a内が満水でない場合には、ボールタップ35は作動しないので水道水が供給され、満水になるとボールタップ35が作動するので、水道水の供給は停止される。
【0083】
以上のように、本実施の形態7では、電磁弁29と32が反対の動作をすることによって、浴槽1の残り水を水中ポンプ2で供給先に送水でき、浴槽1の残り水が無くなったときには水道水を供給する。ただし、停電等のトラブルによって電磁弁29,32等が操作できなくなると、電磁弁29,32を介した送水ができなくなる。この場合、バイパス路33に設けた手動バルブ34を手動で開ける。これによって、水道水がバイパス路33を介してロータンク3aに供給されるので、停電時等であってもトイレが使えなくなるという不具合が生じることはない。
【0084】
なお、本実施の形態7において、入浴中は水中ポンプ2のみの電源を切り、浴槽1の残り水を使わないようにする。
【0085】
以上説明した本実施の形態7では、原水供給路31に停電時対応のバイパス路33を設け、バイパス路33に手動バルブ34を設けたが、このようなバイパス路機構は、先に説明した他の実施の形態における水道水(原水)の供給経路にも適用可能である。例えば、図7に示した実施の形態6において、電磁弁7を迂回して第1水タンク16aと合流管6cを直結するバイパス路、及び、電磁弁15aを迂回して第2水タンク16bと供給先管6dを直結するバイパス路を設け、それぞれのバイパス路に手動バルブを設けることができる。このようにすれば、実施の形態6の排水再利用装置を、停電時にも供給先(水洗トイレ3、洗濯機4)への水道水の供給が可能なものとすることができる。
【0086】
【発明の効果】
本発明の排水再利用装置によれば、排水を利用できるため水道水の使用量を大幅に減らすことができ、高設タンクや複数のポンプを設ける必要がなく基本的に配管設備だけで工事量が少なく安価であり、残り水がなくなってもポンプの空運転を防止して、水道水への自動切換えが可能である。
【0087】
また、残り水が所定量以下になったことをフロースイッチによって検出でき、きわめて容易に残り水が少なくなったことを検知してポンプの空運転を防止できる。残り水が所定量以下になったことをレベルセンサによって検出でき、簡単且つ確実に残り水が少なくなったことを検知してポンプの空運転を防止できる。供給先に送る流量を簡単且つ確実に測定でき、供給先の自動切換えが容易に行なえる。さらに、供給先の自動切換えが制御部からの入力で容易に行なえる。
【0088】
そして、水洗トイレや洗濯機等に対して基本的に特別の装備や変更を加えることなく、本発明の残り水再利用装置だけですべての制御が可能になる。加えて、水道水が望ましい時期と場所には水道水を供給し、残り水の利用ができる時期と場所には残り水を望み通りに供給でき、水資源をもっとも有効に活用できる。
【0089】
また、水タンクに一旦貯めて空気に触れさせるために、未使用の状態が継続しても滞留した水の水質が悪化することがなく、衛生的な残り水再利用装置とすることができる。
【0090】
排水槽が1以上の槽から構成されたため、排水源の位置やそれぞれの排水量を考慮して排水槽の配置とサイズの自由が確保でき、排水を残らず再利用でき、水資源を無駄にすることがない。
【0091】
ポンプを設置した1以上の第1の槽とこれと接続されて使用される第2の槽とを有し、ポンプの吐出管がそれぞれ第1供給路に接続されているから、ポンプの配置と容量、排水槽の配置とサイズの設計の自由度が確保できる。
【0092】
1以上の排水源からの排水を再利用するので、水量を十分確保でき、排水を残らず再利用でき、水資源を無駄にすることがない。排水源が浴槽の場合、浴槽の残り水を残らず再利用できる。排水槽と浴槽を配設したユニットバス構成とした場合、据え付けが容易になる。排水源がシンクからの排水の場合、台所のシンクからの排水を残らず再利用できる。
【0093】
接続部を備えたユニット型の小タンクを接続して各槽を構成すため、排水源の位置やそれぞれの排水量を考慮して各槽の配置とサイズの自由が確保でき、排水を残らず再利用でき、水資源を無駄にすることがない。
【0094】
原水を供給する供給経路に、そこに設置された電磁弁を迂回するバイパス路を設け、バイパス路に停電時にも操作可能な弁機構を設けたので、停電時等に電磁弁が操作できなくなった場合であっても供給先への給水が可能となり、停電時等に不具合が生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における排水再利用装置の構成図
【図2】本発明の実施の形態1における排水再利用装置の残り水供給フローチャート
【図3】本発明の実施の形態2における排水再利用装置の構成図
【図4】本発明の実施の形態3における排水再利用装置の構成図
【図5】本発明の実施の形態4における排水再利用装置の構成図
【図6】(a)本発明の実施の形態5における排水再利用装置の構成図
(b)(a)の排水再利用装置の洗い場タンク面斜視図
【図7】(a)本発明の実施の形態6における排水再利用装置の構成図
(b)(a)の残り水再利用装置の排水槽斜視図
【図8】本発明の実施の形態7における排水再利用装置の構成図
【図9】従来の排水再利用装置の構成図
【符号の説明】
1,51 浴槽
1a 連通ポンプ室
2,2b 水中ポンプ
2a 第2水中ポンプ
3,53 水洗トイレ
3a,59 ロータンク
3b 温水洗浄ノズル
3c 温水タンク
4,52 洗濯機
4a,11 コントローラ
5 水道水供給管
5a 二股蛇口
6a,6b 供給管
6c 合流管
6e 給水管
6d 供給先管
7,15a 電磁弁
8 フロースイッチ
9 定流量弁
10 流路切換弁
11a 入力部
12 タイマ
13a,13b,13c,13d 逆止弁
14a,14b,15b 止水弁
16a 第1水タンク
16b 第2水タンク
17a,18a 導入管
17b,18b 吐出管
19 ユニットバス
20 付加タンク
20a,23a 洗い場タンク面
20b,23b 回収孔
20c,23c 吐出管孔
20d 接続栓
21 吐出管
22 流し台
22a シンク
22b 導水路
22c 切換え弁
23 集合タンク
23,23,23,23 小タンク
23d 切込み溝
23e 排水孔
23f,23f 挿入管
23g シンク排水接続孔
24,25 水センサ
26 排水供給路
27 エアタンク
28 流動センサ
29 電磁弁
30 逆止弁
31 原水供給路
32 電磁弁
33 バイパス路
34 手動バルブ
35 ボールタップ
54 風呂用ポンプ
55 高設タンク
56 排水貯水槽
57 貯水タンク
58 排水貯水槽用ポンプ
60 タイマースイッチ

Claims (19)

  1. 排水を貯めることができる排水槽と、前記排水槽内の排水を吸い込んで供給先に供給するポンプと、前記ポンプに接続される第1供給路と、原水路に接続される第2供給路と、前記第1供給路と前記第2供給路が合流される合流路と、前記合流路に接続され1以上の供給先にそれぞれ接続される供給先路と、前記供給先路に設けられ供給先に応じて供給の有無と供給先路を選択できる供給先選択部を備えた排水再利用装置であって、
    前記第2供給路には電磁弁が設けられるとともに、前記ポンプには運転を制御する制御部が設けられ、
    前記排水槽内の排水が所定量以下になったことが検出されると、前記制御部が前記ポンプの運転を停止し、前記電磁弁を開くことを特徴とする排水再利用装置。
  2. 前記合流路にはフロースイッチが設けられ、前記排水槽内の排水が所定量以下になったことを該フロースイッチによって検出することを特徴とする請求項1記載の排水再利用装置。
  3. 前記浴槽には水位を検出するレベルセンサが設けられ、前記排水槽内の排水が所定量以下になったことを該レベルセンサによって検出することを特徴とする請求項1記載の排水再利用装置。
  4. 前記合流路に定流量弁が設けられるとともに前記制御部にはタイマが設けられ、供給先に送る流量を前記タイマが検出する時間で算出することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の排水再利用装置。
  5. 前記供給先選択部が流路切換え弁であって、供給先路が指定できることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の排水再利用装置。
  6. 前記制御部からの入力で供給先路と供給順が指定可能であることを特徴とする請求項5記載の排水再利用装置。
  7. 前記第2供給路から分岐された給水管が設けられ、前記供給先路の少なくとも1以上の供給先に接続されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の排水再利用装置。
  8. 原水路に接続される第2供給路に水タンクが設けられたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の排水再利用装置。
  9. 前記給水管に水タンクが設けられたことを特徴とする請求項7または8に記載の排水再利用装置。
  10. 前記排水槽が1以上の槽から構成されたことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の排水再利用装置。
  11. 前記槽にはポンプを設置した1以上の第1の槽と該第1の槽に接続されて使用される第2の槽とが含まれ、前記ポンプの吐出管がそれぞれ前記第1供給路に接続されていることを特徴とする請求項10記載の排水再利用装置。
  12. 前記排水槽が1以上の排水源からの排水を貯めることができることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の排水再利用装置。
  13. 前記排水源が浴槽であることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の排水再利用装置。
  14. 前記排水槽を収容し、該浴槽の下部に前記排水槽を配設したユニットバスとして構成されたことを特徴とする請求項13記載の排水再利用装置。
  15. 前記排水源がシンクからの排水であることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の排水再利用装置。
  16. 前記1以上の槽が接続部を備えたユニット型の小タンクであることを特徴とする請求項10〜15のいずれかに記載の排水再利用装置。
  17. 前記第2供給路に設けられた前記電磁弁を迂回するバイパス路が設けられ、前記バイパス路には停電時にも操作可能な弁機構が設けられていることを特徴とする請求項1〜16のいずれかに記載の排水再利用装置。
  18. 前記第2供給路から分岐された給水管に設けられた電磁弁を迂回するバイパス路が設けられ、前記バイパス路には停電時にも操作可能な弁機構が設けられていることを特徴とする請求項7記載の排水再利用装置。
  19. 排水を貯めることができる排水槽と、前記排水槽内の排水を吸い込んで供給先に供給するポンプと、前記ポンプと前記供給先を接続する排水供給路と、原水路と供給先を接続する原水供給路とを備え、前記原水供給路には電磁弁が設けられるとともに、前記ポンプには運転を制御する制御部が設けられ、前記排水槽内の排水が所定量以下になったことが検出されると、前記制御部が前記ポンプの運転を停止し、前記電磁弁を開く排水再利用装置であって、
    前記原水供給路には、前記電磁弁を迂回するバイパス路が設けられ、前記バイパス路には停電時にも操作可能な弁機構が設けられていることを特徴とする排水再利用装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009010607A1 (es) * 2007-07-19 2009-01-22 Alberto Miret Pech Economizador de agua para cuartos de baño
CN101845844A (zh) * 2010-05-28 2010-09-29 昆明理工大学 沼气无臭换气公厕节水循环装置
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