JP2003231447A - 複数の同等のアクセス権を有する制御装置を具備する自動車内の駆動シーケンス開ループ制御および/または閉ループ制御システム能動化方法 - Google Patents
複数の同等のアクセス権を有する制御装置を具備する自動車内の駆動シーケンス開ループ制御および/または閉ループ制御システム能動化方法Info
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Abstract
び/または閉ループ制御システムをより確実に能動化す
る方法を提供する。 【解決手段】 制御装置(SG1,SG2,…,SG
n)は,揮発性メモリ(4)と,ローダプログラムを含
む不揮発性メモリ(5)とを有し,時間制御される通信
システム(3)を介して互いに接続され,制御装置の少
なくとも1つは,セントラルメモリ(6)を有し,その
中に全制御装置のための時間制御される通信に必要なデ
ータが格納され,システム(1)の能動化プロセスの
間,制御装置の1つが一時的なマスター制御装置として
用いられ,マスター制御装置は,残りの制御装置の通信
システムへのログオン,特にセントラルメモリから通信
システムを介して残りの制御装置へのデータの伝送を調
整し,予め設定可能な期間の経過後に,または能動化プ
ロセス終了後に,一時的なマスター機能を終了する。
Description
ーケンスを開ループ制御および/または閉ループ制御す
るシステムを能動化させる方法に関する。特にかかるシ
ステムは,自動車内の所定の機能を開ループ制御および
/または閉ループ制御するための複数の同等のアクセス
権を有する制御装置を備え,かかる制御装置は,揮発性
メモリと,ローダプログラムを含んでいる不揮発性のメ
モリとを有し,時間制御される通信システムを介して互
いに接続されているものに関する。
ループ制御および/または閉ループ制御するための制御
装置の計算装置上,特にマイクロプロセッサ上で遂行可
能な,コンピュータプログラムに関する。
たは閉ループ制御するための複数の同等のアクセス権を
有する制御装置を具備する自動車内の駆動シーケンスを
開ループ制御および/または閉ループ制御するためのシ
ステムに関する。
御若しくは閉ループ制御するために,多数の制御装置が
設けられている。かかる制御装置のいずれかが駆動にお
いて自動車の所定の機能ユニットを開ループ制御若しく
は閉ループ制御する,これらの制御装置は,通信システ
ムを介して互いに接続されている。また制御装置は,シ
ステムの通信加入者である。既知の通信システムとし
て,例えばTTP/C(Time Triggered
Protocol,SAE ClassC)またはF
lexRay(BMW,ダイムラークライスラー,モト
ローラ,フィリップスおよびボッシュによる開発中の通
信システム;インターネット内の情報:http://
www.flexray−group.com)があ
る。
に分割することができる。1つは,いわゆる個別制御装
置がある。これは,個別のプログラムを有する制御装置
である。かかる個別制御装置は,例えばブレーキシステ
ム(アンチロックブレーキングシステム,ABS)また
は内燃機関を制御するために使用される。他の1つは,
例えば電気機械的ブレーキ(EMB;brake−by
−wire)を制御するために使用される等しい構造を
有する制御装置がある。EMBの場合においては,等し
く構成されて,かつ等しいソフトウェアによって駆動さ
れる,4つの制御装置が設けられている(各車輪につい
て1つの制御装置)。4つの制御装置は,等しい課題,
すなわちソフトウェア設定に基づくブレーキ力の調節を
実行する。
装置の場所的な位置決めによってのみ発生する。かかる
差異は,前車軸と後車軸の間のブレーキ力分配におい
て,かつABS−,ASR(駆動スリップ制御/Ant
riebs−Schluph−Regelung)−ま
たはESP(電子安定化プログラム/Elektron
ishes Stabilitaets−Progra
mm)−駆動における場合に生じる。これらの場合にお
いては,制御装置は,かかる駆動がどの車輪に対応づけ
られているかを認知しなければならない。なぜなら,車
輪個別の目標値が調節されなければならないからであ
る。
メモリと揮発性のメモリとを有している。システムの制
御装置のプログラミングを,特にシステムによって開ル
ープ制御若しくは閉ループ制御される自動車の機能ユニ
ットを後から修正することを容易にするために,プログ
ラムの全制御装置にとって等しい部分をセントラルメモ
リに格納して,そこからシステムの能動化の枠内で,個
々の制御装置の揮発性メモリに伝送することができる。
後から修正する場合には,中央の個所でのみ,つまりセ
ントラルメモリ内でプログラム変更を実行すれば済む。
されたシステムは,共通のグローバルなタイムベースを
必要し,通信システムにログオンしている全ての制御装
置が関与することにより形成され,例えば,グローバル
タイムを,制御装置の全てのローカルタイムベースの平
均値によって形成することが知られている(例えば,特
許文献1参照)。制御装置は,かかるローカルなタイム
ベースとグローバルなタイムベースとの間の個別的な差
を求める。かかる差は,制御装置内でローカルなタイム
ベースへ加算されて,合計がグローバルタイムベースと
して利用される。ここで説明したプロセスは,制御装置
のグローバルなタイムベースへの同期化と称される。
(DE19753288A1)
術から知られている,時間制御される通信システムによ
って接続されている多数の制御装置を有する既知のシス
テムにおいては,時間制御される通信のために必要な全
ての制御装置のためのデータがセントラルメモリ内に格
納される場合には,システムの能動化の構成は,困難に
なる。
時間制御される通信システムを駆動するための方法とし
て,「DSIバス基準,リリース1.0(DSI Bu
sStandard,Release1.0)」が知ら
れている。その場合に通常駆動においては,スレーブ制
御装置のためのグローバルタイムクロックを提供するマ
スター制御装置が必要とされる。かかるマスター制御装
置が故障した場合でもシステムが完全に機能可能であり
続けるためには,マスター制御装置を冗長に形成しなけ
ればならない。このため,通常の場合においては利用さ
れない付加的なハードウェアソースのために著しい付加
コストが生じることとなる。かかるコストは,通信加入
者として完全に同等なアクセス権を有する制御装置を備
えたシステムにおいては,省くことができるものであ
る。
を有する制御装置を具備する自動車内の駆動シーケンス
開ループ制御および/または閉ループ制御システムの能
動化方法が有する上記問題点に鑑みてなされたものであ
り,本発明の目的は,自動車内の駆動シーケンスを開ル
ープ制御および/または閉ループ制御するためのシステ
ムの確実かつ信頼できる能動化を提供することの可能
な,新規かつ改良された複数の同等のアクセス権を有す
る制御装置を具備する自動車内の駆動シーケンス開ルー
プ制御および/または閉ループ制御システム能動化方法
を提供することである。
め,本発明の第1の観点によれば,以下の処理手順を有
する方法を提案する。: −システムがスイッチ入力される; −制御装置の1つが,一時的にマスター制御装置にな
る; −制御装置の少なくとも1つは,セントラルメモリを有
しており,かかるセントラルメモリの中に全ての制御装
置のための時間制御される通信に必要なデータが格納さ
れており,その場合にマスター制御装置は,システムの
能動化プロセスの間,残りの制御装置の通信システムへ
のログオン,特にセントラルメモリから通信システムを
介して残りの制御装置へのデータの伝送を調整し;かつ −マスター制御装置の一時的なマスター機能は,予め設
定可能な期間の経過後,または能動化プロセスの終了後
に終了される。
テムを有する分配されたシステムを通常駆動において
は,同等のアクセス権を有する通信加入者によって駆動
することが提案される。それによってシステムは,問題
なくスケーリング可能かつ拡張可能となる。
調子を上げる能動化プロセスの間に,必要なシーケンス
を調整することができるようにするために,制御装置の
1つが一時的にマスター制御装置の機能を引き受けるこ
とが提案される。残りの制御装置は,能動化プロセスの
間にスレーブ制御装置として扱われる。なお,このとき
制御装置のどれがマスター制御装置として利用されるか
は,任意に定めることができる。
メモリを有しており,かかるセントラルメモリの中に時
間制御される通信に必要なデータが格納されている。こ
れらのデータは,システムの能動化の枠内で,通信シス
テムにログオンしている個々の制御装置内へ伝送され
て,そこで例えば揮発性メモリに格納される。マスター
制御装置は,システムの能動化プロセス,特に,セント
ラルメモリからのデータの読出しと通信システムを介し
てのデータの制御装置への伝達を調整する。
ている間,マスター制御装置のローカルタイムは,通信
システムのためのグローバルタイムベースとして利用さ
れる。残りの制御装置は,かかるローカルタイムベース
に同期化される。予め設定可能な期間の経過後(いわゆ
るタイムアウト),またはシステムの能動化プロセスの
終了後に,マスター制御装置は,かかるマスター機能を
再び返上し,残りの制御装置と並んで同等のアクセス権
の通信加入者となる。その場合にマスター制御装置のロ
ーカルタイムベースからグローバルタイムベースへ移行
される。全通信加入者は,グローバルタイムベースに同
期化される。かかるグローバルタイムベースは,通信シ
ステムにログオンしている全ての制御装置の関与により
形成される。グローバルタイムは,例えば制御装置の全
てのローカルタイムベースの平均値によって求めること
ができる。制御装置は,そのローカルタイムベースとグ
ローバルタイムベースとの間の個別的な差を求める。制
御装置内で,かかる差がローカルタイムベースに加算さ
れて,合計がグローバルタイムベースとして利用され
る。
メモリを有する制御装置が,一時的なマスター制御装置
になる。
ての制御装置として自己のスイッチ入力ルーチンを終了
した制御装置が一時的なマスター制御装置になる。
装置によって,自己のスイッチ入力ルーチンの終了後に
予め設定可能な期間の通信システム上に印加されている
信号が受信されることが提案される。制御装置が実際に
信号を受信した場合には,かかる制御装置は,自己のス
イッチ入力ルーチンを終了した最初の制御装置ではない
と推測される。すなわち制御装置によって通信システム
を介して受信された信号は,かかる制御装置の前に,既
にスイッチ入力ルーチンを終了している制御装置から送
信されているからである。信号が受信された場合には,
制御装置は,予め設定可能な期間の経過後に,通信シス
テムを介して信号を送信して一時的なマスター制御装置
に通信加入者としてログオンすることができる。
の制御装置が自己のスイッチ入力ルーチンを終了した最
初の制御装置であると推測される。制御装置は,この期
間の間に残りの制御装置によって信号が受信されない場
合に,一時的なマスター制御装置になることが提案され
る。
なマスター制御装置によってシステムのスイッチオン後
に信号が通信システムを介して送信されることが提案さ
れる。マスター制御装置は,信号を遅くとも自己のスイ
ッチ入力ルーチンの終了後に送信する。信号は,制御装
置のどれがマスター機能を引き受けたか(マスター制御
装置の制御装置個別の同定),および残りの制御装置が
どのタイムベースに同期化すべきか(マスター制御装置
のローカルタイムベース)についての情報を含むことが
できる。かかる信号は,マスター制御装置に対して自己
を認識させ,かつ通信システムにログオンすることを要
請する,残りの制御装置への要請とすることもできる。
時的なマスター制御装置からの信号は,残りの制御装置
へ個別に送信されることが提案される。残りの制御装置
の同定(一義的な同定)は,マスター制御装置では,解
されており,若しくは通信プロトコルに基づくデータを
用いて知られる。
全ての残りの制御装置へ循環的に送信されることが提案
される。かかる代替的な実施形態に基づく信号は,所定
の制御装置のために定められておらず,まだ通信加入者
としてログオンしていない,残りの全ての制御装置のた
めに定められている。制御装置の,その自己のスイッチ
入力ルーチンを終了したものは,信号を受信して,マス
ター制御装置に通信加入者としてログオンする。
受信されて,受信した信号への応答として応答信号が通
信システムを介して一時的なマスター制御装置へ送信さ
れる。残りの制御装置の1つからの応答信号を受信した
後に,マスター制御装置は,セントラルメモリから通信
システムを介しての該当する制御装置へのデータ伝送を
調整することが好ましい。データ伝送は,例えばデータ
パケット内で行うことができ,それによってマスター制
御装置は,さらに信号を残りの制御装置へ送信して,残
りの制御装置の応答信号を処理することができる。
送されることが好ましい。このようにしてマスター制御
装置に,残りの制御装置のどれが通信加入者としてログ
オンしたかが伝えられる。同定は,ソフトウェアまたは
ハードウェアによって形成することができる。例えば,
制御装置を通信システムへ接続するための接続素子は,
接触ピンまたはピンを有することができ,かかるピンの
コード化が制御装置の一義的な同定を可能にする。コー
ド化されたピンの数は,可能な組み合わせの数を定め
る。EMBの4つの制御装置をコード化するためには,
例えば前方左用の00,前方右用の01,後方左用の1
0および後方右用の11の2つのビットが必要である。
めの他の可能性として,一時的なマスター制御装置から
の信号の受信後に,応答信号が送信される前に,制御装
置を個別に予め設定可能な期間に待機されることが提案
される。残りの制御装置は,遅くともそのスイッチ入力
ルーチンの終了後に,マスター制御装置から送信された
信号に,一義的に定められた時間偏差delta_tを
もって応答し,かかる時間偏差は,各制御装置の自己の
一義的な同定iを用いて求められる。マスター制御装置
が信号を循環的に送信する場合には,残りの制御装置
は,少なくとも1つのサイクル内で応答する。さらに,
時間偏差delta_tは,最大可能なバス加入者の数
nで割ったバスマスター信号のサイクル時間Tよりも小
さい。時間偏差delta_tのための可能なアルゴリ
ズムは,以下の通りである。:
て残りの制御装置の応答信号が受信されて,データが中
間メモリから通信システムを介して,その応答信号が成
功して受信された残りの制御装置へ送信されることが提
案される。
スイッチ入力ルーチンを最初の制御装置として終了した
制御装置が一時的なマスター制御装置になっている場合
について,予め設定可能な期間の後に,またはセントラ
ルメモリを有する制御装置の指令に応じて,一時的なマ
スター機能を,セントラルメモリを有する制御装置へ引
き渡すことが提案される。マスター制御機能の引き受け
るために,セントラルメモリを有する制御装置は,それ
に応じたメッセージを残りの通信加入者へ通信システム
を介して送信することができる。その後システムの初期
化は,セントラルメモリを備えた制御装置によって上述
したように続行される。セントラルメモリを備えた制御
装置は,マスター機能の引き受け後に,システム内で残
っている能動化プロセスの間に必要とされるシーケンス
を調整し,特にまだログオンしていない通信加入者とし
てのログオンを調整する。
御装置が既に通信加入者としてログオンしているかの情
報も,セントラルメモリを有する制御装置へ引き渡され
なければならない。情報は,時間制御される通信のため
に必要なデータがセントラルメモリから既にどの制御装
置へ伝送されているかについてのデータも含んでいる。
従って,さらにシステムのスイッチ入力後に第1の制御
装置として自己のスイッチ入力ルーチンを終了した制御
装置から,セントラルメモリを有する制御装置へマスタ
ー機能を引き渡す場合に,どの制御装置が既に通信シス
テムにログオンしているかの情報もセントラルメモリを
有する制御装置へ伝送されることが提案される。
とができる。: a)情報は,セントラルメモリを有する制御装置によっ
て引き継がれる場合に,前のマスター制御装置から明確
に制御装置へ伝送される。 b)前のマスター制御装置から送信された循環的な信号
が情報を含んでいる。かかる信号は,セントラルメモリ
を備えた制御装置によっても受信されているので,必要
な情報は,マスター機能の引き渡しの時点でそこに提供
されている。 c)各ログオンした通信加入者は,自分のステータス,
特にかかる通信加入者が時間制御される通信のために必
要なデータをセントラルメモリから既に受信しているか
についてのデータを,マスター機能の引き渡し後までに
送信する。 d)マスター機能の引き渡しの際に,各通信加入者は,
かかるステータスを新たに送信する。
ンピュータプログラムの形式で実現することである。コ
ンピュータプログラムは,自動車制御装置の計算装置
上,特にマイクロプロセッサ上で遂行可能であって,本
発明に基づく方法を実施するのに適している。従って,
この場合においては,本発明は,コンピュータプログラ
ムによって実現されるので,このコンピュータプログラ
ムは,本発明の実施に適している方法と同様に,本発明
を表している。
素子上に格納されていることが好ましい。メモリ素子と
して,特に電気的なメモリ媒体,例えばランダムアクセ
スメモリ,リードオンリーメモリまたはフラッシュメモ
リが使用される。従ってこの場合には,本発明は,メモ
リ素子上に格納されているコンピュータプログラムによ
って実現されるので,本発明を実施するのにコンピュー
タプログラムが適しているかかる方法と同様に,コンピ
ュータプログラムを有するメモリ素子も,本発明を表し
ている。
で挙げた種類の,複数の同等のアクセス権を有する制御
装置を備えた,自動車内の駆動シーケンスを開ループ制
御および/または閉ループ制御するシステムに基づい
て,以下のことが提案される。: −制御装置の少なくとも1つは,セントラルメモリを有
しており,かかるセントラルメモリの中に全ての制御装
置のための,時間制御される通信に必要なデータが格納
されており; −システムの能動化プロセスの間,制御装置の1つが一
時的なマスター制御装置として用いられ; −マスター制御装置は,能動化プロセスの間通信システ
ムへの残りの制御装置のログオン,特にセントラルメモ
リから通信システムを介して残りの制御装置へのデータ
の伝送を調整し;かつ −マスター制御装置は,予め設定可能な期間の経過後,
または能動化プロセスの終了後に,一時的なマスター機
能を終了する。
メモリを備えた制御装置が一時的なマスター制御装置と
して使用されることが提案される。または,システムの
スイッチ入力後に,自己のスイッチ入力ルーチンを最初
の制御装置として終了した制御装置が一時的なマスター
制御装置として使用されることが提案される。
は,図面に示す本発明の実施例についての以下の説明か
ら明らかにされる。その場合に全ての記載または図示さ
れている特徴は,それ自体で,または任意の組み合わせ
において,請求項におけるその要約またはその帰属に関
係なく,かつ詳細な説明若しくは図面におけるその表現
若しくは表示に関係なく,本発明の対象を形成する。
本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。な
お,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構
成を有する構成要素については,同一の符号を付するこ
とにより重複説明を省略する。
ープ制御および/または閉ループ制御するためのシステ
ムの全体構成図である,かかるシステムの全体を参照符
号1で示している。システム1は,例えば自動車の電気
機械的なブレーキ(EMB;brake−by−wir
e)を制御するために使用される。かかるシステムは,
複数の同等のアクセス権を有する制御装置SG1,SG
2,…SGnを具備しており,かかる制御装置SG1,
SG2,…SGnは,それぞれ自動車内の所定の機能性
を開ループ制御および/または閉ループ制御するために
使用される。
つの制御装置,つまり4つの制御装置が設けられてお
り,かかる制御装置は,等しく構成されており,かつ同
一のソフトウェアによって駆動される。4つの制御装置
は,等しい機能性,すなわち目標値設定に基づくブレー
キ力の調節をみたす。
続部材2若しくはバスインターフェイスを介して,時間
制御される通信システム3と接続されている。通信シス
テム3を介してのデータ伝送は,例えばTTP/C−プ
ロトコル(Time Triggered Proto
col,SAE ClassC)またはFlexRay
−プロトコル(BMW,ダイムラークライスラー,モト
ローラ,フィリップスおよびボッシュによる開発中の通
信システム;インターネット内の情報参照:http:
//www.flexray−group.com)に
従って実行される。
れぞれ揮発性メモリ4と不揮発性メモリ5を有してお
り,かかる不揮発性メモリ5内にローダプログラムが格
納されている。揮発性メモリ4は,例えばRAM(Ra
ndom Access Memory)として形成さ
れている。不揮発性メモリ5は,例えばEPROM(E
lectronically Programmabl
e Read OnlyMemory)として,EEP
ROM(Electronically Erasab
le and Programmable Read
Only Memory)として,またはフラッシュメ
モリとして形成されている。
いて制御装置SG1は,セントラルメモリ6を有してい
る。セントラルメモリ6は,例えばEPROM(Ele
ctronically Programmable
Read Only Memory)として,EEPR
OM(Electronically Erasabl
e and Programmable Read O
nly Memory)として,またはフラッシュメモ
リとして形成されている。
全ての制御装置SG1,SG2,…,SGnのための,
時間制御される通信システム3に必要なデータが記憶さ
れている。さらに,セントラルメモリ6内に,制御装置
SG1,SG2,…,SGnのための開ループ制御およ
び/または閉ループ制御プログラムの形式のデータを記
憶することができ,かかるデータは,全ての制御装置S
G1,SG2,…SGnについて同一である。これらの
データは,システム1の能動化プロセスの間に通信シス
テム3を介して制御装置SG2,…,SGnの揮発性メ
モリ4へ伝送される。
能動化プロセスを調整するために,本発明によれば,制
御装置SG1,SG2,…,SGnの1つが一時的にマ
スター制御装置として使用されることが提案される。そ
の場合に,残りの制御装置は,一時的なスレーブ制御装
置として働く。マスター制御装置は,システム1の能動
化プロセスの間,残りの制御装置の通信システム3への
ログオン,特に通信システム2を介してセントラルメモ
リ6から残りの制御装置へのデータの伝送を調整する。
予め設定可能な期間の経過後,またはシステム1の能動
化プロセスの終了後に,マスター制御装置は,一時的な
マスター機能を再び返上する。
々の制御装置SG1,SG2,…SGnによって引き受
けられることが可能である。本発明によれば,特に2つ
の場合が提案される。: 1)セントラルメモリ6を有する制御装置SG1が,一
時的なマスター機能を引き受ける。 2)システム1のスイッチオン後に,第1の制御装置と
して自己のスイッチ入力ルーチンを終了させた制御装
置,例えば制御装置SG2が,一時的なマスター機能を
引き受ける。
ム3を介して信号を送信し,かかる信号によって,残り
の制御装置から応答信号が要請される。遅くとも自己の
スイッチ入力ルーチンの終了後に,残りの制御装置は,
信号の受信後に要請された応答信号を,通信システムを
介してマスター制御装置へ送信する。応答信号の受信後
に,マスター制御装置は,セントラルメモリ6から,応
答信号を送信した制御装置へのデータの伝送を導入す
る。データ伝送は,好ましくはデータパケットで実行さ
れるので,マスター制御装置は,さらに信号を残りの制
御装置へ送信することができる。
1が,一時的なマスター機能を引き受けた場合において
は,制御装置SG1は,遅くとも自己のスイッチ入力ル
ーチンの終了後に,通信プロトコルに基づくデータから
知られた各々の残りの制御装置SG2,…,SGnへ個
別に,応答を要請する信号を送信する。残りの制御装置
SG2,…,SGnは,一義的な同定によって個別にア
ドレスすることができる。信号は,予め設定可能な期間
にわたって送信される。残りの制御装置SG2,…,S
Gnの1つの1回目の正しい応答において,かかる制御
装置のためにセントラルメモリ6から必要とされる通信
データの伝送が開始される。処理は,予め設定可能な期
間が経過(Timeout)するまで,または残りの全
ての制御装置SG2,…,SGnが,通信プロトコルの
ために必要なデータの伝送を報告するまでの間に続けら
れる。
けたセントラルメモリ6を有する制御装置SG1内で遂
行するための処理のフローチャートが示されている。ま
た,図3には,残りの制御装置SG2,…,SGnの1
つにおいて遂行するための処理のフローチャートが示さ
れている。
0で開始される。次に機能ブロック11において,ラン
変数zが1にセットされる。ラン変数zは,1で開始さ
れて,全ての制御装置の全体数nから1引いた値(n−
1)まで,それぞれ1だけ増分される。次にラン変数z
は,再び1にセットされて,新たにカウントアップされ
る。
な期間が既に経過(Timeout)し,かつ本実施例
の方法を終了すべきかが調べられる。終了すべきでない
と判断された場合には,判断ブロック13へ分岐して,
そこで制御装置SGzが既に通信加入者としてマスター
制御装置SG1にログオンしているかが調べられる。ロ
グオンしていない場合には,機能ブロック14へ分岐し
て,マスター制御装置SG1は,応答を要請する形式の
信号を制御装置SGzへ送信する。その後,処理は,判
断ブロック15へ分岐して,そこで変数zが既に終端値
(n−1)にまだ達していないかが調べられる。否定の
場合,すなわち終端値(n−1)が達成されている場合
には,機能ブロック11へ分岐して,ラン変数zが再び
1にセットされて,処理がもう一度遂行される。肯定の
場合,すなわちラン変数zが終端値(n−1)よりまだ
小さいか,または等しい場合には,機能ブロック16へ
分岐して,そこでラン変数zは,1だけ増分される。次
に処理は,再び判断ブロック12へ分岐して,再度処理
が遂行される。
zが既に通信加入者としてログオンしていることが明ら
かにされた場合には,判断ブロック17へ分岐して,判
断ブロック17で,制御装置SGzが既に初期化されて
いるかが調べられる。否定の場合には,機能ブロック1
8へ分岐して,時間制御される通信のためのデータが,
セントラルメモリ6から通信システム3を介して制御装
置SGzへ伝送され,揮発性メモリ4へ格納される。そ
の後,処理は,判断ブロック15において続行される。
zが既に初期化されていることが検出された場合には,
判断ブロック19へ分岐して,そこで,残りの全ての制
御装置SG2,…,SGnが既に初期化されているかが
調べられる。否定の場合には,処理は,再び判断ブロッ
ク15で処理が続行される。肯定の場合には,機能ブロ
ック20へ分岐して,そこで本発明に基づく方法のマス
ター制御装置SG1上で遂行される部分が終了される。
0で開始される。次に機能ブロック31において,通信
システム3上に印加されている信号が残りの制御装置S
G2,…,SGnの1つ,この場合には,制御装置SG
2によって読み込まれる。次に判断ブロック32におい
て,受信した信号がマスター制御装置SG1から受信を
行う制御装置SG2への応答の要請を内容としているか
が調べられる。肯定の場合には,制御装置SG2は,機
能ブロック33において通信システム3を介して応答信
号をマスター制御装置SG1へ送信する。その後,処理
は,判断ブロック34で続行される。判断ブロック32
において,応答の要請がまだ得られていないことが明ら
かにされた場合には,直接判断ブロック34へ分岐す
る。
れる通信のためのデータが,セントラルメモリ6から受
信されているか,または予め設定可能な期間が経過(T
imeout)しているかが調べられる。否定の場合に
は,判断ブロック31へ分岐して,再度通信システム3
上に印加されている信号が読み込まれる。肯定の場合に
は,制御装置SG2は,機能ブロック35において自己
のステータスを,通信システム3を介してマスター制御
装置SG1へ送信する。機能ブロック36において,本
発明に基づく方法のスレーブ制御装置SG2上で遂行さ
れる部分が終了される。
けた,セントラルメモリ6を有する制御装置SG1内で
遂行するための他の方法のフローチャートが示されてい
る。残りの制御装置SG2,…,SGnの1つにおいて
遂行するための該当する方法のフローチャートは,図5
に示されている。
る制御装置SG1は,遅くとも自己のスイッチ入力ルー
チンの終了後に循環的な信号を送信する。残りの制御装
置SG2,…,SGnは,既にそのための準備ができて
いる限りにおいて,少なくとも1つのサイクル内で一義
的に決定された時間偏差delta_tをもって応答す
る。時間偏差delta_tは,例えば自己の一義的な
同定iを用いて求められる。かかる時間偏差delta
_tは,制御装置SG1,SG2,…,SGnの最大可
能な数nで割ったバスマスター信号のサイクル時間Tよ
り小さい。時間偏差delta_tのための可能なアル
ゴリズムは,以下の式のようになる。
うに,制御装置SG2,…,SGnの最初の正しい応答
の後に,データパケットの伝送が開始される。伝送の以
降の推移も,図2および図3に記載されている方法と同
様である。
開始される。機能ブロック41において,マスター制御
装置SG1は,通信システム3を介して初期化信号の形
式の信号を送信する。かかる信号は,残りの制御装置S
G2,…,SGnの所定のもののためではなく,残りの
全ての制御装置SG2,…,SGnのために定められて
いる。その後,機能ブロック42において,マスター制
御装置SG1は,通信システム3上に印加されている全
ての信号と,それに伴って残りの制御装置SG2,…,
SGnの応答信号も読み込む。判断ブロック43におい
て,その応答信号が受信されている,残りの全ての制御
装置SG2,…,SGnが初期化されているか,または
予め設定可能な期間が経過(Timeout)している
かが調べられる。否定の場合には,ブロック43におい
て時間制御される通信のためのデータがセントラルメモ
リ6から通信システム3を介してまだ初期化されていな
い1つまたは複数の制御装置SG2,…,SGnへ送信
される。
において続行され,そこでマスター制御装置SG1は,
新たに信号を送信する。判断ブロック43において,全
ての制御装置SG2,…,SGnが初期化されており,
または予め設定可能な期間が既に経過(Timeou
t)していることが検出された場合には,機能ブロック
45において本発明に基づく方法の,一時的なマスター
制御装置SG1上で遂行される部分が終了される。
おいて開始される。機能ブロック51においては,通信
システム3上に印加されている全ての信号が,残りの制
御装置SG2,…,SGnの1つによって,この場合に
は,制御装置SG2によって読み込まれる。判断ブロッ
ク52において,予め設定可能な期間が経過(Time
out)しているかが調べられる。否定の場合には,判
断ブロック53へ分岐して,そこで受信した信号が,マ
スター制御装置SG1から受信する制御装置SG2への
応答のサイクリックな要請を内容としているかが調べら
れる。肯定の場合には,制御装置SG2は,機能ブロッ
ク54において,制御装置個別の時間偏差delta_
tの期間待機する。否定の場合には,処理は,機能ブロ
ック51において続行されて,そこで改めて通信システ
ム3上に印加されている信号が受信される。
ク55において続行されて,そこで時間制御される通信
のための初期化データが制御装置SG2によって既に受
信されているかが調べられる。否定の場合には,判断ブ
ロック56において,制御装置SG2が既に応答信号を
マスター制御装置SG1へ送信しているかが調べられ
る。否定の場合には,判断ブロック57へ分岐して,そ
こで制御装置SG2は,応答信号を,通信システム3を
介してマスター制御装置SG1へ送信する。次に,処理
は,機能ブロック51において続行される。肯定の場合
には,直接機能ブロック51へ分岐する。
が既に受信されていることが検出された場合には,制御
装置SG2は,機能ブロック58において自己のステー
タスを,通信システム3を介してマスター制御装置SG
1へ送信する。機能ブロック59においては,本発明に
基づく方法のスレーブ制御装置の1つSG2上で遂行さ
れる部分が終了される。
ムの任意の制御装置内で遂行するための本発明に基づく
さらに他の方法のフローチャートが示されている。その
場合に各制御装置SG1,SG2,…,SGnは,遅く
とも自己のスイッチ入力ルーチンの終了後に予め設定可
能な期間,通信システム3上に印加されている信号を読
み込む。信号が存在していない場合には,それに対応す
る通信加入者は,信号を送信する。この信号が成功して
送信された場合,すなわち該当する制御装置がこの信号
を第1の制御装置として送信した場合には,それが循環
的に繰り返される。多数の通信加入者が衝突した場合に
は,各々がこの信号を新たに送信するが,今度は,自己
の制御装置個別の同定を用いて求められた,一義的に決
定された時間偏差delta_tをもって送信する。
することのできた制御装置は,システム1内で一時的に
マスター機能を引き受け,この場合には,かかる制御装
置は,制御装置SG2である。第1の成功して送信され
た循環的な信号に,残りの制御装置SG1,SG3,…
SGnが,少なくとも一度時間偏差を有する応答信号に
よって応答し,その場合に時間偏差delta_tは,
自己の一義的な同定を用いて求められる。
過後に,またはセントラルメモリ6を有する制御装置S
G1によって,それに応じたメッセージを用いて制御装
置SG2から制御装置SG1へ移行させることができ
る。制御装置SG1がマスター機能を引き受けた後に,
この制御装置SG1は,上述した方法で初期化を続行す
ることができる。マスター機能を引き受ける場合に,ど
の通信加入者SG1,SG3,…,SGnが既に存在し
ているかという情報は,種々の方法で制御装置SG1へ
引き渡すことができる。
1が引き受ける際に,前のマスター制御装置SG2から
制御装置SG1へ,明確に伝達される。 b)前のマスター制御装置SG2によって送信された循
環的な信号が,情報を含む。この信号は,セントラルメ
モリ5を有する制御装置SG1によっても受信されたの
で,必要とされる情報は,マスター機能の引き渡しの時
点でそこに提供されている。 c)各ログオンした通信加入者SG1,SG3,…,S
Gnは,そのステータス,特に,時間制御される通信の
ために必要なデータをセントラルメモリ6から既に受信
しているかについてのデータを,マスター機能の引き渡
し後までに送信する。 d)マスター機能の引き渡しの際に,各通信加入者SG
2,…,SGnは,そのステータスを新たに送信する。
ック60において開始される。機能ブロック61におい
て,通信システム3上に印加されている信号が読み込ま
れる。判断ブロック62において,通信システム3上に
信号が印加されているかが調べられる。否定の場合に
は,判断ブロック63へ分岐して,そこで制御装置SG
2が初期化信号を送信する。判断ブロック64におい
て,他の制御装置SG1,SG3,…,SGnからの初
期化信号との衝突が存在するかが調べられる。肯定であ
れば,制御装置SG2は,機能ブロック65において制
御装置個別の時間偏差delta_tの期間に待機す
る。その後に処理は,判断ブロック62で続行されて,
そこで新たに通信システム3にバス信号が印加されてい
るかが調べられる。
3上に信号が存在していることが検出された場合には,
判断ブロック66において,制御装置SG1,SG3,
…,SGnが時間制御される通信のための初期化データ
を既に受信しているかが調べられる。肯定であれば,制
御装置SG1,SG3,…,SGnは,機能ブロック6
7において自己の初期化のステータスをマスター制御装
置SG2へ送信する。その後,本発明に基づく方法は,
機能ブロック68において終了される。
1,SG3,…,SGnがまだ初期化データを受信して
いないことが検出された場合には,判断ブロック69に
おいて,予め設定可能な期間が既に経過(Timeou
t)しているかが調べられる。否定の場合には,処理
は,判断ブロック66において続行されて,改めて初期
化データが受信されたかが調べられる。肯定の場合に
は,機能ブロック68へ分岐して処理が終了される。
SG1,SG3,…,SGnからの信号との衝突が存在
しないことが検出された場合には,処理は,図7内で機
能ブロック70において続行されて,そこで通信システ
ム3上に印加されている信号が読み込まれる。判断ブロ
ック71において,セントラルメモリ6を有する制御装
置SG1がマスター機能を引き受けるべきかが調べられ
る。肯定の場合には,機能ブロック72において,シス
テム1の初期化に関する情報,特にどの通信加入者SG
1,SG3,…,SGnが既にログオンしているかが,
制御装置SG1へ伝達される。その後,制御装置SG1
は,予め設定可能な期間,またはシステム1の全制御装
置SG2,SG3,…,SGnが初期化されて,システ
ム1全体が能動化されるまでの間,マスター機能を引き
受ける。そして,処理は,機能ブロック68で終了され
る。
モリ6を有する制御装置SG1がマスター機能をまだ引
き受けるべきではないことが検出された場合には,判断
ブロック73において,予め設定可能な期間が既に経過
(Timeout)しているかが調べられる。否定の場
合には,処理は,機能ブロック70において続行され
て,そこで新たにバス信号が読み込まれる。肯定の場合
には,処理は,機能ブロック68において終了される。
実施するために,制御装置SG1,SG2,…SGn上
では,各制御装置SG1,SG2,…SGnがマスター
機能を引き受けるか,スレーブ機能を引き受けるかに従
って不揮発性メモリ5内に該当するコンピュータプログ
ラムが格納されている。コンピュータプログラムは,制
御装置SG1,SG2,…,SGnの計算装置7上で,
特にマイクロプロセッサ上で遂行可能であって,かつ本
発明に基づく方法を実施するのに適している。コンピュ
ータプログラムを処理するために,コンピュータプログ
ラムは,指令に応じて,または全体として不揮発性メモ
リ6から計算装置7へ伝達される。処理の間に受信され
た,または求められたデータは,例えば揮発性メモリ4
に格納することができる。
適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に
限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載
された技術的思想の範疇内において各種の変更例または
修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについ
ても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解され
る。
自動車内の駆動シーケンスを開ループ制御および/また
は閉ループ制御するためのシステムの確実かつ信頼でき
る能動化が可能となる。
ている。
システムの,一時的にマスター機能を引き受けた制御装
置内で遂行するための本発明に基づく方法を示すフロー
チャートである。
システムの,一時的にスレーブ機能を引き受けた制御装
置内で遂行するための本発明に基づく方法を示すフロー
チャートである。
システムの,一時的にマスター機能を引き受けた制御装
置内で遂行するための本発明に基づく方法を示すフロー
チャートである。
システムの,一時的にスレーブ機能を引き受けた制御装
置内で遂行するための本発明に基づく方法を示すフロー
チャートである。
ステムの制御装置内で遂行するための本発明に基づく方
法を示すフローチャートである。
ステムの制御装置内で遂行するための本発明に基づく方
法を示すフローチャートである。
Claims (19)
- 【請求項1】 自動車内の所定の機能を開ループ制御お
よび/または閉ループ制御するための,複数の同等のア
クセス権を有する制御装置(SG1,SG2,…,SG
n)を具備する自動車内の駆動シーケンスを開ループ制
御および/または閉ループ制御するシステム(1)の能
動化方法であり,その際に前記制御装置(SG1,SG
2,…,SGn)は,それぞれ揮発性のメモリ(4)
と,ローディングプログラムを含む不揮発性のメモリ
(5)を有しており,かつ時間制御される通信システム
(3)を介して互いに接続されている前記方法におい
て;以下の手順,すなわち: −前記システム(1)にスイッチを入力し; −前記制御装置(SG1,SG2,…,SGn)の1つ
が,一時的にマスター制御装置となり; −前記制御装置の少なくとも1つ(SG1)は,セント
ラルメモリ(6)を有し,該セントラルメモリ中に,全
制御装置(SG1,SG2,…,SGn)のための,時
間制御される通信に必要なデータが格納されており,そ
の際に前記マスター制御装置は,前記システム(1)の
能動化プロセスの間,残りの制御装置の前記通信システ
ム(3)へのログオン,特に前記セントラルメモリ
(6)から前記通信システム(3)を介して前記残りの
制御装置への前記データの伝送を調整し;かつ −前記マスター制御装置の前記一時的なマスター機能
は,予め設定可能な期間経過後,または能動化プロセス
の終了後に終了されることを特徴とする,方法。 - 【請求項2】 前記セントラルメモリ(6)を有する制
御装置(SG1)が,前記一時的なマスター制御装置に
なることを特徴とする,請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 前記システム(1)のスイッチ入力後
に,最初の制御装置として自己のスイッチ入力ルーチン
を終了させた前記制御装置(SG2)が,前記一時的な
マスター制御装置になることを特徴とする,請求項1に
記載の方法。 - 【請求項4】 前記自己のスイッチ入力ルーチンの終了
後に,前記各制御装置(SG1,SG2,…,SGn)
によって,前記予め設定可能な期間に前記通信システム
(3)上に印加されている信号が受信されることを特徴
とする,請求項3に記載の方法。 - 【請求項5】 前記制御装置(SG2)は,前記期間に
前記残りの制御装置(SG1,SG3,…,SGn)に
よって前記信号が受信されない場合に,前記一時的なマ
スター制御装置になることを特徴とする,請求項4に記
載の方法。 - 【請求項6】 前記一時的なマスター制御装置によっ
て,前記システム(1)のスイッチ入力後に,前記信号
が前記通信システム(3)を介して送信されることを特
徴とする,請求項1から5のいずれか1項に記載の方
法。 - 【請求項7】 前記信号は,前記一時的な制御装置から
個別に前記残りの制御装置へ送信されることを特徴とす
る,請求項6に記載の方法。 - 【請求項8】 前記信号は,前記一時的な制御装置から
循環的に,前記残りの全制御装置へ送信されることを特
徴とする,請求項6に記載の方法。 - 【請求項9】 前記残りの制御装置によって前記信号が
受信され,前記受信した信号への応答として応答信号が
前記通信システムを介して前記一時的なマスター制御装
置へ送信されることを特徴とする,請求項6から8のい
ずれか1項に記載の方法。 - 【請求項10】 前記応答信号によって,前記制御装置
の個別の同定が伝送されることを特徴とする,請求項9
に記載の方法。 - 【請求項11】 前記一時的なマスター制御装置からの
前記信号を受信した後に,前記応答信号が送信される前
に,前記制御装置個別に予め設定可能な期間(delt
a_t)に待機されることを特徴とする,請求項10に
記載の方法。 - 【請求項12】 前記一時的なマスター制御装置によっ
て,前記残りの制御装置の前記応答信号が受信されて,
前記応答信号が成功して受信された前記残りの制御装置
へ前記セントラルメモリ(6)から前記データが前記通
信システム(3)を介して送信されることを特徴とす
る,請求項9から11のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項13】 前記システム(1)のスイッチ入力後
に最初の制御装置として前記自己のスイッチ入力ルーチ
ンを終了させた前記制御装置(SG2)が前記一時的な
マスター制御装置になっている場合に,前記予め設定可
能な期間後に,または前記セントラルメモリ(6)を有
する前記制御装置(SG1)の指令に応じて,前記一時
的なマスター機能が前記セントラルメモリ(6)を有す
る前記制御装置(SG1)へ引き渡されることを特徴と
する,請求項1から12のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項14】 前記システム(1)のスイッチ入力後
に,最初の制御装置として前記自己のスイッチ入力ルー
チンを終了させた前記制御装置(SG2)から,前記セ
ントラルメモリ(6)を有する前記制御装置(SG1)
へ前記マスター機能が引き渡される場合に,前記制御装
置(SG1,SG3,…,SGn)のいずれかが既に前
記通信システム(3)にログオンしているかと言う情報
が前記セントラルメモリ(6)を有する前記制御装置
(SG1)へ伝送されることを特徴とする,請求項13
に記載の方法。 - 【請求項15】 自動車内の所定の機能を開ループ制御
および/または閉ループ制御するための制御装置(SG
1,SG2,…,SGn)の計算装置(7)上,特にマ
イクロプロセッサ上で遂行可能なコンピュータプログラ
ムにおいて,前記コンピュータプログラムは,前記開ル
ープ制御および/または閉ループ制御が前記計算装置
(7)上で遂行された場合に,請求項1から14のいず
れか1項に記載の方法を実施するのに適していることを
特徴とする,コンピュータプログラム。 - 【請求項16】 前記コンピュータプログラムは,メモ
リ素子上,特にランダムアクセスメモリ(4),リード
オンリーメモリ(5)またはフラッシュメモリ上に格納
されていることを特徴とする,請求項15に記載のコン
ピュータプログラム。 - 【請求項17】 自動車内の所定の機能を開ループ制御
および/または閉ループ制御するための,複数の同等の
アクセス権を有する制御装置(SG1,SG2,…,S
Gn)を具備する自動車内の駆動シーケンスを開ループ
制御および/または閉ループ制御するシステム(1)で
あって,前記制御装置は,それぞれ揮発性メモリ(4)
とローダプログラムを含む不揮発性メモリ(5)とを有
しており,かつ時間制御される通信システム(3)を介
して互いに接続されている,前記システムにおいて, −前記制御装置の少なくとも1つ(SG1)は,セント
ラルメモリ(6)を有しており,該セントラルメモリ中
に全ての制御装置(SG1,SG2,…,SGn)のた
めの時間制御される通信に必要なデータが格納されてお
り; −前記システム(1)の能動化プロセスの間,前記制御
装置の1つが,一時的なマスター制御装置として用いら
れ; −前記マスター制御装置は,前記能動化プロセスの間,
残りの制御装置の前記通信システム(3)へのログオ
ン,特に前記セントラルメモリ(6)から前記通信シス
テム(3)を介して前記残りの制御装置への前記データ
の伝送を調整し;かつ −前記マスター制御装置は,予め設定可能な期間の経過
後,または前記能動化プロセスの終了後に,前記一時的
なマスター機能を終了する,ことを特徴とする,システ
ム。 - 【請求項18】 前記セントラルメモリ(6)を有する
前記制御装置(SG1)が,前記一時的なマスター制御
装置として使用されることを特徴とする,請求項17に
記載のシステム。 - 【請求項19】 前記システム(1)のスイッチ入力後
に最初の制御装置として自己のスイッチ入力ルーチンを
終了した前記制御装置(SG2)が,前記一時的なマス
ター制御装置として使用されることを特徴とする,請求
項17に記載のシステム。
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